JPH034366Y2 - - Google Patents

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JPH034366Y2
JPH034366Y2 JP10718985U JP10718985U JPH034366Y2 JP H034366 Y2 JPH034366 Y2 JP H034366Y2 JP 10718985 U JP10718985 U JP 10718985U JP 10718985 U JP10718985 U JP 10718985U JP H034366 Y2 JPH034366 Y2 JP H034366Y2
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JP
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rotor
rotation speed
vacuum
magnets
overspeed
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  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はマイクロコンピユータを用いた遠心機
等において、運転者の設定誤りあるいはノイズ等
での誤動作を未然に防止する安全装置に関するも
のである。
〔考案の背景〕
遠心力を利用して細かい粒子を分離する装置を
遠心分離機と呼び高い遠心力の得られる装置ほど
微細な粒子を分離することができる。
従来、遠心機には超高速(約40000rpm以上)
で、回転する超遠心分離機と中送(約20000rpm
以下)で回転する高速冷却遠心機があり超高速回
転用は回転中の空気摩擦によりロータが加熱する
のを防止するため真空中で回転させる方法をとつ
ていた。
最近、ロータの冷却能力向上およびより高い遠
心力を実現するために、20000rpm以上の真空式
の冷却遠心機が必要となつてきた。真空式冷却遠
心機であつても、従来の大気中運転用ロータ(開
放式スウングロータあるいは連続ロータ)を使用
できるようにすることは用途拡大のために必要で
ある。
これまでは、運転者が運転条件の判断をし、大
気中運転の場合は真空ポンプを始動させない方式
であつた。しかし、マイクロコンピユータ等を採
用した場合、雷等の強力なノイズあるいは静電ノ
イズ等によつて設定された条件が誤動作を起すと
重大な不合理を発生することになる。例えば、本
製品の場合、万一の誤セツトあるいは誤動作が発
生すると、 (1) 大気中で使用するロータが真空中運転とな
り、試料が真空中に拡散したり、真空ポンプに
吸引される。
(2) ロータの温度補正データが狂つてしまい貴重
な試料の凍結あるいは加熱されてしまう。
(3) ロータのOVER SPEED動作点が狂つてしま
う。
等々遠心機に於いては、きわめて重大な不合理が
発生する。従つて、誤セツトあるいは誤動作を未
然に防ぐことが必要である。
〔考案の目的〕
本考案は大気中運転あるいは真空中運転等の運
転条件の設定誤りあるいは誤動作を防止すること
である。
〔考案の概要〕
本考案は、運転条件が誤りなく設定されたかど
うか、運転者の設定した条件を、ロータ底部に取
り付けたオーバースピードアダプタのマグネツト
取付角度を常にチエツクし運転条件に誤りがない
かダブルにチエツクするようにしたものである。
〔考案の実施例〕
真空中で使用するロータを第1図乃至第3図に
示す。
従来の大気中で使用するロータと比較し、ロー
タNo.を有していること、およびオーバースピード
アダプタを有していることが違う。ロータNo.は、
使用者が運転に先だち入力するパラメータで、こ
のNo.を運転に先だち本体のパネル部にセツトする
ことで、(1)大気あるいは真空中運転の指令、(2)オ
ーバースピード動作回転数の決定、(3)その他ロー
タ個有のデータ取り込み、等を行う。オーバース
ピードアダプタには、それぞれのロータNo.に対応
する角度θに取付けられた2ケのマグネツトを有
する。本体側のロータ回転軸には、マグネツトの
θを検出するホール素子が取付けられている。ま
た、このθは、オーバースピード動作回転数と相
関関係を持たせることで、回転数設定ミスあるい
は制御系の故障等でロータが許容回転数を超えた
場合のオーバースピードセンサの役目も兼用す
る。このように、ロータNo.およびマグネツトの角
度θは非常に重要な条件あるいはパラメータで、
設定誤り・誤動作等を起してはならない。オーバ
ースピードアダプタのマグネツト角度に付いては
ロータ始動時に検出することもできるがノイズ等
で回転中に誤検出したりすることもあり使用者が
ロータNo.をセツトし、常にロータNo.とオーバース
ピードアダプタのマグネツト取付角度の両方をチ
エツクするようにすれば、上記の不合理(設定誤
り・誤動作等)を解決できる。
第2図に、運転者が入力したロータNo.により、
大気運転あるいは真空運転あるいは設定誤り等を
判別するフローチヤートを示す。
〔考案の効果〕
本考案によれば、使用者が使用に先だち定めら
れたロータNo.を入力し、その後、アダプタに取付
けられたマグネツトの取付角を自動的にチエツク
することによりダブルチエツク方式となり、重要
な運転条件設定の誤りをなくすことができる。
また、運転中雷等の電気的なノイズ等によつて
記憶されているデータが変化し、2つの入力条件
が不一致となつた場合は運転を停止する等マイク
ロコンピユータの誤動作を未然に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案で使用されるロータを
示し、第1図は平面図、第2図は第3図のAOB
線に沿つて一部を切欠いた正面図、第3図は底面
図である。第4図は本考案のフローチヤートを示
す。 1はロータボデイ、2はロータカバ、3はロー
タNo.、4はアダプタ、5はマグネツトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータの底部にあり該ロータの許容回転数等の
    データに対応する取付角度を有する2個のマグネ
    ツトと、該マグネツトに対向する駆動軸に設けら
    れ該マグネツトを検出するホール素子と、前記ロ
    ータの許容回転数等のデータに対応するロータ
    Noから該許容回転数等のデータを読み取る装置
    と、該装置から出力された信号と前記ホール素子
    から出力された信号とを比較する装置とを有する
    ことを特徴とする遠心機の安全装置。
JP10718985U 1985-07-12 1985-07-12 Expired JPH034366Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10718985U JPH034366Y2 (ja) 1985-07-12 1985-07-12

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JP10718985U JPH034366Y2 (ja) 1985-07-12 1985-07-12

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JPS6217354U JPS6217354U (ja) 1987-02-02
JPH034366Y2 true JPH034366Y2 (ja) 1991-02-05

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JP5287364B2 (ja) 2009-03-04 2013-09-11 日立工機株式会社 遠心分離機
JP2014117642A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Hitachi Koki Co Ltd 遠心機

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JPS6217354U (ja) 1987-02-02

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