JPH0342997Y2 - - Google Patents

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JPH0342997Y2
JPH0342997Y2 JP4495386U JP4495386U JPH0342997Y2 JP H0342997 Y2 JPH0342997 Y2 JP H0342997Y2 JP 4495386 U JP4495386 U JP 4495386U JP 4495386 U JP4495386 U JP 4495386U JP H0342997 Y2 JPH0342997 Y2 JP H0342997Y2
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JP
Japan
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cylinder
temperature control
control zone
screw
cylinder block
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JP4495386U
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JPS62170211U (ja
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、射出成形機において、スクリユシリ
ンダに設けられた各温調ゾーン間の熱の影響を、
互いに、極力少なくするようにしたスクリユシリ
ンダに関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来の射出成形機のスクリユシリンダは、スク
リユシリンダの先端部の溶融樹脂を蓄積する部分
のみを太くし、樹脂供給部分は、それより細く形
成している。また、第2図で示すように、スクリ
ユを内在するスクリユシリンダ1の全域を同径に
形成し、スクリユシリンダ1の外周には、数個の
温調ゾーンZa,Zb,Zcを設け、これに、それぞ
れ温調ゾーンのためのヒータを取付けている。
なお同図で、2はスクリユ穴、3はホツパフラ
ンジ、4はホツパ取付け部を示す。
また、スクリユシリンダの内部でスクリユシリ
ンダから熱量を受け可塑化溶融する樹脂にとつて
は、スクリユシリンダがなるべく大きい熱量を保
持していなければ、均一の熱量を受けることがで
きない。このためにはスクリユシリンダの容積を
十分大きくし、その外径を大きくする必要があ
る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 このように従来のスクリユシリンダでは、各温
調ゾーンの境界で、熱伝導面積、あるいはスクリ
ユシリンダの断面積が大きく、隣接する温調ゾー
ンの熱量の影響を受けやすい。
このため、各温調ゾーンの精度のよい温調が困
難になるという欠点があつた。
また、ある温調ゾーンに隣接する温調ゾーンの
温度設定値が、その温調ゾーンの温度設定値よ
り、極端に低い場合には、熱量が隣接する温調ゾ
ーンに奪われる量も多くなり、温調を行うヒータ
のオン、オフも頻繁に行われ、消費電力の面から
も、またヒータをオン、オフするブレーカの寿命
の面からみても、好ましいことではなかつた。
本考案は従来の射出成形機のスクリユシリンダ
に見られた前記したような欠点を解消するために
なされたものであつて、スクリユシリンダの温調
精度を向上し、消費電力を削減し、ヒータのオ
ン、オフ制御をするブレーカの寿命をも向上させ
ようとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するための本考案は、小外
径のスクリユシリンダの外部に温調ゾーン毎のシ
リンダブロツクを嵌め込み、各シリンダブロツク
間およびシリンダブロツクとホツパフランジとの
間に熱絶縁体を設けるとともに、各シリンダブロ
ツクの外周に、独立して温度制御することが可能
なヒータをそれぞれ設けることを要旨とする。
すなわち、本考案は、射出成形機のスクリユシ
リンダにおいて、スクリユシリンダの外周に温調
ゾーン長さより適正量短い円筒形状の複数個のシ
リンダブロツクを温調ゾーン毎に嵌設し、各シリ
ンダブロツク間の空間及びシリンダブロツクとホ
ツパフランジとの空間にそれぞれ熱絶縁体を挟持
し、さらに各シリンダブロツクの外周にヒータを
それぞれ設け、これを独立して温度制御すること
を特徴とする射出成形機のスクリユシリンダであ
る。
(ホ) 作用 各温調ゾーンに設けられた、それぞれのヒータ
は、各シリンダブロツクのみを加熱し、隣接する
シリンダブロツクへの熱の伝播は各シリンダブロ
ツク間に設けた熱絶縁体によつて防止される。更
に、シリンダブロツクとホツパフランジとの間の
熱の伝播についても、この部分に設けた熱絶縁体
によつて防止される。
(ヘ) 実施例 以下、本考案をその実施例を示す図面に基づい
て詳細に説明する。第1図において、1はスクリ
ユシリンダで、その内外径の寸法は、射出成形動
作工程中に加わる外力に対し、破壊されない程度
の最小限の値に選定されている。2はスクリユ穴
で、スクリユシリンダ1の中心部に軸方向に設け
られている。3は穴部を有するホツパフランジ
で、その穴部にスクリユシリンダ1の外径部が嵌
合されるようになつている。4はホツパフランジ
3に設けられたホツパ取付け部である。5a,5
b,5cはそれぞれ分割されたシリンダブロツク
で、スクリユシリンダ1の外径に嵌合され、それ
ぞれの長さは各温調ゾーンZa,Zb,Zcの長さよ
りもやや短く構成されている。6a,6b,6c
は熱絶縁体であつて、各シリンダブロツク5a,
5b,5cの間およびシリンダブロツク5aとホ
ツパフランジ3との間に挟持されている。7a,
7b,7cはそれぞれ独立したヒータであつて、
各シリンダブロツク5a,5b,5cの外周に巻
かれ、これらを独立して加熱することができるよ
うになつている。
次にその作用を説明する。各温調ゾーンZa,
Zb,Zcに独立して設けられた図示しない熱電対
などの温度検出器によつて各温調ゾーンZa,Zb,
Zc毎の温度が独立して検出され、必要に応じて
各ヒータ7a,7b,7cを独立してオン、オフ
して各温調ゾーンZa,Zb,Zc毎の温調が行われ
る。
(ト) 考案の効果 以上説明したように本考案によれば、シリンダ
ブロツクを複数に分割すると共に、分割したシリ
ンダブロツクの対向する部分に断熱材を挟持し、
各シリンダブロツクを独立して温度調整するよう
に構成したので、各温調ゾーン間の熱伝導面積を
小さくすることができ、隣接する温調ゾーンから
の熱影響を受けることが少なくなり、スクリユシ
リンダの各温調ゾーンの温度精度を向上させるこ
とができる。従つてスクリユシリンダは強度上必
要な肉厚があればよく、熱量を保持するために特
に容積を大きくする必要はない。また、各シリン
ダブロツクはスクリユシリンダ本体とは別体に構
成されているため、温調幅を変更したい場合に
は、シリンダブロツクを幅方向に移動させた後、
挟持している熱絶縁体の厚さを変更するようにし
てもよく、従来よりもスクリユシリンダの温度制
御レンジを格段に広げることが可能である。更
に、本考案ではホツパフランジとこれと隣接する
シリンダブロツクとの間にも熱絶縁体を設けてい
るので、水冷されることの多いホツパフランジと
隣接するシリンダブロツクとの温度差は通常かな
りに大きいが、このような部分の熱の遮断性能が
向上したので、ヒータ用ブレーカの頻繁なオン、
オフが回避され、消費電力の節減と、ブレーカの
寿命延長が可能になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるスクリユシリンダの一部
断面で示した斜視図、第2図は同じく従来装置の
斜視図である。 1……スクリユシリンダ、2……スクリユ穴、
3……ホツパフランジ、4……ホツパ取付け部、
5a,5b,5c……シリンダブロツク、6……
熱絶縁体、7……ヒータ、Za,Zb,Zc……温調
ゾーン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 射出成形機のスクリユシリンダにおいて、スク
    リユシリンダの外周に温調ゾーン長さより適正量
    短い円筒形状の複数個のシリンダブロツクを温調
    ゾーン毎に嵌設し、各シリンダブロツク間の空間
    及びシリンダブロツクとホツパフランジとの空間
    にそれぞれ熱絶縁体を挟持し、更に各シリンダブ
    ロツクの外周にヒータをそれぞれ設け、これを独
    立して温度制御することを特徴とする射出成形機
    のスクリユシリンダ。
JP4495386U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH0342997Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4495386U JPH0342997Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4495386U JPH0342997Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62170211U JPS62170211U (ja) 1987-10-28
JPH0342997Y2 true JPH0342997Y2 (ja) 1991-09-09

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ID=30863251

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JP4495386U Expired JPH0342997Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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JPS62170211U (ja) 1987-10-28

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