JPH0342236Y2 - - Google Patents

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JPH0342236Y2
JPH0342236Y2 JP1985124288U JP12428885U JPH0342236Y2 JP H0342236 Y2 JPH0342236 Y2 JP H0342236Y2 JP 1985124288 U JP1985124288 U JP 1985124288U JP 12428885 U JP12428885 U JP 12428885U JP H0342236 Y2 JPH0342236 Y2 JP H0342236Y2
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blade
louver
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louver blade
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JP1985124288U
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、浴室用ドアのガラリ装置に関する。
〔従来技術及び考案が解決しようとする問題点〕
一般に、浴室には建築費用の問題もあつて、浴
室壁面に通気用のガラリ装置が設備されないこと
が多く、この様なときには換気用として浴室用ド
アにガラリ装置を取付けていた。
しかしながら、これらのガラリの殆んどが固定
式(第4図イ,ロ)であつて冬等の寒いときには
閉鎖することができず不便であり、また第4図ハ
に示す如くガラリ羽根を回転させて開閉できるよ
うにしたものでは開口を大きく確保できず、さら
に別の開閉機構を有するものではスライド板11
b(第5図イ,ロ)を操作して細溝内を動かし開
口板11aの開口部を塞ぐ方式のものであつて、
使用しているうちに、ごみが詰つたりして動かな
くなつてしまう等の欠点があつた。
しかもこれらガラリ装置は、冷たい外気を浴室
内に入れる必要が有ることからドアの下框に設け
ることが好ましく、このとき、浴室内において跳
ね上げられたりした水滴が通気状態のガラリ装置
を経て浴室外に飛び出して脱衣室の床面を濡らし
たりすることがないよう浴室用のものとして特有
の配慮をしなければならないという問題が有る。
〔問題を解決する手段〕
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる浴室用ドアのガラリ装置
を提供することを目的として創案されたものであ
つて、浴室の出入口に開閉自在に建付けられる浴
室用ドアの下框に形成される通気用のガラリ装置
であつて、上記下框を、通気路を形成すべく上下
に離間した一対のブロツク体に分割し、上ブロツ
ク体の浴室内側下端部にはガラリ羽根の上端部を
回動自在に支持して、該ガラリ羽根を、上ブロツ
ク体の浴室内側面に対して略面一状になる垂下姿
勢と、浴室外側方向に向けて傾斜する傾斜姿勢と
に変姿可能に構成する一方、下ブロツク体には、
前記垂下姿勢のガラリ羽根の下端よりも下側に位
置してガラリ羽根とは離間し、かつ浴室内側に向
けて下り勾配となつた水切り面と、該水切り面よ
り高く突出する浴室外側面と、ガラリ羽根を垂下
姿勢と傾斜姿勢とにそれぞれ係合保持するバネ片
と、傾斜姿勢になつたガラリ羽根の浴室外側面に
接当して通気路を閉鎖すべく浴室外側面の上端か
ら浴室内側方向に向けて突出形成される羽根当て
部とを設けると共に、さらに該羽根当て部は、羽
根当て部の浴室内側先端と垂下姿勢になつたガラ
リ羽根の下端とを通る仮想直線が、上ブロツク体
の下面に対して浴室外側縁よりも浴室内側で交差
するよう下ブロツク体の浴室外側面よりも浴室内
側に偏倚させて、垂下姿勢のガラリ羽根下端と水
切り面の浴室内側縁との間の通気口から浴室外が
覗けないように構成したことを特徴とするもので
ある。
そして本考案は、この構成によつて、浴室用ド
アの下框に形成される開閉自在なガラリ装置であ
りながら、浴室内で飛び跳ねた水滴が通気状態の
ガラリ装置を通して浴室外に飛びでてしまうこと
を有効に回避したものにできるようにしたもので
ある。
〔実施例〕
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は浴室用ドアAの上框、
2は下框、3は中框、4は竪框であつて、該上中
下框1、3、2と竪框4、4とによつて浴室用ド
アAが形成される。5は浴室用ドアAが収納され
る開口下枠である。
前記下框2は通気路を形成すべく上下に離間し
た上ブロツク体6、下ブロツク体7によつて上下
に分割されているが、これら上下ブロツク体6、
7は前記各框1、2、3、4と同様にアルミ押出
型材として形成されている。上ブロツク体6の上
面中央部にはガラス板等の板材10が嵌め込まれ
る溝6aが、また浴室内側ほど低くなるようやや
傾斜した下面6bの浴室内側縁部には係合凹溝6
cが設けられている。さらにこの係合凹溝6cの
浴室内側には浴室内側面6dがあり、上ブロツク
体6の中間部の適宜位置にはビスポケツトBが設
けられている。
一方、下ブロツク体7には基部7a、水切り面
7b、浴室外側面7c、羽根当て部7d、浴室内
側面7eが形成されるが、基部7aの中央部と羽
根当て部7dの先端にはそれぞれビスポケツトB
が設けられている。一方、水切り面7bは前記浴
室外側面7cの中間高さ位置から浴室内側に向け
て下り勾配の斜面を有して浴室内側面7eと連結
している。8は下ブロツク体7の両端の浴室外側
面7cの内壁に取付けられるバネ片であつて、該
バネ片8は、浴室用ドアAが組付けられる時に竪
框4の中に納まる部分の下ブロツク体7の両端に
対応する寸法があればよい。このバネ片8の先端
縁には傾斜面8a、中央部には段差8b、後端部
には垂下した取付辺8cが夫々形成されている。
9は平板状のガラリ羽根であつて、該ガラリ羽
根9の上端縁には円柱状をなした係合部9a、折
返し折曲された下端部9b、浴室内側の中央部に
はハンドル9cが夫々形成されている。このハン
ドル9cはガラリ羽根9と一体に形成される長手
状のものでも、別体で取付けられる握り状のもの
でもよい。ガラリ羽根9は、係合部9aを前記上
ブロツク体6の係合凹溝6cに横方向から挿入さ
れて回動自在となつているが、ガラリ羽根9の上
部が上ブロツク体6の浴室内側面6dの下端部に
当接してそれ以上浴室内側に回動しない垂下姿勢
になつており、この垂下姿勢では、上ブロツク体
6の浴室内側面6d、ガラリ羽根9の浴室内側面
および下ブロツク体7の浴室内側面7eとが略面
一になるように設定されている。
そしてガラリ羽根9は、前記垂下姿勢では羽根
突き当て部7dの先端から離間していて、通気が
できるようになつているが、係合部9aを支点と
して浴室外側に押しやることによつて浴室外側に
向けて傾斜した傾斜姿勢となり、この状態を下端
部9bがバネ8の段差8bに係合することによつ
て維持されるが、このときガラリ羽根9の浴室外
側面は、羽根当て部7dの先端部に接当すること
になり、これによつて通気路が閉鎖される構成に
なつている。しかもこの羽根当て部7dの浴室内
側の先端は、該先端と、垂下姿勢のガラリ羽根9
の下端とを通る仮想直線Lは、上ブロツク体6の
下面6bに対し、浴室外側縁よりも浴室内側の位
置で交差するよう設定されていて、垂下姿勢のガ
ラリ羽根下端9bと水切り面7bの浴室内側端縁
との間の通気口から浴室外が覗けないように設定
されている。さらにこのものにおいては、、下ブ
ロツク体7の浴室内側面7eと水切り面7bのコ
ーナー縁7fは前記仮想直線L上に略位置するよ
う設定されている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、浴室用ドアAの框組立に際しては、別体とな
つている上下ブロツク体6、7は竪框4側からビ
スポケツトBにビス締めされることによつて下框
2として一体に組立てられるのである。浴室用ド
アAが組立てられると、ガラリ羽根下端部9bは
バネ8の傾斜面8aにより浴室内側へと付勢され
て、垂直姿勢に維持され、この状態では、浴室内
外が通気状態となる。一方、手動ハンドル9cを
操作してガラリ羽根9を浴室外側に押すと、ガラ
リ羽根9はバネ8に抗して係合部9aを支点に回
動して傾斜姿勢となり、この姿勢は下端部9bが
段差8bに係合することによつて維持されるが、
この傾斜姿勢では、ガラリ羽根9の浴室外側面に
下ブロツク体7の羽根当て部7d先端縁が押圧状
に接当して通気路が閉鎖されることになる。
この様に本考案においては、ガラリ羽根9を開
閉自在にして、必要なときに浴室の内外の通気
(換気)ができるものであるが、通気状態のとき、
通気路を通して水が浴室から脱衣室等の浴室外に
飛びでてしまうことを効果的に防止することがで
きる。つまりこのものでは、ガラリ羽根9を垂下
姿勢にしたとき通気状態となるが、この状態で
は、垂下姿勢のガラリ羽根下端部9bと水切り面
7bとの間の通気口から、浴室床面より跳ね上が
つたりした水滴が通気路内に浸入して浴室外に飛
び出ようとするが、これら浸入した水滴の多く
は、下ブロツク体7の浴室外側面7cと羽根当て
部7dの内周面に当たつて浴室外に飛び出ていく
のが規制される。
そして羽根当て部7dの先端とガラリ羽根9の
浴室外側面とのあいだを通つて、羽根当て部7d
の先端を越えて上方に飛び出ようとする水滴は、
下ブロツク体7の水切り面7bと浴室内側面7e
とのコーナー縁7fが前記仮想直線L上に略位置
しているが故に、極めて僅かであるが、この僅か
の水滴は、ガラリ羽根下端部9bと羽根当て部7
dの浴室内側先端とを通る仮想直線Lが上ブロツ
ク体下側面6bに対して浴室外側面よりも浴室内
側位置で交差するようになつていて浴室内から通
気路を通して浴室外が直接覗けないようになつて
いるが故に、その殆どが上ブロツク体下側面6b
に当たつてしまうことになつて浴室外への水の飛
び出しが殆ど阻止される。従つて通気状態であつ
ても極めて水仕舞いの良いガラリ装置となつて、
脱衣室の床面が飛び出た水で濡れてしまう不具合
を可及的に防止できることは勿論、外部から浴室
内を覗かれてしまうこともない。
〔作用効果〕
以上要するに、本考案は叙述の如く構成したも
のであるから、ガラリ羽根は、浴室内側において
上端を支点として垂下姿勢と傾斜姿勢とに開閉揺
動してこの姿勢に保持することができ、従つて浴
室換気を必要において適宜行うことができる。
そしてガラリ羽根が垂下姿勢となつた通気状態
では、垂下姿勢のガラリ羽根下端部と水切り面と
の間の通気口から、浴室床面より跳ね上がつたり
した水滴が通気路内に浸入して浴室外に飛び出よ
うとするが、これら浸入した水滴の多くは、下ブ
ロツク体の水切り面よりも背高の浴室外側面と該
浴室外川面の上端から浴室内側方向に向けて突出
形成された羽根当て部の内周面に当たつて浴室外
に飛び出ていくのが確実に阻止される。
そして羽根当て部の先端とガラリ羽根の浴室外
側面とのあいだを通つて、羽根当て部の先端を越
えて上方に飛び出ようとする残りの僅かの水滴
は、ガラリ羽根下端部と羽根当て部の浴室内側先
端とを通る仮想直線が上ブロツク体下側面に対し
て浴室外側面よりも浴室内側位置で交差するよう
になつていて浴室内から通気路を通して浴室外が
直接覗けないようになつているが故に、その殆ど
が上ブロツク体下側面に当たることになつて、浴
室外への直接的な水の飛び出しが殆ど阻止され、
この結果、通気状態であつても極めて水仕舞いの
良いガラリ装置となつて、脱衣室の床面が飛び出
た水で濡れてしまう不具合を可及的に防止できと
共に、外部から浴室内を覗かれてしまう惧れもな
いことになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る浴室用ドアのガラリ装置の
一実施例を示したものであつて、第1図は浴室用
ドアの正面図、第2図は下框の縦断面図、第3図
は竪框下部の横断面図、第4,5図は従来例であ
つて第4図イ,ロは固定羽根、第4図ハは回転羽
根、第5図はスライド式ガラリを示す。 図中、1はドアの上框、2は下框、3は中框、
4は竪框、5はドア下枠、6は上ブロツク体、6
aは溝、6bは下面、6cは係合凹溝、6dは垂
下壁、7は下ブロツク体、7aは基部、7bは水
切り面、7cは立上り壁、7dは天井部、8はバ
ネ片、8aは傾斜面、8bは段差、8dは取付
辺、9は羽根、9aは膨出係合部、9bは錘辺、
9cはハンドル、10はガラス板体、11aは開
口板、11bはスライド板、Aは浴室用ドア、B
はビスポケツトである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 浴室の出入口に開閉自在に建付けられる浴室
    用ドアの下框に形成される通気用のガラリ装置
    であつて、上記下框を、通気路を形成すべく上
    下に離間した一対のブロツク体に分割し、上ブ
    ロツク体の浴室内側下端部にはガラリ羽根の上
    端部を回動自在に支持して、該ガラリ羽根を、
    上ブロツク体の浴室内側面に対して略面一状に
    なる垂下姿勢と、浴室外側方向に向けて傾斜す
    る傾斜姿勢とに変姿可能に構成する一方、下ブ
    ロツク体には、前記垂下姿勢のガラリ羽根の下
    端よりも下側に位置してガラリ羽根とは離間
    し、かつ浴室内側に向けて下り勾配となつた水
    切り面と、該水切り面より高く突出する浴室外
    側面と、ガラリ羽根を垂下姿勢と傾斜姿勢とに
    それぞれ係合保持するバネ片と、傾斜姿勢にな
    つたガラリ羽根の浴室外側面に接当して通気路
    を閉鎖すべく浴室外側面の上端から浴室内側方
    向に向けて突出形成される羽根当て部とを設け
    ると共に、さらに該羽根当て部は、羽根当て部
    の浴室内側先端と垂下姿勢になつたガラリ羽根
    の下端とを通る仮想直線が、上ブロツク体の下
    面に対して浴室外側縁よりも浴室内側で交差す
    るよう下ブロツク体の浴室外側面よりも浴室内
    側に偏倚させて、垂下姿勢のガラリ羽根下端と
    水切り面の浴室内側縁との間の通気口から浴室
    外が覗けないように構成したことを特徴とする
    浴室用ドアのガラリ装置。 2 前記下ブロツク体において、水切り面と浴室
    内側面とのコーナー縁の位置を、羽根当て部の
    浴室内側先端と垂下姿勢になつたガラリ羽根の
    下端とを通る仮想直線上に略位置するように設
    定したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の浴室用ドアのガラリ装置。
JP1985124288U 1985-08-13 1985-08-13 Expired JPH0342236Y2 (ja)

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JP1985124288U JPH0342236Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

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JP1985124288U JPH0342236Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

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JPS6232188U JPS6232188U (ja) 1987-02-26
JPH0342236Y2 true JPH0342236Y2 (ja) 1991-09-04

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5443550Y2 (ja) * 1977-03-30 1979-12-15
JPS59132890U (ja) * 1983-02-26 1984-09-05 トステム株式会社 サツシ窓用換気装置

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JPS6232188U (ja) 1987-02-26

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