JPH0341176A - 樹脂複合ゴム管状物と口金具との接着方法 - Google Patents

樹脂複合ゴム管状物と口金具との接着方法

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JPH0341176A
JPH0341176A JP17562589A JP17562589A JPH0341176A JP H0341176 A JPH0341176 A JP H0341176A JP 17562589 A JP17562589 A JP 17562589A JP 17562589 A JP17562589 A JP 17562589A JP H0341176 A JPH0341176 A JP H0341176A
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Japan
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resin
adhesive
fitting
mouthpiece
rubber
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JP17562589A
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Yukio Fukuura
福浦 幸男
Shingo Kato
加藤 信吾
Tamito Kanbara
神原 民人
Hideyuki Niwa
英之 丹羽
Masahito Yoshikawa
雅人 吉川
Shinji Saito
斉藤 伸二
Toshio Naito
内藤 壽夫
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は樹脂複合ゴムホース、樹脂複合ゴムカップリン
グ等と口金具との接着方法に係わり、更に詳しくは、自
動車用、産業用として用いられる燃料輸送ホース、冷媒
輸送用ホース、プロパンガス用ホース等と口金具とを接
着剤を介在させて一体化することにより、気密性につい
ての品質を大幅に向上させる方法に関するもの、である
(従来の技術および問題点) フロンガスによるとされるオゾン層破壊、COt、NO
,、SO,等の排気ガスによるとされる温室効果による
気温上昇問題あるいは森林破壊、海洋汚染といった地球
規模での環境問題が緊急の課題となっており、欧米をは
じめ日本でも種々の規制や、対策がなされはじめている
たとえば現在使用されている冷媒用や洗浄剤として多量
に使用されるフロン系ガスや溶剤は生産中止やあるいは
新フロン化合物の開発が進められ、または、完全に分解
させてしまう方法や、揮散させない方策も考案されてき
ている。
近年、自動車用および産業用の管状物として、冷媒輸送
ホース、燃料輸送ホースのガス透過性を低減させるため
に、ガスバリヤ−性の高い樹脂あるいは耐溶剤性の良好
な樹脂をゴム管状物の内管層に積層された樹脂複合ゴム
管状物が多数提案され、本発明者等はゴム管状物の最内
管層に薄層のナイロン樹脂を積層した構造の管状物(特
開昭60−113885号、特開昭60−113882
号)を提案してきた。
しかし、管状物本体のガス透過性は大幅に低減されてき
たが、ゴムより弾性率の高い樹脂を最内管層としたこと
により口金具とのマツチング性が低下してしまい、従来
のゴムホース等と口金具の嵌合法である機械的な加締法
では漏洩の問題があり、各種方法による気密防止技術が
提案されている。例えば、管状物と口金具との間にO−
リングを介在させる方法あるいは未架橋ゴムの液状ガス
ケット材を充填する方法あるいは熱可塑性樹脂を口金具
にコーティングする方法であるが、長期間にわたる使用
条件下で、圧縮永久ひずみにより口金具と内管層の間に
空間を生じたりあるいは高温から低温の熱ヒロウにとも
なう線膨張率の差により嵌合部の密着力が低下したりし
て、気密の信頼性が十分とはいえず、社会環境の要請に
対し完全に対応できているとはいえない状況下にある。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の樹脂複合ゴム管状物と口金具との嵌合手
段として、−船釣な方法として機械的加締法、O−リン
グを介在あるいはゴム系シーリング材を介在させる方法
が提案されているが、これらの方法7では自動車用、産
業用として用いられる冷媒輸送ホース、燃料輸送ホース
、油圧ホース等は過酷な使用条件下にさらされて漏洩が
おこることがある。具体的には、振動ヒロウ、熱ヒロウ
、圧縮永久ひずみを受けたりすると口金具と管状物内管
との間にすきまを生じて、液体および気体の漏洩を完全
に防止することが困難になるといった問題点がある。
特に120℃以上の熱劣化を受けた後、低温雰囲気下で
の気密性の問題は非常に顕著である。
(問題点を解決しようとする手段および作用)本発明の
目的とするところは、口金具と樹脂複合ゴム管状物との
嵌合部からの漏洩問題に対し、管状物の内管樹脂表面の
み低温プラズマ処理もしくはコロナ処理を施して接着性
を向上させ、ついで口金具の金属材料および樹脂材料の
両者を接着する硬化型、接着剤を介在させて架橋反応を
完了させることにより、管状物と口金具とが完全一体化
し、漏洩問題を半永久的に防止することにある。
また、液状もしくはペースト状の接着剤を用いることに
より、インサート口金具の管状物への挿入を容易にする
潤滑剤的役割をはたし、かつ現状の嵌合方法を大幅に変
更することなしに容易に加工することができる嵌合手段
を提供することにより、問題解決をはかるものである。
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究を行っ
た結果、樹脂複合ゴム管状物の最内管樹脂表面の口金具
が嵌合する部分のみをコロナ放電処理もしくは低温プラ
ズマ処理等の乾式法の表面処理を施し、樹脂表面にカル
ボニル基、カルボキシル基あるいは水酸基等の官能基を
生せしめることにより、表面を極性化したり、あるいは
表面をエツチングにより清浄化することにより接着性を
向上させる。
一方、インサート口金具についても、外周面に深さO,
1〜1.0 am、幅1.0〜3.0 +uの接着剤を
滞留することのできる溝を少なくとも1個所以上設けた
構造とする。
さらに好ましくはインサート口金具表面を、硬化型接着
剤と接着力を向上させるブライマー処理、例えば変性ニ
トリル−フェノリンク系プライマー等で処理をすること
により、さらに接着性は向上する。
ついで、インサート口金具表面に液状、ペースト状また
は溶液状のエポキシ系、ウレタン系、シリコーン系、ナ
イロン系の硬化反応型の接着剤を塗布し、前記樹脂複合
ゴム管状物に挿入して接着剤を完全充填させる。
ついでソケット金具を装着後、機械的加締法により嵌合
し、室温もしくは高温条件下で接着剤を硬化し、インサ
ート口金具と管状物とを完全一体化させる。
以下に本発明をさらに詳しく説明する。
本発明の樹脂複合ゴム管状物と口金具との接着方法は、 (11コロナ放電処理、低温プラズマ処理を、樹脂を積
層した管状物の最内管に施し、 (2)  インサート口金具の外周方向に接着剤を滞留
できる溝を設け、 (3)  ゴム管状物と口金具とを硬化型接着剤で接着
する (1)、(2)および(3)の組合せにより構成され、
各々が強固に接着されることにより、完成される。
(1)に用いられる樹脂複合ゴム管状物の最内管層(添
附図面第2図の8)の樹脂としては、耐油性、耐薬品性
、耐ガス透過性にすぐれたボリアごド系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリウレタン系樹脂あるいはフッ素系樹脂
が用いられ、これらを管状物の最内管層として、肉厚0
.01〜0.50 amの厚みで積層して、用いる。
ポリアミド系樹脂としては、6−ナイロン、6ローナイ
ロン、610−ナイロン、11−ナイロン、12−ナイ
ロン、612−ナイロン等ノ通常のボリアミド樹脂また
はこれらを2種以上共重合させた共重合ポリアミド樹脂
またはメトキシメチル化ナイロン等で代表される可溶性
ボリア旦ド樹脂等が好適に用いられる。
ポリエステIし系樹脂としては、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、共重合
ポリエステル樹脂(通常ポリエステルエラストマーと呼
ばれているもの)等が好適に用いられる。
ポリウレタン系樹脂としては、熱可塑性のポリエステル
系ウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹脂等が好適
に用いられる。
フッ素系樹脂としては、4−フッ化エチエン樹脂、3−
フン化塩化エチレン樹脂、4−フッ化エチレン−6−フ
ン化プロピレン共重合樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、フ
ッ化ビニル樹脂、4−フ・ッ化エチレンーエチレン共重
合樹脂、4−フン化エチレン−パーフルオロアルコキシ
エチレン共重合樹脂等が好適に用いられる。
これらの樹脂にさらに他の樹脂、例えばオレフィン系樹
脂と混合した即ちアロイ化樹脂を用いても何らさしつか
えない。
これらの樹脂層と複合化するゴム組成物(添附図面第2
図の4)としては、天然ゴム(NR)及び台底ゴムの1
種又は2種以上をブレンドしたものが用いられる。上記
台底ゴムには、イソプレン、ブタジェン、クロロプレン
等の共役ジエン化合物の単独重合体であるポリイソプレ
ンゴム(IR)、ポリブタジェン(BR)、ポリクロロ
プレンゴムなど、前記共役ジエン化合物とスチレン、ア
クリロニトリル、ビニルピリジン、アクリル酸、メタク
リル酸、アルキルアクリレート類、アルキルメタクリレ
ートM等のビニル化合物との共重合体であるスチレン−
ブタジェン共重合ゴム(SBR)、ビニルピリジン−ブ
タジェン−スチレン共重合コム、アクリロニトリル−ブ
タジェン共重合ゴム、アクリル酸ブタジェン共重合ゴム
、メタクリル酸ブタジェン共重合ゴム、メチルアクリレ
ート−ブタジェン共重合ゴム、メチルメタクリレート−
フタジエン共重合ゴムなど、ジエン化合物とエチレン、
プロピレン、イソブチレン等のオレフィン類との共重合
体であるイソブチレン−イソプレン共重合ゴム(IIR
)など、非共役ジエン化合物とオレフィン類との共重合
体(EPDM)であるエチレン、プロピレン、シクロペ
ンタジェン三元共重合体、エチレンプロピレン−5−エ
チリデン−2−ノルボルネン三元共重合体、エチレンプ
ロピレン−1,4−へキサジエン三元共重合体など、シ
クロオレフィンを開環重合させて得られるポリアルケナ
マーであるポリペンテナマーなどやオキシラン環の開環
重合によって得られるゴムである硫黄加硫可能なポリエ
ビクロロヒドリンゴム、ポリプロピレンオキシゴムなど
が含まれる。また、前記各種ゴムのハロゲン化物、例え
ば塩素化イソブチレン−イソプレン共重合ゴムC01−
11R)、臭素化イソブチレン−イソプレン共重合ゴム
(BriIR)、共役ジエン−イソブチレン−イソプレ
ン共重合ゴムなども含まれ、更にノルボルネンの開環重
合体も用いられ得る。また更に、ブレンドゴムとしては
、上述のゴムにエピクロルヒドリンゴム、ポリプロピレ
ンオキシドゴム、クロルスルフォン化ポリエチレン等の
飽和弾性体をブレンドしたものを用いることもできる。
更に必要に応じ、上述のゴムにカーボンブランク、シリ
カ、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、クレイ、ケイソ
ウ上、マイカ等の充填剤、鉱物油、植物油、合成可塑剤
等の軟化剤、ステアリン酸等の加硫促進助剤、老化防止
剤、架橋剤、促進剤などを混練りして用いることが出来
る。
また、これらの樹脂材とゴム組成物を積層一体化させる
手段としては、特開昭60−113885、特開昭60
−113882の方法か、もしくは市販の接着剤、例え
ば塩素系接着剤やイソシアナート系接着剤を用いて積層
一体化することが出来る。
また、前記第2図中6の補強層としては、ポリエステル
、ナイロン、ビニロン、レーヨン等の有機繊維コード、
亜鉛メツキスチールコード、プラスメツキスチールコー
ド等の無機繊維コードで、ブレード状、スパイラル状に
編みあげる。
さらに、前記第2図中5の外被ゴムとしては、耐候性、
耐熱性の良好なエチレン−プロピレン−シェフ3元共重
合ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエ
チレン、クロロプレンゴム、塩素化イソブチレン−イソ
プレン共重合ゴム、臭素化イソブチレン−イソプレン共
重合ゴム、共役ジエン−イソブチレン−イソプレン共重
合ゴム、アクリルゴム、アクリロニトリル−ブタジェン
共重合ゴムが用いられる。
さらに必要に応じ、上述のゴムにカーボンブランク、シ
リカ、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、クレイ、ケイ
ソウ上、マイカ等の充填剤、鉱物油、植物油、合成可塑
剤等の軟化剤、ステアリン酸等の加硫促進助剤、老化防
止剤、架橋剤、促進剤などを混練りにして用いることが
できる。
以上の材料で構成された樹脂複合ゴム管状物の最内管樹
脂層の接着性能を向上させるために、コロナ放電処理も
しくは低温プラズマ処理を口金具と嵌合する部分にのみ
行う。
以下、具体的に装置および方法について説明する。コロ
ナ放電処理の場合、−船釣に用いられる方法として接着
性を向上させる目的でシート状もしくはフィルム状の表
面を極性化する。本発明の管状物の内側にコロナ放電処
理する方法として本発明者ら鋭意研究を行った結果、管
状物内面処理用のコロナ放電処理方法を見出した。添附
図面第3図はコロナ放電処理装置および管状物にコロナ
放電処理を実施している状態を示している。
すなわち樹脂最内管層9を積層した管状物10の端部に
対極リング11を挿入する。管状物10の中に絶縁材1
3で被覆した高圧電極12を管状物内壁に接触しない様
に入れ込み、高電圧発生機15により数百K c/sの
高周波で数千〜数百Vの高電圧をかけ、管状物内側に高
圧コロナを発生させ、樹脂表面を処理させる方法である
次に低温プラズマ処理方法について説明する。
本発明者らは鋭意研究した結果、管状物内面処理用の低
温プラズマ処理方法を考案した。すなわち本発明で用い
られる低温プラズマ処理では、管状物の一方端を密栓し
、他端を減圧容器に挿入した状態で減圧容器を10−3
〜1QTorrに減圧する。
ついで非重合性ガス、重合性ガスあるいは加熱気化ガス
の単独あるいは混合ガス雰囲気下においてオーデイオ波
、高周波あるいはマイクロ波により励起発生されるプラ
ズマでインサート口金具が嵌合する部分の内管樹脂表面
を表面処理する。
低温プラズマ処理に用いられる低温プラズマガスとして
は、前述の如く非重合性ガス、重合性ガスあるいは加熱
気化ガスを単独あるいは混合して用いることができ、例
えばヘリウム、水素、アルゴン、酸素、窒素、空気、塩
素、アンモニア、−酸化炭素、二酸化炭素、亜硫酸ガス
、−酸化窒素、ホルムアルデヒド、塩化水素等、あるい
は減圧下に気化するガスとしては四塩化炭素、ハロゲン
化炭化水素(トリクレン等)、ホルムアルデヒド水、水
、メチルアミン、アンモニア水、水蒸気等が好ましく導
入され、減圧区域をio−’〜1OTorrになるよう
に調整した後にオーデイオ波、高周波あるいはマイクロ
波発生装置によりIW〜1OkWの出力で低温プラズマ
を発生させ、その雰囲気下にl〜103秒間照射して表
面処理を施す。
第4図は低温プラズマ処理装置と管状物に低温プラズマ
処理を施す状態を示している。すなわち樹脂内管層29
を積層した管状物28の片端にシールキャップ27を装
着し、金属製チャンバー16に取付ける。つぎにポンプ
18にてチャンバー16内を高真空の減圧状態にする。
ガス流量バルブ20を開き、表面処理に必要なガス、た
とえばアルゴン、空気、酸素等の非重合性ガスあるいは
アンモニア、ホルムアルデヒド等の重合性ガスをチャン
バー16内に導入し、0.1−’= 1.0Torrの
減圧下にてRF電源24によりlO〜200Wの条件下
にて低温プラズマを発生させ、管状物の樹脂表面を処理
させる。
つぎに前記(2)に用いられるインサート口金具(第1
図のl)と、その表面処理用のブライマーについて述べ
る。
本発明に用いられる口金具の材質としては、アルミニウ
ム、鉄、銅、亜鉛、ステンレススチームおよびその合金
、又は亜鉛、ニッケル、クロム等のメツキしたものを用
いることができる。
第1図は本発明に用いたインサート口金具の半断面の形
状を示しく2)は接着剤を滞留することのできる溝を示
す。
インサート口金具と管状物とを嵌合させる場合、圧着さ
せるためにインサート口金具の外径は管状物の内径に対
し大きい構造となっており、両者の間にはクリアランス
はまったくない。液状又はペースト状の接着剤をインサ
ート口金具に塗布し、管状物に挿入すると、接着剤がし
ごかれてしまい、接着剤層の厚みは数μ以下となり、こ
の厚みでは接着強度が得られない。このため接着剤が管
状物的管とインサート口金具との間に10μ以上の厚さ
で介在させるために、インサート口金具外側の周方向に
深さ0.1〜1.0 ml、幅1.0〜3.0n(7)
溝を少なくとも1個所膜(プることにより、前述の問題
が解決される。
さらに、インサート口金具と樹脂複合ゴム管状物との接
着性能として、耐熱ヒロウ性、耐振動ヒロウ性に対し完
全を求めるために、インサート目金具表面を変性ニトリ
ル−フェノリンクのプライマーを用いて処理することに
よりさらに好結果が得られる。
つぎに(3)に用いられる接着剤としては液状もしくは
ペースト状の硬化型の接着剤が用いられ、たとえば、エ
ポキシ樹脂系、シリコーン樹脂系、ウレタン樹脂系もし
くはナイロン樹脂系の接着剤が好適に用いられる。
エポキシ系接着剤としては、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹
脂等の主剤とその硬化剤を組み合せて用いられる。
硬化剤としては脂肪族ポリアミン、芳香族ポリアミン、
脂環式ポリアミン、ポリアミドアミン、ジシアミンジア
ミド、ジヒードラジド、酸無水物、37フ化ホウ素錯化
合物等が一般的に用いられる。
また、エポキシ樹脂と他の樹脂やゴム等を混合あるいは
反応させた変性エポキシ系接着剤を用いても何ら問題な
く、さらに耐久接着性が好適となる。
シリコーン系接着剤としては、湿気硬化型のRTVシリ
コーン接着剤が好適に用いられる。
イソシアナート系接着剤としてはポリイソシアナート型
、ポリイソシアナートアダクト型、ポリオール/ポリイ
ソシアナート型あるいはウレタンプレポリマー型が一般
的に用いられる。
ポリイソシアナート型接着剤としてはDesmodur
−R■(Bayer社)やVu 1cabond −T
X■(rcI)が用いられる。
ポリイソシアネートアダクト型接着剤としてはトリレン
ジイソシアナートとトリメチロールプロパン付加体、ヘ
キサメチレンジイソシアナートと水との付加体、トリメ
チレンプロパンとキシレンジイソシアナートとの付加体
等とポリオール化合物とを組合せて用いる。
ポリオール/ポリイソシアナート型接着剤としてはポリ
エステルポリオールあるいはポリエーテルポリオールの
両末端をトリレンジイソシアナートやメチレンジイソシ
アネートの低分子ジイソシアネートを反応させて得られ
るウレタンプレポリマ(とポリエステルポリオールやポ
リエーテルポリオールを組合せて用いられる。
また、ウレタンプレポリマー型接着剤としては前述のウ
レタンプレポリマーとアミン系硬化剤である3、3′−
ジクロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン、フェ
ニレンジアミン、トリレンシアミン、4.4′−ジアミ
ノジフェニルメタンを組合せて用いられる。
ナイロン系接着剤としては、ポリアミド樹脂をメトキシ
メチル化した変性ナイロンと硬化剤としてクエン酸もし
くはp−トルエンスルホン酸等を組み合せ用いられる。
上述の各種硬化型接着剤はいずれも液状もしくはペース
ト状であり、ヘラ又は刷毛等によりインサート口金具に
直接塗布し−1直ちにゴム管状物に挿入する。液状又は
ペースト状のため潤滑剤的役目をはたし、容易に挿入す
ることができる。次いでソケット口金具を装着し、機械
的な加締により嵌合する。
室温もしくは加熱して接着剤を硬化反応させ、接合する
ものである。
添附図面第2図は上述した本発明方法によりゴム管状物
にインサート口金具を嵌合した状態を縦断面図にて一部
示したものであり、lはインサート口金具、2は接着剤
滞留溝、3はソケット金具、4は内管ゴム、5は外被ゴ
ム、6は補強層、7は接着剤層、8は最内管樹脂層であ
る。
(実施例) 以下に本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1〜8 最内管層に肉厚200μの12ナイロン樹脂チユーブ(
υBE −3024U■、宇部興産社製)、ウレタン樹
脂チューブ(ミラクトランE574■、日本ミラクトラ
ン社製)、ポリエステル樹脂チューブ(ハイトリル47
66■、デュポン社製)、フッ素樹脂チューブ、(アフ
ラス■、旭硝子社製)各種の樹脂チューブに、ウレタン
系接着剤を塗布した後に、表−1に示すアクリロニトリ
ル−ブタジェン主体の内管ゴム組成物を押出成型し、つ
いでビニロン繊維をスパイラル状に編み上げ、さらに表
−2に示すエチレンプロピレンジエン3元共重合ゴムを
主体の外被ゴムを押出し成型し、加硫して得られた樹脂
複合ゴム管状物の両端のインサート口金具が嵌合する部
分について、コロナ放電処理および低温プラズマ処理を
施した。
第3図に示すコロナ放電発生処理装置にて前記の各種樹
脂ゴム管状物を大気中で周波数30kllz、電圧15
kV(7)高電圧下、出力(200W)で10秒間、コ
ロナ放電して表面処理を行った(実施例1〜4)。
一方第4図に示す低温プラズマ発生処理装置にて前記の
各種樹脂ゴム管状物を10−’Torrの減圧チャンバ
ーに酸素ガスを導入し、出力100Wにて60秒間低温
プラズマを発生させ、表面処理を施した(実施例5〜8
)。
一方、第1図に示すアル旦合金のインサート口金具の外
側周方向に対し、深さ0.2mm、輻1. Otaの溝
を3ケ所設けた。
つぎに管状物とインサート口金具との間に介在させる接
着剤の調整は、下記の通り行った。
−エポキシ系接着剤の調整 上記配合量を使用前に均一に混合して用いた。
前述のインサート口金具表面に液状のエポキシ系接着剤
を塗布し、ついでソケット金具を装着させた管状物に直
ちに挿入する。ついで機械的にソケット金具を加締め嵌
合させた。これらの管状物を130℃X60分加熱し、
接着剤を硬化反応させて一体化させた。
〔ホースのテスト条件〕
口金具を嵌合させた管状物にN2ガスを充填させた状態
で14Qtおよび160℃の高温下に最高500時間ま
で放置し、加熱老化時間毎の気密テストで漏洩を確認し
た。
〔加熱老化後の気密性試験法〕
加熱老化後の管状物を20℃ならびに一20℃の雰囲気
下に16時間放置させた後、圧力10kg/ catか
らスタートし、10kg/calずつ加圧し、各圧力下
で5分間保持し、最高50kg/c+dまで加圧し、気
体の洩れを確認した。
〔口金具と管状物の接合力測定〕
管状物と口金具との接合力として、加熱老化前後のサン
プルを引張り破壊テストして接合状態を確認した。
結果を表−3および表−4に示した。
比較例1〜4 表面処理を施さない各種管状物とインサート口金具とを
エポキシ接着剤を介在させた。
結果は表−3および表−4に示した。
表−1 内管ゴム配合組成 NBR(高ニトリル)1 カーボンブランク(FEF)” ステアリン酸 老化防止剤(RD)” 可塑剤(DOA)”4 酸化亜鉛 硫黄 促進剤(TS)” 100重量部 75  〃 1  〃 1  〃 10  〃 3  〃 l  〃 1  〃 * 1 *2 *3 * 4 *5 日本合成ゴム社 JSRN220S■ 旭カーボン社  旭#60■ 川口化学社   アンテージRD■ 大へ化学社  ジオクチルアジペート 大内新興社   ツクセラー TS■ 表−2 外被ゴム配合組成 EPDM” カーボンブランク(GPF) ステアリン酸 ナフテン系オイル13 酸化亜鉛 加硫促進剤(TT)” 硫黄 100重量部 60 〃 1 〃 15 〃 5 〃 1.5〃 1.0〃 * 1 *2 *3 *4 日本合成ゴム社  EP33■ 旭カーボン社   旭#55■ 昭和シェル石油社 シエ1シフレフクス371N■大内
新興社    ツクセラーTT■ (発明の効果) 本発明は樹脂複合ゴム管状物と口金具との嵌合方法であ
って、とくに耐熱老化後の気密性を向上させるものであ
る。
140℃以上で熱老化させた場合、内管材料が永久歪に
よりインサート口金具との間にすきまを生じ、液体なら
びに気体の漏洩が起こる。
実施例と比較例のテスト結果は表−3ならびに表−4に
示す通りであり、最内管樹脂表面を乾式法のコロナ放電
処理あるいは低温プラズマ処理で表面処理を施し、かつ
インサート口金具を接着剤を滞留させる溝を設けた構造
とし、且つ、両者の間に接着剤を介在させ、硬化一体化
することにより、熱ヒロウ、動的ヒロウ、さらには永久
歪等の影響を極力押えることができ2.気密信頼性を大
幅に向上させることができた。
とくに接着性の低いフッ素系樹脂を内管層に用いた場合
、その効果はとくに大きい。
【図面の簡単な説明】
添附図面中、第1図は本発明方法に使用されるインサー
ト口金具の一部破断の縦断面図、第2図は本発明方法に
よりゴム管状物とインサート口金具とを嵌合した状態を
示す縦断面図、第3図はコロナ放電処理装置により管状
物にコロナ放電処理を実施する状態を示す概略図、第4
図は低温プラズマ処理装置により管状物に低温プラズマ
処理を実施する状態を示す概略図である。 なお、図示された主要部と符号との対応関係は以下の通
りである。 l・・・インサート口金具、2・・・接着剤滞留溝、3
・・・ソケット金具、4・・・内管ゴム管、5・・・外
被ゴム層、6・・・補強層、7・・・接着剤層、8,9
.29・・・最内管樹脂層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内管層にポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂
    、ポリウレタン系樹脂、フッ素系樹脂等のプラスチック
    チューブを積層してなる管状物とインサート口金具との
    接着方法において、インサート口金具挿入部分の管状物
    内管樹脂表面をコロナ放電処理もしくは低温プラズマ処
    理等で表面処理した後、液状もしくはペースト状のエポ
    キシ接着剤、ウレタン接着剤、ナイロン接着剤、シリコ
    ーン接着剤をインサート口金具の外側に塗布し、該イン
    サート口金具を管状物に嵌合し、ついで加締めた後、介
    在させた接着剤を硬化させて一体化する、樹脂複合ゴム
    管状物とインサート口金具との接着方法。
  2. (2)インサート口金具の外周方向に深さ0.1〜1.
    0mm、幅1.0〜3.0mmの接着剤を滞留できる溝
    を少なくとも1個以上もうけたインサート口金具を用い
    る、請求項(1)記載の接着方法。
JP17562589A 1989-07-10 1989-07-10 樹脂複合ゴム管状物と口金具との接着方法 Pending JPH0341176A (ja)

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