JPH0341178A - 樹脂複合ゴム管状物と口金具との接着方法 - Google Patents

樹脂複合ゴム管状物と口金具との接着方法

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JPH0341178A
JPH0341178A JP17562489A JP17562489A JPH0341178A JP H0341178 A JPH0341178 A JP H0341178A JP 17562489 A JP17562489 A JP 17562489A JP 17562489 A JP17562489 A JP 17562489A JP H0341178 A JPH0341178 A JP H0341178A
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Japan
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resin
adhesive
fitting
mouthpiece
rubber
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JP17562489A
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English (en)
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Yukio Fukuura
福浦 幸男
Shingo Kato
加藤 埴吾
Tamito Kanbara
神原 民人
Hideyuki Niwa
英之 丹羽
Masahito Yoshikawa
雅人 吉川
Shinji Saito
斉藤 伸二
Toshio Naito
内藤 壽夫
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は樹脂複合ゴムホース、樹脂複合ゴムカップリン
グ等と、口金具との接着方法に係わり、更に詳しくは、
自動車用、産業用とに用いられる燃料輸送ホース、冷媒
輸送用ホース、プロパンガス用ホース等と口金具とを接
着剤を介在させて一体化することにより、気密性におい
ての品質を大幅に向上させる方法に関するものである。
(従来技術および問題点) フロンガスによるとされるオゾン層破壊、CO□、NO
x 、 SOx等の排気ガスによるとされる温室効果に
よる気温上昇問題あるいは森林破壊、海洋汚染といった
地球規模での環境問題が緊急の課題となっており、欧米
をはしめ日本でも神々の規制や、対策がなされはじめて
いる。
たとえば現在使用されている冷媒用や洗浄剤として多量
に使用されるフロン系ガスや溶剤は生産中止やあるいは
新フロン化合物の開発が進められ、または、完全に分解
させてしまう方法や、揮散させない方策も考案されてき
ている。
近年、自動車用および産業用の管状物として、冷媒輸送
ホース、燃料輸送ホースのガス透過性を低減させるため
に、ガスバリヤ−性の高い樹脂あるいは耐溶剤性の良好
な樹脂をゴム管状物の内管層に積層された樹脂複合ゴム
管状物が多数提案され、本発明者等はゴム管状物の最内
管層に薄層のナイロン樹脂を積層した構造の管状物(特
開昭60113885号、特開昭60−113882号
)を提案してきた。
しかし、管状物本体のガス透過性は大幅に低減されてき
たが、ゴムより弾性率の高い樹脂を最内管層としたこと
により口金具とのマツチング性が低下してしまい、従来
のゴムホース等と口金具の嵌合法である機械的な加締法
では漏洩の問題があり、各種方法による気密防止技術を
提案されている。たとえば、管状物と口金具との間にO
−リングを介在させる方法あるいは未架橋ゴムの液状ガ
スケット材を充填する方法あるいは熱可塑性樹脂を口金
具にコーティングする方法であるが、長期間にわたる使
用条件下で、圧縮永久ひずみにより口金具と内管層の間
に空間を生じたりあるいは高温から低温の熱ヒロウにと
もなう線膨張率の差により、嵌合部の密着性が低下した
りして、気密の信頼性が十分とはいえず、社会環境の要
請に対し完全に対応できているとはいえない状況下にあ
る。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の樹脂複合ゴム管状物と口金具との嵌合手
段として、−船釣な方法として機械的加締法、O−リン
グを介在あるいはゴム系シーリング材を介在させる方法
が提案されているが、これらの方法では自動車用、産業
用として用いられる冷媒輸送ホース、燃料輸送ホース、
油圧ホース等は過酷な使用条件下にさらされて漏洩がお
こることがある。具体的には振動ヒロウ、熱ヒロウ、圧
縮永久ひずみを受けたりすると口金具と管状物内管との
間にすき間を生して、液体および気体の漏洩を完全に防
止することが困難になるといった問題点がある。特に1
20℃以上の熱劣化を受けた後、低温雰囲気下での気密
性の問題は非常に顕著である。
(問題点を解決しようとする手段および作用)本発明の
目的とするところは、口金具と樹脂複合ゴム管状物との
嵌合部からの漏洩1問題に対し、口金具の金属材と管状
物の内管材の両者に接着性良好な硬化反応型の接着剤を
介在させて架橋反応を完了させることにより、管状物と
口金具とが完全に一体化し、漏洩問題を半永久的に防止
することにある。
また、液状もしくはペースト状の接着剤を用いることに
より、インサート口金具の管状物への挿入を容易にする
膨潤剤的役割をはたし、かつ現状の嵌合方法を大幅に変
更することなしに容易に加工することができる嵌合手法
を提供することにより、問題解決をはかるものである。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意研究を行
った結果、インサート口金具と管状物とを完全に接着さ
せる方法として、インサート口金具の外周面に深さ0.
1〜1.0mm、幅1.0〜3. Omn+の接着剤を
滞留することのできる溝を少なくとも1個所以上段けた
構造とし、さらにその口金具表面に変性二トリルーフエ
ノリフク系ブライマー具体的にはアクリロイル基又はメ
タクリロイル基を導入したアクリルニトリル−ブタジェ
ンゴムと熱硬化型フェノール樹脂を混合した溶剤型のプ
ライマーで処理する。
一方樹脂複合ゴム管状物の内管面に対しても、同様に変
性ニトリル−フェノリンク系プライマーで処理した後に
、前記インサート口金具側に液状又はペースト状のエポ
キシ系、ウレタン系、シリコン系あるいはナイロン系の
硬化反応型の接着剤を塗布し、挿入することにより管状
物の内管層とインサート口金具との間に完全充填をする
ついでソケット金具を装着後、機械的加締法により嵌合
し、室温もくしは高温条件下で接着剤を硬化し、インサ
ート口金具と管状物とを完全一体化させる。以下に本発
明をさらに詳しく説明する。
本発明の樹脂複合ゴム管状物と口金具との接着方法は、 (1)変性二トリルーフエノリフク系ブライマー処理を
管状物の樹脂内管に施し、 (2)変性ニトリル−フェノリンク性ブライマー処理を
施したインサート口金具の外周に接着剤滞留溝を設け、 (3)  ゴム管状物とインサート口金具とを硬化型接
着剤で接着する (1)、(2)および(3)の組合せにより構成され、
各々が強固に接着されることにより完成される。
(1)に用いられる樹脂複合ゴム管状物の最内管層(添
附図面第2図の8)の樹脂としては、耐油性、耐薬品性
、耐ガス透過性にすぐれたポリアミド系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリウレタン系樹脂あるいはフッ素系樹脂
が用いられ、これらを管状物の最内管層として肉厚0.
01〜0.50mmの厚みで積層して用いられる。
ポリアミド系樹脂としては6−ナイロン、66ナイロン
、610−ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロン
、612−ナイロン等の通常のボリア果ド樹脂またはこ
れらを2種以上共重合させた共重合ポリアミド樹脂また
はメトキシメチル化ナイロン等で代表される可溶性ポリ
アミド樹脂等が好適に用いられる。
ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、共重合ポ
リエステル樹脂(通常ポリエステルエラストマーと呼ば
れているもの)等が好適に用いられる。
ポリウレタン系樹脂としては、熱可塑性のポリエステル
系ウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹脂等が好適
に用いられる。
フッ素系樹脂としては、4−フン化エチレン樹脂、3−
フン化塩化エチレン樹脂、4−フン化エチレン−6−フ
ン化プロピレン共重合樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、フ
ッ化ビニル樹脂、4−フッ化エチエンーエチレン共重合
樹脂、4−フン化エチレン−パーフルオロアルコキシエ
チレン共重合樹脂等が好適に用いられる。
これらの樹脂にさらに他の樹脂、例えばオレフィン系樹
脂と混合した即ちアロイ化樹脂を用いても何らさしつか
えない。
これらの樹脂層と複合化するゴム組成物(添附図面第2
図の4)としては、天然ゴム(NR)及び合成ゴムの1
種又は2種以上をブレンドしたものが用いられる。上記
合成ゴムには、イソプレン、ブタジェン、クロロプレン
等の共役ジエン化合物の単独重合体であるポリイソプレ
ンゴム(IR)、ポリブタジェン(BR)、ポリクロロ
プレンゴムなど、前記共役ジエン化合物とスチレン、ア
クリロリトリル、ビニルピリジン、アクリル酸、メタク
リル酸、アルキルアクリレート類、アルキルメタクリレ
ートI等のビニル化合物との共重合体であるスチレン−
ブタジェン共重合ゴム(SBR)、ビニルピリジン−ブ
タジェン−スチレン共重合ゴム、アクリロニトリルブタ
ジェン共重合ゴム、アクリル酸ブタジェン共重合ゴム、
メタクリル酸ブタジェン共重合ゴム、メチルアクリレー
トブタジェン共重合ゴム、メチルメタクリレートブタジ
ェン共重合ゴムなど、ジエン化合物とエチレン、プロピ
レン、イソブチレン等のオレフィン類との共重合体であ
るイソブチレン−イソプレン共重合ゴム(IIR)など
、非共役ジエン化合物とオレフィン類との共重合体(E
PD?l)であるエチレン、プロピレン、シクロペンタ
ジェン三元共重合体、エチレンプロピレン−5−エチリ
デン−2−ノルボルネン三元共重合体、エチレンプロピ
レン−1,4−へキサジエン三元共重合体など、シクロ
オレフィンを開環重合させて得られるポリアルケナマー
であるポリペンテナマーなどやオキシラン環の開環重合
によって得られるゴムである硫黄加硫可能なポリエピク
ロロヒドリンゴム、ポリプロピレンオキシドゴムなどが
含まれる。また、前記各種ゴムのハロゲン化物、例えば
塩素化イソブチレン−イソプレン共重合ゴム(CA’ 
−11R)、臭素化イソブチレン−イソプレン共重合ゴ
ム(Br  IIR)、共役ジエン−イソブチレン−イ
ソプレン共重合ゴムなども含まれ、さらにノルボルネン
の開環重合体も用いられ得る。またさらに、ブレンドゴ
ムとしては、上述のゴムにエピクロルヒドリンゴム、ポ
リプロピレンオキシドゴム、クロルスルフォン化ポリエ
チレン等の飽和弾性体をブレンドしたものを用いること
もできる。
さらに必要に応し上述のゴムにカーボンブランク、シリ
カ、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、クレイ、ケイソ
ウ上、マイカ等の充填剤、鉱物油、植物油、合成可塑剤
等の軟化剤、ステアリン酸等の加硫促進助剤、老化防止
剤、架橋剤、促進剤などを混練りして用いることができ
る。
また、これらの樹脂材とゴム組成物を積層一体化させる
手段としては、特開昭60−113885号および特開
昭60−113882号の方法か、もしくは市販の接着
剤、例えば塩素系接着剤やイソシアナート系接着剤を用
いて積層一体化することができる。
また前記第2図中6の補強層としては、ポリエステル、
ナイロン、ビニロン、レーヨン等の有機繊維コード、亜
鉛メツキス・チールコード、プラスメツキスチールコー
ド等の無機繊維コードで、ブレード状、スパイラル状に
編みあげる。
さらに前記第2図中5の外被ゴムとしては、耐候性、耐
熱性の良好なエチレン−プロピレン−シェ7S元共重合
ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩1化、):リ
エチエン、クロロプレンゴム、塩素化イソブチレン−イ
ソプレン共重合ゴム、臭素化イソブチレン−イソプレン
共重合ゴム、共役ジエンイソブチレン−イソプレン共重
合ゴム、アクリルゴム、アクリロニトリル−ブタジェン
共重合ゴムが用いられる。
さらに必要に応じ上述のゴムにカーボンブラック、シリ
カ、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、クレイ、ケイソ
ウ上、マイカ等の充填剤、鉱物油、植物油、合成可塑剤
等の軟化剤、ステアリン酸等の加硫促進助剤、老化防止
剤、架橋剤、促進剤などを混練りして用いることができ
る。
以上の材料により構成された樹脂複合ゴム管状物の最内
管樹脂層の接着性能を良好とするために、樹脂表面に変
性二トリル−フェノリック系のプライマーを用いて処理
することにより、好結果が得られる。
本発明に用いられる変性ニトリル−フェノリンクのブラ
イマーとしては、アクリロニトリル−ブタジェン共重合
ゴムを下記一般式のアクリロイル基(A)又は、メタク
ロイル基(B) −0 C=O (A) (B) (式中Xは塩素原子、臭素原子あるいは沃素原子を表わ
す) を導入した変性アクリロニトリル−ブタジェン共重合ゴ
ム(以下、変性NBRと略す)にさらに熱硬化型のフェ
ノール樹脂を混合させて作製する。
熱硬化型フェノール樹脂としては、酸もしくはアルカリ
触媒下でフェノールとホルムアルデヒド、さらに必要に
応じて他の七ツマ−を加え、縮合反応によりレゾール型
あるいはノボラック型の熱硬化型フェノール樹脂、変性
フェノール樹脂が用いられる。
上述の変性NBRと熱硬化型フェノール樹脂を溶剤に溶
解した溶液として用いる。溶剤としてはアセトン、メチ
ルエチルケトン、酢酸エチル、メチルイソブチルケトン
、トルエン、キシレン等が好適に用いられる。
また、ブライマーを塗布して処理したインサート口金具
は、さらに100℃以上に加熱焼付けして用いる。
つぎに(2)に用いられるインサート口金具(添附図面
第1図のl)およびその表面処理用のプライマーについ
て述べる。
本発明に用いられる口金具の材質としては、アルミニウ
ム、鉄、銅、亜鉛、ステンレススチールおよびその合金
または亜鉛、ニッケル、クロム等のメツキしたものを用
いることができる。
添附第1図、は本発明に用いるインサート口金具fil
の半断面を示し、(2)は接着剤を滞留することのでき
る溝を示す。
インサート口金具と管状物とを嵌合させる場合、圧着さ
せるためにインサート口金具の外径は管状物の内径に対
し大きい構造となっており、両者の間にはクリアランス
はまったくない。液状又はペースト状の接着剤をインサ
ート口金具に塗布して管状物に挿入すると、接着剤がし
ごかれてしまい接着剤層の厚みは数μ以下となり、この
厚みでは接着強度が得られない。このため接着剤が管状
物内管とインサート口金具との間に10μ以上の厚さで
介在させるためにはインサート口金具外側の周方向に深
さ0.1 ” 1.0 mm、幅1.0〜3.0mmの
溝を少なくとも1個所膜け、それにより上述の問題が解
決できる。
つぎに、インサート口金具と樹脂複合ゴム管状物との接
着性能として耐熱ヒロウ性、耐振動しロウ性を完全にす
るためにインサート口金具表面を前述の樹脂表面に用い
た変性ニトリル−フェノリックのブライマーを用いて処
理することにより好結果が得られる。
つぎに(3)に用いられる接着剤として、液状もしくは
ペースト状の硬化型の接着剤が用いられ、例えば、エポ
キシ樹脂系、シリコーン樹脂系、ウレタン樹脂系あるい
はナイロン樹脂系の接着剤が好適に用いられる。
エポキシ系接着剤としては、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹
脂等の主剤とその硬化剤を組み合せて用いられる。
硬化剤としては、脂肪族ボリアξン、芳香族ボリア旦ン
、脂環式ポリアミン、ボリア旦ドアミン、ジシアニンジ
アミド、ジヒドラジド、酸無水物、3−フッ化ホウ素錯
化合物等が一般的に用いられる。
また、エポキシ樹脂と他の樹脂あるいはゴム等を混合あ
るいは反応させた変性エポキシ系接着剤を用いても何ら
問題なく、さらに耐久接着性が好適となる。シリコーン
系接着剤としては、湿気硬化型のRTVシリコーン接着
剤が好適に用いられる。
イソシアナート系接着剤としては、ポリイソシアナート
型、ポリイソシアナートアダクト型、ポリオール/ポリ
イソシアナート型あるいはウレタンプレポリマー型が一
般的に用いられる。
ポリイソシアナート型接着剤としてはDesa+odu
rRΦ(Bayer社)やVulcabond TX 
@ (IC1社)が用いられる。
ポリイソシアナートアダクト型接着剤としては、トリレ
ンジイソシアナートとトリメチロールプロパン付加体、
ヘキサメチレンジイソシアナートと水との付加体、トリ
メチレンプロパンとキシレンジイソシアナートとの付加
体等とポリオール化合物とを組合せて用いる。
ポリオール/ポリイソシアナート型接着剤としては、ポ
リエステルポリオールあるいはポリエーテルポリオール
の両末端をトリレンジイソシアナートあるいはメチレン
ジイソシアナートの低分子ジイソシアナートを反応させ
て得られるウレタンプレポリマーとポリエステルポリオ
ールあるいはポリエーテルポリオールを組合せて用いら
れる。
また、ウレタンプレポリマー型接着剤としては、前述の
ウレタンプレポリマーとアミン系硬化剤である3、3′
−ジクロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン、フ
ェニレンジアミン、トリレンジアミン、4,4′−ジア
ミノジフェニルメタンを組合せて用いる。
ナイロン系接着剤としては、ポリアミド樹脂をメトキシ
メチル化した変性ナイロンと硬化剤としてクエン酸もし
くはp−トルエンスルホン酸等とを組み合せて用いる。
上述の各種硬化型接着剤はいずれも液状もしくはペース
ト状であり、ヘラまたは刷毛等によりインサート金具に
直接塗布し、ただちにゴム管状物に挿入する。液状又は
ペースト状のため潤滑剤的役目をはたし、容易に挿入す
ることができる。
ついでソケット口金具を装着し、機械的な加締により嵌
合する。
室温もくしは加熱して接着剤を硬化反応させて接合する
添附図面第2図は上述した本発明方法によりゴム管状物
にインサート口金具を嵌合した状態を縦断面図にて一部
示したものであり、1はインサート口金具、2は接着剤
滞留溝、3はソケット金具、4は内管ゴム、5は外被ゴ
ム、6は補強層、7は接着剤層、8は最内管樹脂層であ
る。
(実施例) 以下に実施例により本発明を具体的に詳述するが、実施
例を記載するに際し、インサート口金具および内管樹脂
用のプライマーの調整を下記に説明する。
11工二二立坦楚 アクリロニトリル−ブタジェン共重合ゴム(日本合成ゴ
ム社製、N215SL @ )をメチルエチルケトン1
00grに溶解し、濃度10重量%溶液とした。
ついでメタクリル酸2.87gを添加、撹拌し、均一に
混合した。さらにt−ブチル−ハイポクロライド3.3
5 gをゆっくり滴下し、アクリロニトリル−ブタジェ
ン共重合ゴムの炭素−炭素不飽和結合にメタクリロイル
基を導入し、変性アクリロニトリルブタジェン共重合ゴ
ムを作製した。
この溶液の中にレゾール型の熱硬化型フェノール樹脂(
住友デュレズ社製スミライトレジンΦP R−1107
8) 200grとメチルエチルケトンを添加し、濃度
10重景%の変性ニトリル−フェノリック系溶液に調整
し、ブライマーとした。
大嵐拠上二主 最内管層の肉厚50μの6−ナイロン樹脂チューブにウ
レタン系接着剤を塗布し、ついで表−1に示すアクリロ
ニトリル−ブタジエンゴム主体の内管ゴム組成物を押出
成型し、ついでビニロン繊維をスパイラル状に編み上げ
、さらに表−2に示すエチレン−プロピレン−シェ7S
元共重合ゴムを主体とした外被ゴムを押出成型し、加硫
して得られた樹脂複合ゴム管状物と口金具との嵌合方法
としてインサート口金具を装着する部分の内管樹脂表面
を前述の方法で作成した変性ニトリル−フェノリック系
プライマー溶液を塗布し、120℃XIO分間加熱処理
した。
一方、第1図に示すアルミ合金のインサート口金具の外
側周方向に対し深さ0.2mm、幅1.0 mmの溝を
3ケ所設けた。そのインサート口金具表面に対し、内管
樹脂表面に塗布した変性二トリル−フェノリック系ブラ
イマーを塗布し、ついで150”c x 10分間加熱
処理した。
〔接着剤の調整方法〕
インサート口金具と管状物内管との間に介在させる硬化
型接着剤として以下の4種類を用いた。
A:エポキシ系接着剤 B:ウレタン系接着剤 C:ナイロン系接着剤 D:シリコーン系接着剤 A、エポキシ系接着剤の調整 上記配合量を使用前に均一混合して用いた。
B、ウレタン系接着剤の調整 上記配合量を使用前に均一混合して用いた。
C,ナイロン系接着剤の調整 硬化触媒(p−トルエンスルホン酸  1〜 〕上記配
合量を使用前に均一混合して用いた。
D、シリコーン系接着剤 一注型RTVシリコーンKE3490@ (信越化学社
製) 〔嵌合方法〕 各々調整して作製した液状もしくは溶液状の接着剤を前
述のインサート口金具に塗布し、ついでソケット金具を
装着させた管状物に直ちに挿入した。ついで機械的にソ
ケット金具を加締め嵌合させた。
これらの管状物を室温もしくは加熱により接着剤を硬化
反応させて一体化させた。
〔ホースのテスト条件〕
口金具を嵌合させた管状物にN2ガスを充填させた状態
で、140℃および160℃の高温下に最高500時間
まで放置し、加熱老化時間ごとの気密テストで漏洩を確
認した。
〔加熱老化後の気密性試験法〕
カロ熱老化後の管状物を20℃ならびに一20℃の雰囲
気下に16時間放置させた後、圧力10kg/cta”
からスタートし、10kg/c−ずつ加圧し、各圧力下
で5分間保持し、最高50kg/c−まで加圧し、気体
の洩れを確認した。
(口金具と管状物との接合力測定) 管状物と口金具とp接合力として加熱老化前後のサンプ
ルを引張り破壊テストし、接合状態を確認した。結果を
表−3に示した。
大遣貝i二工 最内管層に肉厚200μのウレタン樹脂チューブ(ミラ
クトランΦE574、日本ミラクトン社製)ポリエステ
ル樹脂チューブ(ハイトリル@ 4766、デュポン社
製)、フッ素系樹脂チューブ(アフラス■旭硝子社製)
の各種樹脂チューブにウレタン系接着剤を塗布した後、
表−1に示すアクリロニトリル−ブタジエンゴム主体の
内管ゴム組成物を押出成型し、ついでビニロン繊維をス
パイラル状に編み上げ、さらに表−2に示すエチレン−
プロピレン−シェ7a元共重合ゴムを主体の外被ゴムを
押出成型し、加硫して得られた樹脂複合ゴム管状物と口
金具との嵌合方法としてインサート口金具を装着する部
分の内管樹脂表面を前述の方法で作成した変性ニトリル
−フェノリンク系プライマー溶液を塗布し、120 ”
c x 10分間加熱処理した。
一方、第1図に示すアルミ合金のインサート口金具の外
側周方向に対し深さ0.2問、幅1.Ommの溝を3ケ
所設けた。そのインサート口金具表面に対し、内管樹脂
表面に塗布した変性二トリル−フェノリック系プライマ
ーを塗布し、ついで150℃X10分間加熱処理した。
〔接着剤の調整方法〕
インサート口金具と管状物内管との間に介在させる硬化
型接着剤として実施例1で用いたエポキシ系接着剤を使
用した。嵌合方法は実施例1〜4と同一方法とした。
加熱老化条件は140℃の高温下で最高500HνSま
で放置し、その後の気密テストおよび引張テストは実施
例1〜4と同一方法とした。
走較拠土二女 接着剤を介在させない場合(比較例1)、樹脂表面、イ
ンサート口金具表面をプライマー処理しない場合(比較
例2)、インサート口金具を溝なしとした場合(比較例
3)、実施例4〜6と同一材料、同一構造で硬化接着剤
を使用しない場合(比較例4〜6)を比較例とした。結
果を表−3および表−4に示した。
表−1 内管ゴム配合組成 NBR(高ニトリル) ”     100重量部カー
ボンブランク(FEF)”   75  〃ステアリン
酸            1 〃老化防止剤(RD)
”        l  〃可塑剤(DOA)” 酸化亜鉛 硫黄 促進剤(TS)” *l 日本合成ゴム社 *2 旭カーボン社 *3 川口化学社 *4 大へ化学社 *5 内断新興社 表−2 10〃 3  〃 l  〃 l  〃 JSRN220S■ 旭#60Φ アンテージ@RD ジオクチルアジペート ツクセラー■TS 外被ゴム配合内容 E P D M” カーボンブラック(GPF)” ステアリン酸 ナフテン系オイル1 酸化亜鉛 加硫促進剤(TT)” 硫黄 100重量部 60  〃 1  〃 l 5  〃 3  〃 1.5〃 l  〃 〔発明の効果〕 本発明は樹脂複合ゴム管定物と口金具との嵌合方法であ
って、とくに耐熱老化後の気密性を向上させるものであ
る。
140℃以上で熱老化させた場合、内管材料が永久ひず
みによりインサート口金具との間にすきまを生じ液体な
らび気体の漏洩が発生する。
実施例と比較例のテスト結果は表−3および表=4に示
す通りであり、最内管樹脂表面処理と接着剤を滞留させ
る溝を設けた、インサート口金具をさらにプライマー処
理を施し、更に硬化型の接着剤を介在させて一体化する
ことにより、熱ヒロウ、動的ヒロウさらには永久ひずみ
等の影響を極力押えることができ、気密信頼性を大幅に
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
添附図面中、第1図は本発明方法に使用されるインサー
ト口金具の一部破断の縦断面図、第2図は本発明方法に
よりゴム管状物とインサート口金具とを嵌合した状態を
示す縦断面図である。 なお、図示された主要部と符号との対応関係は以下の通
りである。 1・・・インサート口金具、2・・・接着剤滞留溝、3
・・・ソケット金具、4・・・内管ゴム層、5・・・外
被ゴム層、6・・・補強層、7・・・接着剤層、8・・
・最内管樹脂層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)最内管層にポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹
    脂、ポリウレタン系樹脂、フッ素系樹脂等の樹脂を積層
    した管状物と口金具との接着方法において、インサート
    口金具表面および該口金具と嵌合する部分の内管樹脂表
    面をアクリロイル基あるいはメタクリロイル基を導入し
    たアクリロニトリル−ブタジエンゴムと熱硬化型フェノ
    ール樹脂を混合した変性ニトリル−フェノリック系のプ
    ライマーで処理した後、液状もしくはペースト状のエポ
    キシ接着剤、シリコーン接着剤、ウレタン接着剤あるい
    はナイロン接着剤等の硬化型接着剤をインサート口金具
    と管状物との間に介在させてソケット金具を装着し、つ
    いで機械的に加締した後、接着剤を硬化させて一体化す
    る、樹脂複合ゴム管状物と口金具との接着方法。
  2. (2)インサート口金具表面の周方向に深さ0.1〜1
    .0mm、幅1.0〜3.0mmの接着剤が滞留できる
    溝を少なくとも1個所以上段けたインサート口金具も用
    いる、請求項(1)記載の樹脂複合ゴム管状物と口金具
    との接着方法。
JP17562489A 1989-07-10 1989-07-10 樹脂複合ゴム管状物と口金具との接着方法 Pending JPH0341178A (ja)

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