JPH034108Y2 - - Google Patents

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JPH034108Y2
JPH034108Y2 JP1984197881U JP19788184U JPH034108Y2 JP H034108 Y2 JPH034108 Y2 JP H034108Y2 JP 1984197881 U JP1984197881 U JP 1984197881U JP 19788184 U JP19788184 U JP 19788184U JP H034108 Y2 JPH034108 Y2 JP H034108Y2
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bent
holding piece
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、配線用ダクト継手に係り、電話線、
電力線などを床面などに収納配線するダクトの曲
り部の継手に関する。
(従来の技術) 従来、一般に建造物の床面などに電話線などを
配線する場合、例えば実公昭52−14959号公報に
記載されているように、床面などに接着固定され
るダクト本体に電線を収納配線し、このダクト本
体の上面開口をカバーにて覆う構造が採られてい
た。
この従来の配線ダクトでは、配線の曲り部で
は、配線施工現場でダクト本体およびダクトカバ
ーの端部を略45度に切断し、このダクト本体およ
びダクトバーの切断縁を突合わせて接合してい
た。しかしながら、ダクト本体およびダクトカバ
ーは施工現場で切断するために正確に切断でき
ず、正確な曲り角度が得られない問題があつた。
また、例えば実公昭53−17512号公報に記載さ
れているように、曲り部配線専用の継手ダクトも
知られているが、この継手ダクトではダクト本体
およびダクトカバーいずれも曲り部継手部材を用
いなくてはならず、高価となる問題があつた。
さらに、建造物の床面などで配線を行なうため
のものではないが、配電盤用の配線用ダクトにお
いては、実開昭57−168921号公報に記載されてい
るように、一対の縦ダクト間に横ダクトを架設す
るために、略L字形状に形成され略U字形状の係
合爪を両端部に有する構造の接続具が用いられて
いる。これは、縦ダクトに形成された切欠溝の上
下の端縁部を接続具の端部の係合爪により挟み込
むとともに、両接続具の他端部の係合爪により横
ダクトの上下の端縁部を挟み込んで、縦ダクトと
横ダクトとを接続するものである。しかし、上記
従来の接続具では、一対の爪部が軟質ビニール板
からなるL字形状の連結部により連結された構造
になつているため、上述のように一対の縦ダクト
間に横ダクトを架設するのに用いる場合はあまり
問題はないが、単に一対のダクトを端面を突き合
わせて接合するのに用いた場合、両ダクトの接合
角度を正確に規制できない。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のように、実公昭53−17512号公報に記載
されているような曲り部配線専用の継手ダクトで
は、高価になるなどの問題があり、また、実開昭
57−168921号公報に記載されているような接続具
では、一対のダクトを端面を突き合わせて接合す
るのに用いた場合、両ダクトの接合角度を正確に
規制できないなどの問題があつた。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、配
線の曲り部において、直線状のダクト本体の端部
を傾斜状に切断して接合する際、確実に正確な接
合角度が得られ、配線施工が容易でかつ安価にで
きる配線用ダクト継手を提供することを目的とす
るものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の配線用ダクト継手は、少くとも相対す
る平行な側壁を有する一対のダクト本体を端面を
突き合わせて所定角度で接合する継手体であり、
この継手体は、前記一対のダクト本体の側壁の端
部外面にそれぞれ当接される前記所定角度をなし
て屈曲された当て片部と、この当て片部の屈曲部
内面よりリブを介して一体に形成されるとともに
前記当て片部とで一対のダクト本体の側壁をそれ
ぞれ弾性的に挾持する押え片部とを有するもので
ある。そして、前記当て片部は、屈曲部の両側を
それぞれ平板状とし、一方、前記押え片部は、前
記リブ部分で滑らかに彎曲させるとともに、この
リブからそれぞれ両端に向かつて前記当て片部に
近接した後この当て片部から離反するように波形
状に湾曲させて、少なくとも一部が前記当て片部
との間にダクト本体の側壁の厚みより狭い間隙を
形成するとともに、両端部が前記当て片部との間
にダクト本体の側壁の厚みより広い間隙を形成
し、また、前記屈曲部が延びる方向における当て
片部の長さを同方向における押え片部の長さより
も長くして、前記屈曲部が延びる方向で当て片部
の両辺部を前記押え片部よりも突出させ、さら
に、前記屈曲部と直交する方向における当て片部
の長さと押え片部の長さとを変えて、前記屈曲部
と直交する方向で当て片部の端部および押え片部
の端部のうちの一方を他方よりも突出させたもの
である。
(作用) 本考案の配線用ダクト継手は、例えば一対の直
線状のダクト本体の端部を45度に傾斜して切断
し、端面となつたこれら切断縁を互いに突き合わ
せて両ダクト本体を垂直に接合するとき、継手体
の当て片部を両ダクト本体の側壁の端部外面にそ
れぞれ当接させるとともに、この当て片部と押え
片部とで両ダクト本体の側壁をそれぞれ挾持する
ようにして、両ダクト本体の側壁端部に継手体を
取着することにより、両ダクト本体を接続するも
のである。その際、当て片部および押え片部間に
屈曲部と直交する方向からダクト本体の側壁を挿
入する場合には、同方向で当て片部の端部および
押え片部の端部のうちの一方が他方よりも突出し
ており、かつ、波形状の押え片部の端部と当て片
部との間の間隙がダクト本体の側壁の厚みより広
くなつていることにより、当て片部および押え片
部のうち突出した方にダクト本体の側壁を沿わせ
れば、この側壁が引つ掛かることなく円滑に挿入
される。また、側壁を屈曲部の延びる方向から挿
入する場合でも、同方向で当て片部が押え片部よ
りも突出していることにより、当て片部にダクト
本体の側壁を沿わせれば、この側壁が円滑に挿入
される。そして、ダクト本体の側壁を挿入した状
態では、当て片部と押え片部の一部との間の間隙
が側壁の厚みにより狭くなつていたことにより、
側壁が当て片部と押え片部とにより弾性的に確実
に挾持される。さらに、両ダクト本体を継手体に
より接合した状態では、とくに両ダクト本体の側
壁の端部外面に屈曲した当て片部の両側の平板状
の部分がそれぞれ隙間なく当接することにより、
両ダクト本体が確実に所定角度に規制される。
(実施例) 本考案の一実施例の構成を第1図および第3図
ないし第5図について説明する。
1は塩化ビニール樹脂などの合成樹脂で成形さ
れた直線状のダクト本体で、上面を開口した断面
略コ字形状に形成され、端面は例えば45度に傾斜
して切断されている。そして、このように端面が
45度に傾斜して切断された一対のダクト本体1,
1の切断縁からなる前記両端面を突き合せたと
き、前記両ダクト本体1,1は90度の角度をなし
て接合されるようになつている。また前記ダクト
本体1の相対する平行な側壁2,3内面の上部に
は、係合溝4が上方に開放して形成され、この係
合溝4には内方に膨出した凹部5が形成されてい
る。
6は塩化ビニール樹脂などの合成樹脂で成形さ
れたカバー体で、一対の細長板状材の端縁が45度
に傾斜して切断され、角部が90度をなすように略
L字形状に接合されている。このカバー体6の下
面には、角部近傍を除いて各辺縁に沿いかつこの
各辺縁より内側に少許の間隙をもつて、前記ダク
ト本体1の係合溝4に係合する係合突条部7が一
体に形成され、この係合突条部7の内側に膨出突
部8が形成されている。
10は塩化ビニール樹脂などの合成樹脂で成形
された入隅側継手体で、第1図に示すように90度
の角度をなして屈曲され内面が前記両ダクト本体
1,1の外面が90度の角度をなす側壁2,2端部
の外面にそれぞれ当接される当て片部11と、こ
の当て片部11の中央屈曲部12から内方に向つ
て突出されたリブ13の先端に前記当て片部11
の外面に小許の間隙をもつて対向するように中央
部が一体化された押え片部14とで平面略L字形
状に形成されている。
そして、前記当て片部11は、屈曲部12の両
側がそれぞれ平板状になつている。一方、前記押
え片部14は、前記リブ13部分でこのリブ13
の方へ凹面が向くように滑らかに彎曲していると
ともに、このリブ13からそれぞれ両端に向かつ
て当て片部11に近接した後この当て片部11か
ら離反するように平面波形状に彎曲されている。
こうして、この当て片部11と前記押え片部14
とは、少なくとも一部が前記ダクト本体1の側壁
2の厚みより狭い間隙を形成するようになつてい
るとともに、両端部でダクト本体1の側壁2の厚
みより広い間隙を形成するようになつている。
また、前記屈曲部12が延びる方向における当
て片部11の長さは、同方向における押え片部1
4の長さよりも長くなつており、前記屈曲部12
が延びる方向で当て片部11の両辺部が前記押え
片部14よりも突出している。さらに、前記屈曲
部12と直交する方向における当て片部11の長
さは、押え片部14の長さよりも長くなつてお
り、前記屈曲部12と直交する方向で当て片部1
1の端部が押え片部14よりも突出している。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
ダクト本体1,1の端部に、入隅側継手体10
の当て片部11が前記両側壁2,2の外面にそれ
ぞれ当接され、かつ、前記当て片部11と押え片
部14とで前記両側壁2,2をそれぞれ弾性的に
挾持するようにして、前記入隅側継手体10を取
着する。
このとき、当て片部11および押え片部14間
に屈曲部12と直交する方向すなわち側方からダ
クト本体1,1の側壁2,2を挿入する場合に
は、同方向で当て片部11が押え片部14よりも
突出しており、かつ、押え片部14の端部と当て
片部11との間の間隙が側壁2,2の厚みより広
くなつているので、当て片部11に側壁2,2を
沿わせて案内させれば、この側壁2,2が押え片
部14の先端に引つ掛かるようなことなく、円滑
に挿入される。
一方、予め継手体10を床面上で柱の突出した
角部などに設置して、一対のダクト本体1,1を
接合するときには、その側壁2,2を当て片部1
1と押え片部14との間に上方すなわち屈曲部1
2の延びる方向から挿入した後、屈曲部12の方
へ側壁2,2を摺動させることになるが、このと
きも、当て片部11が押え片部14よりも上方へ
突出しているので、当て片部11にダクト本体
1,1の側壁2,2を沿わせれば、この側壁2,
2が押え片部14の上縁に引つ掛かりにくく、円
滑に挿入される。しかも、ダクト本体1,1は柱
の壁などに沿つて挿入するのが簡単であるが、こ
の壁に沿う当て片部11の方が突出しているの
で、作業がより容易なものになる。
そして、ダクト本体1,1の側壁2,2を挿入
した状態では、当て片部11と押え片部14の一
部との間の間隙が側壁2,2の厚みより狭くなつ
ていたことにより、側壁2,2が当て片部11と
押え片部14とにより弾性的に確実に挾持され
る。これとともに、両ダクト本体1,1を継手体
10により接合した状態では、とくに両ダクト本
体1,1の側壁2,2の端部外面に屈曲した当て
片部11の両側の平板状の部分がそれぞれ隙間な
く当接するので、両ダクト本体1,1が確実に所
定角度に規制される。すなわち、ダクト本体1,
1の接合角度が特に開き易い入隅角側で入隅側継
手体10により確実に90度に規制されて、前記ダ
クト本体1,1が接続される。
さらに、これらダクト本体1,1を床面などに
粘着テープなどにて接着し、このダクト本体1,
1に電線を配線する。次いでダクト本体1,1の
上面開口にカバー体6を嵌合する。このカバー体
6の突条部7をダクト本体1,1の係合溝4に係
合する。このとき突条部7は角度出しの困難な角
部近傍には形成されていないため係合溝4に容易
に嵌合でき、またこの突条部7は各辺部より内側
に位置されているため、カバー体6の縁部がダク
ト本体1,1の側壁2,2,3,3の外面と略同
一面となる。そしてカバー体6は、突条部7の膨
出突部8が係合溝4の凹部5に係合して上方向へ
の抜け外れが阻止される。
なお、配線手順としては、両ダクト本体1,1
を継手体10により接続した後これらを床面に取
付けることも、一方のダクト本体1に継手体10
を取着してこれらを床面に取付けた後他方のダク
ト本体1を接合することも、継手体10を床面に
取付けた後両ダクト本体1,1接合することも可
能である。
ところで、ダクト本体1,1を接続した状態で
は、このダクト本体1,1間にその下面と出隅角
部とで前記入隅側継手体10のリブ13の材厚よ
り若干広い間隙が生ずるが、下面に生ずる間隙は
床面に当接されることにより閉塞される。そし
て、特にダクト本体1,1の上面開口は、カバー
体6,6の端縁が密接されることにより閉塞され
るので、前記ダクト本体1,1内に埃が侵入しに
くい。
こうして、前記継手体10を用いることによ
り、一対のダクト本体1,1を容易かつ確実に接
合できる。また、弾性を付与するための押え片部
14は、これを当て片部11に連結しているリブ
13部分で鋭く屈曲しているのではなく、滑らか
に彎曲しているので、強度が高く、破損しにく
い。しかも、平板状の当て片部11がダクト本体
1,1の外面に位置し、波形状の押え片部14は
ダクト本体1,1内に位置するので、体裁がよい
とともに、邪魔にならない。さらに、前記継手体
10は、小さいとともに、構造が簡単なので、安
価にできる。
さらに、両ダクト本体1,1の両側壁2,2,
3,3間の間隔が異なる各種ダクト本体1,1を
接合することができる。
つぎに、他の実施例の構成を第2図、第6図お
よび第7図について説明する。
この実施例において、15は塩化ビニール樹脂
などの合成樹脂により成形された出隅側継手体
で、第2図に示すように前記入隅側継手体10と
同様に、90度に屈曲されたダクト本体1の外面が
270度の角度をなす側壁3,3端部の外面に当接
される当て片部16と、この当て片部16の中央
屈曲部17から内方に向つて突出されたリブ18
の先端から前記当て片部16の外面に小許の間隙
をもつて対向するように一体に形成された押え片
部19とで平面略L字形状に形成されている。
そして、前記当て片部16は、屈曲部17の両
側がそれぞれ平板状になつている。一方、前記押
え片部19は、前記リブ18部分でこのリブ18
の方へ凸面が向くように滑らかに彎曲していると
ともに、このリブ18からそれぞれ両端に向かつ
て当て片部16に近接した後この当て片部16か
ら離反するように平面波形状に彎曲されている。
こうして、この当て片部16と前記押え片部19
とは、少なくとも一部が前記ダクト本体1の側壁
2の厚みにより狭い間隙を形成するようになつて
いるとともに、両端部でダクト本体1の側壁2の
厚みより広い間隙を形成するようになつている。
また、前記屈曲部17が延びる方向における当
て片部16の長さは、同方向における押え片部1
9の長さよりも長くなつており、前記屈曲部17
が延びる方向で当て片部16の両辺部が前記押え
片部19よりも突出している。さらに、前記屈曲
部17と直交する方向における当て片部16の長
さは、押え片部19の長さよりも短くなつてお
り、前記屈曲部17と直交する方向で押え片部1
9の端部が当て片部16よりも突出している。
前記出隅側継手体15は、その当て片部16が
前記両側壁3,3の外面に当接され、かつ、前記
当て片部16と押え片部19とで前記両側壁3,
3を弾性的に挾持するようにして、これら両側壁
3,3に取着される。
このようにして、入隅側継手体10に加えて、
出隅側継手体15を用いてダクト本体1,1を接
続することにより、接続作業における角度決めが
より容易になるとともに、前記ダクト本体1,1
はより確実に固定して接続され、さらに、出隅側
継手体15によつてダクト本体1,1間の出隅角
部に生ずる間隙が閉塞されるので、このダクト本
体1,1内部はその外部と確実に遮断され、ダク
ト本体1,1内に埃が侵入することがない。
もちろん、前記出隅側継手体15についても、
上述した入隅側継手体10と同様の効果が得られ
る。そして、ダクト本体1,1の出隅側と入隅側
とで、それぞれ専用の継手体10,15を用いる
ことにより、確実で容易なダクト本体1,1の接
合、体裁のよさ、邪魔にならないなどの効果が確
実に得られる。なお、屈曲部12,17と直交す
る方向において、入隅側継手体10では当て片部
11の方をより突出させ、出隅側継手体15では
押え片部19の方をより突出させたが、これは、
入隅側継手体10で当て片部11にダクト本体
1,1の側壁2,2を沿わせた場合、出隅側継手
体15では押え片部19にダクト本体1,1の側
壁3,3が沿うことになるからである。
さらに、両継手体10が別体なので、両ダクト
本体1,1の両側壁2,2,3,3間の間隔が異
なる各種ダクト本体1,1を接合することができ
る。
なお、上記第1および第2の実施例において、
ダクト本体1,1の側壁2,2,3,3の縁部
に、これらダクト本体1,1の接合時に第6図な
いし第8図に示すような継手体10,15のリブ
13,18が挿通される溝を形成するように、切
欠部20,20を設けてもよい。
このようにすることで、ダクト本体1,1の側
壁3,3の端縁、或いは第7図に示すように下面
の端縁は確実に当接され間隙が生じないので、ダ
クト本体1,1内に埃が侵入することがなくなる
とともに、ダクト本体1,1の接続の強度がより
高まる。
また、カバー体6,6は接合縁を互いに熔着し
て一体に形成したものを用いてもよい。
なお、上記実施例では、配線の曲り角度が90度
の場合について説明したが、90度に限られるもの
ではなく、適宜の角度とすることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、一対のダクト本体を端面を突
き合わせて所定角度で接合する継手体を、一対の
ダクト本体の側壁外面に当接される前記所定角度
をなして屈曲された当て片部と、この当て片部の
屈曲部内面よりリブを介して形成され当て片部と
で側壁を弾性的に挾持する押え片部とを有するも
のとしたので、安価にできるとともに、両ダクト
本体の接合角度を容易かつ正確に規制でき、両ダ
クト本体を容易かつ確実に接合でき、また、両ダ
クト本体の両側壁間の間隔が異なる各種ダクト本
体を接合することができる。そして、屈曲部の延
びる方向で当て片部を押え片部よりも突出させる
とともに、屈曲部と直交する方向で当て片部の端
部および押え片部の端部のうちの一方を他方より
も突出させたので、屈曲部の延びる方向から挿入
するときでも、屈曲部と直交する方向から挿入す
るときでも、突出した当て片部または押え片部に
沿わせることにより、これら当て片部および押え
片部間に側壁を円滑に挿入でき、しかも、波形状
に彎曲させた押え片部の端部と当て片部との間に
側壁の厚みより広い間隙を形成したので、とくに
屈曲部と直交する方向からの挿入がよりいつそう
容易なものとなる。また、波形状の押え片部の一
部と当て片部との間の間隙を側壁の厚みより狭く
したので、押え片部と当て片部とにより側壁を確
実に弾性的に挾持することができ、これに対し
て、当て片部の屈曲部の両側は平板状としたの
で、この当て片部は両ダクト本体の側壁の外面に
隙間なく当接され、両ダクト本体の接合角度をよ
り確実に規制できる。さらに、弾性を付与するた
めの押え片部がこれを当て片部に連結しているリ
ブ部分で滑らかに彎曲しているので、強度が高
く、破損しにくい。しかも、平板状の当て片部が
ダクト本体の外面に位置し、波形状の押え片部は
ダクト本体内に位置するので、体裁がよいととも
に、邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す入隅側配線用
ダクト継手体の斜視図、第2図は他の実施例を示
す出隅側配線用ダクト継手の斜視図、第3図は第
1図に示す入隅側継手体を用いて接合した状態の
正面図、第4図は同上横断平面図、第5図は同上
一部を切欠いた平面図、第6図は第1図および第
2図に示す継手体を用いた配線用ダクトの接合部
の正面図、第7図は同上横断平面図、第8図は同
上一部を切り欠いた接合部の正面図である。 1……ダクト本体、2……側壁、3……側壁、
10……入隅側継手体、11……当て片部、12
……屈曲部、13……リブ、14……押え片部、
15……出隅側継手体、16……当て片部、17
……屈曲部、18……リブ、19……押え片部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 少くとも相対する平行な側壁を有する一対のダ
    クト本体を端面を突き合せて所定角度で接合する
    継手体であり、 この継手体は、前記一対のダクト本体の側壁の
    端部外面にそれぞれ当接される前記所定角度をな
    して屈曲された当て片部と、この当て片部の屈曲
    部内面よりリブを介して一体に形成されるととも
    に前記当て片部とで一対のダクト本体の側壁をそ
    れぞれ弾性的に挾持する押え片部とを有し、 前記当て片部は、屈曲部の両側をそれぞれ平板
    状とし、 前記押え片部は、前記リブ部分で滑らかに彎曲
    させるとともに、このリブからそれぞれ両端に向
    かつて前記当て片部に近接した後この当て片部か
    ら離反するように波形状に湾曲させて、少なくと
    も一部が前記当て片部との間にダクト本体の側壁
    の厚みより狭い間隙を形成するとともに、両端部
    が前記当て片部との間にダクト本体の側壁の厚み
    より広い間隙を形成し、 前記屈曲部が延びる方向における当て片部の長
    さを同方向における押え片部の長さよりも長くし
    て、前記屈曲部が延びる方向で当て片部の両辺部
    を前記押え片部よりも突出させ、 前記屈曲部と直交する方向における当て片部の
    長さと押え片部の長さとを変えて、前記屈曲部と
    直交する方向で当て片部の端部および押え片部の
    端部のうちの一方を他方よりも突出させた ことを特徴とする配線用ダクト継手。
JP1984197881U 1984-12-29 1984-12-29 Expired JPH034108Y2 (ja)

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Cited By (1)

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