JPH10292612A - 見切り縁部品セット - Google Patents

見切り縁部品セット

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JPH10292612A
JPH10292612A JP9582397A JP9582397A JPH10292612A JP H10292612 A JPH10292612 A JP H10292612A JP 9582397 A JP9582397 A JP 9582397A JP 9582397 A JP9582397 A JP 9582397A JP H10292612 A JPH10292612 A JP H10292612A
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JP
Japan
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corner
parting edge
surrounding
connecting member
baseboard
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Application number
JP9582397A
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English (en)
Inventor
Shigenobu Maeno
繁信 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廻り縁や幅木を施工するに際し、部品種の低減
をはかり、且つ施工を容易にすると共に外観を向上させ
る。 【解決手段】廻り縁材1,幅木11の内部に長手方向に貫
通した中空部2a〜2cを形成し、表面1a,11a側に
全長にわたる凹溝3を形成する。凹溝3に対応する位置
に表面1a,11aと裏面1b,11bを連結する連結部4
aを形成する。入隅用の接続部材5,12及び出隅用の接
続部材8,13の直交する2方向の面に中空部2a,2c
に挿入される突片7,10を形成する。特に、接続部材
5,12には延長片5d,12dを設け、廻り縁材1,幅木
11を接続したとき、これらの端部をカバーする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の内装に用
いられる廻り縁や幅木等の細長い見切り縁材と、この見
切り縁材をコーナー部で接続するコーナー接続部材とに
よって構成される見切り縁材部品セットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建築物の室内では、天井面と壁
面の接する垂直断面方向の隅部には廻り縁が設置され、
床面と壁面の接する垂直断面方向の隅部には幅木が設置
される。これらの廻り縁や幅木を総称して一般に見切り
縁材と呼ばれる。このような見切り縁材を設置する場
合、平面的な出隅部や入隅部に於いては交叉する2方向
の見切り縁材の端部を45度に切断して突き合わせて接合
している(第1公知技術)。しかし、この方法では内装
部材の施工誤差等に起因して2方向の見切り縁材の端部
を突き合わせたとき、隙間が出来たり重なりが生じて隅
部で正確な接合が出来ないという問題が生じることがあ
る。
【0003】上記問題を解決するために建物の見切り縁
材の隅部連結構造(特開平5-280189号公報)が提案され
ている。この技術は、室内の隅部にコーナーピースを配
置し、且つ見切り縁材の端部にコ字状の凹部を形成し、
このコーナーピースと見切り縁材とを連結部材を介して
挿入係合させたものである。特に、コーナーピースに形
成した凹部に連結部材の円柱状の突起が挿入されて該コ
ーナーピースと廻り縁材が連結され、或いは四角柱状の
連結部材がコーナーピースに直接固定されて該連結部材
が廻り縁材に形成した凹部に嵌合してコーナーピースと
廻り縁材が連結されている。この技術では、内装部材に
施工誤差が生じた場合であっても、この差を吸収して見
切り縁材どうしを支障なく連結させることが出来る(第
2公知技術)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、第1公知
技術では内装部材の施工誤差や寸法公差等に起因して見
切り縁材の端部を突き合わせたとき、突き合わせ部に隙
間や重なりが生じることがあるため、この見切り縁材の
端部切断を工場生産することが出来ず、現場施工になら
ざるを得ないという問題がある。
【0005】また第2の公知技術では上記問題を解決し
得るものの全く問題がないわけではなく、例えば廻り縁
材の端部には予め工場段階でコ字状の凹部を形成してお
く必要があるが、一般的に部屋の大きさや出隅部及び入
隅部の数は一定したものではなく、従って、壁面に於け
る両側の隅部間の水平距離も一定したものではない。こ
のため、端部の凹部を形成し且つ異なる長さを持って多
数の廻り縁材を用意することが必要であり、部品種数が
多くなるという問題がある。この問題を解決するには一
方の端部にのみ凹部を形成した一定長の役物的な廻り縁
材を用意すると共に凹部を形成しない長尺の廻り縁材を
用意し、壁面に於ける隅部間の水平距離に合わせて長尺
の廻り縁材を切断し、この廻り縁材に端部に凹部を形成
した廻り縁材を連続させるという方法があるが、この場
合、水平距離の如何に関わらず廻り縁材に2か所の継ぎ
目が形成されることとなり、外観上好ましくはなく且つ
施工手間も余分にかかるという問題が派生する。
【0006】また廻り縁材や幅木材等は接着剤によって
壁面に固定するのが一般的である。しかし、通常壁面は
凹凸やそり等が生じており、接着剤のみで強固に固定す
ることが困難であるため、接着剤の他に仕上釘を用い
る。この場合、仕上釘の頭部が表面に露出することは好
ましいものではなく、且つ仕上釘を打つ位置を床面又は
天井面から計測する必要もあり施工手間がかかるという
問題がある。
【0007】本発明の目的は、部品種数を低減し且つ仕
上釘の施工を容易に出来、更に仕上釘の施工が容易に出
来且つ仕上釘の頭部が見え難いように構成した見切り縁
部品セットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る見切り縁部品セットは、細長い見切り縁
材とコーナー接続部材より構成される見切り縁部品セッ
トに於いて、前記見切り縁材が長手方向に貫通する中空
部を有し、且つ前記コーナー接続部材の見切り縁接続部
に前記見切り縁材の中空部に挿入される突片を有して構
成されるものである。
【0009】上記見切り縁部品セットでは、見切り縁材
に長手方向に貫通する中空部が形成され且つコーナー接
続部材(以下「接続部材」という)に前記中空部に挿入
し得る突片が形成されるため、見切り縁材を壁面に於け
る隅部の距離に応じて如何なる長さに切断しても端面に
中空部が露出する。従って、壁面に於ける隅部の距離に
応じて切断した見切り縁材を壁面に配置すると共に出隅
部及び入隅部に接続部材を配置し、見切り縁材の露出し
た中空部に接続部材の突片を挿入することで2方向の見
切り縁材を接続することが出来る。
【0010】上記見切り縁部品セットに於いて、見切り
縁材の表面側であって長手方向に凹溝が設けられている
ことが好ましく、前記見切り縁材に設けられた凹溝に対
応して該見切り縁材の内部に表面側と裏面側を連結する
連結部が設けられていることが更に好ましい。
【0011】見切り縁材の表面側の長手方向に凹溝が設
けられるため、この凹溝に仕上釘を打つことによって該
釘の頭部が目立つことがなく、且つ仕上釘の床面又は天
井面からの打ち込み位置を計測する必要がない。また見
切り縁材の凹溝に対応させて該見切り縁材の表面側と裏
面側を連結する連結部を設けることで、この凹溝に打ち
込んだ仕上釘が連結部を通過するため高い強度を発揮す
ることが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、上記見切り縁部品セットの
好ましい実施形態について図を用いて説明ずる。図1は
見切り縁材としての廻り縁材の構成を説明する図、図2
は入隅用の接続部材を説明する図、図3は出隅用の接続
部材を説明する図、図4は見切り縁材としての幅木の構
成を説明する図、図5は入隅用の接続部材を説明する
図、図6は出隅用の接続部材を説明する図、図7は幅木
を施工する際の手順を説明する図である。
【0013】本実施例に於いて、見切り縁部品セットと
して図1〜図3に示す廻り縁材用の部品セットと、図4
〜図6に示す幅木用の部品セットの2種類が設定されて
いる。先ず図1〜図3により廻り縁用の部品セットにつ
いて説明する。
【0014】廻り縁材1は高さ,厚さ及び長さが予め設
定された寸法を有する合成樹脂の成形品として構成され
ており、内部には長手方向に貫通する中空部2が形成さ
れている。この廻り縁材1の表面1a側の所定位置(本
実施例では高さ方向の中央よりも下側に偏った位置)に
長手方向の凹溝3が形成されている。この凹溝3は図示
しない仕上釘の頭部よりも大きい幅寸法を有している。
【0015】表面1aに形成された凹溝3に対応する位
置であって厚さ方向に表面1aと裏面1bを連結する連
結部4aが形成されている。また連結部4aよりも上方
の所定位置にも表面1aと裏面1bを連結する連結部4
bが形成されている。前記各連結部4a,4bによっ
て、中空部2は長手方向に貫通する3つの中空部2a〜
2cに分割されている。
【0016】廻り縁材1の裏面1bであって上方、即
ち、天井面との当接面側には面取り部1cが形成されて
おり、該廻り縁材1を壁面と天井面の接する垂直断面方
向の隅部に配置したとき、該隅部に於ける多少の凹凸を
回避し得るように構成されている。
【0017】上記の如く形成された廻り縁材1では中空
部2の存在に関わらず、廻り縁材1の表面1aと裏面1
bが連結部4a,4bによって連結されるため、これら
の連結部4a,4bが補強リブとしての機能を発揮して
充分に高い強度を保持することが可能である。特に、連
結部4aは仕上釘を打ち込んだ場合にも割れ等が生じる
ことのない程度の厚さを有するため、安定した強度を保
持することが可能である。また中空部2が廻り縁材1の
長手方向に貫通して形成されるため、細長く成形された
廻り縁材1を如何なる長さで切断しても中空部2が露出
する。
【0018】廻り縁材1は裏面1bに接着剤を塗布し、
且つ表面1aに形成した凹溝3に打ち込んだ仕上釘によ
って固定される。このとき、仕上釘の頭部が凹溝3の底
部に嵌入するため、外部から見え難くなり外観を改善す
ることが可能である。また凹溝3が仕上釘の打ち込み位
置となるため、施工時に例えば天井面或いは床面から打
ち込み位置までの寸法を計測する必要がない。特に、表
面1aに壁面或いは天井面とマッチする色彩を持った合
成樹脂シート貼付すると、外観上好ましい。
【0019】入隅用の接続部材5は部屋の入隅部に配置
されて直交する2方向の廻り縁材1を接続する機能を有
するものであり、廻り縁材1と略等しい厚さを持った四
角柱状に形成され、1つのコーナー部は廻り縁材1の表
面1aの形状と略同一の形状を持った曲表面5aとして
形成されている。即ち、曲表面5aには廻り縁材1に形
成した凹溝3と対向する位置に同様の形状を持った凹溝
6が形成されている。また曲表面5aを挟む2つの面は
夫々所定の高さ位置に2本の突片7が形成された接合面
5bとしての機能を有しており、更に、他の2つの面の
内一方の面に連続して接着剤を塗布する塗布面5cを有
している。そして、前記接合面5b及び突片7によって
見切り縁接続部を構成している。
【0020】上記接続部材5に於いて、曲表面5aから
接合面5bにかけて該曲表面5aと同一の形状と所定の
長さを持った延長片5dが形成されている。この延長片
5dは、接続部材5を室内の入隅部に配置して廻り縁材
1を接合する際に該廻り縁材1の端部を接合面5bに当
接させたとき、廻り縁材1の表面1a側をカバーするも
のである。このため、廻り縁材1の端部と接合面5bが
密接していない場合、両者の間に形成される隙間をカバ
ーすることが可能となり、外観が向上する。
【0021】接合面5bの突片7は廻り縁材1の中空部
2a,2cに対向する位置に形成されており、高さ方向
の寸法は該中空部2a,2cよりも小さく且つ厚さ方向
(廻り縁材1の厚さ方向)の寸法は中空部2a,2cと
略等しい値で形成されている。
【0022】従って、廻り縁材1の端部を接続部材5の
接合面5bに対向させて突片7を中空部2a,2bに挿
入することで、入隅部で直交する2方向の廻り縁材1を
接続することが可能である。そして接続部材5を介して
2方向の廻り縁材1を接続したとき、廻り縁材1に形成
された凹溝3は接続部材5に形成された凹溝6を介して
連続する。
【0023】出隅用の接続部材8は部屋の出隅部に配置
されて直交する2方向の廻り縁材1を接続する機能を有
するものであり、直交する2面は廻り縁材1の表面1a
と略同一に形成された曲表面8aとして形成されてい
る。即ち、曲表面8aは平面視曲面状に形成されてお
り、廻り縁材1の凹溝3と対向する位置に同様の凹溝9
が形成されている。また他の2面は夫々2本の突片10を
有する接合面8bとして形成されている。そして、前記
接合面8b及び突片10によって見切り縁接続部が構成さ
れている。
【0024】上記突片10は接続部材5に形成した突片7
と略等しい寸法を持って形成されており、従って、廻り
縁材1の端部を接続部材8の接合面8bに対向させて突
片10を中空部2a,2cに挿入することで、出隅部で直
交する2方向の廻り縁材1を接続することが可能であ
る。このとき、廻り縁材1に形成された凹溝3は接続部
材8に形成された凹溝9を介して連続する。
【0025】次に、図4〜図6により幅木の部品セット
の構成に付いて説明する。尚、図に於いて、前述した廻
り縁材1及び接続部材5,8と同一の部分或いは同一の
機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0026】幅木11は、高さ方向の寸法が廻り縁材1よ
りも大きいものの厚さ及び長さは該廻り縁材1と同一の
寸法を持って形成されている。また幅木11の内部には中
空部2が形成され、表面11aには凹溝3が形成されてい
る。更に、凹溝3と対応する位置には表面11aから裏面
11bに向けた連結部4aが形成されており、該連結部4
aと所定距離離隔した位置に連結部4bが形成されてい
る。従って、中空部2は連結部4a,4bによって3つ
の中空部2a〜2cに分割されている。
【0027】幅木11の裏面11bであって下方には、壁面
と床面によって構成される隅部に対向して面取り部11c
が形成されている。また幅木11の表面11aであって上方
には意匠的な段部11eが形成されている。
【0028】また幅木11の表面11aには壁面或いは床面
の色彩に応じた色彩を有する合成樹脂シートを貼付する
と掃除が容易となり、且つ外観上好ましい。
【0029】入隅用の接続部材12は、廻り縁材1の入隅
用の接続部材5と高さ寸法が異なるのみで他は同様に形
成されている。即ち、接続部材12は、幅木11と略等しい
厚さを持った四角柱状に形成され、1つのコーナー部は
幅木11の表面11aの形状と略同一の形状を有し幅木11に
形成した凹溝3と対向する位置に同様の形状を持った凹
溝6が形成された曲表面12aとして形成されている。ま
た曲表面12aを挟む2つの面は夫々所定の高さ位置に2
本の突片7が形成された接合面12bとしての機能を有し
ており、更に、他の2つの面の内一方の面に連続して接
着剤を塗布する塗布面12cを有している。そして、前記
接合面12b及び突片7によって見切り縁接続部が構成さ
れている。また曲表面12aから接合面12bにかけて該曲
表面12aと同一の形状と所定の長さを持った延長片12d
が形成されている。
【0030】接合面12bの突片7は幅木11の中空部2
a,2cに対向する位置に形成されており、高さ方向の
寸法は該中空部2a,2cよりも小さく且つ厚さ方向
(廻り縁材1の厚さ方向)の寸法は中空部2a,2cと
略等しい値で形成されている。
【0031】出隅用の接続部材13も同様に廻り縁材1の
出隅用の接続部材8と高さ寸法が異なるのみで他は同様
に形成されている。即ち、接続部材13の直交する2面は
幅木11の表面11aと略同一に形成され且つ平面視が曲面
状の曲表面13aとして形成されており、幅木11の凹溝3
と対向する位置に同様の凹溝9が形成されている。また
他の2面は夫々見切り縁接続部を構成する2本の突片10
を有する接合面13bとして形成されている。
【0032】次に、見切り縁部品セットとしての幅木11
と入隅用の接続部材12及び出隅用の接続部材13を床面と
壁面の接する垂直断面方向の隅部に施工する際の手順に
ついて、図7により説明する。図に於いて、3つの壁面
14によって入隅部15と出隅部16が形成されており、この
壁面14と床面17とによって垂直方向に形成される隅部に
幅木11が配置される。
【0033】先ず、入隅部15に入隅用の接続部材12を塗
布面12c及び突片7に接着剤を塗布した状態で配置して
壁面14に押圧する。幅木11を目的の壁面14の水平方向の
長さに対し接続部材12の厚さ分である約10mm短く切断
し、裏面11bに接着剤を塗布した後、一方の端部を接続
部材12に対向させて該部材12に設けた突片7を中空部2
a,2cに挿入させると共に壁面14に押圧し、凹溝3に
所定のピッチで仕上釘18を打ち込んで幅木11を固定す
る。
【0034】上記の如くして床面17と1つの壁面14との
隅部に幅木11を固定した後、該幅木11の他方の端部に出
隅用の接続部材13を配置し、該部材13の突片10に接着剤
を塗布して中空部2a,2cに挿入する。更に、前記接
続部材13及び入隅用の接続部材12に順次隣設する壁面14
に配置される幅木11を接続することで、部屋の床面17と
壁面14の接する垂直断面方向の隅部に全周にわたる幅木
11を施工することが可能である。
【0035】尚、天井面と壁面14の接する垂直断面方向
の隅部にも、上記幅木11,接続部材12,13に代えて廻り
縁材1,接続部材5,8を用いることで廻り縁を施工す
ることが可能である。
【0036】廻り縁材1,幅木11と各接続部材5,8,
12,13を接続するに際し、突片7,10の高さ方向の寸法
が中空部2a,2cの高さ方向の寸法よりも小さいた
め、高さ方向への移動の自由度があり、施工誤差や寸法
公差を吸収することが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
見切り縁部品セットでは、見切り縁材に長手方向に貫通
する中空部を設けたので、該見切り縁材を如何なる長さ
で切断しても端部に中空部が露出し、コーナー接続部材
の突片を挿入することが出来る。このため、廻り縁材や
幅木の部品を夫々共通化することが可能となり、部品種
数を低減することが出来る。特に、中空部を設けること
によって、見切り縁材を成形する際の材料を低減するこ
とが出来、材料コストを低減することが出来る。
【0038】見切り縁材の表面に凹溝を設けたので、こ
の凹溝をガイドとして仕上釘を打ち込むことが出来る。
このため、床面又は天井面からの仕上釘を打ち込む位置
の寸法出しをする必要がなく、且つ打ち込んだ仕上釘の
頭部が凹溝内に隠れて目立つことがない。更に、凹溝を
利用して仕上釘を打つことで、該釘が滑ることがなく施
工が容易となる。
【0039】また凹溝に対応する位置に表面側と裏面側
を連結する連結部を設けたので、この連結部が補強リブ
としての機能を発揮し、凹溝に仕上釘を打ち込んだと
き、この釘は連結部を貫通することとなり、該見切り縁
材に割れやひびを生じ難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】見切り縁材としての廻り縁の構成を説明する図
である。
【図2】入隅用の接続部材を説明する図である。
【図3】出隅用の接続部材を説明する図である。
【図4】見切り縁材としての幅木の構成を説明する図で
ある。
【図5】入隅用の接続部材を説明する図である。
【図6】出隅用の接続部材を説明する図である。
【図7】幅木を施工する際の手順を説明する図である。
【符号の説明】
1 廻り縁材 1a 表面 1b 裏面 1c,11c 面取り部 2,2a〜2c 中空部 3,6,9 凹溝 4a,4b 連結部 5,8,12,13 接続部材 5d,12d 延長片 7,10 突片 14 壁面 15 入隅部 16 出隅部 17 床面 18 仕上釘

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い見切り縁材とコーナー接続部材よ
    り構成される見切り縁部品セットに於いて、前記見切り
    縁材が長手方向に貫通する中空部を有し、且つ前記コー
    ナー接続部材の見切り縁接続部に前記見切り縁材の中空
    部に挿入される突片を有することを特徴とする見切り縁
    部品セット。
  2. 【請求項2】 前記見切り縁材の表面側であって長手方
    向に凹溝が設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載した見切り縁部品セット。
  3. 【請求項3】 前記見切り縁材に設けられた凹溝に対応
    して該見切り縁材の内部に表面側と裏面側を連結する連
    結部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載
    した見切り縁部品セット。
JP9582397A 1997-04-14 1997-04-14 見切り縁部品セット Pending JPH10292612A (ja)

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