JPH0340965A - 強誘電性セラミックス - Google Patents

強誘電性セラミックス

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JPH0340965A
JPH0340965A JP1174972A JP17497289A JPH0340965A JP H0340965 A JPH0340965 A JP H0340965A JP 1174972 A JP1174972 A JP 1174972A JP 17497289 A JP17497289 A JP 17497289A JP H0340965 A JPH0340965 A JP H0340965A
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JP
Japan
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ferroelectric ceramics
temperature
added
stability
ferroelectric
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Pending
Application number
JP1174972A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Kokubo
員利 小久保
Takahiko Nakajima
中嶋 孝彦
Shigeru Yokoyama
茂 横山
Masanaga Kikuzawa
菊澤 將長
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、強誘電性セラミックスに関するものであって
、温度安定性が良く、しかも電気ta械結合係数及び機
械的品質係数等に優れた製品の提供を目的とするもので
ある。
〔従来の技術〕
強誘電性セラミックスとして、従来、PbTi O5−
PbZrOa −Pb (Zr+1/3Nb%) 03
の三成分系固溶体が特公昭44−17344号公報に記
載されている。また、特公昭46−4219号公報には
、上記のPbTiO3−PbZrO3−Pb (Znv
INb2I3) 03三戒分系セラミックスにおいて、
MnO2及びNi○を添加することが開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
強誘電性セラミックスを実用化するにあたり重要なのは
、比誘電率、誘電損失、電気機械結合係数、m械的品質
係数、圧電定数等の特性が優れていると同時に、温度安
定性が良好なことである。
この温度安定性を示す代表的な指標として、キュリー温
度と誘電率温度係数が挙げられる。
ところで、前掲の従来技術による製品は、キュリー温度
については比較的良好な値を示すが、温度安定性、誘電
特性、圧電特性等の全てについて優れた値を示す製品を
得ることが出来なかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、温度安定性に優れた強誘電性セラ文ックスを
提供せんとするものであり、その特徴とするところは、
基本組成を、 PbTi O343+ 5 go1% PbZrO344,0mol% Pb (ZnV3Nb2113) OFl   12.
5 mo1%とするセラくツクスであって、少量の81
及びZnがが添加されていることにある。
また本発明は、上記組成に加えて、Sb、 Ta+ M
nのうちの一種又は二種以上が添加されている場合にも
有効である。
〔作用〕
上記の基本組成のみからなる強誘電性セラミソクスは、
高いキュリー点を有するが、その他の特性や品質安定性
において充分に満足のできるものではなかった。
本発明は、上記基本組成に少量のBi及びZnを添加せ
しめたことにより、良好な誘電率温度係数が得られると
共に、焼結性が向上し、且つ製品ごとの特性のばらつき
も抑えられる。即ち、品質の安定した強誘電性セラ主フ
クスを得ることができる。
さらにsb又はTaを添加せしめた場合には、比誘電率
、電気機械的結合係数および圧電定数の向上が認められ
、さらにMnを添加すると機械的品質係数の著しい向上
と誘電損失の低下とがもたらされる。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を、実施例に即して説明する。
本発明に係る強誘電性セラえツクスの製造原料のうち、
基本組成を構成するPb、 Ti、 Zr、 Zn、 
Nbの供給源としては、pbo又はPb30a 、Ti
O2゜ZrO2,ZnO,Nb2O5等が用いられる。
また、添加元素のうち、81. Sb、 Taの供給源
としては、Bi2O3,5b203 、Ta205等が
用いられ、Mnの供給原としては、阿n○2.阿ncO
3,硝酸マンガン等が使用される。
本発明に係る強誘電性セラミックスを製造するには、ま
ず上記原料と添加系化合物とを所定の比率に配合し、樹
脂ボットミルと樹脂ボールとを用いて20時時間式混合
したのち、乾燥させ、これを32メツシユアンダーに造
粒する0次いで造粒粉を500kgf/cdで加圧成形
し、得られた成形体を850℃で2時間仮焼する。続い
て仮焼物を破砕し、樹脂ボン)1ル及び樹脂ボールにて
16時時間式粉砕後、粘着剤としてPVAを微量添加し
、スプレードライヤーを用いて顆粒状に造粒する。こう
して得られた顆粒を1000krf/−で、直径2Qm
m厚さ2關の円板に加圧成形したのち、マグネジするつ
ぼ中で、脱脂111200℃又は1220℃にて2時間
本焼を行う。
本焼後、得られた焼成体の両面を研磨した後、I!電極
を焼付ける。そしてシリコンオイル中に浸漬させ100
℃又は120℃で30分間、3.OkV/mの直流電界
を印加させて分極を行わせる。これにより、目的とする
強誘電性セラミソクスが製造される。
後に掲げる表1は、上述の手順に従って製造した各種実
施例の基本組成と添加系化合物の配合比率を示したもの
である。但し、添加系化合物の比率は、いずれも基本組
成の合計100molに対する外割りのmo1%で表し
である。
また表2は、表1に示した各実施例それぞれの緒特性の
測定結果を示すものである。
次に、強誘電性セラえツクスの特性を示す各用語の意味
するところを簡単に説明する。
比誘電率(t)二連誘電性セラミックスで満たしたコン
デンサの電気容量と、これと同じ電極配置を持った真空
コンデンサの電気容量との比率。
誘電損失(tanδ):変化する電界中に強誘電性セラ
ミックスを置いた際、熱に変換されて損失する電気エネ
ルギー、この値は小さい程良い。
電気機械結合係数(k):電気的エネルギーから機械的
エネルギーへの変換効率を示す係数。
この値は大きいほど良い、なお本実施例では、krにつ
いて測定した結果を示しである。
機械的品質係数(Qm)  :共振の鋭さの尺度となる
もの、振動の共振を利用する用途、例えばメカニカルフ
ィルター、超音波振動子、超音波モータ、精密変位制御
素子等のアクチュエータ等に用いる場合には、共振時の
内部損失を小さくするために、このQmはなるべく大き
いことが望ましい。
圧電定数(d〉 :電気系と力学系の結合の状態を表す
定数で、大きいほど良い、なお本実施例では、dill
lについて測定した結果を示しである。
キエリー温度(Tc) :強誘電相から常誘電相への相
転移が生ずる温度で、キュリー点とも言う。
この値が高いほど温度安定性に優れる。従来品は、約2
00℃程度であった。
誘電率温度係数ニー25℃〜85℃における誘電率の温
度係数で、値が低いほど温度安定性に優れる。従来は、
良品でも3000程度であった。
体積抵抗率:  5oovの直流電圧を印加して60秒
経過した後の抵抗値。
賦香1は、基本組成にBi及びZnを添加することが、
緒特性にどのような影響を及ぼすかを調べたものである
。この実施例では、基本組t&iooに対し、Bi20
a 、 ZnOをそれぞれ1.0: 2.0の割合で配
合しである。また、この賦香lのみ、分極温度を120
℃とした0表2から明らかな如<、Bl及びZnを基本
組成に配合したものは、高いキュリー温度Tcを持ち、
且つ誘電率温度係数も良好な値を示す、そして、焼結温
度を従来、一般に使用されている温度(1230〜12
40℃)より約10〜20℃はど低下させることができ
、しかも焼結後の特性のばらつきが少ない、このように
、本発明は、温度安定性にも品質安定性にも優れるので
、実用性が高いと言うことができる。
賦香2〜4は、Bi及びZnと共に、sb又はTa又は
その両方を基本組成に配合することにより、優れた特性
を有する強誘電性セラミソクスが得られることを実証し
たものである0表2かられかるとおり、sb又はTa又
はその両方を加えることで、比誘電率ε、電気機械結合
係数kr、及び圧電定数d31の向上がもたらされる。
この場合において、キュリー温度Tc及び誘電率温度係
数も、優れた値を示すことは言うまでもない、従って、
賦香2〜4の実施例は、賦香1よりも、−情実用的であ
ると言うことができる。なお、sbとTaとを比較する
と、Taを添加した場合は、sbの添加に比べてkrと
d31の数値がやや劣るものの、Tcが高くなり誘電率
温度係数は小さくなるので、温度安定性においては優れ
ていると言うことができる。またsbとTaの両方を添
加した場合には、双方の欠点を補い合って、kr+  
(1311Tc及び誘電率温度係数のいずれにおいても
欠点のない良好な製品が得られる。
賦香5〜9は、さらに旧を添加した実施例を示すもので
ある0表2から明らかなように、Mnの添加によって、
機械的品質係数Qmが著しく向上する。
このとき、賦香2〜4のものと比べると、1g、Kr。
d31において若干の低下が見られるが、実用上、何ら
支障をきたすことのない範囲である。また誘電損失ta
nδは、幾分かの向上が認められる。これらのことから
、基本組成にBi及びZnを添加したものに更にMnを
配合したものは、アクチエエータとしての用途に非常に
通していることがわかる。
なお、Bi、 Zn及びMnを配合したものにおいて、
sbとTaの添加を比べると、Taを添加したときは、
krとd31の値がsbを添加したときよりもやや劣る
が、Tcと誘電率温度係数に加えてQsの値が優れる。
またsbとTaの両方を添加することで、いずれの特性
においても欠点のない強誘電性セラミックスを得ること
が可能である。
ところで比較例として掲げたものは、基本組成にBi、
 Sb及びMnを配合したものである。この場合、本発
明の必須元素であるZnを欠いているため、誘電率温度
係数が著しく高くなっている。それ故、温度安定性が悪
いので、温度変化を受は易い個所へ通用することは難し
い。
なお、本発明に係る強誘電性セラミックスの製造条件、
すなわち原料の調整方法や加圧条件、焼成温度、戒形体
の形状などは、実施の態様に即して適宜変更することが
できる。そして各種特性は、各添加系化合物の配合比率
や上掲の製造条件により、多少の増減をきたす、しかし
いずれにしても、本発明は、従来と比べて優れた特性を
持ち、温度安定性の良好な強誘電性セラミックスを提供
するものである。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかな如く、本発明に係る強誘電性セ
ラ主ツクスは、基本組成中にBi及びZnを添加せしめ
、さらに所望によりSb、 Ta、 Mnのうちの一種
又は二種以上を配合したことにより、優れた温度安定性
を示すと共に、比誘電率、誘電損失。
電気機械結合係数9機械的品質係数、圧電定数等の緒特
性すべてについても同時に良好な値を呈する。しかも、
焼成温度を比較的低くでき、焼成後の特性のばらつきも
小さい、従来の技術では、温度安定性に優れ、且つ上記
のような特性の全てについて同時に優れている強誘電性
セラ主ツクスを製造することは不可能であった。
要するに、本発明は、極めて実用性に富み、多様な用途
への幅広い適用を図ることのできる強誘電性セラミック
スを提供するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.基本組成を、 PbTiO_343.5mol% PbZrO_344.0mol% Pb(Zn_1_/_3Nb_2_/_3)O_312
    .5mol%とするセラミックスであって、少量のBi
    及びZnが添加されていることを特徴とする強誘電性セ
    ラミックス。
  2. 2.請求項第1項記載の強誘電性セラミックスにおいて
    、Sb,Ta,Mnのうちの一種又は二種以上が少量添
    加されている強誘電性セラミックス。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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