JPH0340407B2 - - Google Patents

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JPH0340407B2
JPH0340407B2 JP55010193A JP1019380A JPH0340407B2 JP H0340407 B2 JPH0340407 B2 JP H0340407B2 JP 55010193 A JP55010193 A JP 55010193A JP 1019380 A JP1019380 A JP 1019380A JP H0340407 B2 JPH0340407 B2 JP H0340407B2
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B1/00Details of electric heating devices
    • H05B1/02Automatic switching arrangements specially adapted to apparatus ; Control of heating devices
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/1906Control of temperature characterised by the use of electric means using an analogue comparing device
    • G05D23/1913Control of temperature characterised by the use of electric means using an analogue comparing device delivering a series of pulses
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/12Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is ac
    • G05F1/40Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is ac using discharge tubes or semiconductor devices as final control devices
    • G05F1/44Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is ac using discharge tubes or semiconductor devices as final control devices semiconductor devices only
    • G05F1/45Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is ac using discharge tubes or semiconductor devices as final control devices semiconductor devices only being controlled rectifiers in series with the load
    • G05F1/452Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is ac using discharge tubes or semiconductor devices as final control devices semiconductor devices only being controlled rectifiers in series with the load with pulse-burst modulation control

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  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は本願と同日出願の昭和55年2月1日
提出の特願昭55−10194号(特開昭56−29722号)、
特願昭55−10195号(特開昭55−126988号)及び
特願昭55−10196号(特開昭55−129815号)に記
載された発明に関連を有する。 硝子セラミツク板を電気式調理装置の調理頂部
として使うことが次第に普及している。こういう
滑らかな調理面の利点としては、外観がきれいで
あること、掃除がし易いことが挙げられる。然
し、硝子セラミツク板は熱インピーダンスが高い
為、この様な調理頂部は、さや入り加熱素子を用
いた普通の調理面程、熱効率がよくない。 2珪化モリブデン(MoSi2)及びタングステン
の様な材料は独特な電気的及び熱的な特性を持つ
為、こういう材料で作つた抵抗加熱素子は、硝子
セラミツク製の調理頂部と共に使うのに魅力的で
ある。MoSi2及びタングステンの抵抗温度係数が
正で大きいこと、熱容量が小さく、比熱が小さい
という特性や、こういう材料で作つた加熱素子を
使うと、高い動作温度が達成し得ることの為、硝
子セラミツク製の調理頂部を用いた調理装置の熱
効率を改善する可能性がある。然し、この同じ動
的な電気的及び熱的な特性により、電力制御の上
で問題があり、その為にこれまではこういう材料
で作つた加熱素子を電気調理装置で使うのが実用
的にならなかつた。 従来、電気調理装置の電力制御は、バイメタル
の無限加熱スイツチの様な温度感知形スイツチを
用いて行われている。動作の際、オペレータがス
イツチを調節して、所望の調理温度にする。加熱
素子が予定の温度に達するまで、スイツチは閉じ
たまゝでいる。その後スイツチが開き、素子の温
度が予定の温度に下がるまで、開いたまゝになつ
ている。スイツチはこういう風に不定期間の間オ
ン及びオフの間を変化し続ける。従来のさや入り
加熱素子は加熱並びに冷却が比較的ゆつくりして
いるから、この様な切換えサイクルは比較的長
く、数秒から30秒に及ぶ。更に、従来のさや入り
抵抗素子の抵抗値は、室温から動作温度まで変わ
つても、僅かしか変化しない。従来の抵抗素子の
抵抗値は関心が持たれる温度範囲では、比較的温
度に無関係であるから、スイツチが閉じる時の過
渡的な電流サージもごく小さい。この為、従来の
電力制御方式は満足に作用している。 然し、MoSi2又はタングステンで作つた抵抗加
熱素子は動的な特性を持つ為、従来の制御方式を
用いて、こういう抵抗素子を制御することが出来
ない。第1に、調理器具に使う様に設計された、
米国特許第3912905に一般的に説明されている
MoSi2の加熱素子は、室温に於ける1乃至1.5オ
ームから、約1000℃の動作温度に於ける12オーム
まで、抵抗値が変化するのが典型的である。この
為、標準的な120ボルトの家庭用交流電源で付勢
すると仮定すると、加熱素子の温度が室温から動
作温度まで変化する時、負荷電流は大体110アン
ペアの初期の尖頭値からRMS8.5アンペア程度の
定常状態の電流まで変化する。110アンペアのこ
の初期電流は、極めて短期間の場合を除き、家庭
用機器で許容し得るよりも明らかに大きい。第2
に、この加熱素子は冷めるのが極めて早い。この
抵抗素子の熱応答の最初の時定数は600−1000ミ
リ秒の範囲である。この素子は急速に冷めて、そ
れと同時に抵抗値が下がるので、定常状態の動作
中でも、素子の抵抗値は電力を印加する時間の合
間に、その後で電力を印加する際に過大な電流を
流す様なレベルまで低下することがある為、過大
な電流サージが起り得る。この為、頻繁な過大電
流サージを避ける為には、素子が加熱される間の
過大な電流の持続時間を制限する為の短いオン時
間と、オン時間の合間に素子が冷めるのを制限す
ることによつて、定常状態の動作中に抵抗値が許
容し難い程低下するのを防止する為の短いオフ時
間とを使うことが出来る様にする非常に敏速な切
換え能力が要求される。 勿論、従来用いられている無限加熱スイツチの
比較的遅い機械的な切換えでは、毎回電力を印加
する間に過大な電流が流れるのを防止するのに必
要な敏速な切換えは出来ない。同様に、冷却機器
で普通の加熱素子に対して使う従来の電子式制御
装置も、比較的長いオン及びオフ期間を採用する
様に設計されている。 1個のMoSi2形抵抗加熱素子を用いたホツトプ
レート形装置に於ける前述の電流サージの問題
が、前掲の特願昭55−10194号及び特願昭55−
10196号で取上げられている。これらの特許願に
記載されている制御回路は幾つもの加熱素子を用
いた電気レンジに使うことが出来る。レンジの調
理頂部に4つの加熱素子を用いるのが普通の構成
である。この様な構成では、各々の加熱素子に対
して制御回路が設けられていても、他のものとは
無関係に動作する。然し、幾つもの素子を使う為
に、過渡的な始動運転、定常状態の動作の間、並
びに1つ又は更に多くの素子が定常状態で動作
し、更に1つ又は更に多くが過渡的な始動状態で
動作している場合に、合計電流が過負荷になる惧
れがあるという問題が、前掲特許願には記載され
ていない。4つの素子全てが同時に始動状態にな
る時、装置は440アンペア程度の合計尖頭電流を
通すことがある。更に、1個の加熱素子でも、そ
れが緩始動様式で動作している場合に通す過渡的
なサージ電流は、定常状態で動作している他の素
子が通す電流と加え合せると、装置の過負荷を起
すことがある。最後に、幾つかの素子が定常状態
の様式で動作している時、装置に流れる合計電流
サージは、家庭にある他の電気装置に対する配電
の妨げとなり、部屋の照明強度のちらつきの様な
好ましくない影響を招く惧れがある。 従つて、この発明の主な目的は、MoSi2、タン
グステン又は同様な材料で作られた抵抗加熱素子
を用いる多重加熱素子形調理装置に使う電力制御
装置として、通常の動作中、反復的な電流サージ
を最小限に抑える様な形で電力を電子的に制御す
る電力制御装置を提供することである。 この発明の別の目的は、幾つかの抵抗加熱素子
に使う電力制御装置として、室温で電力を印加す
る時、比較的大電流(普通の家庭用の最大値より
大きい)を通す電力制御装置を提供することであ
る。 この発明の別の目的は、各々の加熱素子の制御
を調整して、定常状態の動作中、調理装置の幾つ
かの素子に流れる合計尖頭電流を最小限に抑え
て、他の家庭用装置に対する配電の妨害を極力抑
える切換えの速い電力制御装置を提供することで
ある。 別の目的は電気レンジの電力制御装置として、
複数個の加熱素子の各々を少なくとも1電力サイ
クルだけ他の加熱素子と位相はずれで動作させる
ことによつて、各々の素子に対する電力制御を調
整することにより、定常状態の動作に於ける合計
尖頭電流を最小限に抑える電力制御装置を提供す
ることである。 別の目的は、電気レンジに対する電力制御装置
として、1つ又は更に多くの個別の加熱素子が室
温で付勢される時、多重加熱素子形調理装置に流
れる合計電流を最小限に抑える様に、幾つかの抵
抗加熱素子の制御作用を調整する電力制御装置を
提供することである。 別の目的は、上に述べた様な種類の幾つかの加
熱素子を持つ電気レンジ用の電力制御装置とし
て、オフ設定状態から幾つかある電力セツト状態
の内の任意の1つへの電力セツト状態の変化に応
答して、第1の予め選ばれた時間の間、緩始動様
式で加熱素子に対する電力を制御し、この時間の
間、選択された電力設定状態に無関係に、加熱素
子に電力を印加して、個別の加熱素子回路に於け
る初期電流の過負荷を防止すると共に、緩始動様
式で動作している加熱素子に対して電力が印加さ
れている時には、他の如何なる加熱素子に対する
電力をも禁止して、多重加熱素子形装置の全電流
サージ容量に過負荷を加えることがない様にする
電力制御装置を提供することである。 この発明では、前述の目的が、電気レンジの様
な電気的に加熱される調理面の幾つかの加熱素子
の出力エネルギを電子的に制御して、複数個の
別々の電力レベルの設定状態からオペレータによ
つて各々の素子に対して別々に選択された電力設
定状態に対応する加熱レベルが各々の素子で得ら
れる様にした電子式電力制御装置を提供すること
によつて達成される。加熱素子自体は、MoSi2
はタングステンで作られた加熱素子によつて典型
的に表わされる様な速やかな熱的及び電気的な応
答を持つことを特徴とし、それらが硝子セラミツ
ク製の調理面と共に使われる。各々の加熱素子に
対して別々の電力設定状態入力手段、好ましくは
キーボード配列を設ける。定常状態の運転様式に
於けるn個の加熱素子の相互作用の他に、緩始動
様式及び即時オン様式と呼ぶ他の2つの動作様式
に於けるn個の加熱素子の相互作用もこの発明で
解決する。 加熱素子は交流電力信号の全サイクルで構成さ
れた電力パルスによつて付勢される。各々の加熱
素子に対する電力パルス繰返し速度を個別に制御
する為に電子式の切換えを利用する。各々の加熱
素子に対する制御論理回路が、オペレータが選択
出来る各々の電力設定状態に対し、独特の電力パ
ルス繰返し速度を定める。 各々の加熱素子に対して選択された電力設定状
態を表わすデイジタル制御信号が記憶装置に貯蔵
される。定常状態の動作中、各々の加熱素子に対
する電力パルス繰返し速度が、貯蔵されている対
応する制御信号に対する制御論理回路の応答によ
つて決定される。 n個の多重加熱素子の各々に対する制御作用
が、n個の電力サイクル毎に1回行われる様に保
証する主タイマ回路により、各々の加熱素子に対
する電力の制御が調整される。この様に各々の加
熱素子に対する制御論理回路の処理動作を互い違
いにしたことにより、各々の加熱素子は少なくと
も1電力サイクルだけ、他のことごとくの加熱素
子と位相がずれる様になる。この様に動作する
と、電力パルスの重複が最小限になる。この為、
1/4又はそれ以下の電力パルス繰返し速度で4つ
の加熱素子を用いた好ましい実施例では、任意の
1つの電力サイクルの間に、精々1つの加熱素子
に電力パルスが印加される。この為、4つの加熱
素子全部が1/4のパルス繰返し速度を必要とする
様な電力設定状態で定常状態様式で動作している
時、各々の電力サイクルに、相異なる加熱素子に
電力パルスが印加され、1サイクル中に4つの加
熱素子全部に電力パルスが印加され、3サイクル
の間、4つの全部が休止状態になるということは
ない。 或る加熱素子の電力設定状態がオフ電力設定状
態から他の何等かの電力設定状態に変わつた時、
何時でもその素子に対する緩始動様式が開始され
る。緩始動様式で動作する時、電力パルス繰返し
速度は、選択されて記憶装置に貯蔵されている実
際の電力設定状態とは無関係に制御され、その代
りに、実際の電力設定状態に関連したパルス繰返
し速度の代りに、予定の電力パルス繰返し速度を
用いる。この緩始動様式のパルス繰返し速度によ
り、加熱素子の抵抗値が室温に於ける比較的小さ
い値から動作温度に於ける比較的高い温度まで変
化する時、電力回路の通電容量を越えずに、低温
の加熱素子に対して最大限の電流を印加すること
が出来る。n個の加熱素子に対する緩始動監視手
段が、緩始動様式で動作している加熱素子に対し
て電力が印加されていることごとくの電力サイク
ルの間、他の全ての加熱素子に対する電力の印加
を禁止する。この為、1つ又は更に多くの加熱素
子が過渡的な緩始動様式で動作している為に、装
置に過大な合計尖頭電流が流れることが避けられ
る。予定の時間が経過した後、制御装置が緩始動
動作様式を終了させ、即時オン動作様式を開始す
る。 即時オン動作様式の目的は、加熱素子がオフ設
定状態から他の何等かの電力設定状態に切換わつ
たことを、灼熱状態にある加熱素子の形で、オペ
レータに殆んど即時に可視的に表示することであ
る。即時オン様式では、最大電力設定状態に関連
した繰返し速度を予定の期間の間、実際の電力セ
ツト状態の代りに用い、緩始動様式が終了した直
後、加熱素子を明るく灼熱させる。即時オン様式
は、調理面に目立つ程のエネルギが伝達されない
内に終了し、最低の電力設定状態が選択された時
の加熱を避ける。即時オン様式で予定の時間が経
過した後、電力パルス繰返し速度の制御は選択さ
れた実際の電力設定状態に復帰し、こうして定常
状態動作を開始する。即時オン動作様式の間に、
電力設定状態が一層低い電力設定状態に変わつた
時、即時オン動作様式を早期に終了させる手段を
設ける。 この発明の好ましい実施例では、註文によつて
プログラムされたマイクロプロセツサが制御論理
回路になる。然し、個別のデイジタル論理回路を
用いて制御論理回路を構成した別の実施例も説明
する。 概論 広義に云えば、この発明は幾つもの抵抗加熱
素子の出力エネルギを調整して制御することを
対象とする。更に具体的に云えば、この発明
は、2珪化モリブデン(MoSi2)、タングステ
ン、又は同じ様な動的な熱的及び電気的な性質
を持つその他の材料で作られた幾つかの抵抗加
熱素子を用いた硝子セラミツク製の調理頂部又
はホツトプレートの調理温度を、各々の加熱素
子のエネルギ出力を開放ループ式に制御するこ
とによつて、制御する制御装置を対象とする。 この発明では、複数個の別々の電力設定状態
から、オペレータによつて各々の加熱素子に対
して別々に選択された動力設定状態に従つて、
各々の加熱素子に加えられる電力パルスのパル
ス繰返し速度を制御することにより、調理温度
を制御する。有用な調理温度範囲をカバーする
或る範囲の別々の電力設定状態が用意され、
各々の設定状態には特定の電力パルス繰返し速
度が一意的に関連している。各々の加熱素子が
整数個のサイクルだけ、他の加熱素子と位相が
ずれているという点で、各々の加熱素子の制御
は他の加熱素子の制御と関係がある。 この発明の制御装置は3つの動作様式、即ち
定常状態様式、緩始動様式及び即時オン様式を
用いる。緩始動様式は、室温又は室温に近い温
度にある加熱素子を最初に付勢する時に用いら
れ、加熱素子電力回路の通電能力に過渡的な過
負荷が加わらない様にする。前に述べた様に、
MoSi2又はタングステンで作られた加熱素子の
抵抗値は大まかに云つて、室温では動作温度よ
り1/10も低い。この為、初期突入電流による過
負荷を避ける為に、この様式で動作する時、実
際の電力設定状態とは無関係に、予定の電力パ
ルス繰返し速度を用いる。周知の様に、持続時
間が短い比較的大きな尖頭電流は、ヒユーズを
飛ばしたり又は電力半導体を破壊せずに許容す
ることが出来る。この為、パルスの持続時間を
制限すると共に、パルスの間の時間間隔を適当
にとることにより、電流過負荷の問題が解決さ
れる。然し、加熱素子の抵抗値が比較的引く、
その結果大きな尖頭電流が流れるこの期間の長
さを最短にする為に、加熱素子を急速に動作温
度に持つて来ることが望ましい。電力パルスの
時間間隔を密にすれば、加熱素子を一層急速に
動作温度にすることが出来る。この為、こうい
う相反する観点の最適の折合いとなるパルス繰
返し速度が望ましい。この満足し得る折合いと
なる緩始動時のパルス繰返し速度を後で詳しく
説明するが、これを経験的に決定した。 以上の説明から明らかな様に、低温(室温)
の加熱素子を付勢しようとする時、何時でも緩
始動様式を使うことが望ましい。この装置は温
度感知装置を使わないから、低温の加熱素子を
確認する他の何等かの方法が必要である。前に
述べた様に、MoSi2又はタングステンで作つた
加熱素子は、加熱されるのも冷めるのも非常に
急速である。実際問題として、オペレータであ
る人間がオフ電力設定状態を選択した時、加熱
素子が非常に急速に冷めるので、オペレータが
物理的に別の設定状態を選択しない内に、素子
は(硝子の調理頂部ではなく)室温まで冷め
る。この為、オフ電力設定状態が存在すること
は、加熱素子が室温であるということの満足し
得る表示になる。この為、この発明の制御装置
では、オフ設定状態から他の何等かの電力設定
状態へ、電力設定状態の変化があつたことを検
出した時、何時でも緩始動様式が実施される。 この様式で使われるパルス繰返し速度は、
個々の加熱素子に流れる電流を過渡的な加熱期
間の間、許容し得る限界内に保つが、他の加熱
素子が動作している時、特に一層高い電力設定
状態で動作している場合、緩始動様式で動作す
る加熱素子の過渡的な尖頭電流が、他の加熱素
子に流れる電流と相加わつた時、装置に流れる
瞬時的な又は平均の合計電流が、許容限界を越
えることがある。この為、この発明では、緩始
動様式で動作している加熱素子に電流パルスが
印加されている電力サイクルの間、他の全ての
加熱素子に対する電力の印加を禁止する手段を
設ける。 即時オン様式は、MoSi2又はタングステンで
作られた加熱素子が、一杯の電力で付勢された
時、略瞬時的に明るく発光する事実を利用す
る。即時オン様式では、実際の電力設定状態に
対応するパルス繰返し速度の代りに、一時的に
最大の電力パルス繰返し速度を用いて、調理面
を介してオペレータが目で見て判る位の強度
で、加熱素子を発光させる。この様式は緩始動
様式の直後に行われ、加熱素子をオンに転じた
ことをオペレータに可視的に表示する。加熱素
子自体は、この装置で用いる最低の電力設定状
態でも、可視的に発光するが、普通使われる硝
子セラミツクの調理面の光学的な性質が、低い
方の電力設定状態の時、可視放射を光又は減
衰させる様に作用し、低い方の設定状態では、
調理面を介して発光が容易にオペレータに認め
られなくなる。 実際には、緩始動様式の持続時間は非常に短
く、オペレータが或る電力設定状態を選択して
から、発光が現われるまでの遅延時間は殆んど
目立たない位である。オペレータは、加熱素子
は、オフから他の或る電力設定状態への電力設
定状態の変化の殆んど直後に、加熱素子が発光
する様に見える。或る任意の持続時間(約8.5
秒を用いて満足し得る結果が得られた)の予定
の期間の後、この様式を自動的に終了する。こ
の期間の持続時間は、加熱素子に一杯の電力を
長い間印加すると、応答が比較的遅い硝子セラ
ミツクの調理面の温度が、オペレータによつて
選択された電力設定状態に対応する温度を越え
る様な温度まで上昇するかも知れないという明
らかな制約を受けるだけである。 この動作様式に割当てられた時間が切れる前
に、電力設定状態が一層低い電力設定状態に切
換えられた場合、即時オン動作様式を直ちに終
了させる手段も設ける。 定常状態様式は、この名前の意味する様に、
上に述べた初期の過渡的な様式に続くものであ
る。定常状態動作では、オペレータが選択した
実際の電力設定状態に関連する繰返し速度が用
いられる。装置は、オフから他の或る電力設定
状態への電力設定状態の変化に続く短期間の間
を除き、常にこの定常状態様式で動作する。電
力設定状態がオフ以外の或る設定状態からオフ
以外の別の設定状態に変化すると、新しく選択
された電力設定状態に対応する繰返し速度に変
わり、この繰返し速度に対して一時的に代りを
使うことはない。 前に述べた様に、各々の加熱素子には1−7
の電力選択用のそれ自身のキー配列が付設され
ている。この為、オペレータは任意の加熱素子
に対する電力設定状態を独立に選ぶことが出来
る。然し、オペレータによつて作動されたキー
ボードから制御論理回路への入力データの処理
は、各々の加熱素子の制御が少なくとも1電力
サイクル、そして精々3電力サイクルだけ、他
の3つの加熱素子のいずれとも位相がずれる様
に、調整されている。これによつて、4サイク
ルの制御周期にわたつて装置に流れる合計電流
の尖頭電流が実効的に分散し又は互い違いにな
り、こうしてどの1サイクルでも、装置に流れ
る合計尖頭電流を小さくする。 以下の説明で、図面全体にわたつて同様な素
子には同じ参照記号を用いている。 第1図は略水平の硝子セラミツクの調理頂部
9を持つ電気レンジ7の調理頂部、制御パネル
及び表示装置部分を示している。スポーク状パ
ターン11が、調理頂部9の真下にある4つの
面加熱素子(図に示してない)の夫々の相対的
な横方向の位置を表わしている。制御及び表示
パネル12は、各々の加熱素子に対する完全な
一組の容量性接触制御キー5及び7セグメント
形デイジタル形LED表示素子8を持つている。 第2図はこの発明に従つて制御される装置を
概略的に示す。4つの抵抗加熱素子1(a)−1(d)
は、MoSi2又はタングステンで作ることが好ま
しいが、その各々がトリアツク3(a)−3(d)の内
の1つ及び限流遮断器6を介して電力線路L1
及びNにより、標準的な60Hz、120ボルトの交
流電源に結合される。加熱回路は互いに並列に
接続される。トリアツク3(a)−3(d)は普通のサ
イリスタであつて、ゲート端子3に正又は負の
電圧が印加されてトリガされた時、その主端子
3(1)及び3(2)の間の電圧の極性に関係
なく、いずれの方向にも電流を通すことが出来
る。遮断器6は、配線を過大な電流から保護す
る為に普通用いられる形式のものである。こう
いう装置で典型的に行われる様に、各々の遮断
器6は、平均電流が一定期間にわたつて定格値
をこえた時に回路を開くが、持続時間がごく短
い時、並びに時間的に十分離れていて、平均電
流が遮断器をトリガするのに要求される値より
小さい時には、一層大きい尖頭値を持つ電流パ
ルスを通すことが出来る。制御装置4が、オペ
レータがキーボード5によつて入力した各々の
加熱素子に対する電力設定状態の選択に従つ
て、ゲート端子3(3)にゲート・パルスが印
加される速度を制御することにより、加熱素子
1(a)−1(d)に印加される電力を制御する。S/
U1−S/U4と記したキーの列が、夫々加熱素
子1(a)−1(d)に対する制御入力になる。 この発明の例として以下説明する実施例で
は、加熱素子に印加される電力パルスは、60
Hz、120ボルトの交流電力信号の全サイクルで
ある。然し、周波数並びに電圧レベルが異なる
電力信号も同じ様に使うことが出来る。前掲特
許願に記載されている様に、半分の電力サイク
ルを用いてもよい。 前に述べた様に、複数個の個別の電力設定状
態が用意されている。各々の電力設定状態に
は、特定の電力パルス繰返し速度が一意的に関
連している。好ましい実施例では、オフ及びオ
ンの電力設定状態を含む9つの電力設定状態が
各々の加熱素子1に対して用意されている。表
は各々の電力設定状態に伴うパルス繰返し速
度及び全電力の百分率で表わした加熱素子の出
力エネルギを示している。
【表】 第3図で、(a)−(g)は、各々の電力設定状態1
−7で加熱素子1に印加される電圧を表わす。
波形(h)は利用し得る全電圧を表わす。電力パル
スは実線で表わされ、電力信号の内、トリアツ
クが導電しないサイクルは破線で示してある。 表及び第3図に示す様に、パルス繰返し速
度は1/64のパルス繰返し速度、即ち電力設定状
態1の場合の64個の電力サイクルについて1個
の電力パルスと云う、オフ以外で一番低い電力
設定状態から、1/1の速度、即ち設定状態7の
場合の各サイクル毎に1つの電力パルスと云う
最大の電力設定状態まで変わる。1例として、
1つの加熱素子1に対して電力設定状態3を選
択すると、1/16の繰返し速度に対応する第3図
の電圧信号(c)が選ばれた加熱素子に印加され
る。 第4図は、4つの素子全部が定常状態様式で
電力設定状態5で動作している時に、4つの加
熱素子に印加される電圧の波形を示す。この
時、1/4の電力パルス繰返し速度が必要である。
この図から、各々の加熱素子は他のどの加熱素
子とも、少なくとも1電力サイクルだけ位相が
ずれていることが判る。この為、4つの素子全
部がオンであるが、装置に流れる最大合計尖頭
電流は、1個の加熱素子に流れる尖頭電流に等
しい。この様な互い違いの動作方式を使わなけ
れば、同じサイクル中に4つの加熱素子全部に
電力パルスが印加された場合に起る様に、最大
尖頭電流はこの値の4倍になることがあり得
る。尖頭電流が大きくなる他に、この尖頭値に
続く3サイクルでは、加熱素子が休止してい
る。そうすると、家庭用の照明に望ましくない
目につくちらつきが起る惧れがある。これは電
力設定状態が低い時でも、電力パルスの繰返し
速度が小さい為に、尚更目立つ現象である。 上に述べた互い違い方式を行う調整のとれた
制御作用が、各サイクルに、制御論理回路を1
つの加熱素子にだけ順次作用させ、こうして4
サイクル毎に1回、任意の特定の加熱素子に制
御論理回路の作用を順次受けさせることによつ
て達成される。 種々の繰返し速度を実現する為、制御装置4
は、以下制御期間と呼ぶ各々の電力サイクル
に、4つの加熱素子1(a)−1(d)の内の1つだけ
に対して制御の決定を下す。この為、4つの制
御期間毎に1回、任意の1つの特定の加熱素子
に対して制御の決定が下される。この4つの制
御期間から成る周期を以下制御周期と呼ぶ。パ
ルス繰返し速度を正しく実現する為には、各々
の制御期間の初めにトリガの決定、即ち各々の
加熱素子1(a)−1(d)に電力パルスを印加するか
しないかの決定を下すことが必要である。これ
は、4ビツトのデイジタル制御ワードによつて
特徴づけられた制御の決定によつて達成され
る。このワードで、各ビツトの状態が、関連し
た加熱素子に電力を印加するかしないかの決定
を表わす。制御周期中の各々の制御期間の間、
この制御ワードの異なるビツトを逐次的に試験
することにより、各々の制御期間に対してトリ
ガの決定が得られる。この為、制御の決定は、
4つの制御期間毎に1回同時に又は並行して下
される4つのトリガの決定であるが、各々の制
御期間に1つのトリガの決定として、逐次的に
又は直列に実施される。各々の制御期間の間、
各々の加熱素子に対し、各々の制御ワードの1
つのビツトが評価される。特定の加熱素子に電
力パルスを印加するという決定は、関連した1
つのトリアツク3(a)−3(d)のゲート3(1)に
トリガ・パルスを印加することによつて実施さ
れる。決定が電力パルスを印加しないことであ
る時、関連したトリアツクはトリガされず、従
つて次の制御期間の間非導電である。 トリアツク3(a)−3(d)のトリガ動作は、普通
行われる様に、電力信号の正に向うゼロ交差と
同期させて、トリアツクの信頼性を高めると共
に、切換えの過渡状態による電磁干渉を最小限
に抑える。 作用の説明 第5A図について説明すると、制御装置4が
同一の4つの制御論理回路4(a)−4(d)を含む。
各々の制御論理回路は、キーボード5からのオ
ペレータ入力に応答して、制御ワードを発生す
る。各々の制御論理回路4(a)−4(d)は、キーボ
ード5の1つのキー列及び1つのトリアツク3
(a)−3(d)と一意的に関連している。即ち、制御
論理ブロツク4(a)−4(d)が、夫々キーボード5
(第2図)のキー列S/U1−S/U4でオペレ
ータが選択した電力設定状態の入力に応答し
て、加熱素子1(a)−1(d)(第2図)に対する電
力パルス繰返し速度を制御する制御ワードを発
生する。 前に述べた様に、この発明では、4つの制御
期間毎に1回、特定の加熱素子に対する4ビツ
トの制御ワードが発生される。4つの制御期間
が制御周期と呼ばれる。 電力出力論理回路24が別個の貯蔵レジスタ
に各々の制御ワードを貯蔵する。制御ワードの
各ビツトがMSBからLSBへと逐次的に試験さ
れ、各々の制御期間の初めに、各ワードの1ビ
ツト、合計して4ビツトが試験される。試験さ
れたビツトの状態が、その制御期間の間に、対
応する加熱素子に電力を印加すべきかどうかを
決定する。 特定の1つの制御論理ブロツク4(a)−4(d)が
4つの制御期間の1つで動作するのに対し、論
理ブロツク4(a)−4(d)によつて発生された制御
ワードを貯蔵する電力出力論理回路24は各々
の制御期間に1回動作する。 このタイミングはゼロ交差検出器10及び主
タイマ12によつて同期させられる。ゼロ交差
検出器10は、60Hzの交流電力信号を監視し
て、電力信号の正に向うゼロ交差が検出される
度に、ゼロ交差パルスを発生する公知の普通の
回路であり、第3図の()に示す様に、各々
の電力サイクルの初めにゼロ交差パルスを発生
する。これらのパルスが電力出力論理回路24
及び主タイマ12に送られる。電力出力論理回
路24では、ゼロ交差パルスは、作用として、
試験ビツトの状態を回路の出力端子へストロー
ブする。 主タイマ12が2ビツトのリング計数器とし
て作用し、4本の出力線12(a)−12(d)を持
つ。その1つが各々のカウントに対応する。主
タイマ12は検出器10からのゼロ交差パルス
を計数して、現在のカウントに対応する出力線
に付能パルスを発生する。この為、4つのゼロ
交差毎に、各々の出力に1回相次いで付能パル
スが発生される。出力線12(a)−12(d)が夫々
制御論理回路4(a)−4(d)に結合される。1つの
制御論理回路の入力に付能信号が現われると、
制御ワードを発生する論理サイクルが開始され
る。こうして主タイマ12が制御論理回路4(a)
−4(d)を逐次的に付能する。検出器10からの
ゼロ交差パルスに応答して、各々の制御期間の
初めに1つの論理回路が付能される。 夫々1つの制御論理回路4(a)−4(d)は、制御
ワード出力の他に、キーボード走査出力及び緩
始動出力を発生する。キーボード走査出力が、
キーボードの内、特定の論理回路に関連したキ
ー列に供給され、その列からオペレータ入力が
送込まれているかどうかを判定する。こうして
対応する制御論理回路が付能されている制御期
間の間、各列が操作される。この為、各列は制
御周期に1回走査される。即ち4つの制御期間
毎に1回走査される。キーボード5の出力が複
号器50に対する走査情報になる。複号器50
がキーボードからの入力を2進符号化10進
(BCD)信号に変換し、この複合信号を4つの
制御論理回路4(a)−4(d)の全部の入力に供給す
る。然し、この入力は、1つの制御期間の間、
1つの制御論理回路の作用を受けるだけであ
る。即ち、その特定の制御期間の間に主タイマ
12によつて付能された論理回路の作用を受け
るだけである。 各々の関連した論理回路4(a)−4(d)からの緩
始動出力が禁止論理回路22に供給される。こ
の出力の状態は、関連した加熱素子が緩始動様
式で動作しているかどうかを表わす。どの加熱
素子も緩始動様式で動作していない時、各々の
加熱素子に対する電力出力論理回路24の出力
は変更なしに禁止論理回路22を通過して、ト
リアツク駆動回路26を介して適当なトリアツ
ク3(a)−3(d)に送られる。然し、1つ又は更に
多くの加熱素子が緩始動様式で動作している
時、禁止論理回路22が、緩始動様式で動作し
ている加熱素子に関連したトリアツクが導電状
態にトリガされている制御期間の間、他の全て
のトリアツク3のトリガ動作を禁止する。 第6図は1つの素子が緩始動様式で動作して
いて、他の3つの素子が電力設定状態7で定常
状態様式で動作している時の4つの加熱素子全
部に対する電圧波形を示す。この図は、定常状
態様式で動作している3つの素子に対する電力
が、緩始動様式で動作している素子に電力が印
加されるサイクルの間は禁止されることを示し
ている。 第5B図は制御論理回路4(a)−4(d)の代表と
して、制御論理回路4(a)を更に詳しく示してい
る。制御論理回路4(a)の同期的なサイクル動作
を行わせる為のタイミング信号が、タイミング
手段15によつて発生される。第1のタイミン
グ・パルスが複号器50に供給されて複号器を
破算し、複号器がキーボード5からの次の入力
を受取る用意をする様にする。次に、タイミン
グ手段15によつて発生された走査パルスがキ
ーボード5の列S/U1、即ち制御論理回路4
(a)に関連する列に印加される。この走査パルス
は、キーボード5のこの出力がその列に於ける
キーの状態を反映する様にする。いずれかのキ
ーが作動されている場合、キーボード出力が選
択された電力設定状態を表わす。どのキーも作
動されていなければ、キーボード出力は空白の
入力を表わす。複号器50がキーボード5から
の出力を2進符号化10進(BCD)信号に複号
し、それが記憶装置18に送られる。記憶装置
18は制御信号データを貯蔵する為の一時貯蔵
部位KB(図に示してない)及び永久貯蔵部位
PM(図に示してない)を含む。新たに送込ま
れた複号器50からのデイジタル制御信号が最
初は一時貯蔵部位KBに貯蔵される。この貯蔵
部位は、タイミング手段15からのタイミング
信号によつて付能される。試験手段30がこれ
から説明する様にこの信号を試験した後、KB
に貯蔵された信号は(後で説明する様な制御作
用に応じて)記憶装置18の永久貯蔵部位PM
へ転送することが出来、この後で選択された電
力設定状態を表わす制御信号によつて入れ替え
られるまで、不定期間の間そこに保持される。 試験手段30がKBに貯蔵された入力を監視
して、入力が空白、即ち新しい入力なし、オフ
設定状態、オン設定状態又は電力設定状態1−
7の内の1つのどれを表わすかを判定する。空
白が確認されると、PMの内容は変わらず、制
御論理回路はPMに貯蔵されている前に送込ま
れた設定状態に従つて進行する。 新しい入力が試験手段30によつてオフ設定
状態と確認されると、この信号がPMに続込ま
れ、前に送込まれた設定状態の代りになる。 オン設定状態又は設定状態1−7の内1つが
確認されると、KBの内容をPMに読込む前に、
PMの内容に対して別の試験が行われ、過渡的
な様式を開始又は終了しなければならないかど
うかを判定する。この別の試験は緩始動様式及
び即時オン様式について説明する。 制御周期の1番目の制御期間の間、制御ワー
ド発生器16が表に挙げた4ビツト・ワード
の内の1つを発生する。電力設定状態5、6及
び7に対する電力パルス繰返し速度は、これら
の制御ワードの内の1つを反復的に発生するこ
とによつて実現することが出来る。電力設定状
態1、2、3及び4は、適正な順序のワード
(1000)及び(0000)を反復的に発生すること
によつて実現することが出来る。 制御ワード 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 1 0 1 1 1 1 各々の制御周期にワードあたり1つのビツト
が試験されることを前に述べた。この一組の制
御ワードに対し、論理1状態にある試験ビツト
は、トリアツクをトリガするという決定にな
る。論理ゼロ状態であれば、トリガしないとい
う決定になる。ビツトの逐次的な試験が、最上
位ビツトから始められる。 オフ及び5−7の電力設定状態は、各々の制
御周期に制御ワード(0000)、(1000)、(1010)
及び(1111)の内の1つを発生することによつ
て実現することが出来ることは明らかである。
この結果、夫々0、1/4、1/2及び1/1の電力パ
ルス繰返し速度になる。 電力設定状態1−4は、制御ワード(1000)
及び(0000)の適正な反復的な順序を必要とす
る。更に具体的に云えば、電力設定状態4は、
ワード(1000)に1つのワード(0000)が続く
反復的な順序を必要とする。設定状態3はワー
ド(1000)に続く3つのワード(0000)で構成
された順序を繰返すことを必要とする。設定状
態2はワード(1000)に続く7つのワード
(0000)で構成された順序を繰返すことを必要
とし、設定状態1は、ワード(1000)に続く15
個のワード(0000)で構成された順序を繰返す
ことを必要とする。この為、電力設定状態4で
は、1つおきの制御周期にワード(1000)が発
生される。電力設定状態3では、ワード
(1000)が4番目の制御周期毎に発生され、電
力設定状態2では、ワード(1000)が8番目の
制御周期毎に発生され、電力設定状態1では、
ワード(1000)が16番目の制御周期毎に発生さ
れる。簡単に云えば、nを電力設定状態4−1
に対する1−4に等しいとして、制御ワード
(1000)が2n個の制御周期毎に発生される(表
)。(1000)及び(0000)の適正な順序を形成
する際、2進計数器を使う。カウントの最初の
n個の最下位ビツトの同一の状態が、2n個のカ
ウント毎に繰返される。例えば、カウントの少
なくとも最初の有意ビツトは21即ち2カウント
毎にゼロになり、少なくとも最初の2個の最下
位ビツトは22即ち4カウント毎にゼロになると
いう様になる。 ゼロ交差主計数器14はリング計数器であつ
て、主タイマ12からの予定数の付能パルスを
反復的に計数してリセツトされる様に構成され
ている。計数器14の現在のカウントを表わす
瞬時的な内容をZCMと呼ぶ。電力設定状態1
−4では、制御ワード発生手段16は、nを電
力設定状態4−1に対して夫々1−4に等しい
として、計数器14のカウントの最初のn個の
最下位ビツトに対して論理的な比較を行うこと
により、ワード(1000)及び(0000)の所望の
反復的な順序を発生する(表)。 最初のn個の最下位ビツトが全部論理0状態
にあることが判ると、制御ワード発生手段16
はワード(1000)を発生し、これらのビツトが
全部は論理0でない時、ワード(0000)が発生
される。例えば、電力設定状態3、即ちn=2
では、ワード発生手段16が、少なくとも最初
の2つの最下位ビツトが論理0である様なカウ
ントが発生する度に(これは4カウント毎に1
回起る)、制御ワード(1000)を発生する。計
数器14が付能パルスを計数するから、この例
では、ワード発生手段が4番目の制御周期毎に
ワード(1000)を発生し、4つのワード毎に又
は16ビツト毎に論理1ビツトが現われる様な制
御ワードの順序を発生し、1/16の所望の電力パ
ルス繰返し速度になる。 これ迄、定常状態動作の作用を説明した。次
に緩始動様式及び即時オン様式の作用をどの様
に実現するかを説明する。 緩始動及び即時オンと呼ぶ過渡的な様式は試
験手段30によつて開始される。前に述べた様
に、これらの過渡的な様式は、電力設定状態が
オフからオンへ、更に或る電力設定状態に変わ
つた時に使われる。オペレータは、オフ設定状
態から他の或る電力設定状態に変える時、オン
設定状態を選択し、次に電力設定状態1−7の
内の所望の1つを選択しなければならないこと
に注意されたい。前に述べた様に、試験手段3
0がKBに貯蔵された新しい走査結果を監視す
る。KBでオン入力が検出されると、試験手段
30がPMに貯蔵されている信号を試験して、
現在用いられている制御信号がオフ設定状態を
表わしているかどうかを判定し、設定状態がオ
フから他の或る状態に変えられたかどうかを判
定する。PMに貯蔵されている信号がオフ設定
状態を表わしておらず、設定状態がオフ設定状
態から変わつていないことを示す場合、オン入
力を無視し、RMの内容はそのまゝである。
PMがオフ設定状態を表わす信号を持つている
場合、緩始動様式を実施する最初の工程は、
KBに貯蔵されているオン信号をPMに読込む
ことである。2番目の工程は、設定状態1−7
の内の選択された1つを表わす信号がKBに送
込まれた時に行われる。試験手段30は、設定
状態1−7の内の1つを表わす信号を検出した
時、PMの内容が、オン信号を表わす信号かど
うかを試験する。オン信号が検出されると、試
験手段30は緩始動ラツチ(SSL)32にセツ
ト信号を送り、こうして緩始動様式の開始を完
了する。次にKBの内容がPMに読込まれる。
然し、SSLがセツトされたまゝでいる限り、制
御ワード発生手段16は、PMの内容に関係な
く、緩始動様式を特徴づける制御ワードを発生
する。好ましい実施例では、このパターンは電
力設定状態5に対する符号と同一である。この
為、緩始動様式の間、電力パルス繰返し速度は
電力設定状態5に関連するものになる。即ち、
4つの制御期間毎に1つの電力パルスが出る。
この電力パルス繰返し速度が、電力回路の電流
サージ容量を越えずに、低温のMOSi2加熱素
子に印加することが出来、且つ加熱素子が速や
かにその定常状態の抵抗値に達することが出来
る様にするのに最適の速度であることが経験的
に判つた。 緩始動タイマ(SST)34はSSL32がセツ
トされたことによつて付能される。SST34
が、主タイマ12からの予定数の付能パルスを
計数することにより、緩始動動作様式の持続時
間を制御する。この予定のカウントに達する
と、SST34が出力信号を発生し、それが
SST34及びSSL32の両方をリセツトするこ
とにより、緩始動様式を終了させ、それと共に
即時オン・ラツチ(IOL)36をセツトし、こ
うして即時オン様式を開始する。IOL36は、
セツトされた時、制御ワード発生手段16を付
能して、実際に選択された電力設定状態に無関
係に、最大の電力設定状態を使う。IOL36は
即時オン・タイマIOT38をも付能する。IOT
38が、主タイマ12からの予定数の付能パル
スを計数することにより、即時オン様式の持続
時間を決定すると共に、その後リセツト信号を
発生し、これによつてIOT38及びIOL36の
両方をリセツトし、即時オン様式を終る。この
後、定常状態動作様式が前に述べた様に進めら
れる。 前に述べた様に、即時オン様式は、即時オン
動作様式の進行中に、高い方の電力設定状態か
ら低い方の電力設定状態への変化が起つた場
合、終了させるべきである。試験手段30が次
の様にしてこの作用を行う。設定状態1−7の
内の1つを表わす信号がKBで検出された時、
PMの内容の電力レベルの設定状態が試験され
る。PMが或る電力レベル設定状態を表わす信
号を持つていて、新しい入力が設定状態1−7
の内の或るものから別のものへの電力設定状態
の変化を表わす場合、KBとPMの内容の間で
大きの比較が行われる。KBにある信号の大き
さがPMにあるものより小さく、新しい設定状
態が前の設定状態より低い場合、試験手段30
は即時オンラツチ36及び即時オンタイマ38
に対するリセツト信号を発生し、こうして即時
オン動作様式を終らせる。KBにある信号が
PMに読込まれ、新たに入力された電力設定状
態を実現する定常状態動作が進められる。 KBがオフを受取つた時には、何時でも全て
のラツチ並びにタイマが直ちにリセツトされ、
緩始動様式及び即時オン様式を終らせる。 マイクロプロセツサ形の実施例 第7図は硝子セラミツク製の調理頂部を持つ
と共に4個のMoSi2加熱素子を用いた第1図の
電気レンジに対する制御回路を好ましい実施例
を概略的に示しており、この実施例では
TMS1000シリーズ・マイクロプロセツサ又は
チツプによつて電子的に電力制御が行われる。
TMS1000シリーズ・チツプはテキサス・イン
スツルメンツ・インコーポレーテツド社並びに
その他の会社から市場で入手し得る。このチツ
プの技術的な詳細は、1975年12月に出版された
テキサス・インスツルメンツ社の刊行物
「TMS1000シリーズ・データ・マニユアル」に
記載されている。 第7図で、チツプ40はTMS1000シリー
ズ・マイクロプロセツサ・チツプであり、この
発明の制御方式を実現する様にその読出専用記
憶装置(ROM)を永久的に構成することによ
り、註文製になつている。 キーボード5は夫々9個のキーを持つ4列か
ら成る容量形接触配列である。加熱素子(a)−(d)
を制御する列を夫々S/U1−S/U4で表わし
てある。キーはオペレータが、4つの加熱素子
の各々に対し、オン及びオフの他に、電力レベ
ル1−7を選択することが出来る様にしてい
る。キーボード5は周知の普通の容量性接触キ
ーボードと同様に作用し、こゝでは、制御装置
に対する入力をどの様に発生するかを説明する
のに必要なことだけを説明する。キーボード5
の各々のキーが1つの上側パツド及び2つの下
側パツドを持つている。誘電体材料が上側及び
下側パツドを隔て、直列の2つのコンデンサを
実効的に構成している。上側パツドが2つの下
側極板の各々に対する共通の極板になる。各々
のキーで、一方の下側パツドがその列の全ての
キーに共通の入力線に接続される。他方の下側
パツドは、同じ行にある全てのキーに共通の出
力線に接続される。この為、キーボードは各々
の列に対し、その列の全てのキーが共有する1
つの入力線と、キーの各行に対して1つずつ設
けられた9本の出力線とを有する。キーボード
の各々の特定の列が、その列に対する入力線に
走査電圧を周期的に印加することによつて走査
される。この電圧が略そのまゝ、接触しなかつ
た全てのキーの出力線に伝達される。接触した
キーの出力は、オペレータが上側パツドと接触
したことによつて、静電容量が増えた為に減衰
して変わつている。 第7図の回路では、入力又は走査パルスがチ
ツプ40の出力R0−R3に逐次的に発生され
る。これらのパルスはR0−R3から現われた
時、キーボード駆動回路46の対応する入力に
伝達される。駆動回路46は、R0−R3から
のパルスを増幅するのに使われる普通の駆動回
路である。増幅されたパルスが駆動回路46に
よつて、キーボード5の対応する列入力線に送
られる。こうして、キーボード5の各列が、チ
ツプ40のROMにある制御プログラムによつ
て決定された速度で、周期的に、新しい入力が
あるかどうか、即ち作動されたキーがあるかど
うかについて走査される。以下制御ルーチンに
ついて説明する所から明らかになる様に、4つ
の制御期間毎に1回、各列が走査される。 キーボード5の出力が簡単な限流抵抗回路5
0(2)及び容量性インターフエイス回路
(1)を介してチツプ40に結合される。抵抗
回路50(2)はキーボードの各々の出力線と
直列に、10キロオーム程度の大きな限流抵抗を
入れるだけである。容量性インターフエイス回
路50(1)は、キーボードの出力に優先順位
をつけ、キーボードの出力をチツプ40が読取
り得るデイジタル形に符号化し、チツプ40に
対するこの入力をゼロ交差検出器10からのゼ
ロ交差パルスと多重化して、チツプ40の制御
作用が交流電力線路電圧のゼロ交差と同期出来
る様にするという幾通りもの作用をする。 この実施例では、容量性インターフエイス回
路50(1)はTMS1976シリーズ集積回路で
あり、これはテキサス・インスツルメンツ・イ
ンコーポレーテツド社から容易に入手し得る。
この回路の細部はこの発明にとつて重要ではな
いから、その動作はこの発明を理解するのに必
要な程度にとゞめる。容量性接触キーボードと
のインターフエイス接続作用に於けるこの回路
の動作について更に詳しいことは、1977年にテ
キサス・インスツルメンツ・インコーポレーテ
ツドから出版された「TMS1976容量性接触キ
ーボード・インターフエイス・マニユアル」を
参照されたい。 簡単に云うと、インターフエイス回路50
(1)は9個の容量性入力C1−C9を持ち、
これらが9個の内部バツフア(図に示してな
い)に内部結合されている。各々の入力は非常
に大きな抵抗を介して高い入力電圧レベルにバ
イアスされている。内部バツフアは、外部で発
生された基準電圧からの負の変化を検出する様
に設計されている。各々の入力バツフアがその
C入力の入力電圧が基準電圧と異なる時、関連
した内部ラツチ(図に示してない)に対するセ
ツト指令を供給する。これらのラツチの出力が
内部で符号化器(図に示してない)に送られ、
この符号化器が優先順位をつけること並びに符
号化の作用を行う。入力C−1には最高の優先
順位が割当てられ、C−9は最低である。最高
の優先順位を持つ入力を受取ると、それは4ビ
ツトのBCDワードに符号化され、内部の掛算
器に送られる。 インターフエイス回路50(1)の多重化器
部分が入力ISRによつて制御される。ISRが低
である時、BCDワードが出力Y1−Y4に転
送される。入力ISRが高レベルであると、C入
力線に応答して全ての内部ラツチが無条件にリ
セツトされ、入力ISRが低レベルに復帰するま
で、このリセツト状態が保たれる。全てのラツ
チがリセツトされると、ラツチから発生される
信号はどのキーも押されなかつた場合と同じで
ある。更に、ISRが高である時、入力信号Fが
出力Y1に現われる。C入力又はF入力のいず
れかを選択するという線ISRのこの作用によ
り、これらの入力をチツプ40に対して多重化
することが出来る。この多重化作用の制御はチ
ツプの出力ポートR8によつて行われる。この
ポートがISR駆動回路47を介してインターフ
エイス回路50(1)の入力ISRに電気結合さ
れている。 チツプ40はキーボード5からの走査出力を
表わす、インターフエイス回路50(1)から
のBCD符号の4ビツト信号を入力K1,K2,
K4及びK8に受取る。これらの入力インター
フエイス回路50(1)を出力Y1−Y4に
夫々電気結合されている。前に述べた様に、入
力K1はチツプ40をインターフエイス回路5
0(1)の入力Fを介してゼロ交差検出器10
にも結合する。 チツプ40の出力がO0−O7、R0−R
3,R4−R7及びR8から送出される。出力
O0−O7は、セグメント形表示駆動器41を
介して、普通の7セグメント形LED表示装置
44に対する表示情報を供給する。出力R0−
R3は、前に述べた様に、キーボード駆動器4
6を介して列S/U1−S/U4に結合される。
出力R8がISR駆動回路47を介して、インタ
ーフエイス回路50(1)の入力ISRに結合さ
れる。更に、出力R0−R3が、表示装置44
を付能する普通の表示デイジツト駆動回路42
の入力に結合される。出力R4−R7がチツプ
40を普通のトリアツク駆動回路26を介し
て、電力制御用トリアツク3(a)−3(d)のゲート
端子と結合する。トリアツク駆動回路26がR
4−R7からの出力を増幅し、チツプ40を電
力線路から隔離する。 前に述べた様に、チツプ40は註文により、
チツプ40のROMを予定の一組の命令を持つ
様に永久的に構成することにより、この発明の
制御作用を行う様に構成されている。第9図乃
至第18図は、キーボード5からインターフエ
イス回路50(1)を介して入力データを求
め、貯蔵し且つ処理すると共に、各々の加熱素
子1(a)−1(d)に対して選択された電力設定状態
に必要な電力パルス繰返し速度が得られる様に
トリアツク3(a)−3(d)をトリガする為の制御信
号を発生する為に、マイクロプロセツサで実施
される制御ルーチンを示すフローチヤートであ
る。これらのチヤートから、プログラミングの
当業者であれば、この発明の制御作用をチツプ
40が行うことが出来る様にする為に、マイク
ロプロセツサのROMに永久的に貯蔵される一
組の命令を作成することが出来よう。 −A 制御プログラム 制御プログラムは、読出専用記憶装置
(ROM)に入つている第9図乃至第18図
のフローチヤートに例示した一連のルーチン
で構成される。TMS1000にあるランダム・
アクセス記憶装置(RAM)が64ワードの貯
蔵装置を持ち、これは4つのフアイルに分け
て配置され、各々のフアイルが16個の4ビツ
ト・ワードを持つ。RAMをアドレスする為
に2つのレジスタを使う。Xレジスタは4つ
のフアイルの内の1つをアドレスする為に使
われ、Yレジスタは1つのフアイル中の16ワ
ードの内の1つをアドレスする為に使われ
る。 こゝで第5A図及び第5B図に戻つて説明
すると、前に述べた様に、各々の加熱素子に
は1つの制御論理回路4(a)−4(d)が関連して
おり、これらの回路が互い違いに動作し、
各々の制御期間に異なる1つの回路が動作す
る。特定の1つの回路は4つの制御期間毎に
1回動作する。 4つの制御論理回路4(a)−4(d)は、各々の
制御論理回路に対してRAMの異なるフアイ
ルを使うことにより、この実施例の制御ルー
チンで構成される。RAMの各々のフアイル
には、各々の制御論理回路に対する記憶装置
18、主計数器14、試験手段30、制御ワ
ード発生器16、ラツチ32,36及びタイ
マ34,38の作用と同じことをする貯蔵位
置が設けられている。制御論理回路4(a)−4
(d)の作用が、RAMのフアイル0−3に夫々
作用するプログラム命令によつて実行され
る。一組のプログラム命令が、各々の制御期
間の間1回作用する。フアイル・レジスタが
0から3まで計数するリング計数器として作
用して、制御期間毎に増数される様にするこ
とにより、互い違いになる様にしてある。こ
の為、各々の制御期間に、制御命令がRAM
の異なるフアイルに作用し、任意の特定の1
つのフアイルは4つの制御期間毎に1回作用
を受ける。RAMの各フアイルにあつて、そ
のフアイルに対する制御ワードを貯蔵してい
る貯蔵位置だけが、制御期間毎に作用を受
け、電力出力論理回路24及び禁止論理回路
22の作用をする。各々のフアイルに対する
特定の制御ワードは4つの制御期間毎に発生
されるだけであるが、各ワードの最上位ビツ
トは各々の制御期間に試験され、各ワードが
各々の制御期間に1ビツトだけ左へシフトし
て、各々の制御期間に新しいビツトが試験さ
れる様にする。 プログラムの最初のパスは、装置と電源の
コンセントとのプラグ接続の様に、装置に電
源を印加することによつて開始される。選択
された電力設定状態に関係なく、装置のプラ
グを差込んでいる間、制御回路が絶えず付勢
されていることに注意されたい。ゼロ交差ル
ーチン(第15図)に入つた時、プログラム
は一旦休止して、電圧信号の次のゼロ交差が
発生するのを待つ。ゼロ交差信号を検出する
と、トリアツクのトリガの決定が、出力ラツ
チR4−R7をセツト又はリセツトすること
により、トリアツク駆動回路に連絡され、次
に制御ワードがシフトさせられ(電力出力ル
ーチン、第16図)、プログラムは走査ルー
チン(第10図)に戻つて、プログラムの次
のサイクルを開始する。 次にフローチヤートについて各ルーチンを
説明する。 −B プログラムの説明 1 電力オン・ルーチン、第9図 このルーチンは、レンジのプラグを接続
した時、又は停電の後、電源が再び働いた
時等の様に、初めて電力が印加された時、
全ての内部のタイマ、ラツチ及びレジスタ
をリセツトする。このルーチンに入るの
は、動作を開始する時又は停電の後に電力
が回復した時だけである。 2 走査ルーチン、第10図 このルーチンは、シフト・ルーチン(第
17図)から入るのが普通であるが、容量
性インターフエイス回路50(1)からの
データの入力を制御すると共に、使われる
電力設定状態を表示する為に、表示素子4
4に表示データを出力することも制御す
る。 インターフエイス回路50(1)からの
データの入力は、次の一連の動作によつて
行われる。最初に容量性インターフエイス
回路は、出力ラツチR8を高に切換えるこ
とにより、リセツトされる(ブロツク9
0)。これによつてインターフエイス回路
50(1)の内部入力バツフアがリセツト
される。次にSU計数器を増数する(ブロ
ツク92)。SU計数器はフアイル・レジス
タであつて、0から3まで反復的に計数
し、0にリセツトされる様に構成されてい
る(ブロツク94及び96)。SUによつて
アドレスされるRAMフアイルが選択され
(ブロツク98)、これによつて、制御プロ
グラムの一般的な説明で述べた様に、プロ
グラムの各々のパスの間、異なるRAMフ
アイルが作用する様にする。次に、前のパ
ス(SU−1)からのキーボード走査出力
がリセツトされる(ブロツク100)。次
に出力ラツチR8を低に切換えることによ
り、容量性インターフエイス回路50
(1)がセツトされ(ブロツク101)、こ
うして容量性インターフエイス回路50
(1)の内部ラツチが新しい入力データを
受取る様に準備する。現在使われている電
力設定状態を表わす表示データが、O0−
O7出力に転送される(ブロツク102)。
次に、SUフアイル・レジスタのカウント
に対応する加熱素子に対する新しいデータ
を探すキーボード走査が開始される。この
為、R(SU)の走査出力を作動する(ブロ
ツク104)。これによつて、適当なキー
ボードの列及びデイジツトが付能される。
最後に、容量性インターフエイス回路50
(1)からの新しいデータが読込まれ(ブ
ロツク106)、一時記憶装置KBに貯蔵
される(ブロツク107)。加熱素子SUに
関連したキーボードの列からの入力データ
の検索が完了すると、プログラムは入力デ
ータ・ルーチン(第11図)にブランチす
る。 3 入力データ・ルーチン、第11図 このルーチンは、走査ルーチンに得られ
た、新しく送込まれ且つKBに一時的に貯
蔵されたデータが空白、即ちキーボードの
入力なし、オフ設定状態、オン設定状態又
は設定状態1−7の内の1つのいずれかを
表わすかを決定する。 新しいデータが空白を表わす場合(ブロ
ツク110)、永久貯蔵レジスタPMは、
現在使われている制御信号を持つている
が、そのまゝであつて、プログラムは電力
制御ルーチン(第13図)にブランチす
る。 KBにある新しいデータがオフ設定状態
を表わす場合(ブロツク112)、このデ
ータがPMに読込まれ(ブロツク114)、
緩始動及び即時オン・ラツチ及びタイマが
リセツトされ(ブロツク115a−d)、
プログラムは電力制御ルーチン(第13
図)にブランチする。 新しいデータがオン設定状態を表わす場
合(ブロツク116)、緩始動様式を実施
する必要があるかどうかを判定する為に、
付加的な試験が行われる。PMに貯蔵され
ている制御信号を試験し(ブロツク11
8)、前に貯蔵されていた設定状態がオフ
設定状態であるかどうかを判定する。そう
であれば、KBに貯蔵されている新たに送
込まれたオン設定状態がPMに読込まれる
(ブロツク120)。そうでなければ、PM
の内容はそのまゝであり、プログラムは電
力制御ルーチン(第13図)にブランチす
る。後の場合は、設定状態がオンからオン
に変わつたこと又は設定状態1−7の内の
1つからオンになつたことを示しており、
この場合新しいオン設定状態は無視され
る。 新しいデータが空白でも、オフでも、オ
ンでもない(ブロツク116のノーの答え
によつて表わされる)場合、それは設定状
態1−7の内の1つを表わしている筈であ
る。この場合、PMに貯蔵されている信号
を試験して、前に送込まれた設定状態がオ
フ設定状態であるかどうかを判定すること
が必要である(ブロツク117)。イエス
であれば、PMの内容はそのまゝであり、
プログラムは電力制御ルーチン(第13
図)にブランチする。この場合は、最初に
オン設定状態を選択せずに、オフから電力
設定状態1−7の内の1つへ変えようとし
た場合を示す。この様な場合、新しい電力
設定状態は無視される。ブロツク117の
ノーの答えにより、前の設定状態がオンで
あるか又は電力設定状態1−7の内の1つ
であつたことが判り、この場合、プログラ
ムは比較ルーチン(第12図)にブランチ
する。 4 比較ルーチン、第12図 このルーチンに入るのは、新しい入力が
電力設定状態1−7の内の1つを表わす時
だけである。このルーチンの主な作用は、
緩始動様式を開始し、適切な場合、即時オ
ン様式を終了することである。この作用が
次の様に行われる。ブロツク122でオン
設定状態になつているかどうかPMを試験
する。PMがオン設定状態を持つていて、
電力設定状態がオンから電力設定状態1−
7の内の1つに変わつたことを表わす場
合、緩始動ラツチSSLをセツトする(ブロ
ツク124)。新たに送込まれた電力設定
状態がKBに一時的に貯蔵されているが、
これをPMに転送し(ブロツク125)、
プログラムは電力制御ルーチン(第13
図)にブランチする。 PMがオン設定状態以外の設定状態を持
つことが判つた場合(ブロツク122)
(或いは入力データ部分で前に述べた様に
オフ設定状態を持つている場合)、これは
電力設定状態1−7の内の或るものから別
のものへの変化を示すが、新に送込まれた
設定状態が現在使われている設定状態より
低いかどうかを判断することが必要であ
る。前に述べた様に、この発明の制御方式
の1つの特徴は、即時オン様式で動作して
いる間、前の設定状態より小さい様な、新
しい電力設定状態が送込まれた場合、即時
オン様式を直ちに終了させることである。
表に示す様に、電力設定状態1−7は設
定状態を表わすBCD符号によつて表わさ
れる。この為、PM及びKBに貯蔵されて
いる信号の大きさの比較が行われる(ブロ
ツク126)。KBの符号化信号がPMにあ
るものより小さければ、新しい設定状態の
方が低く、即時オン・ラツチ及び即時オ
ン・タイマがリセツトされる(ブロツク1
28及び129)。KBに貯蔵されている
信号がPMにあるものより小さくなけれ
ば、即時オン・ラツチ及びタイマは変わら
ない。いずれの場合も、最初KBに貯蔵さ
れた、新しく送込まれた信号が、その後で
PMに読込まれる(ブロツク125)。そ
の後プログラムは電力制御ルーチン(第1
3図)にブランチする。 5 電力制御ルーチン、第13図 電力制御ルーチンの主な作用は、各々の
制御周期に主計数器を増数すると共に、適
切な場合、緩始動及び即時オン・ルーチン
を実施することである。リング計数器とし
て作用し、反復的に0から15まで計数する
主計数器を増数した後(ブロツク150)、
緩始動ラツチを試験する(ブロツク15
2)。このラツチがセツトされていて、緩
始動様式で動作していることを示す場合、
緩始動タイマを増数し(ブロツク154)、
緩始動様式の持続時間を制限する為に、タ
イマの内容を時間切れと記した基準定数に
対して試験する(ブロツク156)。タイ
マの内容がこの値を越えた時、緩始動ラツ
チ(ブロツク157)及びタイマ(ブロツ
ク158)をリセツトし、即時オン・ラツ
チをセツトする(ブロツク159)。 1秒の持続時間の場合、時間切れは15に
設定される。後で説明する即時オン様式を
実施する為に使われるレジスタであるレジ
スタMKB並びにPMの内容をこの点で交
換する(ブロツク155)。これは、IOL
がこのループの最初にセツトされており、
これらのレジスタの内容が、即時オン・ル
ープのブロツク164を経由せずに、これ
らのレジスタの内容が電力比較ルーチンで
同じ様に交換される(第14B図のブロツ
ク168)からである。その後、プログラ
ムは電力比較ルーチンのブロツク146に
ブランチし、PMに貯蔵されている実際の
電力設定状態に無関係に、緩始動の繰返し
速度を実現する。 緩始動ラツチがセツトされていない時、
即時オン・ラツチ(IOL)を試験する(ブ
ロツク160)。このラツチがセツトされ
ていて、即時オン様式で動作していること
を表わす時、レジスタMKBを最高の電力
設定状態の符号、即ちこの実施例では、設
定状態7に対するBCD符号に等しく設定
する(ブロツク161)。次に即時オン・
タイマを1カウントだけ増数し(ブロツク
162)、試験して(ブロツク163)カ
ウントが予定の最大値(MAXTIME)を
越えたかどうかを判定する。越えていなけ
れば、NKB及びPMの内容を交換し(ブ
ロツク164)、PMが実際の電力設定状
態ではなく、電力レべル7に対応する信号
を持つ様にし、こうして実際の電力設定状
態に無関係に、即時オン様式に関連した電
力パルス繰返し速度を実現する。即時オ
ン・タイマが最大カウントを越えた場合、
即時オン・ラツチ及びタイマをリセツトす
ることにより、即時オン様式を終了させる
(ブロツク165及び166)。持続時間が
8.5秒の場合、MAXTIMEは128に設定さ
れる。いずれにせよ、この後プログラムは
電力比較ルーチン(第14A図及び第14
B図)にブランチする。 6 電力比較(第14A図及び第14B図) このルーチンでは、適正な電力パルス繰
返し速度を実現するのに必要な4ビツトの
制御ワード(POW)を発生する。PM=
5−7で表わされる様に、電力設定状態5
−7の内の1つが選択された時(ブロツク
130−132)、POWを夫々(1000)、
(1010)又は(1111)に等しくなる様に設
定する(ブロツク146−148)。前に
述べた様に、こういう電力設定状態で要求
される繰返し速度は、これらの制御信号の
内の適正なものを繰返して発生することに
よつて実現される。同様に、SSLがセツト
されている時(第13図のブロツク15
2)、POWを(1000)に等しいと設定する
(ブロツク146)ことにより、緩始動様
式が実現される。 電力設定状態1−4を実現するには、一
続きの(1000)及び(0000)を反復的に発
生することが必要である。適正な順序は、
PMの内容及び主計数器のカウント
(ZCM)の両方を試験することによつて決
められる。電力設定状態4では、適正な順
序は(1000)及び(0000)が交互に現われ
る順序である。ZCMの最初の最下位ビツ
トがゼロかどうかを試験す(ブロツク14
0)ことにより、1つおきのカウントでイ
エスの答えが得られる。答えがイエスであ
り、PMの内容が4に等しい(ブロツク1
33)時、POWを(1000)に等しく設定
する(ブロツク138)。答えがノーであ
る時、POWは(0000)に等しく設定する
(ブロツク139)。従つて、電力設定状態
4では、PM=4であり、POWは制御周
期毎に(1000)及び(0000)の間を交互に
変わる。 最初のLSBが0であるが、PMの内容が
4に等しくない時、2番目のLSBが0か
どうかを試験する(ブロツク141)。答
えがイエスであれば、1番目及び2番目の
LSBが両方共0であることを表わしてお
り、これは4カウント毎に1回だけ発生す
ることである。答えがイエスであつても、
PMの内容が3であり、電力設定状態3が
選択されていることを表わしている場合、
POWは(1000)に等しく設定される。2
番目のLSBが0でない場合、POWは
(0000)に等しく設定される。従つて、
PMの内容が3である時、POWは4つの
制御周期毎に、1回だけ(1000)に等しく
なり、他の時は(0000)になり、こうして
電力設定状態3に対し、(1000)に3つの
(0000)が続くという所望の順序になる。 ブロツク134の答えがノーである場
合、これは電力設定状態が設定状態3−7
の内の1つではなく、ZCMの最初の2つ
のLSBが0であることを示している。次
の工程はZCMの3番目のLSBが0かどう
かを試験することである(ブロツク14
2)答えがノーであれば、POWは(0000)
に等しく設定する。答えがイエスであつ
て、最初の3つのLSBが0であるという
ことは、8つのカウント毎に1回発生す
る。答えがイエスであり、電力設定状態2
が選択されている場合、PM=2であり
(ブロツク135)、POWは(1000)に等
しく設定される。従つて、電力設定状態2
では、POWは8つの制御周期毎に1回、
(1000)に等しくなり、他の時は(0000)
になり、こうして(1000)に7つの
(0000)が続くという所望の順序になる。 最後に、ZCMの3つのLSBが0であつ
て、PMの内容が2、3、4、5、6又は
7に等しくない場合、4番目のLSBが0
かどうかを試験する(ブロツク143)。
答えがイエスであつて、最初の4つの
LSBが0である場合、これは16カウント
毎に1回発生するが、電力設定状態1が選
択されていれば(PM=1)(ブロツク1
36)、ROWは(1000)に等しく設定さ
れる。この為、電力設定状態1に対して
は、POWは16個の制御周期毎に1回
(1000)に等しくなり、その他の時は
(0000)であり、こうして(1000)に15個
の(0000)が続くという所望の順序にな
る。 ブロツク136で答えがノーであること
は、オフ電力設定状態が選択されたことを
示しており、POWは(0000)に等しく設
定するのが正しくなる。 制御周期に対する適切な制御ワードを発
生したら、このルーチンでは、即時オン・
ラツチ(IOL)を試験する(ブロツク16
7)ことにより、加熱素子が即時オン様式
で動作しているかどうかを判定することが
残つている。このラツチがセツトされてい
れば、MKB及びPMの内容を交換して、
即時オン様式を実施する為の工程として、
電力制御ルーチンで行われた初めの交換を
逆に戻すことが必要である。この後プログ
ラムはゼロ交差ルーチン(第15図)にブ
ランチする。 7 ゼロ交差ルーチン、第15図 このルーチンは、電力信号の次のゼロ交
差の前に、トリアツク・トリガ用出力ラツ
チR4−R7をリセツトする(ブロツク1
70)。出力R8が高に切換えられ(ブロ
ツク171)、容量性インターフエイス回
路50(1)のISRをセツトして、インタ
ーフエイス回路50(1)に対するF入力
を付能し、出力Y1へ出て行く様にする。
こうすることにより、ゼロ交差パルスが入
力K1に現われる。プログラムは、パルス
K1に現われるまで待つ(ブロツク172
及び173)。パルスを受取ると、インタ
ーフエイス回路50(1)に対する入力
ISRがリセツトされ(ブロツク174)、
プログラムは電力出力ルーチン(第16
図)にブランチする。 8 電力出力ルーチン、第16図 このルーチンは電力出力論理回路24及
び禁止論理回路22(第5A図)の作用を
行う。このルーチンでは、定常状態動作の
間、4つの加熱素子に対する制御ワード
POW(a)−POW(d)がアドレスされ(ブロツ
ク181−184)、各々の制御ワードの
最上位ビツト(MSB)を試験する(ブロ
ツク185−188)。出力ラツチR4−
R7の内、論理1状態のMSBを持つ制御
ワードに関連したものがセツトされる(ブ
ロツク191−194)。出力ラツチR4
−R7の内、論理0状態のMSBを持つ制
御ワードに関連したものは、セツトされな
い。後の場合、これらのラツチはリセツト
状態にとゞまる。これは各々のラツチR4
−R7がゼロ交差ルーチンで既にリセツト
されているからである(第15図のブロツ
ク170)。出力ラツチがセツトされると、
関連したトリアツクが導電状態に切換わ
る。リセツト状態にあるR出力ラツチに関
連したトリアツクは非導電のまゝである。
こうして、定常状態の動作の間、4つの制
御ワードの各々の最上位ビツトが制御プロ
グラムの毎回のパスの時に試験される。こ
の為、各々のトリアツクをトリガする又は
トリガしないという決定が、各々の制御期
間に行われる。 禁止作用を含む緩始動動作様式もこのル
ーチンによつて実施される。前に述べた様
に、緩始動様式で動作している加熱素子に
対しては、4つの制御期間毎にパルス1個
という割合で電力パルスが印加される。緩
始動様式で動作している加熱素子に電力が
印加されている制御期間の間、他の加熱素
子に対しては、それらの素子の電力設定状
態に関係なく、電力パルスは印加されな
い。この禁止作用がこのルーチンで次の様
にして行われる。このルーチンに入つた
時、SU計数器によつて確認された加熱素
子に関連する緩始動ラツチが試験される
(ブロツク180)。セツトされていて、こ
の加熱素子が緩始動様式で動作している場
合、出力ラツチR4−R7の内、この加熱
素子に関連していて、R(SU+4)で表わ
される1つのラツチがセツトされる(ブロ
ツク195)。こゝでSUはこの加熱素子を
確認するカウントである。次にプログラム
はシフト・ルーチン(第17図)にブラン
チする。ゼロ交差ルーチンでリセツトされ
ている(第15図のブロツク170)残り
の出力ラツチは変わらないまゝでいる。こ
れは、定常状態決定ブロツク、即ちブロツ
ク181−188及び191−194が、
SSLがセツトされている時に側路されるか
らである。こうして、他の全ての加熱素子
に対しては、それらの電力設定状態に無関
係に電力が禁止される。これは、出力ラツ
チR4−R7の内、緩始動様式で動作して
いる加熱素子に関連した1つのラツチだけ
がセツトされるからである。 9 シフト・ルーチン、第17図 このルーチンは各々の加熱素子に対する
制御ワードをアドレスして左へ1ビツト位
置だけシフトさせる。電力出力及びシフ
ト・ルーチン(第16図及び第17図)
が、各ワードに対して、最上位ビツト位置
を試験し、その後ことごとくの制御期間の
間、各ワードのビツトを左へシフトさせる
ことにより、制御ワードの逐次的な左から
右への試験を行う。こうして各々の加熱素
子に対する制御論理回路が各々の制御周期
に作用するが、オン又はオフ転化の決定は
ことごとくの制御期間に下される。この後
プログラムは走査ルーチン(第10図)に
戻り、RAMの次のフアイルで命令を繰返
す。 別の実施例 コストの観点から、この発明の好ましい実施
例の制御回路では、マイクロプロセツサが主な
制御素子である。然し、この発明の考えはこの
様な実施例に制約されるつもりはない。第5A
図及び第5B図の機能的なブロツク図並びに第
9図乃至第17図のフローチヤートによつて例
示されたこの発明の制御方式は、市場で容易に
入手し得る回路素子を用いた結線形デイジタル
論理回路を使つても実施することが出来る。 第18図乃至第23図は、マイクロプロセツ
サの代りに、結線形のデイジタル論理回路を用
いたこの発明の別の実施例の論理回路を示す。
前に説明した素子には同じ参照記号を用いてい
る。図示の論理回路は、第5A図及び第5B図
のブロツク図に全体的に示す様な形でインター
フエイス接続される。 これから説明する論理回路では、図面を見易
くする為に、インターフエイス回路を省略して
あるが、こういう回路は普通のものであつて、
周知である。 −A タイミング マイクロプロセツサを使つた実施例では、
論理的な事象のタイミングが、マイクロプロ
セツサが直列形である結果、当然のことゝし
て達成される。各々の命令が順次遂行され、
どんな時も、一度に1つの命令しか実行する
ことが出来ない。即ち、ゼロ交差パルスが入
力したことによつて、制御期間が開始された
時、マイクロプロセツサがROMに貯蔵され
ている命令に順次進む。ROMにある命令の
実行を正しい順序で行えば、それがタイミン
グ順序になる。 然しデイジタル論理回路を用いた実施例で
は、各々の制御期間内での事象のタイミング
が、各々の制御論理路4(a)−4(d)にあるタイ
ミング回路によつて制御される。この各々の
タイミング回路が、論理回路4(a)に対して第
24図の時間線図に示す様な6つのタイミン
グ信号TS1−TS6を発生する。各々のタイ
ミング回路が、その論理回路並びに関連した
加熱素子に伴う制御周期の最初の制御期間の
間、これらのタイミング・パルスを発生す
る。前に述べた様に、各々の加熱素子に対す
る制御周期は他のどの加熱素子とも位相がず
れており、この為各々の制御期間の間、1つ
の制御論理回路に対してだけ、内部タイミン
グ信号が発生される。これが主タイマ12で
発生された付能信号MTS(a)−(d)によつて制
御される。これらの付能信号が、4つの制御
論理回路を付能する。信号MTS(a)が第24
図に示されている。 −B オペレータ入力回路 第18A図は、第5A図のキーボード5及
び復号器50の作用を行う回路を概略的に示
している。第18A図の回路は、前にマイク
ロプロセツサ形の実施例(第7図について説
明したのと同じ基本的な回路である。即ち、
容量性接触キーボード5を持ち、復号器50
は抵抗回路50(2)及び容量性インターフ
エイス回路50(1)で構成される。違い
は、インターフエイス回路50(1)が符号
化及び優先順位をつける作用を行うが、マイ
クロプロセツサ形の実施例の場合の様に、ゼ
ロ交差パルスを制御信号データと多重化しな
いことである。各々の制御論理回路のタイミ
ング回路により、キーボード及びISRを作動
する信号が発生される。各々の制御論理回路
に対する最初のタイミング信号TSI(第24
図)がオア・ゲート47(1)及びISR駆動
回路47を介して、ISR入力に結合される。
即ち、ことごとくの制御期間に、ISR入力に
信号が加えられる。2番目のタイミング信号
TS2(第24図)が、現在付能されている
制御論理回路に関連した列に対し、駆動回路
46を介して印加され、作動されたキーがあ
るかどうか、その列を走査する。従つて、
各々の制御期間の間、1列だけが走査され
る。表に電力設定状態と容量性インターフ
エイス回路50(1)との間の関係を示して
ある。インターフエイス回路50(1)によ
つて発生された4ビツトの出力が、各々の制
御論理回路4(a)−4(d)に対して1つずつ、記
憶装置18(第19図)の4つの記憶レジス
タ18(1)の各々の入力に結合される。
個々の制御論理回路について後で更に詳しく
説明するが、このデータがことごとくの制御
期間に、4つの制御論理回路の全部に加えら
れるが、その特定の制御期間の間、主タイマ
12によつて付能された回路の特定のレジス
タにだけ読込まれる。 −C 主タイマ こゝで第5A図及び第5B図について簡単
に説明すると、前に述べた様に、主タイマ1
2の作用は、4つの制御論理回路4(a)−4(d)
を逐次的に付能することであり、各々の制御
期間に1つの制御論理回路を付能する。主タ
イマ12によつて発生された回路4(a)−4(d)
に対する夫々の付能信号MTS(a)−MTS(b)
が、付能された論理回路に対する制御周期を
開始する。 第18B図は主タイマ12の作用をする論
理回路を概略的に示している。計数器12
(1)は普通の4ビツト計数器であつて、ゼ
ロ交差検出器10からのゼロ交差パルスを計
数する様に構成されている。計数器12
(1)の4つの出力が復号器12(2)普通
の4線から10線へのBCDから10進法への復
号器に接続される。これは通し番号SN7442
の名前で容易に利用し得る集積回路である。
復号器12(2)の出力12(a)−12(d)が
夫々0乃至3のカウントを表わし、夫々付能
信号MTS(a)−MTS(d)になる。カウント4に
対応する出力が計数器12(1)のリセツト
入力に結合される。この構成により、計数器
12(1)は0から3まで計数して、4つの
ゼロ交差パルス毎にゼロにリセツトされる。
計数器12(1)が0から3まで計数する
時、出力12(a)−12(d)の内、計数器12
(1)の特定のカウントに対応する1つの出
力に、付能信号が現われる。出力12(a)−1
2(d)が、各々の論理回路4(a)−4(d)のタイミ
ング手段15の付能入力に結合される。従つ
て、付能信号が回路4(a)−4(d)に逐次的に加
えられ、各々の制御期間にその1つが付能さ
れる。主タイマ12によつて発生された付能
信号が、付能された1つの論理回路4(a)−4
(d)に対する内部タイミング信号の発生を開始
する。 −D 制御論理回路 第5A図に示す様に、4つの個別の制御論
理回路4(a)−4(d)が設けられていて、各々が
加熱素子1(a)−1(d)の内の対応する1つに関
連している。この実施例でこれらの回路を構
成する論理回路を以下説明する。その例とし
て、回路4(a)を取上げる。この回路を構成す
る個別の回路の動作を、回路4(a)が付能され
ている制御期間の場合について説明する。前
に述べた様に、回路4(a)−4(d)は主タイマ1
2によつて逐次的に付能され、任意の1つの
制御期間には1つしか付能されない。この
為、回路4(a)の個別回路の動作について説明
することは、その後の制御期間中の回路4(b)
−4(d)にも同じことが云える。 −D1.1 タイミング手段 各々の制御論理回路がタイミング回路
を含み、これが主タイマ12からの付能
信号に応答して、第24図の時間線図に
示す一連の6つのタイミング信号TS1
−TS6を発生し、制御論理回路の動作
を同期させる。論理回路4(a)に対する主
タイマ12からの付能信号が第24図に
MTS(a)と記されている。図示の様に、
MTSパルスを受取つた制御期間にだけ、
6つのタイミング・パルスが発生され
る。 タイミング回路の細部はこの発明の一
部分を構成するものではなく、従つてそ
の作用を簡単に説明する。第24図の時
間線図に従つてタイミング信号を発生す
る周知の任意の普通のタイミング回路を
使うことが出来る。 第24図について説明すると、曲線
ZCPがゼロ交差検出器10(第5A図)
の出力を表わす。曲線MTS(a)は主タイ
マ12の4つの出力の内の1つを表わ
す。信号TS1−TS6を用いて、論理回
路の動作を各々の制御期間と同期させ
る。TS1は負に向うパルスであつて、
容量性インターフエイス回路50(1)
のISR入力に印加される。この負に向う
パルスは、キーボードをTS2によつて
走査し、TS3によつて付能された時、
この走査の結果を記憶装置18のレジス
タ18(1)に読込むことが出来る位の
間、低にとゞまる十分な持続時間を持つ
ていなければならない。即ち、TS1は
TS2及びTS3と重なつていなければな
らない。TS4が記憶装置18のレジス
タ18(2)に対する付能信号として作
用する。この信号が試験手段30(第1
9図)のアンド・ゲート30(1)を介
してレジスタ18(2)の付能入力にゲ
ートされる。タイミング信号TS5が緩
始動ラツチ32及び即時オン・ラツチ3
6のクロツク入力に印加され、これらの
ラツチの出力を新しい走査結果に応答し
て更新する(第21図)。次に比較手段
16が更新されたラツチ情報に従つてそ
の出力を更新する。タイミング信号TS
6が電力出力論理回路(第5A図の2
2)に印加され、制御ワードを関連した
制御ワード貯蔵レジスタ24(1)(a)に
読込むことが出来る様にする。タイミン
グ回路は、その論理回路に対する次の制
御周期を開始する。主タイマ12からの
次の付能信号を待つ。 −D.2 記憶装置 第19図は第5B図の記憶装置18及び
試験手段30を構成する論理回路を示す。
この実施例では、記憶装置18がKBと呼
ぶ一時記憶装置18(1)とPMと呼ぶ永
久記憶装置18(2)を含む。KBは関連
したキーボードの列の走査結果を貯蔵する
様に、制御期間毎に更新されることに注意
されたい。PMは、その列の走査の間に、
作動されたキーが確認された時にだけ更新
される。この各々の素子は本質的に並列入
力/並列出力形の4ビツト貯蔵レジスタで
構成され、これは通し番号SN74194の名称
で容易に入射し得る集積回路である。 レジスタ18(1)がインターフエイス
回路50(1)からの制御信号を受取つて
貯蔵する。この信号が、第24図の時間線
図のタイミング信号TS3により、レジス
タ18(1)の出力に送られる。レジスタ
18(1)の出力がこれから説明する様に
して、試験手段30によつて試験される。
この時、試験手段30のゲート30(2)
からの出力が適切な時、レジスタ18
(2)の付能入力Eにパルスを送ることに
より、レジスタ18(2)を付能し、こう
してレジスタ18(1)に貯蔵されている
符号化信号をレジスタ18(2)に読込む
ことが出来る様にする。レジスタ18
(1)の内容はこのことによつて変わらな
い。 −D.3 試験手段 試験手段30は、(1)貯蔵された新しい信
号がオフ信号である時、又は(2)新しい信号
がオン信号であり、レジスタ18(2)に
貯蔵されている前の信号がオフ信号である
時、又は(3)新しい信号が電力設定状態1−
7の内の1つであり、前の信号がオフ信号
ではない時にだけ、レジスタ18(1)に
一時的に貯蔵されている新しい信号をレジ
スタ18(2)に読込むことが出来る様に
する。更に、試験手段30は、レジスタ1
8(2)にオフ信号が貯蔵されている時、
緩始動ラツチ及び即時オン・ラツチをリセ
ツトする。条件(1)により、オフ信号は
常に18(2)に読込まれる。条件(2)
は、オフ状態から変わる時、電力設定状態
1−7の内の1つより前にオン設定状態が
選択されること、並びに前の信号が電力設
定状態1−7の内の1つである場合、オン
設定状態を無視することを保証する。条件
(3)は電力設定状態1−7の或るものから別
のものへの変更が出来る様にする。作動さ
れたキーが検出されなかつた状態を表わす
空白入力は、今述べた条件(1)、(2)又は(3)の
時にだけレジスタ18(2)を付能したこ
とにつて、自ずと排除される。 この実施例の試験手段30を第19図の
論理図について説明する。論理アンド・ゲ
ート30(1)の出力がレジスタ18(2)
の付能入力に結合される。ゲート20
(2)の出力が論理1である時、レジスタ
18(1)の信号がレジスタ18(2)に
読込まれる。ゲート30(1)は、TS4信
号を論理オア・ゲート30(2)の出力と
アンドすることにより、レジスタ18
(2)の付能動作をタイミング信号TS4
(第24図)と同期させる様に作用する。
このオア・ゲートの出力は、前述の任意の
1つの条件(1)、(2)又は(3)が充たされた時に
論理してある。レジスタ18(1)にオフ
信号(1000)が存在することが、論理アン
ド・ゲート30(3)によつて検出され
る。このゲートはレジスタ18(1)の4
つの出力を入力として持つている。レジス
タ18(1)にある信号の3つの最下位ビ
ツトに対応する、ゲート30(3)への入
力が反転される。従つて、信号(1000)に
よつて表わされるオフ信号がレジスタ18
(1)に貯蔵されている時、ゲート30
(3)の出力は論理1である。ゲート30
(3)の出力が、ゲート30(2)及び3
0(1)を介して、レジスタ18(2)の
付能入力に結合される。 レジスタ18(1)にオン信号が存在す
ることが、レジスタ18(1)の出力を入
力とする論理アンド・ゲート30(4)に
よつて検出される。レジスタ18(1)に
ある号の2番目及び3番目の最下位ビツト
に対応する、ゲート30(4)への入力が
反転される。この為、レジスタ18(1)
にオン信号(1001)が貯蔵されている時、
ゲート30(4)の出力は論理1である。
ゲート30(4)の出力が、ゲート30
(6),30(2)及び30(1)を介し
て、レジスタ18(2)の付能入力に結合
される。レジスタ18(2)のオフ信号
が、レジスタ18(2)の4つの出力を入
力とする論理アンド・ゲート30(5)に
よつて検出される。レジスタ18(2)の
3つの最下位ビツトに対応する、ゲート3
0(5)への入力が反転される。従つて、
オフ信号(1000)がレジスタ18(2)に
貯蔵されている時、ゲート30(5)の出
力は論理1である。論理アンド・ゲート3
0(6)がゲート30(4)及び30
(5)の出力をアンドする。従つて、レジ
スタ18(1)にある新しい信号がオン信
号であり、レジスタ18(2)にある前の
信号がオフ信号である時、ゲート30
(6)の出力は論理してある。ゲート30
(6)の出力が、ゲート30(2)及び3
0(1)を介して、レジスタ18(2)の
付能入力に結合される。 レジスタ18(1)に電力設定状態1−
7の内の1つを表わす信号が存在すること
が、ゲート30(7)及び30(8)によ
つて検出される。論理オア・ゲート30
(7)は、3つの最下位ビツトに対応する
レジスタ18(1)の出力を入力とする。
この為、レジスタ18(1)に空白意外の
任意の信号を表わす信号がある場合、ゲー
ト30(7)の出力は論理1である。論理
アンド・ゲート30(8)が、ゲート30
(7)の出力を、レジスタ18(1)の最
上位ビツトに対応する反転入力とアンドす
る。表に示す様に、この最上位ビツト
は、オン及びオフ設定状態では論理1、電
力設定状態1−7では論理0である。従つ
て、レジスタ18(1)にある信号が、電
力設定状態1−7の内の任意の1つを表わ
す時、ゲート30(8)の出力が論理1で
あり、他の時は論理0である。論理アン
ド・ゲート30(9)が、ゲート30
(8)の出力をゲート30(5)の反転入
力とアンドする。この為、ゲート30
(8)の出力が論理1でゲート30(5)
が論理0であつて、レジスタ18(1)に
ある信号が設定状態1−7の内の1つに対
応し、レジスタ18(2)にある信号がオ
フ設定状態ではないことを表わす時、ゲー
ト30(9)の出力は論理1である。ゲー
ト30(9)の出力が、ゲート30(2)
及び30(1)を介してレジスタ18
(2)の付能入力に結合される。 試験手段30は、(イ)レジスタ18(1)
が電力設定状態1−7の内の1つを表わす
信号を持つている時、並びに(ロ)レジスタ1
8(2)がオン信号を貯蔵している時、緩
始動ラツチ32(第21図)をセツトす
る。条件(イ)は、前に説明した様に、論理ア
ンド・ゲート30(8)の出力が論理1で
あることによつて表わされる。 条件(ロ)は、レジスタ18(2)から出力
線を入力とするアンド・ゲート30(1
0)によつて検出される。2番目及び3番
目の最下位ビツトを表わす線は反転され、
この為、レジスタ18(2)に貯蔵されて
いる信号がオン信号(1001)である時にだ
け、ゲート30(10)の出力は論理1で
ある。ゲート30(8)及び30(10)
の出力が論理アンド・ゲート39(11)
によつてアンドされる。ゲート30(1
1)の出力30(a)が緩始動ラツチ32(第
21図)のセツト入力に結合される。この
為、前述の条件(イ)及び(ロ)が充たされた時、
SSLをセツトする論理1が印加される。 試験手段30は、レジスタ18(1)に
ある信号が、レジスタ18(2)にある信
号によつて表わされる設定状態よりも低い
電力設定状態を表わす時、即時オン・ラツ
チ36(第21図)をリセツトする。これ
は、比較器30(12)が2つのレジスタ
の内容の大きさを比較することによつて達
成される。 第19図の回路では、この作用が比較器
30(12)及びゲート30(5),30
(8)及び30(13)−30(15)によ
つて行われる。レジスタ18(1)及び1
8(2)の内容の比較が比較器30(1
2)によつて連続的に行われる。この比較
器は、通し番号SN7485の名称で集積回路
として容易に利用し得る形式の普通の4ビ
ツトの大きさ比較器である。新しく送込ま
れた電力設定状態が前に送込まれた設定状
態より低い設定状態である時の様に、レジ
スタ18(1)の内容の大きさがレジスタ
18(2)の内容の大きさより小さい時、
比較器30(12)の出力は論理1であ
る。この出力がアンド・ゲート30(1
5)に結合され、このアンド・ゲートがこ
の出力をアンド・ゲート30(8)及び3
0(14)の出力とアンドする。今述べた
様に、アンド・ゲート30(8)の出力
は、レジスタ18(1)の内容が電力設定
状態1−7の内の任意の1つを表わす時
に、論理1である。レジスタ18(2)の
反転した最上位ビツトを、レジスタ18
(2)の3つの最下位ビツトのオアをとる
論理オア・ゲート30(13)の出力とア
ンドする論理アンド・ゲート30(14)
の出力は、レジスタ18(2)が電力設定
状態1−7の内の任意の1つを表わす符号
を持つ時、論理1である。従つて、レジス
タ18(1)及び18(2)が両方共、電
力設定状態1−7の内の任意の1つを表わ
す符号を持つている時には、何時でもゲー
ト30(15)が比較結果を論理オア・ゲ
ート30(16)を介して、即時オン・ラ
ツチ36(第21図)のリセツト入力にゲ
ートする。上に述べた条件が充たされ、レ
ジスタ18(1)にある電力設定状態がレ
ジスタ18(2)にあるものより低い時、
ゲート30(15)の出力、従つてゲート
30(16)の出力30(c)は論理1であ
り、この結果即時オン・ラツチ36がリセ
ツトされる。 ゲート30(5)の出力が、オア・ゲー
ト30(16)を介して即時オン・ラツチ
36のリセツト入力にも結合される。この
為、レジスタ18(2)にオフ設定状態
(1000)が貯蔵されている時には、ラツチ
36もリセツトされる。 最後に、ゲート30(5)の出力30(b)
が緩始動ラツチ32のリセツト入力に直接
的に結合される。この為、レジスタ18
(2)にオフ信号が貯蔵されている時、緩
始動ラツチ32がリセツトされる。 −D.4 主計数器 第5B図の主計数器14がこの実施例で
は4ビツトのリツプル形計数器によつて構
成される。この計数器は主タイマ12(第
18B図)によつて発生された付能パルス
を計数する。4つの制御期間毎に、特定の
制御論理回路に対して付能パルスが送られ
ることに注意されたい。計数器14は、通
し番号SN7493の名称で呼ばれる集積回路
として容易に入手し得る形式のものであつ
てもよい。 −D.5 制御ワード発生手段 この実施例の制御ワード発生手段16
(第5B図)に対する論理回路は、第20
図に示す様に、本質的には、4線から10線
への2進から10進への復号器16(1)
と、主計数器14のカウントの4つのビツ
トを表わす4つの出力14(a)−14(d)に応
答する計数ゲートと呼ぶゲート16(4)
(a)−16(4)(d)を含む論理ゲート回路
と、これらの計数ゲートからの出力並びに
電力設定状態1−5を表わす復号器16
(1)からの出力に応答する比較ゲートと
呼ぶゲート16(2)(a)−16(2)(d)と、
その出力が4ビツトの制御ワードを構成す
る符号化ゲートと呼ぶゲート16(9)(a)
−16(9)(d)と、結合ゲート16(5),
16(6),16(7)及び16(8)と
で構成されている。 この回路は、制御周期の最初の制御期間
の間、4ビツトの制御ワード(0000)、
(1000)、(1010)又は、(1111)の内の1つ
を発生する。発生される特定のワードは選
択された電力設定状態、主計数器のカウン
ト並びに動作様式の関数である。この動作
様式は、緩始動ラツチ32及び即時オン・
ラツチ36(第21図)の状態によつて決
定される。 前に述べた様に、電力設定状態5−7及
び緩始動様式及び即時オン様式は、上に述
べた制御ワードの内の適正な1つを反復的
に発生することによつて実施することが出
来る。電力設定状態1−4では、(1000)
と(0000)の或る順序を反復的に発生しな
ければならない。各々の電力設定状態に関
連した特定の順序は、前にマイクロプロセ
ツサ形の実施例について説明したのと同じ
である。 第20図について説明すると、復号器1
6(1)が、記憶装置18(第20図)の
レジスタ18(2)から線18(a)−18(d)
に出る出力を復号することにより、実現し
ようとする電力設定状態を確認する。前に
述べた様に、レジスタ18(2)が、使わ
れる電力設定状態を表わすBCD符号化信
号を貯蔵している。復号器16(1)の1
つの入力は、各々の電力レベルの設定状態
と一意的に関連している。復号器16
(1)の出力1−7が夫々電力設定状態1
−7に関連している。(この実施例で線0,
8及び9は使わない。)復号器16(1)
に対する符号化入力によつて表わされた電
力設定状態が、関連した複合器の出力線の
論理0によつて表わされる。他の全ての出
力線の出力は論理1である。例えば、符号
化入力が電力設定状態3を表わす時、線3
の復号器の出力が論理0であり、他の全て
の線の出力はいずれも論理1である。復号
器16(1)は、通し番号SN7442の名称
で呼ばれる集積回路として市場で容易に入
手し得る形式の、普通の4線から10線への
BCDから10進への変換器であつてよい。 符号化ゲート16(9)(a)−16(9)(c)
が出力CW1−CW4に、4ビツトの制御
ワードを発生する。CW1が最上位ビツト
であり、CW4が最下位ビツトである。 符号化ゲート16(9)(c)の出力が、
夫々論理オア・ゲート16(9)(a)及び1
6(9)(d)を介して、出力CW1及びCW
3に結合されると共に、出力CW2及び
CW4に直接的に結合される。この為、ゲ
ート16(9)(c)の出力が論理1であれ
ば、制御ワード(1111)が出力CW1−
CW4に現われる。ゲート16(9)(c)は
論理アンド・ゲートであつて、緩始動ラツ
チ32(SSL)(第5B図)の反転出力を
論理オア・ゲート16(8)の出力とアン
ドする。論理オア・ゲート16(8)が復
号器16(1)の反転出力7を即時オン・
ラツチ36(IOL)(第21図)の出力と
オアする。この為、SSL32がリセツトさ
れていて(即ちその出力が論理0であり)、
且つ復号器16(1)の出力7が論理0
(符号)であるか或いはIOL36がリセツ
トされている時にだけ、ゲート16(9)
(c)の出力が論理1である。同様に、ゲート
16(9)(c)の出力、従つて出力CW2及
びCW4は、SSL32がセツトされている
か、或いは7以外の設定状態が選択されて
いて、IOLがリセツトされている時、論理
0(不作動)である。 符号化ゲート16(9)(a)及び16
(9)(b)が論理アンド・ゲート16(7)
の出力を夫々出力CW1及びCW3に結合
する。ゲート16(7)が復号器16
(1)からの反転出力6及びSSL32の出
力をアンドする。従つて、復号器16
(1)の出力5が論理0であつてSSL32
がリセツトされている時、ゲート16
(7)の出力、従つてゲート16(9)(a)
及び16(9)(b)の出力が論理1であり、
出力CW1−CW4に制御ワード(1010)
を発生する。 制御ワード(1000)は次の3つの状態の
時に発生される。(1)緩始動様式が進行して
いる時、即ち、SSL32がセツトされてい
る時、(2)定常状態の動作の間、電力設定状
態5が選択された時、又は(3)電力設定状態
1−4の内の1つが選択され、計数器14
の適正なカウントが検出された時。この内
の条件(3)については、更に詳しく説明す
る。上に述べた条件(1)を考えると、SSL3
2の出力は、SSLがセツトされている時に
論理1である。この出力がオア・ゲート1
6(9)(a)を介して出力CW1に結合され
る。この為、SSL32がセツトされている
時、CW1は論理1である。SSL32の出
力は、前に述べた様に、アンド・ゲート1
6(7)及び16(9)(c)に対する反転入
力にもなる。この為、SSLの出力が論理1
である時、これらの各々のゲートの出力は
論理0である。従つて、CW2−CW4は
論理0である。この為、線CW1−CW4
に制御ワード(1000)が現われる。 次に条件(2)を考えると、設定状態5が選
択された時、復号器16(1)の出力5は
論理0であり、他の出力は論理1である。
更に定常状態の動作中、SSL32及びIOL
36の両方がリセツトされている。この
為、ゲート16(7)及び16(9)(c)の
出力は論理0であり、CW2−CW4に論
理0が現われる。復号器16(1)の出力
5が反転されて、論理オア・ゲート16
(6)及び16(9)(a)を介して出力CW
1に結合される。従つて、出力5が論理0
である時、CW1に論理1が現われ、CW
1−CW4の制御ワードは(1000)にな
る。 上に述べた条件(3)について考えると、前
に述べた様に、電力設定状態1−4の時、
制御ワード(1000)及び(0000)の反復的
な順序が発生される。各々の電力設定状態
に対して所望の順序の制御ワードを発生す
る為、一般的に1/2nで表わした制御ワード
(1000)に対する繰返し速度と、主計数器
14の2進カウントとの間の関係を利用
し、計数器14の最初のn個の最下位ビツ
トが全部論理0である時には、何時でも制
御ワード(1000)を発生することにより、
制御ワードの1/2nの繰返し速度を構成する
ことが出来る様にする。例えば、電力設定
状態4では、制御ワード(1000)から始ま
り、その後に7個の制御ワード(0000)が
続く様な反復的な順序の制御ワードが必要
である。これは、n=3の場合の1/2nに対
応する1/8の制御ワード(1000)に対する
繰返し速度である。1/8の所望の繰返し速
度が、計数器の最初の3つの最下位ビツト
が論理0である時、何時でも制御ワード
(1000)を発生することによつて達成され
る。こういうことは8カウント毎に起る。 こういう順序を実現する為、計数器14
のカウントを計数ゲート16(4)(a)−1
6(4)(d)によつて次の様に処理する。計
数器14から線14(a)−(d)に出る入力は、
カウントの1番目から4番目までの最下位
ビツトを表わす。ゲート16(4)(a)は論
理インバータであり、最初の最下位ビツト
がゼロである時、その出力は論理1であ
る。ゲート16(4)(a)の出力が論理アン
ド・ゲート16(4)(d)によつて線14(b)
からの反転入力とアンドされ、最初の2つ
の最下位ビツトが0である時にだけ、ゲー
ト16(4)(b)の出力が論理1になる。同
様に、ゲート16(4)(b)の出力がアン
ド・ゲート16(4)(c)により、線14(c)
からの反転入力とアンドされ、この為、最
初の3つの最下位ビツトが0である時にだ
け、ゲート16(4)(c)の出力が論理1に
なる。ゲート16(4)(d)に対してもこの
パターンが同様に繰返される。 比較ゲート16(2)(a)−16(2)(d)
は、計数ゲート16(4)(a)−16(4)
(d)の個別の出力を、復号器16(1)から
の反転出力4−1と夫々アンドする。即
ち、論理アンド・ゲート16(2)(a)がゲ
ート16(4)(a)の出力を復号器の出力線
4の反転出力とアンドレ、ゲート16
(2)(b)がゲート16(4)(b)の出力及び
復号器の線3の出力をアンドするという風
になる。各々の比較ゲートは、復号器16
(1)からの入力線によつて表わされた特
定の電力設定状態に一意的に関連している
ものとみなすことが出来る。この様に構成
すると、どんな制御期間の間でも、精々1
つの比較ゲート16(2)(a)−16(2)
(d)の出力しか論理1にならず、この比較ゲ
ートに関連している電力設定状態に伴う最
下位ビツト・パターンが発生する時にだ
け、任意の1つの比較ゲートの出力が論理
1になる。例えば、電力設定状態3を実現
する時、復号器の出力3は論理0であり、
復号器の他の出力は論理1である。従つ
て、ゲート16(2)(b)の入力となる復号
器の反転出力は論理1になり、他の比較ゲ
ートに対する反転入力は論理0になる。こ
の為、16(2)(b)以外の比較ゲートの出
力は、計数器14のカウントに関係なく、
論理0のまゝである。然し、ゲート16
(2)(b)の出力は、ゲート16(4)(b)の
出力の論理1によつて表わされる様に、計
数器14からの最初の2つの最下位ビツト
が0である時には、何時でも論理1であ
る。この為、電力設定状態3では、ゲート
16(2)(b)の出力は4カウント毎に1
回、論理1になる。 比較ゲート16(2)(a)−16(2)(d)
の出力が、論理オア・ゲート16(5),
16(6)及び16(9)(a)を介して、制
御ワード発生手段16の出力に結合され
る。 論理オア・ゲート16(5)が比較ゲー
ト16(2)(a)−16(2)(d)の出力をオ
アし、従つて任意の比較ゲートの出力が論
理1である時、ゲート16(5)の出力は
論理1になる。ゲート16(5)の出力が
論理1になると、制御ワード(1000)が発
生される。 −D.6 ラツチ及びタイマ 前に述べた様に、緩始動様式及び即時オ
ン様式を開始する時、それが接続する時並
びに終了する時、ラツチ及びタイマを使
う。 第21図は、制御回路の内、緩始動ラツ
チ32、緩始動タイマ34、即時オン・ラ
ツチ36及び即時オン・タイマ38の実施
例を含む部分を示す。ラツチ32,36
は、通し番号SN7470の名称の集積回路と
して市場で容易に入手し得る形式の普通の
J−K形フリツプフロツプである。 第19図及び第21図に示す様に、SSL
ラツチ32のJ入力が試験手段30のゲー
ト30(11)の出力30(a)に結合され
る。ラツチ32のQ出力が、線32(a)を介
して、比較手段16のゲート16(6)、
ゲート16(7)及びゲート16(9)(c)
の入力に結合される。Q出力はタイマ34
にも結合される。 動作について説明すると、緩始動様式を
実施する必要があると試験手段30が判定
した時、試験手段30(第19図)のゲー
ト30(11)の出力に論理1が現われ
る。この時ラツチ32のQ出力が、タイミ
ング信号TS5(第24図)を受取つた時
に論理1に切換わり、この後ラツチ32の
K入力に論理1の信号が送込まれるまで、
論理1の状態にとゞまる。リセツトされた
時、ラツチ32の出力が論理0に切換わ
り、緩始動様式がこの後で必要になるま
で、0のまゝでいる。 タイマ34が、ラツチのセツト状態によ
つて付能された時、予定数のTS2タイミ
ング信号(第24図)を計数し、その後そ
れ自身と緩始動ラツチをリセツトすること
により、緩始動動作様式の持続時間を制御
する。この実施例では、約1秒の持続時間
が必要である。この為、4ビツトの計数器
34(1)を使うと共に、計数器34
(1)の4つの出力をアンドする論理アン
ド・ゲート34(2)の出力を使つて、ラ
ツチ32及び計数器34(1)をリセツト
する。16番目のカウントで、線34(3)
に論理1が現われ、ゲート34(2)の出
力が計数器34(1)及びラツチ32をリ
セツトする。前に述べた様に、タイミング
信号TS2は、4つの制御期間毎に1回、
任意の1つの制御論理回路4(a)−4(d)に加
えられる、主タイマ12からの付能パルス
と同期して発生される。この為、タイミン
グ信号TS2の周波数は15Hzである。この
為、パルス15個というカウントは、所望の
1秒の持続時間に満足し得る程度に近い。 タイマ34の計数器34(1)が信号
TS2を計数することは、論理アンド・ゲ
ート34(4)によつてタイミング信号
TS2とアンドされるラツチ32の出力に
よつて付能される、この為、信号TS2は、
ラツチ32がセツトされた時、ゲート34
(4)を介して計数器34(1)のクロツ
ク入力にゲートされると共に、ラツチ32
がリセツトされた時は阻止される。 タイマ34のラツチ32及び計数器34
(1)は、次のいずれかの事象が発生した
時にリセツトされる。即ち、予定数のカウ
ントを計数したこと、又はレジスタ18
(2)(第19図)にオフ信号が送込まれた
ことである。論理オア・ゲート32(1))
が試験手段30からの出力30(b)及び出力
34(3)をラツチ32のK入力に結合す
る。この為、オフ設定状態を送込んだこと
を表わす出力30(b)の論理1か、又は16番
目のカウントが発生したことを表わす出力
34(3)により、ゲート32(1)の出
力に論理1が現われ、ラツチ32をリセツ
トする。 ゲート32(1)の出力の論理1が、タ
イミング信号TS5(第24図)と同期し
て、計数器34(1)をリセツトする。ゲ
ート32(1)の出力が、ゲート32
(1)の出力をタイミング信号TS5とアン
ドする論理アンド・ゲート34(5)を介
して、計数器34(1)のリセツト入力に
結合される。ゲート34(5)の論理1の
出力が計数器34(1)をリセツトする。 即時オン・ラツチ36(IOL)及び即時
オン・タイマ(IOT)38の動作は、これ
迄説明した緩始動ラツチ及びタイマの動作
とよく似ている。ラツチ36は、ラツチ3
2をリセツトするのと同じ信号、即ちラツ
チ36のJ入力に結合される計数器34
(2)の出力34(3)の論理1によつて
セツトされる。ラツチ36がセツトされる
と、アンド・ゲート38(1)を介してタ
イマの入力にタイミング信号TS2を通過
させることにより、タイマ38が付能され
る。即時オン様式の持続時間は、TS2パ
ルスの予定数を計数するタイマ38によつ
て制御される。これは、8ビツト計数器と
して作用する様に縦続接続した2つの4ビ
ツト計数器38(2)及び38(3)を使
つて行われる。この実施例では、即時オン
様式の8.5秒という所望の持続時間は、128
個のパルスTS2を計数することによつて
大体近似される。129番目のカウントの初
めに、最上位ビツトに対応する計数器38
(3)の出力38(5)が論理1になる。
出力38(5)がオア・ゲート36(1)
を介してフリツプフロツプ36の入力Kに
結合される。従つて、128個の信号TS2を
計数した後、即時オン・ラツチがリセツト
される。この後、ゲート38(1)は、
IOLが再びセツトされるまで、タイマの入
力からそれ以上のパルスを阻止する。 タイマ38の計数器38(2)−38
(3)をリセツトするのは、ゲート36
(1)の出力を論理アンド・ゲート38
(6)を介して、この各々の計数器のリセ
ツト入力に結合することによつて行われ
る。ゲート38(6)が、ゲート36
(1)からの信号をタイミング信号TS5と
アンドすることにより、タイミング信号
TS5と同期させる。 ラツチ36も、一層低い電力設定状態を
選択したことを表わす試験手段30(第1
9図)の出力30(c)の論理1か、又はオフ
信号が送込まれたことを表わす出力30(b)
の論理1によつてリセツトされる。これら
の出力がオア・ゲート36(1)を介して
ラツチ36のK入力に結合される。 夫々タイマ34,38に使われる計数器
34(1),34(2)及び38(2)−3
8(3)は、通し番号SN5493の名称で呼
ばれる集積回路として市場で容易に入手し
得る形式のものである。 −E 電力出力論理回路 第22図に示す論理回路が第5A図の電力
出力論理回路24の作用をする。シフト・レ
ジスタ24(1)(a)−24(1)(d)が、相次
ぐ制御期間に、夫々制御論理回路4(a)−4(d)
から制御ワードCW(a)−CW(d)を受取つて貯
蔵する。関連した1つの制御論理回路4(a)−
4(d)のタイミング手段15からのタイミング
信号TS6が、そのレジスタの付能入力Eに
印加された時、4ビツトの制御ワードが関連
した1つのレジスタ24(1)−24(4)
に送込まれる。この信号は、関連した1つの
加熱素子1(a)−1(d)に対する制御周期の最初
の制御期間の間に発生される。次の制御論理
回路に対する制御ワードが、その制御周期の
最初の制御期間である次の制御期間の間に、
関連したレジスタに送込まれる。これが反復
的に4つの論理回路全てに対して相次いで行
われ、前に述べた様に主タイマ12と同期し
ている。 夫々の加熱素子の制御周期が互い違いにな
つているから、任意の特定の制御期間の間、
1つのレジスタが付能されて新しい制御ワー
ドを受取り、他の3つのレジスタの内容は、
最上位ビツトを試験する前に1位置だけ左へ
シフトする。この為、各制御ワードの各々の
ビツトを、各々の制御期間に1ビツトずつ、
左から右へ逐次的に試験することが出来る。 関連したレジスタの付能入力に印加される
タイミング信号が、論理オア・ゲート24
(3)を介して、他の3つのシフト・レジス
タのシフト入力にも結合される。例えば、加
熱素子1(a)に対する制御周期の最初の期間の
間、制御論理回路4(a)が制御ワードCW(a)を
発生し、これが貯蔵レジスタ24(1)(a)の
データ入力に4ビツト信号として現われる。
制御論理回路4(a)のタイミング手段15がタ
イミング・パルスTS6(a)を送出し、これが
貯蔵レジスタ24(1)(a)の付能入力に印加
され、新しい制御ワードをこのレジスタに読
込むことが出来る様にする。この信号はオ
ア・ゲート24(3)(b)−24(3)(d)を介
して、レジスタ24(1)(b)−24(1)(d)
の左シフト入力にも印加され、これらのレジ
スタの内容を1位置だけ左へシフトさせる。 そのレジスタの最上位ビツトに対応する各
レジスタ24(1)(a)−24(1)(d)の出力
が、J入力に直接的に接合されると共に、関
連した1つの論理インバータ24(4)(a)−
24(4)(d)を介して、関連した1つのラツ
チ24(2)(a)−24(2)(d)のK入力に結
合される。最上位ビツト位置に論理1がある
と、検出器10(第5A図)からのゼロ交差
パルスが次に発生した時に、関連したラツチ
がセツトされ、このビツト位置が論理0であ
ると、ゼロ交差パルスを受取つた時に、ラツ
チがリセツトされる。 シフト・レジスタ24(1)(a)−24
(1)(d)は、通し番号SN74194の集積回路と
して市場で容易に入手し得る形式のものであ
る。ラツチ24(4)(a)−24(4(d)は、緩
始動ラツチ及び即時オン・ラツチについて述
べたのと同一の普通のJ−K形フリツプフロ
ツプである。 ラツチ24(2)(a)−24(2)(d)の出力
24(a)−24(d)が、禁止論理回路22及びト
リアツク駆動器126を介して、夫々トリア
ツク3(a)−3(d)のゲート端子に結合される。
こうしてトリアツク3(a)−3(d)のトリガ動作
が電力信号のゼロ交差と同期する。 −F 禁止論理回路 第23図に示す論理回路が禁止論理回路2
2(第5A図)の作用をする。前に述べた様
に、4つの加熱素子が互い違いに制御される
為、任意の1つの制御期間の間に、緩始動様
式で動作する精々1つの加熱素子に電力が印
加される。禁止論理回路24の作用は、緩始
動様式で動作する加熱素子に電力を印加する
制御期間を確認し、この期間中、他の3つの
加熱素子に対する電力の印加を禁止すること
である。 第23図の回路の検出作用が、電力出力論
理回路24(第22図)のトリガ出力24(a)
−24(d)を制御回路4(a)−4(d)の緩始動ラツ
チの出力32(a)−32(d)と夫々アンドする論
理アンド・ゲート22(3)(a)−22(3)
(d)によつて行われる。1つのアンド・ゲート
22(3)(a)−22(3)(d)の出力が論理1
であることは、関連したトリガ信号が論理1
であつて、関連した緩始動ラツチがセツトさ
れていることを表わす。従つて、1つのゲー
ト22(3)(a)−22(3)(d)の出力が論理
1である時、他のトリアツクに対するトリガ
信号は禁止すべきである。 禁止作用が禁止ゲートと呼ぶ論理アンド・
ゲート22(1)(a)−22(1)(d)と論理ノ
ア・ゲート22(2)(a)−22(2)(d)との
組合せによつて行われる。禁止ゲート22
(1)(a)−22(1)(d)が24(a)−24(d)か
らの入力をゲート22(2)(a)−22(2)
(d)の出力と夫々アンドする。 各々の検出ゲート22(3)(a)−22
(3)(d)の出力が、ノア・ゲート22(2)
を介して、関連した禁止ゲートを除いて夫々
の禁止ゲート22(1)に結合される。例え
ば、ゲート22(3)(a)の出力が、夫々ノ
ア・ゲート22(2)(b)−22(2)(d)を介
して、ゲート22(1(b)−22(1)(d)に結
合される。この為、特定の1つの検出ゲート
22(3)(a)−22(3)(d)の出力が論理1
であると、この特定の検出ゲートに関連した
1つを除いて、各々の禁止ゲート22(1)
の1つの入力、従つてその出力が論理0にな
る。 ゲート22(1)(a)−22(1)(d)の出力
22(a)−22(d)がトリアツク3(a)−3(d)のゲ
ート入力に、夫々普通のトリアツク駆動回路
26を介して結合される。出力が論理1にな
ると、関連したトリアツクが導電状態に切換
わる。出力が論理0であると、関連したトリ
アツクは交流電力信号の次のゼロ交差の時に
非導電になる。 回路の動作例として、加熱素子1(a)が緩始
動様式で動作していると仮定する。この時、
入力32(a)が論理1である。電力出力論理回
路24の判断により、加熱素子1(a)に電力を
印加すべき制御期間の間、入力24(a)も論理
1であり、その結果、検出ゲート22(3)
(a)の出力が論理1になり、ノア・ゲート22
(2)(b)−22(2)(d)の出力は論理0にな
り、ゲート22(1)(b)−22(1)(d)の出
力は論理0になる。ゲート22(3)(b)−2
2(3)(d)の出力は必然的にゼロになる。こ
れは前に述べた様に、任意の1つの制御期間
の間、精々1つのゲートしか論理1にならな
いからである。この結果、ノア・ゲート22
(2)(a)の出力が論理1になる。この為、ゲ
ート22(1)(a)の出力22(a)は論理1であ
る。この結果、電力出力論理回路24からの
信号24(b)−24(d)の状態に関係なく、トリ
アツク3(a)が導電状態にトリガされて、トリ
アツク3(b)−3(d)は非導電になる。 どの加熱素子も緩始動様式で動作していな
い場合、各々のノア・ゲート22(2)(a)の
出力が論理1になり、電力出力論理回路24
の出力24(a)−24(d)を禁止回路を介して直
接的にトリアツク駆動器に送ることが出来る
ことに注意されたい。 以上説明した実施例は、1個の電力サイクル全
部の持続時間を持つ制御期間を用いている。然
し、当業者であれば、半サイクルの制御期間も同
様に使うことが出来ることが理解されよう。この
場合、印加される電力パルスは、全サイクルでは
なく、電力信号の半サイクルである。半サイクル
の制御期間を使う場合の利点は、調理温度の同じ
範囲に対し、半サイクルの制御期間を使うと、電
力サイクルの間にオフ時間が得られ、それが、
100%の設定状態の場合を別にすると、各々の電
力設定状態で、全サイクルの場合の半分になるこ
とである。従つて、電流サージによる回路部品の
ストレスが、半サイクルの制御期間を使うと減少
する。然し、こゝで説明した実施例で繰返し速度
に半サイクル方式を使う場合の欠点は、最大の電
力設定状態の場合を別にして、電力パルスが同じ
極性になり、電源から直流電流成分が流れること
である。勿論、全サイクル制御期間を使えば、こ
の直流成分がない。 当業者であれば、以上の説明から、種々の変更
が考えられよう。この発明はこゝに説明した特定
の実施例に制約されるものではなく、特許請求の
範囲の記載の範囲内で可能なあらゆる変更を包括
するものと承知されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を用いた多重素子調理頂部の
斜視図、第2図はこの発明を用いた調理装置の全
体的なブロツク図、第3図はオペレータが選択し
得る種々の電力設定状態に対応する電力信号を示
すグラフ、第4図は電力設定状態5で動作する4
つの加熱素子の各々に、特定の電力設定状態に対
する電力信号が印加される互い違いの様子を示す
グラフ、第5A図はこの発明の制御装置の機能的
なブロツク図、第5B図は第5A図の1つの制御
論理ブロツクの拡大した機能的なブロツク図、第
6図は1つが緩始動様式で動作し、3つが電力レ
ベル7で動作している時の4つの素子の各々に印
加される電力信号を示すグラフ、第7図はこの発
明のマイクロプロセツサ形実施例のブロツク図、
第8図は第9図乃至第17図に示した種々のルー
チンの関係を示す図、第9図乃至第17図は夫々
電力オン、走査、入力データ、比較、電力制御、
電力比較、ゼロ交差、電力出力及びシフトの各ル
ーチンを示すフローチヤート、第18A図はこの
発明のデイジタル論理回路形実施例で第5A図の
キーボード及びデイジタル信号発生器を詳しく示
すブロツク図、第18B図はこの発明のデイジタ
ル論理回路形実施例で第5A図の主タイマを詳し
く示す論理図、第19図はこの発明のデイジタル
論理回路形実施例で、第5B図の記憶装置及び試
験手段を詳しく示す論理図、第20図はこの発明
のデイジタル論理回路形実施例で、第5B図の制
御ワード発生器を詳しく示す論理図、第21図は
この発明のデイジタル論理回路形実施例で、第5
B図の緩始動ラツチ、緩始動タイマ、即時オン・
ラツチ及び即時オン・タイマを詳しく示す論理
図、第22図はこの発明のデイジタル論理回路形
実施例で、第5A図の電力出力論理ブロツクを詳
しく示す論理図、第23図はこの発明のデイジタ
ル論理回路形実施例で、第5A図の禁止論理ブロ
ツクを詳しく示す論理図、第24図はこの発明の
デイジタル論理回路形実施例で使われる種々のタ
イミング信号を示す時間線図である。 主な符号の説明、1(a)−1(d):加熱素子、5:
キーボード、10:ゼロ交差検出器、16:制御
ワード発生器、22:禁止論理回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の加熱素子の各々に対して複数個の電
    力レベルのうちの所望の1つの電力レベルを表わ
    す電力設定状態またはオフ設定状態を選択するオ
    ペレータ制御手段と、 前記オペレータ制御手段に応答して、各加熱素
    子に対して選択された電力設定状態によつて決定
    される夫々のパルス繰返し速度で、各加熱素子に
    電力パルスを繰返し印加する電力制御手段とを含
    む、複数個の加熱素子の出力を制御する電力制御
    装置に於て、 前記複数個の加熱素子のうちの1つが前記オペ
    レータ制御手段によりオフ設定状態からその選択
    された電力設定状態に切換えられるとき、該切換
    えを検出して、該切換えの開始から所定の持続期
    間だけ続く切換え期間を定める検出手段と、 前記検出手段に応答して、前記所定の持続時間
    の切換え期間中、前記オフ設定状態から切換えら
    れた1つの加熱素子にその選択された電力設定状
    態に従つて電力パルスを印加する時には、他の全
    ての加熱素子への電力パルスの印加を禁止する様
    に前記電力制御手段の動作を変更する禁止手段と
    をそなえた電力制御装置。 2 前記電力制御手段は、前記オペレータ制御手
    段に応答して、各加熱素子に対する選択された電
    力設定状態を表わす、複数のビツトを含む2進制
    御ワードを周期的に発生する制御ワード発生手
    段、ならびに該制御ワード発生手段に応答して、
    各加熱素子に対する電力パルスを関連した制御ワ
    ード中の各ビツトの状態により決定されるパルス
    繰返し速度で供給する手段を有している特許請求
    の範囲第1項記載の電力制御装置。 3 前記加熱素子は室温における抵抗値が動作温
    度における抵抗値よりも比較的低く且つ熱的な応
    答が速い素子である特許請求の範囲第1または項
    記載の電力制御装置。 4 前記検出手段は、オフ設定状態からの前記切
    換えの検出時にセツトされるラツチ、ならびに前
    記切換えの検出時にパルス発生器からのパルスを
    予定数計数したときに前記ラツチをリセツト状態
    に切換えるタイマを含んでいる特許請求の範囲第
    1乃至3項のいずれか1項に記載の電力制御装
    置。 5 前記禁止手段は、前記ラツチの状態および前
    記制御ワード中の選ばれたビツトに応答して禁止
    信号を発生する手段を含み、該禁止信号は前記ラ
    ツチがセツト状態にあつて該選ばれたビツトが第
    1の状態にあるときは第1の状態になり、その他
    の場合には第2の状態になる特許請求の範囲第4
    項記載の電力制御装置。 6 前記禁止手段は、前記禁止信号が前記第1の
    状態にあるとき前記他の全ての加熱素子に対する
    それぞれの電力パルスを遮断するように働くゲー
    ト手段を含んでいる特許請求の範囲第5項記載の
    電力制御装置。 7 複数個の加熱素子の各々に対して複数個の電
    力レベルのうちの所望の1つの電力レベルを表わ
    す電力設定状態またはオフ設定状態を選択するオ
    ペレータ制御手段と、 前記オペレータ制御手段に応答して、各加熱素
    子に対して選択された電力設定状態によつて決定
    される夫々のパルス繰返し速度で、各加熱素子に
    電力パルスを繰返し印加する電力制御手段とを含
    む、複数個の加熱素子の出力を制御する電力制御
    装置に於て、 前記電力制御手段が、 制御期間と呼ぶ期間を反復的に設定する手段、 各ビツトが第1または第2の状態を持ち、n個
    の相次ぐ制御期間よりなる制御周期の各制御期間
    における関連する加熱素子への電力パルスの印加
    状態を表わす、nビツトよりなる制御ワードを各
    加熱素子ごとに繰返し発生する手段、ならびに 各加熱素子に対する電力パルスの印加を、その
    制御周期内の各制御期間に対応する制御ワード中
    の各ビツトの状態に応じて制御する手段を有する
    ことを特徴とする電力制御装置。 8 前記制御ワード発生手段は、1つの加熱素子
    に対する制御ワードの発生が他の加熱素子に対す
    る制御ワードの発生に対して少なくとも1つの制
    御期間分だけ時間的にずれるように各加熱素子に
    対する制御ワードをそれぞれ繰返し発生する特許
    請求の範囲第7項記載の方法。
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