JPH1010083A - 空燃比センサのヒータ通電制御装置 - Google Patents

空燃比センサのヒータ通電制御装置

Info

Publication number
JPH1010083A
JPH1010083A JP8165528A JP16552896A JPH1010083A JP H1010083 A JPH1010083 A JP H1010083A JP 8165528 A JP8165528 A JP 8165528A JP 16552896 A JP16552896 A JP 16552896A JP H1010083 A JPH1010083 A JP H1010083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
air
fuel ratio
cpu
energization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8165528A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Mizusawa
和哉 水澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP8165528A priority Critical patent/JPH1010083A/ja
Priority to US08/880,401 priority patent/US5922226A/en
Priority to DE69716519T priority patent/DE69716519T2/de
Priority to EP97110383A priority patent/EP0816657B1/en
Publication of JPH1010083A publication Critical patent/JPH1010083A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1439Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the position of the sensor
    • F02D41/1441Plural sensors
    • F02D41/1443Plural sensors with one sensor per cylinder or group of cylinders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1493Details
    • F02D41/1494Control of sensor heater

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関における電源系に対する負荷を低減
することが可能な空燃比センサのヒータ通電制御装置を
提供する。 【解決手段】 V型エンジン11の各排気マニホルド1
9L,19Rに第1及び第2の空燃比センサ31,32
を設ける。各排気マニホルド19L,19Rが接続され
た集合排気管27に触媒コンバータ28を設ける。集合
排気管27において触媒コンバータ28の下流側に第3
の空燃比センサ33を設ける。各センサ31〜33は排
気ガスの酸素濃度を検出するための素子部と、この素子
部を加熱するためのヒータを備える。各センサ31〜3
3を電子制御装置42に接続する。電子制御装置42
は、エンジン11の始動が完了すると、各センサ31〜
33のヒータを通電制御する。この際、ECU42は、
活性化するまでにより長い時間を要する素子部を有した
センサ31〜33のヒータから順に通電を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気通
路に複数設けられた空燃比センサのヒータを通電制御す
るための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気通路には、排気ガスの酸
素濃度から混合気の空燃比を検出するための空燃比セン
サが設けられている。内燃機関においては、この空燃比
センサにより検出された空燃比が予め定められた所定空
燃比(通常、理論空燃比)となるように混合気中の燃料
量がフィードバック制御される。
【0003】この空燃比センサに関する技術として、特
開昭63−176641号公報は、「内燃機関の空燃比
制御装置」を開示する。この装置においては、排気通路
に設けられた三元触媒の上流及び下流側にO2 センサ
(空燃比センサ)がそれぞれ設けられており、この2つ
の空燃比センサからの検出信号に基づいて内燃機関の空
燃比が制御される。このように、2つの空燃比センサを
併用することにより、空燃比をより的確に目標空燃比に
制御することができる。
【0004】上記装置において、各空燃比センサはヒー
タをそれぞれ内蔵しており、このヒータにより空燃比セ
ンサは、素子温が例えば350℃〜400℃以上となる
ように加熱される。このように、ヒータによって素子温
を上昇させることにより、素子の活性化を図るようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年では、環境保護の
観点から排気ガス規制が強化され、例えば、内燃機関の
始動時に排気通路から排出される未燃HC成分を極力低
減させることが要望されている。このため、空燃比セン
サにおける素子を早期に活性化させることによって、よ
り早い時期から適切な空燃比制御を行うことが望まれて
いる。そこで、素子の早期活性化を図るべく、ヒータの
抵抗値を低下させてその発熱量を増加させることが考え
られる。
【0006】ところが、ヒータの発熱量を増加させた場
合、上記装置のように複数の空燃比センサを備えた内燃
機関にあっては、各ヒータにおける総消費電流が増大す
るという問題が生じる。図9は、ヒータに流れる電流値
の時間的変化を示すグラフである。同図に示すように、
ヒータの通電開始時には定常時における電流値よりも大
きい電流、いわゆる突入電流が流れる。そして、ヒータ
に流れる電流値は時間の経過とともに減少し一定値にま
で収束する。
【0007】内燃機関の始動時に、複数のヒータに対し
て同時に通電を開始した場合、電源系に流れる電流は少
なくとも各ヒータに流れる突入電流の総和以上となり、
同機関における消費電流が極めて大きくなる。このた
め、内燃機関の始動時には、バッテリ、或いはバッテリ
の電力を供給するための電気的回路(以下、「電源系」
という)への負荷が過大となる虞があった。特に、始動
時にあっては、バッテリの充電容量が低下しているた
め、上記のように消費電流が増大した場合には、バッテ
リ電圧の極端な低下を招くことになる。
【0008】また、空燃比センサの素子がヒータにより
加熱されることにより、同素子が所定温度まで上昇して
活性化すると、図10に示すように、ON−OFF信号
が周期的に繰り返される、いわゆるデューティ制御信号
によってヒータは通電制御される場合が多い。
【0009】ここで、同図に示すように、各空燃比セン
サにおけるデューティ制御信号を同期させた場合、各ヒ
ータに流れる電流の総和は周期的に変動することにな
る。即ち、同図のタイミングT1〜T2の期間では、各
ヒータに流れる電流の総和は、2I[A]であるのに対
し、タイミングT2〜T3の期間では、0[A]とな
る。このため、バッテリ電圧が各ヒータにおける消費電
流の変動に伴って変動する。その結果、例えば、電磁噴
射弁へ供給される電圧が変動し、噴射無効時間が一定と
ならず燃料噴射制御における制御精度が低下したり、或
いは、ラフアイドリング状態を招くという問題があっ
た。
【0010】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、内燃機関の電源系に
対する負荷を低減することが可能な空燃比センサのヒー
タ通電制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した第1の発明は、流通ガス中の酸
素濃度に応じた検出信号を出力する素子部と当該素子部
を加熱して活性化させるヒータとを含む空燃比センサが
ガス通路に複数設けられた内燃機関に適用される空燃比
センサのヒータ通電制御装置であって、内燃機関の始動
後に各空燃比センサのそれぞれのヒータに対して所定電
圧を印加して各ヒータを発熱させる通電手段と、内燃機
関の始動直後において各ヒータに対してそれぞれ異なっ
た通電時期をもって通電が開始されるように通電手段を
制御する制御手段とを備えたことをその趣旨とするもの
である。
【0012】上記構成によれば、内燃機関の始動直後に
おいて、各ヒータに対してそれぞれ異なった通電時期を
もって通電が開始される。従って、通電開始時に各ヒー
タに流れる突入電流の総和が過大となることが抑制され
る。
【0013】上記目的を達成するために、請求項2に記
載した第2の発明は、第1の発明において、制御手段
は、各空燃比センサのうち、活性化し難い空燃比センサ
のヒータから順に通電が開始されるように通電手段を制
御することをその趣旨とするものである。
【0014】上記構成によれば、活性化し難い空燃比セ
ンサのヒータから順に通電が開始されるため、各空燃比
センサが全て活性化するのに要する時間が短縮される。
上記目的を達成するために、請求項3に記載した第3の
発明は、流通ガス中の酸素濃度に応じた検出信号を出力
する素子部と当該素子部を加熱して活性化させるための
ヒータとを含む空燃比センサがガス通路に複数設けられ
た内燃機関に適用される空燃比センサのヒータ通電制御
装置であって、内燃機関の始動後に各空燃比センサのそ
れぞれのヒータに対して所定電圧を印加して各ヒータを
発熱させる通電手段と、各ヒータに対して異なる位相の
デューティ制御信号が出力されるように通電手段を制御
する制御手段とを備えたことその趣旨とするものであ
る。
【0015】上記構成によれば、通電手段は、各空燃比
センサのそれぞれのヒータに対してON信号及びOFF
信号を含む同一周期のデューティ制御信号を出力して各
ヒータを発熱させる。この際、制御手段は、各ヒータに
対して異なる位相のデューティ制御信号が出力されるよ
うに通電手段を制御する。従って、各ヒータに対して同
位相のデューティ制御信号が出力される場合と比較し
て、各ヒータが同時に通電される時間が減少する。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明を具体化した第1の実
施形態について図面を参照して説明する。
【0017】図1は、車輌に搭載された内燃機関として
のV型ガソリンエンジン(以下、単にエンジンという)
11の概略構成を示している。エンジン11のシリンダ
ブロック12は、V型に配置された複数の気筒(シリン
ダ)13を備えている。図1では左バンク14L側及び
右バンク14R側に設けられたシリンダ13をそれぞれ
1つのみ図示している。シリンダ13は、その内部にピ
ストン16を往復動可能に収容する。各シリンダ13内
において、ピストン16の上方には燃焼室17がそれぞ
れ形成されている。両バンク14L,14Rには、燃焼
室17に通じる吸気マニホルド18L,18R及び排気
マニホルド19L,19Rがそれぞれ接続されている。
吸気マニホルド18L,18R及び排気マニホルド19
L,19Rには、それぞれ吸気バルブ及20及び排気バ
ルブ21が設けられている。
【0018】吸気マニホルド18L,18Rは共通のサ
ージタンク22及び吸気管23に連通にされており、吸
気管23の上流側にはエアクリーナ24が設けられてい
る。これら吸気マニホルド18L,18R、サージタン
ク22、吸気管23、エアクリーナ24により吸気通路
が構成されている。
【0019】エアクリーナ24から吸気管23内に取り
入れられた空気は、サージタンク22を通じて吸気マニ
ホルド18L,18Rに導入される。吸気マニホルド1
8L,18Rには、通電により開弁するインジェクタ2
5がそれぞれ設けられており、吸気マニホルド18L,
18R内に導入された空気は、このインジェクタ25か
ら同マニホルド18内に噴射された燃料と混合され混合
気となり、吸気バルブ及20の開弁に伴って燃焼室17
へと導入される。
【0020】燃焼室17において混合気の燃焼により生
じた流通ガスとしての排気ガスは、排気バルブ21の開
弁に伴い排気マニホルド19L,19R内に排出され
る。排気マニホルド19L,19Rには排気管26L,
26Rがそれぞれ接続され、更に、排気管26L,26
Rは共通の集合排気管27に接続されている。集合排気
管27の途中には三元触媒を内蔵した触媒コンバータ2
8が設けられている。排気マニホルド19L,19Rに
排出された排気ガスは、排気管26L,26R、集合排
気管27を通過して外部に排出される。この際、触媒コ
ンバータ28を排気ガスが通過することにより、同ガス
中に含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、
及び酸化窒素成分(NOx )が浄化される。本実施形態
において、排気マニホルド19L,19R、排気管26
L,26R、及び集合排気管27により構成される排気
通路は本発明におけるガス通路に相当する。
【0021】排気マニホルド19L,19Rには、第1
の空燃比センサ31及び第2の空燃比センサ32が設け
られており、これら各空燃比センサ31,32によって
燃焼室17から排気マニホルド19L,19Rに排出さ
れた排気ガスの酸素濃度が検出される。また、集合排気
管27において、触媒コンバータ28の下流側には、第
3の空燃比センサ33が設けられている。この第3の空
燃比センサ33によって、触媒コンバータ28を通過し
た排気ガスの酸素濃度が検出される。
【0022】第1〜第3の空燃比センサ31〜33は、
いずれも限界電流式の空燃比センサである。図2は、第
1〜第3の空燃比センサ31〜33の主要構造を示す断
面図である。同図に示すように、空燃比センサ31〜3
3(同図は、各空燃比センサ31〜33の一つのみを図
示する)は、2つの電極34,35を備えた素子部3
6、同素子部36を加熱するためのヒータ37、及びハ
ウジング38等を備えている。以下、第1の空燃比セン
サ31における素子部36及びヒータ37をそれぞれ第
1素子部36a、第1ヒータ37aといい、同様に、第
2空燃比センサ32、第3の空燃比センサ33における
素子部36、ヒータ37をそれぞれ、第2素子部36
b、第3素子部36c、第2ヒータ37b、及び第3ヒ
ータ37cという。
【0023】各素子部36a〜36cはジルコニア材料
によって試験管状に焼結形成され、その内部には大気導
入空間40が形成されている。この大気導入空間40内
には、酸素濃度が既知である大気が導入される。
【0024】各ヒータ37a〜37cは、内部に発熱パ
ターン(図示略)を内蔵している。この発熱パターン
は、所定電圧を印加して通電制御されることにより発熱
する。ヒータ37a〜37cは、この発熱パターンの熱
により素子部36a〜36cを所定の活性化温度まで加
熱する。ハウジング38は、二重管構造を有しており、
素子部36a〜36cを覆うようにして同素子部36a
〜36cとヒータ37a〜37cとを固定している。ハ
ウジング38が排気マニホルド19L,19R、或いは
集合排気管27に固定されることにより、各空燃比セン
サ31〜33はその先端部がこれら排気マニホルド19
L,19R、集合排気管27の内部に突出するように取
り付けられる。
【0025】ハウジング38には複数の導入孔41が形
成されており、空燃比センサ31〜33が排気マニホル
ド19L,19R、或いは集合排気管27に取り付けら
れると、この導入孔41を通じてハウジング38内には
排気ガスが導入される。
【0026】大気導入空間40の内壁面には白金製の大
気側電極34が設けられている。これに対して、素子部
36a〜36cの外面には、同じく白金製の排気側電極
35が設けられるとともに、同電極35を覆うようにし
て、スピネル材(MgO・Al)をプラズマ溶射してな
る多孔質層39が形成されている。
【0027】大気側電極34及び排気側電極35間には
後述する電子制御装置(以下、「ECU」という)42
によって所定電圧が印加される。この際、各電極34,
35間を流れる電流値の大きさは、印加電圧の大きさ
と、大気導入空間40の大気及びハウジング38内の排
気ガスの酸素濃度差とに応じて変化する。従って、EC
U42は、この電流値の大きさから排気ガスの酸素濃度
を検出することができる。ECU42は、空燃比センサ
31〜33により検出された排気マニホルド19L,1
9R内及び集合排気管27内における排気ガスの酸素濃
度に基づいてエンジン11の空燃比を算出する。そし
て、ECU42は、算出された空燃比が、目標空燃比
(例えば、理論空燃比)と一致するようにエンジン11
の空燃比をフィードバック制御する。
【0028】エンジン11は、その始動時にクランキン
グによって回転力を付与するためのスタータ(図示略)
を備える。スタータは、そのON・OFF動作を検知す
る始動検出手段としてのスタータスイッチ43を有す
る。スタータスイッチ43はECU42に対しスタータ
信号STAを出力する。スタータ信号STAは、エンジ
ン11の始動のために、運転者によってイグニションス
イッチがOFF位置の状態からスタート位置まで操作さ
れ、スタータが作動しているとき(クランキング中)に
のみ、ON信号として出力される。エンジン11が始動
して、イグニションスイッチがスタート位置からON位
置まで戻されると、スタータ信号STAは「ON」から
「OFF」に切り替わる。
【0029】図3は、ECU42の電気的構成を示すブ
ロック図である。同図に示すようにECU42は、メモ
リ46を備えたCPU47、A/D変換器48、入出力
回路49、電流検出回路50、及び駆動回路51を備え
ている。
【0030】A/D変換器48には、入出力回路49が
接続されるとともに、空燃比センサ31〜33のヒータ
37a〜37cに流れる電流値を検出するための電流検
出回路50が接続されている。入出力回路49には、前
述した第1〜第3素子部36a〜36cの各電極34,
35、スタータスイッチ43、インジェクタ25が接続
されるとともに、第1〜第3ヒータ37a〜37cが駆
動回路51を介して接続されている。
【0031】CPU47は、A/D変換器48、入出力
回路49、バッテリ52と接続されており、電流検出回
路50、素子部36a〜36c、スタータスイッチ4
3、及び図示しない各種センサからの入力信号を読み込
む。そして、CPU47は、読み込んだ入力信号に基づ
いてインジェクタ25等を制御するとともに、駆動回路
51からヒータ37a〜37cに印加される電圧値を制
御する。
【0032】次に、以上のように構成されたガソリンエ
ンジンシステムにおいて、エンジン11の運転時にCP
U47により実行されるヒータ37a〜37cに対する
通電制御処理について図4及び図5のフローチャートを
参照して説明する。
【0033】先ず、図4に示す「活性時間検出ルーチ
ン」について説明する。本ルーチンは、エンジン11の
始動を最初に行う際に、CPU47により一度だけ行わ
れる処理である。本ルーチンにおける各処理によって、
第1〜第3素子部36a〜36cが活性化する温度にま
で温度上昇するのに要する時間(以下、「活性化時間」
という)が検出される。
【0034】本ルーチンの処理が開始されると、ステッ
プ100において、CPU47は第1〜第3ヒータ37
a〜37cに対して同時に通電を開始する。これによ
り、ヒータ37a〜37cの発熱パターンは発熱し、第
1〜第3素子部36a〜36cはそれぞれのヒータ37
a〜37cによって加熱される。
【0035】ステップ101において、CPU47は第
1の素子部36aが活性化しているか否かを判定する。
この判定は、第1ヒータ37aの抵抗値が所定値以上に
まで増加したか否かを判断することによって行われる。
【0036】即ち、CPU47は、駆動回路51によっ
て第1ヒータ37aに印加される電圧値を検出するとと
もに、第1ヒータ37aに流れる電流値の大きさを電流
検出回路50からの入力信号から検出する。そして、こ
の電圧値及び電流値に基づいて第1ヒータ37aの抵抗
値を算出する。第1ヒータ37aの抵抗値は、温度の増
加に伴って増加する傾向を有しているため、CPU47
は、算出された抵抗値から第1ヒータ37aの温度を推
定することができる。そして、CPU47は、抵抗値か
ら推定された第1ヒータ37aの温度が、第1素子部3
6aの活性化温度(例えば、700℃)以上になった場
合には、第1素子部36aが活性化していると判定す
る。これに対して、第1ヒータ37aの温度が第1素子
部36aの活性化温度未満である場合には、第1素子部
36aが未だ活性化されてないと判定する。
【0037】ステップ101の判定条件が満たされてい
ない場合、CPU47はステップ108に移行する。ス
テップ108において、CPU47は、第1カウンタC
1を「1」だけインクリメントする。この第1カウンタ
C1は、第1のヒ−タに通電が開始されてからの経過時
間を示すものであり、第1素子部36aの活性化時間に
対応するものである。
【0038】これに対して、ステップ101の判定条件
が満たされている場合、CPU47はステップ102に
移行する。ステップ102において、CPU47は第1
フラグFA1を「1」にセットする。この第1フラグF
A1は、第1素子部36aが活性化したか否かを判別す
るためものであり、この第1フラグFA1が「1」にセ
ットされている場合、CPU47は第1素子部36aが
活性化していると判断する。また、後述する第2フラグ
FA2及び第3フラグFA3も同様に、第2素子部36
b、或いは第3素子部36cが活性化したか否かを判別
するためのものである。
【0039】ステップ108,102の各処理を実行し
た後、CPU47はステップ103に移行する。ステッ
プ103において、CPU47は第2素子部36bが活
性化しているか否かをステップ101の処理と同様にし
て判定する。
【0040】この判定条件が満たされていない場合、C
PU47はステップ109に移行する。ステップ109
において、CPU47は第2カウンタC2を「1」だけ
インクリメントする。この第2カウンタC2は、第1カ
ウンタC1と同様に、第2素子部36bの活性化時間に
対応するものである。
【0041】これに対して、ステップ103の判定条件
が満たされている場合、CPU47はステップ104に
移行する。ステップ104において、CPU47は第2
フラグFA2を「1」にセットする。
【0042】ステップ109,104の各処理を実行し
た後、CPU47はステップ105に移行する。ステッ
プ105において、CPU47は第3素子部36cが活
性化しているか否かをステップ101,103における
各処理と同様に判定する。
【0043】この判定条件が満たされていない場合、C
PU47はステップ110に移行する。ステップ110
において、CPU47は第3カウンタC3を「1」だけ
インクリメントする。この第3カウンタC3は、第1及
び第2カウンタC1,C2と同様に、第3素子部36c
の活性化時間に対応するものである。
【0044】これに対して、ステップ105の判定条件
が満たされている場合、CPU47は、ステップ106
に移行する。ステップ106において、CPU47は第
3フラグFA3を「1」にセットする。
【0045】ステップ110,106の各処理を実行し
た後、CPU47はステップ107に移行する。ステッ
プ107において、CPU47は各フラグFA1〜FA
3が全て「1」にセットされているか否かを判定する。
この判定条件が満たされていない場合、即ち、第1〜第
3素子部36a〜36cのいずれかが活性化していない
場合、CPU47はステップ101以降の各処理を再び
実行する。
【0046】これに対して、ステップ107における判
定条件が満たされている場合、即ち、第1〜第3素子部
36a〜36cがいずれも活性化している場合、CPU
47は本ルーチンを終了する。
【0047】本ルーチンにおける各処理を実行すること
により、ヒータ37a〜37cに対して通電が開始され
てから、素子部36a〜36cが活性化するまでの時間
が検出され、その時間に対応する値としてCPU47の
メモリ46には第1カウンタC1〜C3が記憶保持され
る。
【0048】次に、図5に示す「通電開始時期制御ルー
チン」について説明する。本ルーチンはCPU47によ
って実行される処理であり、イグニションスイッチがO
FF位置からON位置まで操作されたときに開始され
る。
【0049】ステップ200において、CPU47はス
タータスイッチ43からのスタータ信号STAを読み込
む。ステップ201において、CPU47はエンジン1
1の始動が完了しているか否かを、スタータ信号STA
が「ON」から「OFF」に切り替わったか否かにより
判定する。この判定条件が満たされていない場合、即
ち、エンジン11が未だクランキング中である場合に
は、CPU47はステップ200,201の各処理を再
度実行する。これに対して、ステップ201の判定条件
が満たされている場合、CPU47は、ステップ202
に移行する。ステップ201の処理を実行するCPU4
7は、始動完了判定手段に相当する。
【0050】ステップ202において、CPU47は、
メモリ46に記憶されている各カウンタC1〜C3中の
最大値をカウンタ最大値CLとして設定する。ステップ
203において、CPU47はカウンタ最大値CLから
各カウンタC1〜C3を差し引いた値を時間(秒)に換
算し、これを判定時間TK1〜TK3として記憶する。
【0051】例えば、第3素子部36cの活性化時間
が、第1及び第2素子部36bの活性化時間と比較して
大きい場合には、第3カウンタC3がカウンタ最大値C
Lとして設定される。そして、判定時間TK1は、第3
素子部36c及び第1素子部36aにおける活性化時間
の差として設定され、判定時間TK2は、第3素子部3
6c及び第2素子部36bにおける活性化時間の差とし
て設定される。また、判定時間TK3は「0」として設
定される。
【0052】ステップ204において、CPU47は、
各判定時間TK1〜TK3の相互の絶対差△TKA1,
△TKA2,△TKA3(△TKA1=|TK1−TK
2|、△TKA2=|TK1−TK3|、△TKA3=
|TK2−TK3|)が、「0」より大きく、且つ、所
定時間Ta(本実施形態では、この所定時間Taは「2
秒」に相当する)未満であるか否かを判定する。前述し
たように、ヒータ37a〜37cに通電を開始した場
合、ヒータ37a〜37cには最初に比較的大きな突入
電流が流れた後、時間の経過に伴って電流値は減少して
略一定値に収束する(図9参照)。本実施形態では、通
電を開始してから、ヒータ37a〜37cを流れる電流
が各突入電流の70%にまで減少するまでの時間、即
ち、図9において突入電流の大きさを「Ia」とした場
合に、ヒータ37a〜37cに流れる電流値が「0.7
Ia」にまで減少するのに要する時間を所定時間Taと
して設定している。
【0053】ステップ204における判定条件が満たさ
れている場合、即ち、各絶対差△TKA1〜△TKA3
のいずれかが「0」より大きく、且つ、所定時間Ta未
満である場合、CPU47はステップ209に移行す
る。そして、ステップ209において、CPU47は、
第1ヒータ37a〜第3ヒータ37cに対する通電を所
定時間Ta(2秒)の時間間隔をおいて順次開始する。
そして、ステップ209の処理を実行した後、CPUは
本ルーチンを終了する。
【0054】これに対して、CPU47は、ステップ2
04における判定条件が満たされていない場合、ステッ
プ205に移行する。ステップ205において、CPU
47はエンジン11の始動が完了してから判定時間TK
1が経過したか否かを判定する。この判定条件が満たさ
れている場合、CPU47はステップ210に移行し
て、第1ヒータ37aに対する通電を開始する。そし
て、CPU47はステップ211に移行して第1フラグ
FB1を「1」にセットする。この第1フラグFB1
は、第1ヒータ37aに対して通電が開始されたか否か
を判断するためのものであり、第1ヒータ37aに対し
て通電が開始された後は「1」にセットされる。後述す
る第2フラグFB2及び第3フラグFB3も同様に、そ
れぞれ第2ヒータ37b及び第3ヒータ37cに対して
通電が開始されたか否かを判断するためのものである。
【0055】CPU47は、ステップ205の判定条件
が満たされていない場合、及びステップ211の処理を
実行した後はいずれもステップ206に移行する。ステ
ップ206において、CPU47はステップ205と同
様にエンジン11の始動が完了してから判定時間TK2
が経過しているか否かを判定する。この判定条件が満た
されている場合、CPU47はステップ212に移行し
て、第2ヒータ37bに対する通電を開始する。そし
て、CPU47はステップ213に移行して第2フラグ
FB2を「1」にセットする。
【0056】CPU47は、ステップ206の判定条件
が満たされていない場合、及びステップ213の処理を
実行した後はいずれもステップ207に移行する。ステ
ップ207において、CPU47はステップ205,2
06の各処理と同様に、エンジン11の始動が完了して
から判定時間TK3が経過しているか否かを判定する。
この判定条件が満たされている場合、CPU47はステ
ップ214に移行して第3ヒータ37cに対する通電を
開始する。そして、CPU47はステップ215に移行
して第3フラグFB3を「1」にセットする。
【0057】CPU47は、ステップ207の判定条件
が満たされていない場合、及びステップ215の処理を
実行した後はいずれもステップ208に移行する。ステ
ップ208において、CPU47は各フラグFB1〜F
B3が全て「1」にセットされているか否かを判定す
る。この判定条件が満たされていない場合、CPU47
は第1〜第3ヒータ37a〜37cのいずれかに対して
通電が開始されていないことから、ステップ205に移
行し、同ステップ205以降の各処理を再び実行する。
これに対して、ステップ208の判定条件が満たされて
いる場合、CPU47は第1〜第3ヒータ37a〜37
cに対する通電が全て完了していることから、本ルーチ
ンを終了する。
【0058】本実施形態において、ステップ210,2
12,214の各処理を実行するCPU47は本発明の
通電手段に相当し、ステップ205〜207の各処理を
実行するCPU47は本発明の制御手段に相当する。
【0059】次に本実施形態における作用及び効果を図
6に示すタイミングチャートを参照して説明する。図6
において、(a)〜(c)は第1〜第3ヒータ37a〜
37cに流れる電流値をそれぞれ示しており、(d)〜
(f)は各フラグFB1〜FB3の状態をそれぞれ示し
ている。
【0060】以下、前述した「活性化時間検出ルーチ
ン」において設定された第1カウンタC1〜C3が(C
1<C2<C3)の関係を満たしており、第3素子部3
6cの活性化時間が他の素子部36a,36bと比較し
て最も長く、第1素子部36aの活性化時間が最も短い
ものとして説明する。
【0061】エンジン11の始動が完了して上記「通電
制御時期開始ルーチン」のステップ201における判定
条件が満たされると、CPUは、ステップ202におい
て第3カウンタC3をカウンタ最大値CLとして設定す
る。次に、CPU47はステップ203において、カウ
ンタ最大値CL及び各カウンタC1〜C3の値から判定
時間TK1〜TK3を設定する。以下の説明では、前記
各絶対差△TKA1〜△TKA3はいずれも所定時間T
a以上に設定されているものとする。
【0062】図6に示すタイミングT1において、エン
ジン11の始動が完了すると、ステップ207における
判定条件が満たされているため、CPU47は第3ヒー
タ37cの通電を開始するとともに、第3フラグFB3
を「1」にセットする。タイミングT1〜T2までの期
間では、エンジン11の始動が完了してから各判定時間
TK1,TK2が経過していないため、CPU47は第
1及び第2ヒータ37bに対する通電を開始しない。こ
のため、各フラグFB1,FB2は「1」にセットされ
ず、CPU47はステップ208における判定条件が満
たされないことから、ステップ205〜208の各処理
を繰り返し実行する。従って、タイミングT1〜T2ま
での期間では、第3ヒータ37cに対してのみ通電が行
われる。
【0063】図6(c)に示すように、第3ヒータ37
cには、通電が開始されたタイミングT1において最も
大きい電流、即ち突入電流が流れ、その後、時間の経過
に伴って電流値が減少する。このように電流値が減少す
るのは、通電によって第3ヒータ37c(発熱パター
ン)が発熱して、同ヒータ37cの抵抗値が増加するた
めである。図6(a),(b)に示ように、第1及び第
2ヒータ37a,37bに流れる電流値もこの第3ヒー
タ37cと同様の時間的変化を示す。
【0064】次に、タイミングT2では、エンジン11
の始動が完了してからの経過時間が判定時間TK2と等
しくなる。このため、ステップ206における判定条件
が満たされるため、CPU47は第2ヒータ37bに対
する通電を開始するとともに、第2フラグFB2を
「1」にセットする。第2ヒータ37bに対する通電が
開始されることにより、図6(b)に示すように、タイ
ミングT2において第2ヒータ37bには突入電流が流
れる。
【0065】ここで、タイミングT2では、第3ヒータ
37cに通電が開始されてから所定時間が経過している
ことから、第3ヒータ37cに流れる電流値の大きさ
は、図6(c)に示すように通電が開始されたタイミン
グT1における電流値と比較して大きく減少しているこ
とがわかる。従って、第3ヒータ37c及び第2ヒータ
37bに流れる電流値の総和が過大となることがない。
【0066】タイミングT2〜T3までの期間では、エ
ンジン11の始動が完了してから判定時間TK1が経過
していないため、CPU47は第1ヒータ37aに対す
る通電を開始しない。従って、第2及び第3ヒータ37
cに対してのみ通電が行われる。
【0067】次に、タイミングT3では、エンジン11
の始動が完了してからの経過時間が判定時間TK1と等
しくなる。従って、ステップ205における判定条件が
満たされることから、CPU47は第1ヒータ37aに
対する通電を開始するとともに、第1フラグFB1を
「1」にセットする。このように、第1ヒータ37aに
対して通電が開始されると同ヒータ37aには突入電流
が流れる。
【0068】ここで、タイミングT3では、第3ヒータ
37cに通電が開始されてから所定時間が経過している
ことから、第3ヒータ37cに流れる電流値は、図6
(c)に示すように通電が開始されたタイミングT1に
おける電流値よりも大きく減少していることがわかる。
同様に、第2ヒータ37bに通電が開始されてから所定
時間が経過していることから、第2ヒータ37bに流れ
る電流値は、図6(b)に示すように、通電が開始され
たタイミングT2における電流値よりも大きく減少して
いることがわかる。タイミングT3では第1ヒータ37
aに対して突入電流が流れることになるが、第2及び第
3ヒータ37cに流れる電流値が減少していることか
ら、第1〜第3ヒータ37a〜37cに流れる電流値の
総和が過大となることが抑えられる。
【0069】以上のように、タイミングT3において、
第1ヒータ37aに通電が開始されるとともに、第1フ
ラグFB1が「1」にセットされると、各フラグFB1
〜FB3が全て「1」となり、ステップ208における
判定条件が満たされることから、CPU47は「通電開
始時期制御ルーチン」を終了する。
【0070】タイミングT3〜T4までの期間では、第
1〜第3ヒータ37a〜37cの全てに対して通電が行
われる。そして、エンジン11の運転状態によって若干
の差異があるが、タイミングT4において第1〜第3素
子部36a〜36cは略同時に活性化した状態となる。
【0071】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、通電が開始される時期がヒータ37a〜37cによ
って異なっている。このため、ヒータ37a〜37cに
流れる電流値の総和が過大となることを防止することが
できる。
【0072】つまり、本実施形態によれば、ヒータ37
a〜37cに対して突入電流が流れる通電開始時期を異
ならせているため、ヒータ37a〜37cに流れる電流
値の総和を低減することができ、バッテリに対する過負
荷を未然に防止することができる。
【0073】加えて、本実施形態によれば、ヒータ37
a〜37cとECU42を接続する配線部材の細径化、
発電器の小型化、バッテリ容量の低減等を図ることによ
り、エンジン11システム全体の低コスト化を図ること
ができる。
【0074】更に、本実施形態によれば、素子部36a
〜36cのうち活性化時間が長い素子部36a〜36c
に対応するヒータ37a〜37cから順に通電が開始さ
れるようにしている。即ち、図6のタイミングチャート
を参照して説明した例では、活性化時間が最も長い第3
素子部36cに対応した第3ヒータ37cに対して最初
に通電が開始され(タイミングT1)、その後、第2ヒ
ータ37b及び第1ヒータ37aに対して順に通電が開
始される(タイミングT2,タイミングT3)。
【0075】例えば、上記例において、活性時間が最も
短い第1素子部36aに対応した第1ヒータ37aに対
して最初に通電を開始するようにした場合には、少なく
ともその後に通電が開始される第3素子部36cが活性
化するまでは、全ての素子部36a〜36cの活性化が
完了しない。従って、各素子部36a〜36cが全て活
性化するまでの時間が増加することになる。
【0076】しかしながら、本実施形態によれば、素子
部36a〜36cは略同じタイミングで活性化温度に達
するため、素子部36a〜36cを全て活性化するのに
要する時間を短縮することができる。その結果、空燃比
センサ31〜33を用いたフィードバック制御をより早
期に実行することができ、例えば、内燃機関の始動時に
排出される未燃HC成分を減少させることができる。
【0077】尚、上記の例では、各絶対差△TKA1〜
△TKA3がいずれも所定時間Ta以上であるとして説
明したが、各絶対差△TKA1〜△TKA3のいずれか
が所定時間Ta未満である場合には、ステップ209に
おいて、各ヒータ37a〜37cに対して所定間隔Ta
をおいて順次通電が開始される。
【0078】従って、本実施形態によれば、いずれかの
ヒータ37a〜37cに対して通電が開始されてから所
定時間Taが経過する前に別のヒータ37a〜37cに
対して通電が開始されることはなく、ヒータ37a〜3
7cに流れる電流値の総和が過大となることを確実に防
止することができる。
【0079】(第2の実施形態)次に、本発明を具体化
した第2の実施形態について上記第1の実施形態との相
違点を中心に説明する。本実施形態では、上記第1の実
施形態において集合排気管27に設けられていた第3の
空燃比センサ33が省略されている。従って、本実施形
態におけるガソリンエンジンシステムでは、第1及び第
2の空燃比センサ32のみによってエンジン11の空燃
比がフィードバック制御される。
【0080】本実施形態では、素子部36a〜36cが
活性化するまでの間は、ヒータ37a,37bに対して
連続的に通電を行い、素子部36a,36bが活性化し
た後は、ON信号及びOFF信号を含むデューティ制御
信号に基づいて通電制御を行うようにしている。このよ
うに、ヒータ37a,37bに対する通電制御を連続通
電制御からデューティ通電制御に切り換えることによ
り、ヒータ37a,37bの過熱が抑制される。
【0081】以下、このデューティ通電制御について、
図7のフローチャートを参照して説明する。図7は、本
実施形態における「デューティ通電制御ルーチン」を示
している。本ルーチンは、CPU47によって実行され
る処理であり、イグニションスイッチがOFF位置から
ON位置まで操作されたときに開始される。本ルーチン
が開始されると、ステップ300において、CPU47
は第1の判定条件が満たされているか否かを判定する。
この第1の判定条件は、第1素子部36aが活性化温度
以上にまで温度上昇しているか否かを判定するためのも
のであり、以下に示す2つの条件のいずれか一つが満た
された場合に満たされるものである。
【0082】(a)第1ヒータ37aの抵抗値が所定値
以上にまで増加した場合。 上記条件(a)は、第1ヒータ37aの温度が所定値以
上に増加した場合には、第1素子部36aも活性化温度
以上にまで温度上昇しているものとして、第1ヒータ3
7aに対する通電を連続通電制御からデューティ通電制
御に切り換えるためのものである。
【0083】(b)第1ヒータ37aに対して通電を開
始してからの投入電力量が規定値を上回った場合。 上記条件(b)は、第1ヒータ37aへの投入電力量が
規定値を上回った場合には、第1素子部36aの温度が
活性化温度以上にまで温度上昇しているものとして、第
1ヒータ37aに対する通電を連続通電制御からデュー
ティ通電制御に切り換えるためのものである。
【0084】この第1の判定条件が満たされている場
合、CPU47はステップ305に移行する。そして、
ステップ305において、CPU47は第1ヒータ37
aに対する通電を連続通電制御からデューティ通電制御
に切り換える。図8は、第1及び第2ヒータ37bがデ
ューティ制御信号に基づいて通電制御される場合に、ヒ
ータ37a,37bに対して流される電流値の時間的変
化を示すタイミングチャートであり、同図(a)及び
(b)は、第1及び第2ヒータ37bに流れる電流値の
時間的変化をそれぞれ示している。尚、図8(a),
(b)に示した、ヒータ37a,37bに対して流され
る電流値の時間的変化は、ヒータ37a,37bに対す
る印加電圧の時間的変化、即ち、デューティ制御信号の
時間的変化に対応している。
【0085】本実施形態において、ヒータ37a,37
bに対して出力されるデューティ制御信号は、図8
(a),(b)に示す電流値の変化から明らかなよう
に、いずれも「100msec」の周期Tを有しており、5
0msecの時間的長さを有するON信号と、同じく50ms
ecの時間的長さを有するOFF信号とが交互に繰り返さ
れるデューティ比50%の信号である。
【0086】ステップ305の処理を行った後、CPU
47はステップ306に移行する。ステップ306にお
いて、CPU47は第2の判定条件が満たされているか
否かを判定する。この第2の判定条件は、第2素子部3
6bが活性化温度以上にまで温度上昇しているか否かを
判定するためのものであり、第1の判定条件と同様に、
以下に示す2つの条件のいずれか一つが満たされた場合
に満たされるものである。
【0087】(a)第1ヒータ37aの抵抗値が所定値
以上にまで増加した場合。 (b)第1ヒータ37aに対して通電を開始してからの
投入電力量が規定値を上回った場合。
【0088】上記(a)或いは(b)の条件のいずれか
一方が満たされた場合、即ち、第2の判定条件が満たさ
れた場合、CPU47は第2素子部36bが活性化温度
以上にまで温度上昇していると判断して、ステップ30
7に移行する。
【0089】ステップ307において、CPU47は第
2ヒータ37bに対する通電制御を連続通電制御からデ
ューティ通電制御に切り換える。この際、CPU47
は、前記周期Tの半周期(=T/2)に相当する位相遅
れを有したデューティ制御信号を第2ヒータ37bに対
して出力する。即ち、CPU47は、第1ヒータ37a
に対して出力されるデューティ制御信号が、OFF信号
からON信号に切り替わった時から50msec経過した後
に、第2ヒータ37bに対してデューティ制御信号を出
力する。
【0090】その結果、ヒータ37a,37bに出力さ
れているデューティ制御信号は逆位相を有したものとな
る。このため、第1ヒータ37aに電流が流れている場
合には、第2ヒータ37bには電流が流れず、逆に、第
1ヒータ37aに電流が流れていない場合には、第2ヒ
ータ37bに対して電流が流れることになる。ステップ
307の処理を実行した後、CPU47は本ルーチンを
終了する。
【0091】前述したステップ300において、第1の
判定条件が満たされていない場合、CPU47はステッ
プ301に移行する。ステップ301において、CPU
47は、ステップ306の処理と同様に、第2の判定条
件が満たされているか否かを判定する。第2の判定条件
が満たされていない場合、CPU47はステップ300
以降の各処理を再度実行する。
【0092】これに対して、第2の判定条件が満たされ
ている場合、CPU47は第2素子部36bが活性化温
度以上にまで温度上昇していると判断してステップ30
2に移行する。ステップ302において、CPU47は
第2ヒータ37bに対する通電制御を連続通電制御から
デューティ通電制御に切り換える。そして、ステップ3
03において、CPU47は、ステップ300の処理と
同様に、第1の判定条件が満たされているか否かを判定
する。この判定条件が満たされた場合、CPU47はス
テップ304に移行する。
【0093】ステップ304において、CPU47は第
1ヒータ37aに対する通電制御を連続通電制御からデ
ューティ通電制御に切り換える。この際、CPU47
は、ステップ307における処理と同様に、前記周期T
の半周期(=T/2)に相当する位相遅れを有したデュ
ーティ制御信号を第1ヒータ37aに対して出力する。
その結果、ヒータ37a,37bに出力されているデュ
ーティ制御信号は逆位相を有したものとなる。ステップ
304の処理を実行した後、CPU47は本ルーチンを
終了する。本実施形態において、各ステップ300〜3
07の各処理を実行するCPU47は、本発明の通電手
段及び制御手段に相当する。また、ステップ300,3
03,303,306の各処理を実行するCPU47は
判定手段に相当する。
【0094】以上説明したように、本ルーチンによれ
ば、ヒータ37a,37bに対して逆位相のデューティ
制御信号が出力される。ここで、第1素子部36aが第
2素子部36bよりも早いタイミングで活性化温度以上
にまで温度上昇した場合を例に、ヒータ37a,37b
に流れる電流値の時間的変化について図8を参照して説
明する。
【0095】図8に示すタイミングT1において、ステ
ップ300における第1の判定条件が満たされると、C
PU47は、ステップ300からステップ305に移行
して第1ヒータ37aに対してデューティ通電制御を開
始する。そして、タイミングT1〜T2までの期間は、
第1ヒータ37aに対してのみデューディ通電制御が行
われる。
【0096】次に、タイミングT2において、ステップ
306での第2の判定条件が満たされると、CPU47
はステップ307に移行する。そして、CPU47は、
第1ヒータ37aに出力されているデューティ制御信号
がOFF信号からON信号に切り替わるタイミングT3
を待って、そのタイミングT3からデューディ制御信号
の半周期T/2に相当する50msecが経過した後(タイ
ミングT4)から、連続通電をデューティ通電制御に切
り換える。その結果、図8(a),(b)に示す電流値
の変化からわかるように、第2ヒータ37bに対して
は、第1ヒータ37aとは逆位相を有したデューティ制
御信号が出力される。
【0097】このように、本実施形態によれば、ヒータ
37a,37bが逆位相を有したデューティ制御信号に
よって通電制御される。従って、ヒータ37a,37b
に対する通電は交互に行われ、両ヒータ37a,37b
が同時に通電されることがない。例えば、ヒータ37
a,37bを同位相のデューティ制御信号に基づいて通
電制御した場合には、ヒータ37a,37bに流れる電
流値の和は周期的に、本実施形態における電流値の和の
2倍となる。従って、電源系に対する負荷が過大とな
り、例えば、バッテリ電圧の変動を招く虞がある。この
ようなバッテリ電圧の変動は、各種アクチュエータにお
ける動作の不安定化を招くため好ましくない。
【0098】しかしながら、本実施形態によれば、連続
通電からデューティ通電制御に移行した場合、両ヒータ
37a,37bに対して同時に通電が行われることが無
いため、バッテリ52への負担を軽減することができ
る。このため、バッテリ電圧の変動を抑えることがで
き、上記のような無効噴射時間の変動を抑制して燃料噴
射制御における制御性を向上させることができる。
【0099】加えて、本実施形態によれば、上記第1の
実施形態と同様に、ヒータ37a,37bとECU42
を接続する配線部材の細径化、発電器の小型化、バッテ
リ容量の低減等を図ることにより、エンジンシステム全
体の低コスト化を図ることができる。
【0100】更に、本実施形態によれば、デューティ通
電制御中に両ヒータ37a,37bに対して同時に電流
が流れることがないため、ヒータ37a,37bの抵抗
値を小さくして個々のヒータ37a,37bに流れる電
流値をより大きく設定することが可能である。その結
果、ヒータ37a,37bの発熱量を増加させて、素子
部36a,36bの早期活性化を図ることが可能とな
る。
【0101】本発明は上記各実施形態以外にも以下に示
す別の実施形態として具体化することができる。 (1)上記各実施形態における各空燃比センサ31〜3
3は、いずれも排気ガスの酸素濃度に応じて出力電流値
が変化する限界電流式のセンサとした。これに対して、
各空燃比センサ31〜33は、排気ガスの酸素濃度に応
じた起電力を発生する酸素濃淡電池式のセンサであって
もよい。また、限界電流式のセンサと酸素濃淡電池式の
センサとを併用するようにしてもよい。
【0102】(2)第2の実施形態では、2つの空燃比
センサを位相の異なるデューティ制御信号に基づいて通
電制御するようにした。これに対して、3つ以上の空燃
比センサを備え、各センサに対して位相が1/3周期ず
つ遅れたデューティ制御信号を出力することによって通
電制御するようにしてもよい。この場合、デューティ比
30%以下に設定すれば、各センサが同時に通電される
ことがなく、第2の実施形態と同様に、電源系の負荷を
軽減することができる。
【0103】(3)第1の実施形態では、各素子部36
の活性化時間を検出し、活性化時間が長く活性化し難い
素子部36に対応したヒータ37a〜37cから順に通
電を開始することにより、各素子部36が略同じタイミ
ングで活性化されるようした。これに対して、各ヒータ
37a〜37cに対して予め定められた時間間隔(例え
ば、「2秒」)をおいて通電を開始するようにしてもよ
い。
【0104】(4)第1の実施形態における通電開始時
期制御と、第2の実施形態におけるデューティ通電制御
とを併用することもできる。即ち、各ヒータ37a〜3
7cに対して異なった時期をもって通電を開始し、素子
部36が活性化温度にまで温度上昇した場合、その素子
部36a〜36cに対応するヒータ37a〜37cから
順に連続通電制御からデューティ通電制御に切り換え
る。この際、各ヒータ37a〜37cに対して異なる位
相のデューティ制御信号を出力するようにする。この構
成によれば、バッテリ52への負荷を更に低減すること
ができる。
【0105】(5)第2の実施形態では、各ヒータ37
a,37bに対して50%のデューティ比を有したデュ
ーティ制御信号を出力するようにしたが、このデューテ
ィ比は各ヒータ37a,37bの状態、或いはエンジン
11の運転状態に応じて変更するようにしてもよい。
【0106】上記各実施形態から把握できる技術的思想
についてその効果とともに記載する。 (イ)請求項3に記載した空燃比センサのヒータ通電制
御装置において、制御手段は、各ヒータに対して出力さ
れるデューティ制御信号の位相を異ならせることによ
り、各ヒータのうちいずれか一つのセンサに対してのみ
ON信号が出力されるように通電手段を制御することを
特徴とする。
【0107】上記の構成によれば、バッテリ等の電源系
に対する負荷を軽減することができる。
【0108】
【発明の効果】請求項1に記載した第1の発明によれ
ば、内燃機関の始動後に各空燃比センサのそれぞれのヒ
ータに対してそれぞれ異なった通電時期をもって通電が
開始されるようにしている。従って、通電開始時に各ヒ
ータに流れる突入電流の総和が過大となることが抑制さ
れ、バッテリ等の内燃機関における電源系への負荷を低
減することができる。
【0109】請求項2に記載した第2の発明によれば、
各空燃比センサに対する通電を開始する際に、活性化し
難い空燃比センサのヒータから順に通電が開始されるよ
うにしている。従って、各空燃比センサが全て活性化す
るのに要する時間が短縮され、各センサの早期活性化を
図ることができる。
【0110】請求項3に記載した第3の発明によれば、
内燃機関の始動後において、各ヒータに対して異なる位
相のデューティ制御信号を出力して、各ヒータを発熱さ
せるようにしている。従って、各ヒータに対して同位相
のデューティ制御信号が出力される場合と比較して、各
ヒータが同時に通電されている時間を減少させることが
できる。このため、バッテリ等の内燃機関における電源
系への負荷を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1及び第2の実施形態におけるエンジンシス
テムを示す概略構成図。
【図2】空燃比センサの主要構造を示す断面図。
【図3】ECU等の構成を示すブロック図。
【図4】「活性時間検出ルーチン」を示すフローチャー
ト。
【図5】「ヒータ通電開始時期制御ルーチン」を示すフ
ローチャート。
【図6】各ヒータに流れる電流値の時間的変化等を示す
タイミングチャート。
【図7】第2の実施形態における「デューティ通電制御
ルーチン」を示すフローチャート。
【図8】各ヒータに流れる電流値の時間的変化を示すタ
イミングチャート。
【図9】空燃比センサのヒータに流れる電流値の時間的
変化を示す線図。
【図10】空燃比センサのヒータに流れる電流値の時間
的変化を示す線図。
【符号の説明】
11…内燃機関としてのエンジン、18L,18R…吸
気マニホルド、19L,19R…排気マニホルド、22
…サージタンク、23…吸気管、24…エアクリーナ
(18L,18R、22〜24により吸気通路が構成さ
れる)、26L,26R…排気管、27…集合排気管
(19L,19R、26L,26R、27によりガス通
路が構成される)、31…第1の空燃比センサ、32…
第2の空燃比センサ、33…第3の空燃比センサ、36
a…第1素子部、36b…第2素子部、36c…第3素
子部、37a…第1ヒータ、37b…第2ヒータ、37
c…第3ヒータ、47…通電手段及び制御手段としての
CPU。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流通ガス中の酸素濃度に応じた検出信号
    を出力する素子部と当該素子部を加熱して活性化させる
    ためのヒータとを含む空燃比センサがガス通路に複数設
    けられた内燃機関に適用される空燃比センサのヒータ通
    電制御装置であって、 前記内燃機関の始動後に前記各空燃比センサのそれぞれ
    のヒータに対して所定電圧を印加して各ヒータを発熱さ
    せる通電手段と、 前記内燃機関の始動直後において前記各ヒータに対して
    それぞれ異なった通電時期をもって通電が開始されるよ
    うに前記通電手段を制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする空燃比センサのヒータ通電制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記各空燃比センサの
    うち、活性化し難い空燃比センサのヒータから順に通電
    が開始されるように前記通電手段を制御することを特徴
    とする請求項1記載の空燃比センサのヒータ通電制御装
    置。
  3. 【請求項3】 流通ガス中の酸素濃度に応じた検出信号
    を出力する素子部と当該素子部を加熱して活性化させる
    ためのヒータとを含む空燃比センサがガス通路に複数設
    けられた内燃機関に適用される空燃比センサのヒータ通
    電制御装置であって、 前記内燃機関の始動後に前記各空燃比センサのそれぞれ
    のヒータに対して所定電圧を印加して各ヒータを発熱さ
    せる通電手段と、 前記各ヒータに対して異なる位相のデューティ制御信号
    が出力されるように前記通電手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする空燃比センサのヒータ通電制
    御装置。
JP8165528A 1996-06-26 1996-06-26 空燃比センサのヒータ通電制御装置 Pending JPH1010083A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8165528A JPH1010083A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 空燃比センサのヒータ通電制御装置
US08/880,401 US5922226A (en) 1996-06-26 1997-06-23 Method and apparatus for controlling energizing of heater in air-fuel ratio sensor
DE69716519T DE69716519T2 (de) 1996-06-26 1997-06-25 Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung der Stromversorgung eines Heizers in einer Sauerstoffmesssonde
EP97110383A EP0816657B1 (en) 1996-06-26 1997-06-25 Method and apparatus for controlling energizing of heater in air-fuel ratio sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8165528A JPH1010083A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 空燃比センサのヒータ通電制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1010083A true JPH1010083A (ja) 1998-01-16

Family

ID=15814112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8165528A Pending JPH1010083A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 空燃比センサのヒータ通電制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5922226A (ja)
EP (1) EP0816657B1 (ja)
JP (1) JPH1010083A (ja)
DE (1) DE69716519T2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004232647A (ja) * 2004-04-28 2004-08-19 Toyota Motor Corp 内燃機関用空燃比センサのヒータ制御装置
JP2012082835A (ja) * 2011-11-28 2012-04-26 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関
WO2015194108A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 株式会社デンソー 制御装置
DE10339684B4 (de) * 2002-08-29 2019-05-16 Denso Corporation Gassensor-Störungsermittlungsvorrichtung zur Erfassung des Vorliegens oder Nichtvorliegens eines Störzustands eines Gassensors mit einer Vielzahl von Zellen
KR20230090658A (ko) * 2021-12-15 2023-06-22 주식회사 현대케피코 복수의 차량용 히터 제어 방법

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3621280B2 (ja) * 1998-12-16 2005-02-16 株式会社日立ユニシアオートモティブ 空燃比センサの活性診断装置
JP2002048763A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Denso Corp ガス濃度センサのヒータ制御装置
US20060121502A1 (en) * 2001-11-09 2006-06-08 Robert Cain Microfluidics apparatus for cantilevers and methods of use therefor
US9736887B2 (en) * 2011-10-21 2017-08-15 Getac Technology Corporation Method and device for heating electronic component and electronic apparatus using the same

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2726458A1 (de) * 1977-06-11 1979-01-04 Bosch Gmbh Robert Elektrisch betriebene schnellheizeinrichtung
US4282422A (en) * 1979-02-01 1981-08-04 General Electric Company Power control for appliance using multiple high inrush current elements
JPS62129754A (ja) * 1985-11-29 1987-06-12 Honda Motor Co Ltd 酸素濃度検出装置の制御方法
JPS63176641A (ja) * 1987-01-16 1988-07-20 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比制御装置
US5012070A (en) * 1989-05-25 1991-04-30 Durkin-Reed, Inc. Vehicle preheating system using existing vehicle heating system
JPH06146966A (ja) * 1992-11-11 1994-05-27 Tokyo Gas Co Ltd ガスエンジンの運転制御方法及び装置
JPH06213042A (ja) * 1992-12-21 1994-08-02 Ford Motor Co 内燃機関用排気ガスセンサシステムおよび酸素レベル信号供給工程
JP3155393B2 (ja) * 1993-05-13 2001-04-09 富士写真フイルム株式会社 感光材料処理装置用乾燥装置
US5454259A (en) * 1993-08-02 1995-10-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Failure detecting apparatus in temperature controller of air-fuel ratio sensor
US5523547A (en) * 1994-04-11 1996-06-04 Ford Motor Company System for diverting electric current to an electrical load
JPH08232746A (ja) * 1995-02-24 1996-09-10 Hitachi Ltd 内燃機関の制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10339684B4 (de) * 2002-08-29 2019-05-16 Denso Corporation Gassensor-Störungsermittlungsvorrichtung zur Erfassung des Vorliegens oder Nichtvorliegens eines Störzustands eines Gassensors mit einer Vielzahl von Zellen
JP2004232647A (ja) * 2004-04-28 2004-08-19 Toyota Motor Corp 内燃機関用空燃比センサのヒータ制御装置
JP2012082835A (ja) * 2011-11-28 2012-04-26 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関
WO2015194108A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 株式会社デンソー 制御装置
KR20230090658A (ko) * 2021-12-15 2023-06-22 주식회사 현대케피코 복수의 차량용 히터 제어 방법

Also Published As

Publication number Publication date
DE69716519T2 (de) 2003-03-20
EP0816657B1 (en) 2002-10-23
DE69716519D1 (de) 2002-11-28
US5922226A (en) 1999-07-13
EP0816657A3 (en) 1999-05-26
EP0816657A2 (en) 1998-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9052280B2 (en) Deterioration diagnosis device for catalyst
JP3602615B2 (ja) 内燃機関の排気2次エア供給系の異常検出装置
KR101442391B1 (ko) 내연 기관의 배출 제어 시스템
KR101399192B1 (ko) 내연 기관의 배출 제어 시스템
JP5867357B2 (ja) 内燃機関の排出ガス浄化装置
US8893473B2 (en) Emission control system for internal combustion engine
JP3602612B2 (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御装置
KR100302433B1 (ko) 내연기관용배기가스배출제어장치
JPH1010083A (ja) 空燃比センサのヒータ通電制御装置
JPH0921310A (ja) 内燃機関の排気ガス浄化装置
JPH11264811A (ja) 空燃比センサのヒータ制御装置
JPH11270382A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2001330580A (ja) 酸素濃度検出装置のヒータ診断装置
CN113389625B (zh) 用于排气传感器的控制装置
US20240125264A1 (en) Control device of exhaust sensor
JP3593912B2 (ja) 空燃比センサのヒータ制御装置
JP3539259B2 (ja) 空燃比センサのヒータ制御装置
JP2008180613A (ja) ガスセンサ装置
JP2005264891A (ja) 酸素センサ用加熱ヒータ制御装置
JPS61116652A (ja) 酸素センサのヒ−タ制御装置
JP2000234548A (ja) 空燃比センサのヒータ制御装置
JP2023118441A (ja) 空燃比センサの故障検出装置
JPH06129245A (ja) 触媒の活性化判定装置
JPH08121219A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2001241346A (ja) 空燃比センサの診断装置