JPH0340280A - ディスク収納ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば磁気ディスク等のディスクの収納ケー
スに関するものである。

〔発明の背景〕

フレキシブル磁気ディスク、例えば直径３．５インチの
磁気ディスクがハードケース内に収納された、例えば第
４図に示す如くのカセントタイプの磁気ディスクが広く
知られている。

この磁気ディスク収納ケース本体５１には、磁。

気ディスク５２を保護する為に、シャ、タ一部材５−３
が摺動自在に取り付けられている。つまり、シャッター
部材５３が摺動して開かれると、収納ケース本体５１に
設けられた長孔状のヘッド挿入用の開口部（ヘッド開口
部）５４から磁気ディスク５２が露呈されるので記録再
生動作が行えるよ゛うになり、ヘッド開口部５４を覆う
ようにシャッター部材５３が閉しられると、収納ケース
本体５１内にヘッド開口部から異物や埃の進入すること
が防止され、収納ケース本体５１内の磁気ディスク５２
は保護される。

尚、５５はシャッター部材５３を閉位置に付勢する為の
トーションスプリングであり、トーションスプリング５
５の一端部５５ａがシャッター部材５３に係止され、他
端部５５ｂが収納ケース本体５Ｉに係止されている。

そして、第４図から明瞭に判る通り、このトーションス
プリング５５が配置される収納ゲース本体５１の部分５
１ａには壁５６が構成されていない。尚、壁５６は、収
納ケース本体５１の内外を仕切る為のものである。

従って、ヘッド開口部５４を覆うようにシャッター部材
５３が閉しられると、収納ケース本体５１内にヘッド開
口部５４から異物や埃の進入することが防止され、収納
ケース本体５１内の磁気ディスク５２は保護されるとい
っても、この壁５６が設けられていない部分５１ａを通
して収納ケース本体５１の内外が通しており、異物や埃
の進入することを防止し、収納ケース本体５１内の磁気
ディスク５２を保護するといった目的が充分に図られて
いない。

〔発明の開示］ 本発明の目的は、異物や埃の進入することができるだけ
防止され、収納ケース本体内のディスクの保護ができる
だけ効果的に図れたディスク収納ケースを提供すること
である。

上記本発明の目的は、収納内部が外部から遮断される壁
が実質上途切れることなく構成され、かつ、ヘッド開口
部を有するディスク収納ケース本体部と、このディスク
収納ケース本体部のヘッド開口部を開閉するシャッター
部材と、このシャノタ一部材を閉位置に付勢する付勢手
段とを備え、この付勢手段は前記壁の外側に設けられて
なることを特徴とするディスク収納ケースによって達成
される。

尚、このようなディスク収納ケースは、ディスク収納ケ
ース本体部の壁の外側に構成された軸又は軸受部と、こ
の軸又は軸受部と協同してシャソタ一部材をディスク収
納ケース本体部に取り付ける取付機構とを備え、これら
の間に付勢手段が配置したものとして具体化することが
できる。

あるいは、第４図タイプのディスク収納ケースにおいて
、壁５６が設けられていない部分５１ａにも特別に壁を
連続して付設したようなものであっても良い。

〔実施例〕

第１図〜第３図は本発明に係るディスク収納ケースの１
実施例を示すもので、第１図はディスク収納ケース全体
の底面図、第２図はシャノタ一部材の底面図、第３図は
シャノタ一部材の正面図である。

各図中、１はディスク収納ケース本体Ａを構成する上側
シェル（図示せず）、２は上側シェルｌと協同してディ
スク収納ケース本体Ａを構成する下側シェルである。

尚、上側シェル１及び下側シェル２は、例えば静電防止
剤を含むＡＢＳ樹脂等の樹脂形戚品である。

そして、上側シェル１及び下側シェル２の各々の内面に
は磁気ディスク３のドロップアウト及び摩耗、静電気の
発生を防ぐ為のレーヨン等の不織布からなるライナー（
図示せず）が熱溶着或いは超音波溶着の手段で設けられ
ている。

上側シェルｌの外周部と下側シェル２の外周部とは、こ
れら外周部にぐるりと構成された周壁１ａと２ａとが突
き合わされ、例えば超音波）容着の手段にて接合され、
この上側シェル１と下側ノニル２とが合体してなるケー
ス内に磁気ディスク３が収納されている。すなわち、こ
の周壁１ａ、２ａは途切れることなく一周全体にわたっ
て構成されているから、ディスク収納ケース本体Ａの内
と外とが周壁１ａと２ａの突合部分でつながることなく
、上側シェルｌと下側シェル２との突合部分から異物や
埃がディスク収納ケース本体Ａ内に進入することは防止
される。

磁気ディスク３は、円板状の高分子フィルムをベースと
し、その−面に磁性層が均一に形成されたフレキシブル
な磁気ディスクである。この磁気ディスク３の中央には
円形の開口部が形成されていて、この開口部にリング状
のセンタープレート４が固着されている。そして、セン
タープレート４の中央部に略々正方形をなすモーク軸挿
入孔５が形成され、この挿入孔５から所定距離だけ偏倚
した位置に長方形状の位置規制ピン挿入孔６が形成され
ている。

下側シェル２の中央には円形の開口部７が形成されてい
て、この開口部７にセンタープレート４が多少のガタを
有する状態で配置される。

上側シェル１には長孔８（図示せず）が、又、下側シェ
ル２には長孔９が形成され、この民孔８゜９から磁気デ
ィスク３が露呈される。

長孔８及び９が形成されている部分を含む上側シェル１
及び下側シェル２の外面に凹部１０（図示せず）及び１
１が形成され、この凹部１０、ｌｌの部分に第２図及び
第３図に示す断面略コ字状の合成樹脂型のシャンタ一部
材１２が摺動自在に取り付けられている。

上側シェルｌと下側シェル２とを突合してなるディスク
収納ケース本体Ａのシャッター部材１２が配設される側
の端部には、上側シェルｌと下側シェル２の各々に半円
筒部が構成されていて、上側シェル１と下側シェル２と
の突合によって円筒状の軸受１３が構成されている。

又、シャッター部材１２にも、その奥側の位置に円筒状
の軸受１４，１５が構成されている。

１６は、軸受１３、軸受１４及び軸受１５の孔に挿入さ
れる軸である。

そして、シャッター部材１２を凹部１０，１１の部分に
配置し、軸１６を軸受１３、軸受１４及び軸受１５の孔
に挿入すると共に、コイルスプリング１７を軸受１３と
軸受１４との間の軸１６に配設してシャッター部材１２
をディスク収納ケース本体Ａに取り付けると、シャッタ
ー部材１２は軸１６に案内されて摺動し、外部から力が
作用していない通常の状態ではコイルスプリング１７の
力によって長孔８及び長孔９がシャッター部材１２によ
って閉鎖されるように構成されている。

すなわち、軸１６と軸受１３、軸受１４及び軸受１５と
の協同作用により案内されるシャンク−部材１２に対し
てコイルスプリング１７に抗する力を加えると、ヘンド
パソド挿入用の長孔８及びヘッド挿入用の長孔９に対し
てシャッター部材１２に形成されている長孔Ｉ８及び１
９が一致し、磁気ディスク３が外部に露呈される記録再
生使用状態と、長孔８及び９がコイルスプリング１７の
力によりシャッター部材１２で閉塞され、磁気ディスク
３の保護が図られると共に、ゴミの侵入が防止されるよ
う磁気ディスク３が露呈しない状態とをとりうるように
シャッター部材１２は摺動する。

下側シェル２の一つのコーナ一部には誤消去防止用のプ
ラグ２０が設けられており、プラグ２゜を移動させれば
、消去できないように構成されている。又、この下側シ
ェル２の二つのコーナ一部には、磁気ディスク３をディ
スク記録再生装置に装着する際の位置決めの為に、一対
の位置決め用孔２１．２２が設けられている。尚、一方
の位置決め用孔２１は長孔とされていて、孔の位置に多
少の誤差があっても許容できるようになされている。そ
して、この位置決め用孔２１．２２が設けられていない
他の二つのコーナ一部が基準面となり、４個のコーナ一
部において！ｆｆ気ディスク収納ケースが基準位置に支
持される。この状態において磁気ディスク３がモーター
によって回転され、ディジタル信号或いはアナログ信号
の記録又は再生がなされる。

前記ノヤノタ一部材１２は、上面板２３、側面！、ｌｉ
　２５及び下面板２４が略コ字形状に、例えば弾力性に
優れ、摩擦抵抗が小さく、強度が比較的大きく、さらに
は透明ないしは半透明な熱可塑性樹脂で一体形成された
ものである。尚、断面略コ字状のシャ、タ一部材１２は
、ケース本体から取り外した状態では、前面及び側面の
開口端に向かう捏上面板２３と下面板２４とが近接する
ようになされていても良い。

そして、上面板２３及び下面板２４には、前記したヘッ
ドバソド挿入用の長孔８及びヘッド挿入用の長孔９に対
して長孔１８及び１９が形成されている。

２６はシャッター部材１２に形成された窓であり、コイ
ルスプリング１７を配置したシャ、ター部材１２をディ
スク収納ケース本体Ａに配する場合、窓２６からコイル
スプリング１７を第１図中上側の位置に規制し、コイル
スプリング１７が軸受１３によって押し潰されないよう
にする為のものである。尚、シャッター部材１２が透明
ないしは半透明材料で構成されているから、窓２６から
コイルスプリング１７を第１図中上側の位置に規制する
作業が容易である。

上記のように構成させたディスク収納ケースは、ディス
ク収納ケース本体Ａの外周側壁に沿って周壁１ａ、２ａ
が途切れることなく一周全体にわたって構成されている
から、ディスク収納ケース本体Ａの内外が周壁の部分で
つながることなく、上側シェル１と下側シェル２との突
合部分から異物や埃がディスク収納ケース本体Ａ内に進
入することは完全に防止され、収納されている磁気ディ
スクに塵やホコリが付きにくく、記録再生特性が良い。

又、シャッター部材１２は軸１６と軸受１３、軸受１４
及び軸受１５との協同作用によってディスク収納ケース
本体Ａに取り付けられるので、そして軸１６がコイルス
プリング１７内を貫通する如く取り付けられるので、シ
ャッター部材１２やコイルスプリング１７が何かの拍子
に外れるといった事故が起きにくい。これに対して、第
４図タイプのトーションスプリングを用いたこれまでの
ものでは、トーションスプリングが何かの拍子に外れる
といった事故が起き易い。

又、シャッター部材１２が合成樹脂で構成されているか
ら、例えば側面板２５の外表面に凹凸等の手段で文字、
記号等を付すことかでき、又、着色も簡単であり、ディ
スク収納ケースの整理が極めて容易なものになる。

〔効果〕

本発明に係るディスク収納ケースは、収納内部が外部か
ら遮断される壁が実質上途切れることなく構成され、か
つ、へノド開口部を有するディスク収納ケース本体部と
、このディスク収納ケース本体部のヘッド開口部を開閉
するシャッター部材と、このシャッター部材を閉位置に
付勢する付勢手段とを備え、この付勢手段は前記壁の外
側に設けられてなるので、ディスク収納ケース本体には
遮断壁が途切れることなく全体にわたって構成されてい
るから、塵や埃がディスク収納ケース本体内に進入しに
くく、収納されているディスクに塵や埃が付きにくく、
記録再生特性の低下を効果的に防止できる等の特長を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明に係るディスク収納ケースの１
実施例を示すもので、第１図はディスク収納ケース全体
の底面図、第２図はシャッター部材の底面図、第３図は
シャッター部材の正面図であり、第４図は従来のディス
ク収納ケースの分解状態図である。 Ａ・・・ディスク収納ケース本体、２・・・下側シェル
、ｌａ、２ａ・・・周壁、３・・・磁気ディスク、９・
・・長孔、１２・・・シャッター部材、１３．１４．１
５・・・軸受、Ｉ６・・・軸、１７・・・コイルスプリ
ング、１８．１９・・・長孔、２３・・・上面板、２４
・・・下面板、２５・・・側面板、２６・・・窓。 第４ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　収納内部が外部から遮断される壁が実質上途切れる
   ことなく構成され、かつ、ヘッド開口部を有するディス
   ク収納ケース本体部と、このディスク収納ケース本体部
   のヘッド開口部を開閉するシャッター部材と、このシャ
   ッター部材を閉位置に付勢する付勢手段とを備え、この
   付勢手段は前記壁の外側に設けられてなることを特徴と
   するディスク収納ケース。 ２　特許請求の範囲第１項記載のディスク収納ケースに
   おいて、ディスク収納ケース本体部の壁の外側に構成さ
   れた軸又は軸受部と、この軸又は軸受部と協同してシャ
   ッター部材をディスク収納ケース本体部に取り付ける取
   付機構とを備え、これらの間に付勢手段が配置されてな
   るもの。