JPH0340279A

JPH0340279A - ディスク収納ケース

Info

Publication number: JPH0340279A
Application number: JP17394289A
Authority: JP
Inventors: Katsuyoshi Kinoshita; 勝義木下
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 1989-07-07
Filing date: 1989-07-07
Publication date: 1991-02-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、例えば磁気ディスク等のディスクの収納ケー
スに関するものである。

（発明の背景］フレキシブル磁気ディスク、例えば直径３．５インチの
磁気ディスクがハードケース内に収納されたカセソトタ
イプの磁気ディスクが広く知られている。

この磁気ディスクの収納ケースには、磁気ディスクを保
護する為に、シャンタ一部材が開閉自在に取り付けられ
ている。つまり、このシャッター部材が開かれると、収
納ケース本体に設けられた長孔状のヘンド挿入用の開口
部（ヘッド開口部）から磁気ディスクが露呈されるので
記録再生動作が行えるようになり、ヘッド開口部を覆う
ようにシャッター部材が閉しられると、収納ケース本体
内にヘッド開口部から異物や埃の進入することが防止さ
れ、収納ケース内の磁気ディスクは保護される。

従来、この種のシャッター部材は、例えばステンレスの
ような金属を断面略コ字状に構成したものである。

そして、収納ケース本体のヘッド開口部と略々同形の窓
が形成されたこのステンレス製のシャッター部材は、こ
のシャッター部材が単に収納ケース本体に摺動自在に取
り付けられるだけでなく、収納ケース本体から容易に外
れることがないように取り付けられる必要がある。

このような要求を満足する為、従来のシャッター部材は
、ステンレスの平板に対し孔開け、折り曲げ、パリ取り
等の加工工程を経て製造されていた。

しかしながら、ステンレスの平板はロール状態で保存さ
れている為、応力が残っていて、変形することがあり、
従って折り曲げの工程で高い精度の加工を行うことが困
難である。

又、シャッター部材を収納ケース本体に取り付ける際や
、シャッター部材が収納ケース本体を摺動する際に、ケ
ースがガイド用の突起により削られることかあり、これ
により生したゴミがケース内に入り込む問題がある。

さらに、金属材料を使用している為に、シャッター部材
の着色や、シャッター部材に製造メーカーなどの表示を
印刷をすることが難しい。

又、製造工程数が多く、しかも、寸法精度が厳しく要求
されることから、コスト高なものにならざるを得ない。

そこで、このような欠点を解決するものとしてシャッタ
ー部材を合成樹脂で作成することが提案されている。

しかしながら、これまでに提案されている合成樹脂製の
シャンク一部材の基本的な構造はステンレス製のシャン
タ一部材と同しである為、シャンク一部材の製造が簡単
でなく、コストの低廉化が充分には図れていない。

〔発明の開示〕

本発明の目的は、製造が簡単で、コストの低廉化が図れ
たシャッター部材を備えるディスク収納ケースを提供す
ることである。

上記本発明の目的は、ヘッド開口部を有するディスク収
納ケース本体部と、このディスク収納ケース本体部のヘ
ッド開口部を開閉する断面略コ字状のシャッター部材と
、前記ディスク収納ケース本体部側に構成された案内手
段と協同してこのシャッター部材を案内する被案内手段
とからなるシャンク一部材の開閉案内機構とを備え、前
記シャッター部材の一面に設けられた被案内手段の対向
面の対向位置に開口部が構成されてなることを１−ｆ徴
とするディスク収納ケースによって遠戚される。

尚、上記のディスク収納ケースにおいて、シャッター部
材は樹脂製であることが極めて望ましく、又、シャッタ
ー部材には補強用のリブが適宜な位置に構成されること
が望ましい。

〔実施例）第１図〜第４図は本発明に係るディスク収納ケースの１
実施例を示すもので、第１図はディスク収納ケース全体
の底面図、第２図はシャッター部材の底面図、第３図は
第２図中■−■綿におけるシャッター部材の断面図、第
４図はシャッター部材の背面図である。

各図中、■（図示せず）はディスク収納ケース本体Ａを
構成する上側シェル、２は上側シェル１と協同してディ
スク収納ケース本体Ａを構成する下側シェルである。

尚、上側シェル１及び下側シェル２は、例えば静電防止
剤を含むＡＢＳ樹脂等の樹脂形成品である。

そして、上側シェル１及び下側シェル２の各々の内面に
は磁気ディスク３のドロンプアウト及び摩耗、静電気の
発生を防ぐ為のレーヨン等の不織布からなるライナー（
図示せず）が熱溶着或いは超音波溶着の手段で設けられ
ている。

上側シェル１の外周部と下側シェル２の外周部とは超音
波溶着の手段にて接合され、この上側シェルｌと下側シ
ェル２とが合体してなるケース内に磁気ディスク３が収
納されている。この磁気ディスク３は、円板状の高分子
フィルムをベースとし、その−面に磁性層が均一に形成
されたフレキシブルな磁気ディスクである。

磁気ディスク３の中央には円形の開口部が形成されてい
て、この開口部にリング状のセンタープレート４が固着
されている。そして、センタープレート４の中央部に略
々正方形をなすモータ軸挿入孔５が形成され、この挿入
孔５から所定距離だけ偏倚した位置に長方形状の位置規
制ピン挿入孔６が形成されている。

下側シェル２の中央には円形の開口部７が形成されてい
て、この開口部７にセンタープレート４が多少のガタを
有する状態で配置される。

上側シェル１には長孔８（図示せず）が、又、下側シェ
ル２には長孔９が形成され、この長孔８゜９から磁気デ
ィスク３が露呈される。

長孔８及び９が形成されている部分を含む上側シェルｌ
及び下側シェル２の外面に凹部１０（図示せず）及び２
が形成され、この凹部１０．１１の部分に第２図〜第４
図に示す断面略コ字状の合成樹脂型のシャッター部材１
２が摺動自在に取り付けられている。

上側シェル１の外面の側縁部に沿って案内手段としての
ガイド溝１３が設けられており、シャッター部材１２の
動作をこのガイド溝１３と協同して案内する被案内手段
としてシャッター部材１２の内側に突起が設けられてい
る。

そして、これらガイド溝１３と突起の協同作用により、
ヘッド挿入用の長孔９及びヘッドパッド挿入用の長孔８
に対してシャッター部材１２に形成されている長孔１４
．１５が一致し、磁気ディスク３が外部に露呈される記
録再生使用状態と、長孔８及び９がシャッター部材１２
で閉塞され、磁気ディスク３の保護が図られると共に、
ゴミの侵入が防止されるよう磁気ディスク３が露呈しな
い状態とをとりうるようにシャッター部材１２は摺動す
る。

下側シェル２の一つのコーナ一部には誤消去防止用のプ
ラグ１６が設けられており、プラグ１６を移動させれば
、消去できないように構成されている。又、この下側シ
ェル２の二つのコーナ一部には、磁気ディスクをディス
ク記録再生装置に装着する際の位置決めの為に、一対の
位置決め用孔１７．１８が設けられている。尚、一方の
位置決め用孔１７は長孔とされていて、孔の位置に多少
の誤差があっても許容できるようになされている。

そして、この位置決め用孔１７．１８が設けられていな
い他の二つのコーナ一部が基準面となり、４個のコーナ
一部において磁気ディスク収納ケースが基準位置に支持
される。この状態において磁気ディスク３がモーターに
よって回転され、ディジタル信号或いはアナログ信号の
記録又は再生がなされる。

前記ソヤンタ一部材１２は、上面板２１、側面板２３及
び下面板２２が略コ字形状に、例えば弾力性に優れ、摩
擦抵抗が小さく、強度が比較的大きいポリオキシメチレ
ンのような熱可塑性樹脂で一体形成されたものである。

尚、断面略コ字状のシャッター部材１２は、ケース本体
から取り外した状態では、前面及び側面の開口端に向か
う捏上面板２１と下面板２２とが近接するようになされ
ている。

２４及び２５は、シャッター部材１２の動作を上側シェ
ルｌに形成したガイド溝１３と協同して案内する被案内
手段として上面板２１の内面側の所定位置に突出形成さ
れた突起である。

そして、上面板２１及び下面Ｆｉ、２２には、前記した
ヘッド挿入用の長孔９及びヘッドパッド押入用の長孔８
に対して長孔１４及び１５が形成されているのであるが
、この長孔１４と１５とは多少寸法形状が異なっている
。すなわち、下面板２２に形成された矩形状の長孔１５
の縦寸法ｌ、及び幅寸法ｗ８が上面板２１に形成された
矩形状の長孔１４の縦寸法１１及び幅寸法ｗ、より大き
く形成されている。特に、下面板２２に形成された矩形
状の長孔１５は、その側面板２３側の端部がガイド溝１
３に対応して設けられる突起２４の位置まで存在するよ
う構成されている。

従って、シャンク一部材１２を成型手段で製造する場合
、突起２４に対する型抜きに長孔１５を利用でき、シャ
ッター部材１２の製造が極めて容易となり、製造コスト
が低層なものになる。

又、下面板２２における突起２５が対向する部分は、第
２図から明瞭に判るように切り取られている。すなわち
、下面板２２の縦寸法２４が上面板２１の縦寸法ｌ、よ
り小さく設定されている。

従って、シャッター部材１２を成型手段で製造する場合
、突起２５に対する型抜きにこの下面板がない部分を利
用でき、シャッター部材１２の製造が極めて容易となる
。

２６は上面板２１に設けられたリブであり、このリブ２
６は長孔１４の周囲の位置であって、長孔１５に対向す
る位置である。従って、シャッター部材１２を成型手段
で製造する場合、リブ２６に対する型抜きに長孔１５を
利用でき、シャッター部材Ｉ２の製造が極めて容易であ
る。しかも、このリブ２６によって上面板２１が補強さ
れ、反り等が起きにくいものになる。

尚、リブ２６は上面板２１に設けるのみでなく、長孔１
４と長孔１５の位置を例えば第２図中上下方向において
多少ずらせておけば、上面板２１と下面板２２の両面に
簡単に設けることができる。

２７ばシャッター部材１２に設けられたスプリング係止
用の係止部であり、この係止部２７とディスク収納ケー
ス本体Ａのスプリング係止部２８との間にトーションス
プリング２９が掛けられていて、シャッター部材１２を
第１図中上側（シャッター部材１２の下面板２２及び上
面板２１によってヘッド挿入用の長孔９及びヘッドパッ
ド挿入用の長孔８が閉鎖されるよう）に付勢されている
。

上記のように構成させたディスク収納ケースは、ディス
ク収納ケース本体Ａ側に構成されたガイド溝１３と協同
してシャッター部材１２を案内する突起２４．２５の構
成を、シャンタ一部材１２がヘッド挿入用の長孔９及び
ヘッドパッド挿入用の長孔８より基本的に大きく、突起
２４．２５に対向するその一部を欠いても差し支えない
ことから、その部分を欠如しておけば極めて簡単に成型
手段で製造できる。

又、これと同様にして、すなわち長孔１５を利用してリ
ブ２６を簡単に構成でき、反り等が起きにくいシャッタ
ー部材１２の製造が極めて容易である。

又、シャッター部材１２が合成樹脂で構成されているか
ら、例えば側面板２３の外表面に凹凸等の手段で文字、
記号等を付すことができ、又、着色も簡単であり、ディ
スク収納ケースの整理が極めて容易なものになる。

〔効果〕

本発明に係るディスク収納ケースは、ヘッド開口部を有
するディスク収納ケース本体部と、このディスク収納ケ
ース本体部のヘッド開口部を開閉する断面略コ字状のシ
ャッター部材と、前記ディスク収納ケース本体部側に構
成された案内手段と協同してこのシャッター部材を案内
する被案内手段とからなるシャッター部材の開閉案内機
構とを備え、前記シャッター部材の一面に設けられた被
案内手段の対向面の対向位置に開口部が構成されてなる
ので、シャッター部材の動作性向上及びコストの低廉化
を図る為シャッター部材を樹脂で成型構成するに際して
、シャッター部材に構成される被案内手段の構成が簡単
であり、低コストで提供できる等の特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明に係るディスク収納ケースの１
実施例を示すもので、第１図はディスク収納ケース全体
の底面図、第２図はシャ、タ一部材の底面図、第３図は
第２図中上下方向におけるシャッター部材の断面図、第
４図はシャッター部材の背面図である。Ａ・・・ディスク収納ケース本体、２・・・下側ソエル
、３・・・磁気ディスク、９・・・長孔、１２・・・シ
ャッター部材、１３・・・ガイド講、１４．１５・・・
長孔、２１・・・上面板、２２・・・下面板、２３・・
・側面板、２４．２５・・・突起、２６・・・リブ、２
７・・・係止部、２９・・・トーションスプリング。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ヘッド開口部を有するディスク収納ケース本体部
と、このディスク収納ケース本体部のヘッド開口部を開
閉する断面略コ字状のシャッター部材と、前記ディスク
収納ケース本体部側に構成された案内手段と協同してこ
のシャッター部材を案内する被案内手段とからなるシャ
ッター部材の開閉案内機構とを備え、前記シャッター部
材の一面に設けられた被案内手段の対向面の対向位置に
開口部が構成されてなることを特徴とするディスク収納
ケース。
（２）特許請求の範囲第１項記載のディスク収納ケース
において、シャッター部材が樹脂製であるもの。
（３）特許請求の範囲第１項記載のディスク収納ケース
において、シャッター部材にリブが構成されてなるもの
。