JPH0340034B2 - - Google Patents

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JPH0340034B2
JPH0340034B2 JP57140456A JP14045682A JPH0340034B2 JP H0340034 B2 JPH0340034 B2 JP H0340034B2 JP 57140456 A JP57140456 A JP 57140456A JP 14045682 A JP14045682 A JP 14045682A JP H0340034 B2 JPH0340034 B2 JP H0340034B2
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【発明の詳細な説明】
本発明は、一般式 (式中、R1は低級アルキル基またはフエニル
(低級)アルキル基であつて、これらはハロゲン
原子または低級アルキル基を置換基として有して
いても良い。R2は水素原子またはベンゾイル基
であつて、ベンゾイル基は低級アルキル基または
低級アルコキシ基またはメチレンジオキシ基を置
換基としてを有していても良い。) で表わされる新規な2′−デオキシ−5−フルオロ
ウリジンのエーテル誘導体およびその製造方法並
びにこれを活性成分として含有する抗腫瘍剤に関
するものである。 2′−デオキシ−5−フルオロウリジン(以下、
FUDRという)は、すでに制癌剤の活性成分と
して知られているが、極めて毒性が強く、かつ安
全域が狭いという欠点のみならず、その投与経路
にについては経口投与によることができないとい
う治療上きわめて不都合な制限を受けている(フ
イジシヤンズ・デスク・リフアレンス、1387頁、
1978年)。 FUDR自体の制癌作用発現の機序については
ハイデルベルガーらによつて詳細に研究されてい
る。また彼らはFUDRに化学修飾を施せば上述
の欠点を有しない有用なFUDR誘導体を見い出
すことができうるのではないかと提言し、種々の
研究も行われたが、これまでのところ格別有用な
ものは見出されていない様である。 このような状況の下で本発明者らは先にアセチ
ルFUDR誘導体がこれまでの知見(キヤンサ
ー・リサーチ、30巻、1555−1556頁、1970年)と
は異なり、優れた制癌作用を有していることを見
い出した(特開昭55−35057)。また児玉らも
FUDR誘導体の制癌作用を報告している(特開
昭54−163586)。 しかし、本発明者らはこれに止まらず、さらに
検討を進め、FUDR誘導体の構造と薬効の関係
を詳細に研究した結果、FUDRの3′および5′位の
水酸基が()式で示す様なエーテル結合である
新規化合物は、従来にも増して優れた制癌効果を
発揮することを見い出し、さらにその製造方法並
びにこれらを活性成分として含有する制癌剤組成
物を研究し、本発明を完成するにいたつた。 本発明をさらに詳述する。 一般式()において、R1に示される低級ア
ルキル基は直鎖もしくは分岐鎖状の低級アルキル
基を含むが、特に好ましいものを例示するとメチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ヘキ
シル基等の低級アルキル基が挙げられる。又同じ
くR1で示されるフエニル(低級)アルキル基と
してはフエニル基によつて置換された前記説明乃
至例示されたアルキル基が全て含まれ、これをさ
らに具体例で示すと、ベンジル基、α−フエネチ
ル基、β−フエネチル基等を挙げることができ
る。そしてこれらの低級アルキル基やフエニル
(低級)アルキル基は任意の位置がハロゲン原子
または低級アルキルによつて1以上置換されてい
ても良く、これらの置換基について説明すると、
まずハロゲン原子としてはフツ素、塩素、臭素、
ヨウ素が示され、またアルキル基としては前記説
明乃至例示されたアルキル基、特にメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、tert−ブチル基等の低級アルキル基が示さ
れる。また一般式()、後述の()において、
R2またはR2′で示される低級アルキル基または低
級アルコキシ基またはメチレンジオキシ基を置換
基として有するかもしくは有しないベンゾイル基
において、低級アルキル基としては前記低級アル
キル基が再び説明乃至例示され、低級アルコキシ
基としては前記説明乃至例示された様なアルキル
基によつて置換されたヒドロキシ基の全てが含ま
れるが、より具体的に例示すると、メトキシ基、
エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキシ基
等の低級アルコキシ基を挙げることができる。 一般式()で示される化合物は次の様にして
製造することができる。すなわち、 一般式 (式中、R1は前記のものを示し、Yはアルコ
キシ基、ハロゲン原子またはアシルオキシ基を示
す。) で表わされる2−デオキシ−D−リボフラノシド
誘導体と 一般式 (式中、R3は有機シリル基またはアルキル基
を示す。) で表わされるピリミジン誘導体とを塩化第2ス
ズ、塩化亜鉛等のフリ−デルクラフツ触媒の存在
下または不存在下において縮合反応させることに
より、 一般式 (式中、R1は前記のものを示す。) で表わされるFUDR誘導体を製造することがで
きる。一般式(′)で表わされる物質はそれ自
身一般式()式中のR2が水素原子の場合に相
当するが、さらにこれに低級アルキル基または低
級アルコキシ基またはメチレンジオキシ基を置換
基としてを有することのあるベンゾイルハライド
(例えばプロマイド、クロライド、アイオダイド
等)を反応させることにより、一般式()式中
のR2が任意の置換基を有することのあるアロイ
ル基である物質〔便宜上(″)構造式 と表わす〕を製造することができる。なお上記
()構造式及び()式において、Y及びR3
示される記号のうち、ハロゲン原子としてはフツ
素、塩素、臭素、ヨウ素が示され、アルコキシ基
及びアルキル基としては、一般式()式中の
R2に置換されることもある低級アルコキシ基及
び低級アルキル基として例示されたものが好まし
い例として示される。またアシルオキシ基として
はアルカノイルオキシ基、アロイルオキシ基、ア
ラルカノイルオキシ基が例示されるが、より具体
的にはアセチルオキシ基、プロパノイルオキシ
基、ブタノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基等
が挙げられる。また有機シリル基としてはトリメ
チルシリル基、トリエチルシリル基等のトリアル
シリル基や、トリフエニシリル基やトリパラトリ
ルシリル基等のトリアリルシリル基等が例示され
る。 一般式()と()で表わされる物質の反応
においては有機溶媒中で行うのが好ましく、その
有機溶媒としてはアセトニトリル、ジオキサン、
エーテル、クロロホルム、ジクロルメタン、ピリ
ジン、ジメチルホルムアミド、トルエン、ベンゼ
ン等の非プロトン性溶媒と挙げることができ、ま
たこれらの混合溶媒を用いることもできる。一般
式()式中のYがメトキシで示される2−デオ
キシ−D−リボース誘導体を用いるのが製造上有
利であり、また一般式()式中R3が有機シリ
ル基を用い、特にこのうちのトリメチルシリル基
を使用するのが好ましい。またこの反応は、塩化
第2スズのようなフリーデルクラフツ触媒の存在
下行うのが好ましい。 一般式(′)に低級アルキル基または低級ア
ルコキシ基またはメチレンジオキシ基を置換基と
して有することもあるベンゾイルハライドを反応
させる場合も、()と()を反応させる場合
と同様、前記した非プロトン性溶媒の存在下に行
うのが好ましく、その際、トリエチルアミン、ト
リメチルアミン、トリブチルアミン、N−メチル
モルホリン、ピリジン等の有機塩基または炭酸ア
ルカリ、苛性アルカリ、酢酸アルカリ等の無機塩
基を添加するのが好ましい。添加する塩基の量は
使用した上記ベンゾイルハライドに対し、1〜5
モルを用いるが、有機塩基それ自身を溶媒として
用いてもよい。 反応温度は、特に限定されるものではないが、
一般式()と()の反応においては氷冷〜50
℃で行うのが好ましい。また、一般式()と前
記ベンゾイルハライドをとの反応では氷冷〜100
℃で行うのが好ましい。 反応時間は、上記いずれの場合も数分〜数時間
でよく、反応生成物は合成化学上の通常の手段、
例えば、有機溶媒による抽出、洗浄、再結晶、も
しくはクロマトグラフによつて単離精製すること
ができる。 本発明化合物の臨床上の投与量は、1日に50な
いし500mgの範囲が好ましい。投与経路は、静脈
内注射、座剤による直腸内投与の如き非経口的投
与も可能であるが、経口的投与が好適である。 経口的投与の剤型としては各単位宛30〜500mg
の本発明化合物を活性成分として含有する錠剤、
カプセル剤、液剤等が挙げられる。 これら錠剤、カプセル剤は、活性成分の外、通
常用いられる次の如き成分を含有していてもよ
く、例えば賦形剤として、乳糖、コーンスター
チ、バレイシヨデンプン、微結晶セルロース等:
結合剤として、アラビアゴム、ゼラチン、ヒドロ
キシプロピルセルロース、バレイシヨデンプン
等:滑沢剤として、ステアリン酸マグネシユウ
ム、タルク等:崩壊剤として、カルボキシメチル
セルロースカルシウム、バレイシヨデンプン、コ
ーンスターチ等が使用される。液剤には、通常用
いられる溶解剤、懸濁剤等が使用できるが、特に
ポリエチレングリコール200を用いるのが好まし
い。 このようにして得られた本発明化合物の薬理お
よび毒性試験の結果を示す。 (a) 抗腫瘍活性測定の試験 試験方法:ザルコーマ180腫瘍細胞(ICR系
雄性マウスの腹腔内に継代培養されているも
の)の2×107個をICR系雄性マウスの背部皮
下に移植し、24時間後より薬剤を5%アラビア
ゴムに懸濁したものを7日間連続経口投与し、
腫瘍移植後10日目にマウスを殺し薬剤投与群の
平均腫瘍重量(これをTとする)を対照群の腫
瘍重量(これをCとする)で除し、T/C値が
0.50を示す数値〔T/C0.50(mg/Kg)〕を読み
とつた。 (b) 毒性測定の試験 試験方法:(a)の試験においてマウスより腫瘍
を摘出する直前に体重を測定し、対照群の動物
の体重増加率に対して10%の体重減少を示す投
与量〔IB10%(mg/Kg)〕を読みとつた。 結果:上記(a)及び(b)の試験結果及びこれらか
ら算出した治療係数(IB10%値/T/C0.50
値)を表に示す。
【表】
【表】 つぎに実施例を挙げて製造法を説明する。 参考例 1 2−デオキシ−D−リボース6.7gをメタノー
ル100mlに室温で溶解後、1%HCl−メタノール
13mlを加え室温で40分間攪拌した。トリエチルア
ミンを加えて中和し減圧下溶媒を留去した。油状
残渣をジオキサンに溶解し、再度溶媒を留去して
メチル 2−デオキシ−D−リボフラノシドを得
た。 参考例 2 NaH(50%油懸濁液)5.3gを石油エーテルで
2回洗浄した後、ジメチルホルムアミド40mlに懸
濁させ、ここに参考例1で製造したメチル 2−
デオキシ−D−リボフラノシドのジメチルホルム
アミド10ml溶液を室温攪拌下徐々に加えた。添加
後1時間攪拌し、ついで氷冷下 4−メチルベン
ジル クロライド25gを20分をかけて滴下、氷冷
下30分ついで室温で1時間夫々攪拌した。反応液
を氷水約500mlに注ぎエーテル150mlで3回抽出
し、エーテル層を分離、飽和食塩水で3回洗浄後
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。エーテルを留去
し、得られた油状残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフイーを用い、クロロホルムで溶出して油
状の2−デオキシ−3,5−ビス−O−(4−メ
チルベンジル)−D−リボフラノシドを得た。 実施例 1 参考例2で製造したメチル2−デオキシ−3,
5−ビス−O−(4−メチルベンジル)−D−リボ
フラノシドをアセトニトリル100mlに溶解し、室
温で攪拌下5−フルオロ−2,4−ビス(トリメ
チルシリルオキシ)ピリミジン16.4gと塩化第2
スズ(無水)13.0gを加えた。1時間後、反応液
にメタノール10mlを加えて脱シリル化し、減圧下
溶媒を留去した。残渣を酢酸エチル200mlに溶解
し飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を留去し、油状残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーを用い、クロロホルムで溶
出した。目的物に対応するフラクシヨンを集めて
濃縮し、エーテルから再結晶して2′−デオキシ−
5−フルオロ−3′,5′−ビス−O−(4−メチル
ベンジル)ウリジン2.50g(2−デオキシ−D−
リボースから計算して11%)を得た。 融点96.5−97.5℃:λEtOH naxnm:216(sh),267,271
(sh)。 元素分析値:C25H27FN2O5として 計算値(%):C,66.07:H,5.99:N,6.16 実測値(%):C,66.06:H,6.10:N,6.20 NMRスペクトル(CDCl3),δ(ppm): ウリジン部分:1.8−2.7(m,H2′),3.65 (broad−q,H5′),4.1−4.3(m,H3′,
H4′),6.31(broad−t,H1′),8.01(d,
H6),9.70(broad−s,NH) 3′および5′位の置換基部分:2.34(s,
CH3),4.4−4.5(m,C6H5−CH2−),7.17
(s,phenyl−H) 実施例 2〜5 実施例1と同様に反応を行い、表に示す
FUDR誘導体を得た。 参考例 3 参考例1で得たメチル2−デオキシ−D−リボ
フラノシドを液体アンモニア約300mlに溶解し、
金属ナトリウム9.2gを小片として加え1時間攪
拌した。ここにヨウ化エチル62gを20分間をかけ
て滴下し、3時間攪拌後、室温でアンモニアを蒸
発させた。残渣に水を加え、参考例2と同様に目
的物をエーテルで抽出、シリカゲルカラムクロマ
トグラフイーで精製して、油状のメチル 2−デ
オキシ−3,5−ジ−O−エチル−D−リボフラ
ノシドを得た。 実施例 6 参考例3で得たメチル 2−デオキシ−3,5
−ジ−O−エチル−D−リボフラノシドを用い、
実施例1と同様に反応を行い、2′−デオキシ−5
−フルオロ−3′,5′−ジ−O−エチルウリジンを
得た。収率、物性等は表に示す。 実施例 7 実施例6と同様に反応を行い、2′−デオキシ−
5−フルオロー3′,5′−ジ−O−メチルリジンを
得た。収率、物性等は表に示す。
【表】
【表】
【表】 実施例 8 2′−デオキシ−5−フルオロー3′,5′−ジ−O
−ベンジルウリジン0.85gをジオキサン10mlに溶
解し、トリエチルアミン0.5gと3−メチルベン
ゾイルクロライド0.62gを加え、室温で30分、40
〜50℃で90分間夫々放置した。溶解留去後、残渣
を酢酸エチルに溶解し飽和食塩水で2回洗浄し無
水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮した。油状残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフイーを用い、ク
ロロホルムで溶出して2′−デオキシ−5−フルオ
ロ−3′,5′−ジ−O−ベンジル−3−(3−メチ
ルベンゾイル)ウリジン0.79g(73%)を得た。 λEtOH naxnm:279(sh)、257.5 元素分析値:C31H29FN2O6・0.1CHCl3として 計算値(%):C,67.12:H,5.27:N,5.03. 実測値(%):C,67.30:H,5.20:N,5.13. NMRスペクトル(CDCl3),δ(ppm): ウリジン部分:1.9−2.6(m,H2′),3.67 (broad−q,H5′),4.1−4.3(m,H3′,
H4′),6.29(broad−t,H1′),8.09(d,
H6).
【表】
【表】 3′および5′位の置換基部分:4.24と4.50(each,
s,C6H5−CH2−),7.1−7.7(m,phenyl−H). 3位の置換基部分:2.33(s,CH3),phenyl−
Hは3′および5′位の置換基部分と重複 実施例 9〜13 実施例8と同様に反応を行い、表に示す
FUDR誘導体を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R1は低級アルキル基またはフエニル
    (低級)アルキル基であつて、これらはハロゲン
    原子または低級アルキル基を置換基として有して
    いても良い。R2は水素原子またはベンゾイル基
    であつて、ベンゾイル基は低級アルキル基または
    低級アルコキシ基またはメチレンジオキシ基を置
    換基として有していても良い。) で表わされる2′−デオキシ−5−フルオロウリジ
    ンのエーテル誘導体。 2 一般式 (式中、R1は低級アルキル基またはフエニル
    (低級)アルキル基であつて、これらはハロゲン
    原子または低級アルキル基を置換基として有して
    いても良い。Yはアルコキシ基またはハロゲン原
    子もしくはアシルオキシ基を示す。) で表わされる2−デオキシ−D−リボフラノシド
    誘導体と 一般式 (式中、R3は有機シリル基またはアルキル基
    を示す。) で表わされるピリミジン誘導体を縮合反応させる
    ことを特徴とする 一般式 (式中、R1は低級アルキル基またはフエニル
    (低級)アルキル基であつて、これらはハロゲン
    原子または低級アルキル基を置換基として有して
    いても良い。) で示される2′−デオキシ−5−フルオロウリジン
    のエーテル誘導体の製造方法。 3 2−デオキシ−D−リボフラノシド()と
    ピリミジン誘導体()の縮合反応をフリーデル
    クラフツ触媒の存在下に行わせる特許請求の範囲
    第2項記載の製造方法。 4 一般式()式中、Yがメチルオキシ基で、
    一般式()式中、R3がトリメチルシリル基で
    ある物質を、非プロトン性の溶媒中塩化第2スズ
    の存在下反応させることを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の製造方法。 5 一般式 (式中、R1は低級アルキル基またはフエニル
    (低級)アルキル基であつて、これらはハロゲン
    原子または低級アルキル基を置換基として有して
    いても良い。Yはアルコキシ基またはハロゲン原
    子もしくはアシルオキシ基を示す。) で表わされる2−デオキシ−D−リボフラノシド
    誘導体と 一般式 (式中、R3は有機シリル基またはアルキル基
    を示す。) で表わされるピリミジン誘導体を縮合反応させる
    ことを特徴とする 一般式 (式中R1は低級アルキル基またはフエニル
    (低級)アルキル基であつて、これらはハロゲン
    原子または低級アルキル基を置換基として有して
    いても良い。) で示される2′−デオキシ−5−フルオロウリジン
    のエーテル誘導体とし、次いで、低級アルキル基
    または低級アルコキシ基またはメチレンジオキシ
    基を置換基として有することのあるベンゾイルハ
    ライドを反応させることを特徴とする 一般式 (式中、R1は低級アルキル基またはフエニル
    (低級)アルキル基であつて、これらはハロゲン
    原子または低級アルキル基を置換基として有して
    いても良い。R2′は低級アルキル基または低級ア
    ルコキシ基またはメチレンジオキシ基を置換基と
    して有していても良いベンゾイル基を示す。)で
    表わされる2′−デオキシ−5−フルオロウリジン
    のエーテル誘導体の製造方法。 6 2−デオキシ−D−リボフラノシド誘導体
    ()とピリミジン誘導体()の縮合反応をフ
    リーデルクラフツ触媒の存在下に行わせる特許請
    求の範囲第5項記載の製造方法。 7 一般式()式中、Yがメトキシ基で、一般
    式()式中、R3がトリメチルシリル基である
    物質を、非プロトン性の溶媒中塩化第2スズの存
    在下反応させることを特徴とする特許請求の範囲
    第5項記載の製造方法。 8 一般式(′)で表わされる2′−デオキシ−
    5−フルオロウリジンに低級アルキルまたは低級
    アルコキシ基またはメチレンジオキシ基を置換基
    として有することのあるベンゾイルハライドを反
    応させるにあたり、非プロトン性の溶媒中、トリ
    エチルアミンの存在下反応させる特許請求の範囲
    第5項記載の製造方法。 9 一般式 (式中、R1は低級アルキル基またはフエニル
    (低級)アルキル基であつて、これらはハロゲン
    原子または低級アルキル基を置換基として有して
    いても良い。R2は水素原子またはベンゾイル基
    であつて、ベンゾイル基は低級アルキル基または
    低級アルコキシ基またはメチレンジオキシ基を置
    換基として有していても良い。) で表わされる2′−デオキシ−5−フルオロウリジ
    ンのエーテル誘導体を活性成分として含有する抗
    腫瘍剤。
JP14045682A 1982-08-11 1982-08-11 2′−デオキシ−5−フルオロウリジンのエ−テル誘導体およびその製造方法並びにこれを含有する抗腫瘍剤 Granted JPS5929699A (ja)

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