JPH0339919Y2 - - Google Patents

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JPH0339919Y2
JPH0339919Y2 JP996787U JP996787U JPH0339919Y2 JP H0339919 Y2 JPH0339919 Y2 JP H0339919Y2 JP 996787 U JP996787 U JP 996787U JP 996787 U JP996787 U JP 996787U JP H0339919 Y2 JPH0339919 Y2 JP H0339919Y2
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bellows
cap
ray
hole
ray tube
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JP996787U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はX線管装置に係り、特にX線管を収納
する容器内に配設したX線しやへい体の改良に関
するものである。
〔従来の技術〕
X線管装置は一般に第3図のように、管容器1
0に収容したX線管20の周囲に絶縁油30を充
填し、注油口キヤツプ40で密封してあり、X線
管使用時の絶縁油30の膨張を吸収し、内部圧力
上昇を防ぐためのベローズ50を設け、ベローズ
50を安定して確保し、かつX線の外部漏洩を抑
制するためのベローズキヤツプ60を備えてい
る。ベローズキヤツプ60には第4図に示すよう
に側面孔65をあけてあり、その孔65を通じて
絶縁油30の流通が行えるようになつている。こ
のようなX線管装置に絶縁油30を注油する前
に、管容器内部を真空にして絶縁油30に気体や
水分が混入することを防止するが、管容器外部を
真空にしないで、内部のみを真空にすると、ベロ
ーズ50が真空吸引により変形して、ベローズキ
ヤツプ60とベローズ50との間に真空度が十分
に良くなつていない空間100ができる問題があ
り、従来は実公昭56−55917号に記載のごとく、
第6図に図例を示すベローズキヤツプ61の底面
の一部を突出させ、その突出部側面に側面穴66
を設けることにより、注油前にベローズとキヤツ
プの間に不十分な真空度の空間ができることを防
止する手段が開示されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術はキヤツプの成形及び管容器外部
にキヤツプの側面穴からX線が漏れないよう確実
に穴を設けることが難しく実施が困難な問題があ
つた。
本考案の目的はキヤツプの成形を容易にして管
容器外部へのX線漏れが少なく、かつ注油時にベ
ローズとキヤツプとの間に不十分な真空度の空間
ができないようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点はX線遮蔽キヤツプをカツプ状にす
ることでキヤツプの成形を容易にするとともに、
キヤツプに設けた絶縁油の貫通孔を、X線遮蔽材
料で前記貫通孔に対向しない部分が開口となりと
い状に形成されたカバーで覆うことで解決され
る。
〔作用〕
前記従来技術(カツプの底面が平面のもの)で
は管容器内に絶縁油を注入するに際し、管容器内
を真空にする過程において、ベローズがX線遮蔽
キヤツプにX線遮蔽に影響ないように側面に設け
られている直径数mm程度の貫通孔をふさいでしま
い、ベローズとキヤツプとの間隙部分が十分に排
気できず、底部に気泡が残存する。そこでこの部
分の排気のために底部に孔を設けることにより、
間隙部分を十分排気することが出来、注油後も油
中への気泡混入を防止することが出来る。しか
し、X線遮蔽体としてのキヤツプに孔を設けるこ
とにより、X線漏洩の心配がある。そこで底部の
孔上面(キヤツプ側)にとい状の鉛カバーを設け
てX線遮蔽を行う。気泡を完全に除去すると共
に、孔よりのX線漏洩を防止することが出来る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
より説明する。
管容器10のベローズ50の内側に設けたカツ
プ状のベローズキヤツプ62には側面孔65を従
来と同様にあけてあり、さらにキヤツプ底面の平
坦部に底面孔67を穿設、底面孔67のベローズ
側に半円形で側面が開口を有するとい(樋)状に
形成したカバー80を設ける。キヤツプ62は鉛
などのX線遮蔽可能な材料で形成するので、カバ
ー80もそれと同じか同等のX線遮蔽能力を有す
る材料とする。カバー80の形状は底面孔67か
らX線がベローズ50の側に漏れ難いような大き
さとし、底面孔67と交差する方向に開口又はす
き間90を設ければ、第1図のような半円形のと
い状以外の形状としてもよい。カバー80とキヤ
ツプ67とはろう付け、接着の如く確実に固着す
る手段で相互に固定する。
本実施例によれば、注油に際してキヤツプとベ
ローズの間に真空度が悪い空間ができることがな
く、かつX線の漏れも極めて少なくすることがで
きる。
〔考案の効果〕
本考案によれば気体、水分など絶縁油の性能を
低下させる残留物質を確実に除去でき、またX線
漏れを確実に抑えることを容易に行うことができ
る優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例になるX線管装置の
容器の要部の縦断面図、第2図は第1図の上面
図、第3図はX線管装置の概略構成を示す縦断面
図、第4図は従来装置の本考案が対象とする部分
の詳細を示す縦断面図、第5図、第6図は従来装
置の問題点を説明する図面である。 10……管容器、50……ベローズ、60〜6
2……ベローズキヤツプ、65,66……側面
孔、70……底面孔、80……カバー、90……
開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. X線管が収納固定された容器本体と、この容器
    本体内に封入された絶縁油と、この絶縁油を前記
    容器開口部にて保持するベローズと、このベロー
    ズの内側に設けられたカツプ状のX線遮蔽体とを
    備えたX線管装置において、前記カツプ状X線遮
    蔽体の底面部に貫通孔を設けるとともに、この貫
    通孔を側方に開口を有すとい状X線遮蔽カバーで
    覆つたことを特徴とするX線管装置。
JP996787U 1987-01-28 1987-01-28 Expired JPH0339919Y2 (ja)

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JP996787U JPH0339919Y2 (ja) 1987-01-28 1987-01-28

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JP996787U JPH0339919Y2 (ja) 1987-01-28 1987-01-28

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JPS63120400U JPS63120400U (ja) 1988-08-04
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JP2012011066A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Asahi Roentgen Kogyo Kk X線管容器

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JPS63120400U (ja) 1988-08-04

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