JPS6118617Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6118617Y2 JPS6118617Y2 JP1981102830U JP10283081U JPS6118617Y2 JP S6118617 Y2 JPS6118617 Y2 JP S6118617Y2 JP 1981102830 U JP1981102830 U JP 1981102830U JP 10283081 U JP10283081 U JP 10283081U JP S6118617 Y2 JPS6118617 Y2 JP S6118617Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- metal bases
- metal base
- sintered glass
- lead wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 21
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 15
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 10
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 10
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 229910000833 kovar Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、密封端子構造の改良に関する。
従来の密封端子構造は、金属ベースとその上部
に被冠する金属ケースとを電気溶接又は冷間圧接
によつて気密シールしていた。そして従来は電気
溶接又は冷間圧接の場合に、それぞれ異なる金属
ベースを使用するものであつた。すなわち第5図
は電気溶接用の金属ベース31であり、第6図は
冷間圧接用の金属ベース32である。第6図の金
属ベース32は冷間圧接の際に金属ベースの下部
に応力が加わるので、これを吸収して粉末焼結ガ
ラスを保護するために、金属ベース32にインデ
ント33を形成するとともに粉末焼結ガラス34
の底面を底上げしている。
に被冠する金属ケースとを電気溶接又は冷間圧接
によつて気密シールしていた。そして従来は電気
溶接又は冷間圧接の場合に、それぞれ異なる金属
ベースを使用するものであつた。すなわち第5図
は電気溶接用の金属ベース31であり、第6図は
冷間圧接用の金属ベース32である。第6図の金
属ベース32は冷間圧接の際に金属ベースの下部
に応力が加わるので、これを吸収して粉末焼結ガ
ラスを保護するために、金属ベース32にインデ
ント33を形成するとともに粉末焼結ガラス34
の底面を底上げしている。
このように従来の密封端子構造は金属ケースと
の気密シールを電気溶接によるか或いは冷間圧接
によるかによつて異なる形状のものを使い分ける
必要があつた。
の気密シールを電気溶接によるか或いは冷間圧接
によるかによつて異なる形状のものを使い分ける
必要があつた。
実公昭46−32052号公報の硝子封着端子は、金
属板の一側面に内側が貫通孔になつている凸出部
を設け、この貫通孔に他側面から断面円弧状テー
パー部、断面直線状テーパー部を連続して形成
し、これらのテーパー部の境目から導入線に向け
金属板の他側面まで硝子層を充填した構造からな
るものであるから、金属板の一側面側において導
入線の外周側に金属ケースの鍔を冷間圧接のため
の衝撃を加えると、折角の金属板の貫通孔に封入
した硝子層は金属板の一側面に金属ケースの鍔を
冷間圧接する時の衝撃にて、導入線に接した硝子
層にクラツクが入り、金属板と導入線との封止部
分が破壊される欠点がある。
属板の一側面に内側が貫通孔になつている凸出部
を設け、この貫通孔に他側面から断面円弧状テー
パー部、断面直線状テーパー部を連続して形成
し、これらのテーパー部の境目から導入線に向け
金属板の他側面まで硝子層を充填した構造からな
るものであるから、金属板の一側面側において導
入線の外周側に金属ケースの鍔を冷間圧接のため
の衝撃を加えると、折角の金属板の貫通孔に封入
した硝子層は金属板の一側面に金属ケースの鍔を
冷間圧接する時の衝撃にて、導入線に接した硝子
層にクラツクが入り、金属板と導入線との封止部
分が破壊される欠点がある。
そこで本考案は金属ケースとの密封シールにお
いて、電気溶接又は冷間圧接のどちらでも実施可
能な密封端子構造を提供することを目的とする。
いて、電気溶接又は冷間圧接のどちらでも実施可
能な密封端子構造を提供することを目的とする。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図において、1は銅クラツドコバール等
の金属材にて形成される金属ベース、2は金属ベ
ース1にあけられたリード線挿通孔で、このリー
ド線挿通孔2には粉末焼結ガラス3が充填されリ
ード線4が封着されている。5は金属ケース30
が電気溶接又は冷間圧接される鍔である。この金
属ベース1のリード線挿通孔2に充填される粉末
焼結ガラス3の底面3aは金属ベース1の鍔15
の上面より高い位置にあつて底上げ状態として、
粉末焼結ガラス3の底面3aの周辺3bより金属
ベース1の底面1aに向つて外側に開いた斜面6
を形成して鍔5付近に金属ケース30の下縁鍔部
が冷間圧接されるときに金属ベース1に加わる応
力を吸収し和らげる緩衝易変形部7を形成してい
る。
る。第1図において、1は銅クラツドコバール等
の金属材にて形成される金属ベース、2は金属ベ
ース1にあけられたリード線挿通孔で、このリー
ド線挿通孔2には粉末焼結ガラス3が充填されリ
ード線4が封着されている。5は金属ケース30
が電気溶接又は冷間圧接される鍔である。この金
属ベース1のリード線挿通孔2に充填される粉末
焼結ガラス3の底面3aは金属ベース1の鍔15
の上面より高い位置にあつて底上げ状態として、
粉末焼結ガラス3の底面3aの周辺3bより金属
ベース1の底面1aに向つて外側に開いた斜面6
を形成して鍔5付近に金属ケース30の下縁鍔部
が冷間圧接されるときに金属ベース1に加わる応
力を吸収し和らげる緩衝易変形部7を形成してい
る。
また、第1図の変形として第2図のようにする
こともできる。
こともできる。
次に第3図および第4図は本考案の他の実施例
を示す。11は鉄クラツドコバール等の金属材に
て形成され下端に金属ケース30の下縁鍔部が冷
間圧接又は電気溶接される鍔15を有する金属ベ
ース、12は金属ベース11にあけられたリード
線挿通孔、13はリード線挿通孔12および金属
ベース11の内側に充填された粉末焼結ガラス、
14は粉末焼結ガラス13に封着されリード線挿
通孔12に挿通されたリード線である。この金属
ベース11では粉末焼結ガラス13の底面13a
は金属ベース11の鍔15の上面より高い位置に
あつて、粉末焼結ガラス13の底面13aの周辺
13bと交わる金属ベースの内周面より金属ベー
ス11の底面11aに向つて外側に開いた斜面1
6を形成して鍔15付近に緩衝易変形部17を形
成している。
を示す。11は鉄クラツドコバール等の金属材に
て形成され下端に金属ケース30の下縁鍔部が冷
間圧接又は電気溶接される鍔15を有する金属ベ
ース、12は金属ベース11にあけられたリード
線挿通孔、13はリード線挿通孔12および金属
ベース11の内側に充填された粉末焼結ガラス、
14は粉末焼結ガラス13に封着されリード線挿
通孔12に挿通されたリード線である。この金属
ベース11では粉末焼結ガラス13の底面13a
は金属ベース11の鍔15の上面より高い位置に
あつて、粉末焼結ガラス13の底面13aの周辺
13bと交わる金属ベースの内周面より金属ベー
ス11の底面11aに向つて外側に開いた斜面1
6を形成して鍔15付近に緩衝易変形部17を形
成している。
以上述べたように、本考案の密封端子構造は、
金属ベースの底部外周に鍔を設け、金属ベースに
あけたリード線挿通孔に充填した粉末焼結ガラス
の底面を前記金属ベースの鍔の上面より高い位置
に位置させ、粉末焼結ガラスの底面の周辺と交わ
る金属ベースの内周面より鍔の底面に向つて外側
に開いた斜面を形成したことにより金属ベースの
下方内周面へのガラスの這い上りを無くし、鍔の
付近の金属ベースの外周に緩衝易変形部を形成し
たことにより、金属ベースの内側においてリード
線に接続した電子機器素子を密閉するため金属ケ
ースを被せ、その金属ケースの開口縁に設けた鍔
を金属ベースの鍔の上面に載置して冷間圧接する
とき、圧接面よりも粉末焼結ガラスの下縁が上方
に離れていて、しかも緩衝易変形部にて衝撃圧力
が吸収緩和されるために、粉末焼結ガラスにクラ
ツクを生ずるのを防止することができて歩止りを
よくし品質管理に貢献するところ大である。
金属ベースの底部外周に鍔を設け、金属ベースに
あけたリード線挿通孔に充填した粉末焼結ガラス
の底面を前記金属ベースの鍔の上面より高い位置
に位置させ、粉末焼結ガラスの底面の周辺と交わ
る金属ベースの内周面より鍔の底面に向つて外側
に開いた斜面を形成したことにより金属ベースの
下方内周面へのガラスの這い上りを無くし、鍔の
付近の金属ベースの外周に緩衝易変形部を形成し
たことにより、金属ベースの内側においてリード
線に接続した電子機器素子を密閉するため金属ケ
ースを被せ、その金属ケースの開口縁に設けた鍔
を金属ベースの鍔の上面に載置して冷間圧接する
とき、圧接面よりも粉末焼結ガラスの下縁が上方
に離れていて、しかも緩衝易変形部にて衝撃圧力
が吸収緩和されるために、粉末焼結ガラスにクラ
ツクを生ずるのを防止することができて歩止りを
よくし品質管理に貢献するところ大である。
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図は
同じく縦断面図、第3図は本考案の他の実施例の
縦断面図、第4図は同じく拡大断面図、第5図は
従来の金属ベースの縦断面図、第6図は従来の他
の金属ベースの縦断面図である。 1,11……金属ベース、1a,11a……金
属ベースの底面、2,12……リード線挿通孔、
3,13……粉末焼結ガラス、3a,13a……
粉末焼結ガラスの底面、3b,13b……粉末焼
結ガラスの底面の周辺、4,14……リード線、
5,15……鍔、6,16……斜面、7,17…
…緩衝易変形部。
同じく縦断面図、第3図は本考案の他の実施例の
縦断面図、第4図は同じく拡大断面図、第5図は
従来の金属ベースの縦断面図、第6図は従来の他
の金属ベースの縦断面図である。 1,11……金属ベース、1a,11a……金
属ベースの底面、2,12……リード線挿通孔、
3,13……粉末焼結ガラス、3a,13a……
粉末焼結ガラスの底面、3b,13b……粉末焼
結ガラスの底面の周辺、4,14……リード線、
5,15……鍔、6,16……斜面、7,17…
…緩衝易変形部。
Claims (1)
- 金属ベース1,11にあけたリード線挿通孔
2,12に粉末焼結ガラス3,13にてリード線
4,14を封着した密封端子構造において、金属
ベース1,11の底部外周面に金属ケース30の
鍔を電気溶接、冷間圧接等により接着される鍔
5,15を設け、金属ベース1,11のリード線
挿通孔2,12に充填した粉末焼結ガラス3,1
3の底面3a,13aを金属ベース1,11の鍔
5,15の上面より高い位置すなわち底上げ状に
位置させ、この粉末焼結ガラス3,13の底面3
a,13aの外周縁に位置する金属ベース1,1
1の内周面より金属ベース1,11の底面1a,
11aに外側に開いた斜面6,16を形成した金
属ベース1,11の鍔5,15付近の金属ベース
1,11に緩衝易変形部7,17を形成してなる
ことを特徴とする電子機器素子の密封端子構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10283081U JPS58109170U (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 電気機器素子の密封端子構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10283081U JPS58109170U (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 電気機器素子の密封端子構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58109170U JPS58109170U (ja) | 1983-07-25 |
JPS6118617Y2 true JPS6118617Y2 (ja) | 1986-06-05 |
Family
ID=30101092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10283081U Granted JPS58109170U (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 電気機器素子の密封端子構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58109170U (ja) |
-
1981
- 1981-07-13 JP JP10283081U patent/JPS58109170U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58109170U (ja) | 1983-07-25 |
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