JPH0339763Y2 - - Google Patents

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JPH0339763Y2
JPH0339763Y2 JP16335185U JP16335185U JPH0339763Y2 JP H0339763 Y2 JPH0339763 Y2 JP H0339763Y2 JP 16335185 U JP16335185 U JP 16335185U JP 16335185 U JP16335185 U JP 16335185U JP H0339763 Y2 JPH0339763 Y2 JP H0339763Y2
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sleeve
fiber
opening
guide
optical connector
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は光コネクタの改良に関し、とくに接合
端部を球面状にした光コネクタに関するものであ
る。
[従来の技術] 光通信に用いられる光コネクタにおいて、光コ
ネクタ相互間の結合は重要な問題である。すなわ
ち、光コネクタの接続点における接続損失の低減
と、その接続点におけるフレネル反射による反射
光の軽減をはかることである。この問題点を解決
するために、双方の光コネクタの突合せ端面を凸
面状とし、接続するならば、接続損失が小さく、
フレネル反射の少ない極めて良好な接続が得られ
る。
このような凸球面の端面を得るために、端面を
研磨する方法がとられていた(文献1;「凸球面
研磨光コネクタ」昭和60年度、電子通信学会総合
全国大会、No.2606、文献2;「低損失形光コネク
タの端面研磨の一法について」昭和60年度、電子
通信学会総合全国大会、No.2607)。
[考案が解決しようとする問題点] このような凸球面を研磨する方法をとるなら
ば、短時間に処理することができないことから、
光コネクタの製造におけるコストの上昇を避ける
ことができず、このような性能良好な光コネクタ
を使用する上での大きな問題点となつていた。
[問題点を解決するための手段] このような問題点を解決するために、光コネク
タのフエルールの先端部において、たとえば石英
フアイバに石英のスリーブを被せたものをマイク
ロ・トーチにより加熱熔融して、熔融した石英の
表面張力により先端部に球面を形成した。
[作用] これによつて、極めて短時間に良質の任意の大
きな曲率半径を有する球面を形成することがで
き、スリーブとフアイバは熔融により一体となる
ため、接着剤を用いる必要もないから、特性は極
めて安定したものが低コストで実現することがで
きるようになつた。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図に示し、説明する。
第1図aは光コネクタの突合せ部分の断面図を
示しており、10は光コネクタのフエルール、1
1はフエルール10の開口部であり、12は開口
部11に続く深い穴であるスリーブ・ガイドであ
り、13はスリーブ・ガイド12に続くフアイ
バ・ガイドである。21は、たとえば、石英のス
リーブであり、スリーブ・ガイド12に嵌め込ま
れその先端部は開口部11に長さhだけ突き出し
ている。22は、たとえば石英のフアイバで、そ
の先端部はスリーブ21の先端部に一致してスリ
ーブ21の中にある。23はフアイバ22を覆う
被覆で、フアイバ・ガイドの中にある。30はフ
エルールの開口部11以外の部分を覆つて、マイ
クロ・トーチ35により熱せられるのを防ぐため
の遮熱板であり、スリーブ21とフアイバ22の
先端部のみを加熱し熔融する。
スリーブ21とフアイバ22とは実質的に同じ
融点を有するたとえば石英(または多成分ガラ
ス)からなつており、マイクロ・トーチ35によ
つて加熱されると熔融してその表面張力によつて
熔融後の断面を示す第1図bに示すように球面2
9を形成する。
ここでスリーブ21の直径を2aとすると、ス
リーブ21が開口部11に突き出た長さhが2a
よりも十分小さいならば球面部29の高さxはほ
ぼ2hに等しいものとなる。
したがつてスリーブ21とフアイバ22の先端
部を開口部に突き出す長さhを変えるならば球面
部29の曲率半径も任意の値に設定することがで
きる。スリーブ21とフアイバ22の先端部は熔
融しているから従来技術(文献3;「フアイバを
はんだ固定した光コネクタの特性」昭和60年度電
子通信学会総合全国大会No.2608)のようにはんだ
づけなどの工程の必要もなく、その工数も省略で
き、フアイバ22を図面上右側に引張つた場合に
も十分な強度が得られる。
第2図は本考案の他の実施例を説明するための
第1図bに対応する断面図で、開口部11からの
深さdのところにスリーブ・ガイド12に段差を
設けて、それの嵌合するスリーブ21とフアイバ
22の先端を熔融して球面部29を形成したもの
である。
第1図においては、スリーブ21の図面上の右
端の位置はスリーブ・ガイド12の深さによつて
スリーブ21の突き出し長さhの制度を左右する
ことになり、これは球面部29の曲率半径の精度
を決定するものとなる。
そこで、第2図に示すように、開口部11の底
部からスリーブ・ガイド12の段差までの深さd
を短いものとすることにより、この深さdの精度
を容易に上げることができ、フアイバ22が図面
上を右方向に引張られる力に対してはこの段差で
スリーブ21を支えることにより対抗するように
した。
球面部29を有する光コネクタの接続において
は、一般には球面部の頂点が接するように接続さ
れるが、第3図に示すようにミクロン・メートル
のオーダーのギヤツプg(拡大して図示してある)
を設けて接続してもよい。そのような場合には、
このギヤツプgを得るために開口部11の深さを
深くすればよい。このようにギヤツプgをあけて
接続できることは、くり返し接続による球面部頂
点の傷の発生がなく、また、回転可能なロータ
リ・コネクタにおいては好都合である。
このようにギヤツプgを設けて接続する場合
の、球面部29の曲率半径の小さな場合と、大き
な場合と、フアイバ22の端面が平面である場合
の、ギヤツプgと損失との関係の傾向を第4A,
B,C図に示す。
これらの図のうち、とくに第4B図から明らか
なように、第4A図や第4C図の場合よりも、低
損失となるギヤツプ範囲が広くとれる。したがつ
て、第4B図に示したようにフアイバ22の先端
を大きな曲率半径の球面部29にするならば、ギ
ヤツプgを零とするなどの高い精度を要さずに比
較的低損失の接続を実現することができる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように本考案によるな
らば、光コネクタの先端部に任意の大きな曲率半
径を有する凸球面を極めて短時間に形成すること
ができ、スリーブとフアイバの間は、はんだなど
による接合もいらず、特性の優れた高信頼度の光
コネクタを安価に実現し得るもので、その効果は
極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を説明するための、
光コネクタの突合せ部分の断面図、第2図は他の
実施例を示す断面図、第3図は本考案に係る光コ
ネクタの接続の一例を示す断面図、第4A〜C図
はフアイバ端面の形状と、ギヤツプと損失の関係
の傾向を示す図である。 10……フエルール、11……開口部、12…
…スリーブ・ガイド、13……フアイバ・ガイ
ド、21……スリーブ、22……フアイバ、23
……被覆、29……球面部、30……遮熱板、3
5……マイクロ・トーチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所定の深さを有する開口部と、前記開口部の
    径よりは小さな径を有し、前記開口部の奥にあ
    けられたスリーブ・ガイドと、前記スリーブ・
    ガイドの奥にあけられた前記スリーブ・ガイド
    の径よりは小さな径のフアイバ・ガイドを有す
    るフエルールと、 前記スリーブ・ガイドに嵌合し、その先端が
    前記開口部に突き出し、その中心に前記フアイ
    バ・ガイドを通してフアイバが挿入されるため
    のものであつて、前記フアイバと実質的に同じ
    融点を有する材料からなるスリーブとを有し、 前記開口部に突き出したフアイバを挿入され
    た前記スリーブの、その突き出した部分を熔融
    することによつて形成された凸状の球面部を有
    することを特徴とする球面部を有する光コネク
    タ。 (2) 前記球面部の頂点が前記開口部の先端と実質
    的に同一面にある実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の球面部を有する光コネクタ。 (3) 前記球面部の頂点が前記開口部の一定の深さ
    の位置にある実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の球面部を有する光コネクタ。 (4) 前記スリーブ・ガイドがその奥方向に向かつ
    て小さな径となる段差を有するものであり、前
    記スリーブが前記スリーブ・ガイドに嵌合する
    ように段差を有するものである実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の球面部を有する光コネク
    タ。
JP16335185U 1985-10-24 1985-10-24 Expired JPH0339763Y2 (ja)

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JPS6271604U JPS6271604U (ja) 1987-05-07
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JP2560148B2 (ja) * 1990-12-28 1996-12-04 並木精密宝石株式会社 微小レンズ付光ファイバ端末とその製造方法
JP4606954B2 (ja) * 2004-07-15 2011-01-05 Toto株式会社 光レセプタクル用フェルール保持部材及びその製造方法並びにそれを用いた光レセプタクル
JP4728857B2 (ja) * 2006-03-28 2011-07-20 古河電気工業株式会社 光結合器

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