JP3757485B2 - 光コネクタ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ同志を接続する光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光コネクタは、光通信分野における光接続に用いられている。現在実用化される光コネクタのうち、多心のものでは、ピン嵌合型の多心コネクタフェルールを用いるものが一般的である。マンホール内等、一度結合した後はほとんど着脱することのない用途の場合には、一対の多心コネクタフェルールをクリップ等簡易な把持具を用いて結合する、いわゆるMT(Mechanically Transferable)コネクタが使用されている。また、屋内の比較的着脱回数の多い用途では、プッシュプル機構を持つハウジングを有し、コネクタアダプタを介して結合する、いわゆるMPO(Multiーpass Push On)コネクタを使用する場合が多い。
【0003】
図3は、従来のMTコネクタの説明図である。図3(A)はコネクタの結合前の斜視図、図3(B)はコネクタの結合時の斜視図である。図中、20は光ファイバ、21はコネクタフェルール、21aはガイドピン穴、22はテープ状光ファイバ心線、23はガイドピン、24はクリップである。図3(A)に示すように、一対のコネクタフェルール21は、多心のテープ状光ファイバ心線22の複数本の光ファイバ20の端部を固定し、互いの光ファイバ20同志を屈折率整合剤を介して接続する。結合端面には、ガイドピン23と嵌合する2つのガイドピン穴21aが開けられ、その間の部分に複数本の光ファイバ20の端面が露出し、コネクタフェルールと共に端面が研磨されている。
2本のガイドピンによって左右のコネクタフェルール21が位置決めされて突き合わせられ、ガイドピン穴に対して精密に配列固定された左右の光ファイバ20同志が屈折率整合剤を介して結合され、図3(B)に示されるように、クリップ24で固定される。
【0004】
図4は、従来のMPOコネクタの説明図である。図4(A)はコネクタプラグの斜視図、図4(B)はコネクタアダプタの斜視図、図4(C)はコネクタフェルール端面の拡大図である。図中、図3と同様な部分は同じ符号を付して説明を省略する。31はコネクタフェルール、31aはガイドピン穴、32はコネクタプラグ、33はコネクタハウジング、34はコネクタアダプタである。
図4(A)に示すように、コネクタプラグ32は、コネクタハウジング33内にコネクタフェルール31が収容されたもので、テープ状光ファイバ心線22の多心の光ファイバ20の端面が、図4(C)に示すように、コネクタフェルール31の端面に露出している。光ファイバ20がコネクタフェルール31にエポキシ系接着剤等で固定された後、コネクタフェルール31の端面が光ファイバ20の端面と共に研磨される。なお、コネクタフェルールにはガイドピンを挿入するガイドピン穴31aが設けられている。
【0005】
一対のコネクタプラグ32を、図4(B)に示す角型形状のコネクタアダプタ34の左右から差し込んで左右の光ファイバ20同志を物理的結合(Physical Contact,以下PC結合という)により接合する。詳細構造については説明を省略するが、コネクタアダプタ34の内部にはコネクタ係止機構があり、コネクタハウジング33の先端の挿入ガイドをコネクタアダプタ内に係止するようになっている。また、コネクタハウジング33とコネクタフェルール31との間隙がフローテイング空間になっている。
【0006】
従来、MPOコネクタはコネクタフェルール同志を屈折率整合剤を使用せずに接触させるPC結合の方式で接合するので、反射光を除去するため、コネクタフェルール31の端面を斜め8度の角度をもって研磨する。更に、PC結合をより確実にするため、光ファイバ20とコネクタフェルール31の材料の硬度差を利用して、光ファイバ20の端面をコネクタフェルール31の端面よりもサブミクロンオーダで突き出させる研磨方法が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この種の光コネクタに使うコネクタフェルールはエポキシ樹脂等の成型樹脂によって成型し、コネクタフェルールに光ファイバを挿入固定した後、コネクタフェルールと共に光ファイバの端面を研磨する。
そのコネクタフェルール先端部分の状態を、図2(A)(B)によって説明する。図2(A)はコネクタフェルールの先端断面の拡大図で、図2(B)は2つのコネクタフェルールの結合時の断面図である。図において、3は光ファイバで、3ー1はコア、3ー2はクラッドを示す。また、4はコネクタフェルールである。そして6は光ファイバ先端の研磨によって出来たコア部分の凹みを示す。
【0008】
十分に研磨した光コネクタの研磨面の状態をミクロに観察すると、通常は図2(A)のようにコネクタフェルール4の研磨面よりも光ファイバのクラッド3ー2の研磨面が少し突き出しており、光ファイバのコア3ー1の研磨面はクラッドの研磨面よりも少し凹んでいる。このようになる理由はそれぞれの硬さに差があるためである。コネクタフェルールの材料であるエポキシ樹脂は、光ファイバの主要材料である石英ガラスよりも柔らかく、また、通常のシングルモード光ファイバの場合、光ファイバ内でもコアは酸化ゲルマニウム等をドープした石英ガラスを使用し、クラッドは主として石英ガラスを使用しているため、コアがクラッドに比べてわずかに柔らかいためである。
【0009】
このように研磨した光コネクタを2個突き合わせて結合する場合、図2(B)のように押圧力が弱いと光ファイバのクラッド面で突き合わせられコアとコアとの間にはわずかながら間隙7が生じることがある。そして、この間隙は結合損失の原因となる。
本発明は、このような結合損失が起こらない光コネクタを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、成型樹脂材料からなるコネクタフェルールの突き合わせ面に近い側には、コア材料がクラッド材料よりも硬い材料で出来た2〜50mmの長さの第1の光ファイバを挿入固定して、上記コネクタフェルールと共に上記第1の光ファイバの端面を研磨し、更に上記第1の光ファイバの他端側には第2の光ファイバを前記第1の光ファイバと突き合わせて接合固定する。第1の光ファイバの長さはあまり短いとコネクタフェルールへの取り付けが困難なので、2mm以上は必要である。また、第1の光ファイバと第2の光ファイバとの接合は光コネクタ内で行う必要があるが、必ずしもコネクタフェルール内で無くても良いので、最大は50mm程度まで考えられる。
【0011】
上記第1の光ファイバとしては、コア材料がクラッド材料よりも硬い材料で出来ている石英系ガラスファイバなら使用出来るが、通常はドーパントの種類、量によって若干の硬度差が出るので、それを考慮して選択する。伝送特性の良い第1のファイバの例としては、コアが主として石英ガラスからなり、クラッドがふっ素をドープした石英ガラスからなる光ファイバを使用することが出来る。また、ふっ素の代わりに酸化ボロンを石英ガラスにドープしたクラッドを持つ光ファイバも使用可能である。
【0012】
また、上記第2の光ファイバとしては、従来技術においてコネクタフェルールに取り付けられている光ファイバなら使用できるが、最も一般的なものは、コアが酸化ゲルマニウムをドープした石英ガラスからなり、クラッドが主として石英ガラスからなるシングルモード光ファイバである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1(A)(B)によって本発明の実施の形態を説明する。図1(A)はコネクタフェルールの先端断面の拡大図を、図1(B)は2つのコネクタフェルールの結合時の断面図を示す。図1(A)(B)において、1は第1の光ファイバで、1ー1はコア、1ー2はクラッドを示す。2は第2の光ファイバで、2ー1はコア、2ー2はクラッドである。また、4はコネクタフェルールである。図では、コネクタフェルールの内部において第1の光ファイバと第2の光ファイバが接合されているが、必ずしもコネクタフェルール内で接合する必要は無く、コネクタフェルールの後方に配置した光コネクタを形成する別部材の中で接合しても良い。なお、この接合に当たって、屈折率整合剤を介して接合する方法もあるが、融着接続によって永久的に接合する方法もある。
【0014】
また、この接合は光ファイバをコネクタに取り付けながら行う方法もあるが、融着接続の場合は、予め第2の光ファイバの先端に2〜50mmの長さの第1の光ファイバを融着接続して、それをコネクタフェルールに挿入固定する方法を採用すれば、従来方法に対して融着接続の操作が増加するだけで、製造の手間もそれほど大きくならないで済むという効果もある。
【0015】
以上述べたように、本発明においてはコネクタフェルールの先端部分に第1の光ファイバ、即ちコアがクラッドよりも硬い材料で出来た光ファイバを配したので、コネクタフェルール及び光ファイバの先端を研磨したときには、ミクロに観察すると図1(A)のように、光ファイバがコネクタフェルールよりわずかに突き出し、更に光ファイバのコア部はクラッド部よりも突き出した状態になる。このようなコネクタフェルールを2個突き合わせて押圧力を加えて結合すると、図1(B)のように光ファイバのコア部分は完全に密着し、完全なPC結合が出来る。
【0016】
【実施例】
コアに酸化ゲルマニウムをドープした石英ガラスを使用し、クラッドに石英ガラスを使用した従来技術によるMPOコネクタと、コアに石英ガラスを使用し、クラッドにフッ素をドープした石英ガラスを使用した約5mm長の第1の光ファイバを、上記従来技術で使用した光ファイバと同じ第2の光ファイバに融着接続し、それをコネクタフェルールに取り付けて研磨した本発明によるMPOコネクタを準備し、PC結合の良好率を比較した。
その結果、PC結合の良好率は81%程度から88%程度に向上し、本発明により結合良好率は改善されることが確認された。
【0017】
【発明の効果】
本発明においては、成型樹脂材料からなるコネクタフェルールの突き合わせ面に近い側には、コア材料がクラッド材料よりも硬い材料で出来た短い長さの第1の光ファイバを挿入固定して、上記コネクタフェルールと共に上記第1の光ファイバの端面を研磨することにしたので、光ファイバの端面において研磨によって発生していたコアの凹みが無くなり、コネクタ結合における結合良好率が向上する。また、コアに主として石英ガラスを使用し、クラッドにフッ素をドープした石英ガラスを使用した光ファイバを第1の光ファイバとして使用し、従来から使用しているコアに酸化ゲルマニウムをドープした石英ガラスを使用しクラッドに石英ガラスを使用したシングルモード光ファイバを第2の光ファイバとして使用して、短い長さの第1の光ファイバを第2の光ファイバに予め融着接続したものをコネクタフェルールに挿入固定し、端面を研磨すれば、従来技術と同等の伝送特性を持ち、かつ、結合良好率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図で、(A)はコネクタフェルールの先端断面の拡大図、(B)は2つのコネクタフェルールの結合時の断面図である。
【図2】従来技術による形態を示す図で、(A)はコネクタフェルールの先端断面の拡大図、(B)は2つのコネクタフェルールの結合時の断面図である。
【図3】MTコネクタの説明図で、(A)はコネクタ結合前の斜視図、(B)はコネクタ結合時の斜視図である。
【図4】MPOコネクタの説明図で、(A)はコネクタプラグの斜視図、(B)はコネクタアダプタの斜視図、(C)はコネクタフェルール端面の拡大図である。
【符号の説明】
1:第1の光ファイバ
2:第2の光ファイバ
3:光ファイバ
1ー1、2ー1、3ー1:コア
1ー2、2ー2、3ー2:クラッド
4:コネクタフェルール
5:コアの突き出し部分
6:コアの凹み部分
Claims (4)
- 成型樹脂材料からなるコネクタフェルールの光ファイバ挿入孔に石英系光ファイバを挿入固定してなる光コネクタにおいて、前記コネクタフェルールの突き合わせ面に近い側には、コア材料がクラッド材料よりも硬い材料で出来た2〜50mmの長さの第1の光ファイバを挿入固定して、前記コネクタフェルールと共に前記第1の光ファイバの端面を研磨し、更に前記第1の光ファイバの他端側には第1の光ファイバとは別の光ファイバを第2の光ファイバとして前記第1の光ファイバと突き合わせて接合固定してなり、前記第1の光ファイバの研磨面は、コアがクラッドよりも突き出していることを特徴とする光コネクタ。
- 前記第1の光ファイバは、コアが主として石英ガラスからなり、クラッドがふっ素をドープした石英ガラスからなることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
- 前記第2の光ファイバは、コアが酸化ゲルマニウムをドープした石英ガラスからなり、クラッドが主として石英ガラスからなることを特徴とする請求項1又は2記載の光コネクタ。
- 成型樹脂材料からなるコネクタフェルールの光ファイバ挿入孔に石英系光ファイバを挿入固定してなる光コネクタの製造方法において、第2の光ファイバの先端部分に、コア材料がクラッド材料よりも硬い材料で出来た2〜50mmの長さの第1の光ファイバを融着接続し、前記コネクタフェルールの光ファイバ挿入孔に前記光ファイバの先端を挿入固定して、該コネクタフェルールと共に前記第1の光ファイバの端面を研磨し、コアがクラッドよりも突き出した前記第1の光ファイバの研磨面を得ることを特徴とする光コネクタの製造方法。
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