JPH0339755B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0339755B2
JPH0339755B2 JP18685886A JP18685886A JPH0339755B2 JP H0339755 B2 JPH0339755 B2 JP H0339755B2 JP 18685886 A JP18685886 A JP 18685886A JP 18685886 A JP18685886 A JP 18685886A JP H0339755 B2 JPH0339755 B2 JP H0339755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
paint
top coat
coating film
coating
Prior art date
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Expired
Application number
JP18685886A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6342776A (ja
Inventor
Tatsuhiko Hamanaka
Nobuo Shiozawa
Yukio Hashizume
Toshio Soma
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP18685886A priority Critical patent/JPS6342776A/ja
Publication of JPS6342776A publication Critical patent/JPS6342776A/ja
Publication of JPH0339755B2 publication Critical patent/JPH0339755B2/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、主として自動車の塗装に適用される
塗膜形成方法に関し、更に詳細には下塗り塗膜と
中塗り塗膜と上塗り塗膜とから成る深味と重厚感
の有る複層塗膜の形成方法に関する。 (従来の技術) 従来、低蔭ぺい性の上塗り塗膜を形成したとき
のスケを目立たなくする目的で、上塗り塗膜の下
にこれとの色差の少ない中塗り塗膜を形成したり
(特公昭61−10189号)、適当なグレー色の中塗り
塗膜を形成する(特公昭61−10190号)ことは知
られている。 (発明が解決しようとする問題点) ところで、最近ユーザーの高級指向に伴つて、
塗装外観が単に美麗なだけでなく、深味や重厚感
の有る塗装が要求されているが、かかる要求を満
すべく、従来は上塗り塗料を薄く幾膜にも重ね塗
りするを一般とし、手間がかかる上、上塗り塗料
には耐候性の有る高価な顔料が使用されているの
でコストが嵩み、安価に且つ簡便に深味や重厚感
の有る塗装を行い得られるようにすることが望ま
れる。 本発明は、かかる要望に適合した塗膜形成方法
を提供することをその目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成すべく、下塗り塗膜
と中塗り塗膜と上塗り塗膜とから成る複層塗膜の
形成方法において、中塗り塗膜を、上塗り塗膜に
近似した明度のグレー色の下層中塗り塗膜と、上
塗り塗膜に近似した色相と明度を持つ上層中塗り
塗膜との2層に形成することを特徴とする。 (作用) 上塗り塗膜では得られない塗膜の深味や重厚感
が、上塗り塗膜に近似した色相明度の上層中塗り
塗膜で得られ、更に上塗り塗膜に近似した明度の
グレー色の下層中塗り塗膜により塗膜に一層の深
味が出る。 又、グレー色塗料は一般に他の着色塗料に比し
顔料が少なくて流動性に富むため、下層中塗り塗
膜を平滑に形成し易くなり、結局塗膜全体の平滑
性が高められる。 (実施例) 第1図を参照して、1は自動車車体等の被塗装
物を示し、該被塗装物1を脱脂、化成処理した後
通常の電着塗装を施して焼付乾燥することにより
下塗り塗膜2を形成し、次いで後記する上塗り塗
膜に近似した明度のグレー色塗料を塗装して焼付
乾燥することにより下層中塗り塗膜3を形成し、
その上に上塗り塗膜に近似した色相と明度を持つ
着色塗料を塗装して焼付乾燥することにより上層
中塗り塗膜4を形成し、最後に上塗り塗料を塗装
して焼付乾燥し、上塗り塗膜5を形成して塗装を
完了する。 第2図は上塗り塗膜5をメタリツク塗装で形成
した例を示し、図中5aはメタリツクベース塗
膜、5bはクリヤー塗膜である。 ここで、下層及び上層の中塗り塗膜3,4に使
用する塗料は、焼付乾燥時の溶剤蒸発により塗膜
表面に穴が形成されて、その上に形成する塗膜に
肌荒れが生じないよう、ハイソリツド型の塗料が
好ましく、例えばNV60〜80%のハイソリツドポ
リエステル塗料等が良い。 実験例 上塗り塗料として、高彩度低蔭ぺい性の下表の
如き着色塗料を用い、又下層中塗り塗料として明
度の異る複数種のグレー色塗料と、上層中塗り塗
料として上塗り塗料と色相は同じであるが明度の
異る複数種の着色塗料とを用いて、上記の如く塗
膜を形成し、完成塗膜の深味、重厚感を目視判定
したところ下表の結果が得られた。
【表】 尚、色相・明度はマンセル表示とし、判定結果
は良好を〇、やや良いを△、効果なしを×とし
た。 この結果から下層及び上層の中塗り塗膜と上塗
り塗膜との明度差はマンセル表示で±1以内にす
ると良いことが判明した。 又、上層中塗り塗料として上塗り塗料より彩度
の低い塗料を用いたが、結果は良好であつた。 (発明の効果) 以上の如く本発明によるときは、中塗り塗膜
を、主に平滑性と深味とを担うグレー色の下層中
塗り塗膜と、主に深味と重厚感とを担う上層中塗
り塗膜との2層に形成することで、深味と重厚感
を持つた平滑な塗膜を容易に得られ、上塗り塗料
を重ね塗りする場合に比しコストダウンを図れ、
生産性が向上する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により得られる塗膜の模式
図、第2図は上塗りをメタリツク塗装としたとき
の模式図である。 2……下塗り塗膜、3……下層中塗り塗膜、4
……上層中塗り塗膜、5……上塗り塗膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下塗り塗膜と中塗り塗膜と上塗り塗膜とから
    成る複層塗膜の形成方法において、中塗り塗膜
    を、上塗り塗膜に近似した明度のグレー色の下層
    中塗り塗膜と、上塗り塗膜に近似した色相と明度
    を持つ上層中塗り塗膜との2層に形成することを
    特徴とする塗膜形成方法。 2 下層中塗り塗膜及び上層中塗り塗膜と上塗り
    塗膜との明度差をマンセル表示で±1以下とした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の塗
    膜形成方法。
JP18685886A 1986-08-11 1986-08-11 塗膜形成方法 Granted JPS6342776A (ja)

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JP18685886A JPS6342776A (ja) 1986-08-11 1986-08-11 塗膜形成方法

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JPS6342776A JPS6342776A (ja) 1988-02-23
JPH0339755B2 true JPH0339755B2 (ja) 1991-06-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062270B2 (ja) * 1988-02-19 1994-01-12 アイシン化工株式会社 意匠性に優れた積層塗装物
JP2602841Y2 (ja) * 1991-06-07 2000-01-31 宏明 安田 塗装用調色具
JPH0557234A (ja) * 1991-08-29 1993-03-09 Mitsubishi Motors Corp 塗装構造
DE202004016396U1 (de) * 2004-10-21 2005-01-05 Julius Blum Gmbh Dämpferanordnung

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