JPH0339653Y2 - - Google Patents

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JPH0339653Y2
JPH0339653Y2 JP11423987U JP11423987U JPH0339653Y2 JP H0339653 Y2 JPH0339653 Y2 JP H0339653Y2 JP 11423987 U JP11423987 U JP 11423987U JP 11423987 U JP11423987 U JP 11423987U JP H0339653 Y2 JPH0339653 Y2 JP H0339653Y2
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JP
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valve
support ring
valve chamber
pipe
forming
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は弁室の築造が容易な埋設用弁に関す
るものである。
(2) 従来の技術 従来、埋設管路に弁装置を設置し、周囲に弁室
を形成する埋設用弁として、実公昭59−17984号
公報に開示されたものが知られている。これは第
7ないし8図に示すように、土中埋設管路を形成
する弁装置103周りの管部分102の外周面に
補強ダブリング105が跨つて載置されて溶接さ
れ、この補強ダブリング105の上に軸方向(上
下方向)に2分割された弁室形成用の円筒状下部
材106が補強リブ107を介して載置されて溶
接され、さらに下部材106の上に弁室形成用の
円筒状上部材108が当金109を介して載置さ
れて溶接され、上部材108の上にマンホール1
10のある上部基板111が載置されて溶接され
ることにより、弁室101が築造されるようにな
つている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、前記従来の埋設用弁の場合、現
場での弁室101の築造工事に際して、弁装置1
03の分岐管110の下端や、該分岐管に一体に
設けた弁室形成用部材となる鋼製の補強ダブリン
グ105を管部分102に溶接する作業が必要と
なり、築造に時間がかかつてしまうとともに、前
記溶接作業のとき、管部分102が局部被熱を受
けて、材力の低下や亀裂の発生、あるいは管厚に
よつては孔が穿いたりしてシール不良箇所が発生
するという問題点がある。
また、前記弁の場合、管部分102や上、下部
材106,108として溶接可能な鋼製の材料を
用いねばならず、例えばダクタイル鋳鉄管のよう
な難溶接の材料のものには実施できないという問
題点がある。
そこで、この考案は、前記のように従来問題点
があつた溶接作業をなくすること、および管部分
などが鋼製材料以外の難溶接の材料のものでも実
施できるようにすることを技術的課題とする。
(4) 問題点を解決するための手段 前記技術的課題を達成するため、この考案は埋
設管路を形成する管部分に、弁装置を上向きに一
体的に設けるとともに、該弁装置を囲んで管部分
を支持する支持輪を、その上下端部を管部分より
上下に突出させて設け、この支持輪の下端部を基
礎上に設置する弁室形成用の下部材に嵌合して載
置し、かつ支持輪の上端部に前記下部材および支
持輪とともに弁室を形成する上部材を嵌合して載
置したことを特徴とする。
(5) 作用 現場での弁室築造工事に際しては、基礎の上に
下部材を載置した後、まず管部分に設けた支持輪
の下端部を下部材に嵌合して載置する。しかる
後、支持輪の上端部に上部材を嵌合して載置する
と、弁室が形成される。このように弁室の築造は
現場での弁室形成用部材の嵌合載置作業だけです
み、溶接作業が不要となる。そのため、築造工事
を短時間に、かつ容易に行なうことが可能となる
とともに、材力の低下や亀裂の発生といつた問題
もなくなる。しかも、溶接するものでないから弁
室形成部材として鋼製材料だけでなく、難溶接材
料も用いることができる。
(6) 特有の効果 従来の埋設用弁は小径の空気弁や消火栓などの
小型の弁装置を管部分に設ける場合には問題がな
いとしても、弁装置の口径が管部分の口径に近づ
いた大径を有する大型弁とかの場合には該弁装置
の増大により管部分に大きな載荷重がかかり、管
部分の両端部が軸芯ずれをおこすなど変形し、他
の管部分との接続がうまくいかなくなる恐れがあ
るが、この考案の弁は弁装置を囲んで管部分を支
持する支持輪が軸方向抗圧力を有するため、従来
のもののような管部分の両端部の変形は生じな
い。
(7) 実施例 第1ないし3図は第1実施例を示す。1は土中
埋設管路を形成する管部分で、弁装置としての仕
切弁2の弁箱3が一体に設けられている。5は仕
切弁2を囲んで弁2の両側近くの管部分1を周壁
で支持するように管部分1に一体に設けられた支
持輪で、この支持輪5の軸方向(上下方向)の寸
法Wは管部分1の外径Dよりも大きくなつてい
て、その上下端部が管部分1より突出されてい
る。支持輪5の下方には円形凹部6を有する下部
基板7が基礎Gの上に載置されて設置され、該基
板7の凹部6には支持輪5が下端部を嵌合して載
置されている。支持輪5の上端部には円筒状の中
間部材8が下端部に形成された受口部8aを嵌合
して載置され、さらに中間部材8の上端部には円
筒状の上部材10が、下端部に形成された受口部
10aを嵌合して載置されている。上部材10の
上端フランジ部10bには中間リング12、およ
びマンホール嵌合用リング13が順次積み重ねら
れた状態で嵌合載置され、該リング13には上部
蓋板としてのマンホール15が上部材10の上端
開口部を閉塞可能に嵌合されており、これらマン
ホール15、リング12,13、および上部材1
0、中間部材8、支持輪5、下部基板7で囲まれ
る中空部が弁室17に形成されている。尚、18
はリング13の外周に嵌合された押え用補助リン
グ、G,Lは地表を示す。
前記のような弁において、弁室17の築造工事
にあたつては、基礎G上にある下部基板7の上に
支持輪5を、下端部が凹部6に嵌合するように載
置した後、支持輪5の上端部に中間部材8の受口
部8aを嵌合して載置するとともに、中間部材8
の上端部に上部材10の受口部10aを嵌合して
載置し、さらに上部材10の上端フランジ部10
bに中間リング12、リング13,18を順次嵌
合して載置したうえ、マンホール15を嵌合す
る。これにより弁室17が築造され、仕切弁2は
弁室17内で安定した据付状態に保持される。前
記築造に際し、下部基板7の凹部6と支持輪5の
下端部との間、支持輪5の上端部と中間部材8の
受口部8aとの間、中間部材8の上端部と上部材
10の受口部10aとの間、上部材10の上端フ
ランジ部10bと中間リング12との間、および
中間リング12とリング13との間には図示しな
い環状パツキンが装着され、シールを保つように
なつている。
また、前記工事につづいて管路を形成するにあ
たつては、支持輪5より外側に突出した管部分1
の両端部に所定の長さの管部分を接続する。この
実施例では管部分1の接続部が挿口部となつてい
るが、管部分1の端部から外向きに張出して形成
されたフランジ部としてもよいことは言い迄もな
い。
第4ないし6図はT字状に3方向に分岐した管
路を形成する管部分31′の分岐部に、それぞれ
弁装置としての仕切弁32′の弁箱33′が一体に
設けられた第2実施例を示し、この第2実施例に
あつてはそれぞれの仕切弁32′を囲んで弁3
2′の外側位置の管部分31′を周壁で支持するよ
うに支持輪5が管部分31′に一体に設けられて
いる。そのほかの部分の構成は第1実施例と同様
であるため、同様の部分には同一符号を付して説
明を省略することとする。
弁室17を形成する部材として挙げた下部基板
7、中部間材8、上部材10などは一例を示した
にすぎず、必ずしもこのような部材に限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す縦断正面
図、第2図は第1図−線に沿う横断平面図、
第3図は同上の縦断側面図、第4図は第2実施例
を示す縦断正面図、第5図は第4図−線に沿
う横断平面図、第6図は同上の縦断側面図、第7
図は従来例を示す縦断正面図、第8図は第7図
−線に沿う縦断側面図である。 1……管部分、2……仕切弁、3……弁箱、5
……支持輪、6……円形凹部、7……下部基板、
8……中間部材、10……上部材、15……マン
ホール、17……弁室、G……基礎。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 埋設管路を形成する管部分に、弁装置を上向き
    に一体的に設けるとともに、該弁装置を囲んで管
    部分を支持する支持輪を、その上下端部を管部分
    より上下に突出させて設け、この支持輪の下端部
    を基礎上に設置する弁室形成用の下部材に嵌合し
    て載置し、かつ支持輪の上端部に前記下部材およ
    び支持輪とともに弁室を形成する上部材を嵌合し
    て載置したことを特徴とする埋設用弁。
JP11423987U 1987-07-24 1987-07-24 Expired JPH0339653Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11423987U JPH0339653Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

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JP11423987U JPH0339653Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

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Publication Number Publication Date
JPS6418683U JPS6418683U (ja) 1989-01-30
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