JPH0339418Y2 - - Google Patents

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JPH0339418Y2
JPH0339418Y2 JP1984030070U JP3007084U JPH0339418Y2 JP H0339418 Y2 JPH0339418 Y2 JP H0339418Y2 JP 1984030070 U JP1984030070 U JP 1984030070U JP 3007084 U JP3007084 U JP 3007084U JP H0339418 Y2 JPH0339418 Y2 JP H0339418Y2
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tube
spout
guide tube
bottle
sealing
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JP1984030070U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、最初の開封使用時に密封栓の一部を
切除して注出口の開設を達成する密封キヤツプの
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
最初の開封使用時に、密封栓の一部を切除して
注出口を開設する構成の合成樹脂製密封キヤツプ
として、例えば実開昭57−52451号公報、実開昭
56−34786号公報、実公昭43−18638号公報に示さ
れたものがある。実開昭57−52451号公報に示さ
れたものは、壜体の口筒に密に嵌着される筒体の
内周面奥部に切溝を介して開口形成部を一体に成
形し、この開口形成部を切溝で筒体から切除する
ことにより通口を開設するものとなつている。
又、実開昭56−34786号公報、実公昭43−18638号
公報に示されたものは注出筒の頂壁を切り除いて
注出口を開設するものとなつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、合成樹脂製の密封キヤツプを成形す
る場合、そのキヤツプが組付けられる壜体の口筒
の大きさに対応して成形されるのは当然のことで
あるが、密封キヤツプの注出口の口径もまた、壜
体に収納される液体の性質或いは用途に応じて一
定値に設定される必要があると共に当然のことな
がら開封後の閉栓作用は確実でなければ実用に供
し得ない。
この点に関して上記した実開昭57−52451号公
報に示されたものは、筒体上端開口が注出口とな
り、通口開設のために該筒体内に指を差し込んで
開口形成部の切り取りをしなければならぬもので
あることから明らかな如く、小径の注出口の形成
は不可能である。
又、実開昭56−34786号公報、実公昭43−18638
号公報に示されたものは、注出筒の頂壁を切り除
いて注出口を形成するもので、小径の注出口の形
成は注出筒を細管状若しくは円錐状にすれば達成
し得るが、閉栓をかかる脆弱若しくはテーパー面
の注出筒に対して栓蓋体を押接することでなすに
は無理があり、漏れ量の少ない(閉栓部を注出筒
の立ち上がり基部の壜口にとるとするとあまりに
も注出口周囲の空間が大きくなりすぎであり、漏
れが大となる。)確実性の高い閉栓が期し得ない
という難点がある。ちなみに上記の2公報の前者
は蓋体の注出筒天端押止という極めて不確実な栓
作用に頼り、また、後者は栓無しとしている。
そこで、本考案は、上記した従来技術における
問題点を解消すべく考案されたもので、注出筒天
端の頂壁部の切り取りで所望する小径の注出口を
開設し得ると共に蓋体が密嵌する注出筒部が補剛
されてあつて確実、安定した閉栓作用を享受し得
る密封キヤツプ構造を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本考案の手段は、頂板の中
央に短筒形状のガイド筒を立設し、壜体の口筒に
外装組付けされる筒形状の本体を有すること、ガ
イド筒に密に外装嵌合する組付筒を内面に設け
て、本体上端に組付けられる蓋体を有すること、
壜体の口筒に密嵌着される二重筒壁構造を有し、
頂壁にガイド筒の内径と等しい外径を有してガイ
ド筒内に下方から密嵌入する注出筒を立設し、こ
の注出筒の上端に口径設定部としての内鍔を周設
し、この内鍔の開口縁上面に切離片を介して注出
筒の上端開口部を封止する封止板を突出設した密
封栓を有すること、 にある。
〔作用〕
本考案による密封キヤツプは、まず密封栓を壜
体の口筒に密嵌着して組付けておき、この密封栓
を組付けた壜体の口筒に、密封栓を覆う形態で本
体を外装組付けして壜体への組付けを達成する。
密封栓および本体の壜体への組付けにより、密
封栓の注出筒は本体のガイド筒内に、その上端部
分である封止板と切離片との組合せ物をガイド筒
上に突出させた状態で密嵌入するので、注出筒は
ガイド筒に抱かれて著しく補剛されたものとな
る。
壜体を開封するには、蓋体を開放姿勢にして封
止板と切離片との組合せ物をガイド筒上に露出さ
せ、この状態で切離片を切断して封止板を切除す
る。これによつて形成される開口は内鍔の開口径
であり、これは任意に設定し得る注出筒天端内径
よりも小径のものとなる。
封止板の切除により、注出筒を介して解放され
た後の閉栓は、蓋体内面の組付筒が注出筒を密に
嵌入組付けしたガイド筒、つまり、上述の著しく
補剛された状態の注出筒に対して密嵌することで
達成されるので、その栓作用は被押圧体の優れた
剛性故に確実、安定する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら
説明する。
図において、1は壜体であつて、肩部2に連続
し口筒3が立設されているが、肩部2下端には段
部4が形成され、また口筒3の下部は上部に比し
て外径が大きく、下部にアツダーカツト条5、上
部に係止条6が、それぞれ周設されている。
7は合成樹旨で成形された本体であつて、頂板
8に外筒9と内筒10とを垂下設した二重筒壁構
造を有し、外筒9は肩部2下端の周形状と等しい
筒形状をしていて、下端が段部4上に搭載し、ま
た内筒10は口筒3下部の外径よりやや大きい内
径を有する筒形状であり、下端内周にアツダーカ
ツト条5に下方から係止するアンダーカツト条1
1を周設している。この外筒9および内筒10の
上端に連設された頂板8の中央には、短円形状の
ガイド筒12が立設されており、壜体1の口筒上
端面に対向する頂板8の下面箇所には、シール条
13が突周設されており、さらに頂板8の周縁に
は係止段部14が設けられている。
同じく合成樹脂で成形された蓋体15は、有頂
短筒形状をしていて、本体7の外筒9上端部の一
部にヒンジ片16を介して一体連設されており、
外筒上端に位置する係合段部14にその開放部で
嵌まり込む。この蓋体15の頂板である蓋板17
の内面中央には、ガイド筒12の外径と等しい内
径の短円筒形状の組付筒18が垂下状に設けられ
ており、この組付筒18がガイド筒12に密に外
装嵌合することにより、ガイド筒12の上端開口
部を密封する。
密封栓19は、比較的軟質の合成樹脂で成形さ
れており、頂壁20に外筒部21と内筒部22と
を垂下設して二重筒壁構造となつており、外筒部
21の内径は壜体1の口筒3上部の外径よりやや
大きく、下端内周口に口筒3の係止条6に下方か
ら係止する係止突条23を周設し、また内筒部2
2の外径は口筒3の内径と等しく、口筒3内に密
嵌入される。外筒部21および内筒部22の上端
に連設された頂壁20の中央に立設された注出筒
24の上端開口部内周面には開口設定部としての
内鍔24aが突周設されており、この内鍔24a
の開口縁上面に肉薄短円筒状に起立設されてた切
離片26を介して、この切離片26の上端開口部
を封止する形態で封止板25が一体に連設されて
いる。
この密封キヤツプの壜体1への組付けは、まず
密封栓19を壜体1の口筒3に密に嵌着し、次い
でアンダーカツト条11をアンダーカツト条5に
下方から係止させることにより本体7を口筒3に
組付ける。この本体7の口筒3への組付けによ
り、注出筒24がガイド筒12内に、封止板25
と切離片26との組合せ物をガイド筒12内から
上方に突出させた状態で密嵌入すると共に、シー
ル条13がその全周にわたり密封栓19の頂壁2
0上面に密に弾接する。
最初の開封使用に際しては、蓋体15を開いて
ガイド筒12から上方に突出した封止板25と切
離片26との一体物を露出させ、この状態で切離
片26を切断して封止板25と切離片26との一
体物を除去して注出筒24上端に注出口を開口形
成する。
従つて、密封栓19が形成する注出口径は、内
鍔24aの幅、すなわち内鍔24aの内径によつ
て設定される。
叙上の密封栓19において、内鍔24aは、注
出筒24の内周面上端に突周設されており、封止
板25および切離片26は、この内鍔24aの内
周縁、すなわち注出筒24から最も離れた端縁に
連設されているので、特定方式の金型を使用した
場合には、この内鍔24aと封止板25と切離片
26との組合せ物部分を金型本体に対して取り替
え可能に製造された金型部分で成形することが可
能となる。
すなわち、第2図および第3図に示すように、
密封栓19成形用の金型装置の成形空間を形成す
る部分を、コアブロツク27と、このコアブロツ
ク27に着脱可能に構成されたコアピン28と、
キヤビテイブロツク29と、このキヤビテイブロ
ツク29に着脱自在に構成された入子ピン30と
から構成するとした場合、内鍔24aと封止板2
5と切離片26の組合せ物部分の成形型面を形成
するコアピン28と入子ピン30とを取り替える
ことにより、第2図図示実施例では第1図の実線
図示の構造で、そして第3図図示実施例では第1
図の二点鎖線図示の構造で、それぞれ内鍔24a
と封止板25と切離片26との組合せ物部分を成
形することが可能となる。
すなわち、密封栓19の成形金型の主体部分を
そのまま使用し、コアピン28と入子ピン30と
を取り替えるだけで、注出口の口径の異なる密封
栓19を簡単にかつ安価に製造することができ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、上記した構成となつているので、以
下に示す効果を奏する。
注出筒自体若しくは先端を先鋭化することよつ
て小径な注出口を開設するとしたものではないの
で、注出筒の脆弱化を招かないうえに、蓋栓押し
付け基盤としてガイド筒で補剛しているために、
閉栓作用は確実、安定したものとなる。
ここに、注出筒内径に比して小径開口の注出口
を提供し、かつ、確実、安定した注出筒に対して
作用する閉栓効果を提供する密封キヤツプ構造が
実現した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体縦断面図
である。第2図は、第1図中、実線図示した密封
栓の成形金型の構造例を示す縦断面図である。第
3図は、第1図中、二点鎖線図示した密封栓の成
形金型の構造例を示す縦断面図である。 符号の説明、1……壜体、2……肩部、3……
口筒、4……段部、5……アンダーカツト条、7
……本体、8……頂板、9……外筒、10……内
筒、11……アンダーカツト条、12……ガイド
筒、13…シール条、14……係合段部、15…
…蓋体、16……ヒンジ片、17……蓋板、18
……組付筒、19……密封栓、20……頂壁、2
1……外筒部、22……内筒部、23……係止突
条、24……注出筒、24a……内鍔、25……
封止板、26……切離片、27……コアブロツ
ク、28……コアピン、29……キヤビテイブロ
ツク、30……入子ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 頂板の中央に短筒形状のガイド筒を立設し壜体
    の口筒に外装組付けされる筒形状の本体と、前記
    ガイド筒に密に外装嵌合する組付筒を内面に有し
    前記本体上端に組付けられる蓋体と、前記壜体の
    口筒に密に嵌着される二重筒壁構造を有し頂壁に
    前記ガイド筒の内径と等しい外径を有して該ガイ
    ド筒内に下方から密嵌入される注出筒を立設し該
    注出筒の上端に内鍔を周設し該内鍔の開口縁上面
    に切離片を介して前記注出筒の上端開口部を封止
    する封止板を突出設した密封栓と、から成る密封
    キヤツプ構造。
JP3007084U 1984-03-01 1984-03-01 密封キヤツプ構造 Granted JPS60142753U (ja)

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JP3007084U JPS60142753U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 密封キヤツプ構造

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JPS60142753U JPS60142753U (ja) 1985-09-21
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JPH0613119Y2 (ja) * 1987-08-24 1994-04-06 株式会社吉野工業所 注出キャップ
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