JPS581501Y2 - 封緘式定量栓 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は封緘式定量栓に係る。

本案は果粒等に用いる定量栓を十分な封緘効果のある簡
単な封緘式定量栓にしようとするものである。

以下、図示の実施例について説明する。

第１図乃至第３図はその一例を示すものであり、適宜合
成樹脂の一体成形からなり、定量栓本体１の７ランジ１
１の外周面適所に、屈曲自在な適長の破断片２・・・を
介して封緘キャップ３を起伏動可能に連設している。

該封緘キャップ３は、周壁３１内縁に断面鉤形の係合突
条３２を形成しており、また、頂壁３３においてその周
辺部に環状の切溝３４を形成すると共に該切溝のところ
どころを肉薄破断片３５・・・で連ね、上述の定量栓本
体１からの破断片２・・・を頂壁３３の切溝３４以内に
連ね、更に、周壁３１及び頂壁３３の切溝３４以外をそ
の破断片２・・・の箇所で部分的に切除３６している。

上記定量栓本体１は、上端外周に７ランジ１１を有する
筒体１２内に、上記破断片２・・・側の下端から斜め上
向いて筒体内途中に至る斜状区画壁１３を一体に設け、
渣た、上記７ランジ１１の外周面における上記破断片２
・・・の反対側に肉薄ヒンジ片１４を介して上蓋１５を
起伏動可能に連設し、該上蓋１５Ｖｃは上記筒体１２内
上部に嵌する嵌合筒１６を一体に設けると共に、上蓋の
適所から垂直に適長の筒体１２内垂直区画壁１８を一体
に突設し、該垂直区画壁１８を境に一方即ち反肉薄ヒン
ジ片１４側へ窓孔１７を明げており、第３図に示すよう
に、上蓋１５を肉薄ヒンジ片１４を以て回動して筒体１
２上部に嵌着してなる。

以上の封緘式定量栓は、第１図、第２図に示すように、
封緘キャップ３及び上蓋１５の展開状態において、適宜
合成樹脂で一体成形するものであり、成形後、予め上蓋
１５を筒体１２に嵌着して定量栓本体１を構成しておく
とよい。

第４図、第５図は他の例を示すものであり、これは前例
において、上蓋を栓体頂壁１５′に代えて筒体１２に一
体に固設し、渣た、斜状区画壁１３を筒体１２と別体と
して、筒体下端部内周に嵌合ノ短筒１９から突設してい
る。

而して、以上の封緘式定量栓は、第３図に示すように、
口部ａの外周に断面鉤状の係合突条すを有する容器本体
のその口部ａＫ定量栓本体１を嵌着し、次いで、封緘キ
ャップ３を破断片２・・・を以て回動して定量栓本体１
の上に被着し、封緘キャップ周壁３１の断面鉤形係合突
条３２を容器本体口部外周の断面鉤状係合突条すに係合
する。

これによって、定量栓本体１の流出口即ち窓孔１７は、
封緘キャップ３の頂壁３３で閉塞され、該封緘キャップ
３は尋常な手段では外すことができず、封緘を得る。

次に、これを開封する際には、封緘キャップ周壁３１の
切除３６部において周壁３１に爪を掛け、周壁３１を外
方に引き出し、これを指で持って引張ることにまり頂壁
３３にある破断片３５・・・を破断して、周壁３１を除
去し、併せて残る頂壁３３を破断片２・・・で破断して
除去すればよい。

なお、破断片３５・・・及び切溝３４の代りに、肉薄破
断線としても或いはミシン目破断線としてもよい。

本案によれば、封緘キャップ３を定量栓本体１と適宜合
成樹脂で一体戒形することが可能となり、封緘式の定量
栓を極めて簡潔安価に構成でき、確実な封緘効果を得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の実施例で、第１図は一例の合成樹脂成形直
後の状態における平面図、第２図は同縦断側面図、第３
図は同使用状態における縦断側面図、第４図は他の例の
使用前の平面図、第５図は同使用状態における縦断側面
図である。 １・・・・・・定量栓本体、２・・・・・・破断片、３
・・・・・・封緘キャップ、３１・・・・・・周壁、３
２・・・・・・係合突条、３３、・・・・・頂壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 定量栓本体１の適所に屈曲自在な適長の破断片２を介し
   て封緘キャップ３を起伏動可能に連設し、該開繊キャッ
   プ３はその周壁３１内面に断面鉤形の係合突条３２を形
   成すると共にその周壁３１を頂壁３３から破断除去可能
   に形成したことを特徴とする封緘式定量栓。