JPH0339006Y2 - - Google Patents

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JPH0339006Y2
JPH0339006Y2 JP16783184U JP16783184U JPH0339006Y2 JP H0339006 Y2 JPH0339006 Y2 JP H0339006Y2 JP 16783184 U JP16783184 U JP 16783184U JP 16783184 U JP16783184 U JP 16783184U JP H0339006 Y2 JPH0339006 Y2 JP H0339006Y2
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clutch
reaping
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power
gear
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JP16783184U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は穀稈を刈取りつつ脱穀作業を行つて穀
粒を取出す収穫機に関する。
〔従来技術〕
収穫機においてはエンジンの動力を刈取部、脱
穀部等への刈取クラツチ、脱穀クラツチ等を介し
て伝達して刈取作業、脱穀作業を行うようになつ
ているが、刈取クラツチにおいては刈取負荷が異
常に大きくなると、動力伝達状態であつてもエン
ジンからの動力を伝達しない、所謂安全クラツチ
機構が設けられている。安全クラツチ機構として
は、一般に爪クラツチが用いられており、刈取部
の過負荷により刈取部側のクラツチ半体は回転さ
れずエンジン側のクラツチ半体だけが回転され、
該クラツチ半体と刈取部側のクラツチ半体とは係
合、離脱を繰返していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の収穫機においては刈取部が過負荷となつ
て、刈取クラツチが動力伝達状態であるにも拘わ
らず安全クラツチ機構が動作して動力が伝達され
ていない状態にあることがわからず、斯かる状態
にて作業を継続することにより種々の不都合が生
じた。例えば脱穀部における扱胴の回転数に基づ
いて車速制御を行う場合には、刈取部の過負荷に
により安全クラツチ機構が働くと、刈取部は駆動
されずに脱穀部へは穀稈が送給されなくなつて、
脱穀部における扱胴は軽負荷となり、機体は増速
され、未刈穀稈を損傷してしまう。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであ
り、刈取部へ動力を伝達、遮断し、動力伝達状態
である場合において刈取部の過負過により係合、
離脱を繰返す安全クラツチ機構を備えた刈取クラ
ツチと、該刈取クラツチの係合、離脱状態の検出
器とを具備し、該検出器による刈取クラツチの係
合、離脱状態の所定時間内における繰返し回数が
所定値となつた場合には、機体の走行を停止させ
るべくなしたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案においては、刈取部への動力の伝達、遮
断を行う刈取クラツチの所定時間内における係
合、離脱の繰返し回数が所定値以上となつた場合
には刈取クラツチが動力伝達状態であるにも拘わ
らず、安全クラツチ機構により刈取部へは動力が
伝達されていないものとして機体の走行を停止さ
せるものである。
〔実施例〕
以下本考案を、その実施例を示す図面に基づい
て詳述する。第2図は本考案に係る収穫機の一部
破断略示左側面図である。図において7は刈取部
であり、分草杆4、刈刃5、引起し装置6、縦搬
送装置8等で構成されており、エンジンの動力
が、後述する刈取クラツチを介して該刈取部7に
伝達され、刈刃5、引起し装置6、縦搬送装置8
等を駆動するようになつている。
刈取部7の後側の走行クローラ1上側には脱穀
装置3が設けられており、刈取部7にて刈取られ
た穀稈は上部及び下部搬送装置、縦搬送装置8を
経て脱穀装置3へ送給されて、脱穀装置3内にお
ける扱胴31により脱穀処理され、脱穀後の穀粒
は籾タンクに給送される。
脱穀装置3における扱胴31には、その回転数
を検出する扱胴センサ32が設けられている。
脱穀装置3の右側部前方、即ち刈取部7の右側
方には運転席2が配設されており、その左側のサ
イドコラム9には主変速装置における主変速レバ
ー10が配設されており、該主変速レバ10の回
動により前進4速段「F4」〜1速段「F1」、走行
を停止させる中立段「N」、及び後進走行させる
後進段「R」に設定され、各速度段にて規定され
る速度により機体は走行され、また停止される。
主変速レバ10にはその回動位置により主変速装
置の設定走行段を検出する主変速センサ12が設
けられている。
運転席2前方の操作コラム13には、後述の刈
取クラツチ46を動力伝達状態及び動力遮断状態
とする刈取クラツチレバ11が配設されている。
第3図は、刈取クラツチケースの縦断面図であ
る。図において42は刈取クラツチケース41に
回転自在に配設された入力軸であり、その一端は
刈取クラツチケース41の外側にまで延設されて
いて、その端部に、エンジンの動力が伝達される
入力プーリ43が装着されている。入力軸42に
おける刈取クラツチケース41内の他端部には歯
車44が装着されており、該歯車44は爪クラツ
チを利用した刈取クラツチ46の入力側のクラツ
チ半体46aの外周に形成された平歯と噛合して
いる。
刈取クラツチ46は、刈取クラツチケース41
内に入力軸42と平行に回動自在に支持されたク
ラツチ軸45に装着された、入力軸42の軸心方
向への摺動自在となつた入力側のクラツチ半体4
6aと、入力軸42に固着された出力側のクラツ
チ半体46bとよりなる爪クラツチを用いてい
る。刈取クラツチ46における入力側のクラツチ
半体46aは巻ばね47により出力側のクラツチ
半体46bに押圧されており、巻ばね47の押圧
力により両クラツチ半体46a,46bの各爪部
46cが係合する。
入力側のクラツチ半体46aにはクラツチフオ
ーク48が係合しており、該クラツチフオーク4
8の回動により、入力側のクラツチ半体46aが
巻ばね47の押圧力に抗して移動され、出力側の
クラツチ半体46bとの係合を解除して離脱状態
とされる。
出力側のクラツチ半体46bの外周には平歯が
形成されており、この平歯は、クラツチ軸45と
は平行に刈取クラツチケース41に回転自在に支
持された出力軸51に装着されている歯車52に
噛合している。該出力軸51の回転は刈取部7に
おける刈刃5、引起し装置6、上部、下部搬送装
置、縦搬送装置8に伝達されてこれらを駆動する
ようになつている。
刈取クラツチ46は爪クラツチによる安全クラ
ツチ機構を有しており、両クラツチ半体46a,
46bの爪部46cが係合状態である場合に出力
側のクラツチ半体46bに重負荷が加わると、該
クラツチ半体46bは回転されず、入力側のクラ
ツチ半体46aの回転により、該クラツチ半体4
6aは他方のクラツチ半体46bに摺接して回転
し、各クラツチ半体46a,46bの各爪部46
cは入力軸のクラツチ半体46aの回転に伴つて
巻ばね47の押圧力に抗して離脱し、またさらに
回転することにより巻ばね47の押圧力にて係合
し、結局各クラツチ半体の爪部は、入力側のクラ
ツチ半体46aの回転に伴つて係合、離脱を繰返
すことになる。
第4図は、刈取クラツチケース41の一部破断
正面図、第5図はその要部側面図である。刈取ク
ラツチ46における入力側のクラツチ半体46a
に係合したクラツチフオーク48は、端部を刈取
クラツチケース41に枢支して、その端部を外側
方にまで延設し、その延設された部分に、クラツ
チアーム53の基端部及びスイツチ当接板54を
固設している。クラツチアーム53の先端部には
プツシユプルワイヤ55の一端が取付けられてお
り、該プツシユプルワイヤ55の他端部は、刈取
クラツチレバ11(第2図参照)の基端部に取付
けられていて、刈取クラツチレバ11の回動操作
によりクラツチフオーク48は回動され、刈取ク
ラツチ46はそのクラツチ半体46a,46bが
離脱した動力遮断状態及びクラツチ半体46a,
46bが係合した動力伝達状態とされる。スイツ
チ当接板54は、クラツチフオーク48の回動に
伴つて回動されるようになつており、その回動域
にはリミツトスイツチ56が配されていて、安全
クラツチ機構の働きによりクラツチ半体46aが
クラツチ半体46bとの係合を解除すべく動作さ
れた場合、および刈取クラツチレバ11の操作に
よりクラツチフオーク48が回動されて各クラツ
チ半体が離脱状態となつた場合にオンとなる。
第6図は本考案に係る収穫機の制御系の要部ブ
ロツク図である。図において60はマイクロコン
ピユータを用いた制御部であり、該制御部60の
各入力端子には、主変速装置における主変速レバ
10がいずれの走行段にあるかを検出する主変速
センサ12、扱胴30の回転数を検出する扱胴セ
ンサ32、及び刈取クラツチ46における両クラ
ツチ半体46a,46bが離脱状態になつた場合
にオンとなるリミツトスイツチ56が夫々接続さ
れている。制御部60の各出力端子には、主変速
レバ10に接続され、その回転により主変速レバ
10を回動させて主変速装置の走行段を変更する
シフトモータ61の各端子、及び各他端を夫々ボ
デイアースに接続した警報ランプ61、警報ブザ
62の各一端を一括してなる端子が夫々接続され
ている。
次に第1図のフローチヤートに基づいて制御部
60の主要動作について説明すると、刈取クラツ
チレバ11を回動操作して刈取クラツチ46にお
ける各クラツチ半体46a,46bを係合させ、
刈取クラツチ46を動力伝達状態とする。これに
よりリミツトスイツチ56はオフとなり、制御部
60は扱胴回転数に基づく車速制御を行うように
なつている。即ち、扱胴センサ31により扱胴3
0の回転数を検出し、扱胴回転数が適正範囲より
大きくなつている扱胴の軽負荷状態では、主変速
センサ12により主変速装置の現状の走行段を検
出し、走行段が最高速走行段「F4」となつてい
ない場合には、シフトモータ61を正転駆動して
1速段シフトアツプし、走行速度を増加させるこ
とにより、刈取穀稈量を増加して脱穀負荷を増加
させる。1速段シフトアツプし脱穀負荷を増加さ
せた状態においてもなお扱胴回転数が適正範囲よ
り大きい軽負荷状態である場合には、さらに1速
段シフトアツプし、結局扱胴回転数が適正範囲内
にならない場合には最高速走行段「F4」までシ
フトアツプする。
反対に扱胴回転数が適正範囲より小さい過負荷
状態であるならば、シフトモータ61を逆転させ
て1速段シフトダウンし、機体走行速度を低下さ
せることにより刈取穀稈量を減少させて脱穀負荷
を軽くする。1速段シフトダウンさせて脱穀負荷
を軽くした状態においてもなお、扱胴回転数が適
正範囲以下であるならば、さらに1速段シフトダ
ウンする。そして最低速走行段「F1」となつて
も扱胴回転数が適正範囲より小さい過負荷状態で
あるならば、シフトモータ61を逆転駆動して主
変速装置を走行停止段「N」とし、機体の走行を
停止させ、さらに警報ランプ62を点灯させると
共に警報ブザ63を鳴動させる。
而して、刈取部7における刈刃5、縦搬送装置
8等に異常が生じて刈取クラツチ46における出
力側のクラツチ半体46bに重負荷が加わると、
該クラツチ半体46bの回転は停止され、入力側
のクラツチ半体46aはその回転により、他方の
クラツチ半体46bとの係合、離脱を繰返すこと
になる。刈取クラツチ46が離脱状態となること
によりリミツトスイツチ56はオンとなるが、制
御部60はリミツトスイツチ56のオンによりタ
イマーによる計時を開始すると共に、リミツトス
イツチ56がオン、オフを繰返した回数、具体的
にはリミツトスイツチ56がオンからオフに変化
した回数を計測するカウンタをリセツト状態(N
=0)とする。そしてリミツトスイツチ56がオ
ン状態からオフ状態になる都度、カウンタを1歩
進させ、所定時間内にカウンタの計数内容、即ち
リミツトスイツチ56のオン、オフの繰返し回数
が所定値K以上になつた場合には、シフトモータ
61を逆転駆動して主変速装置を中立段「N」と
し、機体の走行を停止させると共に警報ランプ6
2を点灯、警報ブザ63を鳴動させる。また、こ
の場合には自動車速制御は行われない。
つまり、比較的短時間内に刈取クラツチ46に
おけるクラツチ半体46a,46bが係合、離脱
を頻繁に繰返す場合には、刈取部に重負荷が加わ
つて、刈取クラツチ46における安全クラツチ機
構が働らいているものとして主変速装置を中立段
「N」とし、機体の走行を停止させると共に警報
ランプ62、警報ブザ63を動作させ、さらに自
動車速制御を禁止する。
刈取クラツチレバ11を操作して刈取クラツチ
46を動力遮断状態として場合にも、リミツトス
イツチ56はオン状態となるが、この場合には刈
取クラツチ46は離脱状態を継続するため、リミ
ツトスイツチ56はオン、オフを繰返すことがな
く、従つて機体の走行停止、警報ランプ62、警
報ブザ63の動作等は行われない。またこの刈取
クラツチ46の動力遮断状態においては当然に扱
胴回転数に基づく自動車速制御も行われない。
なお上述の実施例では刈取クラツチの安全クラ
ツチ機構動作時に機体の走行を停止させる構成と
したが、これに加えて刈取クラツチを動力遮断状
態とする構成、或いは脱穀部への動力伝達、遮断
のための脱穀クラツチを動力遮断状態とする構成
としてもよい。
〔効果〕
本考案によれば、刈取部が過負荷となつて刈取
クラツチにおける安全クラツチ機構が動作した場
合には機体走行が停止されるため、安全クラツチ
機構が動作していることに気付かずに作業を継続
することによる不都合、例えば刈取部が駆動され
ないことによる未刈穀稈の損傷、刈取部に異常が
生じている場合にはその異常の拡大等が防止でき
る。また刈取クラツチレバを操作して刈取クラツ
チを動力遮断状態とした場合と、刈取クラツチの
安全クラツチ機構が動作した場合とを明確に判別
できるため、誤制御の虞がない等本考案は優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案
に係る収穫機の動作説明のためのフローチヤー
ト、第2図は本考案に係る収穫機の一部破断略示
左側面図、第3図は刈取クラツチケースの縦断面
図、第4図はその一部破断正面図、第5図はその
要部の側面図、第6図は制御系のブロツク図であ
る。 7……刈取部、11……刈取クラツチレバ、3
1……扱胴、45……クラツチ軸、46……刈取
クラツチ、47……巻ばね、48……クラツチフ
オーク、56……リミツトスイツチ、61……シ
フトモータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刈取部へ動力を伝達、遮断し、動力伝達状態で
    ある場合において刈取部の過負過により係合、離
    脱を繰返す安全クラツチ機構を備えた刈取クラツ
    チと、該刈取クラツチの係合、離脱状態の検出器
    とを具備し、該検出器による刈取クラツチの係
    合、離脱状態の所定時間内における繰返し回数が
    所定値となつた場合には、機体の走行を停止させ
    るべくなしたことを特徴とする収穫機。
JP16783184U 1984-11-02 1984-11-02 Expired JPH0339006Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16783184U JPH0339006Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16783184U JPH0339006Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6183837U JPS6183837U (ja) 1986-06-03
JPH0339006Y2 true JPH0339006Y2 (ja) 1991-08-16

Family

ID=30725617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16783184U Expired JPH0339006Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

Country Status (1)

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Publication number Publication date
JPS6183837U (ja) 1986-06-03

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