JPH0440439Y2 - - Google Patents

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JPH0440439Y2
JPH0440439Y2 JP1984104786U JP10478684U JPH0440439Y2 JP H0440439 Y2 JPH0440439 Y2 JP H0440439Y2 JP 1984104786 U JP1984104786 U JP 1984104786U JP 10478684 U JP10478684 U JP 10478684U JP H0440439 Y2 JPH0440439 Y2 JP H0440439Y2
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JP
Japan
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clutch
speed
change lever
vehicle speed
pawl
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JP1984104786U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は刈取部にて刈取つた穀稈を、脱穀装置
にて脱穀処理することにより穀粒を取出す収穫機
に関する。
〔従来技術〕
収穫機においては、脱穀装置の扱胴の負荷を検
出し、その負荷が適正状態となるように機体の走
行速度を制御する自動車速制御装置の開発が進ん
でいる。このような自動車速制御装置では、扱胴
の負荷に基づいて変速レバ回動用モータを駆動し
て変速レバを回動させ、車速を変更するようにな
つているが、変速レバは安全性確保のために手動
操作を優先させる必要がある。従来、変速レバに
おける手動操作を優先させるための構成として
は、例えば特開昭52−102116号公報、特開昭54−
40131号公報に開示されているように、変速レバ
と変速レバ回動用のモータ等を摩擦クラツチを介
して連動連結し、手動操作時には摩擦クラツチの
係合を解除して変速レバを回動させるようになつ
ているが、自動制御時に変速レバを手動操作する
場合は多大な操作力を必要とし、また車速を有段
にて変速する場合には、作業者は変速レバがどの
ような走行速度段になつているか、また適正な走
行速度段になつているかが確認できずノツチ間隔
がなくなるという欠点があり、さらに変速レバが
適正な走行速度段位置になつていない場合には走
行が停止してしまう虞があつた。
〔目的〕
本考案は係る事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、所定の駆動装置に
て変速レバが自動制御されるべくなし自動制御時
において手動操作する場合も軽操作力にて変速レ
バを回動できるようにし、さらには有段変速装置
においても何ら支障なく手動操作が優先するよう
にした収穫機の提供にある。
〔構成〕
本考案に係る収穫機は、作業負荷に基づいて車
速を変更する自動車速制御装置を備えた収穫機に
おいて、車速を変更すべく変速レバを回動させる
変更レバ駆動装置と、該変速レバ駆動装置と変速
レバとの間に介装された爪クラツチと、該爪クラ
ツチを係合させるべく爪クラツチを駆動するクラ
ツチ駆動装置と、爪クラツチと爪クラツチ駆動装
置との間に介装してあり爪クラツチをその係合方
向に付勢するばねとを備え、前記自動車速制御装
置による変速時にのみ、前記変速レバ駆動装置と
クラツチ駆動装置とを駆動するようになし、且つ
爪クラツチが係合状態にあるようになし、また変
速レバを前記ばねの付勢力に抗して手動駆動可能
となしてあることを特徴とする。
〔実施例〕
以下本考案を、その実施例を示す図面に基づい
て詳述する。第1図は本考案に係る収穫機(以下
本案機という)の一部破断左側面図である。図に
おいて1は走行クローラであり、その上側には脱
穀装置3が搭載されている。脱穀装置3の前側に
は、運転席2及び分草板4、引起し装置6、刈刃
5等で構成された刈取部7が設けられており、該
刈取部7にて刈取られた穀稈が搬送装置8等によ
り脱穀装置3へ給送され、脱穀装置3内の扱胴3
1にて脱穀処理される。
脱穀装置3における扱胴31には、該扱胴31
の回転数を検出する扱胴回転数検出器32が設け
られており、該扱胴回転数検出器32の検出結果
に基づいて車速を変更して扱胴回転数が一定とな
るように車速制御される。
運転席2側方のサイドコラム9には主変速装置
における変速レバ10が設けられており、該変速
レバ10の基端部には該主変速レバ10の回動制
御機構が設けられている。
第2図は変速レバ10の基端部に設けられた主
変速レバ回動制御機構の横断面図、第3図は同縦
断面図である。変速レバ10の基端部は連結体1
1に取付けられており、該連結体11は支持軸1
2の一側端部に取付けられている。支持軸12は
ギヤボツクス13内にその軸方向を左右方向とし
て架設されており、その一側端部を外側にまで延
出し、その延設された部分に連結体11の一端を
取付けている。ギヤボツクス13はサイドコラム
9内に設けられており、ギヤボツクス13内にお
ける支持軸12には、爪クラツチ14のクラツチ
半体14aが軸方向への摺動可能に外嵌されてピ
ン15にて支持軸12とは一体回転可能に取付け
られている。また該クラツチ半体14aと係合す
る他方のクラツチ半体14bは各爪部を相互に対
向させて支持軸12に遊嵌されて支持軸12に外
嵌固着されたウオームホイール16に取付けられ
ている。
支持軸12に摺動自在に取付けられたクラツチ
半体14aの近傍には軸方向を前後方向としたカ
ム軸17が設けられており、該カム軸17の中央
部は断面が半円状となるように切欠されていて、
その切欠部をクラツチ半体14aに臨ませてい
る。そしてカム軸17の回動によりクラツチ半体
14aは他方のクラツチ半体14b側へ摺動され
て両クラツチ半体14a,14bが係合する。カ
ム軸17の後端はギヤボツクス13外側にまで延
設されており、その延設された部分に連結片18
の一側を取付け、該連結片18の他側に引張ばね
19の上端を係止している。引張ばね19の下端
は、ギヤボツクス13の後部外側面に取付けられ
たクラツチ用モータ20の出力軸に連結された係
止軸21に係止されている。そして、クラツチ用
モータ20の正転により引張ばね19は下方に牽
引されて連結片18は下方に回動し、カム軸17
も同方向に回動され、クラツチ半体14aを移動
させて該クラツチ半体14aはクラツチ半体14
bと係合される。
支持軸12の下側には軸方向を前後方向とした
回転軸22がギヤボツクス13に架設されてお
り、該回転軸22にはウオームホイール16に噛
合したウオームギヤ23が取付けられている。ま
た回転軸22の前端はギヤボツクス13の前側外
面に取付けられた変速用モータ24の出力軸に連
結されている。
従つて変速用モータ24の回転により、ウオー
ムギヤ23が回転されると、該ウオームギヤ23
に噛合したウオームホイール16が回転される。
ウオームホイール16は支持軸12に遊嵌されて
いるため、ウオームホイール16の回転は支持軸
12には直接伝達されないが、爪クラツチ14の
両クラツチ半体14a,14bが係合状態になる
と、ウオームホイール16の回転が爪クラツチ1
4を介して支持軸12に伝達され、支持軸12の
一端に取付けられた連結体11を介して主変速レ
バ10を低速走行段側又は高速走行段側に回動さ
せる。
叙上の如く構成された本案機において、クラツ
チ用モータ20及び変速用モータ24は、扱胴回
転数検出器32の検出結果に基づいて自動的に制
御される構成となつており、扱胴回転数が適正範
囲より増加(又は減少)したときは、軽負荷(又
は重負荷)であるとしてクラツチ用モータ20を
回転させると同時に、変速用モータ24を正転
(又は逆転)させ、爪クラツチ14を係合状態と
して変速レバ10を高速側(又は低速側)へ回動
させる。これにより車速は増加(又は減少)し、
脱穀対象穀稈量は増加(又は減少)して扱胴の軽
負荷(又は重負荷)は解消されることになる。
一方、主変速レバ10を手動にて操作する場合
において、爪クラツチ14が係合状態でないとき
(扱胴回転数に基づく自動車速制御時でないとき、
或いは自動車速制御時の非変速時)には、主変速
レバ10とモータ24とは結合されていないため
に手動操作にて円滑に主変速レバ10の回動が行
なえる。また爪クラツチ14が係合状態であると
き、即ち、自動車速制御時における変速時におい
ても、主変速レバ10はカム軸17に係合された
引張ばね19の引張力に抗して操作でき、常に手
動操作が優先される。
〔効果〕
本考案によれば、自動車速制御時であつて、変
速時にだけ爪クラツチが係合するようになつてい
るため、自動時における変速時以外は爪クラツチ
は離脱状態であり、変速レバの手動操作性を全く
損なうことがなく、軽操作力にて変速レバが操作
される。一般に自動制御時において手動制御を必
要とするのは緊急時であるが、本願考案ではこの
手動操作を軽微な力で行えるので、緊急事態に直
ちに対応できる。また上述の実施例では爪クラツ
チとクラツチ駆動装置と引張ばねを介して連結し
ているため、自動制御時における変速時にも変速
レバを引張ばねの圧力に抗して回動させることが
でき、常に手動操作が優先し、さらに爪クラツチ
に異常が発生した場合に、クラツチ用モータに負
荷が加わると引張ばねにてその負荷が吸収される
ため、モータ、爪クラツチ等の破損の防止が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は本案機の略示左側面図、第2図は本案機の要
部の横断面図、第3図は同縦断面図である。 3……脱穀装置、9……サイドコラム、10…
…主変速レバ、12……支持軸、13……ギヤボ
ツクス、14……爪クラツチ、16……ウオーム
ホイール、17……カム軸、19……引張ばね、
20……クラツチ用モータ、23……ウオームギ
ヤ、24……変速用モータ、31……扱胴、32
……扱胴回転数検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作業負荷に基づいて車速を変更する自動車速制
    御装置を備えた収穫機において、車速を変更すべ
    く変速レバを回動させる変更レバ駆動装置と、該
    変速レバ駆動装置と変速レバとの間に介装された
    爪クラツチと、該爪クラツチを係合させるべく爪
    クラツチを駆動するクラツチ駆動装置と、爪クラ
    ツチと爪クラツチ駆動装置との間に介装してあり
    爪クラツチをその係合方向に付勢するばねとを備
    え、前記自動車速制御装置による変速時にのみ、
    前記変速レバ駆動装置とクラツチ駆動装置とを駆
    動するようになし、且つ爪クラツチが係合状態に
    あるようになし、また変速レバを前記ばねの付勢
    力に抗して手動駆動可能となしてあることを特徴
    とする収穫機。
JP10478684U 1984-07-10 1984-07-10 収穫機 Granted JPS6120127U (ja)

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JP10478684U JPS6120127U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 収穫機

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JP10478684U JPS6120127U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 収穫機

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Publication Number Publication Date
JPS6120127U JPS6120127U (ja) 1986-02-05
JPH0440439Y2 true JPH0440439Y2 (ja) 1992-09-22

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JP10478684U Granted JPS6120127U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 収穫機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084010B2 (ja) * 1989-03-23 1996-01-17 関西電力株式会社 電解液循環型二次電池

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52102116A (en) * 1976-02-16 1977-08-26 Kubota Ltd Combine

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JPS52102116A (en) * 1976-02-16 1977-08-26 Kubota Ltd Combine

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JPS6120127U (ja) 1986-02-05

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