JPH0338868B2 - - Google Patents

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JPH0338868B2
JPH0338868B2 JP58138086A JP13808683A JPH0338868B2 JP H0338868 B2 JPH0338868 B2 JP H0338868B2 JP 58138086 A JP58138086 A JP 58138086A JP 13808683 A JP13808683 A JP 13808683A JP H0338868 B2 JPH0338868 B2 JP H0338868B2
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JP
Japan
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game board
plate
processing
machine
manufacturing apparatus
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Toshio Ando
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、遊技盤製造装置に関し、特にオー
トメーシヨン化された遊技盤製造装置の改良に関
する。
[従来の技術] パチンコ遊技機、コイン遊技機、スマートゲー
ム機等の主要部である遊技盤の盤面には、玉の落
下に変化を持たせるための多数の釘や風車(釘を
中心軸として、その軸に対して回転自在な飾り車
が取付けられたもの)等が設けられている。さら
に、遊技盤には入賞孔やアウト孔が形成され、入
賞孔に関連して入賞装置が配設され、全体として
その構成は複雑なものである。このような複雑な
構成の遊技盤の製造について、近年では自動化が
進み、たとえば自動釘打機や遊技盤を所定の形状
に切削加工するルータマシン等の加工機械が考案
され、実際の製造工程にも導入されつつある。
ところで、製造すべき遊技盤の種類(機種)に
よつて、たとえば釘の位置や風車の位置が異なる
ため、製造すべき遊技盤の種類に応じた動作プロ
グラムによつて前記加工機械、たとえば自動釘打
機を動作させなければならない。それゆえ、従来
の加工機械では、製造する遊技盤の種類が変わる
度ごとに、加工機械を一旦停止して、その動作プ
ログラムを変更していた。
ところが、1つの遊技盤を製造するためには、
多種の加工機械、たとえば自動釘打機、ルータマ
シン、自動風車取付機等を使用しなければならな
いので、製造する遊技盤の種類が変わる度ごと
に、すべての機械の動作プログラムを変更しなけ
ればならず、その変更は煩しいものである。特
に、製造すべき遊技盤の種類を頻繁に変更しなけ
ればならない場合、たとえば午前中に種類Aの遊
技盤を製造し、午後には種類Bの遊技盤の製造を
し、夕方には種類Cの遊技盤を製造するような場
合、動作プログラムの変更のために長時間を費さ
ねばならないという欠点があつた。
[発明が解決しようとする課題] そこで、工業用の自動加工成形装置の技術分野
ではあるが、特開昭58−22412号公報や特開昭57
−209504号公報に記載された自動プログラム選択
の技術を遊技盤製造装置に応用して前記欠点を解
消せんとすることが考えられる。つまり、前述し
た工業用自動加工成形装置は、加工対象物の種類
に応じた複数種類の加工プログラムが予め記憶さ
れており、加工対象物の大きさや形状を検出する
検出装置からの検出信号に基づいて加工対象物の
種類を割出し、その割出された種類に対応する加
工プログラムを選択してその選択されたプログラ
ムに基づいて加工手段を作動させて加工対象物の
種類に応じた加工を施すことができるように構成
されていた。
しかし、この工業用自動加工成型装置は、加工
対象物の大きさや形状自体を検出して加工対象物
の種類を割出さんとしていたために、加工対象物
の大きさや形状を正確に検出できる高価な検出装
置が必要となる欠点を有していた。また、この工
業用自動加工成形装置の技術をそのまま遊技盤製
造装置に応用した場合には加工対象物の種類を特
定できないという欠点が生ずるのである。すらわ
ち、遊技盤製造装置の加工対象物は遊技盤の元と
なる板状部材であり、この板状部材は加工する以
前においては遊技盤の種類にかかわらずほぼ一定
の大きさと形状を有するのであり、この板状部材
をいくら検出したところで加工せんとする遊技盤
の種類を割出すことはできないのである。その結
果、いくら複数種類の加工用動作プログラムを記
憶したところ所望の加工用動作プログラムを特定
することができないという欠点が生じる。
本発明は、係る実情に鑑み、装置自体のコスト
を極力押さえながらも、製造すべき遊技盤の種類
に応じて動作プログラムが選択されて加工手段が
その選択されたプログラムにより駆動制御される
遊技盤製造装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、板状部材を加工して、弾球遊技機の
遊技盤を製造するための遊技盤製造装置であつ
て、 前記板状部材に遊技盤の種類に応じた複数種類
の加工処理を行なうことが可能な加工手段と、 該加工手段を動作させるための複数種類の動作
プログラムを記憶する記憶手段と、 前記加工対象物である板状部材に対応して設け
られ、該板状部材を加工して製造すべき遊技盤の
種類を特定可能な識別体と、 該識別体を読取る読取手段と、 該読取手段の読取情報に基づいて、前記記憶手
段に記憶されている複数種類の動作プログラムの
中から該当する動作プログラムを選択する選択手
段と、 該選択手段により選択された動作プログラムに
基づいて前記加工手段を駆動制御する駆動制御手
段とを含むことを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、板状部材を加工して製造すべ
き遊技盤の種類を特定可能な識別体が加工対象物
である板状部材に対応して設けられており、この
識別体が読取手段により読取られる。そして読取
手段により読取られた読取情報に基づいて、記憶
手段に記憶されている複数種類の動作プログラム
の中から該当する動作プログラムが選択され、そ
の選択された動作プログラムに基づいて加工手段
が駆動制御されて遊技盤の種類に応じた加工処理
を板状部材に施すことが可能となる。
[発明の実施例] 一般に、遊技盤の製造加工工程を細かく区分す
れば、材料の板状部材の表面に化粧板を貼付ける
工程、板状部材を所望の形状に切断加工する工
程、ゲージ原板を用いて釘を打つ位置を定める工
程、定められた位置に釘を打つ工程、風車を取付
ける工程、入賞装置を所定の位置に配置する工
程、配置された入賞装置をたとえばビスによつて
固定する工程、案内レールを取付ける工程等に分
けることができる。
第1図は、この発明の一実施例による遊技盤の
製造工程の流れを示すブロツク図であり、この製
造工程は上述のような各工程を含んでいる。第2
図は、移動テーブル1上に板状部材2が固定さ
れ、板状部材2の一方端側面にバーコード3が貼
付された状態を示している。第1図および第2図
を参照して、この発明の一実施例による遊技盤製
造工程の概略を説明する。
まず、工程1では、移動テーブル1上に板状部
材2を固定する。この固定は、たとえば板状部材
2の少なくとも2箇所が位置決め固定ピン4およ
び5によつて固定される。なお、位置決め固定ピ
ン4は、移動テーブル1の上面に突出するピンで
あり、位置決め固定ピン5は、板状部材2上か
ら、板状部材を貫通して移動テーブル1に螺合さ
れるねじ状のピンである。
板状部材2が固定された移動テーブル1は、移
動レール6a,6b上に載せられており、テーブ
ル固定ピン7a,7bで固定されている。そし
て、この移動レール6a,6bが移動することに
より、移動テーブル1も順次移動し、その移動に
伴なつて板状部材に以下の加工が施され、遊技盤
が製造される。
工程2では、製造すべき遊技盤の形式を特定す
る識別情報が表わされたバーコード3が貼付され
る。バーコード3の貼付位置は、たとえば板状部
材2の一方短側面であつて、後述するルータマシ
ンでカツトされない部分である。
そして、次の工程3では、このバーコード3が
読取られ、その読取られたバーコード(識別情
報)は制御手段(後述する)に与えられる。制御
手段では、バーコード3に基づいて、以下の各工
程を実行する加工機械の動作プログラムを選択
し、選択した動作プログラムに基づいて加工機械
の駆動を制御する。これがこの実施例の特徴であ
る。
各工程ごとに説明すれば、工程4では、工程3
で読取られたバーコード3に基づいて、化粧板貼
付機の制御装置に内蔵される複数の動作プログラ
ムのうち、そのバーコード3に対応の動作プログ
ラムが選択される。制御装置はその選択されたプ
ログラムに従つて化粧板貼付機を駆動制御し、板
状部材に所定の化粧板を貼付ける。
以下の工程も同様にして、各加工機械の制御装
置において、バーコードリーダによつて読取られ
たバーコード3に対応する動作プログラムが選択
され、その選択された動作プログラムに従つて各
加工機械が加工を行なう。すなわち工程5では、
装飾部材、入賞装置等の位置決め用のピン孔およ
びビス止めの際にビスをねじ込むときのビス案内
孔が所定の位置に形成される。工程6では、プロ
グラムに従つて所定のゲージ原板が選択され、そ
の原板を用いて釘打位置が規定される。工程7で
は、ルータマシンによつて、板状部材2が所望の
形状にカツトされる。工程8では工程5において
規定された釘打位置に釘が打込まれる。工程9で
は所定の位置に風車が取付けられる。工程10では
入賞装置が所定の位置に配置される。工程11では
遊技盤の盤面を取囲む案内レールが取付けられ
る。工程12では工程10において配置された入賞装
置が、ビスによつて固定される。
以上のように、この実施例では、工程3でバー
コード3が読取られ、各工程4〜12の加工処理を
実行する加工機械は、その読取られたバーコード
3に対応の動作プログラムによつて制御される。
第3図は、バーコードの内容と、そのバーコー
ドに対応する遊技盤の種類(機種)との関係を示
す図である。たとえば、バーコード「120536」は
機種「ABC」を表わす。同様に、バーコード
「302581」は機種「LMN」を、バーコード
[746821]は機種「XYZ」を表わすという具合で
ある。
第4図は、この発明の一実施例の構成ブロツク
図である。第4図を参照して、バーコードリーダ
9は、板状部材2に貼付されたバーコード3から
識別情報(バーコード)を読取る。読取られた識
別情報は、駆動制御手段10に与えられる。駆動
制御手段10はインプツト/アウトプツト(I/
O)インターフエイス101、CPU102、
ROM103、RAM104等で構成されている。
ここに、I/Oインターフエイス101は、入出
力信号をCPU102の信号に適合させるための
ものである。CPU102は、ROM103に記憶
された動作プログラムを読出し、その動作プログ
ラムに従つて演算制御を実行する。すなわち、バ
ーコードリーダ9から或る識別情報(バーコー
ド)が入力されると、CPU102はその情報に
対応の動作プログラムをROM103から読出
す。そして、その読出した動作プログラムに基づ
いて加工手段11を駆動制御するのである。
ここに、加工手段11は、たとえば第1図の工
程4では、化粧板の貼付けを行なう化粧板貼付機
である。また、工程5では、板状部材2の所定の
位置にピン孔等を形成する多軸ボール板である。
このように、加工手段11としては、各工程ごと
の加工処理を実行する化粧板貼付機、多軸ボール
板、ルータマシン、釘打機、風車取付機、入賞装
置配置機、ビス止装置等が該当する。
また、これら加工手段11の駆動制御する駆動
制御手段10は、各加工手段ごとに対応して複数
設けてもよいし、あるいは単一の駆動制御手段、
たとえばホストコンピユータによつて、各加工手
段を共通的に駆動制御することもできる。前記
ROM103により、前記加工手段を動作させる
ための複数種類の動作プログラムを記憶する記憶
手段が構成されている。前記バーコード3によ
り、前記加工対象物である板状部材に対応して設
けられ、該板状部材を加工して製造すべき遊技盤
の種類を特定可能な識別体が構成されている。前
記バーコードリーダ9により、前記識別体を読取
る読取り手段が構成されている。さらに、前記
CPU102により、前記読取手段の読取り情報
に基づいて、前記記憶手段に記憶されている複数
種類の動作プログラムの中から該当する動作プロ
グラムを選択する選択手段が構成されている。
第5図は、第4図に示すROM103の記憶領
域を示す図解図である。ROM103の記憶領域
には、複数の動作プログラムA,B,Cが記憶さ
れている。そして、各動作プログラムA,B,C
には、インデツクスコードが付けられている。こ
のインデツクスコードは、前述したバーコードの
いずれかに対応するものである。
第6図は、第4図に示す実施例の動作を説明す
るためのフロー図である。この第6図を中心に、
第3図ないし第5図を参照しつつこの実施例の動
作について説明する。
遊技盤製造装置の動作が開始されると、バーコ
ードリーダ9からバーコードの入力があるのを待
つ。入力があつた場合、CPU102は、入力さ
れたバーコードで、ROM103のインデツクス
コードを捜す。入力されたバーコードに対応する
インデツクスコードがあつた場合は、そのインデ
ツクスコードに対応する動作プログラムが実行さ
れる。たとえば、バーコードリーダ9が、バーコ
ード「120536」を入力した場合、CPU102は、
ROM103のインデツクスコードの中から、
「120536」を見つける。そして、このインデツク
スコード「120536」に対応する動作プログラムA
を実行する。
今、一例として加工手段11がルータマシン、
駆動制御手段10はそのルータマシンに対応して
設けられた駆動制御手段であるとする。このと
き、動作プログラムAが実行されることによつ
て、板状部材2(第2図)は、機種「ABC」の
遊技盤となるように、ルータマシンで所定の外周
部分が切断され、また、所定の位置に入賞孔等が
形成される。
加工手段11および駆動手段10が他の加工機
械、駆動制御手段のときも同様の制御動作が行な
われ、バーコードに対応する機種の遊技盤となる
よう加工される。
なお、上記実施例では、板状部材2に貼付した
バーコード3を、バーコードリーダ9が読出すこ
とによつて、駆動制御手段10のROM103に
内蔵された複数の動作プログラムの中から、所望
の動作プログラムを選択するようにした。しか
し、この選択手段は、バーコードリーダ9に限ら
ず、たとえばキーボードとしてもよい。この場合
は、オペレータによつて駆動制御手段10に所望
の動作プログラムを選択するための選択信号が与
えられる。
また、バーコード3に代えて光学的文字読取装
置用フオント(OCRフオント)を用い、バーコ
ードリーダ9の代わりに光学的文字読取装置
(OCR)を用いてもよい。
次に、第7図ないし第14図を参照して、工程
6、工程7、工程8、工程9、工程10および工程
12で用いられる加工手段11の具体例について、
一例を挙げてそれぞれ簡単に説明しておくことに
する。
第7図は、工程6で使用される釘打位置規定装
置を示す図であり、特に第7図Aは釘打位置規定
装置70の正面図、第7図Bは釘打位置規定部分
の拡大図を示す。図において、釘打位置規定装置
70は、板状部材2の載つた移動テーブル1(第
2図)を載せるためのベース71が設けられてい
る。このベース71には、移動テーブル1を予め
定められた位置に停止するように、たとえば溝が
切られている。ベース71上に対応して、押板7
3が配置されている。押板73は、ピストン74
と連結されている。ピストン74は、シリンダ7
5内部を上下する。この上下は油圧ポンプ76に
よつてなされる。押板73の下面には、転写ピン
77が下向きになるように、所定のゲージ原板7
8が固定される。それゆえ、押板73が下方に移
動すれば、ベース71上に載せられた板状部材2
に、釘打位置を規定する穴が形成される。
このように、板状部材2に予め釘打位置を規定
するための穴を形成するのは、次の理由による。
板状部材2の表面には、工程4(第1図参照)に
おいて、たとえばメラミンでできた化粧板2Aが
貼付けられる。それゆえ、この板状部材2の表面
に直接釘を打つ場合は、釘の先が滑つて釘の打込
まれる位置がずれやすかつたり、釘が勢いよく打
込むと、メラミン化粧板2Aにひび割れを生じる
等の不都合が起こる。それゆえ、これを防止する
ために予め穴を形成するのである。また、ゲージ
原板78により予め釘打位置を規定しておけば、
後述する釘打機の動作プログラムが簡略化される
(釘打機の動作プログラムにおいて、釘打位置を
規定するためのプログラムを省略できるから)と
いう利点もある。
第8図は、工程7(第1図参照)で用いられる
ルータマシンの一例の斜視図である。図におい
て、ルータマシン80は、水平ベース81と垂直
ベース82とを備え、水平ベース81上には移動
ベツド83が設けられ、垂直ベース82には移動
ヘツド84が設けられた構造となつている。移動
ベツド83は板状部材2が固定された移動テーブ
ル1を上に載せて、水平方向(X軸、Y軸方向)
に移動することができる。また、移動ヘツド84
には板状部材2の切断加工を行なうためのドリル
85が固定されていて、この移動ヘツド84は垂
直方向(Z軸方向)に移動することができる。そ
れゆえ移動ベツド83およびドリル85の固定さ
れた移動ヘツド84によつて、板状部材2は任意
の形状に切断加工される。なお、板状部材2をド
リル85で切断加工する際に生じる切り屑等は集
塵パイプ86によつて吸い上げられ、ごみが出な
いように工夫されている。
第8図に示すルータマシン80では、同時に最
大4枚の板状部材2を加工することが可能であ
る。なお、同時に加工できる枚数は、必要に応じ
て変えることができる。
第9図は、工程8で用いられる釘打機の一例を
示す正面図である。釘打機90は、釘タンク91
1を含む釘貯留供給機構91、釘の長さを選別す
るためのバイブレータ912を含む釘繰出機構9
2、釘打機構93、水平方向に摺動可能な作業台
94および各種操作スイツチ等が設けられた操作
パネル95を含む構成である。このような釘打機
90の詳細な構造および動作は、たとえば本願出
願人が既に出願した特願昭57−76094号に詳しく
記載されているので、ここでの詳細な説明は省略
する。なお、この釘打機90も、前述の各機械と
同様に、原則として駆動制御手段10によつてそ
の駆動が制御される。
第10図は、工程9で用いられる風車取付機の
一例を示す斜視図である。図において、移動ベツ
ド111は水平方向(X軸、Y軸方向)に移動可
能である。この移動ベツド111上に移動テーブ
ル1に固定された板状部材2が載せられ加工処理
がされる。風車取付機10には2種類のパーツフ
イーダが備えられている。1つは釘のパーツフイ
ーダ112であり、他は風車のパーツフイーダ1
13である。風車のパーツフイーダ113からは
風車(飾車)が順次送られる。この送られてきた
風車の中心に釘のパーツフイーダ112から順次
送られる釘が挿入され、板状部材2の所定の位置
に打込まれる。
第11図は、板状部材2の所定の位置に装飾部
材や入賞装置が配置される様子を示す斜視図であ
る。すなわち、板状部材2の可変表示部材取付孔
2aに対応して、装飾部材121が取付けられ
る。また、各入賞孔2bに対応して、入賞装置1
22や装飾付入賞装置123が配置される。この
配置は、たとえば、入賞装置配置用ロボツトによ
つて行なう。
第12図は、第11図に用いられた装飾付入賞
装置123の裏面側(取付面側)の一部を示す斜
視図である。第13A図および第13B図は、こ
の装飾付入賞装置123を板状部材2の表面に取
付ける手順を示す断面図である。図において、装
飾付入賞装置123の裏面側には、位置決めピン
123aが形成されている。また、板状部材2の
表面には、工程5(第1図参照)において、位置
決めピンと嵌合するピン孔2cが開けられてい
る。それゆえたとえば装飾付入賞装置123を板
状部材2の表面に配置する際に、位置決めピン1
23aとピン孔2cとが嵌合するように配置すれ
ば、装飾付入賞装置123の配置位置がずれるこ
となく、正確に配置することができる。
第14図は、この実施例の最終工程である工程
12において、入賞装置をビス止固定する様子を示
す斜視図である。ビス止は、たとえば自動ビス止
装置140によつて行なわれる。自動ビス止装置
140では、パーツフイーダ141から自動的に
ビスがドライバ142部分に送られてくる。すな
わち、ドライバ142を取囲む筒状体143の上
方から下方へビスが送られてくる。そして、送ら
れてきたビスは、筒状体143の先端部のビス押
え部分144で、ビスのねじ部が下方に向けられ
て押えられる。その押えられたビスはドライバ1
42の回転により所定の位置にねじ込まれる。
なお、この自動ビス止装置140も、前述した
各加工手段と同様に、バーコードに対応した動作
プログラムに従つて制御動作を行なう駆動制御手
段10によつて制御される。すなわち、板状部材
2の側面の一部に貼付されたバーコード3は、バ
ーコードリーダ9によつて読取られる。その読取
られたバーコードに対応の動作プログラムが選択
されるのである(第4図説明参照)。
第15図は、各加工手段および駆動制御手段が
組合わされて構成された遊技盤製造工程全体の一
例を示す斜視図である。図において、製造工程は
矢印150で示すように流れる。製造工程の流れ
に従つて、第15図の説明をする。
まず、部品倉庫151から遊技盤の材料となる
板状部材2が取出される。板状部材2は、前述の
ように、移動テーブル1上に固定され、バーコー
ド貼付機152によつて、その側面にバーコード
3が貼付けられる(第2図参照)。次に、バーコ
ード3は、バーコードリーダ9aで読取られ、そ
の読取られたバーコードに従つて化粧板貼付機1
53が板状部材2の表面に所定の化粧板を貼付け
る。さらに、多軸ボール板154が板状部材2の
表面に必要な孔、たとえば装飾部材のピンと嵌合
するピン孔2a等を形成する(第13図参照)。
次に、ゲージ原板自動倉庫155からバーコード
情報に対応して選択された動作プログラムに基づ
いて所定のゲージ原板が取出され、釘打位置規定
装置70によつて釘打位置が規定される。以上の
工程における化粧板貼付機153、多軸ボール板
154および釘打位置規定装置70は、端末制御
装置156によつて制御される。
次に工程が進むと、バーコードリーダ9bによ
つてバーコード3が読取られ、その読取られたバ
ーコードは端末制御装置157に与えられる。こ
の端末制御装置157はルータマシン80を制御
する。そして、ルータマシン80によつて板状部
材2は所定の形状にカツトされる。
次に、バーコードリーダ9cでバーコード3が
読取られ、読取られた情報は端末制御装置158
に与えられる。そして、この端末制御装置158
によつて釘打機90が制御され、板状部材2の表
面に釘が打たれる。
さらに、バーコードリーダ9dでバーコードが
読取られ、読取られたバーコードは端末制御装置
159に与えられる。そして、端末制御装置15
9は読取られたバーコードに従つて、所定のプロ
グラムを実行し、風車取付機110を駆動制御す
る。そして、板状部材2の表面には風車が取付け
られる。
次に板状部材2の表面には、装飾部材や入賞装
置等が配置される。この配置は、前述のように装
飾部材や入賞装置に形成されたピンと、遊技盤面
に形成されたピン孔とを嵌合し、所定の位置に正
確に配置される。
装飾部材や入賞装置が配置された板状部材2に
は、案内レールが取付けられる。そして、最後に
バーコードリーダ9eによつてバーコードが読取
られ、その読取られたバーコードは端末制御装置
160に与えられ、該端末制御装置160によつ
て自動ビス止装置140が制御され、所定の位置
にビスがねじ込まれて、装飾部材等が固定され
る。
このようにして製造された遊技盤は、製品自動
倉庫161に一時貯留され、次の工程に移され
る。
第15図に示す製造工程では、各端末制御装置
156,157,158,159および160
は、ホストコンピユータ200と伝送ライン20
1を介して接続されている。それゆえホストコン
ピユータ200によつて、この製造工程を総合管
理することができる。なお、このようなホストコ
ンピユータを用いず、各端末制御装置を独立した
制御装置として用いることもできる。
また、バーコードリーダ9a〜eは5個所に設
けられ、それぞれ読取つたバーコードを各端末制
御装置に与えるようにしているが、たとえば第1
番目のバーコードリーダ9aが読取つたバーコー
ドを、それぞれ端末制御装置156,157,1
58,159および160に与えるようにしても
よい。
第16図は、第15図に示す制御関係回路のブ
ロツク図である。第17図は、第16図に示すホ
ストコンピユータ200の一例であり、具体的な
斜視図である。第18図はホストコンピユータ2
00のプリンタ240から打出された印字内容の
一例を示す図である。第16図ないし第18図を
参照して、ホストコンピユータ200は、一般に
ホストCPU210を中心に、情報の表示等を行
なうデイスプレイ220、データ等の入力のため
のキーボード230およびデータ等の印字を行な
うプリンタ240を含む。キーボード230から
は各端末制御装置に制御データの修正や変更のた
めのデータを与えることができる。デイスプレイ
220には、たとえば第17図に示すように、各
加工手段別の製造台数等を表示することができ、
プリンタ240はその内容を印字できる。それゆ
え、各端末制御装置をこのようなホストコンピユ
ータ200で共通的に制御するようにすれば、遊
技盤製造工程の管理がより便利に行なえる。
[発明の効果] 本発明は、加工対象物である板状部材の形状が
遊技盤の種類にかかわらずほぼ一定であつたとし
ても遊技盤の種類を特定するために設けられた識
別体を読取ることにより加工せんとする遊技盤の
種類を選択して特定することができ、その動作プ
ログラムによつて加工手段が駆動制御されるの
で、製造すべき遊技盤の種類が頻繁に変更されて
も、それに伴つて動作プログラムも自動的に変更
され、加工機械を停止させてプログラムを人為的
にその都度変更しなければならないという繁雑さ
から解放される。しかも、読取り手段は加工対象
物の大きさや形状を読取るものではなく遊技盤の
種類を特定するために設けられた識別体を読取る
ものでよいために、比較的安価な読取手段であつ
ても正確に遊技盤を特定するための情報を読取る
ことが可能となり、遊技盤製造装置のコストの上
昇を極力押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例による遊技盤の
製造工程の流れを示すブロツク図である。第2図
は、移動テーブル1上に板状部材2が固定され、
板状部材2の一方端側面にバーコード3が貼付さ
れた状態を示す斜視図である。第3図は、バーコ
ード3の内容と、そのバーコード3に対応する遊
技盤の種類(機種)との関係を示す図である。第
4図は、この発明の一実施例の構成ブロツク図で
ある。第5図は、第4図に示すROM103の記
憶領域を示す図解図である。第6図は、第4図に
示す実施例の動作を説明するためのフロー図であ
る。第7図ないし第14図は、第4図に示す加工
手段11の具体的装置(機械)を示す図である。
第7図は、釘打位置規定装置、第8図はルータマ
シン、第9図は釘打機、第10図は風車取付機、
第14図は自動ビス止装置を示す。第15図は、
この発明の一実施例による遊技盤の製造工程全体
を示す斜視図である。第16図は、第15図に示
す制御系のブロツク図である。第17図はホスト
コンピユータの一例を示す斜視図である。第18
図はホストコンピユータのプリンタ240によつ
て打出された印字内容の一例を示す図である。 図において、2は板状部材、3はバーコード、
9はバーコードリーダ、10は駆動制御手段、1
1は加工手段、70は釘打位置規定装置、80は
ルータマシン、90は釘打機、110は風車取付
機、140は自動ビス止機、A,B,Cは複数の
異なる動作プログラムを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 板状部材を加工して、弾球遊技機の遊技盤の
    製造するための遊技盤製造装置であつて、 前記板状部材に遊技盤の種類に応じた複数種類
    の加工処理を行なうことが可能な加工手段と、 該加工手段を動作させるための複数種類の動作
    プログラムを記憶する記憶手段と、 前記加工対象物である板状部材に対応して設け
    られ、該板状部材を加工して製造すべき遊技盤の
    種類を特定可能な識別体と、 該識別体を読取る読取手段と、 該読取手段の読取情報に基づいて、前記記憶手
    段に記憶されている複数種類の動作プログラムの
    中から該当する動作プログラムを選択する選択手
    段と、 該選択手段により選択された動作プログラムに
    基づいて前記加工手段を駆動制御する駆動制御手
    段とを含むことを特徴とする、遊技盤製造装置。 2 前記識別体はその識別情報がバーコードで表
    わされ、前記読取手段は、バーコードリーダであ
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載
    の遊技盤製造装置。 3 前記識別体はその識別情報が光学的文字読取
    装置用フオントで表わされ、 前記読取手段は、光学的文字読取装置であるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の遊
    技盤製造装置。 4 前記識別体は、前記動作プログラムを選択す
    るための情報が表示されたシールであることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1項記載の遊技盤製
    造装置。 5 前記識別体は、前記動作プログラムを選択す
    るための情報を前記板状部材に印刷した印刷物で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記
    載の遊技盤製造装置。 6 前記識別体は、前記動作プログラムを選択す
    るための情報を符号化した凹凸を前記板状部材に
    施した凹凸状識別体であることを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項記載の遊技盤製造装置。 7 前記選択手段は、キーボードであることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1項記載の遊技盤製
    造装置。 8 前記加工手段は、前記板状部材を加工するた
    めのルータマシンであることを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載
    の遊技盤製造装置。 9 前記加工手段は、前記板状部材の表面に釘打
    ちを行なうための釘打機であることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれ
    かに記載の遊技盤製造装置。 10 前記加工手段は、前記板状部材の表面に風
    車を取付けるための風車取付機であることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項ないし第7項のい
    ずれかに記載の遊技盤製造装置。 11 前記加工手段は、前記板状部材の表面に入
    賞装置または装飾部材等を配置する入賞装置また
    は装飾部材等の配置機であることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに
    記載の遊技盤製造装置。 12 前記加工手段は、前記板状部材の表面に配
    置された入賞装置または装飾部材等をビス止めに
    より固定するビス止機であることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに
    記載の遊技盤製造装置。 13 前記加工手段は、ルータマシン、釘打機、
    風車取付機、入賞装置または装飾部材等の配置機
    およびビス止機のうち少なくとも2以上を含むこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項ないし第
    7項のいずれかに記載の遊技盤製造装置。 14 前記駆動制御手段は、前記2以上の機械に
    それぞれ対応して設けられた複数の駆動制御手段
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第13
    項記載の遊技盤製造装置。 15 前記駆動制御手段は、前記2以上の機械を
    共通的に制御する単一の駆動制御手段であること
    を特徴とする、特許請求の範囲第13項記載の遊
    技盤製造装置。
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