JPH0338269Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0338269Y2 JPH0338269Y2 JP10397586U JP10397586U JPH0338269Y2 JP H0338269 Y2 JPH0338269 Y2 JP H0338269Y2 JP 10397586 U JP10397586 U JP 10397586U JP 10397586 U JP10397586 U JP 10397586U JP H0338269 Y2 JPH0338269 Y2 JP H0338269Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pier
- cut
- bracket
- support pile
- sliding plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 6
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 229910000746 Structural steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、建築等の地下掘削工事にあたり構
築された山止め支持用の切粱と、同じく重機等が
稼動するように構築された桟橋の桟橋支持杭との
取合い構造に係り、さらにいえば桟橋支持杭が切
粱支持杭を兼ねられるように工夫した取合い構造
に関する。
築された山止め支持用の切粱と、同じく重機等が
稼動するように構築された桟橋の桟橋支持杭との
取合い構造に係り、さらにいえば桟橋支持杭が切
粱支持杭を兼ねられるように工夫した取合い構造
に関する。
従来の技術
建築等の地下掘削工事においては、第1図に示
したように山止め壁6を構築し、これを内側から
支持する切粱4を入れると共に、地上レベルに桟
橋7を構築し、該桟橋7上にはクラムシエルの如
き重機8を引込み地下掘削が行なわれている。
したように山止め壁6を構築し、これを内側から
支持する切粱4を入れると共に、地上レベルに桟
橋7を構築し、該桟橋7上にはクラムシエルの如
き重機8を引込み地下掘削が行なわれている。
従来、切粱4と桟橋7とは、本来の用途、機能
あるいは負荷される荷重の種類、大きさが異な
り、例えば切粱支持杭9は切粱4による荷重のみ
を受けるので比較的根入れは浅いが、他方桟橋支
持杭1の根入れは深く、かつ重機8の稼動に伴な
う横揺れが激しいという理由などから各々独立の
構造物として別々に構築されている。
あるいは負荷される荷重の種類、大きさが異な
り、例えば切粱支持杭9は切粱4による荷重のみ
を受けるので比較的根入れは浅いが、他方桟橋支
持杭1の根入れは深く、かつ重機8の稼動に伴な
う横揺れが激しいという理由などから各々独立の
構造物として別々に構築されている。
本考案が解決しようとする問題点
従来、切粱4と桟橋7とを各々独立の構造物と
して地下掘削部内において隣接する関係に別々に
構築しているため、切粱支持杭9と桟橋支持杭1
とが重複する形の存在となつた。このため、重複
する分だけコスト高となつたし、別々の構築であ
るため二重の手間がかかることは勿論のこと、お
互いに相手方の構築にじやまな存在となるなどし
て工期が延びるという問題点があつた。
して地下掘削部内において隣接する関係に別々に
構築しているため、切粱支持杭9と桟橋支持杭1
とが重複する形の存在となつた。このため、重複
する分だけコスト高となつたし、別々の構築であ
るため二重の手間がかかることは勿論のこと、お
互いに相手方の構築にじやまな存在となるなどし
て工期が延びるという問題点があつた。
問題点を解決するための手段
上記従来技術の問題点を解決するための手段と
して、この考案に係る桟橋支持杭と切粱との取合
い構造は、図面の第2図と第3図に実施例を示し
たとおり、 桟橋支持杭1の所定高さ位置にブラツケト2を
突設し、該ブラツケト2上に滑動板3を介して切
粱4をあずけ持たせた。また、切粱4上に滑動板
3を介して載置した押え枠5を前記ブラケツト2
と連結し切粱4を上下方向に拘束した構成とされ
ている。
して、この考案に係る桟橋支持杭と切粱との取合
い構造は、図面の第2図と第3図に実施例を示し
たとおり、 桟橋支持杭1の所定高さ位置にブラツケト2を
突設し、該ブラツケト2上に滑動板3を介して切
粱4をあずけ持たせた。また、切粱4上に滑動板
3を介して載置した押え枠5を前記ブラケツト2
と連結し切粱4を上下方向に拘束した構成とされ
ている。
作 用
切粱4は上下方向の移動をブラケツト2と押え
枠5とによつて拘束され、切粱4の鉛直荷重はブ
ラケツト2を通じて桟橋支持杭1に伝達し支持さ
れる。他方、桟橋支持杭1の横揺れは、滑動板3
が滑つて吸収し、切粱4には決して伝えない。従
つて、桟橋支持杭1が効果的に切粱支持杭9を兼
ねられ、相当箇所の切粱支持杭9を不要とするこ
とができるのである。
枠5とによつて拘束され、切粱4の鉛直荷重はブ
ラケツト2を通じて桟橋支持杭1に伝達し支持さ
れる。他方、桟橋支持杭1の横揺れは、滑動板3
が滑つて吸収し、切粱4には決して伝えない。従
つて、桟橋支持杭1が効果的に切粱支持杭9を兼
ねられ、相当箇所の切粱支持杭9を不要とするこ
とができるのである。
実施例
第2図と第3図は、第1図中に部として示し
たように桟橋支持杭1と切粱4とが近接して位置
する箇所での取合い構造を示している。
たように桟橋支持杭1と切粱4とが近接して位置
する箇所での取合い構造を示している。
即ち、桟橋支持杭1における切粱4の高さ位置
にブラケツト2が突設されている。ブラケツト2
は、桟橋支持杭1に基端を溶接した水平枠2aと
ほお杖2bとを組合せたもので、各々山形鋼(ア
ングル)が素材として使用されている。もつと
も、溝形鋼,工形鋼,H形鋼などを使用しても良
い。
にブラケツト2が突設されている。ブラケツト2
は、桟橋支持杭1に基端を溶接した水平枠2aと
ほお杖2bとを組合せたもので、各々山形鋼(ア
ングル)が素材として使用されている。もつと
も、溝形鋼,工形鋼,H形鋼などを使用しても良
い。
このブラケツト2の水平枠2a上には、例えば
ステンレス板にまさつ係数が小さいテフロンシー
ト等を貼付けステンレス板を重ねた構成の滑動板
3を敷き、その上に切粱4を載置してあずけ持た
せ、同切粱4の鉛直荷重はブラケツト2を介して
桟橋支持杭1で受ける構成とされている。
ステンレス板にまさつ係数が小さいテフロンシー
ト等を貼付けステンレス板を重ねた構成の滑動板
3を敷き、その上に切粱4を載置してあずけ持た
せ、同切粱4の鉛直荷重はブラケツト2を介して
桟橋支持杭1で受ける構成とされている。
また、切粱4の上面にも滑動板3を載せ、さら
にその上に載置した押え枠5が長ボルト10とナ
ツト11とによりブラケツト2の水平枠2aと強
固に連結され、切粱4の上方への移動を拘束する
構成とされている。押え枠5にも山形鋼が使用さ
れている。
にその上に載置した押え枠5が長ボルト10とナ
ツト11とによりブラケツト2の水平枠2aと強
固に連結され、切粱4の上方への移動を拘束する
構成とされている。押え枠5にも山形鋼が使用さ
れている。
かくして、切粱4の上下方向の移動はブラケツ
ト2と押え枠5とによつて確実に拘束され、その
鉛直荷重は桟橋支持杭1に伝えて処理される。ま
た、桟橋支持杭1に往々生ずる横揺れは、滑動板
3,3の滑りによつて吸収し切粱4には一切伝達
しない。従つて、桟橋支持杭1は切粱支持杭を良
く兼ねることができ、その場合に切粱4の補強等
の付隋的処理は一切無用である。
ト2と押え枠5とによつて確実に拘束され、その
鉛直荷重は桟橋支持杭1に伝えて処理される。ま
た、桟橋支持杭1に往々生ずる横揺れは、滑動板
3,3の滑りによつて吸収し切粱4には一切伝達
しない。従つて、桟橋支持杭1は切粱支持杭を良
く兼ねることができ、その場合に切粱4の補強等
の付隋的処理は一切無用である。
本考案が奏する効果
以上に実施例と併せて詳述したとおりであつ
て、この考案に係る切粱支持杭と切粱との取合い
構造によれば、桟橋支持杭1が切粱支持杭を兼ね
ることができ、その分だけ切粱支持杭9の本数を
減らすことができる。
て、この考案に係る切粱支持杭と切粱との取合い
構造によれば、桟橋支持杭1が切粱支持杭を兼ね
ることができ、その分だけ切粱支持杭9の本数を
減らすことができる。
従つて、切粱支持杭9の本数が減つた分だけ切
粱4の構築の手数が省け工期の短縮とコストダウ
ンが図れる。
粱4の構築の手数が省け工期の短縮とコストダウ
ンが図れる。
また、切粱支持杭9の本数が減つた分だけ地下
掘削部分のスペース的狭隘さから解放され、各種
の作業を効率よく行なうことができるのである。
掘削部分のスペース的狭隘さから解放され、各種
の作業を効率よく行なうことができるのである。
第1図は地下掘削部分の簡単化した平面図、第
2図と第3図はこの考案に係る桟橋支持杭と切粱
との取合い構造を示した立面図と平面図である。
2図と第3図はこの考案に係る桟橋支持杭と切粱
との取合い構造を示した立面図と平面図である。
Claims (1)
- 桟橋支持杭1の所定高さ位置にブラケツト2を
突設し、該ブラケツト2上に滑動板3を介して切
粱4をあずけ持たせ、切粱4上に滑動板3を介し
て載置した押え枠5を前記ブラツケト2と連結し
上下方向に拘束していることを特徴とする桟橋支
持杭と切粱との取り合い構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10397586U JPH0338269Y2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10397586U JPH0338269Y2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS639312U JPS639312U (ja) | 1988-01-21 |
JPH0338269Y2 true JPH0338269Y2 (ja) | 1991-08-13 |
Family
ID=30977035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10397586U Expired JPH0338269Y2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0338269Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6826957B2 (ja) * | 2017-06-26 | 2021-02-10 | 鹿島建設株式会社 | 支保工の設置方法 |
JP6714241B1 (ja) * | 2019-12-05 | 2020-06-24 | コミヤ工事有限会社 | 杭の打設方法 |
-
1986
- 1986-07-07 JP JP10397586U patent/JPH0338269Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS639312U (ja) | 1988-01-21 |
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