JPH0338197B2 - - Google Patents

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JPH0338197B2
JPH0338197B2 JP60026982A JP2698285A JPH0338197B2 JP H0338197 B2 JPH0338197 B2 JP H0338197B2 JP 60026982 A JP60026982 A JP 60026982A JP 2698285 A JP2698285 A JP 2698285A JP H0338197 B2 JPH0338197 B2 JP H0338197B2
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distance
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lifting platform
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Mitsuhiro Kishi
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Hikoma Seisakusho Co Ltd
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Hikoma Seisakusho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高所での作業のために作業員あるい
は資材を持ち上げたり、不要部材を降ろしたりす
るために用いる昇降装置に関し、特に一対の中段
ブームをX字形に軸支し、各中段ブームには軸方
向に伸縮する上段ブームと下段ブームを挿通さ
せ、かつ、中段ブームを持ち上げる一対の伸縮機
構に与える油圧を調整して昇降台を斜方向に自動
昇降できるようにすると共に斜方向昇降中に障害
物がある場合に、これを回避できるようにした昇
降装置に関する。
〔従来の技術〕
高速道路、ビル建設等の高所における組立て、
塗装、修理には昇降台を昇降させる昇降装置が用
いられ、この昇降台には作業員、資材を載せて持
ち上げたり、降下させていた。
この従来の昇降装置の概略を第1図により説明
すると、内部が中空の中段ブームA,Bはその中
心にて軸CによりX字形に回動自在に連結してあ
り、中段ブームA,Bの端面にはそれぞれ上段ブ
ームD,E、下段ブームF,Gがそれぞれ出没自
在に挿通してあり、上段ブームD,Eには昇降台
Iが連結してあり、下段ブームF,Gには基台H
が連結してある。この基台Hと軸Cの間には二等
辺三角形になるように一対の油圧シリンダJ,K
が介在させてある。
この構成において、昇降台Iを上昇させるには
まず、軸Cを油圧シリンダJ,Kで上昇させると
各上段ブームD,E、下段ブームF,Gは中段ブ
ームA,Bの開口端より引き出され、昇降台Iは
基台Hより離れて上方に向かつて上昇する。ここ
で、昇降台Iが基台Hに対して垂直方向に上昇す
るためには上段ブームD,E、下段ブームF,G
がそれぞれ中段ブームA,Bの開口端より引き出
される移動量lがいずれも常に同一でなければな
らず、このため各上段ブームD,E、下段ブーム
F,Gの移動量を規制する同調機構が設けられて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、中段ブームB、上段ブームE及び下
段ブームGの各長さの合計長さをaとし、中段ブ
ームA、上段ブームD及び下段ブームFの各長さ
の合計長をbとし、基台Hから昇降台Iまでの高
さをhとすると、第2図に示すような関係が成立
する。このように高さhまで上昇させた昇降台I
を横方向に一定の長さLだけ移動させる昇降装置
としては、特願昭52年124974号に記載されたもの
が概に提案されている。この昇降装置によれば、
一方のブームの長さを一定とし(この従来例で
は、長さa)、他方のブームの長さを短くする
(この従来例では、長さbから長さb1に短くする)
ことにより、作業台Iを距離Lだけ水平方向に移
動させることができる。しかしながら、かかる昇
降装置は、昇降台Iを距離Lだけ水平に移動させ
ると、昇降台Iの高さがh1となつてしまうという
問題があるほかに、最下位置と水平距離Lだけ移
動した位置との間で斜方向の昇降をすることがで
きず、さらには斜移動途中で、障害物があつた場
合にこれを回避するということは配慮されていな
かつた。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、
最下位置と所望上昇位置との間の斜方向の昇降を
可能にすると共に、斜昇降途中に障害物があると
きにこれを回避できるようにした昇降装置を提供
することにある。
〔問題を解決するための手段〕
上記問題点を解決した本発明の昇降装置は次の
如き原理に基づくものである。それでは、本発明
の昇降装置の原理を第3図及び第5図を用いて説
明する。その図においても第2図と同一事項には
同一の符号を付して説明することにする。ここ
で、Mは昇降台Iの長さであり、また、下段ブー
ムG,Fの軸支点距離でもある。
まず、昇降台Iを垂直にhだけ上昇させ、停止
させると、次式が成立する。すなわち、 a2=h2+M2、b2=h2+M2 ∴h2=a2−M2=b2−M2 ただし、 a=b ……(1) となる。
次に、昇降台Iを横方向にLだけ移動させると
次式が成立する。
すなわち、 aL2=h2+(M+L)2 bL2=h2+(M−L)2 ……(2) となる。この(2)式に(1)式を代入すると、 aL2=a2−M2+M2+2ML+L2 =a2+2ML+L2 bL2=a2−M2+M2+2ML+L2 =a2−2ML+L2 ……(3) となる。
そこで、上記第3式を基に距離Lを変数として
an、bn(ただし、nは任意の整数)を求め、これ
を基準とし、これに実際のブームの長さを一致さ
せるように制御すれば高さhを維持しつつ水平に
移動することができるのである。
すなわち、Lのうちの所定の微小な長さを△L
とし、第(3)式に代入すると、 a1=a2+2M△L+△L2 b1=a2−2M△L+△L2 を求め、これらを基準とし、その基準値に実際の
ブームの延量に一致させるように制御する。一致
したら、次いで△L+△L=2△Lを代入して a2 2=a2+2M(△L+△L)+(△L+△L)2 =a+4M△L+(2△L)2 b2 2=a2−2M(△L+△L)+(△L+△L)2 =a−4M△L+(2△L)2 を求め、これに実際のブームの長さを一致させ
る。さらに、△L+△L+△L=3△Lを代入
し、 a3 2=a2+2M(3△L)+(3△L)2 b3 2=a2−2M(3△L)+(3△L)2 を求め、これに実際のブームの長さを一致させ
る。そしてn番目のn△Lを第(3)式に代入する
と、 ao 2=a2+2Mo△L+(n△L)2 bo 2=a2−2Mo△L+(n△L)2 ……(4) となり、これに実際のブームの延量を一致させる
ように制御する。そしてΣ△L=Lとなつたとき
に停止させると、水平移動距離Lで停止すること
になる。
上述のことが垂直上昇してから水平移動する場
合の説明である。
次に、第4図を参照しながら、斜方向の昇降に
付いて説明する。△h1、△h2(=2△L)、△h3
(=3△L)、……、△L1、△L2(=2△L)、△
L3(=3△L)、……と分けて、これを次々と求
めて、ブームの延量をこれに一致させる。つま
り、 △a1 2=△h1 2+(M+△L12 △b1 2=△h1 2+(M−△L12 と求め、これと一致させ、次いで △a2 2=△h2 2+(M+△L22 △b2 2=△h2 2+(M−△L22 を求め、これに一致させる。このように次々と計
算する。そしてその計算式を一般的に表すと、 △ao 2=△ho 2+(M+△Lo2 △bo 2=△ho 2+(M−△Lo2 ……(5) となる。そして△hL=h=Σ△h、△LL=L=
Σ△Lとなつたときに停止すれば斜に上昇するこ
とになる。尚、下降させるときには、h−Σ△h
=0、L−Σ△L=0となつたときに停止すれば
よい。
それでは斜上昇中にその移動経路内に障害物が
あつたときに、その障害物を回避するときの動作
の理論的概念を第5図を用いて説明する。
まず、斜昇降の軌跡αの途中に高さhNの障害
物があつたとする。昇降台Iは、点Oから点Rま
で斜めに上昇する。このとき、障害物があること
に検出手段をもつて既に検出しており、障害物と
昇降台Iとが一定距離になるまでの点Rまでは図
示の如く昇降台Iは上昇する。そして点Rから点
S0までは障害物の距離が一定の関係をもつて上
昇していく。次いで、点S0から点Pまでは、そ
の傾きに従つて再度計算し直して上昇してゆき、
点Pで停止するという条件とする。
(イ) 点S0から点Pまでの斜上昇動作は上記第(5)
式に従つて上昇させればよい。
(ロ) 点Rから点S0までの上昇動作は、上記第(5)
式において線分Ou1、換言すれば△Lnの項が
一定であり、高さ△hの項だけを変数として第
(5)式に従つて上昇させてゆけばよい。
(ハ) 点S0から点Pまでブームの基準値を次の様
に計算すればよい。
δa0 2=(h−δh02+{M+(L−δL0)}2 δb0 2=(h−δh02+{M−(L−δL0)}2 δa1 2=(h−δh12+{M+(L−δL1)}2 δb1 2=(h−δh12+{M−(L−δL1)}2 δa2 2=(h−δh22+{M+(L−δL2)}2 δb2 2=(h−δh22+{M−(L−δL2)}2 : δao 2=(h−δho2+{M+(L−δLo)}2 δbo 2=(h−δho2+{M−(L−δLo)}2 というように計算する。ここでδL0、δh0はそれ
までの動作で求まつているのでδL1、δh1以降を
次のようにして求める。
δL1=δL0−△L δL2=δL0−2△L δL3=δL0−3△L : δLo=δL0−n△L また、tanθ=δh0/δL0だから、 δh1=δL1tanθ=δL1・δh0/δL0 δh2=δL2・δh0/δL0 δh3=δL3・δh0/δL0 : δho=δLo・δh0/δL0 となる。これらを上記式に代入すれば、ブーム
延量の基準値が求まるので、これをもつて、実
際のブーム延量を一致させれば障害物回避後の
補正処理制御動作をさせることができる。しか
して、δLo≒0となつたときに停止させれば、
点Pで停止することになる。
このような知見に基づき本発明の昇降装置は、
移動できる車体と、前記車体の上方に位置して上
下に昇降できる昇降台と、中央を回転自在に軸支
してX字形に組み合わせた一対の中段ブームと、
各中段ブームの長さ方向に対して移動し、それら
の下端が車体に連結された下段ブームと、各中段
ブームの長さ方向に対して移動し、それらの上端
が昇降台に連結された上段ブームとを有する昇降
装置において、 車体上における二つの間隔を置いた位置と中段
ブームとの間にハ字形に配置させられて、昇降台
を垂直方向および水平方向に移動させられる一対
の伸縮機構と、 上記上段、中段、下段のブームからなる伸縮ブ
ームのX字形の両方に取りつけられ、各伸縮ブー
ムの伸縮長さをそれぞれ測定して伸縮信号を得る
測長センサーと、 上記昇降台の水平移動方向となる前後に設けら
れ、障害物を検出する障害物センサーと、 前記障害物センサーからの検出信号から昇降台
から障害物までの距離データを算出する距離判別
装置と、 操作盤からの操作入力、測長センサーからの伸
縮データ、距離判別装置からの距離データを取込
み、操作入力により昇降動作をさせたときに、昇
降台を水平に保ちつつ当該昇降台を垂直、水平あ
るいは斜めに昇降動作させるため上記一対の伸縮
機構に供給する作動油を操作入力、上記各データ
を基に制御する制御装置とを備え、 前記制御装置は、車体からの高さと基準位置か
らの水平方向移動距離とを記憶できる記憶装置を
設けており、水平または斜め昇降動作を選択時に
は、前記記憶装置に対して高さまたは高さと水平
方向移動距離を記憶させ、以後水平移動時には当
該記憶高さを維持しつつ昇降台を水平移動させ、
あるいは当該記憶した水平位置と基準位置との間
で斜め昇降動させるとともに、前記距離判別装置
からの距離データが所定値よりも小さいときには
障害物を回避しつつ昇降移動させるよう上記一対
の伸縮機構に供給する作動油を記憶データ、距離
データおよび伸縮データを基に制御する構成とし
てなるものである。
〔作用〕
制御装置により上昇指令が出力されると作動油
が制御されて伸縮機構に供給される。このとき、
測長センサーからの検出信号同士を制御装置で比
較し、その制御結果が零となるように制御装置か
ら油圧回路が制御される。これにより伸縮機構の
伸縮量は同調することになる。
昇降台が所定の高さに達すると、制御装置から
作動油が停止されるので、作動油は回路中に閉じ
込まれて両伸縮機構が伸びたままとなる。このと
きの昇降台の高さが制御装置に記憶され、この高
さを基に水平移動距離に応じたブームの長さが求
められる。この求められた値に測長センサーから
の検出信号が一致するように、制御装置によつて
作動油が制御される。これにより、高さが維持さ
れたまま、昇降台は水平方向に移動することにな
る。
また、上記高さ及び水平距離が決定されると、
これらを基に制御装置が、第4図の説明のように
第(5)式の計算をして昇降台を斜上昇させる。ここ
で障害物センサーから障害物に信号を出力し、そ
の反射信号を障害物センサーで検出する。これら
検出した反射信号と予め送信する送信信号とから
距離判別装置で障害物までの距離データを得る。
この距離データが一定値より小さくなると、第5
図の説明の如き動作をして障害物を回避できるこ
とになる。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第6図は本発明に係る昇降装置の一実施例であ
つて、昇降機構を最下降させた状態を示す側面図
である。第7図は同昇降機構を最大限に伸張させ
た状態を示す側面図である。第8図は第7図にお
ける状態を示す背面図である。
図中の符号1はトラツクの車体で、車体1の前
後左右にはそれぞれ前輪2と後輪3が軸支してあ
り、前輪2の上部には運転室4が設けてあり、さ
らに、車体1の中央と後端の左右にはそれぞれア
ウトリガー5が固着してある。前記車体1の上面
には昇降機構6が載置してあり、昇降機構6の上
部には昇降台7が固着してあり、この昇降台7の
周囲には手摺り8が設けてある。前記昇降機構6
は4個の伸縮ブームから成り、それぞれの伸縮ブ
ームはそれぞれ中段ブーム10、下段ブーム1
1、上段ブーム12より構成してある。2個1組
としたそれぞれの中段ブーム10の中央は連結軸
13によつてX字形に回動自在となるように軸結
してあり、下段ブーム11と上段ブーム12の各
先端には連結片14,15がそれぞれ固着してあ
り、連結片14は車体1上に固定した固定片16
とピンにより回動自在に連結してあり、連結片1
5は昇降台7の下面に固定した固定片17とピン
により回動自在に連結してある。
この固定片16の間隔と固定片17の間隔は同
一としてあり、伸縮ブームがX字形に伸長しても
車体1と昇降台7は平行になるように構成してあ
る。前記2個1組となつた中段ブーム10はその
2組が間隔を置いて平行に配置してあり、各組の
内側の中段ブーム10はその中央で作動軸18に
よつて連結してあり、作動軸18と連結軸13の
軸線は一直線となるように配置させてある。前記
車体1の固定片16に接近した両位置と作動軸1
8の間には、伸縮機構としてそれぞれ油圧シリン
ダ19,20が配置してあり、両油圧シリンダ1
9,20は作動軸18を頂点として二等辺三角形
に成るように配置してある。尚、中段ブーム1
0,10には、ブームの長さを測定する測長セン
サー21,22が設けられている。測長センサー
21,22はデジタル回転計を内蔵し、その回転
軸には、帯状体23が巻回されると共に帯状体2
3を巻き込むゼンマイばねが設けられており、そ
の帯状体23の一端が下段ブーム11の連結片1
4に係合した構成を有し、巻尺の如く帯状体23
が進退するようにしたものである。また、24,
25は障害物を検出するための検出用センサーで
あり、昇降台8の前後に固定されており、それぞ
れ送信用(T)、受信用(R)の要素から成る。
次に、第9図、第10図は前述の伸縮ブーム、
すなわち中段ブーム10の内部構造を示すもの
で、中段ブーム10は薄肉鋼板を折曲げてその長
さ方向に中空の断面ロ字形をした構造をしてお
り、この中段ブーム10の一端からは下段ブーム
11が摺動自在に挿通してある。この下段ブーム
11は薄肉鋼板を折曲げた断面中空のロ字形をし
ており、この下段ブーム11内には中段ブーム1
0の他の開口端から挿入された上段ブーム12が
摺動自在に挿通してある。
そして中段ブーム10の両端には扇形をした軸
支片26,27がそれぞれ固着してあり、この軸
支片26,27にはそれぞれ一対のガイドローラ
ー28,29が回転自在に軸支してあり、ガイド
ローラー28は下段ブーム11の両側面に、ガイ
ドローラー29は上段ブーム12の両側面にそれ
ぞれ接触させてある。また、中段ブーム10の軸
支片26に接近した端部にはギアボツクス30が
固着してあり、このギアボツクス30内には2個
のスプロケツトホイール31,32が軸支してあ
る。前記下段ブーム11の先端(中段ブーム10
内の最奥位置)と上段ブーム12の先端の間はチ
エーン33によつて連結してあり、このチエーン
33は前記スプロケツトホイール31,32の外
周にS字形となるように巻回してある。このチエ
ーン33によつて下段ブーム11と上段ブーム1
2とはその伸縮量が協調され、中段ブーム10か
ら下段ブーム11と上段ブーム12とは同一伸縮
量によつて出没することになる。
また、第10図は中段ブーム10の中央の断面
を示したものである。測長センサー21,22
は、デジタル回転計34の回転軸35に帯状体2
3を巻回し、かつ回転軸35に前記帯状体23を
巻き取るためのゼンマイばね36が設けられて構
成されている。一方、中段ブーム10の中央外周
にはそれぞれ帯状の保持体37が巻付けて固着し
てあり、一方の保持体37の側面には円柱形をし
た連結軸13が固着してあり、他方の保持体37
にはねじ38で固定した係合片39が固定してあ
り、係合片39は連結軸13の外周に形成した係
合溝40に嵌合させてあることにより、2つの中
段ブーム10はX字形に連結されると共にその回
動は自由に維持される。そして、一方の中段ブー
ム10の保持体37の連結軸13と反対側には支
軸41が突起させてあり、この支軸41には前記
作動軸18が連結してある。
第11図は本発明の一実施例である油圧制御系
及び障害物検出系の概略構成を示す系統図であ
る。この図では、運転室4など制御系に関係の無
い部分に付いては省略してある。障害物検出セン
サー24,25は昇降台7の前後の検出に望まし
い位置関係で取付けられており、これらセンサー
24,25は距離判別装置45に接続されてい
る。距離判別装置45は、センサー24又は25
のいずれかを選択するための切換器46とセンサ
ー24,25に信号を与えると共にセンサー2
4,25が受信した反射信号を取込み、障害物ま
での距離を算出する処理装置47とから成り、処
理装置47からその距離データ48及び一定距離
内に入つたことを知らせる警報データ49が出力
できるようになつている。これらデータ48及び
49と、中段ブーム10に取付けられて、ブーム
の伸長量を測定できる測長センサー21,22か
らの検出信号とは、制御装置50に取込まれる。
制御装置50は、各種情報を取り込み、これらの
演算処理を実行して制御信号を出力する処理部5
1と、所定のデータ等を記憶する記憶部52と、
外部操作盤53とから成る。制御装置50からの
制御信号は、油圧回路54の第一油圧制御部55
と、第二油圧制御部56と、距離判別装置45の
切換器46とにそれぞれ与えられる。第一油圧制
御部55及び第二油圧制御部56で制御される圧
力油は、油圧シリンダ19,20との間に流出入
するようになつている。
第12図は同油圧制御系の詳細構成を示す系統
図である。エンジン57の出力はポンプ58に伝
えられており、ポンプ58の吸入側は圧力油を満
したタンク59に導通してあり、ポンプ58の吐
出側には切換弁60,61に接続してある。切換
弁60,61は三つの位置を高速に切換えること
のできる電磁弁であり、これらはそれぞれ二つの
油路62,63,64,65が接続してあり、油
路62,64には油圧シリンダ19,20の作動
側が接続してあり、油路63,65には逆止弁6
6,68と制御弁67,69の並列回路を介して
シリンダ19,20の動作側が接続してある。
制御装置50の処理部51は、各種演算処理を
行うマイクロプロセツユニツト(MPU)70と、
所定のプログラム等を記憶しているリードオンリ
メモリ(ROM)71と処理プログラム等を記憶
するランダムアクセスメモリ(RAM)72と、
測長センサー21,22からの検出信号を取込む
と共に、距離判別装置45からのデータ48,4
9を取込み、かつ切換器46に切換信号を与える
デジタル入出力部(DIO)73と、操作盤53か
らの信号を取り込むと共に操作盤53の表示部を
点灯表示するためのデジタル入出力部(DIO)7
4と、切換弁60,61を切換る制御信号を出力
するデジタル出力部(DO)75と、各種の消去
してはならないデータ等を記憶するバツクアツプ
RAM(Bu−RAM)52と、MPU70、ROM7
1、RAM72、ADC73、Bu−RAM52、
DIO74及びDO75を接続するバスライン76
とから成る。また、記憶部52は、処理部51の
バツクアツプRAMを兼用している。
操作盤53には、上昇用スイツチ80、下降用
スイツチ81、水平移動用で前方移動スイツチ8
2、同水平移動用で後方移動スイツチ83、高さ
及び水平距離記憶用スイツチ85、手動操作
(M)か、自動動作(A)かを選択するスイツチ85、
自動動作を開始させるスタートスイツチ86、自
動動作を途中停止させるストツプスイツチ87が
設けられており、これらは処理部51のDIO74
に接続してある。
第13図は距離判別装置45の一実施例を示す
ブロツク図である。切換器46は、切換回路8
8,89と、切換制御回路90とから成り、切換
制御信号を切換制御回路90が取込むと、その信
号に応じてセンサー24(R、T)又は25
(R、T)のいずれか一方が処理装置47のマイ
クロ波回路91に接続される。処理装置47は、
マイクロ波回路91と、変調発振器92と、マイ
クロ波回路91及び変調発振器92からの信号を
取込み所定の測長信号に変換するアナログ処理部
93と、アナログ処理部93からの信号により障
害物までの距離を演算して距離データ48を得る
と共に、これが一定の値になつたときに出力する
警報データ49を得るための演算判定部94とか
ら成る。またマイクロ波回路91は送信部95と
受信部96とを備えている。
次に本実施例の作用を説明する。
まず、車体1に取り付けたエンジン57を作動
し、このエンジン57によりポンプ57を駆動し
て油圧を発生させる。この油圧は切換弁60,6
1に伝えられるが、切換弁60,61が静止の状
態のときには油圧は図示しない回路により油タン
ク59に回収される。
次に、第14図のフローチヤートを用いて動作
説明をする。
第14図は選択スイツチ80を手動操作に選択
した場合の動作説明である。
ステツプ100でプログラムが起動される。ステ
ツプ101で、操作盤53の上昇用スイツチ80が
オンされると、ステツプ102へ移る。ステツプ102
では、DIO74がこれを取り込み、MPU70に
与えると、MPU70よりDO75を介して切換
弁60,61に上昇用の制御信号が出力される。
これにより、油路62,64を介して油圧シリン
ダ19,20に油圧を加えて、両油圧シリンダ1
9,20内に圧力油を供給する。ステツプ103で
は測長センサー21,22からの信号をDIO73
を介してMPU70に取込み、ここでブームの実
際の長さを計算し、これをBu−RAM52に記憶
させる。
ステツプ104では、前記取込んだ測長センサー
21,22からの信号を比較し、その比較結果に
偏差があるときには、その偏差に応じた制御信号
を一方の切換弁60又は61に出力する。ステツ
プ105では切換弁60,61を切換え制御して、
その偏差がなくなるように所定の油量が油圧シリ
ンダ19又は20供給されることになる。これに
より、両油圧シリンダ19,20に圧力油が供給
されて油圧シリンダ19は伸びると同時に油圧シ
リンダ20は油圧シリンダ19と同調して伸張す
る。油圧シリンダ19,20により排出された圧
力油は制御弁67,69を通つて油タンク59に
回収される。この油圧シリンダ19,20が作動
してそれらのシリンダロツドが突出されると中段
ブーム10は上方に持ち上げられ、これに伴つて
下段ブーム11と上段ブーム12は中段ブーム1
0により抜き出されることになるが、下段ブーム
11と上段ブーム12とはチエーン33で連結さ
れているので、下段ブーム11が中段ブーム10
より抜け出ると下段ブーム11の先端に固着した
チエーン33はスプロケツトホイール28,29
を回転させながら移動し、このチエーン33の移
動で上段ブーム12の下端は引張られ、上段ブー
ム12は中段ブーム10の上端開口より引き出さ
れることになる。しかも、チエーン33は伸びな
いために下段ブーム11と上段ブーム12の抜け
出す量は同一となり、2個1組となつたそれぞれ
の下段ブーム11と上段ブーム12の伸張量は一
致し、中段ブーム10は連結軸13を中心にX字
形になるように回転して昇降台7を持ち上げる。
この油圧シリンダ19,20による中段ブーム1
0の押上において、油圧シリンダ19,20はい
ずれも連結軸13を中心に二等辺三角形になるよ
うに配置してあるため、各シリンダロツドの伸張
量が同一であれば連結軸13は常に車体1に対し
て垂直方向に上昇することになる。両油圧シリン
ダ19,20はいずれもその伸張量が同一となる
よう同調しており、シリンダロツドの伸びはいず
れの時点でも同一量となる。この移動量の関係を
第15図で説明すると、両油圧シリンダ19,2
0の各伸び量Wはいずれも同一であり、連結軸1
3を一直線方向に上昇させており、下段ブーム1
1、上段ブーム12の押出量Zはいずれも同じと
なり、全ブーム11,12はその移動量に同期が
とられることになる。
ステツプ106ではこのように両油圧シリンダ1
9,20を制御することにより、昇降台7が所定
の高さhに達したか否かを操作者が判定し、達し
ないときにはステツプ101戻り、達したときには
上昇スイツチ81を停止する(ステツプ107)。こ
れにより切換弁60,61は中立位置に復帰し、
各油圧シリンダ19,20は伸長した状態のまま
油圧回路が閉鎖されその位置に保持されるため昇
降台7は下降しない(ステツプ108)。所定の高さ
で停止させたときに、ステツプ109で測長センサ
ー21,22の検出信号と上記(1)式により高さh
をMPU70で求め、これをBu−RAM52に記
憶させる。このとき次から自動動作したい場合に
は、記憶用スイツチ84を押せばよい。
ステツプ110では、次に、水平移動用前方移動
スイツチ82を押すとステツプ111に移り、第(3)
式を基に、ao、boがMPU70により刻々と計算
され、その値をBu−RAM52に記憶する。
ステツプ112では、上述の求めたao、boに測長
センサー21,22からの検出信号が一致するよ
うにDO75を介して切換弁60,61に制御信
号が与えられ、ここで、ao、boと検出信号との比
較がなされて、不一致の場合は一致となるまでス
テツプ112が繰返される。ステツプ113では、所定
の水平距離Lまで昇降台7が移動したか判定し移
動していないときには再びステツプ110に戻り、
移動しているときにはステツプ114に移る。ステ
ツプ114ではスイツチ83を停止とし、ステツプ
115では昇降台7の水平移動を停止し、この距離
Lを記憶用スイツチ84を押すことによりBu−
RAM52に記憶させる。
ステツプ116では水平移動用後方移動スイツチ
83を押すと、Bu−RAM52に記憶された値を
逆に読み出してきて、それを基準に測長センサー
21,22からの検出信号が一致するように切換
弁60,61を制御する。ステツプ117では距離
Lだけ、つまり元の位置まで昇降台7が移動した
か判定し、移動したときはステツプ118に移り停
止し、移動していないときにはステツプ116に移
る。次に、ステツプ118では下降用スイツチ81
を押すと、ステツプ119では、DO75より切換
弁60,61に制御信号が出力される。これによ
り、切換弁60,61が逆方向に切換わり、ポン
プ58からの圧力油は油路63,65、逆止弁6
0,68を経て油圧シリンダ19,20に注入さ
れ、油圧シリンダ19,20は縮小する。油圧シ
リンダ19,20により排出された作動油は油路
62,64より油タンク59に戻る。この両油圧
シリンダ19,20の縮小作動時においても、
MPU70により同期がとられているため両油圧
シリンダ19,20の縮小量は同調し、中段ブー
ム10の連結軸13は車体3に対して垂直に下降
する。ステツプ120で最下端に達していなければ
ステツプ118に戻り、達していればステツプ121に
移る。ステツプ121で全て停止状態とし、本ルー
チンを終了する。
第16図は自動操作を説明するために示すフロ
ーチヤートである。第16図では斜方向の上昇の
みを説明し、下降に付いてはBu−RAM52等に
記憶してある上昇時のデータを用いて動作させれ
ばよいので省略する。スイツチ85が自動選択さ
れ、スタートスイツチ86が押されるとプログラ
ムが起動する(ステツプ200)。まず斜上昇が表示
され(ステツプ201)、ステツプ202ではH及びL
から適当な小さな値の△H及び△Lが決定され
る。ステツプ203では、第(5)式より△ao、△bo
求められる。次のステツプ204では、測長センサ
ー21,22からの検出信号が取込まれる。次の
ステツプ205では、上記求めた△ao、△boを基準
とし、これと、検出信号とを比較し、その偏差に
応じた制御信号を油圧回路54の切換弁60,6
1に与える。ステツプ206では、切換弁60,6
1を開閉制御した結果、上記偏差が零となつたか
判定し、零でないときはステツプ204に移つて再
びステツプ204以下の処理をするが、零のときは
ステツプ207に移る。ステツプ207に移ると距離判
別装置45から警報データ49が入力されている
か否かを判定し、入力されていなければ障害物が
ないのでステツプ208に移る。ステツプ208では、
Σ△h=h、Σ△L=Lになつたか判定し、Σ△
h≠h、Σ△L≠Lのときはステツプ203に移り、
再びこのステツプ以下の動作をするが、Σ△h=
h、Σ△L=Lとなつたときはステツプ209に移
り、切換弁60,61を中立位置にして昇降台7
を停止させる。これにより圧力油が油圧回路中に
封じ込められて、昇降台7は高さh、水平移動距
離Lの位置で停止することになり、処理フローは
終了する(ステツプ210)。
一方、ステツプ207で警報信号49が有ると判
定されると、ステツプ211に移り、障害物回避制
御がなされる。このステツプ211は第5図の点R
から点S0までの説明の通りにブームの基準延び
量△ao、△boを求め、これに実際のブームの長さ
を一致させる制御をするが、詳細は後述する。
ついで、ステツプ212で障害物が無くなつたと
判定されると(警報信号49がなくなつた)、ス
テツプ213の補正処理制御がなされる。このステ
ツプ213は、第5図の点S0から点Pまでの動作を
させることになる(第5図の説明(ハ)項参照)。す
なわち第(6)式を用いてδao、δboというブームの延
量の基準値を次々と求め、これらに実際のブーム
の長さ(測長センサー21,22からの検出信
号)が一致するように制御するのである。そして
点Pに達したときにステツプ209に移り、昇降台
7の移動を停止する。
第17図は上記処理フローにより動く昇降台の
軌跡を示す説明図である。
図において、領域Xはステツプ201〜207の動作
により昇降台7が斜上昇していることを示してい
る。領域Yはステツプ211の障害物の回避制御に
より昇降台7が垂直上昇していることを示す。そ
して点Vで障害物がないと判定(ステツプ211に
相当)されるとステツプ213の補正処理制御によ
り昇降台7は再び斜上昇することになることを示
している。この場合、当然斜方向の傾斜は補正さ
れた値となることはいうまでもない。
それでは、障害物回避制御について第11図〜
第13図、第18図を参照しながら説明する。
MPU70により“自動操作”、“前方移動”と
判定されると切換信号がDIO73から距離判別装
置45の切換制御回路90に与えられる。これに
より切換制御回路90から切換回路88,89に
信号が与えられて、センサー24がマイクロ波回
路91に接続される。センサー24,25はマイ
クロ波用アンテナで充分なる指向性を有してお
り、送信アンテナ24T,25Tと、受信アンテ
ナ24R,25Rとからなつている。変調発振器
92から一定周期の変調波が出力されてマイクロ
波回路91の送信部95と、アナログ処理部93
に与えられている。送信部95からは一定周期の
変調波で変調されたマイクロ波が出力され、アン
テナ24Tに与えられる。アンテナ24Tから放
射されたマイクロ波は障害物に当り反射されてく
るので、これをアンテナ24Rで受信し、受信部
96に与える。受信部96では、その受信波を復
調してアナログ処理部93に与える。アナログ処
理部93は、障害物までの距離に相当した信号に
変換し、演算判定部94に与える。演算判定部9
4は測定距離が一定距離範囲l0<l<l1に入つて
いると警報データ49を出力できると共に、障害
物までの距離データ48を出力できる。
ここで、領域X内で斜上昇をしてきた昇降台7
が点Wの位置にくると、距離判別装置45が障害
物までの距離lが一定範囲l0<l<l1内に入つた
として警報データ49を出力する。するとy1点で
MPU70は距離データ48(l)をDIO73を介し
て取込み、l≧lcか否かを判定する。l≧lcなら
ば一定高さ△hcだけ昇降台を上昇させる。
y2点で再び距離データ48(l)をMPU70に取
込みl≧lcかを判定すれば、l≧lcであるので再
び昇降台7を△hcだけ上昇させる。
y3点で、MPU70に距離データ48(l)を取込
み、l≧lcかを判定するが、この点ではl<lc
なるので、まず昇降台7を△hcだけ上昇させる。
y4点以降もl≧lcと判定されたなら△hcだけ上
昇させ、l<lcと判定されたなら△Lcだけ水平移
動(前方移動は後限、後方移動は前進)させてか
ら△hcだけ上昇させることを繰り返して制御す
る。
このように、△hc、△Lcを適当な値に選び、y
点で判定するようにすれば、障害物を回避できる
ことになる。
この実施例では、距離判別装置45はマイクロ
波を利用したものであるが、これに限らず、超音
波、レーザー光線等を利用するものであつてもよ
い。尚、デジタルスイツチ等を用いて高さh、水
平距離Lをあらかじめ設定してあれば、上記(5)式
を用いて△ao、△boを求めてこれらを基準とし、
これらに測長センサー21,22からの検出信号
が一致するように切換弁60,61に制御信号5
0をもつて制御すれば、いちいち上昇、水平移動
をする必要がなく、昇降台7は斜めに昇降できる
ことになり、このときも障害物回避ができること
になる。
上記実施例では、切換弁60,61にはパルス
状に開閉可能なものを使用したので、移動量の微
調整が容易である。また、測長センサー21,2
2は、アナログ式のものであつてもよく、このと
きはDIO73に代えてアナログデジタル変換器に
その検出信号を入力する。
〔発明の効果〕
本発明は、以上したように、垂直上昇して所望
の高さに達したときに昇降台の車体からの高さを
記憶し、当該高さを維持しつつ昇降台を水平に保
ちながら水平方向に移動でき、しかも所望とする
水平位置に達したときにこの水平移動距離を記憶
させ、以後前記記憶値を基に当該記憶位置と基準
位置の間で斜め移動ができるとともに、斜め移動
中に障害物があればこれを回避して移動できる効
果がある。
また、本発明は、斜め昇降が可能になるので、
荷物の上げ下ろし等の時間が短縮されることにな
る。
さらに、本発明は、障害物を検出しながら、昇
降できるので、運転が安全に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の昇降装置の概略を示す説明図、
第2図は従来の昇降装置の動作を説明するために
示す模式図、第3図乃至第5図は本発明の原理を
説明するために示す模式図、第6図は昇降機構を
最下降させた状態を示す昇降装置の一実施例を示
す側面図、第7図は同上の昇降機構を最大限に伸
張させた状態を示す側面図、第8図は第7図にお
ける状態の背面図、第9図は中段ブームの内部を
示す側断面図、第10図は作動軸付近における中
段ブームの縦断面図、第11図は本発明の昇降装
置の一実施例であつて制御系を示す系統図、第1
2図は第11図を詳細に示す系統図、第13図は
第11図の距離判別装置の詳細を示す系統図、第
14図は制御系の手動動作を説明するために示す
フローチヤート、第15図は昇降機構と油圧伸縮
機構の関連を示す模示図、第16図は制御系の自
動動作を説明するために示すフローチヤート、第
17図は同実施例の動作説明図、第18図は障害
物回避動作例を示す説明図である。 1……車体、6……昇降装置、7……昇降台、
10……中段ブーム、11……下段ブーム、12
……上段ブーム、19,20……油圧シリンダ、
21,22……測長センサー、24,25……障
害物検出センサー、45……距離判別装置、50
……制御装置、54……油圧回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 移動できる車体と、前記車体の上方に位置し
    て上下に昇降できる昇降台と、中央を回転自在に
    軸支してX字形に組み合わせた一対の中段ブーム
    と、各中段ブームの長さ方向に対して移動し、そ
    れらの下端が車体に連結された下段ブームと、各
    中段ブームの長さ方向に対して移動し、それらの
    上端が昇降台に連結された上段ブームとを有する
    昇降装置において、 車体上における二つの間隔を置いた位置と中段
    ブームとの間にハ字形に配置させられて、昇降台
    を垂直方向および水平方向に移動させられる一対
    の伸縮機構と、 上記上段、中段、下段のブームからなる伸縮ブ
    ームのX字形の両方に取りつけられ、各伸縮ブー
    ムの伸縮長さをそれぞれ測定して伸縮信号を得る
    測長センサーと、 上記昇降台の水平移動方向となる前後に設けら
    れ、障害物を検出する障害物センサーと、 前記障害物センサーからの検出信号から昇降台
    から障害物までの距離データを算出する距離判別
    装置と、 操作盤からの操作入力、測長センサーからの伸
    縮データ、距離判別装置からの距離データを取込
    み、操作入力により昇降動作をさせたときに、昇
    降台を水平に保ちつつ当該昇降台を垂直、水平あ
    るいは斜めに昇降動作させるため上記一対の伸縮
    機構に供給する作動油を操作入力、上記各データ
    を基に制御する制御装置とを備え、 前記制御装置は、車体からの高さと基準位置か
    らの水平方向移動距離とを記憶できる記憶装置を
    設けており、水平または斜め昇降動作を選択時に
    は、前記記憶装置に対して高さまたは高さと水平
    方向移動距離を記憶させ、以後水平移動時には当
    該記憶高さを維持しつつ昇降台を水平移動させ、
    あるいは当該記憶した水平位置と基準位置との間
    で斜め昇降動させるとともに、前記距離判別装置
    からの距離データが所定値よりも小さいときには
    障害物を回避しつつ昇降移動させるよう上記一対
    の伸縮機構に供給する作動油を記憶データ、距離
    データおよび伸縮データを基に制御する構成とし
    てなることを特徴とする昇降装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58177900A (ja) * 1982-04-14 1983-10-18 極東開発工業株式会社 高所作業車におけるブ−ム端作業台の移動装置
JPS6019696A (ja) * 1983-07-09 1985-01-31 株式会社彦間製作所 昇降装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58177900A (ja) * 1982-04-14 1983-10-18 極東開発工業株式会社 高所作業車におけるブ−ム端作業台の移動装置
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