JPH0337933Y2 - - Google Patents

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JPH0337933Y2
JPH0337933Y2 JP15683786U JP15683786U JPH0337933Y2 JP H0337933 Y2 JPH0337933 Y2 JP H0337933Y2 JP 15683786 U JP15683786 U JP 15683786U JP 15683786 U JP15683786 U JP 15683786U JP H0337933 Y2 JPH0337933 Y2 JP H0337933Y2
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JP
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valve
mold clamping
mold
cylinder
ram
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は射出成形機に用いられる複動式の型
締装置に関するものある。
〔従来の技術〕
金型の高速開閉を行うために、型締シリンダの
後端から型締ラムの内部にブースタラムを挿入し
た複動式の型締装置は周知である。
この種の型締装置では、型締ラムの型閉じ方向
への移動に伴つて、型締シリンダ内が負圧となら
ないように、別に設けたタンクの圧油が型締シリ
ンダに補給できるようになつている。また型閉じ
後における型締ラムの加圧は、ブースタラムから
型締シリンダ内に圧送された圧油により行つてい
る。そのため油通路とブースタラム側の流通孔を
交互に開閉するプレフイルバルブが、ブースタラ
ムの周囲に摺動自在に嵌合してあり、このプレフ
イルバルブを前後に移動して、流通路と上記流通
孔の開閉を交互に行つている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記プレフイルバルブの前進移動を型閉じ後に
ブースタラムからの圧油により行い、更にその圧
油をプレフイルバルブの後方から前方に送り込ん
で型締を行う構造の装置では、ブースタラムから
の圧油の全量がプレフイルバルブに作用し、高速
でプレフイルバルブが弁座に当る結果、その時の
シヨツクでプレフイルバルブが僅かに戻り、その
間、型締のための圧油が油通路に流出して型締力
が低下するとされ、この問題点を解決する手段と
して、実公昭61−12095号公報に記載されている
装置が提案されている。
この改良された従来技術は、プレフイルバルブ
の後部内側に間隙を設け、その間隙からプレフイ
ルバルブに作用しているブースタラムからの圧油
の一部を排出させて、プレフイルバルブの速度を
ストローク途中から減速している。
上記ストローク途中からの減速は緩衝効果を呈
するものであるが、ブースタラムからの圧油の排
出によつて、型閉位置にある型締ラムに対する油
圧力が一時的に低下する新たな問題が生ずる。
特に金型内に型開方向に付勢するスプリングが
ある場合には、一旦型開されてしまい、再度型締
する必要があり、成形サイクルが長くなる他、イ
ンサート物がある場合などは脱落、ずれなどを生
じることもあり、金型を破損する虞れがあつた。
この考案は上記従来の問題点を解決するために
考えられたものであつて、その目的はプレフイル
バルブをストローク途中から減速しても型締ラム
に対する油圧力に何等変化することがない新たな
構造の型締装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段〕 上記目的によるこの考案は、可動盤と共に進退
移動して金型を開閉する型締ラムの内部に、型締
シリンダの後端からブースタラムを挿入し、流通
孔を穿設したブースタラム基部の周囲に、通孔を
軸方向に貫設したプレフイルバルブを進退自在に
挿嵌し、プレフイルバルブの内側に上記流通孔と
接続したバルブ前進用油室を形成するとともに、
プレフイルバルブの外側と型締シリンダの後部シ
リンダとの間にバルブ後退用油室を形成した型締
装置において、上記ブースタラムの基端部に高圧
切換シリンダを設け、この高圧切換シリンダと上
記バルブ前進用油室にわたり円筒形の高圧切換バ
ルブをブースタラムに挿嵌して設け、これにより
従来の問題点を解決してなる。
〔作用〕
上記構造では、バルブ後退用油室と高圧切換シ
リンダとに油圧力を加えた状態において、ブース
タラムに圧油を供給すると、型締ラムが高速前進
して型閉じを行う。
型閉後、上記バルブ後退用油室の油圧力を除く
と、ブースタラムの圧油がバルブ前進用油室に作
用して、プレフイルバルブが前進移動する。この
プレフイルバルブが油通路を閉鎖する直前まで移
動したときに、高圧切換シリンダの油圧力を除く
と、バルブ前進用油室の油圧力により高圧力切換
バルブが後退してプレフイルバルブに作用する油
圧力が低下し、減速状態にて閉鎖を行う。この閉
鎖とほぼ同時に高圧切換バルブの後退によりバル
ブ前進用油室がプレフイルバルブの後部内にて開
かれ、圧油がプレフイルバルブ通孔より型締シリ
ンダ内に圧送されて、そこに型締作用が生ずる。
この考案を図面に示す実施例により更に詳細に
説明する。
〔実施例〕
図中1は型締シリンダで、型締ラム2を備えた
前部シリンダ11と、該前部シリンダ11と油通
路12とを連通または遮断するプレフイルバルブ
13を備えた後部シリンダ14とからなり、中央
部には後部シリンダ14の後蓋15に基端部を固
定して、先端部を上記型締ラム2の内部油室16
に挿入したブースタラム17が位置しており、こ
のブースタラム17の基部に通孔13aを軸方向
に有する上記プレフイルバルブ13が進退自在に
挿嵌してある。
第5図は後部シリンダ14を拡大して示したも
ので、上記ブースタラム17の基端部は後記する
バルブ前進用油室よりも大径の高圧切換シリンダ
18に形成され、そのシリンダの先方のブースタ
ラム壁部に流通孔19が穿設してある。また流通
孔19より後部のブースタラムの周囲には、円筒
形の高圧切換バルブ20が、上記高圧切換バルブ
18と流通孔19に臨むプレフイルバルブ内側に
形成されたバルブ前進用油室21とにわたり位置
させて挿嵌してある。
上記前部シリンダ13と後部シリンダ14とを
連通する区画部22には上記プレフイルバルブ1
3の先端が接する弁座23が形成され、また後部
シリンダ14の後部内径は前部内径よりも大径に
形成され、その大径部分にプレフイルバルブ13
の後端部13bを位置させて、プレフイルバルブ
外側にバルブ後退用油室24を形成している。
なお図中25,26,27は切換バルブ、28
は金型29を取付けた可動盤で、図面上では省略
したが可動盤28に固定盤と他方の金型が対向位
置している。
次に作動について説明する。
第1図に示す型開状態において、切換弁26,
27をA側に切換えて、高圧切換シリンダ18と
バルブ後退用油室24を加圧する。この状態で切
換バルブ25をA側に切換え、ブースタラム17
に圧油を供給すると、第2図に示すように、型締
ラム2が前進して型閉じが行われる。また前進移
動に伴いタンクの油が油通路12を経て型締シリ
ンダ1の後室に吸込まれる。この際、バルブ前進
用油室21にも油圧力が作用するが、プレフイル
バルブ13はバルブ後退用油室24の加圧によ
り、また高圧切換バルブ20は高圧切換シリンダ
18の加圧によつて作動しない。
型閉じ完了後に、切換バルブ27をB側に切換
え、上記バルブ後退用油室24の油圧力を除く
と、プレフイルバルブ13の前進移動を抑えるも
のがなくなるため、流通孔19よりバルブ前進用
油室21に作用するブースタラム17からの圧油
により高速で前進移動を開始する。
第4図に示すように、プレフイルバルブ13が
弁座23に接して油通路12を閉鎖したならば、
切換バルブ26をB側に切換えて、高圧切換シリ
ンダ18の油圧力を除く、これにより高圧切換バ
ルブ21がバルブ前進用油室21の油圧力により
後退して、その油室の後部を第4図に示すように
開く。
この結果、ブースタラム17の圧油はプレフイ
ルバルブ13の後より内部の通孔13aを経て型
締シリンダ1の後室に圧送され、そこに強力型締
が生ずる。
上記プレフイルバルブ13のストローク途中に
おいて、上記高圧切換シリンダ18の油圧力を除
くと、高圧切換バルブ20が後退して、プレフイ
ルバルブ13が弁座23に接する前に、バルブ前
進用油室21が第4図と同様な状態にて開かれ、
プレフイルバルブ13が減速される。
この減速はタイマーや制御コンピユータの時計
機能などを用いて行うことができ、その減速位置
もプレフイルバルブ13のストロークに応じて任
意に調整でき、減速位置の選択によつて油通路閉
鎖時のプレフイルバルブ13の緩衝と、閉鎖直前
のブースタラム側の圧油の逃出量の低減とを図る
ことができ、金型内にスプリングが設けられてい
ても、それにより型閉途中で型開きが生ずると云
うようなこともない。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、可動盤28と共に進
退移動して金型を開閉する型締ラム2の内部に、
型締シリンダ1の後端からブースタラム17を挿
入し、そのブースタラム17の基部周囲にブース
タラム17からの圧油により油通路12を閉鎖す
るプレフイルバルブ13を挿嵌した型締装置にお
いて、上記ブースタラム17の基端部に高圧切換
シリンダ18を設け、この高圧切換シリンダ18
とプレフイルバルブ内側に形成したバルブ前進用
油室21にわたり、円筒形の高圧切換バルブ20
をブースタラム17に挿嵌して設け、この高圧切
換バルブ20により上記バルブ前進用油室21を
開閉できるようにしたことから、プレフイルバル
ブによる閉鎖時のシヨツクを緩和して、反動によ
るバルブの一時的開放を防止でき、また閉鎖直前
に減速を行うことができるため、バルブ前進用油
室からのブースタラム内の油圧の流出も極めて少
量となり、圧油の流出による型締ラムの保持圧低
下も生じ難く、金型内にスプリングが内装されて
いても型開きが生ずることがない。しかも閉鎖と
同時に型締シリンダ内に圧油を供給できるので、
昇圧時間が短縮化されるなどの特長を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る射出成形機の型締装置の
1実施例を示すもので、第1図から第4図は型締
工程を順に示す要部縦断面図、第5図は後部シリ
ンダの拡大縦断面図である。 1……型締シリンダ、2……型締ラム、12…
…油通路、13……プレフイルバルブ、13a…
…通孔、17……ブースタラム、18……高圧切
換シリンダ、19……流通孔、20……高圧切換
バルブ、21……バルブ前進用油室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動盤と共に進退移動して金型を開閉する型締
    ラムの内部に、型締シリンダの後退からブースタ
    ラムを挿入し、流通孔を穿設したブースタラム基
    部の周囲に、通孔を軸方向に貫設したプレフイル
    バルブを進退自在に挿嵌し、プレフイルバルブの
    内側に上記流通孔と接続したバルブ前進用油室を
    形成するとともに、プレフイルバルブの外側と型
    締シリンダの後部シリンダとの間にバルブ後退用
    油室を形成した型締装置において、上記ブースタ
    ラムの基端部に高圧切換シリンダを設け、この高
    圧切換シリンダと上記バルブ前進用油室にわたり
    円筒形の高圧切換バルブをブースタラムに挿嵌し
    て設けてなることを特徴とする射出成形機の型締
    装置。
JP15683786U 1986-10-14 1986-10-14 Expired JPH0337933Y2 (ja)

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JP15683786U JPH0337933Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15683786U JPH0337933Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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Publication Number Publication Date
JPS6363417U JPS6363417U (ja) 1988-04-26
JPH0337933Y2 true JPH0337933Y2 (ja) 1991-08-12

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JP15683786U Expired JPH0337933Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JPH0753959Y2 (ja) * 1989-08-10 1995-12-13 住友重機械工業株式会社 型締装置

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JPS6363417U (ja) 1988-04-26

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