JPH0116591Y2 - - Google Patents

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JPH0116591Y2
JPH0116591Y2 JP10511985U JP10511985U JPH0116591Y2 JP H0116591 Y2 JPH0116591 Y2 JP H0116591Y2 JP 10511985 U JP10511985 U JP 10511985U JP 10511985 U JP10511985 U JP 10511985U JP H0116591 Y2 JPH0116591 Y2 JP H0116591Y2
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cylinder
piston
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mold clamping
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は型締シリンダ内に早送りシリンダを
備えた射出成形機の型開閉装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 型締ラム内に嵌挿した早送りシリンダによつ
て、型締ラムと共に可動盤を型閉じ方向に移動し
たとき、型締シリンダへの圧油の供給不足から、
型締シリンダの後室側が負圧となるのを防止する
ために、リザーブタンクから後室に圧油を供給す
るようにしている。
このリザーブタンクの開閉については種々の考
案がなされているが、早送りピストンに設けた弁
体をもつて開閉を行う構造を備えた型開閉装置、
たとえば特開昭57−159255号に開示された装置
は、第2図に示すように、可動盤1を開閉移動す
る型締ラム2を備えた型締シリンダ3の後部に閉
鎖シリンダ4を連設し、その閉鎖シリンダ4との
間にリザーブタンク5を接続するとともに、型締
ラム2内に早送りシリンダ6を設け、この早送り
シリンダ6と上記閉鎖シリンダ4とにわたり、管
状の早送りピストン7を軸方向に可動自在に嵌挿
し、早送りピストン7の周囲に上記型締シリンダ
4内に位置する後部ピストン9とを設けてなるこ
とから、型閉じのために閉鎖シリンダ4の後室に
圧油を供給すると、早送り作動前に早送りピスト
ン7と共に弁体8が移動して、リザーブタンク5
と型締シリンダとが連通し、また開口を大きく形
成できるなど、高速型閉を行う上で頗る具合がよ
いとされている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構造の型開閉装置では、弁
体8の移動による型締シリンダ3の後部開放を、
閉鎖シリンダ4の後室の圧油のみにて行う関係
上、型締シリンダ3の前室に圧油を供給して強力
型開きを行うと、早送りシリンダ6の圧油が増圧
し、早送りピストン7の先端面に圧力が掛り、こ
の圧力により早送りピストン7が後退して弁体8
が閉弁し、型締シリンダ3の後室の圧油は、その
後室に接続した高圧型締用の主回路10へ流出す
る。このため型開速度は主回路10の管径により
決定されることになり、型締シリンダ3の前室へ
の圧油の供給による型開速度に追従させて、型締
シリンダ後室の圧油をタンクへ戻してやること
は、型締ラム前後の容積差が大きいため困難とな
り、型開速度を上げると主回路10の配管が破損
する虞れがあつた。このようなことから型開に関
しては速度に限界が生じ、サイクルアツプの妨げ
となつている。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記従来の問題点を解決するために
考えられたものであつて、その目的とするところ
は、高速型閉及び型開のいずれにおいても、型締
シリンダ後部の弁体を開放でき、それにより型締
シリンダ後室の油圧の出入を、型締ラムの移動速
度に追従させて行うことができ、また構造が簡単
で型開閉速度の制御もし易い新たな型開閉装置を
提供することにある。
上記目的によるこの考案は、型締ラム内の早送
りシリンダと、型締シリンダ後部の閉鎖シリンダ
とにわたり可動自在に嵌挿され、かつ型締シリン
ダの後部を開閉する弁体と、上記閉鎖シリンダ内
に位置する後部ピストンとを有する早送りピスト
ンの後端を、ピストン前端面の受圧面積よりも小
さく、後部ピストンの後側受圧面積との和では、
上記ピストン前端面の受圧面積より大きく受圧面
を形成して、後部ピストンよりも外方に延設する
とともに、ピストン後端を収容するシリンダを閉
鎖シリンダの後部に連設し、そのシリンダと閉鎖
シリンダの後室とを主回路に接続してなる。
(作用) 上記構造では、閉鎖シリンダの後室と、後部シ
リンダとに圧油を供給したとき、早送りシリンダ
が前進移動して弁体を開放する。更に圧油によつ
て型締ラムが型閉じ方向に高速移動し、その移動
に伴つて、リザーブタンクの油が型締シリンダ後
部の開口から後室に吸込まれる。
また閉鎖シリンダへの圧油を除くと、ピストン
前端の受圧面積とピストン後端の受圧面積の差か
ら、早送りピストンが後退移動して弁体が閉じ
る。そこで型締シリンダの後室に圧油を供給する
と強力型締となる。
更にまた型締シリンダの後室の圧力を除き、閉
鎖シリンダの後室に圧油を供給すると、早送りシ
リンダが前進移動して弁体が開き、型締シリンダ
とリザーブタンクとが連通する。かかる状態にお
いて、後部シリンダの圧力を除き、型締シリンダ
の前室に圧油を供給すると、型締ラムは強力型開
に引続いて高速で型開き方向に移動する。
これを第1図に示す実施例により具体的に説明
する。
(実施例) 図中11は金型の一方を取付ける可動盤で、型
締ラム12に連結してある。13は型締シリンダ
で後部に閉鎖シリンダ14が連設してあり、その
閉鎖シリンダ14と型締シリンダ13との間にリ
ザーブタンク15が接続してある。
上記型締シリンダ12の内部には、後端中央に
て開口して早送りシリンダ16が軸方向に設けて
あり、この早送りシリンダ16と上記閉鎖シリン
ダ14とにわたり、管状の早送りピストン17
が、軸方向に可動自在に嵌挿して設けてある。
上記早送りピストンの周囲には、型締シリンダ
13の後部開口を開閉する弁体18が形成してあ
り、後端部には前室が開放された上記閉鎖シリン
ダ14の内部に位置する後部ピストン19が設け
てある。
また早送りピストン17の後端17aは、ピス
トン前端面の受圧面積よりも小さく、かつ後部ピ
ストン19の後側受圧面積との和では、上記ピス
トン前端面の受圧面積よりも大きく受圧面を形成
して、後部ピストン19よりも外方に延設され、
上記閉鎖シリンダ14の後部に連設したシリンダ
20に収容されている。
このシリンダ20と閉鎖シリンダ14の後室及
び上記型締シリンダ13の前後室には、主回路が
切換バルブ21,22,23を設けて接続してあ
る。なお24は型締シリンダ後室の主回路に設け
たパイロツトチエツクバルブである。
次に型開閉及び型締動作について説明する。
切換バルブ21は中央位置、切換バルブ22,
23は左位置として圧油を閉鎖シリンダ14の後
室と後部シリンダ20へ供給することにより、早
送りピストン17が前進し弁体18が開かれ、リ
ザーブタンク15と型締シリンダ13の後室が連
通する。同時に早送りピストン内油路を通して型
締ラム12の早送りシリンダ16にも圧油が供給
され、型締ラム12が高速で前進し、高速型閉が
行なわれる。
その際、高速型閉によつて負圧となる型締シリ
ンダ13の後室には、リザーブタンク15の油が
吸い込まれる。
高速型閉終了後、早送りシリンダ16へ供給さ
れる圧油を減じて低速型閉させる。そして型閉が
完了したところで切換バルブ22を右側に切り換
える。すると閉鎖シリンダ14の後室への圧油の
供給が切られるため、早送りピストン17の前端
面と後端面との受圧面積差によつて、早送りピス
トン17が後退し、弁体18が閉じる。この場
合、閉鎖シリンダ14の後室の圧油はタンクへ戻
る。次にバルブ21を左側の位置に切り換え、型
締シリンダ13の後室へ圧油を供給すると高圧型
締となる。
切換バルブ21を中央位置に切換えて、切換バ
ルブ22を左位置に切換える。閉鎖シリンダ14
の後室の圧力が立ち上り、パイロツトチエツクバ
ルブ24が開く、これにより型締シリンダ13の
後室が圧抜きされ、早送りピストン17が前進し
て弁体18が開く。
切換バルブ21を右側位置に切換え、切換バル
ブ23を右側位置に切換えると、強力型開と高速
型開とが連続して生ずる。その際、型締シリンダ
13の後室の油はリザーブタンク15に戻され、
早送りシリンダ16の圧油は早送りピストン内を
経てオイルタンクに戻される。
なお、リザーブタンク15内の油は圧抜き、型
開によつて減少するので、或るレベル以下となつ
た場合には補給するのがよい。また回路の構成は
上記動作を行なわせることができさえすればどの
ような構成であつてもよく、図示の回路に限定さ
れるものではない。
(考案の効果) この考案は上述のように、早送りピストン17
の後端17aを、ピストン前端面の受圧面積より
小さく、後部ピストン19の後側受圧面積との和
では、上記ピストン前端面の受圧面積より大きく
形成して、後部ピストン19よりも外方に延設
し、そのピストン後端17aを収容するシリンダ
20を閉鎖シリンダ14の後部に連設するととも
に、閉鎖シリンダ14の後室とシリンダ20とに
主回路を接続して、型開き時においても弁体18
を開弁して、型締シリンダ型13とリザーブタン
ク15とを連通させ、型締シリンダ13における
油圧抵抗を除いたことから、油圧回路の配管に負
荷をかけることなく型開閉を高速で行うことがで
き、これにより成形サイクルの短縮を図ることが
できる。また従来構造の早送りピストンと閉鎖シ
リンダとを改良するだけでよいから構造も簡単で
油圧制御も特に複雑となるようなこともなく、エ
ネルギー消費も節減できるため、成形品のコスト
が低減し、生産性も向上するなどの多くの利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る射出成形機の型開閉装
置の略示縦断面図、第2図は従来の型開閉装置の
略示縦断面図である。 11……可動盤、12……型締ラム、13……
型締シリンダ、14……閉鎖シリンダ、15……
リザーブタンク、16……早送りシリンダ、17
……早送りピストン、17a……端部、18……
弁体、19……後部ピストン、20……後部シリ
ンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動盤を開閉移動する型締ラムを備えた型締シ
    リンダの後部に閉鎖シリンダを連設し、その閉鎖
    シリンダとの間にリザーブタンクを接続するとと
    もに、型締ラム内に早送りシリンダを設け、この
    早送りシリンダと上記閉鎖シリンダとにわたり、
    管状の早送りピストンを軸方向に可動自在に嵌挿
    し、かつ早送りピストンの周囲に上記型締シリン
    ダの後部を開閉する弁体と、閉鎖シリンダ内に位
    置する後部ピストンとを設けてなる型開閉装置に
    おいて、上記早送りピストンの後端を、ピストン
    前端面の受圧面積よりも小さく、後部ピストンの
    後側受圧面積との和では、上記ピストン前端面の
    受圧面積より大きく受圧面を形成して、後部ピス
    トンよりも外方に延設するとともに、ピストン後
    端を収容するシリンダを閉鎖シリンダの後部に連
    設し、そのシリンダと閉鎖シリンダの後室とを主
    回路に接続してなることを特徴とする射出成形機
    の型開閉装置。
JP10511985U 1985-07-10 1985-07-10 Expired JPH0116591Y2 (ja)

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JP10511985U JPH0116591Y2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10

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JP10511985U JPH0116591Y2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10

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JPS6213620U JPS6213620U (ja) 1987-01-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995032856A1 (fr) * 1994-06-01 1995-12-07 Sodick Co., Ltd. Systeme de serrage de moule hydraulique droit

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JPH0418815Y2 (ja) * 1987-09-30 1992-04-27

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WO1995032856A1 (fr) * 1994-06-01 1995-12-07 Sodick Co., Ltd. Systeme de serrage de moule hydraulique droit

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JPS6213620U (ja) 1987-01-27

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