JPH0337448A - 制振装置 - Google Patents

制振装置

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Publication number
JPH0337448A
JPH0337448A JP17145789A JP17145789A JPH0337448A JP H0337448 A JPH0337448 A JP H0337448A JP 17145789 A JP17145789 A JP 17145789A JP 17145789 A JP17145789 A JP 17145789A JP H0337448 A JPH0337448 A JP H0337448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplitude
building
weight
oil damper
damping force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17145789A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatoku Abiru
久徳 阿比留
Kazumi Tamura
一美 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP17145789A priority Critical patent/JPH0337448A/ja
Publication of JPH0337448A publication Critical patent/JPH0337448A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、構造物等に使用する制振装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のダイナミックダンパでは、オイルダンパは、速度
比例型の減衰力特性を有するものを用いるのが一般的で
あった。
〔発明が角イ決しようとする課題〕
従来の一般的な速度比例型の減衰力特性を有するオイル
ダンパを用いたダイナミックダンパは、重錘振幅とそれ
を設置した構造物振幅の比が振幅の大きさによらず一定
である。
また、重錘振幅/構造物振幅の比を大きくする方が制振
効果か大きくなる。
そこで、最近超高層ビルなどの居住性の改善のために、
通常の]O〜20 m / s程度の風で起こるビルの
10cm程度の振動を小さく抑えるための制振装置の要
求が出始めたが、制振効果を大きくするため重錘振幅/
構造物振幅の比を大きく、例えば5〜6程度にする設計
が一般になされる。この場合、従来の速度比例型のオイ
ルダンパを用いると、重錘振幅/構造物振幅の比が一定
のため大地震や40 m / s以上のような強風時に
は、建物が片振幅1m程度振動するため、重錘振幅か非
常に大きくなり(例えば片振幅で5〜6m)、事実上設
計できなくなっていた。このためこの対応策としては、
片振幅1〜2m程度でストッパに当てて、振幅を抑え込
むことがなされるが、この場合は、衝撃的な反力が建物
側に加わり、悪影響を及はしていた。
本発明の課題は、上記従来の問題点をM ?11するこ
とができる制振装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による制振装置は、振動系と、オイルダンパによ
り構成されるダイナミックダンパにおいて、減衰力があ
る速度レベル以上で速度2乗比例型になるオイルダンパ
を用いてなることを特徴とする。即ち、本発明において
は、従来のダイナミックダンパで生じる大地震や強風時
の大きな振幅を自動的に抑制するため、減衰力特性があ
る速度を越えると速度2乗比例型になるオイルダンパを
用いるようになされている。
〔作 用〕
本発明によれば上記により、ある速度レベル以上の振幅
になると、ダイナミックダンパの減衰定数が増加し、構
造物振幅が増大する程、ダイナミックダンパは重錘振幅
/構造物振幅の比が減少し、ダイナミックダンパの重錘
の振幅を抑えることができる。
〔実施例〕
第1図は、本発明の一実施例の側面図、第2図はその平
面図である。第1図および第2図において、1は重錘、
2は設置床、3は静圧軸受又はコロ、4はリンク、5は
ユニバーサルジヨイント、6はピンジヨイント、7は反
力壁、8はばね、9はオイルダンパを示す。
第1図及び第2図において、1は設置床2上に静圧軸受
又はコロ3を介して架乗された重錘て、同重錘1と設置
床2との間に、2本のリンク4がユニバーサルジヨイン
ト5及びピンジヨイント6を介して取付けられる。
更に前記設置床2上に立設、固定された反力壁7と、前
記リンク4とが、ばね8及びオイルダンパ9が連絡され
る。
上記本発明の一実施例で、重錘速度60cm/s(円振
動数= 1.Orod/secとしており、振幅=60
cmになる)を越えると、速度2乗比例型の減衰力特性
になるオイルダンパを用いた場合の、建物振幅と重錘振
幅の関係及び建物振幅と建物への減衰付加効果(制振効
果)の関係を第3図に示す。
本例は、通常吹く10〜20m程度の風で生じる建物の
振幅(数cm)を低減し、居住性を改善することを狙っ
ている例で、建物振幅10cm程度までは、減衰イマ]
加4%を確保するように設計した例である。建物振幅か
約1.2 cmまでは重錘の振幅は直線的に堆え、建物
振幅約12cmでは重錘振幅は、約60 amになる。
これ以上では、重錘振幅/建物振幅の比が減少し始め、
建物振幅が100 cm(大地震時の振幅に相当)では
、重錘振幅は約160cmに抑えられる。このとき建物
への減衰付加効果は、建物振幅12cmまでは約4.5
%あったものが、建物振幅100cmでは約1/2の2
.2%程度まで低下する。しかし、この場合でも、従来
のダイナミックダンパで重錘振幅を抑えるために、スト
ッパに当てて、反力を建物に加えるような悪影響を与え
るのに比べると、半分とは言え、減衰付加効果か確保さ
れていることは、大きなメリットとなる。ちなみに、従
来のダイナミックダンパの場合は、建物振幅100 a
mになると、重錘振幅は500cm(建物振幅12cm
までの場合の比率と同じ)になり、両振幅では1000
 cm即ち10mになり、現実的には設計できなくなる
。このため、ストッパに当てて振幅を抑えなければなら
ないので、建物に大きな反力を加え、悪影響を及はすこ
とになる。
一般の速度比例型のオイルダンパは、第4図に示すごと
く、ある速度レベルV。になると、弁を通過する流量が
制限され始め、自動的に速度2乗比例型になる。通常は
そのレベル以下で使用する。
これに対し、本発明においては、オイルダンパをこのレ
ベルを越えて使うことにより、前記特性を実現する。な
お、通常の使用レベル以上の振幅になる大地震や強風時
にも対応できるよう、構成部品は十分な強度を確保する
ように設計する。
第5図は、単振子式の場合、第6図は、多重振子式の場
合、第7図は、傾斜振子式の場合、簗8図は、倒立振子
式の場合、第9図は、重錘に直接ばね、オイルダンパを
付ける場合の各実施例であり、これらの作用および効果
は前記と同様である。
なお、第5図において、21は重錘、22は吊り棒又は
ケーブル、23はオイルダンパ、24は天井、25は反
力壁を示し、第6図において、31は重錘、32は吊り
棒又はケーブル、33はオイルダンパ、34は天引、3
5は反力壁、36はフレームを示し、第7図において、
41は重錘、42はロッド、43はオイルダンパ、44
は壁、45は反力壁を示し、第8図において、51は重
錘、52はロッド、53はオイルダンパ、54は床、5
5は反力壁、56はばねを示し、第9図において、6]
は重錘、62はコロ、63はオイルダンパ、64は床、
65は反力壁、66はばねを示す。
また、前記2乗特性になる速度レベルは、非常に小さく
とって、極端な場合は零にして、全速度範囲で2乗特性
にすることも可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、大地震や強風時まで作動させて、建物
に対する制振効果をある程度は確保しながら、しかも重
錘の振幅を抑えることができる制振装置か得られる。こ
れにより、設置床面積を小さくして、ストッパの設置も
不要となり、構造物の経済的設計か可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図は同平面図
、第3図は建物振幅と重錘振幅の関係および建物振幅と
建物への減衰(J加の関係を示す凶、第4図はオイルダ
ンパの特性図、第5図〜第9図はそれぞれ本発明の他の
実施例を示す図である。 1・・・重錘、2・・・設置床、3・・・コロ、4・・
・リンク、5・・・ユニバーザルジヨイント、6 ピン
ジヨイント、7・・・反力壁、8・・・ばね、9・オイ
ルダンパ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  振動系と、オイルダンパにより構成されるダイナミッ
    クダンパにおいて、減衰力がある速度レベル以上で速度
    2乗比例型になるオイルダンパを用いてなることを特徴
    とする制振装置。
JP17145789A 1989-07-03 1989-07-03 制振装置 Pending JPH0337448A (ja)

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JP17145789A JPH0337448A (ja) 1989-07-03 1989-07-03 制振装置

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JPH0337448A true JPH0337448A (ja) 1991-02-18

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015169294A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 鹿島建設株式会社 ハードニング油圧回路を搭載した速度制限機能付き油圧ダンパ
JP2022097566A (ja) * 2018-06-25 2022-06-30 大成建設株式会社 振り子式制振装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62209244A (ja) * 1986-02-28 1987-09-14 Nippon Kokan Kk <Nkk> 水平振子式動吸振器

Patent Citations (1)

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