JPH0337281Y2 - - Google Patents

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JPH0337281Y2
JPH0337281Y2 JP4560185U JP4560185U JPH0337281Y2 JP H0337281 Y2 JPH0337281 Y2 JP H0337281Y2 JP 4560185 U JP4560185 U JP 4560185U JP 4560185 U JP4560185 U JP 4560185U JP H0337281 Y2 JPH0337281 Y2 JP H0337281Y2
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folded plate
roof
balcony
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moya
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【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 本考案はボツクスラーメンユニツト構法住宅の
屋根上に設置するベランダの支柱支持構造に関す
るものである。
(2) 従来の技術 従来の技術を示す文献が無いため、第11図乃
至第14図により従来構造を説明する。第11図
は住宅の概略を示す上面図、第12図は同じく斜
視図である。第11,12図中1は下階ユニツト
上の鋼板製折板屋根、2は上階居室、3は屋根上
ベランダを示す。第14図の断面図に示すように
下階の天井を支える柱4を設け、その上に上階ユ
ニツトの柱6を設ける。柱4の上部にさしわたし
て梁5を設け、さらに梁5の中央部に天井小梁8
を設置する。天井小梁8及び梁5の直上へモヤ1
8−a,18−b,18−cを固定する。さらに
該モヤ上に波型のタイトフレーム19−a,19
−b,19−cを第12図の斜視図および第13
図の拡大斜視図に示すようにスポツト溶接などの
方法により固定する。タイトフレーム19−a,
19−b,19−cの頂部にはそれぞれスタツド
ボルト11が上向きに一体に設けられており、波
型の折板15の取りつけ穴をこのスタツドボルト
11に挿入しナツト12で固定することにより、
折板15をモヤ18−a,18−b,18−c上
に敷設する。さらに、第14図のモヤ18−b上
において前記折板15上にベース板16を前記ナ
ツト12でスタツドボルト11に共締め固定し、
ベランダの支柱17を前記ベース板16にボルト
どめ又は溶接など任意の方法により固定し、ベラ
ンダ支柱取り付け部を構成する。
(3) 考案が解決しようとする問題点 一般的にボツクスラーメン構造では天井を構成
する梁・小梁・ブレースのモジユールと屋根モヤ
材のモジユールを効率よく一致させることにより
部材を節約するとともに施行工数を低減でき、さ
らに強度上も有利である。従つてモヤ18−a,
18−b,18−cの配置は天井小梁8又は梁5
の直上部分に限定されてしまう。従来技術では前
記モヤ18−bの直上部にベランダ支柱を設けな
ければならないので、ベランダの奥行き寸法は柱
6とモヤ18−bの間の奥行寸法によつて決まつ
てしまい、ベランダのサイズを自由に設定するこ
とができなかつた。
(4) 技術的課題 本考案はベランダの支柱の位置を要求に応じて
設定出来るようにし、梁や柱・天井小梁などの位
置に左右されない間口寸法及び奥行寸法をもつベ
ランダの設置を可能にするものである。
(5) 技術的課題を解決するための手段 上述の課題を達成するために、本考案は、天井
小梁上に設けられるモヤと、前記天井小梁と略平
行な梁上に設けられるモヤとで支えられる折板屋
根を有するラーメンユニツト構法住宅の屋根上ベ
ランダの支柱支持構造において、前記折板屋根の
折板に沿わせ、かつ前記2つのモヤの間にさしわ
たして補強材を設け、該補強材の上部にベランダ
の支柱を設置したことを特徴とする。
(6) その作用 ベランダ支柱の荷重は補強材を介して、2つの
モヤから天井小梁、梁、柱へと伝えられる。その
結果折板自体にはベランダ積載荷重を負担させな
いで済む。
(7) 実施例 第1図、第2図、第3図は第1実施例を示す。
第1実施例の住宅の全体構成は第11図および第
12図に示す従来技術と同様である。本実施例で
は、第3図の断面図に破線で示すようにモヤ18
−b及び18−cにまたがる大きさの支持フレー
ム14を折板15に沿つて該折板15とモヤ18
の間に介装して設置し補強材とする。支持フレー
ム14は前記モヤ18−b,18−cの上部では
前記スタツドボルト11とナツト12により折板
15と共にタイトフレーム19−b,19−cに
共締め固定される。支持フレーム14の前記モヤ
18−bと18−cの間の任意の位置(これはベ
ランダの奥行寸法により決められる。)に第1図
及び第2図の断面図に示すようスタツドボルト1
4−aが上向きに溶接固定されている。前記折板
15と前記ベース板位置16は各々その穴15−
a,16−aに該スタツドボルト14−aが挿入
されナツト12−aにより共締め固定される。支
持フレーム14は折板15の裏面に沿う形状であ
るため、その取りつけ位置は両端がモヤで支えら
れる位置であれば折板の波ピツチ(第1図P)を
単位長さとしてほぼ自由に選択することが可能と
なる。従つて柱17の間口方向の取りつけ位置は
自由に選択が可能となる。又支持フレーム位置1
4に設けるボルト14−aの奥行方向の位置は自
由に選べるので奥行寸法の選択も可能になる。
(8) 第2実施例 第1実施例では支持フレーム位置14が折板1
5とタイトフレーム19の間にはさまれている
が、第2実施例では第4図に示すように第1実施
例の支持フレーム14に相当する支持フレーム2
4を第1実施例の折板15に相当する折板25の
上側に設置する。支持フレーム24とベース板2
6とは支持フレーム24に取りつけられたスタツ
ドボルト24−aとナツト12−bにより固定さ
れる。また支持フレーム24は前記モヤ18−
b,18−c上に第1実施例と同様にスタツドボ
ルト11およびナツト12により折板25ととも
にタイトフレーム19−b,19−cに共締め固
定される。
(9) 第3実施例 第5図及び第6図に示すごとく、ベランダの支
柱37の下端部を屋根を構成する折板35の谷部
と同型状に絞り加工などにより成形し、ベランダ
支柱37、折板35及び支持フレーム34にそれ
ぞれそれらを水平方向に貫通するボルト穴(第6
図37−a,35−a,34−a)を設け該ボル
ト穴にボルト32を通しナツト31で固定する。
尚、支持フレーム34のボルト32の頭部32−
aおよびナツト31が当接する部分には、支持フ
レーム34に断面三角形状の部材34−bをあて
溶接する。その後前記ボルト32を通すボルト穴
34−aをあけ第6図に示すごとくナツト31
(又はボルト32の頭部32−a)との当接部を
構成する。
(10) 第4実施例 第1乃至第3実施例では支持フレーム14,2
4,34を各々タイトフレーム19−b,19−
cの上側に設置していたが、第4実施例では第7
図に示すように支持フレーム44が載る部分のタ
イトフレーム49を除去し、支持フレーム44を
タイトフレーム49と同一断面形状とし該タイト
フレーム44を直接モヤ18−b,18−cの上
側に溶接などの任意の方法により取りつける。な
お、支持フレーム44のモヤ18−bおよび18
−c(第7図には図示せず)のすぐ上側の部分に
は折板45の固定用のスタツドボルト44−bを
溶接などの方法により固定する。又、支持フレー
ム44とベランダ支柱支持用のベース板46の取
付方法は前記第1実施例のベース板16の取りつ
け方法と同一のためその説明は省略する。
この第4実施例では支持フレーム44がタイト
フレーム49の作用も兼ねるため、屋根の軽量化
を図ることができ、また支持フレーム44とタイ
トフレーム49とが2枚重ねになることもないの
で支持フレーム44を設ける部分での折板45の
上方への突出量も少なくなる。
(11) 第5実施例 前記第1、第2及び第4実施例では支持フレー
ム14,24および44とベース板16,26お
よび46との接合は支持フレームに溶接固定した
スタツドボルト14−a,24−aおよび44−
a、により行つたが、第5実施例ではタイトフレ
ームにもともと取りつけられている折板固定用の
スタツドボルト11を流用する。すなわちタイト
フレームは第8図に示すように単体で市販されて
おり、このタイトフレーム59を少なくとも2枚
のスタツドボルト11−a,11−bを含むよう
にP、Qの二箇所で切断し、第9図に示す略V字
状の部材59−aを作成する。この部材59−a
を第10図に示すようにベランダ支柱支持用のベ
ース板56の取りつけ部の下側からそのスタツド
ボルト11−a及び11−bが前記支持フレーム
54、折板55及びベースス板56の取付穴に挿
入されるよう取りつけさらに屋根上からナツト1
2−aにより固定する。この第5実施例によれば
スタツドボルトを支持フレームに溶接する必要が
なく、製造が容易となる。尚、上記各実施例はラ
ーメンユニツト構法住宅の場合について述べた
が、在来木造、在来鉄骨造などの住宅であつても
折板屋根を採用した場合は本考案は適用可能であ
る。
(12) 考案の効果 以上の構成をとることにより、本考案はベラン
ダにかかる荷重を補強材を介してモヤに伝達させ
るため、ベランダの支柱の位置を要求に応じて、
補強材上の任意の位置に設定出来るようにし、梁
や柱・天井小梁などの位置に左右されない間口寸
法及び奥行寸法をもつベランダの設定を可能とす
る。さらに、荷重は補強材により受けられ、折板
には集中荷重が加わらないため、折板には積雪荷
重、風圧など分布荷重に対する必要最小限の強度
をもたせるだけでよいという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例のベランダの支柱
取付部の断面図であり、後述の第11図のB−B
断面を示す。第2図は第1図のスタツドボルト1
4−aの取付部まわりの部分拡大断面図。第3図
は第1実施例のベランダと屋根の断面図であり、
後述の第11図のA−A断面図。第4図は第2実
施例のベランダ支柱取りつけ部の第1図と同様な
断面図。第5図は第3実施例のベランダ支柱取り
つけ部の第1図と同様な断面図。第6図は第5図
のベランダ支柱取りつけ部の部分拡大断面図。第
7図は第4実施例の支持フレームとモヤの取付関
係および支持フレームとベース板の取付関係を示
す斜視図。第8図は第5実施例に使用されるベー
ス板固定部材の切断前の状態を示す図。第9図は
同じく切断後の部材の形状を示す図。第10図は
第5実施例のベース板と支持フレームとの取付関
係を示す断面図。第11図は本考案を実施する住
宅の概略を示す上面図。第12図は第11図の住
宅のモヤ、タイトフレーム及び折板の取付状態の
概略を示す斜視図。第13図は同じく第11図の
住宅のモヤ18−bとタイトフレーム19−bの
取りつけ関係の詳細を示す拡大斜視図。第14図
は従来技術のベランダと屋根の断面図。 14:支持フレーム、14−a:スタツドボル
ト、17:ベランダ支柱、18:モヤ、19:タ
イトフレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天井小梁上に設けられるモヤと、前記天井小梁
    と略平行な梁上に設けられるモヤとで支えられる
    折板屋根を有するラーメンユニツト構法住宅の屋
    根上ベランダの支柱支持構造において、前記折板
    屋根の折板に沿わせ、かつ前記2つのモヤの間に
    さしわたして補強材を設け、該補強材の上部にベ
    ランダの支柱を設置したことを特徴とする折板屋
    根におけるベランダ支柱支持構造。
JP4560185U 1985-03-28 1985-03-28 Expired JPH0337281Y2 (ja)

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JP4560185U JPH0337281Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

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JPS61161301U JPS61161301U (ja) 1986-10-06
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JP6575427B2 (ja) * 2016-04-27 2019-09-18 Jfeスチール株式会社 タイトフレーム、折版屋根の施工方法、及び支柱の設置方法

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JPS61161301U (ja) 1986-10-06

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