JPH0337229Y2 - - Google Patents

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JPH0337229Y2
JPH0337229Y2 JP1983146441U JP14644183U JPH0337229Y2 JP H0337229 Y2 JPH0337229 Y2 JP H0337229Y2 JP 1983146441 U JP1983146441 U JP 1983146441U JP 14644183 U JP14644183 U JP 14644183U JP H0337229 Y2 JPH0337229 Y2 JP H0337229Y2
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JP
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cassette
sample
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JP1983146441U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、表面にレジストを塗布した半導体基
板(以下ウエハという)あるいはガラス基板等の
試料を電子ビームで露光させ、高密度の回路素子
を成形する電子ビーム描画装置における試料カセ
ツトに係り、特に該カセツトを試料ステージ上に
より正確にセツトするための改良に関する。
ウエハの電子ビーム露光を行う場合はウエハの
位置合わせが重要な問題であり、このため従来よ
り通常はウエハをカセツトで保持してこれを露光
装置内に装着し、予めウエハの所定位置に付して
おいた位置合せのためのマークを検出して位置合
せを行うマーク検出方法がとられている。この場
合、位置合せはX方向、Y方向および回転方向の
位置合せが必要であることから1枚のウエハ上に
2個以上のマークをある範囲内に付してあるのが
通常である。
即ち、電子ビーム描画装置においてウエハに直
接描画する場合には、ウエハは、(1)位置合せ(レ
ジストレーシヨン)マークをある限定された範囲
でのビームの走査によりサーチするため高精度に
位置決めする必要があり、また(2)ウエハのレジス
ト塗布描画面を上方に位置する基準面に当ててZ
方向の精度を確保することが重要な問題である。
ところで、上述の(1)による位置決めを行う場
合、ウエハはオリフラ面とウエハ外径の1点を基
準面に押当てるように外周部で保持して位置決め
を行うわけであるが、オリフラ面が短いためにウ
エハの回転方向の誤差は大きくでてしまうので、
回転方向の誤差をできるだけ小さく押えないと、
レジストレーシヨンマーク位置におけるX,Y両
方向成分の誤差が大きくなつてしまい、マークを
検出するのに広い走査範囲が必要となる。これに
比較してX,Y両方向への位置決め誤差は許容値
を数倍大きくとることができる。
このように回転方向の誤差を小さくするために
は、レジストレーシヨンマークをプリアライン装
置の顕微鏡で観察しながらウエハを回転させ顕微
鏡の指標とレジストレーシヨンマークを合致させ
る方法すなわち一般にプリアラインということが
行なわれる。その時、ウエハはZ方向に押し付け
たまま回転させるために、Z方向の基準面により
レジストの塗布してある描画面を傷つけるという
欠点があつた。なお、カセツト内のウエハ装着部
をカセツト本体に対してX,Yおよび回転の各方
向に位置調節可能に設けたもの(実公昭58−3298
号)も提案されているが、これはカセツトの構造
が複雑であり、かつZ方向の位置決めを正確に行
なうことが困難である。
本考案の目的は、構造が簡単であり、ウエハの
表面を傷つけることなくウエハレジストレーシヨ
ンマークをマークサーチできる範囲内に高精度に
位置決めできると共にZ方向の位置決めも高精度
にでき、またウエハに限らずガラス基板などの試
料をも所定位置に位置決めできるようにした電子
ビーム描画装置における試料カセツトを提供する
ことを目的とするものである。
上述の目的を達成するために提供される本考案
による電子ビーム描画装置における試料カセツト
は、ステージ上に固定された基準ブロツクに2点
で接触して位置決めを行う試料カセツトにおい
て、基準ブロツクに当接するカセツト基準面部に
微小量出入可能なカセツト位置調節部材を設けた
ことを特徴とするものである。
以下において添付図面の実施例と照らして本考
案をさらに詳しく説明する。
第1図は試料ステージ9上に置かれた本考案に
よる試料カセツト20の平面図で、第2図は第1
図の−線に沿つて切断された断面図である。
試料カセツト20はカセツトフイーダ12を操作
することによりステージ9上に設置されるが、そ
の際ステージ9上に予め設置された基準ブロツク
10にカセツト20の基準面11が当接されるよ
うに設置され、内部に押圧ばね15を内蔵したク
ランプブロツク14によりステージ9上に押圧設
定される。
カセツト20中には試料1を載置固定した基板
4が設けられているが、これは第2図の断面図よ
り明らかなように、カセツト20中に収められた
試料1は下方より基板4で支持固定され、この基
板4の下方にはばね8が収納されており基板4を
上方に押圧することにより試料1が基準片16の
下面の基準面7に当接し第2図において上下すな
わZ方向の位置決めをされるようになつている。
試料1には基準となるレジストレーシヨンマーク
2がオリフラ面3を基準として高精度な位置に付
されている。即ち、試料1は基板4の基準面4a
とオリフラ面3とが一致するように基板上に接着
固定されている。この接着固定された試料1と基
板4はカセツト20内のX,Y方向の基準面5,
6にばね17,18により押圧位置決めされてい
る。
カセツト20の前記基準ブロツク10に当接す
る部分すなわちカセツト20の基準面11は、第
3aおよび3b図に示すようにカセツト20に設
けた偏心カム13のカム面によつて形成され、こ
の偏心カム13を回転させることによりカセツト
20の回転方向の位置調整を行う。
実際のカセツト20の設定に関しては、カセツ
ト20内のX方向基準面5と試料1のレジストレ
ーシヨンマーク2の相対位置は、試料1を接着す
る際の誤差、基板4をカセツト20に装着する際
の誤差、又はカセツト20そのものの加工誤差等
により微少ながらも誤差を生ずる可能性がある。
この誤差を補正するためにプリアライン装置(図
示せず)の顕微鏡で試料1のレジストレーシヨン
マーク2と顕微鏡の基準マークが合致するように
偏心カム13を回転させて角度補正が行なわれ
る。
本考案によれば、上述の角度補正は先に述べた
ようにステージ9上のカセツト20を位置決めす
るための基準ブロツク10に対して設けられた左
右両方の偏心カム13を顕微鏡をのぞきながら左
右両方別個に回転させることにより左右の基準面
11,11を異つた量で微少ずつ出入させカセツ
ト20全体を回転するようにしている。カセツト
20を回転するということは当然そのカセツトに
装着された試料1も回転せしめることであり、左
右の偏心カム13を微少量ずつ回転補正してゆく
ことにより、顕微鏡の基準マークとレジストレー
シヨンマーク2を合致せしめ、レジストレーシヨ
ンマーク2、即ち試料1と基準面11との回転方
向の相対位置関係を精度よく設定することができ
る。
このように偏心カム13によりカセツト20の
基準面11を予じめ調整設定しておけば、該カセ
ツト20をステージ9に載置し、基準面11を基
準ブロツク10に当接させることにより、ステー
ジ9に対する試料1の回転方向の位置決めを非常
に高精度に行なうことができる。
上述の実施例において基準ブロツク10に関し
てカセツト20を回転方向に微少位置調節するの
に偏心カム13を用いた例を示したが、例えば第
4図に示されるように単にねじ部材30を用い回
転調節可能とするか、第5図に示すようにくさび
部材40を用いてそのくさびの前進又は後退量を
調節することにより基準ブロツク10に対してカ
セツト20の回転方向位置調節を行うことができ
るが、ねじ30又くさび部材40そのものに関し
ては特に特別のものが用いられるわけでないので
その詳細は省略する。
このように本考案によれば試料を固定装着した
カセツトを偏心カム等の簡単な部材を用いてカセ
ツト基準面の出入量を変化させることにより、ス
テージ上の基準面に対し、カセツトおよびそれに
取付けられている試料を精度よく位置決めでき、
試料をカセツト内で動かすことがないので、表面
を傷つけることがないと共にZ方向の位置決めも
正確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は試料ステージ上に装着された本考案に
よるカセツトの平面図、第2図は第1図の−
線に沿つて切断された断面図、第3a図および第
3b図は第2図に用いられたカセツト位置調節部
材の拡大概略図、第4図および第5図はカセツト
位置調節部材のそれぞれ異なる他の実施例を示す
拡大概略図である。 1……ウエハ、2……レジストレーシヨンマー
ク、3……オリフラ面、4……基板、5……カセ
ツト内X方向基準面、6……カセツト内Y方向基
準面、7……カセツト内Z方向基準面、8……ば
ね、9……ステージ、10……基準ブロツク、1
1……カセツト基準面、12……カセツトフイ−
ダ、13……偏心カム、14……クランプブロツ
ク、15……基準片、20……カセツト、30…
…ねじ、40……くさび部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 電子ビーム描画装置における試料ステージ上
    に固定された基準ブロツクに2点で接触して位
    置決めを行う試料カセツトにおいて、前記基準
    ブロツクに当接するカセツト基準面部に微小量
    出入可能なカセツト位置調節部材を設けたこと
    を特徴とする試料カセツト。 2 前記カセツト位置調節部材が偏心カムである
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の試料カ
    セツト。 3 前記カセツト位置調節部材がねじである実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の試料カセツ
    ト。 4 前記カセツト位置調節部材がくさび部材であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の試料
    カセツト。
JP14644183U 1983-09-21 1983-09-21 電子ビ−ム描画装置の試料カセット Granted JPS6054325U (ja)

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JP14644183U JPS6054325U (ja) 1983-09-21 1983-09-21 電子ビ−ム描画装置の試料カセット

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JP14644183U JPS6054325U (ja) 1983-09-21 1983-09-21 電子ビ−ム描画装置の試料カセット

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Publication Number Publication Date
JPS6054325U JPS6054325U (ja) 1985-04-16
JPH0337229Y2 true JPH0337229Y2 (ja) 1991-08-07

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ID=30325958

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JP14644183U Granted JPS6054325U (ja) 1983-09-21 1983-09-21 電子ビ−ム描画装置の試料カセット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4559137B2 (ja) * 2004-06-30 2010-10-06 キヤノン株式会社 真空機器の製造装置及び製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5773936A (en) * 1980-10-27 1982-05-08 Toshiba Corp Cassette holder for electron beam exposure
JPS583298U (ja) * 1981-06-30 1983-01-10 旭精密株式会社 自在平行定規等におけるレ−ル化粧板取付装置

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JPS5773936A (en) * 1980-10-27 1982-05-08 Toshiba Corp Cassette holder for electron beam exposure
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