JPH0337089Y2 - - Google Patents

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JPH0337089Y2
JPH0337089Y2 JP1982046992U JP4699282U JPH0337089Y2 JP H0337089 Y2 JPH0337089 Y2 JP H0337089Y2 JP 1982046992 U JP1982046992 U JP 1982046992U JP 4699282 U JP4699282 U JP 4699282U JP H0337089 Y2 JPH0337089 Y2 JP H0337089Y2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/006Winding articles into rolls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/41Winding, unwinding
    • B65H2301/419Winding, unwinding from or to storage, i.e. the storage integrating winding or unwinding means
    • B65H2301/4191Winding, unwinding from or to storage, i.e. the storage integrating winding or unwinding means for handling articles of limited length, e.g. AO format, arranged at intervals from each other
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/20Belts
    • B65H2404/26Particular arrangement of belt, or belts
    • B65H2404/268Arrangement of belts facing a transport surface, e.g. contact glass in copy machine

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は紙幣貯蔵装置におけるインベントリ
装置に関する。
〈従来の技術〉 一般に、紙幣識別装置には紙幣貯蔵装置が付属
して設けられており、投入紙幣が真券と判定され
た場合、この貯蔵装置内に該投入紙幣が収納され
る。この紙幣貯蔵装置が、その内部に蓄積された
紙幣を回収する(インベントリする)場合にモー
タの駆動により1枚1枚の紙幣を排出するような
タイプのものである場合、そのために用いられる
従来のインベントリ装置は貯蔵装置内の紙幣を連
続的に一気に排出するようにしていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 そのため、上述のような従来のインベントリ装
置を用いた場合、貯蔵装置から外部に排出された
紙幣を受け取る手作業が排出速度に追いつかず、
受け取り損ねた紙幣が地面または床に落ちてしま
うという不都合があつた。特に、屋外に設置され
た自動販売機内に設けられた紙幣貯蔵装置の場
合、インベントリ時に排出された紙幣を受け取り
損ねると、紙幣が風に飛ばされて散らばつてしま
うことがあり、好ましくない。
この考案は上述のような不都合を改善するため
になされたもので、紙幣排出のためのモータ駆動
を非連続的駆動とすることにより上述の問題点を
解決するようにしたインベントリ装置を提供しよ
うとするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案のインベントリ装置は、貯蔵した紙幣
を順番に排出するためのモータを具えた紙幣貯蔵
装置において、人為的に操作されるインベントリ
スイツチと、前記紙幣貯蔵装置の紙幣排出口付近
に設けられ、該排出口に来た紙幣を検知するため
のセンサと、最初に前記インベントリスイツチの
操作にもとずき前記モータをスタートさせるモー
タ初期スタート手段と、前記モータのスタート後
に前記センサによつて紙幣が検知されたことを条
件に所定の動作時間をスタートするものであり、
この動作時間は1枚の紙幣が前記センサの箇所を
通り過ぎるのに要する時間に満たないものである
タイマと、このタイマの動作時間が経過したとき
前記モータを停止させるモータ停止手段と、モー
タ停止時に前記センサが紙幣を検知しなくなつた
ことを条件に該モータを再スタートさせるモータ
再スタート手段とを具え、前記インベントリスイ
ツチの操作にもとずき前記モータを駆動して紙幣
を排出し、排出した紙幣が取り除かれる毎に非連
続的に前記モータを駆動することにより次々に紙
幣を排出するようにしたことを特徴とするもので
ある。これを機能ブロツク図によつて示すと、第
7図のようである。
〈作用〉 インベントリスイツチが操作されると、まず、
モータ初期スタート手段によりモータがスタート
される。このモータの駆動によつて紙幣が排出さ
れると、センサがこれを検知し、タイマがスター
トする。タイマの動作時間は1枚の紙幣が前記セ
ンサの箇所を通り過ぎるのに要する時間に満たな
いものであり、このタイマの動作時間が経過した
したときモータ停止手段により前記モータが停止
される。このとき紙幣は排出口からは完全には出
ていない。管理者がこの紙幣を抜き取ると、前記
センサが紙幣を検知しなくなり、これに応じてモ
ータ再スタート手段によりモータの駆動が再スタ
ートされる。これにより引き続き紙幣が排出され
る。以後は、タイマ、モータ停止手段、モータ再
スタート手段が上述と同様の動作を繰返し、この
繰返しにより、モータが非連続的に駆動され、排
出された紙幣が排出口から取除かれる毎に、断続
的に紙幣排出制御が行われる。
〈実施例〉 以下添付図面を参照してこの考案の一実施例を
詳細に説明しよう。
第1図は紙幣識別装置の側面を略示する図で、
識別装置本体10とこの本体10に対して着脱可
能な紙幣貯蔵装置20とを含んでいる。この考案
に係るインベントリ装置は貯蔵装置20の側に含
まれるが、全体の理解のために、まず本体10に
関して簡単に説明する。第2図は本体10の紙幣
通路2の部分を正面から見て展開して示したもの
である。入口1からたて長にして挿入された紙幣
はモータM1の正転(図では時計方向の回転)駆
動により矢印A方向に通路2内を進む。すなわち
モータM1の正転駆動により、このモータM1及
びローラ3,4に掛合したベルト5が矢印A方向
に動き、これに伴つて紙幣が搬送される。図で
は、特に各種センサの配置例が示されている。第
2図において、P1L,P1R,PL,PX1,PX2,PX3
P2,P3,P4は光センサ(光カプラ)であり、
CH,LH,RHは磁気検出ヘツドである。1組の
光センサは第1図の側面図から明らかなように、
通路2を挟んで発光体6と受光体7(符号6と7
は一例としてPLについて付した)を含んでいる。
入口1の付近で紙幣の横幅に対応する間隔でか
つ紙幣搬送方向に関しては同位置で配された2組
の光センサP1L,P1Rは、挿入された紙幣の横幅を
判定するためのものである。通路2の中央よりも
幾分ずれた位置で搬送方向に関して所定の間隔l
で離隔して配された2組の光センサPL,PX2は、
紙幣のたて方向の長さを判定するためのものであ
る。上記光センサPX2及びこのセンサPX2に対して
搬送方向に関して所定間隔だけ離隔して配されか
つ横方向に関しては互いに所定間隔離隔して配さ
れた光センサPX1,PX3は、紙幣の透過光量を判定
するためのものである。通路2の中央よりも幾分
ずれた位置に配された磁気検出ヘツドCH及びこ
のヘツドCHに対して搬送方向に関して所定間隔
だけ離隔して配されかつ横方向に関しては互いに
所定間隔離隔して配された磁気検出ヘツドLH,
RHは、紙幣の印刷インキに含まれる磁性成分
(鉄等)を判定するためのものである。これらの
センサによつて紙幣の横幅、たての長さ、透光
性、磁性成分分布が検査され、これらすべての性
質が真券の性質を満足させたとき投入紙幣を受入
れる。1つでも真券の性質を満足させないもので
ある場合はモータM1を逆転駆動して通路2内の
紙幣を入口1に返却する。尚、センサPL,PX2
CHが中央から幾分ずれて配置されている理由
は、紙幣の中央は折り目がつけられていることが
多く、しかも折り目の部分は他よりも薄くなつて
いることが多いので、この折り目の部分を避けて
検査を行なうためである。
紙幣検査を行なうための上記センサ類の後段に
設けられたゲートレバー8は、一旦真券として受
入れた紙幣の返却の可否を制御するものである。
レバー8は、常時は軽いスプリング(図示せず)
によつて第1図で実線で示すように通路2内に突
出しており、矢印A方向(正方向)に進む紙幣に
押されて支点8aを中心に回動して1点鎖線8′
で示すように通路外に逃れ、受入方向Aへの紙幣
の通過を可能にしている。しかし、レバー8の箇
所を一旦通り過ぎた紙幣の該レバー8の箇所を逆
戻りするような場合、該レバー8はロツクされ、
該紙幣を阻止する。但し、正常に紙幣を返却する
場合はソレノイドSOL1が付勢されてレバー8
を1点鎖線8′の位置に吸引し、逆方向(矢印A
の反対方向)への紙幣の搬送を可能にする。レバ
ー8に関連して設けられたスイツチSW1は、該
レバー8が通路2に突出しているときオフ、1点
鎖線8′のように通路外に逃れたときオンとなる。
通路2を機能的に区分すれば、レバー8の前段
の紙幣検査のための通路部分と、レバー8の後段
の正貨(真券)として識別した紙幣を受入れるた
めの通路部分とに区分できる。後者の通路部分の
長さ、つまりレバー8の直後のa点から通路2の
後端のb点までの長さ、は一例として紙幣のたて
方向の長さに相当する。通路2の出口は紙幣貯蔵
装置20の入口につながる。この紙幣貯蔵装置2
0は投入された紙幣を保留し、必要とあらば保留
紙幣を通路2に向けて返却する機能をもつもので
ある。通路2の出口に設けられた光センサP3
び貯蔵装置20の入口に設けられた光センサP4
は、モータM1及び貯蔵装置20内の紙幣巻取用
モータM2を制御するために利用される。また、
光センサP3の手前に設けられた光センサP2は通
路2内に紙幣が有るとき新たな紙幣の挿入を禁止
するためのものである。
紙幣貯蔵装置20においては、モータM2によ
つて回転されるドラム9の所定箇所につる巻きバ
ネ11の一端が固定されており、このドラム9を
芯とする巻取り体とバネ11との間に紙幣を挟み
込んで該紙幣を堅く巻取る。すなわち、通路2の
出口から貯蔵装置20に入つた紙幣は矢印Bの流
れを通つてドラム9を芯とする巻取り体とバネ1
1との間に進入する。紙幣を受入れて貯蔵する場
合はモータM2を正転(図では反時計方向の回
転)駆動してドラム9にバネ11を巻取り、この
バネ11と共に矢印B方向に進入した紙幣を堅く
巻取る。一例として、ドラム9には最大で40枚程
度の紙幣を巻取ることができる。すなわちつる巻
きバネ11の全長は40枚程度の紙幣を巻取るのに
十分な長さをもつている。ドラム9に巻取つた紙
幣を通路2の方に返却する場合は、モータM2を
逆転する。モータM2が逆転した分だけバネ11
は自己復元力によつて巻き芯11aに巻取られ、
ドラム9及びバネ11の動きに伴つて紙幣が矢印
Bとは反対方向に送り出されて通路2に戻され
る。
貯蔵装置20に関連するオプシヨンとしてスト
ツカ12を追加することが可能である。ストツカ
12は多量の紙幣を積重ねて収納する機能をもつ
ものである。ソレノイドSOL2はドラム10か
ら排出された紙幣をストツカ12の方向に向ける
ためのもので、このSOL2の付勢によつて部材
13がバネ11を押して、排出された紙幣の流れ
を矢印D方向に変える。ストツカ12に設けられ
た光センサP5は、矢印Dの流れを通つて紙幣貯
蔵装置20からストツカ12に紙幣が送り込まれ
たことを検知するためのもので、この検知にとづ
きストツカ12における紙幣積重ね作業を実行さ
せる。
また、紙幣貯蔵装置20における各所定箇所
(箇所は特に図示せず)には満杯検出スイツチ
SW2、エンプテイ検出スイツチSW3、インベ
ントリスイツチSW4が夫々設けられる。また、
紙幣識別装置本体10側の所定箇所には紙幣貯蔵
装置20に関連してセーフテイスイツチSW5が
設けられる。
紙幣貯蔵装置20においては、モータM2の回
転をギヤダウンして伝達する機構(図示せず)を
具備しており、この機構に関連して所定箇所に満
杯検出スイツチSW2及びエンプテイ検出スイツ
チSW3が設けられる。モータM2が初期位置に
あるとき、つまりドラム9に全く紙幣が巻取られ
ていないとき、エンプテイ検出スイツチSW3が
作動してエンプテイを検出する。モータM2が初
期位置から正転方向に所定回転したとき(一例と
して紙幣を40枚程度巻取つたとき)、ギヤダウン
機構に関連して設けられた満杯検出スイツチSW
2が作動し、満杯であることを検出する。このス
イツチSW2によつて満杯が検出されたときはモ
ータM2の駆動を禁止すると共に本体10のモー
タM1の駆動も禁止する。
紙幣貯蔵装置20は、第3図に2点鎖線で示す
ように軸20aを支点として所定角傾かせた後、
矢印E方向に引けば本体10から取外すことがで
きるようになつており、セーフテイスイツチSW
5はこのように貯蔵装置20が本体10から離れ
たとき作動して本体10の動作(主にモータM1
の駆動)を禁止するよう制御する。これは、貯蔵
装置20が外れている場合は紙幣の受入が不可能
になるため、そのような場合は紙幣識別装置本体
10の動作を禁止するようにしたためである。
インベントリスイツチSW4は、紙幣貯蔵装置
20内に貯留している紙幣を全部排出させて集金
するときに操作されるものである。管理者が貯蔵
装置20を第3図に実線で示すように適宜に傾か
せて、インベントリスイツチSW4を操作する
と、以下説明するようにインベントリ装置が動作
し、モータM2が非連続的に逆転してドラム9に
巻取られている紙幣をセンサP4が設けられてい
る出口(入口)に向けて1枚ずつ排出する。
第4図は、紙幣貯蔵装置20に関連して設けら
れるインベントリ装置をブロツク図で示したもの
である。制御回路14はタイマTMを含んでお
り、インベントリスイツチSW4、エンプテイ検
出スイツチSW3及びセンサP4の出力が入力さ
れ、モータM2を制御する信号を出力する。この
制御回路14は第5図のフローチヤートに示すよ
うに制御動作を実行する。この制御動作はフロー
チヤートで示したが、ソフトウエア処理に限ら
ず、同等の動作を実行するハードロジツクによつ
て該制御回路14を構成できるのは勿論であり、
そのようなハードロジツクは第5図から容易に実
施し得るので特に詳細は図示しない。第6図は第
5図によるインベントリ制御の一例をタイミング
チヤートによつて示すものである。
第5図において、インベントリ装置による制御
はインベントリスイツチSW4がオンされたとき
スタートする。インベントリスイツチSW4がオ
ンされると、直ちにモータM2の逆転駆動がスタ
ートする(ブロツク21)。これにより、ドラム
9が逆転し、そこに巻き取られていた紙幣が矢印
B方向に、すなわちセンサP4の方向に送り出さ
れる。ブロツク22では、センサP4が紙幣を検
知したか否かを検出する。ドラム9から排出され
た紙幣が未だセンサP4の位置つまり排出口に到
達していないときは、ブロツク22のNOのルー
プを繰返し、この間モータM2の逆転は持続して
いる。紙幣の先端がセンサP4によつて検知され
ると、ブロツク22がYESとなり、ブロツク2
3の処理に移る。ブロツク23では、タイマTM
をスタートさせる。ブロツク24では、センサ
P4が紙幣を検知しているか否かを検出する。
YESのときブロツク25に進み、タイマTMの動
作時間が経過したか否かを調べる。ブロツク25
がNOならば、ブロツク24に戻る。ブロツク2
4がNOならばブロツク26に進み、タイマTM
をリセツトする。この場合、タイマTMのリセツ
トとは、タイマの出力をオフにすることであり、
スタートに戻すことではない。ブロツク26の
後、ブロツク22に戻る。一方、ブロツク25が
YESの場合はブロツク27に進み、モータM2
をストツプする。ブロツク21から27までの処
理の間、モータM2は逆転し続けており、ブロツ
ク27で停止する。
タイマTMの動作時間T1は、紙幣の先端がセ
ンサP4に検知されたときから該紙幣の後端がド
ラム9とバネ11の間から確実に離脱するときま
での時間に見合つたものであり、一例として数百
ミリ秒である。
インベントリ制御が正常に行なわれるとき、イ
ンベントリスイツチSW4、モータM2、センサ
P4、タイマTMの状態は第6図のようになる。す
なわち、最初にインベントリスイツチSW4がオ
ンされると、ブロツク21の処理によつてモータ
M2の逆転駆動がスタートし、紙幣が排出され
る。紙幣の先端が出口のセンサP4で検知される
とブロツク23の処理によつてタイマTMがスタ
ートする。タイマTMの動作時間T1が満了する
とブロツク27の処理によつてモータM2がスト
ツプする。このとき、紙幣の先端は排出口から外
部に突出しており、かつその後端はドラム9とバ
ネ11との締めつけから解放されており、この状
態で紙幣の動きが静止する。従つて、ルートマン
(管理者)は排出口から出ている紙幣を軽く手で
引き抜くだけで容易に紙幣を回収できる。他方、
ルートマンが紙幣を引き抜かない限り紙幣は排出
口から完全に外には出ず、地面または床に落ちる
あるいは風に飛ばされる等の不都合は起こらな
い。
ブロツク27の次にブロツク28に進み、エン
プテイ検出スイツチSW3がオンしているか否か
を調べる。ドラム9に紙幣が残つている場合、
SW3はオフであり、NOのルートを通つてブロ
ツク29に進む。ブロツク29ではインベントリ
スイツチSW4がもう一度オンされたか否かを調
べる。インベントリ制御を続行する場合、ブロツ
ク29はNOであり、ブロツク30に進む。ブロ
ツク30では出口のセンサP4が紙幣を検知しな
くなつた(オフ)か否かを調べる。YESならば、
ブロツク21に進み、モータM2の逆転駆動を再
開する。すなわち、ブロツク21から27までの
処理によつて、前述の通り、排出口まで排出され
た紙幣をルートマンが引き抜くことによつて、セ
ンサP4がオフ(ブロツク30がYES)となり、
モータM2の駆動が再開して2枚目の紙幣が排出
される。こうして、ブロツク21から30までの
ルーチンを繰返すことにより、モータM2が非連
続的に駆動され、1枚1枚の紙幣がルートマンの
手に確実に受取られるようにインベントリ制御が
なされる。
尚、ブロツク26のルートは安全対策上設けら
れたものであり、通常はタイマTMの動作中は必
ずセンサP4がオンしており、ブロツク26には
進まない。何らかの異常により、ブロツク24で
センサP4がオフと判断されたときブロツク26
に進み、タイマTMを一旦リセツトしてメインの
ルートすなわちブロツク22に戻るものである。
ドラム9の貯蔵装置がすべて排出されると、ス
イツチSW3がオンし、ブロツク28のYESから
ブロツク31に進む。ブロツク31では、センサ
P4がオンしているか否かを調べ、オフするまで
待機する。排出口にある最後の紙幣が引き抜かれ
るとブロツク31はNOとなり、インベントリ制
御を終了する。「終了」の処理とは、各回路の状
態をリセツトしてインベントリ装置を待機状態
(SW4が操作されたときすぐにスタートできる
状態)に設定することである。
ドラム9の貯蔵紙幣がすべて排出される前にイ
ンベントリ制御を終了させる場合は、インベント
リスイツチSW4をもう1度オンする。これによ
り、ブロツク29の箇所でYESと判断され、ブ
ロツク31に移る。インベントリスイツチSW4
をオンしたときに排出口にあつた1枚の紙幣を引
き抜けば、ブロツク31はNOとなり、インベン
トリ制御が終了する。
尚、紙幣貯蔵装置20はドラム巻取り式に限ら
ず、他のいかなる型式でもよい。また、タイマ
TMの時間T1は2乃至数枚の紙幣を排出し得る
時間にしてもよく、その場合は第5図のブロツク
26を設けずにおき、タイマ動作時間終了後に
P4オンであることを条件にモータM2をストツ
プする。
〈考案の効果〉 以上説明したようにこの考案によれば、インベ
ントリ時に排出口まで排出された紙幣を取り除か
ない限り次の紙幣が排出されないように構成した
ため、排出した紙幣が散乱する等の不都合は起こ
らなくなり、余裕をもつて紙幣回収作業を行なう
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した紙幣識別装置の一
例の機構を略示する側面図、第2図は同紙幣識別
装置における各種センサの配置関係を展開して示
す正面図、第3図は同紙幣識別装置において紙幣
貯蔵装置が取外し可能であることを示す側面略
図、第4図は同紙幣貯蔵装置において設けられる
この考案に係るインベントリ装置の一実施例を示
すブロツク図、第5図は第4図のインベントリ装
置内の制御回路によつて実行されるインベントリ
制御動作の一例を示すフローチヤート、第6図は
インベントリ動作時における第4図における各装
置の状態の一例を示すタイミングチヤート、第7
図は本考案の要旨を示す機能ブロツク図、であ
る。 10……紙幣識別装置本体、20……紙幣貯蔵
装置、1……紙幣の挿入口、2……紙幣通路、
P1L,P1R,PL,PX1,PX2,PX3,P2,P3,P4,P5
……光センサ(光カプラ)、M1,M2……モー
タ、9……ドラム、11……つる巻きバネ、SW
2……満杯検出スイツチ、SW3……エンプテイ
検出スイツチ、SW4……インベントリスイツ
チ、SW5……セーフテイスイツチ、14……イ
ンベントリ装置の制御回路、TM……タイマ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 貯蔵した紙幣を順番に排出するためのモータ
    を具えた紙幣貯蔵装置において、 人為的に操作されるインベントリスイツチ
    と、 前記紙幣貯蔵装置の紙幣排出口付近に設けら
    れ、該排出口に来た紙幣を検知するためのセン
    サと、 最初に前記インベントリスイツチの操作にも
    とずき前記モータをスタートさせるモータ初期
    スタート手段と、 前記モータのスタート後に前記センサによつ
    て紙幣が検知されたことを条件に所定の動作時
    間をスタートするものであり、この動作時間は
    1枚の紙幣が前記センサの箇所を通り過ぎるの
    に要する時間に満たないものであるタイマと、 このタイマの動作時間が経過したとき前記モ
    ータを停止させるモータ停止手段と、 モータ停止時に前記センサが紙幣を検知しな
    くなつたことを条件に該モータを再スタートさ
    せるモータ再スタート手段と を具え、前記インベントリスイツチの操作にも
    とずき前記モータを駆動して紙幣を排出し、排
    出した紙幣が取り除かれる毎に非連続的に前記
    モータを駆動することにより次々に紙幣を排出
    するようにした紙幣貯蔵装置におけるインベン
    トリ装置。 2 前記モータ停止手段は、前記タイマの動作時
    間が経過したとき前記センサによつて紙幣が検
    知されていることを条件に該モータを停止させ
    るものである実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の紙幣貯蔵装置におけるインベントリ装置。 3 前記紙幣貯蔵装置は、前記モータによつて駆
    動されるドラムと、前記モータの正転時に前記
    ドラムに巻取られるつる巻きバネとを含み、紙
    幣を受入れるときは前記モータを正転して該紙
    幣を前記バネと共に前記ドラムに巻取るように
    したものであり、前記モータを逆転駆動するこ
    とにより、前記ドラムに巻取られていた紙幣を
    1枚づつ排出させるものである実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の紙幣貯蔵装置におけるイ
    ンベントリ装置。
JP1982046992U 1982-04-02 1982-04-02 紙幣貯蔵装置におけるインベントリ装置 Granted JPS58150174U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1982046992U JPS58150174U (ja) 1982-04-02 1982-04-02 紙幣貯蔵装置におけるインベントリ装置

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