JP3325671B2 - 硬貨分離繰出装置 - Google Patents
硬貨分離繰出装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は金融機器に用いられる硬
貨入出金機の硬貨分離繰出装置に関する。
貨入出金機の硬貨分離繰出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、金融機器等、例えば自動取引装
置等に用いられる硬貨入出金機の硬貨分離繰出装置は、
硬貨搬送手段により硬貨認識手段に搬送される硬貨を硬
貨分離手段で一枚ずつに分離している。
置等に用いられる硬貨入出金機の硬貨分離繰出装置は、
硬貨搬送手段により硬貨認識手段に搬送される硬貨を硬
貨分離手段で一枚ずつに分離している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の硬貨分離繰出装
置にあっては、多量の硬貨が山盛りに重なった状態で硬
貨分離手段に搬送されると、上部の硬貨が下部の硬貨か
ら分離した際、重なった下部の硬貨の側壁に沿って立
ち、後続する硬貨の搬送を止めてしまい、硬貨繰出し不
良としてマシンダウンを発生させるという問題点があっ
た。
置にあっては、多量の硬貨が山盛りに重なった状態で硬
貨分離手段に搬送されると、上部の硬貨が下部の硬貨か
ら分離した際、重なった下部の硬貨の側壁に沿って立
ち、後続する硬貨の搬送を止めてしまい、硬貨繰出し不
良としてマシンダウンを発生させるという問題点があっ
た。
【０００４】本発明は、硬貨の搬送を止めてしまう硬貨
を硬貨分離手段から強制的に解除して硬貨認識手段への
硬貨搬送を正常にする硬貨分離繰出装置を提供すること
を目的としている。
を硬貨分離手段から強制的に解除して硬貨認識手段への
硬貨搬送を正常にする硬貨分離繰出装置を提供すること
を目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の硬貨分離繰出装置においては、硬貨認識手段
が硬貨を認識する毎にリセットするタイマと、硬貨分離
手段の近傍に設けられて重なった硬貨を検出するセンサ
と、タイマをセットし、タイマとセンサとからの出力信
号を入力して硬貨搬送手段と硬貨分離手段とを駆動する
搬送分離駆動手段とを備え、前記硬貨分離手段は搬送ベ
ルトの搬送方向に交差する方向に延在し、重なった硬貨
を分離するとともに一枚ずつ通過させる真円ローラと、
前記真円ローラの半径に等しい最長径を有するとともに
硬貨の直径より狭いローラ幅を有する偏心ローラを交互
に配置した分離ローラを有し、前記搬送分離駆動手段は
前記タイマのセット信号及びリセット信号に基づいて前
記硬貨搬送手段を硬貨搬送方向に駆動するとともに前記
硬貨分離手段を駆動し、前記タイマのタイムアウト信号
と前記センサの「硬貨有り」信号とに基づいて所定時
間、前記硬貨搬送手段を逆方向に駆動するとともに前記
硬貨分離手段の駆動を停止し、その後、前記硬貨分離手
段を駆動するとともに前記硬貨搬送手段を順方向に駆動
することにより硬貨を分離するようにしたものである。
に本発明の硬貨分離繰出装置においては、硬貨認識手段
が硬貨を認識する毎にリセットするタイマと、硬貨分離
手段の近傍に設けられて重なった硬貨を検出するセンサ
と、タイマをセットし、タイマとセンサとからの出力信
号を入力して硬貨搬送手段と硬貨分離手段とを駆動する
搬送分離駆動手段とを備え、前記硬貨分離手段は搬送ベ
ルトの搬送方向に交差する方向に延在し、重なった硬貨
を分離するとともに一枚ずつ通過させる真円ローラと、
前記真円ローラの半径に等しい最長径を有するとともに
硬貨の直径より狭いローラ幅を有する偏心ローラを交互
に配置した分離ローラを有し、前記搬送分離駆動手段は
前記タイマのセット信号及びリセット信号に基づいて前
記硬貨搬送手段を硬貨搬送方向に駆動するとともに前記
硬貨分離手段を駆動し、前記タイマのタイムアウト信号
と前記センサの「硬貨有り」信号とに基づいて所定時
間、前記硬貨搬送手段を逆方向に駆動するとともに前記
硬貨分離手段の駆動を停止し、その後、前記硬貨分離手
段を駆動するとともに前記硬貨搬送手段を順方向に駆動
することにより硬貨を分離するようにしたものである。
【０００６】
【作用】上記のように構成された硬貨分離繰出装置の搬
送分離駆動手段がタイマをセットすると、硬貨搬送手段
が硬貨を硬貨分離手段に搬送し、硬貨分離手段で硬貨を
一枚ずつ分離して硬貨認識手段に搬送する。このとき、
硬貨分離手段は重なって搬送されてきた硬貨の内、上部
の硬貨が下部の硬貨から分離して、重なった下部の硬貨
の側壁に沿って立ってしまうと、後続する硬貨の搬送を
塞き止める。センサは搬送分離駆動手段に「硬貨有り」
信号を出力する。また、タイマは硬貨認識手段に硬貨が
搬送されてこないと、リセットされないので搬送分離駆
動手段にタイムアウト信号を出力する。搬送分離駆動手
段は所定時間、硬貨分離手段の駆動を停止するとともに
硬貨搬送手段を逆駆動し、塞き止められている硬貨を硬
貨分離手段から引き離すとともに立っている硬貨を引き
離す。その後、硬貨搬送手段を搬送方向に駆動するとと
もに硬貨分離手段を駆動し、硬貨を一枚ずつ分離して硬
貨認識手段に搬送する。搬送分離駆動手段はセンサが
「硬貨無し」信号を出力し、タイマがタイムアウト信号
を出力すると、硬貨搬送手段及び硬貨分離手段の駆動を
停止する。
送分離駆動手段がタイマをセットすると、硬貨搬送手段
が硬貨を硬貨分離手段に搬送し、硬貨分離手段で硬貨を
一枚ずつ分離して硬貨認識手段に搬送する。このとき、
硬貨分離手段は重なって搬送されてきた硬貨の内、上部
の硬貨が下部の硬貨から分離して、重なった下部の硬貨
の側壁に沿って立ってしまうと、後続する硬貨の搬送を
塞き止める。センサは搬送分離駆動手段に「硬貨有り」
信号を出力する。また、タイマは硬貨認識手段に硬貨が
搬送されてこないと、リセットされないので搬送分離駆
動手段にタイムアウト信号を出力する。搬送分離駆動手
段は所定時間、硬貨分離手段の駆動を停止するとともに
硬貨搬送手段を逆駆動し、塞き止められている硬貨を硬
貨分離手段から引き離すとともに立っている硬貨を引き
離す。その後、硬貨搬送手段を搬送方向に駆動するとと
もに硬貨分離手段を駆動し、硬貨を一枚ずつ分離して硬
貨認識手段に搬送する。搬送分離駆動手段はセンサが
「硬貨無し」信号を出力し、タイマがタイムアウト信号
を出力すると、硬貨搬送手段及び硬貨分離手段の駆動を
停止する。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照しながら
説明する。尚、各図面に共通な要素には同一符号を付
す。
説明する。尚、各図面に共通な要素には同一符号を付
す。
【０００８】図１は本発明の基本的構成を示すブロック
図である。センサ１は硬貨分離手段６の近傍に設けられ
て硬貨の有無を検出する。タイマ２は硬貨認識手段３が
硬貨を認識する度にリセットされる。搬送分離駆動手段
４はタイマ２をセットするとともに、センサ１とタイマ
２とからの出力信号を入力して硬貨搬送手段５と硬貨分
離手段６とを選択駆動する。
図である。センサ１は硬貨分離手段６の近傍に設けられ
て硬貨の有無を検出する。タイマ２は硬貨認識手段３が
硬貨を認識する度にリセットされる。搬送分離駆動手段
４はタイマ２をセットするとともに、センサ１とタイマ
２とからの出力信号を入力して硬貨搬送手段５と硬貨分
離手段６とを選択駆動する。
【０００９】図２は実施例の硬貨分離装置を示す概略斜
視図であり、図３は図２のＡ−Ａ断面斜視図である。硬
貨分離装置１０は、接客部の図示せぬ受皿から落下した
硬貨１２（以後硬貨１２は硬貨全体を意味する）を乗せ
て矢印Ｂ方向に搬送する硬貨搬送手段５としての搬送ベ
ルト５ａと、搬送ベルト５ａに対向するロ−ラ面を矢印
Ｂ方向に相対する矢印Ｃ方向に回転して重なった硬貨１
２を分離させるとともに一枚ずつ通過させる硬貨分離手
段６としての分離ロ−ラ６ａと、センサ１とからなる。
センサ１は発光素子１ａと受光素子１ｂとからなり、光
を硬貨１２により遮られると、オン信号を発生する。分
離ロ−ラ６ａを通過した硬貨１２は搬送ベルト５ａによ
り硬貨認識手段３としての金種判定部に搬送される。
視図であり、図３は図２のＡ−Ａ断面斜視図である。硬
貨分離装置１０は、接客部の図示せぬ受皿から落下した
硬貨１２（以後硬貨１２は硬貨全体を意味する）を乗せ
て矢印Ｂ方向に搬送する硬貨搬送手段５としての搬送ベ
ルト５ａと、搬送ベルト５ａに対向するロ−ラ面を矢印
Ｂ方向に相対する矢印Ｃ方向に回転して重なった硬貨１
２を分離させるとともに一枚ずつ通過させる硬貨分離手
段６としての分離ロ−ラ６ａと、センサ１とからなる。
センサ１は発光素子１ａと受光素子１ｂとからなり、光
を硬貨１２により遮られると、オン信号を発生する。分
離ロ−ラ６ａを通過した硬貨１２は搬送ベルト５ａによ
り硬貨認識手段３としての金種判定部に搬送される。
【００１０】分離ロ−ラ６ａは搬送ベルト５ａに対して
交差する方向に延在し、軸１１をフレ−ム１３に回転自
在に支持されてある。軸１１の一端はロ−ラ駆動モ−タ
１４としてのステッピングモ−タに固着してある。分離
ロ−ラ６ａは真円ロ−ラ１５と偏心ロ−ラ１６とが交互
に軸１１に設けてある。真円ロ−ラ１５は重なった硬貨
１２を分離するとともに一枚ずつ通過させる。偏心ロ−
ラ１６は、図３に示すように真円ロ−ラ１５の半径に等
しい最長径Ｄを有し、図２に示すように硬貨１２の直径
より狭いロ−ラ幅Ｅを有している。従って、偏心ロ−ラ
１６は最長径Ｄを除いて隣接する真円ロ−ラ１５と間に
溝１７を設けることになる。
交差する方向に延在し、軸１１をフレ−ム１３に回転自
在に支持されてある。軸１１の一端はロ−ラ駆動モ−タ
１４としてのステッピングモ−タに固着してある。分離
ロ−ラ６ａは真円ロ−ラ１５と偏心ロ−ラ１６とが交互
に軸１１に設けてある。真円ロ−ラ１５は重なった硬貨
１２を分離するとともに一枚ずつ通過させる。偏心ロ−
ラ１６は、図３に示すように真円ロ−ラ１５の半径に等
しい最長径Ｄを有し、図２に示すように硬貨１２の直径
より狭いロ−ラ幅Ｅを有している。従って、偏心ロ−ラ
１６は最長径Ｄを除いて隣接する真円ロ−ラ１５と間に
溝１７を設けることになる。
【００１１】図４は実施例の搬送分離駆動手段を示す制
御ブロック図である。制御部２０はタイマ付マイクロプ
ロセッサで構成されてあり、搬送ベルト５ａを搬送させ
るベルト駆動モ−タ２１、分離ロ−ラ６ａを回転駆動さ
せるロ−ラ駆動モ−タ１４、重なった硬貨を検出するセ
ンサ１、硬貨認識手段３等が接続してある。制御部２０
とベルト駆動モ−タ２１とロ−ラ駆動モ−タ１４とで搬
送分離駆動手段４を構成する。
御ブロック図である。制御部２０はタイマ付マイクロプ
ロセッサで構成されてあり、搬送ベルト５ａを搬送させ
るベルト駆動モ−タ２１、分離ロ−ラ６ａを回転駆動さ
せるロ−ラ駆動モ−タ１４、重なった硬貨を検出するセ
ンサ１、硬貨認識手段３等が接続してある。制御部２０
とベルト駆動モ−タ２１とロ−ラ駆動モ−タ１４とで搬
送分離駆動手段４を構成する。
【００１２】制御部２０は硬貨１２の搬送状態をタイマ
２０ａとセンサ１で検知している。センサ１は重なった
硬貨１２が搬送ベルト５ａ上にあると、オン信号を制御
部２０に出力する位置に設けてある。制御部２０は硬貨
認識手段３が硬貨１２を検出すると、タイマ２０ａをリ
セットし、タイマ２０ａがタイムアウトになる前に次の
硬貨１２が硬貨認識手段３に搬送されると正常と判定す
る。センサ１の検出信号がオン状態でタイムアウトにな
れば、異常発生と判定して所定時間、分離ローラ６ａを
停止するとともに搬送ベルト５ａを逆送する。センサ１
の検出信号がオフ状態でタイムアウトになれば、終了と
判定する。
２０ａとセンサ１で検知している。センサ１は重なった
硬貨１２が搬送ベルト５ａ上にあると、オン信号を制御
部２０に出力する位置に設けてある。制御部２０は硬貨
認識手段３が硬貨１２を検出すると、タイマ２０ａをリ
セットし、タイマ２０ａがタイムアウトになる前に次の
硬貨１２が硬貨認識手段３に搬送されると正常と判定す
る。センサ１の検出信号がオン状態でタイムアウトにな
れば、異常発生と判定して所定時間、分離ローラ６ａを
停止するとともに搬送ベルト５ａを逆送する。センサ１
の検出信号がオフ状態でタイムアウトになれば、終了と
判定する。
【００１３】次に動作について説明する。
【００１４】制御部２０は図示せぬスイッチボタンが押
下されると、タイマ２０ａをセットするとともにローラ
駆動モータ１４とベルト駆動モータ２１とを駆動する。
接客部の受皿から硬貨１２が搬送ベルト５ａに落下する
と、搬送ベルト５ａは矢印Ｂ方向に硬貨１２を搬送す
る。分離ローラ６ａは重なって搬送されてくる硬貨１２
を分離するが、図２に示すように、上部の硬貨１２ａが
下部の硬貨１２ｂから分離して、重なった下部の硬貨１
２ｂの側壁に沿って立ってしまう場合がある。このよう
な状態で硬貨１２ａが分離ローラ６ａまで搬送される
と、図３に示すように、後続する硬貨１２ｃに押されて
硬貨面を分離ローラ軸方向と並行させた状態となり、溝
１７に嵌まり込んでセンサ１の検出信号をオン状態にす
る。制御部２０はこのような状態が発生してもタイマ２
０ａがタイムアウトになる前に次の硬貨１２が硬貨認識
手段３に搬送されていれば、異常なしと判定し、硬貨繰
出し動作を続行する。
下されると、タイマ２０ａをセットするとともにローラ
駆動モータ１４とベルト駆動モータ２１とを駆動する。
接客部の受皿から硬貨１２が搬送ベルト５ａに落下する
と、搬送ベルト５ａは矢印Ｂ方向に硬貨１２を搬送す
る。分離ローラ６ａは重なって搬送されてくる硬貨１２
を分離するが、図２に示すように、上部の硬貨１２ａが
下部の硬貨１２ｂから分離して、重なった下部の硬貨１
２ｂの側壁に沿って立ってしまう場合がある。このよう
な状態で硬貨１２ａが分離ローラ６ａまで搬送される
と、図３に示すように、後続する硬貨１２ｃに押されて
硬貨面を分離ローラ軸方向と並行させた状態となり、溝
１７に嵌まり込んでセンサ１の検出信号をオン状態にす
る。制御部２０はこのような状態が発生してもタイマ２
０ａがタイムアウトになる前に次の硬貨１２が硬貨認識
手段３に搬送されていれば、異常なしと判定し、硬貨繰
出し動作を続行する。
【００１５】しかしながら、制御部２０は分離ローラ６
ａの溝１７に硬貨１２ｂが完全に詰まって後続する硬貨
１２ｃが硬貨認識手段３に搬送されず、タイマ２０ａが
タイムアウトになると、異常発生と判定して所定時間、
ローラ駆動モータ１４の回転を停止するとともにベルト
駆動モータ２１を逆転する。分離ローラ６ａは回転を停
止するとともに搬送ベルト５ａは逆送される。この結
果、分離ローラ６ａの溝１７に詰まっている硬貨１２ｂ
と後続する硬貨１２ｃとの間に空間を生ずるとともに詰
まっている硬貨１２ｂは搬送ベルト５ａにより溝１７か
ら引き戻されて倒れるものもある。
ａの溝１７に硬貨１２ｂが完全に詰まって後続する硬貨
１２ｃが硬貨認識手段３に搬送されず、タイマ２０ａが
タイムアウトになると、異常発生と判定して所定時間、
ローラ駆動モータ１４の回転を停止するとともにベルト
駆動モータ２１を逆転する。分離ローラ６ａは回転を停
止するとともに搬送ベルト５ａは逆送される。この結
果、分離ローラ６ａの溝１７に詰まっている硬貨１２ｂ
と後続する硬貨１２ｃとの間に空間を生ずるとともに詰
まっている硬貨１２ｂは搬送ベルト５ａにより溝１７か
ら引き戻されて倒れるものもある。
【００１６】次に、制御部２０はロ−ラ駆動モ−タ１４
の回転を再開するとともにベルト駆動モ−タ２１を再逆
転する。分離ロ−ラ６ａは矢印Ｃ方向に回転するととも
に搬送ベルト５ａは矢印Ｂ方向に搬送される。この結
果、図５に示すように、分離ロ−ラ６ａの溝１７に嵌ま
り込んでいた硬貨１２ｂは偏心ロ−ラ１６ａにより矢印
Ｆ方向に強制的に押出されて倒れる。そして、後続する
硬貨１２ｃとともに分離ロ−ラ６ａに搬送されて再び分
離される。
の回転を再開するとともにベルト駆動モ−タ２１を再逆
転する。分離ロ−ラ６ａは矢印Ｃ方向に回転するととも
に搬送ベルト５ａは矢印Ｂ方向に搬送される。この結
果、図５に示すように、分離ロ−ラ６ａの溝１７に嵌ま
り込んでいた硬貨１２ｂは偏心ロ−ラ１６ａにより矢印
Ｆ方向に強制的に押出されて倒れる。そして、後続する
硬貨１２ｃとともに分離ロ−ラ６ａに搬送されて再び分
離される。
【００１７】尚、偏心ロ−ラの最長径位置は軸に対して
同位相とせず、ずらして設けると、硬貨を強制的に押出
すタイミングがずれるので、押し出された硬貨が倒れる
位置もずれてより好ましい結果を生ずる。
同位相とせず、ずらして設けると、硬貨を強制的に押出
すタイミングがずれるので、押し出された硬貨が倒れる
位置もずれてより好ましい結果を生ずる。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載される効果を奏する。
ているので以下に記載される効果を奏する。
【００１９】硬貨認識手段が硬貨を認識する毎にリセッ
トするタイマと、硬貨分離手段の近傍に設けられて重な
った硬貨を検出するセンサと、タイマをセットし、タイ
マとセンサとからの出力信号を入力して硬貨搬送手段と
硬貨分離手段とを駆動する搬送分離駆動手段とを備えた
ことにより、センサが「硬貨有り」信号を出力し、硬貨
認識手段が硬貨を認識せず、タイマからタイムアウト信
号が出力されると、搬送分離駆動手段が所定時間、硬貨
分離手段の駆動を停止するとともに硬貨搬送手段を逆駆
動し、重なって搬送されてきた硬貨の内、硬貨分離手段
で上部の硬貨が下部の硬貨から分離して重なった下部の
硬貨の側壁に沿って立ち、後続する硬貨の搬送を塞き止
めても硬貨分離部から強制的に解除して搬送を正常にす
るので、硬貨繰出し不良としてマシンダウンを発生させ
ない。
トするタイマと、硬貨分離手段の近傍に設けられて重な
った硬貨を検出するセンサと、タイマをセットし、タイ
マとセンサとからの出力信号を入力して硬貨搬送手段と
硬貨分離手段とを駆動する搬送分離駆動手段とを備えた
ことにより、センサが「硬貨有り」信号を出力し、硬貨
認識手段が硬貨を認識せず、タイマからタイムアウト信
号が出力されると、搬送分離駆動手段が所定時間、硬貨
分離手段の駆動を停止するとともに硬貨搬送手段を逆駆
動し、重なって搬送されてきた硬貨の内、硬貨分離手段
で上部の硬貨が下部の硬貨から分離して重なった下部の
硬貨の側壁に沿って立ち、後続する硬貨の搬送を塞き止
めても硬貨分離部から強制的に解除して搬送を正常にす
るので、硬貨繰出し不良としてマシンダウンを発生させ
ない。
【００２０】硬貨分離手段として真円ロ−ラと真円ロ−
ラの半径に等しい最長径を有するとともに硬貨の直径よ
り狭いロ−ラ幅を有する偏心ロ−ラとを交互にロ−ラ軸
に設けた分離モ−タを用いることにより、搬送分離駆動
手段が所定時間分離ロ−ラの回転を停止するとともに搬
送ベルトを逆転して、立った硬貨と後続する硬貨との間
に空間を生じさせ、次いで搬送ベルトを搬送方向に搬送
するとともに分離ロ−ラを回転したとき、硬貨の搬送を
塞き止めて立っている硬貨は偏心ロ−ラによりさらに強
制的に押出されるという効果がある。
ラの半径に等しい最長径を有するとともに硬貨の直径よ
り狭いロ−ラ幅を有する偏心ロ−ラとを交互にロ−ラ軸
に設けた分離モ−タを用いることにより、搬送分離駆動
手段が所定時間分離ロ−ラの回転を停止するとともに搬
送ベルトを逆転して、立った硬貨と後続する硬貨との間
に空間を生じさせ、次いで搬送ベルトを搬送方向に搬送
するとともに分離ロ−ラを回転したとき、硬貨の搬送を
塞き止めて立っている硬貨は偏心ロ−ラによりさらに強
制的に押出されるという効果がある。
【図１】本発明の基本的構成を示すブロック図である。
【図２】実施例の硬貨分離装置を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図３】図２のＡ−Ａ断面斜視図である。
【図４】実施例の搬送分離駆動手段を示す制御ブロック
図である。
図である。
【図５】溝部に嵌まった硬貨を離す説明図である。
１ センサ ２ タイマ ３ 硬貨認識手段 ４ 搬送分離駆動手段 ５ 硬貨搬送手段 ５ａ 搬送ベルト ６ 硬貨分離手段 ６ａ 分離ロ−ラ １０ 硬貨分離装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G07F 1/00 G07D 1/00 - 13/00 B65G 47/28 B65H 43/04
Claims (2)
- 【請求項１】 硬貨搬送手段により硬貨認識手段に搬送
される硬貨を硬貨分離手段で一枚ずつに分離する硬貨分
離繰出装置において、 硬貨認識手段が硬貨を認識する毎にリセットするタイマ
と、 硬貨分離手段の近傍に設けられて重なった硬貨の有無を
検出するセンサと、 タイマをセットし、タイマとセンサとからの出力信号を
入力して硬貨搬送手段と硬貨分離手段とを駆動する搬送
分離駆動手段とを備え、前記硬貨分離手段は搬送ベルトの搬送方向に交差する方
向に延在し、重なった硬貨を分離するとともに一枚ずつ
通過させる真円ローラと、前記真円ローラの半径に等し
い最長径を有するとともに硬貨の直径より狭いローラ幅
を有する偏心ローラを交互に配置した分離ローラを有
し、 前記搬送分離駆動手段は前記タイマのセット信号及びリ
セット信号に基づいて前記硬貨搬送手段を硬貨搬送方向
に駆動するとともに前記硬貨分離手段を駆動し、前記タ
イマのタイムアウト信号と前記センサの「硬貨有り」信
号とに基づいて所定時間、前記硬貨搬送手段を逆方向に
駆動するとともに前記硬貨分離手段の駆動を停止し、そ
の後、前記硬貨分離手段を駆動するとともに前記硬貨搬
送手段を順方向に駆動することにより硬貨を分離するこ
とを特徴とする硬貨分離繰出装置。 - 【請求項２】 前記真円ローラを挟んだ前記偏心ローラ
は最長径の位置をずらして構成したことを特徴とする請
求項１記載の硬貨分離繰出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28127093A JP3325671B2 (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 硬貨分離繰出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28127093A JP3325671B2 (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 硬貨分離繰出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07134786A JPH07134786A (ja) | 1995-05-23 |
| JP3325671B2 true JP3325671B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=17636737
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28127093A Expired - Fee Related JP3325671B2 (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 硬貨分離繰出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3325671B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003334291A (ja) * | 2002-03-11 | 2003-11-25 | Olympia:Kk | メダル送り出し装置 |
| JP4758191B2 (ja) * | 2005-10-07 | 2011-08-24 | グローリープロダクツ株式会社 | 円板状体搬送装置 |
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1993
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