JPH0512186Y2 - - Google Patents

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JPH0512186Y2
JPH0512186Y2 JP1986183976U JP18397686U JPH0512186Y2 JP H0512186 Y2 JPH0512186 Y2 JP H0512186Y2 JP 1986183976 U JP1986183976 U JP 1986183976U JP 18397686 U JP18397686 U JP 18397686U JP H0512186 Y2 JPH0512186 Y2 JP H0512186Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、集積収納されている紙幣を1枚ずつ
送り出す紙幣送出装置に関するもので、特に紙幣
計数機、紙幣放出機等に用いられるものである。
(従来の技術) 収納部に集積収納された紙葉類を1枚ずつ取り
出して計数等の処理を行なう紙葉類処理機として
例えば実公昭56−17384号公報に記載のものがあ
る。第5図はその紙葉類送出部の概略を示すもの
で、紙葉類53の先端部表面に係合して1枚ずつ
取り出す送出ローラ51に対向して1枚のみの紙
葉類の通過を許容するゲート間隙を作りかつ紙葉
類の移動時の送出ローラの回転方向と同方向(す
なわち、紙葉類の移動方向と逆の方向)への回転
は許容し逆方向への回転を不能とした例えば一方
向クラツチ型のゲートローラ52を設けた構成と
なつている。この紙葉類送出部によれば、取り出
し時に2枚重ねとなつた紙葉類のうちの1枚は紙
葉類の移動方向に対して回転不能となつているゲ
ートローラ52により阻止され、1枚のみが送出
ローラ51により取り出され2枚送りが防止され
るようになつている。
このような送出部ではハガキ、各種カード等の
硬い紙葉類の場合には従来の送出方法で特に問題
は発生しないのに対し、比較的柔かい紙幣を送出
させる場合には、2枚重なつた紙幣の1枚がゲー
トローラ52により確実に阻止されず、少しずれ
てゲート間隙へ入り込み、詰まりが生ずることが
多々ある。これは紙幣には折れ目、屈曲性、摩擦
係数等において種々の状態のものがある為、ゲー
ト間隙を極力精密に定めたとしても、2枚入り込
みを防ぐことが困難であるためである。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の送出装置では、詰まりが発生したとき、
操作者が近くにいる場合には紙幣詰まりの警報に
より詰まり紙幣を取り除いて再度処理することも
容易であるが、作業能率が必ずしも良好ではな
い。一方、例えば自動販売機内に備えられた紙幣
送出装置の場合、釣銭紙幣が投出されないという
ことは大きな問題であり、また通報により、自動
販売機の保守要員が到着して扉をあけて詰まりを
取り除くまでの間は、自動販売機は使用不能の状
態が続くことになり販売効率の低下が著しい。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、紙幣の送出時に、詰まりが発生したときに
は詰まり紙幣の迅速な送出により詰まり紙幣を排
除し、継続して送出を行うことができる紙幣送出
装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案に係わる紙幣送出装置は、 収納部に集積収納された紙幣を取り出して送出
するフイードローラと、 このフイードローラと対向させて配置され、回
転方向に固定された状態(以下「固定状態」)で
は前記フイードローラとの間を通過できる前記紙
幣を1枚のみに制限し、回転自在な状態(以下
「可動状態」)では前記フイードローラとの間を通
過できる前記紙幣の枚数を制限しないゲートロー
ラと、 前記フイードローラと前記ゲートローラとの間
を前記紙幣の先端部が通過したことおよびこれら
のローラの間を前記紙幣の後端部が通過したこと
を検知する紙幣排出検知センサと、 送出の開始時には前記ゲートローラを前記固定
状態にし、前記紙幣排出検知センサが前記紙幣の
先端部の通過を検知してから所定時間内に後端部
の通過を検知しないときは前記ゲートローラを前
記固定状態から前記可動状態に切り換える軸固定
手段と、 を備えたことを特徴とする。
(作用) 紙幣排出検知センサが紙幣の先端部を検知して
から所定時間以内にこの紙幣の後端部が検知され
なかつたときは紙幣詰まりであると判断し、軸固
定手段がゲートローラを固定状態から可動状態に
切り換える。これにより、フイードローラとゲー
トローラとの間に詰まつた紙幣を移動させて排除
することができる。そして、このようにして詰ま
り紙幣を迅速に排除して装置を使用可能状態に回
復させることができるため、自動販売機等として
の効率が向上する。
また、フイードローラとゲートローラとの間に
に詰まつた紙幣を収納部に戻すのではなく、その
まま送出することとしたので、次回以降の送出時
に紙幣詰まりが生じる可能性を減らすことができ
る。
(実施例) 以下図面を参照しながら本考案の一実施例を詳
細に説明する。
第1図は本考案を紙幣放出機の紙幣送出装置に
適用した一例を示す概略構成図である。
紙幣取出部10はブラケツト7に枢支されモー
タ(図示せず)により駆動されるフイードローラ
1、このフイードローラの回転軸を揺動支点軸と
して回動するアーム5に設けられた補助ローラ
2、投出紙幣4を集積収納し、フイードローラ1
およびこれと共通のベルトにより駆動され連動す
る補助ローラ2に対して紙幣4を適当な位置関係
に置くように上下動される札載台3を有してお
り、アーム5は補助ローラ2を紙幣4に対して押
し付けるようにばね6により付勢されている。ま
た、フイードローラ1に対向してゲートローラ8
が設けられており、このゲートローラ8は紙幣投
出時には回転しないようになつており、2枚投出
を防止している。さらにゲートローラ8の前方に
はフオトインタラプタ等よりなる紙幣排出検知セ
ンサ21が設けられており、ゲートローラ8から
紙幣が排出されたことを光学的に検知する。フイ
ードローラ1、ゲートローラ付近で紙幣の詰まり
が発生したときは後述する制御装置にその信号が
送られ所定の処理が行われることになる。
紙幣排出検知センサ21の前方にはモータ駆動
されるベルト等(図示せず)より成る搬送路Aが
設けられ、切換ゲート22により一時保留部30
に至る一時保留用搬送路Bとリジエクト部40に
至るリジエクト用の搬送部Cとに分岐される。搬
送路Bの途中には枚数検知センサ23が、リジエ
クト部40の直前の搬送部Cには排除検知センサ
24がそれぞれ設けられている。
第2図はゲートローラ8の詳細を示す斜視図で
あつて、例えば少くとも周面をゴム等の摩擦部材
で構成した2つのゲートローラ8が共通の軸9上
に設けられており、その軸の一端部には電磁ブレ
ーキ11が設けられており、この電磁ブレーキは
紙詰まりが生じていないときには励磁されてゲー
トローラ8の回転を止めるが、紙づまりが生じた
ときは後述するように励磁されず、ゲートローラ
の自由な回転を許容する。
第3図は本発明にかかる紙幣送出装置の制御系
を示すブロツク図であつて、センサ21の出力は
タイマ25のトリガ(T)端子に入力され、タイ
マ25は予め設定された時間、例えば10秒の間に
センサ21の出力がオフとなつてリセツトがかか
らない場合には信号“1”を電磁ブレーキ駆動部
26に対して出力する。これにより電磁ブレーキ
駆動部26は電磁ブレーキ11に対する駆動を停
止するためゲートローラ8は回転自在となる。
次に本発明の動作を第4図のフローチヤートを
参照しながら説明する。
札載台の上には複数の紙幣が載置されており、
フイードローラ1の回転により紙幣を順次搬送路
Aに送り出すが、この際ゲートローラ8は電磁ブ
レーキが励磁されているため回転が禁止されて2
枚送りを防止している。紙幣の送出に伴つて札載
台3上の紙幣4が減少すると補助ローラ2が順次
下つてきて、ある位置まで下ると例えばアーム5
の端部がセンサ(図示せず)により検知され、札
載台3が所定位置まで上昇駆動されるようになつ
ている。
いま、10枚の紙幣を送出するよう指令されたと
すると、補助ローラおよびフイードローラが回転
駆動され(ステツプ101)、収納部から1枚ずつ紙
幣が送り出される。ゲートローラ部分において詰
まりが発生せず紙幣排出検知センサ21の出力が
所定時間を超えることがなかつたとき(ステツプ
102)には指定された枚数に達するまで(ステツ
プ103)送出がくり返され、10枚の紙幣は一時保
留部に全て保留された後、別途他の手段により、
投出口へ一括して送り出される。尚、送り出し枚
数の検知は例えば搬送路Bの途中に設けられた枚
数検知用センサ23の出力に基づき行なわれる。
もし、10枚の送出完了前に、例えば7枚の送出
が完了して8枚目の紙幣が送り出される際に2枚
の紙幣が少しずれてゲートローラの間隙へ入り込
み詰まりが生じると、紙幣排出検知センサ21が
紙幣を検知し、この検知状態が所定時間以上継続
するので(ステツプ102)制御手段は排除手段と
しての切換ゲートを切換えた(ステツプ104)後、
電磁ブレーキの励磁を解除し(ステツプ105)、ゲ
ートローラをフリー状態とする。これにより詰ま
り紙幣をフイードローラ1の回転によりゲートロ
ーラ8から外れて搬送路Cに送り出される。詰ま
り紙幣が紙幣排出検知センサ21の位置する部分
を通過して詰まり状態が解除され、センサ出力が
なくなつたことを確認されると(ステツプ106)
再び電磁ブレーキを励磁するとともにフイードロ
ーラの回動停止させる(ステツプ107)。リジエク
ト部40に詰まり紙幣が達し、排除検知用センサ
24がこれを検知すると制御装置は切換ゲート2
2を元へ戻し(ステツプ108)、再びフイードロー
ラ1を回動させて送出を継続させ、残り3枚の送
出が正常に完了すると、一時保留部30の紙幣を
投出口へ一括して送り出す。なお、フイードロー
ラ1とゲートローラ8との間に詰まつた紙幣4を
札載台3上に戻すのではなく、そのまま送出して
リジエクト部40に収納することとしたのは、両
ローラ1,8の間に紙幣詰まりが生じると紙幣4
にしわが生じたり折れ曲がつたりすることが多
く、次の送出時に再度紙幣詰まりを起こす可能性
が高いからである。すなわち、一度ローラ1,8
の間に詰まつた紙幣はそのまま送出してリジエク
ト部40に収納することとすれば、次回の送出で
紙幣詰まりが生じるおそれを低減させることがで
きる。
この実施例では排除手段として切換ゲートを設
けたが、これを設けずに、詰まり紙幣も通常の一
時保留部へ送るようにして、その後、一時保留部
に保留された紙幣を一括してリジエクト部へ排除
させることもできる。
また実施例で紙幣送出時にゲートローラの回転
を阻止する手段として、電磁ブレーキを使用した
が、ソレノイド等を用いた機械的なロツク機構で
あつてもよい。さらに、紙幣の収納方向は公知の
縦方向、横方向いずれでもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、ゲートローラの
部分で詰まりが発生した場合にはそれを検知して
ゲートローラを回転可能状態にすることにより詰
まり紙幣を排除するようにしているので、迅速な
回復とその後の継続的な紙幣の送り出しが可能と
なり、能率が良い。また保守員がすぐに到着でき
ない自動機器内に設けられる紙幣送出装置におけ
るトラブルを有効に防止することができる。ま
た、本考案によれば、フイードローラとゲートロ
ーラとの間に詰まつた紙幣を取り除く際に、これ
らの紙幣をそのまま給紙方向に送出する構成とな
つているので、次回以後の送出時における紙幣詰
まりを生じにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる紙幣送出装置を示す概
略構成図、第2図はそのゲートローラ部を示す斜
視図、第3図はゲートローラの制御を行う制御系
を示すブロツク図、第4図は制御の詳細を示すフ
ローチヤート、第5図は従来の送出装置を示す概
略図である。 1……フイードローラ、2……補助ローラ、3
……札載台、8……ゲートローラ、11……電磁
ブレーキ、21……紙幣排出検知センサ、22…
…切換ゲート、23……枚数検知センサ、24…
…排除検知センサ、30……一時保留部、40…
…リジエクト部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 収納部に集積収納された紙幣を取り出して送
    出するフイードローラと、 このフイードローラと対向させて配置され、
    回転方向に固定された状態(以下「固定状態」)
    では前記フイードローラとの間を通過できる前
    記紙幣を1枚のみに制限し、回転自在な状態
    (以下「可動状態」)では前記フイードローラと
    の間を通過できる前記紙幣の枚数を制限しない
    ゲートローラと、 前記フイードローラと前記ゲートローラとの
    間を前記紙幣の先端部が通過したことおよびこ
    れらのローラの間を前記紙幣の後端部が通過し
    たことを検知する紙幣排出検知センサと、 送出の開始時には前記ゲートローラを前記固
    定状態にし、前記紙幣排出検知センサが前記紙
    幣の先端部の通過を検知してから所定時間内に
    後端部の通過を検知しないときは前記ゲートロ
    ーラを前記固定状態から前記可動状態に切り換
    える軸固定手段と、 を備えたことを特徴とする紙幣送出装置。 2 前記軸固定手段が電磁ブレーキであることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の紙幣送出装置。
JP1986183976U 1986-11-29 1986-11-29 Expired - Lifetime JPH0512186Y2 (ja)

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JPH07106805B2 (ja) * 1987-06-16 1995-11-15 オムロン株式会社 紙葉類繰出し部の紙詰り自動除去装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59159652U (ja) * 1983-04-09 1984-10-26 株式会社リコー 複写機の給紙装置
JPS60187146U (ja) * 1984-05-23 1985-12-11 株式会社リコー 摩擦分離ロ−ラ給紙装置

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