JPS597324Y2 - 丁合装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複写機の複写サイクルと連動して複写紙を丁
合する丁合装置に関するものである。

上記形式の丁合装置は既に知られており、順次送られて
くる複写紙を多数設置した収納ビンの所定のものに収納
し、丁合或いは仕分け作業を行い得るものである。

このような丁合装置において、従来、装置内でジャムが
発生すると、オペレータがジャムした複写紙を取り出し
これを所定の収納ビンへ直接に手で収納するようにして
いた。

しかし、このような作業は、非常に手間のかかる面倒な
ものであり、しかも複写紙が不揃になり易く、その後の
作業等にも支障を来たす。

またジャムした用紙をすべて破棄し、新たに複写するこ
とも行なわれているが、折角複写した用紙がムダとなる
不具合があった。

本考案は、上記した従来の欠点を除去した丁合装置を提
供することを目的とし、この目的を用紙搬送路より分岐
し機外に達する排紙路と、機外より用紙搬送路に通ずる
手差し部とを設け、ジャム時にジャム紙以降に送られて
くる複写紙を排紙路より機外へ排出し、ジャム処理後排
出した紙を手差し部より用紙搬送路に送り、これを自動
的に所定の収納ビンに送り込むことにより達或した。

以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。

第１図において、丁合装置本体１には、図示してない複
写機より排紙された複写紙を受入れる受入れ口１ａが形
威され、この受入れ口１ａと偏向ユニット （図示せず
）及び多数の収納ビン３等を有する丁合部２との間には
ガイド板４ａ，４ｂ，４Ｃで形或された用紙搬送路４が
設けられている。

この用紙搬送路４の受入れ口１ａ付近において、駆動ロ
ーラとこの駆動ローラ５に押圧されて従動する従動ロー
ラ６とにより搬送ローラ対が配設され、また搬送路４の
中程には斜向コロ７そして終端付近には中間ローラ対８
が配設されている。

本考案に係る丁合装置は、第１図及び第２図に示すよう
に用紙搬送路４の用紙送り方向Ａにおいて、搬送ローラ
対５，６の直後に用紙搬送路４と分岐して機外に達する
排紙路９が形或されている。

この排紙路９と搬送路４との分岐位置には軸１０ ａを
支点として回動可能な切換板１０が設けられ、この切換
板１０はソレノイド辱の回動手段（図示せず）により搬
送路４と排紙路９の一方を開放し、他方を閉鎖するよう
に回動切換えられる。

即ち、切換板は第２図の実線で示す搬送路４を開放し、
排紙搬９を閉鎖する位置と、第２図の鎖線で示す搬送路
４を閉鎖し、排紙路９を開放する位置とに切換えられる
。

この切換えは後述するジャム検出手段がジャムを検出し
たとき搬送路４を開放する位置から閉鎖する位置に切換
えられ、ジャム検出が解除したとき搬送路４を再び開放
する位置に切換えられる。

排紙路９の終端付近には、排紙コロ１１が設けられ、こ
の排紙コロ１１の紙送り方向Ｂの後方には排紙ストツカ
ー１２が配設されている。

機外し排紙された複写紙を再び装置本体内に送り込むた
めの手差し機構１３は、駆動ローラ５の上方に設けられ
ており、この手差し機構１３は手差し人口１３ａを閉鎖
、開放可能な手差しゲート１４と、駆動ローラ５と同ロ
ーラの周面に沿って配設されたガイド板１５とにより形
或される手差し路と駆動ローラ５と当接して従動する送
りローラ１６とを具備している。

この場合、手差し路は受入れ口１ａ近くで用紙搬送路４
と接続されている。

また手差しゲート・１４は、図示していない丁合制御装
置の制御指令に基いて軸１４ ａを支点として回動され
る。

装置本体内にはジャムを検出するジャム検出手段が設け
られ、この検出手段の制御信号により、上記回動手段が
作動して切換板１０を回動し、またジャム検出が解除さ
れたとき再び切換板１０を回動する。

本考案は上記の如く構威され、その作動態様は下記の如
くである。

第１図及び第２図において、図示していない複写機より
送り込まれる複写紙は矢印Ａ方向より受入れ目１ａに送
り込まれ、搬送ローラ対５，６に挾持されて用紙搬送路
４内に沿って搬送される。

そして斜向コロ７及ぎ中間ローラ対８を介して丁合部２
に送り込まれ、所定の収納ビン３に収納される。

ここで例えば複写紙が中間ローラ対８近辺でジャム発生
したとすると、図示していないジャム検出手段により直
ちに検出され、ジャム検出手段からジャム発生の制御信
号が発生される。

この制御信号により、回動手段が作動し、通常用紙搬送
路４を開放する位置にある切換板１０を鎖線で示す排紙
路９を開放する位置に回動される。

従ってジャム後に複写機より送り込まれる複写紙は、切
換板１０に沿って排紙路９に搬送され、搬紙コロ１１に
より排紙ストツカー１２にストックされる。

ここでジャム紙が除去されるとジャム検出手段がジャム
解除の信号により切換板１０は再び用紙搬送路４を開放
する位置に回動され、また丁合制御装置の制御指令が発
信されると通常閉鎖している手差ゲート１４が鎖線で示
す位置に回動されて手差し人口１３ａを開放する。

これにより排紙ストッカー１２に収納された複写紙を手
差し人口１３ａより挿入でき、挿入された複写紙は駆動
ローラ５及び送リローラ１６に挾持され、ガイド板１５
に沿って手差し路内を搬送されて用紙搬送路内に送り込
まれ、そして丁合部２に送られ所定の収納ビン３に収納
される。

この場合、手差し機構より挿入した用紙も自動的に丁合
制御装置によって必要枚数がカウント表示されるため、
丁合制御に支障を来することなく、所定の収納ビン３に
送られる。

なお、手差し機構より排紙された複写紙がすべて挿入さ
れるとＴ合制御装置（図示せず）より信号が発信され手
差しゲート１４は再び実線で示す閉鎖位置に回動される
。

本考案は、上述の如く構或され、ジャム発生の際この後
に送られる複写紙を一旦排紙ストツカーにストックでき
、しかも手差し機構より丁合制御装置に基いてこれを再
び挿入して所定の収納ビン内に収納することができる。

更に収納ビンにおいては整然として収納可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る丁合装置の説明図、第２図は本考
案に係るＴ合装置の主要部の拡大図である。 １・・・丁合装置本体、１ａ・・・受入れ口、２・・・
丁合部、４・・・用紙搬送路、５・・・駆動ローラ、６
・・・従動ローラ、９・・・排紙路、１０・・・切換板
、１３・・・手差し機構。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）複写機の複写サイクルと連動して複写紙を丁合す
   るＴ合装置において、複写紙受入れ口と丁合部との間に
   形或された用紙搬送路と、該用紙搬送路の受入れ口付近
   に配設された駆動ローラと従動ローラとよりなる搬送ロ
   ーラ対と、該搬送ローラ対の紙送り方向後に形或され前
   記用紙搬送路と分岐して機外に達する搬紙路と、該排紙
   路と用紙搬送路との分岐位置に配設され用紙搬送路及び
   排紙路の一方を開放し他方を閉鎖する切換板と、前記搬
   送ローラ対上方に設けられた手差し機構と、ジャムを険
   出するジャム検出手段とを有し、該ジャム検出手段の信
   号により通常用紙搬送路を開放する位置にある切換板が
   排紙路を開放する位置に回動されることと、前記手差し
   機構より挿入される複写紙が搬送ローラ対の駆動により
   用紙搬送路内に送り込まれることとを特徴とする前記丁
   合装置。
2. （２）前記手差し機構が手差し入口を閉鎖、開放する手
   差しゲートと、前記駆動ローラと該ローラの周面に沿っ
   て配設されたガイド板とにより形或された手差し路と、
   駆動ローラに当接して従動する送りローラとを具備する
   ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第（１）項に
   記載の丁合装置。
3. （３）前記手差しゲートが丁合装置の丁合を制御する丁
   合制御装置の制御指令によって手差し入口を閉鎖、開放
   することを特徴とする実用新案登録請求の範囲第（２）
   項に記載の丁合装置。