JPH0336348B2 - - Google Patents

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JPH0336348B2
JPH0336348B2 JP57501620A JP50162082A JPH0336348B2 JP H0336348 B2 JPH0336348 B2 JP H0336348B2 JP 57501620 A JP57501620 A JP 57501620A JP 50162082 A JP50162082 A JP 50162082A JP H0336348 B2 JPH0336348 B2 JP H0336348B2
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JP
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subsystem
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circuit
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JP57501620A
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JPS58500347A (ja
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Robaato Ogudan Gandaasan
Jeimuzu Edowaado Kokoru
Deiuitsudo Baaton Shuku
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NCR Voyix Corp
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NCR Corp
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Publication date
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Priority claimed from US06/254,792 external-priority patent/US4417334A/en
Application filed by NCR Corp filed Critical NCR Corp
Publication of JPS58500347A publication Critical patent/JPS58500347A/ja
Publication of JPH0336348B2 publication Critical patent/JPH0336348B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/44Star or tree networks

Description

請求の範囲 1 複数のサブシステム424A,424B,4
24Cと前記サブシステム424A,424B,
424C間でメツセージを伝送するようにした第
1のスター・カプラ416Aを含む第1の通信チ
ヤンネルAとを含むデータ処理システムであつ
て、前記サブシステム424A,424B,42
4C間でメツセージを伝送するようにした第2の
スター・カプラ416Bを含む第2の通信チヤン
ネルBを含み、前記サブシステム424A,42
4B,424Cのいずれか1から送信されたメツ
セージは前記第1のスター・カプラ416Aか又
は前記第2のスター・カプラ416Bのいずれか
を通して伝送され、前記サブシステム424A,
424B,424Cのすべてに受信することがで
きるように構成したデータ処理システム。 2 各前記サブシステム424A,424B,4
24Cは共同するバス・インタフエース手段42
8によつて前記第1及び第2のチヤンネルA,B
に接続され、各前記バス・インタフエース手段は
その共同するサブシステムによつて送信されたメ
ツセージを前記第1及び第2のチヤンネルA,B
の一方のみに選択的に供給するように構成した選
択手段610を含む請求の範囲1項記載のデータ
処理システム。 3 各前記バス・インタフエース手段428は前
記第1及び第2のチヤンネルA,Bのいずれかの
メツセージを受信するように構成した受信手段5
84A,584B,590と前記第1及び第2の
チヤンネルA,Bいづれか1つから受信したメツ
セージのみをその共同するサブシステム424
A,424B,424Cに伝送するように構成し
た受信制御手段598とを含む請求の範囲2項記
載のデータ処理システム。 4 前記第1及び第2のチヤンネルは夫々対の第
1及び第2の送信ライン418A,420A;4
18B,420Bを含み、前記対の送信ラインの
各々は前記サブシステム424A,424B,4
24Cの少くとも1つに接続されて、前記サブシ
ステム424A,424B,424Cの1つから
送信されたメツセージは前記第1の送信ライン4
18Aにより搬送され、共同するスター・カプラ
416Aを介して各共同する前記対の前記第2の
送信ライン420Aに送られて、該第2の送信ラ
イン420Aに沿つて前記サブシステム424
A,424B,424Cのすべてに搬送されるよ
うに構成した請求の範囲1項記載のデータ処理シ
ステム。 5 各前記スター・カプラは光学スター・カプラ
416A,416Bを含み、前記第1及び第2の
送信ラインは光学送信ライン418A,420
A;418B,420Bを含む請求の範囲4項記
載のデータ処理システム。 6 更に、前記システムは複数の局412を含
み、前記局の各々のキヤビネツト内に一群の前記
サブシステム424A,424B,424Cを持
ち、前記局412の各々のキヤビネツト内の各前
記群のサブシステム424A,424B,424
Cは前記第1及び第2のチヤンネルA,B両方の
前記対の第1及び第2の送信ラインに接続される
請求の範囲5項記載のデータ処理システム。 7 前記第1及び第2の送信ラインの各々は対応
する第1及び第2の電気送信ライン418AA,
420AA;418BB,420BBを含み、前記
局412の各々はそれと共同する対の前記第1及
び第2の送信ライン418AA,420AA;4
18BB,420BB)を含み、前記局412の
各々の前記群のサブシステム424A,424
B,424Cの各々はその局の各前記対の第1及
び第2の電気送信ライン418AA,420
AA;418BB,420BBに接続され、各前記
対の第1及び第2の電気送信ライン418AA,
420AA;418BB,420BBは前記対の光
学送信ライン418A,420A;418B,4
20Bの一方に接続された請求の範囲6項記載の
データ処理システム。 8 各前記スター・カプラは電気スター・カプラ
16Bである請求の範囲1項記載のデータ処理シ
ステム。 9 各前記スター・カプラは磁気スター・カプラ
16Cである請求の範囲1項記載のデータ処理シ
ステム。 技術分野 この発明は、複数のサブシステムと前記サブシ
ステム間でメツセージを通信するようになした第
1のスター・カプラを含む第1の通信チヤンネル
とを含むデータ処理システムに関する。 背景技術 このデータ処理システムはRawson及び
Metcalfによる論文“FIBERNET:Multimode
Optical Fibersfor Local Computer
Networks”(IEEE Transactionon
Communications,vol.COM−26,No.7,1978年
7月,983〜990頁)から知ることができる。この
記事に記載されている1実施例によると、複数の
ホスト・コンピユータが相互に接続され、各ホス
ト・コンピユータは一対の電線によつて対応する
夫々のソース及び検出装置に接続される。該ソー
ス及び検出装置は対応する対の光学フアイバ・ケ
ーブルに接続され、該対の光学フアイバ・ケーブ
ルは複数のポートを持つ伝送可能なスター・カプ
ラに接続される。故に、ホスト・コンピユータは
該ホスト・コンピユータによつて送信されるパケ
ツトの形のメツセージを搬送する搬送チヤンネル
によつて相互に接続されるものとみなすことがで
きる。自己のパケツトの送信中、コンピユータが
チヤンネルを監視し、他の局からの衝突するパケ
ツトが検出されると、送信は中止され、後刻再送
信される。故に、公知のシステムは通信チヤンネ
ルの利用可能性が制限されるという欠点があつ
た。 発明の開示 この発明の目的は、上記欠点を除去した同種の
データの処理システムを提供することである。 従つて、この発明によると、それは前記サブシ
ステム間でメツセージを伝送するようになした第
2のスター・カプラを含む第2の通信チヤンネル
を持ち、前記サブシステムの一方から送信された
メツセージは前記第1のスター・カプラか又は前
記第2のスター・カプラのいずれかを通して伝送
され、前記サブシステムのすべてに受信すること
ができるようになした上記種類のデータ処理シス
テムを提供するものである。 従つて、この発明によるデータ処理装置におい
ては、第2の通信チヤンネルを設けて各チヤンネ
ルに1つのメツセージの同時送信を可能にして、
他の送信による干渉のために送信中止にされる送
信の数を減少することができる。更に、この発明
は、他方のチヤンネルが故障の場合、一方のチヤ
ンネルがもつぱら使用可能なため、システムの信
頼性が増加するという利点を有する。 【図面の簡単な説明】 次に、添付図面を参照してその例によりこの発
明の実施例を説明する。 第1図は、スター・カプラ及び複数の局を含
み、各局が一対の送信ラインでスター・カプラに
リンクされているデータ処理システムの簡潔ブロ
ツク図である。第2図は、各局における複数のサ
ブシステムを例示した第1図のデータ処理システ
ムの簡潔ブロツク図である。 第3図は、第1図及び第2図のデータ処理シス
テムの1つの局において、そのサブシステムが
各々スター・カプラからの対の送信ラインに接続
されているプロセツサ・モジユール、メモリー・
モジユール及びI/Oモジユールを含むようにな
した複数のサブシステムを詳細に表わした簡潔ブ
ロツク図である。 第4図は、各システム・バス・インタフエース
をシステム・バスに接続するバス・ドライバ回路
及びバス・レシーバ回路を表わす回路図である。 第5図は、第1図及び第2図のデータ処理シス
テムに使用することができる受動光学スター・カ
プラのブロツク図である。 第6図は、第1図及び第2図のデータ処理シス
テムに使用することができる能動光学スター・カ
プラの簡潔ブロツク図である。 第7図は、第1図及び第2図のデータ処理シス
テムに使用することができる電気スター・カプラ
の簡潔ブロツク図である。 第8図は、第1図及び第2図のデータ処理シス
テムに使用することができる磁気スター・カプラ
の簡潔ブロツク図である。 第9図は、第3図のプロセツサ・モジユールの
1つを例示した簡潔ブロツク図である。 第10図は、第3図のメモリー・モジユールの
1つを例示した簡潔ブロツク図である。 第11図は、第3図に示すI/Oモジユールを
例示した簡潔ブロツク図である。 第12A図及び第12B図は、第1図及び第2
図のサブシステムから送信するメツセージのホー
マツトを例示する図である。 第13図は、各サブシステム又はモジユールを
第3図のシステム・バスに接続するシステム・バ
ス・インタフエースの簡潔ブロツク図である。 第14図は、第13図のシステム・バス・イン
タフエース内の回路の詳細を例示したブロツク図
である。 第15図は、第14図のシステム・バス・イン
タフエースに示されたメツセージ制御回路の詳細
なブロツク図である。 第16図は、クロツク信号X0及びX1の性質
を例示した波形図である。 第17A図,第17B図及び第17C図は、第
14図のシステム・バス・インタフエースの一般
的動作を例示した流れ図である。 第18図,第19図及び第20図は、第1図及
び第2図のデータ処理システムにメツセージが送
信される3つの模範的場合を例示した図である。 第21図は、各サブシステムの局部メモリーの
内容を例示した図である。 第22A図及び第22B図は、第21図の局部
メモリーのメールボツクス(郵便箱)エントリの
ホーマツトを例示した図である。 第23図は、第14図に表わしたDMAと、制
御及びスタータス・レジスタとの詳細を例示した
ブロツク図である。 第24図は、第23図のコマンド・レジスタの
内容を例示した図である。 第25図は、第23図のスタータス・レジスタ
の内容を例示した図である。 第26図は、第14図のシステム・バス・イン
タフエースに表わしたスワンプ(swamp)回路
及び遊び検出回路の詳細なブロツク図である。 第27図は、データ処理システムの代替実施例
を例示する簡潔ブロツク図である。 第28図は、第27図のデータ処理システムの
1つの局内の複数のサブシステムを詳細に表わし
た簡潔ブロツク図である。 第29図は、第28図の局の電気的折返路を与
える配線パターンを例示した図である。 第30図は、第28図のデユアル−チヤンネ
ル・システム・バスに対する各サブシステム又は
モジユールの接続を表わしたシステム・バス・イ
ンタフエースの簡潔ブロツク図である。 第31図は、第30図のシステム・バス・イン
タフエース内の回路を詳細に表わしたブロツク図
である。 第32図は、第31図のシステム・バス・イン
タフエースのメツセージ制御回路の詳細なブロツ
ク図である。 第33図は、第31図のシステム・バス・イン
タフエースのチヤンネル選択回路の中の回路を例
示したブロツク図である。 第34図は、第31図のシステム・バス・イン
タフエースのメツセージ制御回路に使用するため
のリトライ(retry)回路の簡潔ブロツク図であ
る。 第35図は、第34図のリトライ回路の動作を
例示した流れ図である。 発明を実施するための最良の形態 A データ処理システム10(一般) 次に、第1図を見ると、そこには全体的且つ簡
潔的形態でデータ処理システム10が表わされて
いる。該データ処理システム10は各々が共同す
るケーブル14によつて中央スター・カプラ16
にリンクされている複数の局12を有する。各ケ
ーブル14は第1の送信ライン18と第2の送信
ライン20とからなる。スター・カプラを使用す
るシステムには慣用的であるように、スター・カ
プラ16は複数の局のいずれか1つで発生し、送
信した信号をその局と共同する第1の送信ライン
18から受信する。その後、スター・カプラはそ
の信号を発生した局を含むすべての局に対して該
信号を送信又は返信するために、第2の送信ライ
ン20のすべてにその信号を発信する。 更に詳細に後述するように、この発明の実際の
実施に際しては、各局12は1個の同一キヤビネ
ツト内に収容されたデータ処理設備を含むように
企図される。故に、データ処理システム10を実
際の物理的形態で見るならば、各々がデータ処理
設備を収容する複数のキヤビネツトと、ケーブル
14によつてそれらキヤビネツトの各々に接続さ
れたスター・カプラ16を収容する中央設置のキ
ヤビネツトとを見ることができる。 後程明らかになる理由から、好ましい形態のデ
ータ処理システム10は局内網(local
network)である。すなわち、局12の設置場所
は長距離間隔離れていないということに注目する
べきである。。従つて、各ケーブル14は、例え
ば、300フイート(約91メートル)より長くなく、
たぶん局のすべては1箇の建物内に設置されるで
あろうし、すべての実際上の目的のために単一の
“コンピユータ・システム”とみなされる。 更に、スター・カプラ16は、その好ましい形
態では、光学スター・カプラであることに注意を
要する。従つて、各局12からは光信号が発生
し、第1の送信ライン18を介してスター・カプ
ラ16に伝送され、その後、スター・カプラ16
は第2の送信ライン20を介して局12のすべて
に対してそれら光信号を返送する。第1及び第2
の送信ライン18,20は各々が単一の光フアイ
バから成り、適当に被覆され、共に包装されてケ
ーブル14を形成する。 次に、第2図を見ると、そこにはこの発明の一
面によるデータ処理システム10の詳細が表わさ
れている。第2図に見られるように、各局12は
複数のサブシステム24を含む。その各局におけ
るサブシステム24は図面では点線で囲まれてお
り、それは物理的にも同一キヤビネツトの中に収
納されていることを表わす。各第1の送信ライン
18はキヤビネツト又は局12内の共同する内部
送信ライン18Aを持ち、各第2の送信ライン2
0も同じくキヤビネツト又は局12内にある共同
する内部送信ライン20Aを持つ。サブシステム
24の各々は各サブシステムが内部送信ライン1
8Aを介してメツセージを送信し、内部送信ライ
ン20Aを介してメツセージを受信するというよ
うに、内部送信ライン18A,20Aに接続され
る。 この発明の好ましい形態では、送信ライン18
A,20Aは各々が同軸電線又はケーブルによつ
て形成され、電気信号を搬送する。該電気信号は
光学インタフエース(第2図に表わしていない)
によつて送信ライン18,20の光信号から変換
され、又は光信号に変換される。加えて、十分に
後述するように、サブシステム24の各々は送信
ライン18A,20Aに対するほかのすべてのサ
ブシステムの接続を中断することなく、その内部
電送ライン18A,20Aに接続又は結合するこ
とができる。従つて、データ処理システム10
は、そのサブシステムは各局12内で内部送信又
は電送ライン18A,20Aに沿つた場所に追加
接続することができるため、容易に拡張しうる利
点を持つ電気システムを提供するものであるとい
うことがわかる。 いずれか1つのサブシステム24から送られた
メツセージ若しくは情報パケツトはサブシステム
24の全部に伝送(放送)されるため、1つのサ
ブシステム24からほかのサブシステム24に対
してメツセージ・パケツトを接続する通路の選択
若しくは制御が行われない。従つて、サブシステ
ム24は、メツセージ・パケツトの送信若しくは
受信のために、対の第1及び第2の内部送信ライ
ン18A,20Aのすべてと、第1及び第2の送
信ラインン18,20のすべてと、スター・カプ
ラ16とをひとまとめにしてあたかも単一バスで
あるかのように動作する。このみせかけの単一バ
スを、この発明の説明のために、以下、“システ
ム・バス”と呼ぶことにする。 第3図には、1つの局12のキヤビネツト内に
あるサブシステムの詳細を表わす。そこに見られ
るように、それらサブシステムはプロセツサ・モ
ジユール24A、メモリー・モジユール24B及
びI/Oモジユール24Cとして表わしてある。
これらプロセツサ・モジユール24A、メモリ・
モジユール24B、及びI/Oモジユール24C
の各々はシステム・バス・インタフエース28を
介して内部送信ライン18A,20Aに接続され
る。各システム・バス・インタフエース28は第
13図乃至第17C図について詳細に後述するよ
うに、システム・バスに送信するメツセージを符
号化する回路と、該システム・バスに送信される
メツセージにプリアンブル、ポストアンブル、フ
ラグ及びCRCビツトを加える回路と、システ
ム・バスから受信したメツセージをデコードする
回路と、受信メツセージのエラーを検査する回路
と、システム・バスが共同するサブシステム24
から送信可能となる送信前の遊び状態にあるかど
うかシステム・バスを監視する回路と、他のモジ
ユールからのメツセージがこの送信メツセージを
妨害しているかどうかを確認するためにその共同
するサブシステムから送信されたメツセージと受
信メツセージとを比較する回路と、プロセツサ・
コマンドを反復することなく共同するサブシステ
ムの局部メモリーからデータを読出し若しくは局
部メモリーにデータを書込むことができるように
するためにDMA(直接メモリー・アクセス)作
用を実行する回路とを含んで構成される。 各プロセツサ・モジユール24Aと、メモリ
ー・モジユール24Bと、I/Oモジユール24
Cとの夫々に接続されているシステム・バス・イ
ンタフエース28は、第4図について後述する回
路及びT−カプラによつて内部送信ライン18
A,20Aの各々に接続される。次に、内部送信
ライン18A,20Aは、第3図に見られるよう
に、光ソース34と光検出器36とを含む光学イ
ンタフエース回路32によつて外部光学送信ライ
ン18,20に結合或いは接続される。 なお、第3図に見られるように、内部送信ライ
ン18Aはプロセツサ、メモリー、I/Oの各モ
ジユールに接続され、第3図で右の方を指してい
る矢印40で例示しているような一方の方向にメ
ツセージを送信する。内部送信ライン20Aは他
方でプロセツサ、メモリー、I/Oの各モジユー
ルに接続され、第3図で左の方を指している矢印
42で例示しているような反対方向に信号を搬送
する。内部送信ライン18Aを送信されるメツセ
ージは電気信号の形のものであり、光学ソース3
4で光信号に変換され、光学送信ライン18に送
信されて、光学スター・カプラ16に搬送され
る。次に、光学スター・カプラ16は光学送信ラ
イン18のいずれかから受信した光信号をそのメ
ツセージを発生したキヤビネツト若しくは局12
に対するものを含むすべての光学送信ライン20
に返送する。第3図に見られるように、送信ライ
ン20の光信号は各キヤビネツト若しくは局12
の光検出器36で受信し、電気信号に変換されて
内部送信ライン20Aに通される。プロセツサ、
メモリー、I/Oの各モジユールは、ちようどそ
のとき同一メツセージを送信しているであろうモ
ジユールをも含むすべてのモジユールが、内部送
信ライン20Aを介して送信されてきたメツセー
ジ又は信号を受信する。 この発明の代替形式として、内部送信ライン1
8A,20Aを夫々直接外部ライン18,20に
接続することもでき、又は一体的に形成すること
さえできる。すなわち、例えば、内部送信ライン
18Aを光学ラインにし、外部光学送信ライン1
8の一体的終端部にすることができ、内部送信ラ
イン20Aも光学ラインとして外部光学送信ライ
ン20の一体的終端部とするよう構成することが
できる。そのような場合、光学インタフエース3
2はなく、各システム・バス・インタフエース2
8は適当な光学T−カプラによつて内部送信ライ
ン18A,20Aに接続される。 しかし、第1図乃至第3図に示すようなシステ
ム10に使用するような電線18A,20Aを使
用するのは、安価な電気同軸ケーブルとT−コネ
クタを使用することができるために好ましい方法
である。電気導体はキヤビネツト若しくは局12
内で無線周波障害(RFI)及び電磁障害(EMI)
から適当に遮蔽される。局12の各々から離れる
光学送信ライン18,20はそれが光学フアイバ
であるため、RFI及びEMIを受けないので、そこ
には好ましいものである。 B バス・ドライバ回路46及びバス・レシーバ
58 第4図には、システム・バス・インタフエース
28を内部送信ライン18A,20Aに対し、物
理的且つ電気的に接続する各該システム・バス・
インタフエース内の回路が例示してある。図示す
るように、モジユール若しくはサブシステム24
のいずれか1つから送信されたメツセージがシス
テム・バス・インタフエース28のバス・ドライ
バ回路46を通過する。バス・ドライバ回路46
はシヨツトキ(Sehottky)TTLドライバ48を
含み、その出力がトランジスタ50を介して送信
ライン18Aに接続される。トランジスタ50の
エミツタは適当な普通の同軸T−カプラ52によ
つて物理的にライン18Aに接続される。トラン
ジスタ50のコレクタは電源+Vに接続され、抵
抗54はトランジスタ50のベースと電源+Vと
の間に接続される。送信ライン18Aに出力され
た信号は両方向に伝搬しようとするが、矢印40
(第3図及び第4図)の方向に伝搬した信号のみ
が光学インタフエース32(第3図)で光信号に
変換され、スター・カプラ16に送られる。 引続き、第4図において、送信ライン20Aを
介して光検出器36(第3図)から矢印42の方
向に伝搬する信号は同軸T−カプラ56を用い
て、TTLライン・レシーバ58を含むバス・レ
シーバ回路に送信される。レシーバ58で受信し
たメツセージはシステム・バス・インタフエース
28を通過した後に、共同するモジユール24
A,24B又は24Cに供給される。 C スター・カプラ16,16A,16B,16
C かくして、スターカプラ16によつて局12が
リンクされていても、データ処理システム10は
容易に拡張可能であるということが上記の説明か
ら明らかとなつたであろう。各局12のキヤビネ
ツト内にある内部送信ラインン18A,20Aは
T−カプラ52,56を用いて非破壊的にタツプ
を出すことができる。従つて、追加することがで
きるプロセツサ・モジユール24A、メモリー・
モジユール24B、I/Oモジユール24Cの数
は、各キヤビネツト内にモジユールを設置するに
十分な容積がある限り、理論上無制限(無制限の
バス容量が与えられる)である。 処理若しくはメモリーの要求が増加したとき
に、データ処理システムを拡張することができる
ということが期待されるため、最初小さい容量の
コンピユータだけを必要とする顧客にとつては、
1個のキヤビネツト若しくは局12から成るシス
テム10の使用で十分であろう。そのような場
合、処理及びメモリーの増加が要求されたとき
に、使用者は、まず最初、上記1個の同じ局内に
サブシステム24を追加することができる。その
後、更に増加を必要としたときに、使用者ははじ
めて複数の局若しくはキヤビネツトをリンクする
ために、スター・カプラ16を用いるようにする
ことができる。最初、唯1つの局若しくはキヤビ
ネツトを必要とした場合には、外部送信ライン1
8とスター・カプラ16及び外部送信ライン20
とで形成されるその局に対するシステム・バスの
折返し送信路は、第3図の点線で見られるよう
に、一本の接続送信ライン62で置換えることが
できる。該接続送信ライン62は同軸電線から成
り、2本の内部送信ライン18A,20A間の電
送路を提供する。そこに接続ライン62を設け、
第3図の局12内のモジユール24A,24B,
24Cのいずれか1つがメツセージを送信する場
合、そのメツセージはライン18Aを伝送され、
接続ライン62を横切り、ライン20Aに沿つて
そのモジユールの各各に戻される。勿論、接続ラ
イン62が使用されるときには光学インタフエー
スの必要はない。 次に、第5図を見ると、そこには1つの好まし
い形のスター・カプラ16の詳細が表わしてあ
る。スター・カプラ16は受動スター・カプラで
あり、それは受信した光信号の増幅も再生成をも
しないことを意味する。第5図に見られるよう
に、スター・カプラ16は円筒ガラス心から成る
混合要素或いはロツド64を含み、各外部送信ラ
イン18(第1図,第2図,第3図)の1つを構
成するフアイバは混合ロツドの一端面66で終端
する端部を持つ。又、各外部送信ライン20(第
1図,第2図,第3図)の1つを構成する光学フ
アイバは混合ロツド64の反対側の端面68で終
端する端部を持つ。従来同様、スター・カプラ1
6は、送信ライン18,20の各フアイバが混合
ロツド64の端面66,68と光学的に整合され
るように作られる。 送信ライン18のいずれか1つから端面66を
通して混合ロツド64に光信号が送信されると、
該光信号は混合ロツドを通して対抗する端面68
に均等に分配され、送信ライン20の各々に送出
される。 第5図に示すようなスター・カプラ16の機能
を実行する市販の受動スター・カプラ16は例え
ばSpectronics Incorporated(Rechardson,
Texas)販売の16ポート・スター・カプラ(製品
番号SPX3720)を使用することができる。 もし、データ処理システム10が能動スター・
カプラの使用を正当と認める程十分に長い光学送
信ラインを使用するような状況下においては、第
6図に示すような代替のスター・カプラ16Aが
より適切である。能動スター・カプラ16Aは送
信ライン18の1つを使用して局12のいずれか
1つから受信した光信号を増幅して後、その増幅
した光信号を送信ライン20を用いて局12のす
べてに返送する。第6図に見られるように、各局
12と共同する各対の送信ライン18,20は光
学カプラ74によつてスター・カプラ16Aに接
続される。送信ライン18のいずれか1つから受
信した信号はカプラ74を通して光学フアイバ7
6に送られる。その後、各フアイバ76の信号は
テーパード・ウエーブガイド80に送られ、そこ
で光信号は光検出器82に向けられる。光検出器
82は光信号を電気信号に変換し、電気信号は電
気増幅器84で増幅される。増幅された電気信号
は適当なソース・ドライバ回路及び光学インタフ
エースを含む光ソース86に送られて、そこから
複数の光学フアイバ88に増幅した光信号を供給
する。フアイバ88の各々はカプラ74において
送信ライン20の各1に結合されて、増幅した光
信号を各局12に返送する。電源90は光検出器
82、増幅器84、光ソース86に対して十分な
動作電圧を供給する。第6図のスター・カプラ1
6Aのような能動光学スター・カプラの更に詳細
な説明については、Amar J.Singhに発行した米
国特許第4234968号を参照するとよい。 この好ましい実施例においては、データ処理シ
ステム10のスター・カプラ16は光学スター・
カプラであり、局12の各々をスター・カプラに
接続する送信ライン18,20は光学フアイバ又
はラインであるが、この発明の範囲内で他の形式
のスター・カプラを使用することもできることを
理解するべきである。第7図に表わす電気スタ
ー・カプラ16Bはスター・カプラが電気信号を
受信し送信する回路を含むものであり、代替的に
データ処理システム10に使用することができる
ものである。 第7図に例示するように、対の外部送信ライン
18′及び20′が局12と上記のスター・カプラ
16Bとをリンクする。その各ライン18′,2
0′は前述の好ましい実施例に使用したような光
学フアイバではなく、対の撚線電気導体から成る
ものである。各送信ライン18′の導体は局12
の1つから電気信号を搬送し、シングル出力ライ
ン・レシーバ90の入力端子に接続される。各送
信ライン20′の導体はシングル入力ライン・ド
ライバ92の出力端子に接続されて、スター・カ
プラ16Bからの電気信号を局12の1つに返送
する。各レシーバ90の出力と各ドライバ92の
入力とは共通電線94で接続される。従つて、い
ずれか送信ライン18′の1つからレシーバ90
の1つが信号を受信すると、その信号は共通電線
94を通して各ドライバ92に供給される。各ド
ライバ92はその信号を共通電線94から送信ラ
イン20′の各々に供給して、局12の全部にそ
の信号を返送する。レシーバ90はライン・レシ
ーバ回路No.10115を用いてもよく、ドライバ92
はオア−ノア回路No.10101を用いてもよい。両回
路ともSignetics,Inc.(California,Sunnyvale)
から購入することができる。又、スター・カプラ
16Bは普通の電源(図示していない)を含める
ことができ、レシーバ90及びドライバ92に適
当な動作電圧を供給する。 第8図に表わす磁気スター・カプラ16Cもデ
ータ処理システム10に代替的に使用することが
できる。外部送信ライン18′,20′も上記同
様、一対の撚電気導体で構成することができ、そ
の各送信ライン18′,20′はコア又はロツド1
00に沿つて設けられた夫々のコイル96及び9
8に形成することができる。コイル96はコイル
98に対して反対に巻かれる。ロツド100はフ
エライトのような適当な強磁性材料から成り、そ
のため、送信ライン18′のいずれか1つから電
気信号を受信すると、ロツド100内の磁束に変
化を生じさせ、対応する信号が送信ライン20′
の各々に供給される。スター・カプラ16Cは適
当な遮蔽キヤビネツト内に設けることができる
が、第7図の電気スター・カプラ16Bとは異な
り、受動であつて、電源を必要としない。 D モジユール24A,24B,24C 再び第3図を参照する。前に注意したように、
各局12内で内部送信ライン18A,20Aに沿
い、メモリー・モジユール24B及びプロセツ
サ・モジユール24Aを追加しうる能力はシステ
ム10がそのメモリー容量又は処理容量のいずれ
かを希望に応じて増加することができるようにす
る。プロセツサ・モジユール24A、メモリー・
モジユール24B、I/Oモジユール24Cは内
蔵式(self−contained)として考慮することが
でき、その回路の多くは1個又は数個のVLSI(超
大規模集積回路)チツプに夫々形成することがで
きる。各モジユールは自己のプロセツサとそのプ
ロセツサで処理されるべきデータを記憶する局部
メモリーとを持つ。しかし、従来のシステムとは
対照的に、第1図のデータ処理システム10は通
常の処理の仕事に加え、メモリー若しくは周辺装
置の動作の制御の両方を実行するような単独プロ
セツサを持たない。むしろ、各メモリー・モジユ
ール24Bは自己のモジユールのメモリー動作を
管理し、どのプロセツサ・モジユール24Aから
も独立してこれらメモリー動作を管理するに十分
な処理能力を有する。加えて、各プロセツサ・モ
ジユール24Aは該プロセツサ・モジユールがど
のメモリー・モジユールをも頻繁にアクセスする
必要がないようにするために、ほかのモジユール
と共有していない十分な容量のメモリーを所有す
る。 勿論、データ処理システム10は適当なデー
タ・エントリ及びデータ出力点を必要とし、それ
らは各々I/Oモジユール24Cで提供される。
各I/Oモジユール24Cは下記で詳述するよう
に、周辺装置に接続され、必要な処理及びメモリ
ー能力を含んで、周辺装置とプロセツサ・モジユ
ール24A或いはメモリー・モジユール24Bの
1つとの間のデータ転送を管理する。 第9図,第10図,第11図は、各プロセツ
サ・モジユール24A,メモリー・モジユール2
4B及びI/Oモジユール24C夫々の構造を詳
細に表わす。 1 プロセツサ・モジユール24A まず、第9図を参照する。そのプロセツサ・モ
ジユール24Aは作業プロセツサ106と局部プ
ロセツサ・メモリー108とを含むということが
わかる。作業プロセツサ106と局部メモリー1
08とは内部プロセツサ−メモリー(P−M)バ
ス110で接続される。そのようにして、従来方
式に従い、作業プロセツサは局部メモリー108
のアドレス可能なメモリー場所からソフトウエ
ア・インストラクシヨンを読出し、及び局部メモ
リー108のアドレス可能なメモリー場所からデ
ータを読出し、そこにデータを書込むようにする
ことができる。“作業プロセツサ”の言葉は、プ
ロセツサ106がソフトウエア・プログラムの実
際の遂行を実施し、データ処理システム10に供
給する作業又は仕事を完成するようにステツプす
るため、その“プロセツサ106”を呼ぶ場合に
使用される。作業プロセツサ106は共同する局
部メモリー108に関係する或るメモリー管理動
作を実行することはできるが、メモリー・モジユ
ール24Bに対しては、非常に稀にしか行なわれ
ないように単にデータを要求し、又は供給する以
外には、メモリー・モジユール24B内で実行さ
れるいかなるメモリ動作をも制御することはな
い。 局部メモリー108は普通のプロセツサ・キヤ
ツシユ(cache)メモリーに見られるような適当
な高速アクセス・メモリーでよい。そのため、局
部メモリーのソフトウエア及びデータは作業プロ
セツサ106が使用する必要があるときに、すば
やく供給することができる。しかし、局部メモリ
ー108は、作業プロセツサが与えられたジヨブ
又は仕事の完遂のために通常必要とするデータを
その局部メモリー108に十分記憶しておかなけ
ればならないために十分な大きさであり、事実、
従来のキヤツシユ・メモリーより大きいものであ
る。プロセツサ・モジユール24Aが大きなデー
タ・ブロツクを必要としたときにのみ、作業プロ
セツサ106はメモリー・モジユール24Bの1
つ若しくはI/Oモジユール24Cの1つにデー
タを要求するリクエストを送らなければならな
い。その結果、プロセツサ・モジユール24Aと
メモリー・モジユール24Bとの全部を相互に接
続するシステム・バスは過度のデータ・リクエス
ト数で混雑することはない。むしろ、各作業プロ
セツサは、仕事を完成するために必要なデータを
ひんぱんに自分の局部メモリー108内から見つ
け出すことができる。作業プロセツサ106がメ
モリー・モジユール24Bの1つにのみ記憶され
ているデータ・ブロツクを必要とするか、I/O
モジユール20Cの1つを通して周辺装置から得
なければならないデータ・ブロツクを必要とする
場合には、リクエストを放送する。リクエストは
必要とするデータを持つモジユール(とデータを
要求しているモジユールと)のアドレス又は同一
性を含むメツセージの形式でシステム・バスに出
力されるため、アドレスされたモジユールはリク
エストを受信し、それに対して動作することがで
きる。 2 メモリー・モジユール24B 第10図に表わすメモリー・モジユール24B
はメモリー・プロセツサ112と、高速メモリー
116及び大容量バルク・メモリー118を有す
る局部メモリー114とを含む。メモリー・プロ
セツサ112は内部プロセツサ−メモリー(P−
M)バス120によつて高速メモリー116及び
バルク・メモリー118に接続され、プロセツ
サ・モジユール24Aのいずれか1つからのリク
エストに応答して、高速メモリー116又はバル
ク・メモリー118のいずれかに記憶されている
データを呼出すことができるようにする。該高速
メモリー及びバルク・メモリーは従来の階層的構
造に配置され、高速メモリー116は高速アクセ
スRAMであり、バルク・メモリー118は、例
えば、アクセス速度は遅いが高速メモリー116
より相当大きな記憶容量を持つ磁気デイスクで良
い。メモリープロセツサ112は、下述するよう
に、高速メモリー116とバルク・メモリー11
8間のデータの転送を含む多数のメモリー管理動
作を実行する。 メモリー・プロセツサ112は多くの従来形デ
ータ処理システムにおいて、中央作業プロセツサ
が実行するような多くのメモリー動作を実行する
ようマイクロプログラムされる。 メモリー・プロセツサ112によつてこれらの
動作を実行することにより、プロセツサ・モジユ
ール24Aとメモリー・モジユール24B間で必
要なリクエスト又はコマンドは非常に減じられ、
プロセツサ・モジユール24Aとメモリー・モジ
ユール24B間の相互の通信を少くし、作業プロ
セツサ106が動作するソフトウエアに対する影
響を最低にして、容易にデータ処理システム10
を拡張しうるようにする。 メモリー・プロセツサ112で実行するメモリ
ー動作の形式は次のものを含む。 (1) 読出リクエスト・書込リクエスト及びその他
のメモリー呼出動作を受信し、その動作を行
う。 (2) 1つのプロセツサ・モジユール24Aによつ
てデータが呼出されたなら、その他の全プロセ
ツサ・モジユール24Aに対しては該データは
呼出不能にすることができるように所有権制御
を行う。 (3) 他方だけが呼出したデータを各々2つのプロ
セツサ・モジユール24Aが要求したため、該
2つのモジユール24Aが停頓するのを避ける
ために全体的な要求管理作用を実行する。 (4) そこに向けられたキユー保有メツセージのト
ツプにあるメツセージを取り上げ、又は作用す
るメツセージを各プログラムが自由に採用しう
るというようにするために、メモリー・モジユ
ールに記憶され、種々のプロセツサ・モジユー
ル24Aで実行するプログラムに送られ及びそ
こから送られるメツセージのリスト又はキユー
を保持することによつて、キユー管理作用を実
行する。 (5) プロセツサ・モジユール24Aの1つによつ
て行われる各ジヨブに対して開始時間及び終了
時間を与えることができるように時刻(time
−of−day)サービスを実行する。 (6) もし、フアイル又はデータ・ブロツクが壊れ
るか若しくはメモリー・モジユールが壊われ、
データが危機的状態の場合に、プロセツサ・モ
ジユールによつて複製フアイルを呼出すことが
できるようにするために、独立のメモリー・モ
ジユールを使用して一定のデータ・フアイルを
複製する。 (7) メモリー・モジユール内で高速メモリー11
6と低いアクセス速度のバルク・メモリー11
8間にデータを転送する。 (8) プロセツサ・モジユールが関係データの物理
的場所を知る必要がないようにするため、バル
ク・メモリー内のスペースを管理し、配置す
る。 3 I/Oモジユール24C 第11図はI/Oモジユール24Cを詳細に表
わす。そこに例示するI/Oモジユール24Cは
I/Oプロセツサ122、局部I/Oメモリー
124、及びI/Oインタフエース回路126を含
む。I/Oプロセツサ122は内部プロセツサ−
メモリー(P−M)バス128によつて局部I/
Oメモリー124及びI/Oインタフエース回路
126に接続される。I/Oインタフエース回路
126は、キーボード、CRTデイスプレイ、プ
リンタ、磁気テープ・ユニツト又は同様なものの
ような周辺装置に接続される。 データはI/Oモジユール24Cによつて、シ
ステム10内に転送され、又はシステム10から
転送することができる。もし、プロセツサ・モジ
ユール24A又はメモリー・モジユール24Bの
いずれかが周辺装置からのデータを必要とするな
ら、周辺装置に接続されるI/Oモジユール24
Cの着信先アドレスを持つメツセージがシステ
ム・バスを介して送信され、局部I/Oメモリー
124に記憶される。I/Oプロセツサ122は
局部I/Oメモリー124に記憶されているメツ
セージを使用してデータを得るための特定のコマ
ンドを発生するだろう。そのコマンドはI/Oイ
ンタフエース回路126を介して周辺装置に送ら
れる。データは周辺装置から返送され、I/Oプ
ロセツサ122がそのデータを含むメツセージを
組立てるまで、局部I/Oメモリーに記憶され
る。そのメツセージはデータを要求又はリクエス
トするモジユールの着信先アドレスを持ち、シス
テム・バスを通して送信又は放送される。 勿論、他の情況下では、周辺装置自体もデータ
の転送を始動することができる。そのような場合
には、周辺装置は局部I/Oメモリー124にデー
タを負荷し、それに応答してI/Oプロセツサ1
22はデータを含むメツセージを選ばれたメモリ
ー又はプロセツサ・モジユールに送信する。 図示してはいないが、どのモジユール24A,
24B,24Cでも、例えば、完全に独立した第
2のシステム・バスを、別の第2のシステム・バ
ス・インタフエース(図示していない)を用いて
該モジユールのP−Mバスに接続することによつ
て、1本以上のシステム・バスに接続することが
できる。その上、モジユールのどれも、追加のシ
ステム・バス・インタフエース(図示していな
い)を用いて、そのモジユールと一定の他のモジ
ユール間でだけデータを転送するために単独に使
用することができる追加のシングル・バスに接続
することもできる。この発明の部分ではないが、
そのようなシンダル・バスによる接続は、2つの
サブシステム又はモジユールが相互にのみ通信す
る必要がある場合では、上記のシステム・バスの
使用は不相応であるから、そのような場合、上記
シングル・バスは便利であろう。 E メツセージ・ホーマツト 第12A図及び第12B図にはメツセージのホ
ーマツトが表わされており、それはシステム・バ
スを通してモジユール又はサブシステム24のい
ずれかから他のサブシステム24の1つに送信さ
れる。各メツセージは、図面では多数のフイール
ドを持つように表わされ、各フイールドのバイト
の数はそのフイールドの上の括弧内に表わしてあ
る。第12A図及び第12B図に見ることができ
るように、メツセージは2つの形式のうちの1形
式でよい。すなわち、 (1) ヘツダ専用メツセージ 又は (2) ヘツダ及びデータ・メツセージである。 後程明確にする理由から、各メツセージは常に
システム・バスの遊び状態が先行し、該遊び状態
が後に続くようにする。 “ヘツダ専用メツセージ”はメツセージがデー
タ又はサービスの要求、ステータスに関する情報
又は量が制限されたデータ情報等のみを含む場合
に、一方のサブシステムから他方に送られるメツ
セージである。他方、“ヘツダ及びデータ・メツ
セージ”はヘツダ制御情報と、着信先サブシステ
ムの局部メモリーに記憶されるべき同行のデー
タ・ブロツクとを含み、一方のサブシステムから
他方に送信されるメツセージである。それら一般
的に“ヘツダ専用”(header−only)又は“ヘツ
ダ及びデータ”(header and data)形式と呼ば
れる形式のメツセージは当業者に周知のものであ
り、結局、そのようなメツセージが個々のサブシ
ステム24を動作させる一般的方法はこの発明の
部分を形成するものではなく、これ以上詳細な説
明を要しない。 次に、特に第12A図を参照する。そこには、
ヘツダ専用メツセージが下記の順序で10フイール
ドあることがわかる。 (1) プリアンブル (2) 第1のシングル・フラグ (3) 着信先アドレス (4) ソース・アドレス (5) OPコード (6) オプシヨナル・ヘツダ・データ (7) 周期的冗長コード(CRC) (8) 第2のシングル・フラグ (9) ポストアンブル (10) ポスト−ポストアンブル(PP) ヘツダ専用メツセージのプリアンブルはメツセ
ージが始まることをすべての受信サブシステムに
表示する。プリアンブルは送信サブシステムがシ
ステム・バスに遊び状態を検出した後でのみ発生
する。プリアンブルは、例えば2つのフラグ・キ
ヤラクタから成る。この発明の好ましい形式で
は、各フラグ・キヤラクタは次のように1バイト
(8ビツト)から成るものを企図している。すな
わち、例えば“01111110”である。 プリアンブルの発生後、シングル・フラグ・キ
ヤラクタを発生し、その後そのメツセージの指定
着信先のアドレス又は複数のアドレスをサブシス
テムの各々に表示する2つの1バイト着信先アド
レスを発生する。更に後述するように、各サブシ
ステム24と共同するシステム・バス・インタフ
エース28はその共同するサブシステム独自のア
ドレス又はその共同するサブシステムを含むサブ
システム・グループのグループ・アドレスを認識
する回路を含む。 この発明の好ましい形式では、各サブシステム
24に付随する唯一の1バイド・アドレスに加
え、数個の1バイト・グループ・アドレスがあ
り、それらは下記のものを含むことが企図され
る。 (1) メモリー・モジユール・グループ・アドレス (2) アプリケーシヨン若しくは作業プロセツサ・
モジユール・グループ・アドレス (3) I/Oプロセツサ・モジユール・グループ・
アドレス (4) データ・ベース・プロセツサ・モジユール・
グループ・アドレス 必要に応じてその他の利用可能なグループ・ア
ドレスを割当てることができる。 着信先アドレス・フイールドがメモリー・モジ
ユール・グループ・アドレスを表わすアドレスも
持つときには、データ処理システム10の中のす
べてのメモリー・モジユールは着信先サブシステ
ムであり、メツセージの送信が成功した場合に
は、その全メモリー・モジユールが送信したメツ
セージを受信してそれに作用する。同様にして、
着信先フイールドが作業プロセツサ・モジユー
ル・グループ・アドレスを含む場合には、ユーザ
若しくはアプリケーシヨン・タスクを実行する該
システム10内の全プロセツサ・モジユールはそ
のメツセージを受信して作用する。又、着信先フ
イールドがI/Oプロセツサ・モジユール・グル
ープ・アドレスを含む場合には、入力/出力作用
を実行するシステム内の全プロセツサはそのメツ
セージを受信して作用する。最後に、着信先フイ
ールドがデータ・ベース・プロセツサ・モジユー
ル・グループ・アドレスを含む場合には、デー
タ・ベース作用を実用するデータ処理システム1
0内の全プロセツサ・モジユールは送信されたメ
ツセージを複写し、それに作用する。データ・ベ
ース・プロセツサ・モジユールはメモリー・モジ
ユールと類似するが、必要なプログラミングを所
有することができ、マージ(merge)、ソート
(sort)又はそのほかそのような記憶データに対
する一定の処理作用を実行する。 着信先アドレス・フイールドは2バイト幅であ
るため、それは独自の2つのサブシステム・アド
レスか、2つのグループ・アドレスか、又は1つ
のサブシステム・アドレスと1つのグループ・ア
ドレスを含むことができる。加えて、そのアドレ
スはメツセージを送信している正に送信中のサブ
システムに対するアドレスとすることができない
という理由はない。 又、第12A図には、ヘツダ専用メツセージの
ソース・アドレス・フイールドを見ることができ
る。それは1バイド情報から成り、着信先アドレ
ス・フイールドの後に続く。ソース・アドレスは
メツセージの発生源を着信先サブシステムに知ら
せる。すなわち、該発生源はシステム・バスにメ
ツセージを発生するサブシステムである。1バイ
トから成るオペレーシヨンOPコード・フイール
ドはソース・アドレスの後に続き、送信している
メツセージの種類を着信先サブシステムに表示す
る。OPコードはその最上位ビツトで、そのメツ
セージが12A図のようなヘツダ専用メツセージ
であるか、第12B図のようなヘツダ及びデー
タ・メツセージであるかを指示するようにしてい
る。その上、OPコードの残りのビツトは着信先
サブシステムに対しそのメツセージが表示するコ
マンドの種類を表示する。これらコマンド及びコ
マンドに応答する着信先サブシステムの特定の動
作はこの発明の部分を形成しないので、ここで詳
細に説明することは避ける。勿論、サブシステム
が実行するタスクの種類に従つて、OPコード・
フイールドのビツトで表わされるべき適当なコマ
ンドは多くの従来のデータ処理システムのコマン
ド群の中に見いだすことができる。 OPコードに続き、可変長(0乃至32Kバイト)
のオプシヨナル・データ・フイールドが置かれ
る。これは、例えば、オペランド又はヘツダの
OPコードで表わされるコマンドの実行のために
必要なその他のヘツダ・データを含む。更に詳細
に下述するこの発明の一面に従い、そのデータ・
フイールドは、もしヘツダ専用メツセージがデー
タのためのリクエストであれば、発信又はソー
ス・サブシステムの局部メモリーのデータ開始ア
ドレス(DSA)を含む。オプシヨナル・ヘツ
ダ・データ・フイールドの後には、2バイト(16
ビツト)の周期的冗長コード(CRC)フイール
ドが続く。CRCフイールドのORCチエツク・ビ
ツトはデータ処理システム10の各サブシステム
がCRCチヤツク・ビツトに先立つすべてのビツ
トの有効性を検査することができるようにする。 CRCフイールドの次に各サブシステムと共同
するシステム・バス・インタフエース28にその
メツセージのポストアンブル・フイールドの受信
の準備をさせるもう1つのフラグ・キヤラクタが
続く。ポストアンブル・フイールドは15バイトか
ら成り、それらは8フラグ・キヤラクタとそれに
続く6バイトの一続きのバイナリ“0”と最後に
くる1フラグ・キヤラクタとを含む。故に、ポス
トアンブル・フイールドは次のように現われるで
あろう。 FFFFFFFF000000F そこで、各“F”はフラグ・キヤラクタを表わ
し、各“0”はバイトの“0”を表わす。ポスト
アンブルの次にはボスト・ポストアンブル(PP)
が続く。それは2つのフラグから成る。ポスト・
ポストアンブルは単にポストアンブルをシステ
ム・バス・インタフエースに十分クロツク若しく
はストローブするだけ十分に長くセルフクロツキ
ング作用又は特徴を継続させるのに使用する。 この発明の一面の実施におけるポストアンブル
の重要性は第15図の説明と共に後述するであろ
う。しかし、簡単に述べると、ポストアンブルは
サブシステムがそこからエラーを検出してメツセ
ージを送信中止或いはアボート(adort)するこ
とができるようにするために、システム・バスを
通して送信する各メツセージの重要な部分であ
る。エラー・メツセージを受信したサブシステム
はポストアンブルにバイナリ“1”(若しくは他
の“0”以外の信号)を載せることによつてその
メツセージをアボートする。そのため、そのデー
タ処理システム内の夫々のサブシステムは“ガー
ブル”(又は加筆;garble)したポストアンブル
を読取り、そのメツセージを拒絶するように動作
するであろう。 第12B図には、ヘツダ及びデータ・メツセー
ジのホーマツトが例示されている。各ヘツダ及び
データ・メツセージは一方のサブシステムから他
方のサブシステムに対するデータ・ブロツクの伝
送に使用される。第12B図のメツセージのヘツ
ダ部は、ポスト・ポストアンブルを持たないこと
以外は第12A図のヘツダ専用メツセージと同一
ホーマツトである。ヘツダ部のOPコード・フイ
ールドの高位ビツドは着信先サブシステムに対
し、そのメツセージはヘツダ部のポストアンブル
の直後にデータ部を含むということを表示する。
もし、ヘツダ及びデータ・メツセージがほかのサ
ブシステムの要求するデータを返送している場
合、ヘツダ部のヘツダ・データ・フイールドは、
その最初の3バイトに、そのデータを記憶するべ
き局部メモリーの開始アドレスを含む。 ヘツダ及びデータ・メツセージのデータ部は開
始単一フラグ・キヤラクタと、可変長(0乃至
64Kバイド)のデータ情報ブロツクを含むデー
タ・フイールドと、それに続く16CRCビツトと、
更に続く単一フラグ・キヤラクタと、更にそれに
続きヘツダ部のポストアンブルと同一ホーマツト
のポストアンブルフイールドとを含み、ポスト・
ポストアンブル(2フラグ・キヤラクタ)で終了
する。もし、データ処理システム10内のいずれ
かのサブシステムがそのメツセージのデータ部に
エラーを検出すると、ヘツダ及びデータ・メツセ
ージのデータ部におけるポストアンブル・フイー
ルドを“ガーブル”するであろう。ポスト・ポス
トアンブルの後、該システム・バスは再び、その
後のメツセージがそのシステム・バスに送信され
てくる前に遊び状態に入る。 F システム・バス・インタフエース28 次に、第13図を見ると、各システム・バス・
インタフエース28内の主な回路ブロツクが簡潔
形式で表わしてある。システム・バス・インタフ
エース28はシステム・インタフエース回路又は
チツプ136を含み、この好ましい実施例では、
単一の集積回路チツプ上に全体的に製造される。
システム・インタフエース・チツプ136はデー
タ若しくはメツセージ情報を受信してその関連す
るサブシステム24のP−Mバスにそれを供給す
る。システム・インタフエース・チツプ136は
チヤンネル・アダプタ138に接続されて後、シ
ステム・バスに接続される。チヤンネル・アダプ
タ138はその関連するサブシステム24からの
メツセージをシステム・バスに供給し、該システ
ム・バスの上にある全メツセージを受信する。 システム・インタフエース・チツプ136とチ
ヤンネル・アダプタ138は第13図には簡略的
に表わしたが、第14図には幾分詳細に表わして
ある。第14図に見られるように、システム・イ
ンタフエース・チツプ136はDMA(直接メモ
リー・アクセス)回路140と、コマンド及びス
テータス・レジスタ142と、メツセージ制御回
路144とを含む。DMA140とコマンド及び
ステータス・レジスタ142とは第21図乃至第
25図と共に詳細に後述する。しかし、ここで簡
単にいうと、後述するこの発明のある面を形成す
る新規な特徴に加え、DMAは関連するサブシス
テムから発生したメツセージ又はシステム・バス
から受信したメツセージを緩衝するような普通の
作用を実行する。DMA140は局部メモリーの
順次的メモリー場所をアクセスすることによつ
て、その共同するサブシステムの局部メモリーと
システム・バス間でデータ・ブロツクを転送でき
るようにする。局部メモリーに対するアクセスは
共同するサブシステムのプロセツサとは無関係に
DMAによつて遂行されるから、該プロセツサは
自由にほかの動作を実行することができる。コマ
ンド及びステータス・レジスタ142は単に共同
するサブシステムのプロセツサから或いはシステ
ム・バス・インタフエースの制御回路から制御及
びスタータス・ビツトを受信し、それに応答して
そのビツトをDMA140及びメツセージ制御回
路144に供給して、システム・バス・インタフ
エースに指定した動作を行わせる。 メツセージ制御回路144はシステム・バス・
インタフエースの動作とシステム・バスにおける
メツセージの送信及び受信とに対する重要な数々
の作用を実行する。それら作用は下記のものを含
む。 (1) システム・バスを監視して、システム・バス
が遊び状態のときにのみ、共同するサブシステ
ムに送信することを許す。 (2) 送信されるべきデータ又はメツセージ情報を
共同するサブシステムから受信して、フラグ、
プリアンブル、ポストアンブル及びCRCビツ
ドを挿入する。 (3) 共同するサブシステムから送信された各情報
バイトをシステム・バスから受信した各対応す
る情報バイトと比較して、メツセージ(ガーブ
ルを含む)の干渉若しくは衝突を検出する。 (4) その共同するサブシステムがそのメツセージ
をコピーするか又はそのメツセージに対する動
作をするべきかを決定するために、受信したメ
ツセージの着信先アドレスを検査する。 (5) システム・バスから受信した情報のCRC検
査を行い、共同するサブシステムがアドレスさ
れた着信先であるなしに拘わらず、エラーが検
出された場合、そのメツセージをアボートす
る。 (6) システム・バスから受信した各メツセージの
ポストアンブルを検査して、もし、ガーブルが
ポストアンブルに検出された場合、そのメツセ
ージは無視されるべきであることを表示する。 (7) もし、そのほかのエラー(例えば、スワンプ
(swamp;パルス幅広過ぎ状態)エラー又は遊
び或いはアイドル(idle)エラーのような)が
検出された場合、そのメツセージを無視するべ
きことを表示する。 (8) そのメツセージの送信が成功したことを共同
するサブシステムに表示する。 (9) 必要な制御信号を発生してその共同するサブ
システムの局部メモリーの連続メモリー場所を
DMAにアクセスさせる。 チヤンネル・アダプタ138は第14図に表わ
すように、一対のバス150,152によつてメ
ツセージ制御回路144に接続される。システ
ム・バスに供給されるべきメツセージは一度に1
バイトづつバス150を介してチヤンネル・アダ
プタ138に送られる。チヤンネル・アダプタ1
38を介して送られた後に、システム・バスから
受信したメツセージは、一度に1バイトづつ、バ
ス152を介してメツセージ制御回路144に送
られる。 チヤンネル・アダプタ138はバス150から
きたメツセージを直列にする、すなわち各メツセ
ージ・バイトを直列ビツト流に変換するシリアラ
イザ154を持つ。加えて、シリアライザ154
は、従来通り、標準プロトコルに従い、制御或い
はフラグ・キヤラクタ以外のメツセージに“5”
個より多い連続“1”が現われないようにそのメ
ツセージの適当な場所に“0”を挿入する。 シリアライザ154の出力に現われた直列ビツ
ト流はエンコーダ回路156に供給されて、該直
列流の送信に適当な信号に符号化される。そのよ
うな信号は周知の2相(diphase)又はマンチエ
スタ・コードのようなダブル周波数コードの形を
とることができる。そこで、エンコーダ回路15
6の出力に現われた符号化データは第4図におい
て詳述したバス・ドライバ46に供給される。メ
ツセージのポストアンブルをガーブルするため
に、シリアライザ154か又はエンコーダ156
のいずれかに、この発明の部分を形成していない
簡単な回路を付随させることができる。その回路
は、該メツセージがバス・ドライバ46によつ
て、システム・バスに供給される前に、そのメツ
セージを搬送する信号ラインに対して“1”或い
は低周波パルスのソース又は発生源をゲートす
る。それを行わせるために、このガーブリング回
路は単にシリアライザ154の出力側の先に選択
的に“1”をゲートするゲート回路又は多重化回
路を構成するようになすことができる。ポストア
ンブルをガーブルする特定の回路は、第27図乃
至第35図に見られるデユアル・チヤンネル・シ
ステム・バスについて以下に説明するときに、同
時に例示し説明するであろう。 システム・バス・インタフエース28がシステ
ム・バスからメツセージ又は信号を受信したとき
に、その信号はまず第4図と共にすでに説明した
バス・レシーバ58を通して送られる。バス・レ
シーバ58の出力は検出回路158、スワンプ回
路160及び遊び検出回路162に供給される。 スワンプ回路160及び遊び検出回路162の
模範的形式は第26図と共に詳細に後述する。し
かし、簡単に述べると、スワンプ回路160はシ
ステム・バスから受信した符号化メツセージのパ
ルス幅を監視して、例えば2つの干渉するメツセ
ージから発生するもののような過大パルス幅を持
つ信号を受信したときには、メツセージ制御回路
に対してそれを表示する信号(第14図にはな
い)を出力する。遊び検出回路162は遊び状態
を検出するためにシステム・バスを監視して、い
ずれかのサブシステムからの送信と送信との間、
すなわち、すでにほかのメツセージがシステム・
バス上にないときにのみメツセージ制御回路14
4からのメツセージをチヤンネル・アダプタ13
8に送信しうるようにするため、システム・バス
が遊び状態にあるときをメツセージ制御回路14
4に表示する信号(第14図に図示していない)
を出力する。もし、メツセージ送信中のような不
適当な時点に遊び状態が発生した場合、該メツセ
ージ制御回路は遊びエラー状態があるということ
を確認する。システム・バスは、システム・バス
のパルス間の間隔が符号化メツセージの各パルス
間の普通の間隔を越えた場合に遊びとして検出さ
れる。 デコーダ回路158は符号化メツセージをバ
ス・レシーバ58の出力から受信し、その信号を
デコードして、デ・シリアライザ164に直列ビ
ツト流を供給する。デ・シリアライザ164はそ
の直列ビツトのメツセージを普通の方法で取りあ
げて並列のバイトに変換し、そのメツセージを直
列にしたときに挿入した“0”を削除する。デ・
シリアライザの出力はバス152を使用してメツ
セージ制御回路144に供給される。 第15図は、メツセージ制御回路144の中の
主な回路成分を簡単な形で例示したものである。
前の方で述べたように、各メツセージ制御回路1
44は送信の制御及び共同するサブシステム24
のメツセージの受信等多くの作用を実行する。こ
の発明の一面の中心部分は次のような作用があ
る。 (1) コンテンシヨン・ガーブル(すなわち、共同
するサブシステムから送信されたメツセージと
他のサブシステムから同時に送信されたメツセ
ージとの間の衝突又は干渉によるガーブル)の
検出。 (2) データ処理システム10のいずれかのサブシ
ステムと共同するメツセージ制御回路144に
よるCRCエラーのようなシステム・バスのメ
ツセージにあるメツセージ・エラーの検出と、
そのようなエラーが検出された場合、そのメツ
セージのポストアンブルをガーブルすること。 (3) いずれかのサブシステム24と共同するメツ
セージ制御回路144によつてガーブルされた
ポストアンブルの検出と、ガーブルされたポス
トアンブルが検出された場合、各サブシステム
に対してそのメツセージを無視又は拒絶させる
こと。 第15図のメツセージ制御回路144の説明に
入る前に、第15図には、メツセージ制御回路1
44の主な回路成分だけが、この発明の重要な面
を教示するために、幾分簡易形式の作用ブロツク
として表わしてあるということに注目するべきで
あろう。 次に、第15図を見ると、そこに例示したメツ
セージ制御回路144は、ヘツダ専用メツセージ
又はヘツダ及びデータ・メツセージのためデータ
(着信先アドレス、ソース・アドレス、OPコード
又はデータ情報を表わす)を、DMA140(第
14図)を使用して一度に1バイトづつ受信し、
該データをマルチプレクサ(MUX)170を通
過させるということを知ることができる。MUX
170は、又CRC発生回路172から発生した
CRCチエツク・ビツトを受信する。このCRC発
生回路172は当業者に周知の数多くのアルゴリ
ズムのいずれかを使用してCRCビツトを発生さ
せることができる。そのようなアルゴリズム及び
CRC発生回路172に固有な回路はこの発明の
部分を構成しない。例えば、そのような周知のア
ルゴリズムの1つ及びそのアルゴリズムを使用す
る回路はPandeya and CassaのParallel CRC
Lets Many Lines Use One Circuit,
14Computer Design87(1975年9月)に詳細に記
載されている。 データ及びMUX170によりデータの適当な
場所に挿入されたCRCビツトは10個の9ビツ
ト・ワードを記憶することができる先入先出
(first−in−first−out)メモリー(XFIFO)1
74に供給される。DMA140を使用して共同
するサブシステム24からXFIFO174に供給
されるデータ・バイトは、システム・バス・イン
タフエース28と第15図に表わした回路の動作
について後述するXFIFO174とに記憶されて
各ワードが9ビツト(図面にはENCRC2@φで
表わす)のため、8ビツド幅だけである。 XFIFO174に記憶されている各9ビツト・
ワードのうちの8ビツトがMUX176を通過す
ることができ、先入先出メモリー(GFIFO)1
78に送られる。GFIFO178は10データ・バ
イトを記憶し、その各々は、比較回路180によ
り、システム・バスによつて返送される各対応す
る送信メツセージのデータ・バイトと比較され
る。MUX176は選択的にフラグ・キヤラクタ
を供給するように従来方式で接続された入力を持
ち、又その出力からポストアンブルのために選択
的に“0”を供給するよう制御しうるように、従
来通りに構成することができる。MUX176は
各メツセージの送信中の適当な点でフラグ及びポ
ストアンブル・ビツトを挿入するように制御され
る。 MUX176の出力は出力バス150を使用し
てシリアライザ154(第14図)に供給され、
そこで各メツセージ・バイトが取り上げられ、シ
ステム・バスに送信するために直列にされる。 メツセージがシステム・バスからバス・レシー
バ58、デコーダ158及びデ・シリアライザ1
64を経て入力バス152(第14図)に送信さ
れた後、該メツセージは、第15図に見られるよ
うに、レシーバ・アドレス・チエツク回路18
4、CRCチエツク回路186及びポストアンブ
ル・ガーブル検出回路188に供給される。更
に、受信したメツセージの各バイト(レス・フラ
グ、プリアンブル、ポストアンブル)は10バイト
先入先出メモリー(RFIFO)190に記憶され
る。 以下、システム・バス・インタフエース28の
動作と共に詳細に説明するように、レシーバ・ア
ドレス・チエツク回路184はシステム・バスか
ら受信した各メツセージの着信先アドレス・フイ
ールドをチエツクして、もし該アドレス・フイー
ルドの着信先アドレス又は複数のアドレスがメツ
セージ制御回路と共同するサブシステムの唯一の
サブシステム・アドレス又はグループ・アドレス
と一致した場合、適当な信号(@0)
を発生する。アドレス・チエツク回路184はサ
ブシステムの初期設定中に負荷される2つのレジ
スタ(図示していないSADD及びMASK)を含
む。レジスタSADDは唯一のサブシステム・アド
レスが負荷され、レジスタMASKはグループ・
アドレスが割当てられる。メツセージの着信先ア
ドレスを受信したときに、該2つのレジスタの内
容は着信先アドレス・フイールドのアドレスと比
較される。 CRCチエツク回路186は各メツセージの受
信したデータからCRCビツトを発生し、その
CRCビツトをそのメツセージのCRCフイールド
にあるCRCチエツク・ビツトと比較することに
より、そのメツセージのエラー・コード・チエツ
クを実行する。ポストアンブル・ガーブル検出回
路188はシステム・バスから受信した各メツセ
ージのポストアンブルをチエツクして、ポストア
ンブルがガーブルされた、すなわち、“ポストア
ンブルの“0”(複数かもしれない)の上に“1”
(複数かもしれない)が重複された”場合を表示
する。 更に又、第15図において、送信制御回路19
6、受信制御回路198、モニタ制御回路200
は一般的にメツセージ制御回路144に示されて
いる回路成分を制御する。メツセージ制御回路の
行使に際し、制御回路196,198,200の
表わす制御の多くはプログラマブル・ロジツク・
アレイ(PLA)によつて達成される。加えて、
制御ブロツク196,198,200の3ブロツ
クの表示は下記に説明する動作を遂行するに必要
な制御作用を一般的に例示するに役立つだけであ
る。その制御作用は、実際の実施に際しては、多
数のPLA及び第15図に表わされている主な回
路成分の各々と共同する論理回路によつて達成さ
れるということは明白である。 又、第15図は、送信が成功しなかつたメツセ
ージ(例えば、コンテンシヨン(contention;競
合する)カーブルのために)を後でリトライする
リトライ回路204を表わす。デユアル・チヤン
ネル・システム・バスを使用するシステムのリト
ライ回路204を構成するための特定の回路及び
演算アルゴリズムは第34図及び第35図と共に
後述する。 主な回路成分に加え、第15図には、回路成分
を制御するための多数の制御信号が表わしてあ
る。これらの信号は記述的信号名を表わす記憶法
による表示と一致する。第15図の制御信号の
各々のための記憶法的信号、記述的信号名及びそ
れら信号の一般的説明を下記の第1信号リストに
表わす。 【表】 たときに表示
する。
【表】 する。
上記第1信号リストを見ると、その信号のある
ものは“0”又は“1”のいずれかの前に符号
“@”又は“*”があることがわかる。これら符
号は、この明細書を通して使用され、クロツク信
号X0及びX1に対する信号のタイミングについ
ての便宜上の表示を与える。クロツク信号X0及
びX1は送信制御回路196、受信制御回路19
8及び監視制御回路200の各々に対して提供さ
れるように第15図に表わしてある。 第16図はクロツク信号X0及びX1を例示す
る波形を表わす。クロツク信号X0とX1とは重
複するパルス若しくは重複する位相を持たないと
いうことに注意するべきである。これは、従来方
式に従い、クロツク信号X0及びX1を使用する
システム・インタフエース・チツプのピンに対し
てそれら信号を時間複合することができるように
して、そのピンの数を最少にすることができるよ
うにする。 上記の第1信号リストにおける符号“@”は、
与えられた信号はクロツク信号のパルスが発生す
ると同時に状態を変化又は開始するということを
意味する。故に、例えば、表示“@1”は、X1
クロツク信号のパルスが開始すると同時に与えら
れた信号が開始するということを表示する。符号
“*”は、クロツク信号のパルスが発生すると同
時に与えられた信号の状態が変化又は開始し、そ
のクロツク信号のパルス幅と同じ時間だけ継続す
るということを意味する。故に、例えば、表示
“*1”は、X1クロツク信号のパルスが開始す
ると同時に与えられた信号が開始し、X1のパル
スが終了すると同時に終了するということを表示
する。 次に、第17A図,第17B図,第17C図に
目を転じると、そこにはメツセージ制御回路14
4(第14図)及び全体的にシステム・バス・イ
ンタフエース28(第13図,第14図)の動作
を例示する流れ図を表わしてある。 説明を容易にするために、第17A図,第17
B図,第17C図の回路の動作は以下に述べる3
つの別個な流れを含むものとして例示される。そ
の1つは第17A図に例示する“モニタ”
(MONITOR;監視)と称し、第2の流れは第1
7B図に例示されている“レシーブ”
(RECELVE;受信)と称し、第3の流れは第1
7C図に例示する“トランスミツト”
(TRANSMIT;送信)と称する流れである。こ
れら3つの流れは、第15図に表わされる受信制
御回路196、送信制御回路198、監視制御回
路200によつて遂行される制御に相当若しくは
従う。これらの流れはこの発明を例示するもので
あるが、幾分その説明を簡略化した。 次に、第17A図の“モニタ”の流れに目を転
ずると、そこには、共同するサブシステム24か
ら活性的にメツセージを受信も送信もしていない
場合におけるシステム・バスを監視するシステ
ム・バス・インタフエース28の動作を例示して
いる。故に、工程220に例示するように、システ
ム・バス・インタフエース28はシステム・バス
が遊び状態かどうかを継続的に監視する。その工
程は遊び検出回路162(第14図)によつて達
成される。今、システム・バスが遊び状態であ
り、監視制御回路200が信号につてそ
れを知らされると、信号CNLAVAIL@0が可能
化され、それが監視制御回路200から送信制御
回路196に送られる。そこで、信号
XDATRDY@0を用い、その共同するサブシス
テムが工程222で送信準備完了かどうかを決定す
る。もし、共同するサブシステムが送信準備完了
でない場合、システム・バス・インタフエースは
監視制御回路200の動作に従つて、バスが遊び
状態か否かの監視を継続し(工程220)、送信制御
回路196がサブシステムの送信準備完了の可否
の検査を継続する(工程222)。 工程220に表わされているように、もし、バス
が遊びではなく、システム・バスを介してメツセ
ージを送信中であるという事を表示していると、
監視制御回路204は信号@0を受信制
御回路198に送信する。システム・バス・イン
タフエースは、そこで第17B図に例示している
演算の流れ“レシーブ”に入る。もし、工程220
において、バスが遊び状態であり、工程222にお
いて、第17A図に表わされているように共動す
るサブシステムが送信準備完了であれば、その共
同するサブシステムはシステム・バスを使用して
そのメツセージを送信すると共に、返送されてき
たその同じメツセージをそのサブシステム自体も
受信するように準備しなければならない。そのよ
うな場合、夫々信号@0及び信号
CNLAVAIL@0が受信制御回路及び送信制御回
路に送出されることになる。システム・バス・イ
ンタフエースは第17C図に例示されている動作
又は演算の流れ“トランスミツト”と、第17B
図に例示されている動作の流れ“レシーブ”との
両方に入る。 次に、第17B図に入ると、そこには動作の流
れ“レシーブ”を表わしている。共同するサブシ
ステムは同一メツセージの送信と受信の両方を行
うため、監視制御回路200はその流れ“レシー
ブ”をも始動しているので、遊び検出回路162
からの信号の監視も継続する(工程226)。
もし、システム・バスが遊びであれば、監視制御
回路200はメツセージを受信し始めることによ
りシステム・バスが遊び状態ではなくなるまでシ
ステム・バスの監視を続ける。 システム・バスが一旦遊び状態から出ると、シ
ステム・バス・インタフエース28はメツセージ
の始めに受信されるべきプリアンブル及びフラグ
をチエツクする工程のシーケンスに入る。その工
程シーケンスは信号で表示されているよう
なプリアンブル及びフラグの受信(工程228)と、
その後の該プリアンブル及びフラグに対するスワ
ンプ・エラーのチエツク(工程230)とを含む。
スワンプ・エラーはスワンプ回路160(第14
図)からの信号によつて表示され、第17
B図の右下に全体的に232で指定されている工
程シーケンスにシステム・バス・インタフエース
が入るようにする。シーケンス232において、
システム・バス・インタフエースはDMAに対す
る信号ERTRMを可能化することによつて、ス
ワンプ・エラーを持つメツセージを拒絶する(工
程234)。故に、DMAは、その共同するサブシス
テムが無視されるべきメツセージのためのアドレ
スされた着信先であり、そして該共同するサブシ
ステムの局部メモリーに対する記憶を続けるべき
でないかどうかということを知るだろう。そこ
で、システム・バス・インタフエース28はシス
テム・バスが遊び状態になるまで待ち(工程
236)、遊び状態になると第17A図に例示されて
いる流れ“モニタ”に戻る。 工程230において、スワンプ・エラーがなけれ
ば、メツセージ制御回路144は遊びエラー状態
があるかどうかを確認する(工程240)。前述した
ように、メツセージが始まつた後、パルス間の期
間が長過ぎる場合には、メツセージは早期に終了
し、その場合、通常遊びエラー状態が存在する。
もし、システム・バスがメツセージの完了前に遊
び状態であるということを監視制御回路200か
らの信号CNLAVAIL@0が示しているような場
合は信号ERTRMが可能化され、工程シーケン
ス232に入る。 遊びエラーがない場合、受信制御回路198は
メツセージの最初の3バイト(プリアンブル及び
フラグ)にあるフラグの存在をチエツクする(工
程242)。デ・シリアライザ164からの信号
RFLGは(各バイトとしての信号を受信
すると共に)メツセージにフラグがあることを受
信制御回路198に表示する。もし、メツセージ
が第3バイトを過ぎても(工程244)、まだフ
ラグがみつからなかつた場合、システム・バス・
インタフエースはシーケンス250に入る。 シーケンス250において、メツセージ制御回
路144は信号ERTRMを可能化してメツセー
ジを拒絶する(工程252)。システム・バスの
メツセージはシリアライザ154に供給された信
号ABORTによつてガーブル(garble)される
(工程254)。システム・バス・インタフエース
は“モニタ”の流れに戻る前に、バスが遊び状態
になるまで待つ(工程256)。 第17B図に表示しているように、工程254
では、ポストアンブルはガーブルさるということ
を示しているが、流れ250が工程244から入
つたときには、ポストアンブルはたぶんガーブル
されたメツセージ部分ではないということに注目
するべきである。むしろ、たぶんメツセージの実
際のフイールドが規定されておらず、最初のフラ
グが検出されていないので、受信制御回路198
はメツセージのどの部分が送信されていても、単
に“1”を重複させることによつてそれをアボー
ト又は送信中止する。他のサブシステムは各々ス
ワンプ・エラーを感知して、そのメツセージが無
視されるべきことを知る。 シーケンス250に入るように第17B図に表
示してある他のエラー状態を簡単に説明すると、
その場合にはメツセージのフイールドは明らかに
されており、それは実際にはガーブルされている
ポストアンブルである。 勿論、第12A図及び第12B図に見られるよ
うに、プリアンブルは2つのフラグから成り、そ
の後に単独フラグが続くので、通常では、メツセ
ージの最初の3バイトにはフラグがあつたであろ
う。メツセージ制御回路144は工程228,2
30,240,242を通して、該メツセージの
最初の3バイトを受信するまで循環し、故に、通
常状態では、プリアンブルに送られた少くとも1
つのフラグとヘツダの最初のフラグ・フイールド
が検出される。 もし、工程242でフラグが正当に受信された
場合、その流れは、次にメツセージの着信先アド
レスをチエツクするためのシーケンスに入る。工
程260において、システム・バス・インタフエ
ースが着信先アドレスを受信すると、再びシステ
ム・バス・インタフエースは、夫々工程262及
び264において、スワンプ・エラー及び遊びエ
ラーをチエツクする。もし、スワンプ・エラーか
又は遊びエラーがある場合には、動作の流れは上
記の如くシーケンス232に進む。 レシーバ・アドレス・チエツク回路184(第
15図)はメツセージの着信先アドレスと合致す
るかどうかをチエツクして(工程266)、アド
レスが合致していると、受信制御回路198に信
号@0を発信する。そこで、受信制御
回路198は信号@0を発生し、工
程268において、共同するサブシステムの局部
メモリーの中に複写するメツセージをDMAに受
信させる。メツセージを受信するか、又は拒絶す
るかのDMAの実際の動作は第21図乃至第25
図と共に後述する。 着信先アドレスをチエツクした後、動作の流れ
はメツセージの発信源又はソース・アドレス、
OPコード、データ及びCRCフイールド等をチエ
ツクするシーケンスに入る。これらメツセージの
フイールドは最初システム・バス・インタフエー
スが受信する(工程270)。それらメツセージ
の残部分については、デ・シリアライザ164は
各完全なバイトを受信したときにストローブ若し
くはクロツク信号を発生する。これらフ
イールドは夫々スワンプ・エラー及び遊びエラー
(工程272及び274)があるかどうかがチエ
ツクされ、それらのエラーがあると、上記したシ
ーケンス232に進められる。その後、CRCチ
エツク回路186はデータ・エラーがあるかどう
かCRCフイールドをチエツクする(工程27
6)。 受信制御回路198は信号CRCGEN*
を供給することによつてCRCチエツク回路18
6がデータをチエツクできるようにし、メツセー
ジ・ホーマツトのフラグの場所によつてCRCチ
エツク回路を可能化するべきときを知るように構
成するということに注目するべきである。すなわ
ち、第12A図及び第12B図に見られるよう
に、各メツセージのプリアンブル及び最初のフラ
グが読取られた後、次に受信するフラグは2バイ
トのCRCチエツク・ビツトの直後に続いて受信
する。デ・シリアライザ164は信号を発
生して、その直前の2バイトのCRCチエツク・
ビツトと(RFIFO 190に送信される前はメ
ツセージ制御回路のバツフア(第15図にはな
い)に保持されている)CRCチエツク回路にお
いてメツセージ・バイトから作成されたCRCビ
ツトとを比較する。CRCチエツクの後、CRCチ
エツク回路186は信号CRCCLR*0によつてク
リヤされる。 もし、CRCOK@0信号で示されるようなCRC
エラーがある場合、流れは前述のシーケンス25
0に進み、そこでメツセージのポストアンブルが
ガーブルされる。CRCエラーがない場合、シス
テム・バス・インタフエースはその他のプロトコ
ル若しくはレシーバ・エラーをチエツクする(工
程278)。工程278でチエツクされるエラーの型は
次のものを含む。 1 7又はそれ以上の連続“1”ビツトを持つ認
知できないキヤラクタの受信。 2 最少受入可能メツセージの受信前のフラグ・
キヤラクタの受信。 3 共同するサブシステムの局部メモリーの郵便
受又はメールボツクス(後述する)が満たされ
てデータを受入れることができない(信号
LMFULL@0で表示される)。 4 システムが2本のチヤンネル及び2つのスタ
ー・カプラを持ち(代替する好ましい実施例に
おいて後述する)、一方のチヤンネルのメツセ
ージがすでに複写されているときに、他方のチ
ヤンネルのメツセージがサブシステムで複写又
は受信されるべきである。 5 RFIFO190が満たされて、記憶すること
ができないバイトを受信する(信号ROVFLW
@0で表示される“オーバーフロ”状態)。 第17B図の流れ“レシーブ”に特に表わされ
てはいないが、受信したメツセージの各バイト
(少量のプリアンブル、フラグ、ポストアンブル)
が信号RFLD@0に従つてRFIFO190に記憶
又は緩衝される。加えて、ステータス信号又はビ
ツトLSTBYT@0は各バイトと共にRFIFOに記
憶される。そのビツトは受信制御回路198によ
つて制御され、第2のCRCバイト(第12A図
及び第12B図を見よ)の後のフラグに応答して
RFIFOに記憶されているメツセージの最後のバ
イトを表示又はマークする。メツセージの各バイ
トはRFIFOから読出され、信号RFRD@1によ
つDMAに送信されるので、DMAはメツセージ
の最後のバイトを表示してRFIFOの出力に現わ
れた第9ビツトRBLST@0を受信する。 次に、第17B図の流れはメツセージのポスト
アンブル及びポスト・ポストアンブル(PP)を
チエツクするシーケンスに入る。ポストアンブル
及びポスト・ポストアンブルはシステム・バス・
インタフエース(工程280)に受信され、夫々再
びスワンプ・エラー及び遊びエラーのチエツクが
行われる(工程282及び284)。スワンプ・エラー
又は遊びエラーがある場合、流れは前述のシーケ
ンス232に進む。ポストアンブルは工程286に
おいて、いずれかのサブシステムがメツセージに
エラーを検出した結果として、そのポストアンブ
ルの中に発生しただろうガーブルがチエツクされ
る。ガーブルはポストアンブルの特定のバイトが
ガーブルされず、“0”であるときにのみ可能化
される信号RZRO@0によつて表示される。この
システムのすべてのサブシステム24と共同する
システム・バス・インタフエース28は第17B
図の動作の流れに従つてメツセージを受信し、シ
ステム・バス・インタフエースのどの1つでもが
工程254で前述したように、エラーを検出し場合
には、ポストアンブルをガーブルするだろうとい
うことは明らかである。 ポストアンブルに“ガーブル”がある場合、流
れは前述のシーケンス232に進み、そこでメツ
セージは拒絶される。メツセージが拒絶されたと
きに、それが“ガーブル”のためか又はほかのエ
ラーのためかに拘わらず、RFIFOは信号RFCLR
@0によつてクリヤされる。“ガーブル”がない
場合、メツセージの送信は完了し、成功する(工
程288)。そして、共同するサブシステムは自己が
意図した着信先であればそのメツセージを複写
し、それに作用するように、DMAに信号
CMPOK@0を供給する。システム・バスが遊び
状態になつた後(工程290)、システム・バス・イ
ンタフエースの動作は第17A図の流れ“モニ
タ”に戻る。 サブシステムすべてによる各メツセージの受
信、サブシステムすべてによるエラーのチエツ
ク、どのようなエラーでも検出したサブシステム
と共同するメツセージ制御回路144によるポス
トアンブルの“ガーブリング”等はこの発明の重
要な特徴であるという事を指摘しておく。その動
作は、例えばどのサブシステムのアドレスとも合
致しないようなエラーがその着信先アドレス・フ
イールドにあるかもしれないメツセージの喪失を
防止することができる。すなわち、着信先サブシ
ステムであろうとなかろうと、すべてのサブシス
テムがメツセージをチエツクするので、送信サブ
システムはメツセージの送信は成功したと信ずる
が、送信エラー又はその他のエラーで1又はそれ
以上のサブシステムがそのアドレスを認識せず、
そのためメツセージの複写もしないというような
情況は発生しえないからである。 第17C図に例示されている流れ“トランスミ
ツト”において、送信制御回路196は信号
XDATRDY@0に応答して、まずMUX176
にプリアンブル(2フラグ)と単一フラグとを供
給する。この工程300は送信制御回路196から
MUX176に送出された信号FE@1によつて制
御される。プリアンブル及びフラグが発生したと
きに、サブシステムはこの時点(工程302)では
同時に“レシーブ”フローである可能性もあるの
で、メツセージは拒絶される可能性もある。その
ような拒絶は、第17B図において前述したよう
に、メツセージ232において検出されたスワン
プ・エラー或いは遊びエラーのためであるかもし
れない。その拒絶は信号ERTRMを送信制御回
路196及びDMA140に供給し、第17C図
の流れ“トランスミツト”を同図の右下に見られ
る全体的に304で指定したシーケンスに進め
る。シーケンス304はメツセージの送信を停止
する工程(工程306)と、リトライ回路204が
後の適当な時点で再び同じメツセージの発生を
DMAに試みさせるように信号RTYERR@0を
可能化する工程(工程308)とを含む。メツセー
ジの送信が工程306で停止すると、XFIFO174
は信号XFCLR@0によつてそのすべてのメツセ
ージ情報がクリヤされる。 工程302でメツセージが拒絶されなかつた場合、
メツセージに含まれるべきDMAからのデータ又
は情報はMUX170を通してその出力に供給さ
れ(工程310)、信号XD*1に応答して一度に1
バイトづつ出力される。もし、工程311において、
DMAから送信されているバイトが最後のバイト
でなければ、CRC発生回路172において、そ
のデータは、信号XCRCGEN*0に応答し、CRC
ビツトの計算及び発生に使用される(工程312)。
CRCビツトの計算は最後のデータ・バイトが
DMAから受信されるまで続けられ、そのとき、
MUX170は信号ENCRC1*1及びENCRC2*
1に応答してCRC発生回路からの2バイトの
CRCチエツク・ビツトをそのメツセージの中に
通し、又は挿入する(工程313)。MUX170か
らのCRCバイト及びデータは一度に1バイトづ
つ信号@0によつてステータス・ビツト
ENCRC@0と共にXFIFO174に負荷される
(工程314)。工程310,312,314及び313は、CRC
チエツク・ビツトの最後のバイトが工程316にお
いてXFIFOに負荷されるまで繰返えされる。 工程314で最初のバイトが負荷された後はい
つでも、XFIFOの情報は信号XFRD@1に応答
して一度に1バイトづつ読出され、MUX176
に送出することができる。その後、MUX176
は、前のバイトが送信されたということを信号
XSTRBL@1が表示した後で、信号BE@1に応
答してそのバイトをシリアライザ154に送信す
る。該シリアライザは信号SNDENBL@0に応
答して各々直列にされたバイトを送信する。 XFIFO174から読出された各バイトは信号
GFLD@1の制御のもとにGFIFO178にも負
荷される(工程318)。メツセージの各バイトが送
信され、システム・バスによつて返信されたとき
に、その各バイトは信号GFRD@0に従つて
GFIFO178から読出された対応バイトと一度
に1バイトづつ比較される。もし、工程320にお
いて、比較回路180における比較の結果“コンテ
ンシヨン・ガーブル”が発見された場合には、信
号GFERRが可能化されて、流れは前述のシーケ
ンス304に進む。その上、もし、メツセージ
が、メツセージ情報のエラーのために、そのメツ
セージを受信したサブシステムの1つによつて拒
絶された場合には(工程322)、その流れはシーケ
ンス304に入る。 XFIFOの第9ビツトXLSTBYT@0で表わさ
れるような、情報の最後のバイト(CRCチエツ
ク・ビツトの第2バイトも又)が送信されたとき
に(工程323)、ポストアンブル直前のフラグ、ポ
ストアンブル及びポスト・ポストアンブル(PP)
がMUX176の出力に供給される(工程324)。も
し、ポストアンブルがサブシステムのいずれか1
つによつて“ガーブル”されている場合には(工
程326)、その流れは再びシーケンス304に進
む。もし、ポストアンブルが“ガーブル”され
ず、メツセージが他のエラーによつても拒絶され
なかつた場合(工程327)、そのメツセージの送信
は完了し、成功であつて(工程328)、信号
CMPOK@0が送信制御回路196及びDMAに
供給される。CRC発生回路172は信号
XCRCCLR*0によつてクリヤされ、システム・
バス・インタフエースは第17A図に示す流れ
“モニタ”に戻る。 以上説明した流れ“レシーブ”及び“トランス
ミツト”はヘツダ・メツセージについて行つた
が、それはヘツダ及びデータ・メツセージのデー
タ部のためにも同じ流れが繰返えされることは明
らかであろう。勿論、ヘツダ及びデータ・メツセ
ージのデータ部においては、流れ“レシーブ”及
び“トランスミツト”はプリアンブル、着信先ア
ドレス、ソース・アドレス、OPコード・フイー
ルド等の受信及び送信を含まない。それらはメツ
セージのデータ部に存在しないからである。しか
し、ヘツダ部及びデータ部の両方のために、ポス
トアンブルをそこに含めるようにした方が有益で
あることに注目するべきである。それは、もし、
ヘツダ部にエラーが検出された場合、そのポスト
アンブルは“ガーブル”され、そのメツセージは
そのデータ部のポストアンブルを持つことなく送
信中止することができるからである。 G 3つの模範的ケース 第18図、第19図、第20図は3つのサブシ
ステム24(サブシステムA、サブシステムB及
びサブシステムCと呼ぶ)を含む3つの模範的ケ
ースを表わすことによつて、システム・バス及び
システム・バス・インタフエース28の動作を例
示する。第18図に表わすケースでは、サブシス
テムAはメツセージの送信は成功し、第19図に
示すケースでは、サブシステムAはメツセージの
送信は成功するがサブシステムBによる同時送信
によつて“ガーブル”される。最後に、第20図
に表わすケースでは、サブシステムAはメツセー
ジを送信するが、サブシステムCがエラーを検出
してそのメツセージのポストアンブルを“ガーブ
ル”する。 まず、特に第18図に目を向けると、サブシス
テムAは時刻T1においてそのメツセージの送信
を開示しようとしているのがわかる。時刻T2
おいて、システム・バスのスター・カプラはメツ
セージを受信してそれをサブシステムB及びCを
含むそのシステムの他のサブシステムのすべてに
送信する。時刻T3において、サブシステムAは
返送されてきた自己のメツセージを受信し始め、
両サブシステムB及びCも又サブシステムAのメ
ツセージを受信し始める。時刻T4では、サブシ
ステムAからのメツセージの送信は終了し、時刻
T5においては、サブシステムAからのメツセー
ジの終りがスター・カプラを通して送信される。
最後に、時刻T6において、サブシステムA、サ
ブシステムB、サブシステムCは各々サブシステ
ムAからのメツセージの終りを受信し、その後、
遊び状態となつたシステム・バスを検出する。サ
ブシステムAが“コンテンシヨン・ガーブル”を
検出せず、サブシステムB,Cもメツセージのエ
ラーから生じた“ポストアンブル・ガーブル”を
検出しないので、このメツセージの送信は完了
し、成功した。 第19図には、サブシステムAがメツセージを
送信し始め、その短時間後に、しかしサブシステ
ムBがそのメツセージを受信する前にサブシステ
ムBもメツセージの送信を開始するような場合が
例示してある。第19図に見られるように、サブ
システムAは時刻T1においてメツセージの送信
を開始する。その後、サブシステムBは時刻T2
においてそのメツセージの送信を開始する。前述
したように、サブシステムはシステム・バスが遊
び状態でなければメツセージの送信を開始しな
い。しかし、現在のサブシステムBの場合には、
まだ時刻T2においては、サブシステムAからの
メツセージを受信しておらず、システム・バスは
遊び状態を表わしていた。サブシステムがシステ
ム・バスにメツセージの送信を開始する場合に
は、“コンテンシヨン(contention:競合)ウイ
ンドウ”と呼ばれる期間又は間隔が与えられ、そ
の間では、他のサブシステムは、またシステム・
バスが遊び状態にあると見られるため、メツセー
ジが、“ガーブル”される可能性がある。システ
ムの最大“コンテンシヨン・ウインドウ”は本来
システム・バスを介して最長距離に分離設置され
ている2つの局間を、そのシステム・バスを介し
てメツセージが送信される時間に本質的に等し
い。 スター・カプラは第19図の時刻T3において、
サブシステムAからのメツセージを受信し、それ
を他のサブシステムに送信する。スター・カプラ
は時刻T4においても、又サブシステムBからの
メツセージを受信する。そのメツセージはスタ
ー・カプラを通して送信され、“ガーブル”とな
る。時刻T5において、サブシステムAは、サブ
システムBからのメツセージによつて“ガーブ
ル”される前に、返送された自己のメツセージの
始めの部分を受信する。又、時刻T5において、
サブシステムB,CはサブシステムAから“ガー
ブル”されなかつたメツセージを受信する。サブ
システムBは、それが送信しているメツセージと
は異なるメツセージを受信するので、“コンテン
シヨン・ガーブル”が検出され、サブシステムB
は自己の送信を終了又は停止する。時刻T6にお
いて、サブシステムAはスター・カプラから送信
されてきたサブシステムBからのメツセージのた
めに生じた自己のメツセージの“ガーブル”部分
を最終的に受信する。サブシステムAは“コンテ
ンシヨン・ガーブル”を検出し、自己の送信を終
了する。加えて、サブシステムCは、時刻T6
おいて、サブシステムA及びBからの“ガーブ
ル”されたメツセージを受信する。時刻T7にお
いて、停止したメツセージの終りがスター・カプ
ラを通して送信され、時刻T8において、サブシ
ステムのすべては終了するメツセージの終りを受
信して遊び状態のバスを検出する。 サブシステムA及びBは各システム・バス・イ
ンタフエースのリトライ回路204に用いられて
いるアルゴリズムに従つて、その後、それら夫々
のメツセージの送信をリトライする。サブシステ
ムCは時刻T6において、“ガーブル”されたメツ
セージを受信したときに、たぶん“スワンプ”エ
ラーを検出するだろうから、そのメツセージを無
視し、又終了するメツセージの終りを時刻T8
受信したときに、常に遊びエラーを検出するだろ
う。 第19図について、最悪状態では、サブシステ
ムAは、システム・バス・インタフエースが
CRCフイールドの最初のバイトを送信するため
にシリアライザにそれを供給した後まで、自己の
メツセージの“ガーブル”された部分を受信バツ
クしないかもしれないということに注目するべき
である。そのような場合、サブシステムAはポス
トアンブル及びポスト・ポストアンブルを含むメ
ツセージの残りの送信を続行する。両サブシステ
ムA,Bとも“コンテンシヨン・ガーブル”を検
出するだろうから、それらのメツセージの送信は
後でリトライされるであろう。サブシステムCは
CRCエラーを検出するだろうから、“ガーブル”
されたメツセージを無視するだろう。 第20図では、サブシステムAが“コンテンシ
ヨン・ガーブル”なしにメツセージを送信する
が、サブシステムCがメツセージにエラーを検出
する場合を表わす。まず、第20図のサブシステ
ムAは時刻T1でそのメツセージの送信を開始す
るということがわかる。時刻T2で、そのメツセ
ージはスター・カプラに受信され、他のサブシス
テムに送られる。時刻T3において、サブシステ
ムAは返送された自己のメツセージを受信し、サ
ブシステムB,CはサブシステムAからのメツセ
ージを受信する。しかし、時刻T4において、サ
ブシステムCはサブシステムAから受信している
メツセージにエラーを検出する。このエラーは第
17B図について前述したような“スワンプ”エ
ラー、CRCエラー、又はプロトコル・エラーの
1つであろう。時刻T5において、サブシステム
Aはその完全なメツセージの送信を終り、瞬時
後、時刻T6において、サブシステムCはそのメ
ツセージのポストアンブルを、“ガーブル”する。
時刻T7において、サブシステムAからのメツセ
ージ(“ガーブル”されたポストアンブルを含む)
の最後のものがスター・カプラを通して送られ
る。時刻T8において、サブシステムA及びBは
そのメツセージの“ガーブル”されたポストアン
ブルを検出し、ポスト・ポストアンブル検出後、
システム・バスはその遊び状態が検出される。サ
ブシステムAはその後の時刻でメツセージをリト
ライするだろう。もし、サブシステムB又はCの
いずれかが意図した着信先であつた場合、それら
サブシステムはそのメツセージを無視するであろ
う。 H DMA140 システム・バス・インタフエースのDMA14
0(第14図)の特徴及びその動作を第21図乃
至第25図と共に説明する。しかし、その説明に
進む前に、この発明には、全般的にDMA140
と共に、又はDMA140に関連して実施される
ような2つの局面があるということに注目するべ
きである。詳細に後述するべきこれら2つの局面
は: (1) DMAと共同するサブシステムの局部メモリ
ー内に“メールボツクス”又は“郵便箱”と呼
ばれる記憶領域があり、それはサブシステムが
受信したヘツダ情報を記憶するためにDMAに
よつて管理される。 (2) すべてのデータを要求するメツセージ(デー
タ要求メツセージ)とそれに応答してデータを
返送するすべてのメツセージ(データ返送メツ
セージ)は局部メモリー・アドレス(ここで
は、データ開始アドレス、又はDSAアドレス
と呼ぶ)を包含する。そのため、データ返送メ
ツセージを受信するサブシステムのプロセツサ
はそのメモリー・アドレスにデータを記憶する
ために割込みをかけられる必要がない。 1 メールボツクス350 上記で引用したメールボツクスは第21図に3
50として例示する。前述したように、メールボ
ツクスは各サブシステム24の局部メモリー(3
51で指定する)の部分である。メールボツクス
350は局部メモリーの所定数の連続メモリー場
所から成り、サブシステムの着信先アドレスを含
み、受信したヘツダ・メツセージのすべて(ヘツ
ダ及びデータ・メツセージのヘツダ部分を含む)
を記憶する。ヘツダ・メツセージはメールボツク
スのメモリー場所に順次的且つ連続的に記憶又は
挿入され、モジユール又はサブシステム内のプロ
セツサはメツセージに作用する事ができるときは
いつでも、メールボツクスの最上部又は最初のエ
ントリのヘツダ・メツセージをアクセスする。 第21図のメールボツクス350はあき部分3
52と、多数のエントリ(“第1エントリ乃至最
終エントリ”とラベルされている)又はヘツダ・
メツセージが記憶されるエントリ部分354と、
該部分354の最終エントリに続くあき部分35
6とを持つように例示してある。メールボツクス
350内の最初のメモリー・ワード・アドレスは
“ベース”、すなわち“BASE”して認識され、メ
ールボツクス350の最後のメモリー・ワード・
アドレスは“リミツト”すなわち“LMIT”とし
て認識される。メールボツクスに記憶される最初
のエントリ(一番早く受信したメツセージを表わ
す)の開始バイト・アドレスは“FNXT”とし
て認識され、最後のエントリ(最後に受信したメ
ツセージを表わす)の最後のバイト・アドレスに
続くバイトは“HNXT”として認識される。そ
れら“BASE”,“FNXT”,“HNXT”及び
“LMIT”の値は後述するようにDMA140によ
つて維持される。アドレスされたサブシステムと
共同するシステム・バス・インタフエースがヘツ
ダ・メツセージを受信したときに、該メツセージ
は一度に1ワードづつメールボツクスに送られ、
そこの“HNXT”によつて規定されたアドレス
の最初の3バイトを通過したアドレスに記憶され
る。ヘツダが完全に記憶されたときに、最後のヘ
ツダ・アドレスに1を加えたもの(EEBA+1)
が元のHNXTの値によつてアドレスされた3バ
イト領域に記憶される。サブシステムのプロセツ
サがメツセージに作用するべく準備完了であると
きに、それはFNXTによつて規定されたアドレ
スから始まるメールボツクスの最初のエントリの
ヘツダ・メツセージを、該エントリの最初の3バ
イトによつて規定されたエントリの終りと共に引
き出す。そこで、第2のエントリはまだプロセツ
サによつてアクセスされていない最初に受信した
メツセージを表わす最初のエントリということに
なる。 勿論、最初に“BASE”,“FNXT”及び
“HNXT”によつて指定されたアドレスは同一で
ある。エントリが加えられたときに、“HNXT”
の値は増加し、プロセツサがエントリに作用した
ときに“FNXT”の値は増加する。第21図に
示す空の部分352はプロセツサによつてエント
リが引出され、作用されたメモリー空間を表わ
す。空の部分356は最初使用されなかつたメモ
リー空間を表わす。“FNXT”の値が“HNXT”
の値に等しいときに、プロセツサはメールボツク
スが空であるということを知る。加えて、エント
リのワードがメールボツクスに書込まれるとき
に、そのワードが書込まれるべきそのアドレスの
値が“LMIT”の値まで増算した場合、DMAは
メールボツクスがヘツダ・メツセージの記憶を継
続するようにするため、そのアドレスを自動的に
“BASE”の値に戻すであろうが、現在は空の部
分352である。もし、エントリのワードがメー
ルボツクスに書込まれるべきそのアドレスが
“FNXT”の値に達した場合、メールボツクスが
満たされ、オーバフロするだろうからヘツダ・メ
ツセージ又はエントリは全体的に拒絶され、その
システムと共同するメツセージ制御回路144に
流出される。 メールボツクスの上記管理用のすべては後述す
るようにDMAによつて達成される。 各サブシステム24の各局部メモリーが夫々メ
ールボツクス350を持つため、システム10内
のプロセツサはシステム・バスからのメツセージ
の受信によつて、定常的に割込みされることはな
いであろう。むしろ、各プロセツサは目的をもつ
て最初の又は最上エントリのためにメールボツク
スを見るときにのみ、そのメールボツクスに記憶
されているエントリに作用するだろう。故に、プ
ロセツサはその局部メモリーがメツセージを受信
し、記憶したとしても、割込みをかけることな
く、そのタスクを完了することができる。更に、
各プロセツサがメツセージの受信によつて定常的
に割込みされないということを保証するために
(更に詳細に後述する)、データを要求するサブシ
ステムによつて送られるメツセージは、要求する
サブシステムに返送されたときにそのデータが記
憶されるべき局部メモリー・アドレスを含む。要
求するサブシステムのリクエストに応答して返送
されるデータを含むヘツダ及びデータ・メツセー
ジのヘツダ部は、又DMA140がプロセツサに
割込みをかけず、データの後の移動を要求するこ
となく、そのデータを局部メモリーの希望する領
域に負荷することができるようにするために、局
部メモリー・アドレスを包含している。 第22A図及び第22B図はメールボツクス3
50のエントリのホーマツトを表わす。特に、第
22A図はヘツダ専用メツセージのためのエント
リ・ホーマツトを表わし、第22B図はヘツダ及
びデータ・メツセージのためのエントリ・ホーマ
ツトを表わす。 まず、第22A図を見ると、メールボツクス・
エントリの最初の3バイトはエントリ終了バイ
ト・アドレスに1を加えたもの(EEBA+1)の
ために指定され、該エントリの残余部分は、ヘツ
ダの大きさにより(4乃至36Kバイト)、着信先
アドレス・フイールド、ソース(発信元)アドレ
ス・フイールド、OPコード・フイールド及びメ
ツセージのヘツダ・データ・フイールド等のため
に指定されるということがわかる。プリアンブ
ル、フラグ、CRCビツト、ポストアンブル及び
ポスト・ポストアンブル等はメツセージ制御回路
144によつてメツセージから除去され、そのエ
ントリの一部として記憶されない。終了エント
リ・バイト・アドレスに1を加えたものの記憶
(EEBA+1)はメールボツクスからエントリを
呼出すときにプロセツサがそのエントリの実際の
長さを知ることができるようにする。 次に、第22B図を見ると、そこのヘツダ及び
データ・メツセージのためのメールボツクス・エ
ントリも又、最初の3バイトにエントリ終了バイ
ト・アドレスに1を加えたもの(EEBA+1)を
含む。該エントリの次の部分は着信先アドレス・
フイールド、ソース・アドレス・フイールド、
OPコード・フイールド及びメツセージのヘツダ
部のヘツダ・データ・フイールド(4乃至36Kバ
イト)等を含む。該エントリのヘツダ部の次に続
くものはデータ終了バイト・アドレスに1を加え
たもの(DEBA+1)を表わす3バイトである。 第12B図において前述したように、ヘツダ及
びデータ・メツセージのヘツダ・データ・フイー
ルドは最初の3バイトにヘツダ及びデータ・メツ
セージに含まれているるデータの局部メモリーの
開始データ・アドレスを含む。従つて、プロセツ
サがヘツダ及びデータ・メツセージを表わすメー
ルボツクス350からのエントリをアクセスする
ときに、該エントリのヘツダ・メツセージの部分
であるこの3バイト・アドレスから局部メモリー
に別に記憶されたデータの最初のアドレスを知る
ことができる。その上、プロセツサはデータ終了
バイト・アドレスに1を加えたもの(DEBA+
1)を表示する該エントリの終りにある3バイト
により、局部メモリーのデータの終了アドレスを
知るだろう。 この時点において注目するべきことは、ヘツダ
及びデータ・メツセージがサブシステムによつて
受信されたとき、DMA140は該メツセージの
ヘツダ部を直接メールボツクス350に負荷し、
そして該メツセージのデータ部をヘツダ・デー
タ・フイールドのデータ開始アドレスによつて指
定された局部メモリーのアドレスに直接負荷する
ということである。メツセージのデータ部分の負
荷はメールボツクスにではなく、データをリクエ
ストしたメツセージの開始アドレスによつて発信
元から指定されていた局部メモリーのほかの部分
のメモリー場所に行われるということが重要であ
る。この局部メモリーのほかの部分は、通常デー
タを必要とするタスク又はジヨブの遂行を完了す
るために、プロセツサによつてサブシステムのそ
こからデータが呼出されるべきである希望部分又
は場所である。そうしないで、メールボツクスに
ヘツダ情報と共にデータ記憶したとすると、制御
又はヘツダ部が記憶されている場所からデータ部
を局部メモリーの上記希望部分に移動するため
に、後でプロセツサに割込みをしなければならな
いという欠点を生じさせたであろう。勿論、サブ
システムがヘツダ専用メツセージを受信するとき
はDMA140は単にヘツダをメールボツクスに
負荷するだけである。 上記したように、データを要求するメツセージ
か、又はデータを供給するメツセージのどちらの
場合でも、そのデータのデータ開始アドレスはそ
のメツセージの中に含まれるということがこの発
明の重要な一面である。すなわち、あるサブシス
テム24がほかのサブシステム24からデータを
要求する場合、その要求又はリクエストはヘツダ
専用メツセージのホームでは、要求されたデータ
が記憶されるべきである要求するサブシステムの
局部メモリーのアドレスをそのメツセージの中に
含むようにしている。要求されたデータが返送さ
れる場合のヘツダ及びデータ・メツセージのホー
ムでは、データ開始アドレスはヘツダ及びデー
タ・メツセージに含まれる(ヘツダ・データ・フ
イールドの最初の3バイトに)。従つて、要求す
るサブシステムのプロセツサは要求されたデータ
が返信されたときに、データ開始アドレスのため
に割込みされる必要がない。勿論、これはメール
ボツクスも又プロセツサの割込なしにヘツダ情報
の記憶をすることができることになるから、プロ
セツサは全く割込みを受けずに自己のタスクを完
了することが可能となる。この方式又は技術は、
凡用バツフアにデータを記憶して局部メモリーの
意図した着信先にそのデータを記憶させるため
に、該データのその後の移動を要求するようにし
てプロセツサの割込みを避けるようにした従来の
方式又は技術に優るものである。 2 DMA140(詳細) 次に第23図に移ると、そこには、前に第14
図で全体的に示したDMA140とコマンド及び
ステータス・レジスタ142との詳細が表してあ
る。第23図に示すDMA140はその共同する
サブシステムの局部メモリーに対する直接呼出し
を管理し、この発明に従い該共同するサブシステ
ムの局部メモリーの中にあるメールボツクス35
0を管理する複数のレジスタを含む。DMA14
0のそれらレジスタは下記のものを含む。 入力データ開始アドレス(IDSA)レジスタ…
360 ヘツダ・開始アドレス(HSA)レジスタ…3
62 データ開始アドレス(DSA)レジスタ…36
4 メールボツクス・ベース・アドレス(BASE)
レジスタ…366 ハードウエア・ネクスト・アドレス(HNXT)
レジスタ…368 終了アドレス(EAR)レジスタ…370 ヘツダ終了アドレス(HEA)レジスタ…3
72 データ終了アドレス(DEA)レジスタ…3
74 メールボツクス・リミツト・アドレス
(LMIT)レジスタ…376 フアームウエア・ネクスト・アドレス
(FNXT)レジスタ…378 更に、DMA140は4つの比較回路380,
382,384,386と、出力アドレス・カウ
ンタ390と、入力アドレス・カウンタ392と
を含む。IDSAレジスタ360及びEARレジスタ
370は共同するサブシステムのプロセツサから
直接アクセスすることはできず、メールボツクス
350の管理に直接関与しないため、第23図に
は点線で示してある。残りのレジスタ362,3
64,366,368,372,374,37
6,378は該プロセツサから直接アクセスする
ことができる。その上、レジスタ366,36
8,376,378はメールボツクス350の管
理に関与する。 第23図に表わしていないものの中に、ここで
少々説明するだろうDMAの動作を制御するため
の制御回路がある。そのような制御回路は主とし
てプログラマブル・ロジツク・アレイ(PLA)
を用いて実施することができる。 まず、BASEレジスタ366、HNXTレジス
タ368、LMITレジスタ376、FNXTレジ
スタ378等について説明する。これらレジスタ
は共同するサブシステムがメツセージを受信した
ときに、メールボツクス350の動作を制御す
る。BASE及びLMITレジスタは最初このシステ
ムのイニシヤライゼーシヨン(初期設定)中に、
P−Mバスを使用して共同するサブシステムのプ
ロセツサによつて負荷される。更に、HNXTレ
ジスタ368及びFNXTレジスタ378は初期
設定中にBASEレジスタと同一値が負荷される。 DMAの動作−メツセージ受信 システム・バス・インタフエースのシステム・
インタフエース・チツプ136がメツセージを受
信し、メツセージ制御回路144を通して更にそ
れを送信するときに、ヘツダ(又はヘツダ及びデ
ータ・メツセージのヘツダ部分)はBASE,
LMIT,HNXT,FNXTレジスタに記憶されて
いる情報に従つてメールボツクス350に記憶さ
れる。入力アドレス・カウンタ392は、初期的
に、HNXTレジスタ368のそれと同じアドレ
スが負荷される。各データ・バイトがメツセージ
制御回路144から受信されると、入力アドレ
ス・カウンタ392は増算され、そのアドレス
は、その各メツセージ・ワードをメールボツクス
350の局部メモリー・アドレス場所に記憶させ
るためにP−Mバスに供給される。その上、入力
アドレス・カウンタ392の出力は比較回路38
6によつてFNXTレジスタ378の値と比較さ
れる。比較回路386の出力における信号FLB
@0は入力アドレス・カウンタ392がメールボ
ツクス(第21図を見よ)内のFNXTアドレス
に達した事を表示する。そのときは、メールボツ
クス350は完全に満たされており、ヘツダ・メ
ツセージのために空場所が残されているというこ
とはない。一般的に、そのような情況下における
メツセージはアボート(又は送信中止)されるか
拒絶され、HNXTレジスタ368は次に使用可
能なエントリ・アドレスに増算されない。もし、
偶然、入力アドレス・カウンタ392がFNXT
アドレスに達したが、メツセージ制御回路144
内に全部が一時的に記憶される程の少数バイトが
メツセージ中に残されているだけのような場合に
は、DMAを制御して該DMAがFNXTアドレス
までメツセージを記憶することが許されるように
する。そして、FNXTアドレスの最初のエント
リがプロセツサによつて後でアクセスされるとき
までDNAは残りのバイトをメールボツクスの中
に記憶し続け(そこでメツセージ制御回路144
の中のバツフアに記憶される)、その後、HNXT
レジスタ368を増算する。 比較回路386及び信号FLB@0も又、メー
ルボツクス350が空のときに、DMAがそれを
確認する手段を提供する。DMA制御回路は、
HNXTレジスタ360のアドレスとFNXTレジ
スタ378のアドレスとを比較するために、
HNXTレジスタ360のアドレスの値を入力ア
ドレス・カウンタ392に負荷させることができ
る。故に、メールボツクスが空となり、まだエン
トリを受信していなければ、ステータス・ビツト
は発生することができるし、メールボツクスの最
後のエントリをプロセツサがアクセスしたとき
に、メールボツクスは空となる。 入力アドレス・カウンタ392のアドレスは比
較回路384においてLMITレジスタ376内の
LMITアドレスとも比較され、メールボツクスの
空部分356(第21図)が満たされたことを表示す
る。もし、比較回路384の出力における信号
LLW@0が合致を示したなら、入力アドレス・
カウンタ392はメツセージの記憶を続行するこ
とができるようにBASEレジスタ366のアドレ
スと同一アドレスが負荷されるが、現在はBASE
アドレスを開始する空部分352にある。 ヘツダ情報がメールボツクス350のそのエン
トリに完全に記憶されたときに、入力アドレス・
カウンタ392は再度増算され、その出力は終了
アドレス・レジスタ370に供給される。この値
はエントリの最初の3バイトとして記憶される前
述のエントリ終了バイト・アドレスに1を加えた
(EEBA+1)ものを表わす。そのとき、HNXT
レジスタ368は次のエントリの始めのアドレス
を表わす入力アドレス・カウンタ392と同一値
に変更される。 もし、受信したメツセージがヘツダ及びデー
タ・メツセージであれば、入力データ開始アドレ
ス・レジスタ360はDMA制御回路によつて予
め可能化され、該メツセージのヘツダ・データ・
フイールドの最初の3バイトのデータ開始アドレ
スを受信するであろう。入力アドレス・カウンタ
392は、ヘツダ部が記憶され、更にそのデータ
開始アドレスが負荷されて後、該メツセージのデ
ータ部の各データ・バイトがメツセージ制御回路
144から受信されたときに増算する。データの
最後のバイトが受信され、1ワードとして共同す
るサブシステムの局部メモリーに記憶されたとき
に、入力アドレス・カウンタ392の値は増算さ
れて、データ終了バイト・アドレスに1を加えた
もの(DEBA+1)を表わし、この値は終了ア
ドレス・レジスタ370に記憶される。そこで、
データ終了バイト・アドレスに1を加えたもの
(DEBA+1)はメールボツクス・エントリの最
後の3バイトとしてヘツダ部と共にメールボツク
スに記憶される。該エントリのEEBA+1情報は
該エントリのDEBA部を越えた最初のバイトを
指すであろう。 DMAのレジスタによつて管理されたメールボ
ツクス350の提供とヘツダ及びデータ・メツセ
ージにおけるDSAアドレスの包含とは本質的に
システム・バスからのメツセージの受信の際に、
直ちにプロセツサが関与することを除去するもの
であるということが上記の説明から明らかになつ
たはずである。 それに比較し、先行システムでは、メツセージ
の内容が制御情報が、要求されたデータか、又は
その両方かに関係なく、メツセージ情報がサブシ
ステムのメモリーに記憶されるべきであつた開始
アドレスをDMA回路に負荷するために、いずれ
のサブシステムにおけるプロセツサもメツセージ
を受信する度ごとに割込みが要求されていた。そ
こで、一度開始アドレスが供給されると、DMA
回路はメツセージの全情報内容を記憶するため
に、その記憶又はメモリー場所を開始アドレスか
ら開始して順次アクセスすることができるもので
あつた。 それに反し、DMA140はシステム・バスか
ら受信したメツセージの内容を記憶するに際し、
プロセツサの割込み又は関与を要求しない。も
し、ヘツダ又は制御情報が受信された場合(ヘツ
ダ専用メツセージ又はヘツダ及びデータ・メツセ
ージのいずれか)、DMA140のメールボツク
ス管理又はアドレシング・レジスタはプロセツサ
の割込み又は関与なしに、HNXTによつて指定
された場所から始まるメールボツクス350の部
分に直接制御情報を負荷する。もし、ヘツダ及び
データ・メツセージのデータ・ブロツクが受信さ
れる場合、DSAアドレスがすでにそのメツセー
ジのヘツダ部のヘツダ情報によつてDMAに供給
されており、DMAはプロセツサの割込み又は関
与なしに、直接そのデータ・ブロツクを上記局部
メモリーに負荷する。メツセージはすべてのサブ
システムによつて受信され、DMA140によつ
て局部メモリーに直接記憶される一方、プロセツ
サは自己のタスクの遂行を自由に継続し、割込み
されることはない。 DMA動作−メツセージ送信 メツセージがサブシステムから送信されたとき
に、サブシステムのプロセツサはセンド(又は送
信)コマンドを発行して、HSAレジスタ362
に局部メモリーのヘツダ開始アドレスを負荷し、
HEAレジスタ372にヘツダ終了アドレスを負
荷し、又もし、それがヘツダ及びデータ・メツセ
ージであれば、DSAレジスタ364にデータ開
始アドレスを負荷し、DEAレジスタ374にデ
ータ終了アドレスを負荷する。DMA140はプ
ロセツサを割込みすることなく、局部メモリーを
アクセスしてそのメツセージのヘツダ及びデータ
部分の各ワードを順次的に読出し、そのメツセー
ジ情報をメツセージ制御回路144に供給する。 DMA140は初期的にヘツダ開始アドレスの
値を出力アドレス・カウンタ390に負荷し、出
力アドレス・カウンタ390がHEAレジスタ3
72に記憶されているヘツダ終了アドレスに達し
たということを、比較回路380の出力における
信号HLB@0が表示するまで、順次的にヘツダ
の各ワードの読出しを実行するであろう。もし、
それがヘツダ及びデータ・メツセージであれば、
DMAは出力アドレス・カウンタ390にDSAレ
ジスタ364のデータ開始アドレスを負荷して
後、局部メモリーからのメツセージのデータ部の
各ワードを順次的に読出すために出力アドレス・
カウンタ390を増算する。勿論、送信されるメ
ツセージがヘツダ専用メツセージであれば、ヘツ
ダ終了アドレスに達した後に送信が終る。 比較回路382の出力における信号DLB@0
が、出力アドレス・カウンタがDEAレジスタ3
74のデータ終了アドレスに達したということを
表示したときに、DMAは局部メモリーのアクセ
スを止め、データの送信はメツセージ制御回路1
44を通過した後に終了する。 3 コマンド及びステータス・レジスタ142 第23図は第14図において前述したコマンド
及びステータス・レジスタ142を表わすブロツ
クを包含する。第23図に見られるように、コマ
ンド及びステータス・レジスタ142はコマン
ド・レジスタ400とステータス・レジスタ40
2とを含む。コマンド・レジスタ400は共同す
るサブシステムのプロセツサによつて負荷され、
送信及び受信メツセージに対して実行されるべき
動作をシステム・インタフエース・チツプ136
に指示する。この動作は通常DMA140と同様
にメツセージ制御回路144の両方に関係する。 ステータス・レジスタ402はシステム・イン
タフエース・チツプ136の動作中に、該システ
ム・インタフエース・チツプのステータスを表示
するステータス・ビツトが負荷される。これらの
ステータス・ビツトはDMA140の制御回路及
びメツセージ制御回路144と共に、システム・
インタフエース・チツプ136の動作の制御に使
用される。 第24図はコマンド・レジスタ400の内容を
例示する。そこに見られるように、コマンド・レ
ジスタはコマンドを提供するビツト21〜24及
びコマンドと共に使用するための情報を提供する
ビツト1〜13を持つ32ビツト・レジスタであ
る。コマンド・レジスタのビツト14〜20及び
25〜32はこの発明に関する説明のどこにも使
用されない。下記のコマンド・テーブル#1は
種々のコマンドのために、コマンド・レジスタの
コマンド・フイールド(ビツト21〜24)に負
荷されるビツトを例示する。 【表】 イニシヤライズ コマンド・テーブル#1に示されているコマン
ド“イニシヤライズ”(INITIALIZE)はシステ
ム・インタフエース・チツプ136をリセツトす
る。イニシヤライズ・コマンドに応答して、
BASE及びLMITレジスタ366,376はそれ
らの永久値が負荷され、HNXTレジスタ368
及びFNXTレジスタ378は初期的にBASEレ
ジスタ366の値が負荷される。コマンド・レジ
スタのビツト1〜8には共同するサブシステムの
独自のサブシステム・アドレスが負荷される。こ
の情報は第15図において前述したレシーバ・ア
ドレス・チエツク回路184のSADDレジスタに
転送される。ビツト9は診断制御ビツトといい、
システム・バスを使用することなく、メツセージ
を直接SICに返送する回路を可能化することをシ
ステム・インタフエース・チツプ(SIC)が可能
となるように用いることができる。このように、
メツセージを返送することは診断動作の実行に便
利であるが、この発明の部分ではない。ビツト1
0はこの実施例では使用しない。ビツト11はシ
ステム・バスに送信するための各直列化されるバ
イトが最高位ビツトから始めて直列にされるか、
又は最下位ビツトから始めて直列にされるかを制
御する。ビツト12はこの発明の部分を形成しな
い診断回路に出力され、共同するサブシステムを
全ヘツダ・メツセージのための着信先又はリクエ
ストされたレシーバにする。ビツト13は初期設
定(イニシヤライズ)中に“1”にセツトされ、
コマンド・レジスタ400が次のコマンドを負荷
する前に、“イニシヤライズ”コマンドをクリヤ
するよう“0”にセツトされる。 センド コマンド・テーブル#1の“センド”コマンド
はメツセージをシステム・バスにセンド又は送信
するようにシステム・インタフエース・チツプに
指示を与える。コマンド・レジスタのビツト1〜
4及びビツト8〜12は使用されず、ビツト7及
び13は常にこのコマンドでは、夫々“1”及び
“0”にセツトされる。ビツト5及び6はシステ
ム・インタフエース・チツプから送信されるべき
メツセージの形を決定する。コマンドの形とそれ
に対応するビツト5及び6の値とを下記のコマン
ド・テーブル#2に表示する。 コマンド・テーブル#2 メツセージのタイプ ビツト5及び6 ヘツダ 00 ヘツダ(データを持つ) 01 ヘツダ及びデータ 11 ヘツダ・メツセージと、ヘツダ(データを持
つ)メツセージとは両方共ヘツダ専用メツセージ
であり、そのホーマツトは第12A図について前
述した。ヘツダ(データを持つ)メツセージはヘ
ツダ情報の他のフイールドが記憶されているとこ
ろから離れた場所にある送信サブシステムの局部
メモリーから得られたであろうそのヘツダ・デー
タ・フイールドのデータ情報を含む。このヘツ
ダ・データ情報を得る目的のために、DMAはヘ
ツダ及びデータ・メツセージのデータ部を得るた
めに使用する方法と同じ方法によつて、DSAレ
ジスタ364及びDEAレジスタ374を使用す
る。他方、ヘツダ・メツセージは別に得なければ
ならないようなヘツダ・データ・フイールドの情
報を含まない。 ヘツダ及びデータ・メツセージは第12B図に
ついて前述したホーマツトを有する。 レシーブ コマンド・テーブル#1のレシーブ
(RECEIVE)メツセージは各受信したメツセー
ジの着信先アドレス・フイールドと、イニシヤラ
イズ・コマンドを実行したときにSADDレジスタ
に供給された各唯一の局或いはサブシステム・ア
ドレス・バイトとをアドレス・チエツク回路18
4において比較するよう、システム・インタフエ
ース・チツプに指令を発する。ビツト2〜12は
このコマンドでは使用されない。ビツト13は常
に“0”である。ビツト1が“1”であれば、各
メツセージの着信先アドレスがサブシステム・ア
ドレスのためにチエツクされる。ビツト1が
“0”であれば、サブシステム・アドレスのため
にはチエツクされず、ロード・マスク・コマンド
によつて指定されるそれより全体的な放送アドレ
ス又はグループ・アドレスのみのためにチエツク
される。 ロード・マスク ロード・マスク・コマンドはシステム・インタ
フエース・チツプに指令してアドレス・チエツク
回路184(第15図)のマスク・レジスタに放
送アドレス又はグループ・アドレスを負荷させ
る。ビツト1〜8はグループ・アドレスを表示
し、それら着信先アドレス・フイールドのマツチ
ング・グループ・アドレスがサブシステムに受信
される。下記のコマンド・テーブル#3はコマン
ド・レジスタ400のビツト1〜8の値と、そこ
から得られ、複写又は受信されるメツセージとを
表示する。 【表】 そこに示した着信先アドレスは16進数であり、
1バイトに等しい。もし、ビツト1〜8が全部
“0”であれば、グループ・アドレスによつて指
定された(複数の)グループのどれもが共同する
サブシステムの着信先ではない。 ステータス・レジスタ402はシステム・イン
タフエース・チツプのステータスを含む。ステー
タス・レジスタの内容は第25図に例示されてい
る。そこに見られるように、ビツト8及びビツト
13〜32は常に“0”である。ビツト1〜8は
システム・インタフエース・チツプ136の入力
ステータスを表わし、ビツト4〜7はシステム・
インタフエース・チツプ(SIC)コードを含み、
ビツト9〜12はシステム・インタフエース・チ
ツプの出力ステータスを表わす。SICコードは1
以上のシステム・バス・インタフエースがサブシ
ステムのP−Mバスに接続されている場合にのみ
使用されて、サブシステムのプロセツサに対する
システム・バス・インタフエース(又はSIC)の
識別に使用される。この構成は第9図乃至11図
において前述したが、この発明のどのような面に
も関係しない。 下記ステータス・テーブル#1はシステム・イ
ンタフエース・チツプの種々の出力(送信)ステ
ータスの状態と、それらに対応するビツト9〜1
2の値を例示する。 ステータス・テーブル#1 出力ステータス ビツト9〜12 出力ステータス使用不能 000X 出力完了 100+ 出力エラー(バツフア・アンダフロ) 110+ 出力エラー(メモリー・エラー) 101+ 出力エラー(リトライ超過) 111+ ステータス・テーブル#1で、“X”は“無関
心”の値を表示し、“+”は“0”か又は“1”
のいずれかを表示する。 ステータス・テーブル#1に表示されている出
力完了ステータスはシステム・インタフエース・
チツプ136がメツセージの送信に成功したとき
に発生する。出力エラー(バツフア・アンダフ
ロ)ステータスはシステム・インタフエース・チ
ツプがバツフア・アンダフロ状態、すなわち、そ
のシステム・インタフエース・チツプと共同する
サブシステムがデータ・バイトを充分早く供給せ
ず、そのため、メツセージ制御回路144が受信
したバイトをすべて送信して、メツセージ送信の
中間でサブシステムからの新たなデータ・バイト
を待つているときに発生する。出力エラー(メモ
リー・エラー)ステータスは送信のために局部メ
モリーからフエツチされたデータが修正不能エラ
ー(ダブル・ビツト・エラーのような)を持つと
きに発生する。出力エラー(リトライ超過)ステ
ータスはシステム・インタフエース・チツプが、
第15図に従つて前述したリトライ回路204の
制御に基づき、所定の最高リトライ数を試みた後
もメツセージの送信に成功することができなかつ
たときに発生する。 出力ステータス状態のすべてについて(出力ス
テータス使用不能を除き)、ビツト12の値は
“0”又は“1”のどちらでもよい。第27図乃
至第31図において後述するこの発明の好ましい
実施例の1つにおいて、システム・バスは実際に
は2つの別個な“システム・バス”又は“チヤン
ネル”である。各これらシステム・バス又はチヤ
ンネルはスター・カプラと各サブシステムへ及び
各サブシステムからの送信ラインを含む。ビツト
12が“0”であれば、それはメツセージがチヤ
ンネルの1つ(チヤンネルA)に送信されている
ことを表示し、又“1”は他のチヤンネル(チヤ
ンネルB)にメツセージが送信されていることを
表示する。 ステータス・レジスタの入力ステータス・フイ
ールドはシステム・インタフエース・チツプ13
6の入力ステータスを表示する。下記のステータ
ス・テーブル#2には、入力ステータス・フイー
ルドのビツト1〜3の値と、それらに対応する入
力(受信)ステータス状態とを表示する。 ステータス・テーブル#2 入力ステータス ビツト1〜3 入力ステータス使用不能 000 メールボツクスが空でない 100 入力バツフア・オーバフロ(メツセージ拒絶)
010 メールボツクス・オーバフロ(メツセージ拒絶
されず) 001 メールボツクス・オーバフロ(メツセージ拒
絶) 110 メールボツクスが空でないステータスはシステ
ム・インタフエース・チツプ136がメールボツ
クス350にメツセージを受信し受入れたときに
発生する。入力バツフア・オーバフロ(メツセー
ジ拒絶)ステータスはシステム・インタフエー
ス・チツプがメツセージを受信したが、RFIFO
190(第15図)又はその共同するバツフア
(図示していない)がオーバフロしたために、そ
のメツセージのすべてを局部メモリーに転送する
ことができなかつたときに発生する。そのような
場合にはメツセージは拒絶される。メールボツク
ス・オーバフロ(メツセージは拒絶されない)ス
テータスは、システム・インタフエース・チツプ
がメツセージを受信することはしたが、メールボ
ツクスが満ぱいであるため、ヘツダ情報の全部は
エントリとして局部メモリーに転送することがで
きなかつたときに発生する。しかし、記憶されな
かつたバイトはすべてメツセージ制御回路144
のバツフアにあるので後でメールボツクス350
に記憶することができる。そのメツセージは拒絶
されない。メールボツクス・オーバフロ(メツセ
ージ拒絶)ステータスはシステム・インタフエー
ス・チツプがメツセージを受信したがメールボツ
クスが満ぱいのため、ヘツダ情報の全部を局部メ
モリーに転送することができなかつたときにも発
生する。この場合、メツセージ制御回路144に
記憶するべきバイトが多過ぎたためにメツセージ
は拒絶される。メールボツクス・オーバフロ(メ
ツセージが拒絶されない)及びメールボツクス・
オーバフロ(メツセージ拒絶)ステータス状態は
その両方とも第23図において簡単に前述した。 I スワンプ回路160及び遊び検出回路162 第26図は、第14図について前述したスワン
プ回路160及び遊び検出回路162の作用の遂
行に使用される回路を例示する。スワンプ回路1
60は立上り端リトリガラブル・ワンシヨツト4
04とアンド・ゲート405とを含む。ワンシヨ
ツト404の入力はバス・レシーバ58を使用し
てシステム・バスの符号化されたメツセージ又は
信号を受信するように接続される。アンド・ゲー
ト405の一方の入力はシステム・バスからの信
号を受信し、他方の入力はワンシヨツト404の
反転出力の信号を受信する。アンド・ゲート40
5の出力はスワンプ回路160がシステム・バス
にスワンプ状態又はエラーを検出したときに可能
化される前述の信号REERである。 ワンシヨツト404の反転出力はシステム・バ
スの信号が“1”になつたときに、“0”又は
“ロー”の値になり、システム・バスにおける符
号化された信号の普通のパルス幅よりわずかに長
い期間中“0”に保持される。従つて、システ
ム・バスにスワンプ状態が存在せず、受信したメ
ツセージのパルス幅が正しい場合には、アンド・
ゲート405の出力における信号RERRは“0”
のままである。メツセージの1又はそれ以上のパ
ルスが広過ぎるというスワンプ状態があるときに
は、ワンシヨツト404の出力は、システム・バ
スからの信号又はパルスがまだ“1”の状態にあ
るときに、それと同時刻に“1”に戻ることにな
る。そのため、アンド・ゲート405の出力にお
ける信号RERRは“1”となる。 第26図に見られる遊び検出回路162は立下
り端リトリガラブル・ワンシヨツト406とアン
ド・ゲート407とを含む。ワンシヨツト406
はバス・レシーバ58を使用してシステム・バス
からの符号化メツセージ又は信号をその入力に受
信する。アンド・ゲート407はその一入力にワ
ンシヨツト406の反転出力の信号を受信し、シ
ステム・バスからの信号を第2の反転入力に受信
する。ワンシヨツト406の反転出力はシステ
ム・バスの信号がパルス間で“0”の値になつた
ときに“0”の値になり、そのメツセージの普通
のパルス間の間隔よりわずかに長い期間中、“0”
の値のままに保たれる。 システム・バスに遊び状態がなく、パルス間の
間隔が正しい長さであれば、アンド・ゲート40
7の出力における信号RIDLEは“0”に維持さ
れる。遊び状態が存在して、システム・バスのパ
ルス間の間隔がメツセージの通常のパルス間の間
隔より長い場合には、ワンシヨツト406の出力
は、システム・バスの信号がまだ“0”のままで
あるのに、値“1”に戻される。そのため、アン
ド・ゲート407の出力における信号RIDLEは
“1”となるであろう。 J デユアル−チヤンネル・データ処理システム
410 第27図はデータ処理システム410を表わ
す。第1図乃至第3図に例示するデータ処理シス
テム10同様、データ処理システム410は各々
単独のコンピユータ・キヤビネツトの中に収容さ
れている複数の局412を含む。各局412は共
同するケーブル414Aによつてスター・カプラ
416Aにリンクされ、共同するケーブル414
Bを使用して第2のスター・カプラ416Bにリ
ンクされる。各ケーブル414A,414Bは一
対の光学繊維から成る。第1図乃至第3図のデー
タ処理システム10のケーブル14同様、各ケー
ブル414A,414Bの1本の繊維はそれに共
同する局からの信号をスター・カプラの一方に搬
送し、各ケーブルの他方の繊維がそのスター・カ
プラからの信号を局に返送するように動作する。 以下、データ処理システム410の発明部分を
説明するために、全ケーブル414A,414B
(それに接続されている局内の線を含む)と両ス
ター・カプラ416A,416Bとは集合的に
“デユアル−チヤンネル・システム・バス”と呼
ぶことにする。その上、ケーブル414A(それ
に接続されている局内の線を含む)とスター・カ
プラ416Aとはシステム・バスの“チヤンネル
A”と呼び、ケーブル414B(それに接続され
ている局内の線を含む)とスター・カプラ416
Bとをシステム・バスの“チヤンネルB”と呼ぶ
ことにする。 第27図の前述から明らかになつたであろうよ
うに、局412のどれか1つから発信するメツセ
ージはチヤンネルAかチヤンネルBかのどちらか
を介して送信することができる。例えば、もしメ
ツセージがチヤンネルAを介して送信されるな
ら、該メツセージは共同するケーブル414Aの
2本の光学繊維(又はフアイバ)のうちの1本を
介して発信局からスター・カプラ416Aに送信
される。次に、スター・カプラ416Aは該信号
を同じケーブル414Aの2本の光学繊維のうち
のもう一方を介して発信局の方に返信し、又ほか
のケーブルのすべて414Aを介して、そのシス
テム410のすべてほかの局にも送信する。同様
に、信号は共同するケーブル414Bの2本の光
学繊維のうちの1本を使用して、局412のいず
れか1つからスター・カプラ416Bに送信する
ことができる。次に、スター・カプラ416Bは
該信号を発信局と共にシステム410のほかのす
べての局に対して、ケーブル414Bを介し、返
信する。 データ処理システム410における2本のチヤ
ンネルの使用は単一チヤンネル・システム・バス
の使用(第1図乃至第3図のデータ処理システム
10に例示しているようなもの)より数々の顕著
な利点を有する。特に、第27図のデユアル−チ
ヤンネル・サブシステムは、もし他方のチヤンネ
ルが故障したときには、もう一方のチヤンネルを
独占的に使用することができるので、システムの
信頼性を増大することができる。その上、2本の
チヤンネルの使用はメツセージ送信に対するシス
テム・バスの利用可能性を増加する。すなわち、
第1局が1本のチヤンネルを介してメツセージを
第2局に送信している間に、どのメツセージもほ
かのメツセージに干渉を与えることなく、それと
同時に第3局からそのメツセージをもう一方のチ
ヤンネルを介して第4局に送信することができ
る。 第28図は局412の1つを詳細に表わす。例
示する局412に接続されているケーブル414
Aは一対の光学繊維418A,420Aで構成さ
れる。同様にして、ケーブル414Bは一対の光
学繊維418B,420Bで構成される。ケーブ
ル414A,414Bは局又はキヤビネツトの中
で光学インタフエース432によつて内部送信電
線418AA,420AA,418BA,420
BAに接続される。光学インターフエース432
は光学ソース(発光源)434,435と光学検
出器(受光器)436,437を含む。光学ライ
ン(繊維)420A,420Bの光学信号は光学
検出器436,437において、ライン(電線)
420AA,420BAに送信するために電気信
号に変換される。逆に、電線418AA,418
BAにあるメツセージを表わす電気信号は光学ソ
ース434,435において、光学ライン418
A,418Bに送信するために光信号に変換され
る。 各局412は第28図に例示するように、プロ
セツサ・モジユール424A,メモリー・モジユ
ール424B、I/Oモジユール424Cを含む
複数のサブシステムを有する。モジユール424
A,424B,424C各々は、各1個のシステ
ム・バス・インタフエース428を介してライン
418AA,420AA及びライン418BA,4
20BAの両ラインに接続又は結合される。 第1図のデータ処理システム10同様、データ
処理システム410の局412の1つは、システ
ム410に使用されている局412が1つだけの
場合には、回送電信路又は返送電信路を設けるこ
とができる。2チヤンネルのシステム410の場
合に返信路を設けた模範的配線パターン440を
第29図に表わす。該配線パターン440は送信
電線418AA,420AAに接続された送信電
線462Aと、送信電線418BA,420BA
に接続された送信電線462Bとを含む。配線パ
ターン440は第28図の局412の光学インタ
フエース432がある場所に設けられる。その場
合には、ほかの局がないので、当然そこに例示さ
れている光学インタフエース及び光ケーブル41
4A,414Bは不要である。 配線パターン440は1個の局412だけを持
つシステム410に使用することができるが、シ
ステム410に2つの局412がある場合、各局
412はスター・カプラ416A,416Bを使
用せずに2つのスター・カプラの各々の動作を遂
行するため、電線418AA,420AA,41
8BA,420BAの開放又は自由端(第28図
の左手側の方に)に配線パターン440の1つを
接続することができることに注意を要する。ライ
ン418A,420A,418B,420Bは外
部のスター・カプラを用いずに2つの局を直接リ
ンクすることができる。 K システム・バス・インタフエース428 第30図は、各システム・バス・インタフエー
ス428の中にある簡略化した形式の主な回路ブ
ロツクを表わす。そこに見られるように、システ
ム・バス・インタフエース428はシステム・イ
ンタフエース・チツプ536と2チヤンネル・ア
ダプタ538とを含む。システム・インタフエー
ス・チツプ536は下述することを除き、第13
図乃至第25図において前述したシステム・イン
タフエース・チツプ136に類似する。2チヤン
ネル・アダプタ538は同様に、2チヤンネル・
アダプタが単一チヤンネル・システム・バスでは
なく、デユアル・チヤンネル・システム・バスの
チヤンネルA及びチヤンネルB両方に接続するた
めの回路を含むということを除き、第13図及び
第14図に表わしたチヤンネル・アダプタ138
に類似する。 第31図は、システム・バス・インタフエース
428のシステム・インタフエース・チツプ53
6及び2チヤンネル・アダプタ538の詳細を表
わす。そこに見られるように、システム・インタ
フエース・チツプ536はDMA回路540、コ
マンド及びステータス・レジスタ542、及びメ
ツセージ制御回路544を含む。 第31図の2チヤンネル・アダプタ538はバ
ス550でメツセージ制御回路544に接続され
たシリアライザ554を含む。シリアライザ55
4はシステム・バスに送信されるべきメツセージ
制御回路544からのメツセージを直列にする。
シリアライザの出力に現われた直列ビツトのメツ
セージはエンコーダ556で符号化されてチヤン
ネル選択回路610に送られる。チヤンネル選択
回路610はメツセージ制御回路544からの信
号(第31図に図示していない)によつて制御さ
れ、バス・ドライバ446Aを使用してチヤンネ
ルAか、バス・ドライバ446Bを使用してチヤ
ンネルBのどちらかにメツセージを送信する。 デユアル−チヤンネル・システム・バスを通し
て送信されてきたメツセージはチヤンネルAから
バス・レシーバ458Aに受信されるか、又はチ
ヤンネルBからバス・レシーバ458Bに受信さ
れる。バス・レシーバ458Aに受信したメツセ
ージはデコーダ558A、スワンプ回路560
A、遊び検出回路562Aに送られる。デコーダ
558Aでデコード(又は復調)されたメツセー
ジはデ・シリアライザ564Aに供給されてデ・
シリアライズ(並列に復元)され、バス552A
を用いてメツセージ制御回路554に送られる。
同様にして、バス・レシーバ458Bに受信した
メツセージはデコーダ558B、スワンプ回路5
60B、遊び検出回路562Bに送られる。デコ
ーダ558Bでデコード(又は復調)されたメツ
セージは、次にデ・シリアライザ564Bに供給
され、そこでデ・シリアライズ(又は並列に復
元)され、バス552Bを介してメツセージ制御
回路554に供給される。 メツセージ制御回路544の送信作用、DMA
540コマンド及びステータス・レジスタ542
は本質的には第14図乃至25図について前述し
たシングル・チヤンネル・システム・バスの
DMA140、コマンド及びステータス・レジス
タ142、及びメツセージ制御回路144を参照
して前述した方法と同じ方法で動作する。勿論、
メツセージ制御回路544の送信制御回路(第3
1図には図示していない)は2本のチヤンネル
(チヤンネルA又はチヤンネルB)のどちらがサ
ブシステムからの各メツセージの送信に使用され
るかを決定しなければならない。その決定は次の
3基準に従つて行われる。 (1) 遊びが1チヤンネルだけの場合、その遊びチ
ヤンネルがメツセージの送信に使用される。 (2) 2チヤンネルとも遊びの場合、システム・バ
スを介して最後のメツセージ送信中に使用され
なかつたチヤンネルがそのメツセージの送信に
使用される。 (3) どちらのチヤンネルも遊びでない場合、最初
に遊びになつたチヤンネルがメツセージの送信
に使用される。 上記の3基準の使用は2チヤンネル間の“負荷
の均等化”を図ることを保証する。“負荷の均等
化”によつて、システム・バスの使用は2チヤン
ネル間で等しく又はやや等しく分けられる。メツ
セージの送信が2チヤンネル間で等しく分けられ
ると、各チヤンネルは一方のチヤンネルだけが他
方のチヤンネルより頻繁に使用される場合より
も、“ビズイ”又は使用中状態が少くなるため、
負荷の均等化は“コンテンシヨン・ガーブル”を
減少させる傾向に導く。 各サブシステムとその共同するDMA540及
びメツセージ制御回路544は一度に1メツセー
ジを送信するだけであり、メツセージを送信する
のに1チヤンネルだけを使用するであろうが、メ
ツセージ制御回路544は2チヤンネルから同時
に2つのメツセージを受信することができなけれ
ばならない。これは、すべてのサブシステムと共
同するメツセージ制御回路544は、それがアド
レスされたサブシステムでなくても、第1図乃至
第26図のシングル・チヤンネルの実施例につい
て前述したようなメツセージのエラーをチエツク
するために、すべてのメツセージを受信し、監視
しなければならないために必要である。従つて、
一対のバス・レシーバ458A,458B、デコ
ーダ558A,558B、スワンプ回路560
A,560B、遊び検出回路562A,562
B、シリアライザ564A,564B及びバス5
52A,552Bはメツセージ制御回路544が
チヤンネルA及びチヤンネルBの各々のメツセー
ジを同時に受信できるようにする。メツセージ制
御回路544のメツセージ受信作用と共同する回
路の多くは、メツセージ制御回路544が各サブ
システム独自のサブシステム・アドレス又はグル
ープ・アドレスが一致するかどうか前述の両メツ
セージの着信先アドレス・フイールドをチエツク
できるように、又CRCエラー・スワンプ・エラ
ー・及び遊びエラー等のチエツクのために両メツ
セージをチエツクしうるように、二重に設けられ
る。 第32図は、2チヤンネル・システムのメツセ
ージ制御回路544の簡略図を例示する。そこに
見られるように、メツセージ制御回路544は全
体として第15図のメツセージ制御回路144と
同一回路ブロツクを含む。特に、メツセージ制御
回路544はMUX570、CRC発生回路57
2、XFIFO574、MUX576、GFIFO57
8、比較回路580、RFIRO590、リトライ
回路604、送信制御回路596、受信制御回路
598、モニタ(監視)制御回路600を含む。
これら回路ブロツクは全体的に第15図のものと
同様な名称とされ、その夫々と類似する番号が付
された回路ブロツクに対応する。 勿論、モニタ制御回路600はA及びB両チヤ
ンネルの遊び状態を監視しなければならない。こ
れは、第32図には信号表示(A又はB)
で表示してある。信号は実際には、クロ
ツク信号X0及びX1によつて時間多重化された
2つの成分から成り、各成分はそれらチヤンネル
の1つの遊び状態を表示する。信号CNLAVAIL
@0はモニタ制御回路600から送信制御回路5
96に供給されて、少くともチヤンネルの1つが
遊びであり、送信可能であるということを表示す
る。信号ACNLSEL@0はモニタ制御回路60
0からチヤンネル選択回路610(第31図)に
供給され、上記基準に従つて、2本のチヤンネル
のどちらがメツセージの送信のために選ばれるか
を表示する。信号@0と@
0とはモニタ制御回路600から受信制御回路5
98に供給され、チヤンネルA及びチヤンネルB
が夫々遊びではなく、メツセージが受信されるべ
きであるときを表示する。 第32図には、レシーバ・アドレス・チエツク
回路584A、CRCチエツク回路586A、ポ
ストアンブル・ガーブル検出回路588Aが見ら
れ、すべてシステム・バスのチヤンネルAのメツ
セージだけを受信するように接続されている。レ
シーバ・アドレス・チエツク回路584B、
CRCチエツク回路586B、ポストアンブル・
カーブル検出回路588B等はすべてシステム・
バスのチヤンネルBのメツセージのみを受信する
ように接続されている。 システム・バスのチヤンネルAに受信したメツ
セージの着信先アドレス・フイールドはレシー
バ・アドレス・チエツク回路584Aにおいてチ
エツクされる。もし、共同するサブシステム独自
のサブシステム・アドレス又はグループ・アドレ
スのいずれかが着信先アドレス・フイールドにあ
れば、信号@0は受信制御回路59
8に送出される。CRCチエツク回路586Aは
チヤンネルAのメツセージのCRCエラーをチエ
ツクし、信号ACRCOK@0がCRCエラーを表示
して受信制御回路598に送出される。ポストア
ンブル・ガーブル検出回路588Aはチヤンネル
Aのメツセージのポストアンブルをチエツクし、
受信制御回路598に信号AZRO@0を供給して
ポストアンブルがガーブルされていることを表示
する。 同様な方式で、チヤンネルBのメツセージの着
信先アドレス・フイールドがレシーバ・アドレ
ス・チエツク回路584Bによつてチエツクさ
れ、信号@0が受信制御回路598
に供給され、着信先アドレス・フイールドが共同
するサブシステム独自のサブシステム・アドレス
又はグループ・アドレスを含むことを表示する。
CRCチエツク回路586BはチヤンネルBのメ
ツセージのCRCエラーをチエツクして、CRCエ
ラーを表示するための信号BCRCOK@0を出力
する。最後に、ポストアンブル・ガーブル検出回
路588BはチヤンネルBのメツセージのポスト
アンブルをチエツクして、ポストアンブルがガー
ブルされていることを表示する信号BZRO@0を
出力する。 メツセージ制御回路544がチヤンネルA又は
チヤンネルBのメツセージにエラーを検出したと
きに、そのポストアンブルをガーブルすることに
よつてそのメツセージをアボート(送信中止)す
る。従つて、受信制御回路598はチヤンネルA
のメツセージのポストアンブルをガーブルするた
めに、第33図で説明するガーブリング回路に対
して信号AABORTを出力し、チヤンネルBのメ
ツセージのポストアンブルをガーブルするため
に、同じ回路に信号BABORTを供給する。 勿論、チヤンネルA及びチヤンネルBに同時に
送信され、着信先で受信されたメツセージは両方
とも夫々の着信先アドレス・フイールドに同じア
ドレスを含む可能性はある。受信制御回路598
はメツセージ制御回路544に最初に受信したメ
ツセージのみをRFIFO590に送るであろう。
もう一方のメツセージが同一サブシステムのアド
レスを含んでいれば、それは拒絶され、そのポス
トアンブルはガーブルされる。もし、チヤンネル
A及びBの両メツセージが同時に受信された場
合、受信制御回路598は常に2本のチヤンネル
のうちの予め定められたチヤンネルのメツセージ
を選ぶようにプログラムされる。特定の回路で
は、同一着信先を持つ2つのメツセージが同時に
受信された場合には、常にチヤンネルAが選ばれ
るようにしている。その上、夫々クロツク信号X
0及びX1の実施可能な位相を利用して多重化さ
れたチヤンネルA及びBのメツセージは容易にデ
マルチプレツクス(多重化信号を分離復元する)
することができる。 サブシステムからメツセージが送信されたとき
に、そのメツセージ情報は第15図のGFIFO1
78について前述した方式と同じ方式でGFIFO
578に記憶される。しかし、比較回路580は
チヤンネルA又はチヤンネルBのどちらかのメツ
セージを受信するように接続される。チヤンネル
Aが送信するために選ばれた場合、比較回路58
0はGFIFO578のメツセージの各バイトとチ
ヤンネルAに受信した各バイトとを比較する。 又一方、チヤンネルBが送信のために選ばれた
場合には、比較回路580はGFIFO578のメ
ツセージの各バイトとチヤンネルBから受信した
各バイトとを比較する。 第33図は、第30図及び第31図の2チヤン
ネル・アダプタ538に簡略形式で表わされてい
るチヤンネル選択回路610の作用を達成するた
めに使用しうるようにした特定の回路を例示す
る。又、チヤンネルA又はチヤンネルBのどちら
かのメツセージを選択的にガーブルするように、
チヤンネル選択回路610と共同するガーブリン
グ回路611が例示してある。 チヤンネル選択回路610は2つのアンド・ゲ
ート612,614を含む。アンド・ゲート61
2の反転入力には信号@0が受信さ
れ、アンド・ゲート612の非反転入力には信号
ACNLSELと符号化メツセージとが受信される。
信号@0及びACNLSELは、又アン
ド・ゲート614の反転入力にも受信され、符号
化メツセージはアンド・ゲート614の非反転入
力にも受信される。信号ACNLSELが“1”の
ときに、符号化メツセージはアンド・ゲート61
2を通過し、更にチヤンネルAを通して送信する
ために、ガーブリング回路611を介してバス・
ドライバ446Aに送られる。信号ACNLSEL
が“0”のときには、符号化メツセージはアン
ド・ゲート614を通過し、更にチヤンネルBを
通して該メツセージを送信するために、ガーブリ
ング回路611を介してバス・ドライバ446
B,に送られる。 ガーブリング回路611はチヤンネルA又はチ
ヤンネルBのどちらかにガーブル信号を選択的に
送信するように使用することができる。ガーブリ
ング回路611はチヤンネルAのメツセージをガ
ーブルするアンド・ゲート615とオア・ゲート
616とを含む。アンド・ゲート615は一群の
“1”又は低周波パルスの形式のガーブル信号と、
第32図において前述した信号AABORTとを受
信する。アンド・ゲートの出力はオア・ゲート6
16に供給される。又、オア・ゲート616はチ
ヤンネル選択回路からチヤンネルAのための符号
化メツセージを受信する。更に又、ガーブリング
回路はアンド・ゲート617及びオア・ゲート6
18を含む。アンド・ゲート617は“1”の形
のガーブル信号と第32図において前述した信号
BABORTとを受信する。アンド・ゲート617
の出力はチヤンネル選択回路からのチヤンネルB
のための符号化メツセージと共にオア・ゲート6
18に送られる。AABORT信号が可能化されて
“1”になつたときに、一群の“1”がアンド・
ゲート615及びオア・ゲート616を通して送
信され、システム・バスのチヤンネルAに送信さ
れる。信号BABORTが“1”に可能化されたと
きに、一群の“1”がアンド・ゲート617及び
オア・ゲート618を通して送信され、システ
ム・バスのチヤンネルBに送られる。 L リトライ回路604 第34図には、2チヤンネル・システムのメツ
セージ制御回路544のリトライ回路604の詳
細が表わされている。リトライ回路604はリト
ライ・カウンタ(CNT)620、リトライ・タ
イマ622、制御回路624を含む。第1図乃至
第26図の1チヤンネル・システム・バスについ
て前述したように、リトライ回路604はリトラ
イ可能なエラーが発生したときに、メツセージの
送信をリトライする。リトライ間のリトライ間隔
はリトライ・タイマ622によつて決められ、そ
れは下記で明らかにするだろう方法に従い、リト
ライ可能エラーを持つ複数のサブシステムが同時
にリトライしないようにするために、各サブシス
テムと共同するリトライ回路ごとに異なる時間と
なるようセツトされる。更に、リトライ・カウン
タ620は所定の最大リトライ数を許すように働
く。 リトライ・カウンタ(CNT)620はその第
1段に“1”を受信するように配線することがで
きる8−ビツト・シフト・レジスタを含む。リト
ライ・カウンタ620は制御回路から信号
RCNTSHFT*0を受信し、その8段を通して
“1”をシフトし、“1”が第8段に達したとき
に、信号8@0を制御回路に返送する。
リトライ・タイマは1セツト8個のアンド・ゲー
ト628の出力に現われたビツトを負荷するよう
に接続されたリトライ・タイマ・カウンタ
(SADC)626を含む。アンド・ゲート628
はリトライ・カウンタ620の8ビツトと、第1
5図のアドレス・チエツク回路184について前
述したレジスタSADDから受信した共同するサブ
システム独自のサブシステム・アドレスの8ビツ
トとを並列に論理的に結合する。SADDカウンタ
626がそこに負荷された値から値“0”まで減
算されたときに、制御回路624に信号
TRMCNT@0を供給する。 制御回路624は外部クロツク源からシステ
ム・インタフエース・チツプ536に供給された
リトライ・クロツク信号を受信する。該
制御回路は、又リトライ可能エラーを表示する信
号RTYERR@0を受信し、リトライ・タイマ6
22の作動期間が完了し、メツセージのリトライ
が行われるべきときに、それを表示する信号
RTYRDY@0を供給する。 リトライ回路604の動作は動作の流れ又はシ
ーケンス“RTYERR”として第35図に例示さ
れている。第35図に見られるように、リトライ
回路604はまず、リトライ・カウンタ(CNT)
620がフルカウントに達したかどうかを確認す
る(工程630)。カウンタがフルカウントに達した
場合、リトライ回路は所定の最高回数(8回)だ
けメツセージのリトライを試みたが、そのリトラ
イは不成功であつたことをプロセツサに通知する
(工程632)。そのシーケンスはそれで終了する。
リトライ・カウンタ620がそのフルカウントに
達しなかつた場合、リトライ回路は最後のトライ
が行われたチヤンネルが遊びであつたかどうかを
確認する(工程634)。該チヤンネルが遊びでなか
つた場合、リトライ回路はリトライ・クロツク
TSTRBの次のパルスを待つ(工程626)。動作の
流れはチヤンネルが工程634で遊びになるまで工
程634及び636を通して続けられる。チヤンネルが
遊びになるまで待つことにより、送信をリトライ
しているすべてのサブシステムはちようど同じ点
からリトライ・タイマ622のリトライ期間を刻
時し始めるだろう。しかし、リトライ期間は各リ
トライ回路604によつて異るため、それが更に
2つのサブシステムが同時に又は同一コンテンシ
ヨン・ウインドウ内でリトライする可能性を少く
する。 最後のトライが行われたチヤンネルが工程634
で遊びとなつたときに、リトライ・カウンタ
(CNT)620は増算され(工程638)、リトラ
イ・タイマ612がアンド・ゲート628の出力
で負荷され、次のリトライ・クロツクを
待つ(工程640)。リトライ・クロツクを受信した
ときに、両チヤンネルともビジイ又は使用中であ
れば、送信のリトライは無意味となるため、まず
どちらかのチヤンネルが遊びであるかどうかを確
認する。どのチヤンネルも遊びでない場合、シー
ケンスは次のリトライ・クロツクを待つ(工程
644)、再び工程642でどちらかのチヤンネルが遊
びかどうかを確認する。次に、一方のチヤンネル
が遊びとなつたときに、次のシーケンスでリトラ
イ・タイマ622のSADCカウンタ626が
“0”の値に達したかどうかを確認し(工程646)、
もし達していない場合、リトライ回路はSADCカ
ウンタ626を減算し(工程648)、次のリトラ
イ・クロツクを待つ(工程650)。工程642,646は
リトライ・タイマのカウンタが工程646で“0”
に達するまで繰返えされる。 リトライ・タイマのカウンタが“0”に達した
ときに、送信はリトライされ(工程652)、もし、
送信が成功したなら(工程654)、リトライ・カウ
ンタ620は“0”にリセツトされ(工程656)、
そのシーケンスは終了する。送信が成功しなかつ
た場合、そのシーケンスは工程630に戻り、送信
が成功するか又はリトライ・カウンタ620が工
程630でそのフルカウントに達し、プロセツサが
工程632においてその最高不成功リトライ数に達
したという通知を受けるかするまで繰返えされ
る。
JP57501620A 1981-04-16 1982-04-13 デユアル−チヤンネル・システム・バスを持つデ−タ処理システム Granted JPS58500347A (ja)

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US06/254,792 US4417334A (en) 1981-04-16 1981-04-16 Data processing system having dual-channel system bus
US254792 1981-04-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58500347A JPS58500347A (ja) 1983-03-03
JPH0336348B2 true JPH0336348B2 (ja) 1991-05-31

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ID=22965601

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JP57501620A Granted JPS58500347A (ja) 1981-04-16 1982-04-13 デユアル−チヤンネル・システム・バスを持つデ−タ処理システム

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EP (1) EP0076844B1 (ja)
JP (1) JPS58500347A (ja)
AU (1) AU542160B2 (ja)
DE (1) DE3276844D1 (ja)
WO (1) WO1982003739A1 (ja)

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EP0076844A4 (en) 1985-06-06
JPS58500347A (ja) 1983-03-03
EP0076844B1 (en) 1987-07-22
AU542160B2 (en) 1985-02-07
WO1982003739A1 (en) 1982-10-28
EP0076844A1 (en) 1983-04-20
DE3276844D1 (en) 1987-08-27
AU8454582A (en) 1982-11-04

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