JPH0336046Y2 - - Google Patents

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JPH0336046Y2
JPH0336046Y2 JP1986005814U JP581486U JPH0336046Y2 JP H0336046 Y2 JPH0336046 Y2 JP H0336046Y2 JP 1986005814 U JP1986005814 U JP 1986005814U JP 581486 U JP581486 U JP 581486U JP H0336046 Y2 JPH0336046 Y2 JP H0336046Y2
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insulator
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fitting
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、雌雄嵌合型コネクタ、殊に挿入力
の小さい雌雄嵌合型のコネクタに関するものであ
る。
〔従来技術〕
従来より雌雄嵌合型のコネクタには種々の形状
のものが知られているが、これらはいずれも第1
0図に示す如く、弾性変形する雌コンタクト6a
に雄コンタクト9aを挿入するもの或は、図示は
割愛するが、弾性変形する雄コンタクトに雌コン
タクトを嵌合するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の雌雄嵌合型のコネクタはいずれも弾性変
形する雌又は雄のコンタクトを相手側コンタクト
に挿入するものであるため、その挿入力は第11
図に示す如く、抜出力(第11図の一定になつた
時の力)の2倍以上になるため、小数本のコンタ
クトの場合にはさ程問題はないが、多数のコンタ
クトを有する場合、非常に大きな挿入力が必要と
なり、コネクタの時多芯化の障害となつていた。
〔考案の目的〕 この考案は、雌雄嵌合型コネクタの挿入力と抜
出力とを略等しくし、コネクタの多芯化を可能に
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば、固定インシユレータと、該固
定インシユレータに間隔をおいて対向しかつ該間
隔方向で可動な挿入インシユレータと、上記固定
インシユレータに保持されかつ上記挿入インシユ
レータに向けてのび、延出端に接触部を有した第
1のコンタクトと、該第1のコンタクトの接触部
に対向するように上記挿入インシユレータに保持
された第2のコンタクトと、上記固定インシユレ
ータと上記挿入インシユレータとの間に上記間隔
方向で互いに異なる第1及び第2の位置間で可動
なように配され、上記第1のコンタクトの接触部
の位置を制御する可動インシユレータと、該可動
インシユレータに保持され、該可動インシユレー
タと上記挿入インシユレータの動きを制御するロ
ツク部材とを含み、上記第2のコンタクトは上記
第1のコンタクトの接触部と接触嵌合するための
嵌合部を有し、上記可動インシユレータは上記第
1のコンタクトの接触部と接触嵌合する嵌合部を
有し、上記第2のコンタクトの嵌合部と上記可動
インシユレータの嵌合部とは同一寸法を有してお
り、上記可動インシユレータの嵌合部は、上記可
動インシユレータが上記第1の位置にあるときに
はその嵌合部が上記第1のコンタクトの接触部に
嵌合して該接触部を弾性変形させており、上記可
動インシユレータが上記第2の位置にあるときに
は上記第1のコンタクトの接触部との嵌合を解除
するものであることを特徴とする低挿抜力コネク
タが得られる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例に沿い説明
する。
第1図は固定側コネクタの全体斜視図、第2図
は挿入側コネクタの全体斜視図である。
第1,2図において、1は固定インシユレー
タ、2は可動インシユレータ、3はロツク部材、
4は誤動作防止部材で、後述する逆U字状のブロ
ツク13と板バネ14とにより構成されている。
5は挿入インシユレータ(ソケツト)である。
第3図は、固定インシユレータ1、可動インシ
ユレータ2及び挿入インシユレータ5の嵌合状態
を示す断面図で、左半分に挿入インシユレータ5
が可動インシユレータ2に当接する直前の状態を
示し、右半分に嵌合した状態を示している。
同図において、固定インシユレータ1には弾性
変形する多数の雄コンタクト6が植設されてい
る。
また、可動インシユレータ2は矩形の外枠の中
央部に、前記雄コンタクト6と嵌合する多数の嵌
合部7を形成した断面H形状に構成されている。
可動インシユレータ2の対向する2辺の内側には
ロツク部材3が設けられている。ロツク部材3
は、第7図にも示す如く、側面視で外側が略く字
状を呈するものである。ロツク部材3の内側の上
端と下部に係止爪8,8′が形成されている。
更に、挿入インシユレータ5には、固定インシ
ユレータ1に設けた雄コンタクト6と嵌合する多
数の雌コンタクト9が植設されている。
雄コンタクト6、嵌合部7及び雌コンタクト9
の関係は、第5図に示す。即ち、弾性変形する雄
コンタクト6の初期状態でのバネ片間隔Wに対し
て可動インシユレータ2の嵌合部7の間隔W0
小さくし、かつ雌コンタクト9の嵌合部9′の間
隔W0と可動インシユレータ2の嵌合部7の間隔
W0とを等しくしている。
また、第3図の左半分に示す如く、予め固定イ
ンシユレータ1の雄コンタクト6と可動インシユ
レータ2の嵌合部7とを固定インシユレータ1と
可動インシユレータ2との間に間隔Aを有するよ
うにして嵌合させておく。今、可動インシユレー
タ2の上部から挿入インシユレータ5を押し込む
と、可動インシユレータ2は挿入インシユレータ
5に押されて前記間隔Aをなくすように固定イン
シユレータ1側に移動する。この結果、第3図右
半分に示す如く、雄コンタクト6が可動インシユ
レータ2の嵌合部7から抜出し、雌コンタクト9
の嵌合部9′にバネ片間隔W0を変えることなくス
ムースに挿入される。
この時、前記した如く、嵌合部7と雌コンタク
ト9の嵌合部9′の間隔W0は等しく形成されてい
るので、雄コンタクト6と可動インシユレータ2
及び雌コンタクト9の嵌合部9′に生ずる圧力は
変化しない。したがつて、可動インシユレータ2
の嵌合部7と雌コンタクト6との摩擦係数が同じ
であれば、挿入力も変化しない。
第6図は第5図に示した雌雄コネクタと可動イ
ンシユレータの嵌合部の他の実施例を示すもので
ある。本実施例では、固定インシユレータ(図示
せず)側に雌コンタクト61を設け、可動インシ
ユレータ21に雄コンタクト91と等しい厚さの嵌
合部71を形成し、予め雌コンタクト61と嵌合部
1とを嵌合して、雌コンタクト61を押開いてお
き、可動インシユレータ21を介して雄コンタク
ト91を挿入するようにしている。
即ち、雄、雌のコンタクトが逆転している点で
第5図の実施例と相違する以外は同じである。
次に主として第4図及び第8図を参照して、固
定インシユレータ1に対する可動インシユレータ
2及び挿入インシユレータ5の挿・抜順序を制御
する補助機構及び可動インシユレータ2の誤動作
防止機構について説明する。
第4図は固定インシユレータ1、可動インシユ
レータ2及び挿入インシユレータ5の嵌合状態を
前記した第3図とは異なる断面で示した断面図
で、左半分に挿入インシユレータ5が可動インシ
ユレータ2に当接する直前の状態を示し、右半分
に嵌合した状態を示している。
同図において、可動インシユレータ2の対向す
る2辺の内側には前記したロツク部材3が設けら
れている。ロツク部材3の内側下部に設けた係止
爪8′は可動インシユレータ2の係止部10に常
時係止される。ロツク部材3の内側下端には固定
インシユレータ1の側面に摺接する山形状突起1
1が設けられている。
また、可動インシユレータ2には、第8図に示
す如き逆U字状で下端に抜止用爪12,12′を
設けたブロツク13と、該ブロツク13と可動イ
ンシユレータ2の上面との間に設けた板バネ14
とよりなる誤動作防止機構が設けられている。
この誤動作防止機構のブロツク13は常時板バ
ネ14により外方に(上方)に押上げられてい
る。挿入インシユレータ5を挿入しない時には、
ブロツク13の上端は、前記ロツク部材3の上側
上端に設けた係止爪8より高くなるようになつて
おり、ロツク部材3が内側に回動するのを防止し
ている。
第9図は、固定インシユレータ1と可動インシ
ユレータ2との抜止め装置の一例を示す。固定イ
ンシユレータ1にはその側部に突出する爪15を
設けている。可動インシユレータ2には、該爪1
5と係合する穴16を設けている。こうして可動
インシユレータ2を固定インシユレータ1側に押
した時の移動は許容するが、固定インシユレータ
1から可動インシユレータ2が所定量以上抜け出
ようとする時には、穴16と爪15とが係合して
抜け出るのを阻止するようになつている。
従つて、第4図の左半分に示すように挿入イン
シユレータ5を挿入しない時には、ロツク部材3
の係止爪8は外側に回動し、その内側にはバネ1
4により押上げられたブロツク13があり、ブロ
ツク13の側面によつてロツク部材3の上端に設
けた係止爪8が内側に回動するのを防止している
ので、可動インシユレータ2だけを押しても可動
インシユレータ2は下方に移動することができな
いから、コンタクト6,61が嵌合部7,71から
抜け出ることはない。
一方、挿入インシユレータ5を挿入する時に
は、該インシユレータ5のブロツク13に対応す
る面に設けたブロツク押え面5′によりバネ14
を圧縮してブロツク13を押下げると共に、可動
インシユレータ2を押すので、ロツク部材3の内
側下端に設けた山形状突起11が外側に回動して
固定インシユレータ1の上面から外れ、同時に係
止爪8は内側に回動して可動インシユレータ2と
挿入インシユレータ5とを係止(ロツク)し、更
に押し下げると、第4図の右半分に示すように可
動インシユレータ2と固定インシユレータ1とが
当接し、雌雄のコンタクト6,61と9,91とが
嵌合する。
逆に固定インシユレータ1と挿入インシユレー
タ5とを離脱する時には、第4図の右半分に示す
ようにロツク部材3の内側上端に設けた係止爪8
が挿入インシユレータ5と係止しており、かつロ
ツク部材3の内側下端に設けた山形状突起11が
固定インシユレータ1の側面に摺接しているの
で、係止爪8は外側に回動することができないか
ら、まず挿入インシユレータ5と可動インシユレ
ータ2とを一体に係止したまま固定インシユレー
タ1から離れ、ロツク部材3の内側下端の山形状
突起11が固定インシユレータ1の上面に至ると
この突起11が内側に回動して、上端の係止爪8
を外側に回動して挿入インシユレータ5と可動イ
ンシユレータ2との係止を解除すると共に、固定
インシユレータ1と可動インシユレータ2とは爪
15と穴16とよりなる抜け止め装置により一定
間隔以上は離れることができないので、第4図の
左半分に示すように挿入インシユレータ5と可動
インシユレータ2とは離脱する。
即ち、固定インシユレータ1と挿入インシユレ
ータ5とは、挿入時には、まず挿入インシユレー
タ5と可動インシユレータ2とが一体に係止され
た後、固定インシユレータ1と係合し、逆に抜き
出す時には、まず挿入インシユレータ5と可動イ
ンシユレータ2とが一体に係止されたまま固定イ
ンシユレータ1から離れた後に可動インシユレー
タ2と挿入インシユレータ5とを分離するように
作用する。
〔考案の効果〕
この考案によれば、固定側コンタクトと、可動
インシユレータの嵌合部とを予め固定側コンタク
トと挿入側コンタクトとを嵌合した時と同じ条件
で嵌合しておき、可動インシユレータの嵌合部を
介して固定側コンタクトと挿入側コンタクトとを
嵌合するので、挿入時の挿入力を抜き出す時の抜
出力と同じ位に小さくすることができるので、多
芯コンタクトのコネクタの製作も可能になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は固定側コネクタの全体斜視図、第2図
は挿入側コネクタの全体斜視図、第3図及び第4
図は、固定側と挿入側のコネクタの嵌合状態を示
す断面図、第5図及び第6図は雌雄コンタクトと
可動インシユレータの嵌合部との関係を示す斜視
図、第7図はロツク部材の斜視図、第8図は誤動
作防止装置の斜視図、第9図は固定インシユレー
タと可動インシユレータとの抜止め装置の一例を
示す斜視図、第10図は従来のコネクタの一例を
示す概略図、第11図は従来のコネクタの挿入力
線図である。 1:固定インシユレータ、2,21:可動イン
シユレータ、5:挿入インシユレータ、6,6
:雄又は雌コンタクト、7,71:嵌合部、9,
1:相手側コンタクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定インシユレータと、該固定インシユレータ
    に間隔をおいて対向しかつ該間隔方向で可動な挿
    入インシユレータと、上記固定インシユレータに
    保持されかつ上記挿入インシユレータに向けての
    び、延出端に接触部を有した第1のコンタクト
    と、該第1のコンタクトの接触部に対向するよう
    に上記挿入インシユレータに保持された第2のコ
    ンタクトと、上記固定インシユレータと上記挿入
    インシユレータとの間に上記間隔方向で互いに異
    なる第1及び第2の位置間で可動なように配さ
    れ、上記第1のコンタクトの接触部の位置を制御
    する可動インシユレータと、該可動インシユレー
    タに保持され、該可動インシユレータと上記挿入
    インシユレータの動きを制御するロツク部材とを
    含み、上記第2のコンタクトは上記第1のコンタ
    クトの接触部と接触嵌合するための嵌合部を有
    し、上記可動インシユレータは上記第1のコンタ
    クトの接触部と接触嵌合する嵌合部を有し、上記
    第2のコンタクトの嵌合部と上記可動インシユレ
    ータの嵌合部とは同一寸法を有しており、上記可
    動インシユレータの嵌合部は、上記可動インシユ
    レータが上記第1の位置にあるときにはその嵌合
    部が上記第1のコンタクトの接触部に嵌合して該
    接触部を弾性変形させており、上記可動インシユ
    レータが上記第2の位置にあるときには上記第1
    のコンタクトの接触部との嵌合を解除するもので
    あることを特徴とする低挿抜力コネクタ。
JP1986005814U 1986-01-21 1986-01-21 Expired JPH0336046Y2 (ja)

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JP1986005814U JPH0336046Y2 (ja) 1986-01-21 1986-01-21

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JPS62118372U JPS62118372U (ja) 1987-07-27
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598287A (ja) * 1982-06-23 1984-01-17 アンプ・インコ−ポレ−テツド 多端子低挿入力コネクタ

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