JPH0335658A - ファクシミリ放送受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ファクシミリ放送受信装置に関し、特にテ
レビジョン放送波の音声周波数帯域に第２の副搬送波に
よるファクシミリチャンネルを設け、音声信号にファク
シミリ信号を多重して伝送するファクシミリ放送を受信
するファクシミリ放送受信装置に関する。

〔従来の技術〕

近年、テレビジョン放送波の音声周波数帯域に第２の副
搬送波によるファクシミリチャンネルを設け、音声信号
にファクシミリ信号を多重して伝送するファクシミリ放
送の実用化を目指して種々の検討が行われている。

その暫定的な仕様を第３図および第４図で示した。第３
図は、１ペ一ジ分のファクシミリ信号の構成図で、第４
図は、音声信号にファクシミリ信号が周波数多重されて
いる様子を説明するスペクトル図である。

第３図のファクシミリ信号は、制御信号と画像信号より
構成されている。制御信号中のネットワーク信号（２１
）は、放送局間の運用データを伝達するための信号であ
る。番組選択信号（２２）は、受信機側での番組選択に
関する制御情報を伝達するための信号である。ページま
たは番組終了信号（２４）は、受信装置に対し１ペ一ジ
分の画像信号の終了を示す信号であるとともに、次ペー
ジの有無等に関する情報が入っている。画像信号（２３
）は、１ペ一ジ分の画像データ信号である。

次に、第４図のファクシミリ信号が周波数多重されてい
る音声信号系のスペクトル図について説明する。

ファクシミリ信号は、テレビジョン音声信号の・：１）
域外に７０．８ＫＨ２（４，５ｘｆｌｌ、ｆｌｌは水平
動機信号周波数）の第２の副搬送波（ファクシミリ信号
副搬送波ともいう）によるデータチャンネルを設け、伝
送速度１６Ｋｂ／ｓにて差動４相位相変調を行って伝送
される。

このような仕様に基づいたファクシミリ放送受信装置と
して、−例えば第５図は、従来の構成例を示したもので
ある。図において、（３１）は、テレビジョン放送電波
を受けるアンテナ、（３３）は、アンテナ（３１）で受
けた電波から所望のチャンネルを受信し、音声検波出力
を？するチューナ部、（３８）は、チューナ部（３３）
からの音声検波出力からファクシミリ信号を分離し、位
相変調された信号を復調してベースバンドのファクシミ
リ信号を得る復調部。（４１）は、復５．ｌＪ部（３８
）で復調されたベースバンドのファクシミリ信号から画
像信号部分の信号を複合する画像信号復号部、（４２）
は、復調部（３８）で復調されたベースバンドのファク
シミリ信号から制御信号部分の信号を復号する制御信号
復号部、（４３）は、画像信号復号部（４１）で復号さ
れた画像信号を制御信号復号部（４２）で復号された制
御信号により印写する印写部である。

以下、この従来例の動作について説明する。アンテナ（
３１）で受信したテレビジョン放送電波は、チューナ部
（３３）にて所望のチャンネルを選択し、音声検波出力
を得る。次に、復調部（３８）では、音声検波出力から
ファクシミリ信号を分離し、位相変調された信号を復調
し、ベースバンドのファクシミリ信号を得る。このベー
スバンドのファクシミリ信号は、画像信号復号部（４１
）と制御信号復号部（４２）にそれぞれ信号が与えられ
る。画像信号復号部（４１）では、ベースバンドのファ
クシミリ信号から画像信号を分離し、誤り訂正を行った
後、画像信号を復号する。制御信号復号部（４２）も同
様にベースバンドのファクシミリ信号から制御信号を分
離し、誤り訂正を行った後、制御信号を復号する。それ
ぞれ復号された画像信号と制御信号は、印写部（４３）
に与えられる。印写部（４３）では、制御信号により印
写機構が制御され、画像信号に基づいて印写出力される
。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のファクシミリ放送受信装置は、以上のように構成
されているので、送られてきたファクシミリ情報を保存
する場合、紙に印写出力した状態でしか保存できなかっ
たため、必要な情報か否かを問わずにリアルタイムで印
写出力する必要があり、印写出力された紙を見て情報を
選択をするしかなく、不経済かつ不便であった。

また、ファクシミリ放送が通常のテレビジョン放送の番
組の補間情報を放送している場合には、その保存を行う
のにテレビジョン放送の録画とともに、同一記録媒体上
に記録できれば保存を容易かつ便利に行うことができる
が、従来はこのような装置はなかった。

この発明は、上記のような問題点を解消することを課題
としてなされたもので、テレビジョン放送の録画ととも
に、同一記録媒体上にファクシミリ放送信号の記録保存
を可能にすることにより、ファクシミリ情報の保存を容
易かつ便利にし、また、必要な情報か否かを適宜選択し
て所望の情報だけを印写することが可能なファクシミリ
放送受信装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るファクシミリ放送受信装置は、テレビ放
送受信用チューナを備えた映像音声記録再生部と、該映
像音声記録再生部のチューナの音声信号出力からファク
シミリ放送信号を分離して復調する復調部と、該復調部
からの復調信号と前記映像音声記録再生部のチューナの
音声信号とを切り換えて、前記映像音声記録再生部の音
声系記録入力へ信号を与える第１の切換器と、前記映像
音声記録再生部の音声系再生出力からの信号と前記復調
部からの信号とを切り換える第２の切換器と、該第２の
切換器からの信号より画像信号と制御信号とを複合する
複合部と、該複合部から得られた画像信号と制御信号に
より印写出力を行う印写部とを備えたことを特徴とする
。

〔作用〕

この発明に係るファクシミリ放送受信装置は映像音声記
録再生手段に入力する放送音声信号のかわりに、復調さ
れたファクシミリ信号を入力し、映像信号と同時に記録
再生を可能にし、その再生信号を画像信号復号部、制御
信号復号部に入力し、印写部にてファクシミリ情報を印
写する。

〔実施例〕

以下図面に基づいて本発明に係るファクシミリ放送受信
装置の好適な実施例について説明する。

第１図は本発明の一実施例によるファクシミリ放送受信
装置のブロック図である。同図において、（１）は、ア
ンテナ、（２）は、テレビジョン放送受信用チューナを
備えた映像音声記録再生部で、ここでは家庭用ビデオテ
ープレコーダ（ＶＴＲ）を用いて実施している。（３）
は、この映像音声記録再生部（２）内のチューナ部で、
その出力信号は、ファクシミリ信号を含む音声信号（ａ
）、通常の音声信号（ｂ）、映像信号（ｃ）を出力する
。（４）は、記録部で、映像信号系、音声信号系、その
他図示しないサーボ用のコントロール信号系の信号を磁
気テープ等の記録媒体（５）に記録するための信号処理
を行う。（６）は、記録媒体（５）に信号を記録、また
は記録媒体（５）から再生を行う記録再生ヘッド、（７
）は、記録再生ヘッド（６）からの信号を再生し、映像
信号系、音声信号系およびコントロール信号系の信号を
得るための信号処理を行う再生部である。

（８）は、映像音声記録再生部（２）内のチューナ部の
ファクシミリ信号を含む音声信号出力からファクシミリ
信号を分離して復調する復調部、（９）は、復調部（８
）からのベースバンドのファクシミリ信号と通常の音声
信号（ｂ）とを切り換え、記録部（４）に入力するため
の第１の切換器、（１０）は、復調部（８）からのベー
スバンドのファクシミリ信号と再生部（７）から再生さ
れる音声ｆ３号系の信号とを切り換え、画像信号復号部
（１１）と制御信号復号部（１２）とに入力するための
第２の切換器である。

次に、本実施例のファクシミリ放送受信装置の動作につ
いて説明する。

アンテナ（１）で受信したテレビジョン放送電波は、チ
ューナ部（３）にて所望のチャンネルを選択し、ファク
シミリ信号を含む音声信号（ａ）、通常の音声信号（ｂ
）、映像信号（ｃ）を出力する。ファクシミリ信号を含
む音声信号（ａ）は、復調部（８）に入力され、音声信
号からファクシミリ信号を分離し、位相変調された信号
を復調してベースバンドのファクシミリ信号を得る。

このファクシミリ信号の伝送速度は、前述したように１
６Ｋｂ／ｓであるから、ベースバンドのファクシミリ信
号の最高周波数は８ＫＨとなる。

これは、通常の音声信号帯域であり、ベースバンドのフ
ァクシミリ信号の周波数帯域は、音声記録再生系で充分
記録再生できる周波数帯域である。

このベースバンドのファクシミリ信号は、第１の切換器
（９）および第２の切換器（１０）のそれぞれ一方の入
力端子に入力される。また、第１の切換器（９）の他方
の入力には、通常の音声信号（ｂ）が入力され、選択的
に切り換えられて、その出力信号は記録部（４）の音声
記録系に入力され、チューナ部（３）で得られた映像信
号（Ｃ）とともに記録信号処理が行われ、記録再生ヘッ
ド（６）により記録媒体（５）に記録される。

ファクシミリ信号の記録は、第１の切換器（９）におい
て復調部（８）からのベースバンドのファクシミリ信号
を選択することにより、映像信号系（ｃ）と同時に記録
される。

ファクシミリ信号の再生印写は、ファクシミリ情報が記
録されている記録媒体（５）から記録再生ヘッド（６）
により信号が再生され、再生部（７）において映像信号
系と音声信号系のそれぞれに信号処理が施されて出力さ
れる。音声信号系の出力で得られたベースバンドのファ
クシミリ信号は、第２の切換器（１０）の他方の入力端
子に入力される。第２の切換器（１０）では、復１凋部
（８）から出力信号と、再生されたベースバンドのファ
クシミリ信号とを選択して切り換え出力がなされる。再
生印写の場合は、再生されたベースバンドのファクシミ
リ信号を選択し、次の画像信号復号部（１１）と制御信
号復号部（１２）に信号を送出する。画像信号復号部（
１１）では、ベースバンドのファクシミリ信号から画像
信号を分離し、誤り訂正を行った後、画像信号を復号す
る。

制御信号復号部（１２）も同様にベースバンドのファク
シミリ信号から制御信号を分離し、誤り訂正を行った後
、制御信号を復号する。

それぞれ復号された画像信号と制御信号は、印写部（１
３）に与えられる。印写部（１３）では、制御信号によ
り印写機構が制御され、画像信号に基づいて印写出力さ
れる。

以上述べたように、本実施例のファクシミリ放送受１３
装置は、切換器で音声信号入力をファクシミリ信号入力
に切り換えて映像音声記録再生部に記録することにより
、テレビジョン放送の録画と同一の記録媒体上にファク
シミリ放送信号の記録保存ができるため、ファクシミリ
情報の保存が容易かつ便利になるとともに、必要な情報
か否かを適宜選択して所望の情報だけを印写することが
可能になった。

なお、上記実施例では、映像音声記録再生部（２）の音
声信号系が１系統の場合について説明したが、家庭用ビ
デオテープレコーダに見られるように、音声信号系が、
長手記録系と、ＦＭ記録系あるいはＰＣＭ記録系のよう
に２系統あるいは３系統ある場合には、そのうちの１系
統のみに上記実施例の第１の切換器（９）と第２の切換
器（１０）を挿入して、入出力信号の切り換えを行うよ
うにしてもよい。

また、上記実施例の制御信号復号部（１２）において、
復号された第３図に示すネットワーク信号（２１）また
は番組選択信号（２２）を用いてインデックス情報を作
製し、映像信号とベースバンドのファクシミリ信号とと
もにインデックス情報をも記録するようにし、再生０！
Ｉは、そのインデックス情報をもとに記録媒体上のファ
クシミリ情報記録部分の頭出しを行うようにしてもよい
。

第２図は、この実施例の構成を示したもので、第１図の
構成に次の構成を付加したものである。

図において、（１４）は、映像音声記録再生部（２）の
システムをコントロールするシステムコントロール部、
（１５）は記録媒体（５）を駆動するための記録媒体駆
動部である。

次に、動作について説明する。インデックス情報を記録
する場合は、第２の切換器（１０）で復調部（８）から
のベースバンドのファクシミリ信号が選択的に切り換え
られ、制御信号復号部（工２）へ与えられて、そこで復
号されたネットワーク信号または番組選択信号がシステ
ムコントロール部（１４）に入力される。システムコン
トロール部（１４）では、ネットワーク信号または番組
選択信号を用いてインデックス信号を作成し、記録部（
４）に出力する。記録部（４）では、映像信号およびベ
ースバンドのファクシミリ信号とともに、インデックス
信号を例えばサーボ用のコントロール信号系に重畳させ
て記録する。

インデックス信号の再生時は、まず、第２の切換器（１
０）で再生部（７）からの再生信号を選択するように切
り換える。システムコントロール部（１４）では、記録
媒体駆動部（１５）に高速送りの制御信号を与え、イン
デックス信号が再生Ｎ（７）を通して得られるまで記録
媒体（５）を高速送りにしてファクシミリ情報記録部分
の先頭を探して頭出しを行う。

その後、通常再生に戻り、映像信号の再生とともにベー
スバンドのファクシミリ信号を再生し、画像信号復号部
（１工）と制御信号復号部（１２）とを通して印写部（
１３）にてファクシミリ情報を印写することができる。

この実施例では、ファクシミリ信号を記録保存するとと
もに、さらにファクシミリ信号の頭出しを可能にするイ
ンデックス信号を作成し、これを同一の記録媒体上に記
録するようにしたため、ファクシミリ信号の迅速な再生
が可能になった。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係るファクシミリ放送受
信装置は、ファクシミリ信号を映像音声記録再生部で記
録再生できるようにしたため、ファクシミリ情報の保存
が容易かつ便利に行えるようなるとともに、記録された
ファクシミリ情報を適宜再生して所望の情報だけを印写
出力することができるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるファクシミリ放送受信
装置のブロック図、第２図は本発明の他の実施例を示す
ブロック図、第３図はファクシミリ信号の構成を示す図
、第４図は音声信号にファクシミリ信号が周波数多重さ
れたスペクトル図、第５図は従来のファクシミリ放送受
信装置のブロック図である。 図において、（２）は映像音声記録再生部、（８）は復
調部、（９）は第１の切換器、（１０）は第２の切換器
、（１１）は画像信号復号部、（１２）は制御信号復号
部、（１３）は印写部である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 ・代理人　弁理士　大　岩　増　雄 （外２名） ファクシミ′ノ正号の構成′乞示す図 第 図 ｍシ皮【父（ｋＨｚ） 音声イ！号ｌこフＴクシジノ信号か周シ皮牧ヤ里さｔｌ
ｆこズへりＦル図 第 図 視来の７７フシミ１ノ放り受代装置のフ゛口・ソク図第 図 手 続 補 正 書（自発） 平底 ２年 ２月２２日 一

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 テレビ放送受信用チューナを備えた映像音声記録再生部
   と、 該映像音声記録再生部のチューナの音声信号出力からフ
   ァクシミリ放送信号を分離して復調する復調部と、 該復調部からの復調信号と前記映像音声記録再生部のチ
   ューナの音声信号とを切り換えて、前記映像音声記録再
   生部の音声系記録入力へ信号を与える第１の切換器と、 前記映像音声記録再生部の音声系再生出力からの信号と
   前記復調部からの信号とを切り換える第２の切換器と、 該第２の切換器からの信号より画像信号と制御信号とを
   複合する複合部と、 該複合部から得られた画像信号と制御信号により印写出
   力を行う印写部とを備えたことを特徴とするファクシミ
   リ放送受信装置。