JP3851069B2 - デジタル放送受信システム及びそれに用いられる記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送を受信するデジタル放送受信機と、該受信機に接続され、受信機からのデータを再生あるいは記憶する外部装置を備えるデジタル放送受信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
映像、音声、文字などからなる各種番組をデジタルデータ化し、地上波、衛星放送波、ケーブル(有線放送)等の多様な伝送路を経て各家庭に配信することが可能となっており、このデジタル化に伴って視聴者が選局できる番組のチャンネル数は著しく増大している。例えばデジタルオーディオ衛星放送は、各チャンネルのオーディオデータをTDM(時分割多重)方式で多重し、QPSK変調を施した後、1つの衛星放送波として各家庭へ配信する多チャンネル放送であって、各家庭に設置された受信機によって多くのチャンネルの中から所望のチャンネルを選局することができる(例えば、特開平11―146379号公報参照)。
【0003】
そして、このような音声による番組を主とするデジタルオーディオ衛星放送においても、音声だけでなく、映像(あるいは画像)や文字等の各種データが多重され、放送されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、デジタル放送受信機においては、受信機のコストアップを避けたり、将来新たなデータ放送サービスが行われた際に、受信機本体を変更せずに外部装置により新しいデータ放送サービスに対応できるように、多重された各種データのうち1つ(あるいは限られた数)のデータを再生する処理機能だけを備えさせ、処理(再生)できないデータについては外部装置によって再生等の処理を行えるように外部装置へと出力可能な構成となっている。例えば、音声による番組を主とするデジタル放送を受信する受信機では、音声データのデコード機能及び音声再生のためのアンプやスピーカが備えられ、画像データや文字(テキスト)データといったデータは外部装置に出力する構成となっている。
【0005】
ところで、このようなデジタル放送受信機と外部装置を組み合わせたデジタル放送受信システムでは、受信機側で受信放送局や番組の選択がなされ、その選択に基づいて外部装置にデータが出力される。一般に外部装置側では入力されたデータの処理(例えば画像データの処理)を行うようになっているので、外部装置側では受信機の受信状況(選局している放送局や番組、あるいは番組の種別といった選局状態;以下ステータスと称す)はわからない。受信機からのデータを外部装置で再生し、それを使用者が視聴している場合に受信機側で選局している番組が変更される等のステータスの変更がされた時には、ステータスの変更を使用者が認識できるが、例えば受信機からのデータを自動的に外部装置で記録してしているような場合には、外部装置側ではステータスの変更を検出できない。このため、外部装置では異なる複数の番組(種類の異なるデータ)が1つの番組(データ)として記録されてしまい、記録後に適当な再生ができなくなる虞があった。また、受信機から出力されるデータは音声、画像、映像、文字といったコンテンツデータであるので、外部装置により記録されたデータをみてもどの放送局のどの番組を記録したものかわからないという不都合があった。
【0006】
本発明は、斯様な点に鑑みてなされたもので、受信機からのデータを外部装置で記録するような場合に、記録したデータがどの放送局あるいは何の番組であったかといった受信機のステータスを確認することが可能であり、また、記録中に受信機のステータスが変わっても、そのステータスの変化が外部装置側で検出可能でデータの種類ごとに別のファイルとして記録することが可能なデジタル放送受信システム、及びそれらに用いられるデジタル放送受信機と外部装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
請求項1に係るデジタル放送受信システムは、複数の番組データが多重された信号を受信し、多重された番組データのうちの少なくとも1つの番組データを選択的に出力する手段と、出力する番組データの選局情報を示すステータスデータを作成するステータスデータ作成手段を含む受信機と、受信機から出力された番組データを記録媒体に記録する記録手段を含む記録装置からなるデジタル放送受信システムであって、上記受信機の番組データを選択的に出力する手段は、番組データの出力に際して、出力する番組データのステータスデータを番組データの出力に先んじて出力し、出力する番組データが変更されると、変更された番組データのステータスデータを出力した後に、変更された番組データを出力し、上記記録装置の記録手段は、受信機から出力される番組データの記録中に、受信機からステータスデータが出力されたことを検知すると、該ステータスデータの後に出力される番組データを先に記録していた番組データとは区別して記録することを特徴とする。
【0008】
請求項2に係るデジタル放送受信システムは、請求項1に記載の発明において、上記記録装置の記録手段は、受信機から出力される番組データを記録する時に、記録する番組データのステータスデータも記録することを特徴とする。
【0009】
請求項3に係るデジタル放送受信システムは、請求項1又は2に記載の発明において、受信機から出力される番組データとステータスデータは、同じ通信ラインによって記録装置へと出力されることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係るデジタル放送受信システムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、受信機は多重された番組データのうち音声データからなる番組データを再生出力する音声再生手段を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項5に係るデジタル放送受信システムは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、記録装置は、表示手段を備え、記録している番組データのステータスデータに基づく番組のステータスを前記表示手段により表示することを特徴とする。
【0012】
請求項6に係る記録装置は、複数の番組データが多重された信号を受信し、多重された番組データのうちの少なくとも1つの番組データを選択的に出力する際に、出力する番組データのステータスデータを番組データの出力に先んじて出力し、出力する番組データが変更されると、変更された番組データのステータスデータを出力した後に、変更された番組データを出力する受信機に接続され、該受信機から出力された番組データを記録媒体に記録する記録手段を含む記録装置であって、上記記録装置の記録手段は、受信機から出力される番組データの記録中に、受信機からステータスデータが出力されたことを検知すると、該ステータスデータの後に出力される番組データを先に記録していた番組データとは区別して記録することを特徴とする。
【0013】
請求項7に係る記録装置は、請求項6に記載の発明において、上記記録装置の記録手段は、受信機から出力される番組データを記録する時に、記録する番組データのステータスデータも記録することを特徴とする。
【0014】
請求項8に係る記録装置は、請求項6又は7に記載の発明において、表示手段を備え、記録している番組データのステータスデータに基づく番組のステータスを前記表示手段により表示することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のデジタル放送受信システムの一実施例につき、図面を参照しながら説明する。
【0019】
図2は複数の放送局からのデータが時分割多重(TDM)方式により多重された1つの放送キャリアにおけるフォーマットの一例を示すものである。TDM方式による多重は、送受信の基本周期となるTDMフレームを定め、TDMフレーム内の一定時間間隔(タイムスロット)に個々の放送局のデータを割り当てるもので、各TDMフレームは、同期信号、TDMヘッダ及び複数のタイムスロット(1〜n)から構成される。同期信号は、フレーム同期を取るためにTDMフレームの先頭に設けられ、TDMヘッダにはn個のタイムスロットに対応したn個のID番号が含まれる。各タイムスロットにはには所定のビット数のデータが含まれ、1つの放送局は1つもしくは複数のタイムスロットを使用する。1つの放送局が使用するタイムスロットに対応したTDMヘッダ内のID番号は、同じ番号が割り当てられ、このID番号により各放送局が使用しているタイムスロットが判別される。
【0020】
例えば、TDMフレームに3つの放送局イ、ロ、ハのデータが多重されている場合に、放送局イを選局した時には、TDMヘッダ内で放送局イに対応するID番号を探し、該当するID番号の位置に対応したタイムスロットのデータが時系列的に合成されて、放送局イの一連のデータ(BCデータ)が得られる。
【0021】
図3は1つの放送局における一連のデータ(以下BCデータと称す)のフォーマットの一例を示すもので、複数の番組データ(例えば音声データと画像データ)が多重されている。BCデータにおいても各番組データはTDMにより多重されており、送受信の基本周期となるBCフレームが定められ、BCフレーム内の一定時間間隔(タイムスロット)に個々の番組データが割り当てられている。そして、各BCフレームは、先頭にフレーム同期を取るための同期信号、BCヘッダ、複数のタイムスロットから構成され、番組数がmの時にはm個のタイムスロットが含まれる。また、BCヘッダには、放送局名や番組の数m、m個の個々の番組についてのデータ種類(PTY;プログラムタイプ)を示す情報が含まれる。PTYとしては、番組がニュース、音楽、スピーチ、ドラマといったジャンルを示すものであったり、MPEGオーディオデータ、ビデオデータ、画像データ、テキストデータといったデータの種別を示すものであっても良く、使用言語を示す言語データを含んでいても良い。更に、BCヘッダには放送日時に関する時刻データやスクランブル処理の状態や伝送ビットレートを示すデータを含んでいても良い。
【0022】
さて、図1は受信機と外部装置を備える本発明のデジタル放送受信システムの一実施例の概略構成図である。
【0023】
1は受信機全体の制御を司る制御回路、2は放送キャリア周波数帯域に適合したアンテナ、3は制御回路1の制御に従ってアンテナ2からの受信信号から選局された放送キャリア周波数の信号を選択し中間周波数(IF)信号に変換するチューナ、4はチューナ3からのIF信号をベースバンド信号に変換してTDMデータとして出力する位相復調器である。
【0024】
5は、制御回路1の制御に従って、選局された放送局に対応するID番号のタイムスロットのデータをTDMデータから抽出し合成し、選局された1つの放送局のBCデータを出力するチャネルデコーダである。6はチャネルデコーダ5から出力されたBCデータから制御回路1が指定する音声の番組データをBCヘッダに基づいて取り出し出力する第1番組データデマルチプレクサ、7は第1番組データデマルチプレクサ6から出力された音声の番組データをデコードする音声デコーダ、8は音声デコーダ7でデコードされた音声データをアナログ信号に変換するDA変換器、9はDA変換器8から出力されるアナログ信号を増幅するアンプ、10はアンプ9で増幅されたアナログ信号を音声として出力するためのスピーカである。尚、音声再生手段は、これに限定されるものではないが、、本実施例では音声デコーダ7、DA変換器8、アンプ9、スピーカ10により構成される。
【0025】
11はチャネルデコーダ5からのBCデータが入力されm個の番組データの中から制御回路1が指定する番組データをBCヘッダに基づいて取り出し出力する第2番組データデマルチプレクサで、例えば画像データである番組データが出力される。
【0026】
12は受信機と外部装置を通信ラインを介して接続するデータインタフェースで、第2番組データデマルチプレクサ11から出力される番組データ(本実施例では画像データ)と、出力する番組データの選局情報を示すステータスデータを作成するステータスデータ作成手段として機能する制御回路1から出力されるステータスデータとを、外部装置が受け取れる形式に変換し、且つ切り換えて出力する。
【0027】
13は放送局を選択するための選局UPスイッチや選局DOWNスイッチ、受信機で再生する音声の番組を選択するための音声番組選択スイッチ、選択された音声番組を再生する際の音量調節のための音声ボリューム、外部装置に出力する番組データの番組を選択するための画像番組選択スイッチ等が設けられた操作パネル、14はLCDパネルを備え、受信機のステータスを表示するLCD表示器である。受信機のステータスとしては、選局している放送局ID番号、放送局名、番組数m、受信機でデコードしている音声番組の番組番号とそのPTY、外部装置へと出力している番組の番組番号とそのPTYが表示されるが、これら全てを表示する必要はなく、またこれらに限られるものではない。
【0028】
次に外部装置の構成について説明する。21は外部装置の全体の制御を司るCPU、22は複数のキースイッチを備え使用者がCPU21に対して操作指示を出すための操作部、23は受信機から出力された番組データを通信ラインを介して入力するデータインタフェース、24はCPU21の制御に基づきデータインタフェース23からの番組データを記録する記録媒体を備えた記録部、25はデータインタフェース23から入力された番組データあるいは記録部24に記録された番組データのうち画像データをデコードする画像デコーダ、26は画像デコーダ25でデコードされた画像データに基づいて画像表示を行うディスプレイである。尚、記録部としては、記録媒体が交換可能な例えば光磁気ディスクを用いたものや固定式のハードディスク、あるいは半導体メモリであっても良い(本実施例では、記録と記憶は同様な意味で用いられるものである)。
【0029】
ここで図4に、受信機から外部装置に対して出力されるデータ(選択している番組データ(画像データ)を含む)のフォーマットの一例を示す。データはフレーム構造となっており、フレームのデータとしては制御回路1から出力されるステータスデータあるいは第2番組データデマルチプレクサ11から出力される選択した番組データ(画像データ)が含まれ、夫々のフレーム先頭部には該フレームのデータ内容を示す識別信号が受信機のデータインタフェース12により付加される。この識別信号は、特定のデータあるいは信号でも構成され、識別信号1と識別信号2の2種類があり、識別信号1は番組データ(画像データ)を、識別信号2はステータスデータを示すものとして付加される。また、このとき出力されるステータスデータとしては、選局している放送局ID番号、放送局名、外部装置へと出力している番組の番組番号とそのPTYがあげられるが、これらに限られるものではない。
【0030】
さて、斯様なシステムおいて、受信機の操作パネル13のスイッチを操作して所望の放送局及び番組の選択がなされると、制御回路1はチューナ3において該当の放送局の放送キャリア周波数の信号をアンテナ2からの受信信号から選択し中間周波数(IF)信号に変換させる。チューナ3からのIF信号は位相復調器4でベースバンド信号に変換されTDMデータとして出力され、チャネルデコーダ5において選局された1つの放送局のBCデータが出力されて第1番組データデマルチプレクサ6及び第2番組データデマルチプレクサ11に供給される。
【0031】
第1番組データデマルチプレクサ6では制御回路1の制御により選択された音声の番組データがBCヘッダに基づいて取り出され、取り出された音声の番組データは音声デコーダ7でデコードされ、DA変換器8、アンプ9を介してスピーカ10に入力され、スピーカ10から音声の番組が再生出力される。
【0032】
また、第2番組データデマルチプレクサ11では、制御回路1の制御により、選択された番組データ(画像データ)がBCヘッダに基づいて取り出され、データインタフェース12に出力される。この時データインタフェース12には制御回路1から選択された番組データ(画像データ)のステータスデータも入力されており、データインタフェース12は、これらデータをフレーム化し、番組データ(画像データ)の送出の前にステータスデータを送出する。
【0033】
番組データ(画像データ、例えば画像A)を送出中に、操作パネル13が操作される等により外部装置へ出力する番組が変更される(例えば画像Bに変更されたとする)と、制御回路1は変更に合わせて第2番組データデマルチプレクサ11に画像Bの番組データを取り出すように指示する。更に制御回路1は、データインタフェース12に変更後の番組データ(画像データ;画像B)のステータスデータを出力し、画像Bの番組データの送出に先んじて該番組のステータスデータを送出させる。そして、ステータスデータの送出に続いて画像Bの番組データを送出させる。尚、ステータスデータ及び番組データの送出の際には夫々のフレームの先頭に所定の識別信号が付与される。
【0034】
また、外部装置に送出する番組データが変更されても、音声の番組の選択に変更がないときは、スピーカ10からは途切れることなく音声の再生が続けられる。
【0035】
一方、外部装置においては、操作部22を操作することで入力される番組データ(画像データ)の再生や記録(場合によっては自動的に)が行われるが、ここでは受信機からの番組データの送出に先立ち記録処理が設定されているものとする。
【0036】
インタフェース23にフレームデータが入力されると、CPU21は、そのフレームの先頭に付された識別信号によりフレームの内容が何のデータかを検知する。図4に示す如く、最初に送られてくるフレームの先頭には識別信号2が付されており、該フレームのデータはステータスデータであると判断して、受信したステータスデータを1つのファイルとして記録部24に記録させる。続いて送られてくるフレームの先頭には識別信号1が付されており、該フレームのデータは番組データ(画像データ;例えば画像A)であると判断して記録部24においてステータスデータとは別のファイルに記録させる。そして次に送られてくるフレームの先頭部にも識別信号1が付されているので、CPU21は該フレームのデータは番組データ(画像データ)であると判断して先に記録させた番組データ(画像データ;画像A)のファイルの続きのデータとして、同じファイルに記録させる。以降送られてくるフレーム毎に先頭に付された識別信号が識別信号1であるときは、記録部24内の同じファイル(画像Aのファイル)に続けて番組データ(画像データ)の記録を行う。尚、番組データとその番組データのステータスデータの対応(関連付け)は例えば、ファイル名を同じにして拡張子を夫々のファイルタイプに適したものとすることによりなされる。
【0037】
受信機において外部装置に出力する番組データ(画像データ)の変更がなされると、上述の通り、変更後の番組データ(画像Bの画像データ)の送出の前に画像Bのステータスデータを含むフレームデータが送出される。CPU21はフレームの先頭部の識別信号が識別信号2であることを検知すると、該フレームのデータはステータスデータであると判断して、受信したステータスデータを更に別の1つのファイルとして記録部24に記録させる。そして、続いて送られてくるフレームの先頭には識別信号1のデータが付されており、該フレームのデータは番組データ(画像データ)であると判断し、更に識別信号が2であるフレームを直前に受信してステータスが変化していることから、ステータスデータを記録したファイルともまた、先に記録した番組データ(画像Aの画像データ)とも異なる別のファイル(画像Bのファイル)として記録部24に記録させる。更に続いて送られてくるフレームの先頭部には識別信号1が付されているので、CPU21は該フレームのデータは番組データ(画像データ)であると判断して先に記録させた番組データ(画像データ;画像B)のファイルの続きのデータとして、同じファイル(画像Bのファイル)に記録させる。以降、送られてくるフレーム毎に先頭に付された識別信号が識別信号1である間は、記録部24内の同じファイル(画像Bのファイル)に続けて番組データ(画像データ)の記録を行う。
【0038】
而して、受信機から出力される番組データを外部装置で記憶している際に、その途中で受信機から出力される番組データが変更されても、識別信号により新たなステータスデータが出力されたことが検知され、新たなステータスデータ及びその後の番組データは夫々別のファイルに記録される。従って、異なるデータ種類の複数の番組データが1つのファイルに記録されることがなくなるので、記録後にファイルの再生ができなくなるといったことを避けることができる。また、番組データと対応してステータスデータも別ファイルに記録するので、記録後に番組データのファイルがどのようなデータのファイルか知ることができる。
【0039】
尚、外部装置は、番組データの記録中に、記録している番組データに対応するステータスデータをディスプレイ26あるいは図示しないステータス表示用の表示パネルに表示する構成を備えるものでも良い。外部装置において受信したステータスデータに基づく表示を行うで、受信機のステータスの表示が行え、これにより、受信機から出力されている番組(即ち外部装置が記録している番組データ)を使用者が判断することができるので、間違えることなく所望の番組を記録することが可能となる。
【0040】
また、本実施例では、受信機から外部装置に送られるステータスデータと番組データは同じ通信ラインで送られ、その区別を識別信号により行う構成としているので、ステータスデータ用や番組データ用といった専用の通信ラインを設ける必要がないので、接続用のインタフェースにおける接続端子数の削減ができ、更にはコスト低減を図ることが可能となる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、以上の説明から明らかなように、受信機は番組データの出力に先んじてその番組データのステータスデータを出力し、出力する番組データの変更があったときも、変更された番組データのステータスデータを出力した後に、変更された番組データを出力するようにしており、また、外部装置は、受信機から出力されるステータスデータと番組データを別ファイルに記録し、更に、ステータスデータが出力された後に送られてくる番組データは更に区別して別ファイルに記録するようにしている。これにより、異なるデータ種類の複数の番組データが1つのファイルに記録されることがなく、記録後にファイルの再生ができなくなるといったことを避けることができる。また、番組データと対応してステータスデータも別ファイルに記録するので、記録後に番組データのファイルがどのようなデータのファイルか知ることができる。
【0042】
更に、外部装置において受信したステータスデータに基づく表示を行うことにより、受信機のステータスの表示が行え、これにより、受信機から出力されている番組(即ち外部装置が記録している番組データ)を使用者が判断することができ、間違えることなく所望の番組を記録することが可能となる。
【0043】
また、受信機から外部装置に送られるステータスデータと番組データは同じ通信ラインで送る構成とすることにより、ステータスデータ用や番組データ用といった専用の通信ラインを設ける必要がなく、接続用のインタフェースにおける接続端子数の削減やコスト低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデジタル放送受信システムの概略構成図である。
【図2】1つの放送キャリアに複数の放送局からのデータを時分割多重(TDM)方式により多重する際のフォーマットの一例を示す図である。
【図3】複数の番組データを多重化する際のフォーマットの一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例における受信機から外部装置に対して出力されるデータ(のフォーマットの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 制御回路
2 アンテナ
3 チューナ
4 位相復調器
5 チャネルデコーダ
6 第1番組データデマルチプレクサ
7 音声デコーダ
8 DA変換器
9 アンプ
10 スピーカ
11 第2番組データデマルチプレクサ
12 データインタフェース
13 操作パネル
14 LCD表示器
21 CPU
22 操作部
23 データインタフェース
24 記録部
25 画像デコーダ
26 ディスプレイ
Claims (8)
- 複数の番組データが多重された信号を受信し、多重された番組データのうちの少なくとも1つの番組データを選択的に出力する手段と、出力する番組データの選局情報を示すステータスデータを作成するステータスデータ作成手段を含む受信機と、受信機から出力された番組データを記録媒体に記録する記録手段を含む記録装置からなるデジタル放送受信システムであって、
上記受信機の番組データを選択的に出力する手段は、番組データの出力に際して、出力する番組データのステータスデータを番組データの出力に先んじて出力し、出力する番組データが変更されると、変更された番組データのステータスデータを出力した後に、変更された番組データを出力し、
上記記録装置の記録手段は、受信機から出力される番組データの記録中に、受信機からステータスデータが出力されたことを検知すると、該ステータスデータの後に出力される番組データを先に記録していた番組データとは区別して記録することを特徴とするデジタル放送受信システム。 - 上記記録装置の記録手段は、受信機から出力される番組データを記録する時に、記録する番組データのステータスデータも記録することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信システム。
- 受信機から出力される番組データとステータスデータは、同じ通信ラインによって記録装置へと出力されることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル放送受信システム。
- 受信機は多重された番組データのうち音声データからなる番組データを再生出力する音声再生手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデジタル放送受信システム。
- 記録装置は、表示手段を備え、記録している番組データのステータスデータに基づく番組のステータスを前記表示手段により表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデジタル放送受信システム。
- 複数の番組データが多重された信号を受信し、多重された番組データのうちの少なくとも1つの番組データを選択的に出力する際に、出力する番組データのステータスデータを番組データの出力に先んじて出力し、出力する番組データが変更されると、変更された番組データのステータスデータを出力した後に、変更された番組データを出力する受信機に接続され、該受信機から出力された番組データを記録媒体に記録する記録手段を含む記録装置であって、
上記記録装置の記録手段は、受信機から出力される番組データの記録中に、受信機からステータスデータが出力されたことを検知すると、該ステータスデータの後に出力される番組データを先に記録していた番組データとは区別して記録することを特徴とする記録装置。 - 上記記録装置の記録手段は、受信機から出力される番組データを記録する時に、記録する番組データのステータスデータも記録することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
- 表示手段を備え、記録している番組データのステータスデータに基づく番組のステータスを前記表示手段により表示することを特徴とする請求項6又は7に記載の記録装置。
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