以下では、当該発明にかかる実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
(実施の形態1)
以下本発明の実施の形態1を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るシステムの構成を示す図である。図1において、1はテレビジョン受信機である。38はデジタルテレビジョン放送を受信するアンテナである。5は受信部Dでチューナユニットから構成される。受信部D5は、アンテナ38が受信したデジタルテレビジョン放送を選局し、映像信号と音声信号などが多重されているMPEG−2などのTSが変調されている信号を出力する。映像信号と音声信号は、MPEG−2規格に則った圧縮を施された後、データ変換される。更にデジタルテレビジョン放送による伝送の際や記録デバイスに記録される際には、所定のサイズのパケットに格納され、多重化されたパケット群から構成されるストリーム変換される。MPEG−2では、このストリームのフォーマットとして、伝送用はトランスポートストリーム(TS)、記録用はプログラムストリーム(PS)がそれぞれ規格化されている。TSを構成するパケットをTSパケット、PSを構成するパケットをPSパケットという。また、TSは記録用としても用いる事ができる。なお、ここで、圧縮フォーマットの信号とは、MPEG−2 TSまたはMPEG−2 PSフォーマットの信号とし、そして、非圧縮フォーマットの信号とは、圧縮されていないベースバンドの映像信号または音声信号とする。6は復調部Dで、受信部D5の出力する信号を放送規格に則った復調方式で復調を行った後TSを出力する。7はTSデコーダーで、アンテナ38が受信するデジタルテレビジョン放送の番組を選択して出力する。TSデコーダ7は、テレビジョン受信機1に接続されている図示しない後述するDVDレコーダー/プレーヤー301に番組を記録する際には、復調部D6からTSを入力しパケットフィルタリングを行い、記録する番組に関わる映像や音声やデータ放送や番組表のデータが格納されたTSを出力する。一方、アンテナ38が受信するデジタルテレビジョン放送の番組を表示する際には、TSデコーダ7は、復調部D6からTSを入力し後述するマイコン16の制御によりパケットフィルタリングやパケットに格納されているデータの抽出を行い、映像や音声のエレメンタリストリームやデータ放送のBMLデータや番組表のデータを出力する。また、TSデコーダ7は、図示していない後述するDVDレコーダー/プレーヤー301が送信する番組を再生した後の映像と音声をデコードした非圧縮フォーマットの信号と圧縮フォーマットの番組に関わるデータ放送のBMLデータまたは番組関連情報とを表示する際には、データ放送のBMLデータや番組関連情報を格納したパケットを、後述するインターフェース装置18から入力し、パケットフィルタリング処理およびパケットに格納されているデータの抽出処理を行い、データ放送のBMLデータ、番組関連情報を出力する。一方、図示していない後述するDVDレコーダー/プレーヤー301が送信する記録済み番組の映像と音声のデコード前の圧縮フォーマットの信号と圧縮フォーマットのデータ放送のBMLデータまたは番組関連情報とを表示する際には、TSデコーダ7は、TSを後述するインターフェース装置18から入力し、パケットフィルタリング処理およびパケットに格納されているデータの抽出処理を行い、映像や音声のエレメンタリストリーム、データ放送のBMLデータ、番組関連情報を出力する。また、入力するTSが有料放送番組などのためスクランブルされている場合は、TSデコーダ7は、スクランブルされたTSからデスクランブルする為の鍵を生成するための鍵情報を抽出し、ICカード部50に出力する。ICカード部50は、入力した鍵情報を基にデスクランブルする為の鍵を挿入されているICカードから取得し、デスクランブル部51に出力する。ICカードは挿抜可能となっておりICカードの挿抜の状態をマイコン16に出力する事もできる。デスクランブル部51はICカード50からの鍵を入力して、TSデコーダー7から入力するスクランブルされているTSを入力し、鍵を用いてデスクランブルした後にTSデコーダー7に戻す処理を行う。8はAVデコーダーで、TSデコーダー7の出力する映像や音声のエレメンタリストリームを入力し、MPEG−2などの放送規格に則ったデコード処理を行い、映像信号と音声信号を出力するとともに、アンテナ38から受信するデータ放送表示時にはデータ放送の定義ファイルで指定される縮小率あるいは拡大率で映像をスケーリング処理、および効果音の生成と音声との合成処理もする。この出力映像信号はデジタルのYUV信号であり音声信号はデジタルのLR信号が考えられる。このYUV信号はITU−R BT.656−4で示されているような信号が考えられる。34はリモコンで、テレビジョン受信機1のユーザーインターフェースである。35は録画キーで、受信中の番組を図示しない後述するDVDレコーダー/プレーヤー301に録画(記録)したいときに押すキーである。42は再生キーで、ユーザーが図示しない接続されているDVDレコーダー/プレーヤーの番組を再生したいときに押すキーである。41は停止キーで、前記DVDレコーダー/プレーヤーのユーザーが番組の記録や再生を停止したいときに押すキーである。43は番組情報表示キーで、ユーザーが再生中や受信中の番組に関連する情報を表示したいときに押すキーである。44は戻るキーで、ユーザーが操作した前の状態に戻りしたいときに押すキーである。47はdキーで、ユーザーが再生中や受信中の番組のデータ放送を表示したいときに押すキーである。また図示していないがデータ放送画面を操作するための十字キーなどを備えている。39は受光部で、リモコン34からの赤外線信号を入力し電気信号に変換し後述するマイコン16に出力する。16はマイコンで、テレビジョン受信機1の各要素の制御を行う。そして、マイコン16は、受信部D5からTSデコーダー7経由で入力するデータ放送のBMLデータや番組表のデータ、または後述するインターフェース装置18からTSデコーダー7経由で入力するデータ放送のBMLデータまたは番組関連情報を入力し、それらの内容を解釈しバッファーメモリ17を用いて、データ放送の画面を構築して描画することや、番組表や番組関連情報を描画することなどを行う。また、マイコン16は、NVRAM52に蓄積されている放送事業者別の固有情報に含まれるユーザーがデータ放送のゲームやクイズ番組などで得たポイントや権利を更新する制御も行う。また、マイコン16は、ユーザーが次回受信時にはこれらのNVRAM52に記憶されている放送事業者別の固有情報を読み出してユーザーが使用できるように制御する。これらの制御は図示していないメモリ上に記憶しているプログラムに応じて実行する。48はYUVスケーリング部で、図示していない後述するDVDレコーダー/プレーヤー301から記録番組の映像のデコード後の非圧縮フォーマットのYUV信号を後述するインターフェース装置18経由で入力し、インターフェース装置18からTSデコーダー7経由で受信したデータ放送の定義ファイルで指定される縮小率あるいは拡大率にスケーリングして出力する。9は映像スイッチで、YUVスケーリング48とAVデコーダー8の出力する映像信号を入力し、マイコン16の制御で切り替えて出力する。49は音声合成部で、マイコン16の制御によりデータ放送の定義ファイルに応じて、AVデコーダー8が生成した効果音のLR信号と、図示していない後述するDVDレコーダー/プレーヤー301から受信し後述するインターフェース装置18経由で入力する非圧縮フォーマットのLR信号とを所定の合成率で合成して出力する。12は音声スイッチで、音声合成部49とAVデコーダー8の出力する音声信号とを入力し、映像スイッチ9とともにマイコン16の制御で切り替えて出力する。10はRGBプロセッサで、映像スイッチ9の出力する映像信号をRGB信号に変換して後述するディスプレイ11に表示するのに適した信号レベルに増幅するとともに、図示しないディスプレイ11の同期制御回路の出力する同期信号に合わせて出力する。46はOSDコントローラで、マイコン16の制御でバッファーメモリ17に描画した番組関連情報や番組表やデータ放送の画面やGUI画面のデータを入力し、RGB画素変換し、ディスプレイ11に表示するのに適した信号レベルに増幅するとともに、図示しないディスプレイ11の同期制御回路の出力する同期信号に合わせて出力する。45はRGBスイッチで、RGBプロセッサ10とOSDコントローラ46の出力するRGBデータを入力し、OSDコントローラ46を介したマイコン16の制御で合成して出力する。ディスプレイ11は例えばCRT、PDP、LCDなどのあらゆる表示デバイスで良く、テレビジョン受信機1の外部にあっても良い。37はDACで、音声スイッチ12の出力する音声信号をアナログ変換して出力する。更に図示しない増幅回路が適した信号レベルに増幅してRスピーカー13およびLスピーカー14に出力する。なおRスピーカー13およびLスピーカー14はテレビジョン受信機1の外部にあっても良い。18はインターフェース装置で、例えば有線であれば、IEEE1394またはIEEE802.3またはUSB規格またはHDMIやDVI、無線であればIEEE802.11またはUWBなどに則った物理層を備えている。
インターフェース装置18は、テレビジョン受信機1が受信した放送番組を記録する為にバスに接続されている図示していない後述するDVDレコーダー/プレーヤー301に出力する場合や後述するDVDレコーダー/プレーヤー301が再生した番組の信号を入力する場合のインターフェースである。19はTSインターフェースで、インターフェース装置18の入力信号および出力信号インターフェースの一つであり、TSデコーダー7が出力するMPEG−2 TSなどの圧縮フォーマットの信号を入力する場合とTSデコーダー7にMPEG−2 TSなどの圧縮フォーマットの信号を出力する場合がある。パケットは例えば映像や音声のエレメンタリストリームやデータ放送のBMLデータや番組関連情報を格納したパケットが考えられる。20はYUVインターフェースで、インターフェース装置18の出力信号インターフェースの一つでありITU−R BT.656−4で示されているような非圧縮フォーマットのYUV映像の信号を出力する。21はLRインターフェースで、インターフェース装置18の出力信号インターフェースの一つでありI2Sのような非圧縮フォーマットのLR音声の信号を出力する。この例ではLRの2チャンネルとしたがチャンネル数を増やして5.1チャンネル対応する場合も考えられる。22はマイコンインターフェースで、インターフェース装置18の各要素を制御するためマイコン16に接続されるとともに、番組関連情報など後述する非同期パケットで送信するデータをマイコン16の制御で入力することや、後述する非同期パケットで受信するデータ放送のBMLデータや番組関連情報をマイコン16の制御で出力する。ここで言う番組関連情報とは記録または再生する番組に関連する情報であり、例えばタイトルや概要や出演者などの付加情報が考えられる。これらの情報は番組表の情報から該当する番組に関連する情報を抽出する事で生成できる。23は番組関連情報メモリで、マイコンインターフェース22から入力する前記番組関連情報を記憶するメモリである。24は同期送受信部で、受信するサイクルスタートパケットのタイミングに同期した同期パケットの送受信を行う。帯域を保証する為のチャンネルや連続性を確保する為のデータを含む同期パケット用のヘッダーを送信データに付加するまたは受信データから同期パケット用のヘッダーを削除するプロトコルを備えている。一般的にはアイソクロナスプロトコルと呼ばれる。25は挿入部で、番組関連情報メモリ23に記憶されている番組関連情報を送信データとしてTSパケットに格納してTSインターフェース19からの入力TSに重畳して出力する。重畳の方法は入力するTSのギャップに定期的に番組関連情報メモリ23から番組関連情報を読み出して挿入する事が考えられる。26はTS送受信部で、送信時は挿入部25の出力する前記重畳されたTSパケットに同期パケット用のヘッダーを付加して同期パケット化して後述するLINK29に出力する、また、受信時にはLINK29から入力する同期パケット用のヘッダーを削除してTSインターフェース19に出力する。27はYUV受信部で、分割された非圧縮フォーマットの映像信号を格納した同期パケットを後述するLINK29から入力し、同期パケット用のヘッダーを削除するとともに非圧縮フォーマットの映像信号を適切に結合しYUVインターフェース20に出力する。映像信号の分割は送信帯域に応じて決定されるライン数毎に行われる事が考えられ、結合時の各ラインの時間間隔は映像フォーマットで一意的に決まるため、結合はフォーマットを予め認識することにより分割されたライン間を分割前の状態に戻すことが可能である。28はLR受信部で、分割された非圧縮フォーマットの音声信号を格納した同期パケットを後述するLINK29から入力し、同期パケット用のヘッダーを削除するとともに非圧縮フォーマットの音声信号を適切に結合しLRインターフェース21に出力する。音声信号の分割は送信帯域に応じて決定されるサンプル数毎に行われる事が考えられ、各サンプルの時間間隔は音声フォーマットで一意的に決まりサンプル周波数は同期パケットの受信周期より長い為、結合はフォーマットやサンプル周波数を予め認識する事により分割されたサンプル間を分割前の状態に戻すことが可能である。以上の結合における認識は図12で同期パケットの構成例で示すように音声のサンプリング周波数を始めとしたフォーマットを識別する情報は同期パケット用のヘッダーに格納されていることから受信側でも認識可能である。30は非同期送受信部で、送信時はマイコン16の制御によりマイコンインターフェース22から入力するデータを格納した非同期パケットを生成し、前記サイクルスタートパケットとは同期させずに後述するLINK29に出力する。また受信時はLINK29から非同期パケットを入力しマイコンインターフェース22に出力する。送信時は送信先ノードや自ノードのアドレスなどを含む非同期パケット用のヘッダーをマイコン16の制御により送信データに付加して送信し、受信時は非同期パケット用のヘッダーを削除して出力するプロトコルを備えている。一般的にはアシンクロナスプロトコルと呼ばれる。パケットの構成例は後述する。また、非同期送受信部30は番組関連情報を送信する際には、番組関連情報メモリ23に記憶されている番組関連情報を入力し、非同期パケット用のヘッダーを付加して非同期パケット化して送信することができるため番組関連情報メモリをTS送受信部用と別途に備える必要はない。29はLINKで、送信時は同期送受信部24および非同期送受信部30からの送信パケットを入力し、後述するPHY31に適するデータに変換し出力する。LINK29は、受信時にはPHY31からの入力データを同期送受信部24および非同期送受信部30に適するデータに変換して出力する。31はPHYで、IEEE1394またはIEEE802.3またはUSB規格またはHDMI規格またはIEEE802.11またはUWBに則った物理層であり外部の後述するDVDレコーダー/プレーヤー301が接続されているバスに接続される。32はノード識別情報メモリで、バス上に接続されている装置の中でテレビジョン受信機1を識別する為のノード番号およびバス上に接続されている図示しない後述するDVDレコーダー/プレーヤー301のノード番号が記憶されている。バスに接続されている装置のノード番号はバスのコンフィギュレーション時に非同期送受信部30などから受信可能であり、マイコン16はテレビジョン受信機1自身のノード番号や後述するDVDレコーダー/プレーヤー301などのノード番号を読み取り認識できる。なおバスに接続されているテレビジョン受信機1および後述するDVDレコーダー/プレーヤー301とノード番号の関連付けは、装置の属性を示す情報が各ノードからマイコン16の制御で受信部を介して取得することがIEEE1394規格などそれぞれの規格で可能である。36はチャンネル識別情報メモリで、バス上にテレビジョン受信機1と図示しない後述するDVDレコーダー/プレーヤー301間に論理的に確保される伝送チャンネルを識別する情報が記憶されている。例えばインターフェース装置18のTS送受信部を用いて同期パケットで映像や音声のデータやBMLデータ/番組関連情報を伝送する場合、アイソクロナスプロトコルは、それぞれの同期パケットの送信時にノード間で論理的なチャンネルを確保する為にチャンネル番号が割り振られるため、マイコン16は図示しない後述するDVDレコーダー/プレーヤー301間に確保されたチャンネル番号を認識できる。53はコマンド書式メモリで、図10または図11を用いて後述する記録番組の映像情報と記録番組の音声情報と伝送チャンネルとの関連付けを示したコマンドの書式を記憶している。テレビジョン受信機1にはコマンド書式メモリ53に、DVDレコーダー/プレーヤー301にはコマンド書式メモリ354にそれぞれ記憶されている。マイコン16とマイコン320は、これらのメモリに記憶されている書式を読み出すことにより、記録番組の映像情報と記録番組の音声情報と伝送チャンネルとの関連付けを示した送信パケットの生成または受信パケットの解釈ができる。
なお構成において、アナログテレビジョン放送を受信する受信部と復調部とMPEG−2エンコーダを新たに備え、アナログテレビジョン放送をTSに変換して後述するDVDレコーダー/プレーヤー301に送信する場合も考えられる。また、映像スイッチ9と音声スイッチ12の入力信号はデジタルの例を説明したがアナログであっても良い。その場合YUVインターフェース20やLRインターフェース21の後段にDACを配置することが考えられる。また受信番組を放送波から受信する場合を示したが、アンテナ38の代わりにインターネットなどのネットワークに接続されるブロードバンドルーターを設置し、受信部D5はネットワーク上のアドレスによりネットワーク上から選択して受信する場合も考えられる。
また、YUVスケーリング部48はインターフェース装置18に内蔵される場合、または映像スイッチ9やRGBプロセッサ10に内蔵する場合、RGBプロセッサ10の前段に配置しインターフェース装置18から入力するYUV信号に対してのみスケーリングさせることも考えられる。また、音声合成部49は音声スイッチ12やAVデコーダー8やインターフェース装置18に内蔵し、インターフェース装置18から入力するLR信号に対してのみ合成させることも考えられる。また、BMLは一例でありHTMLやXML等の他の文書様式であっても良い。
また、TSインターフェースとYUVインターフェースとLRインターフェースは同一のインターフェース装置18に備える例を示したが、それらのインターフェースや関わる送受信部は別々のLINKや物理層を持つインターフェースに分割される場合もあり得る。例えばTSインターフェース19、挿入部25、TS送受信部26、マイコンインターフェース22、非同期送受信部30、番組関連情報メモリ23、ノード識別情報メモリ32、チャンネル識別情報メモリ36がIEEE1394インターフェースやUSBインターフェースやIEEE802.3インターフェースに備えられ、YUVインターフェース20、LRインターフェース21、YUV受信部27、LR受信部28がHDMIインターフェースに備えられる場合やアナログ映像/音声インターフェースに備えられる場合も考えられる。アナログインターフェースの場合はLINK29やアシンクロナスプロトコルは必要としない。
次にテレビジョン受信機1に接続されるDVDレコーダー/プレーヤーの構成について説明する。図13において、301はDVDレコーダー/プレーヤーなどの記録装置である。337はデジタルテレビジョン放送を受信するアンテナである。335は受信部Dでチューナユニットから構成される。アンテナ337が受信したデジタルテレビジョン放送を選局し、映像信号と音声信号が多重されているTSが変調されている信号を出力する。336は復調部Dで、受信部D335の出力する信号を放送規格に則った復調方式で復調を行った後TSを出力する。322は記録ストリーム選択部で、アンテナ337が受信するデジタルテレビジョン放送の番組あるいは後述するインターフェース装置317の受信する番組のTSを、後述するマイコン320の制御で切り替えて出力する。327はTSデコーダーAで、アンテナ337が受信するデジタルテレビジョン放送の番組を後述するDVDディスク324に記録する際には、復調部D336から記録ストリーム選択部322を介してTSを入力し、後述するマイコン320の制御によりパケットフィルタリングやデータの抽出を行う。その場合、記録する番組に関わる映像と音声とデータ放送のBMLデータが格納されたTSパケットそして番組表のデータを出力する。また、後述するマイコン320の制御により番組表のデータから記録番組に関連する番組関連情報を入力し、番組関連情報を格納したTSパケットを生成して挿入したTSを出力する。
一方、図示していないテレビジョン受信機1が、記録番組の映像と音声およびデータ放送または番組関連情報もTSに格納してDVDレコーダー/プレーヤー301に送信する際には、TSデコーダーA327は、TSを後述するインターフェース装置317から記録ストリーム選択部322を介して入力し、パケットフィルタリングやパケットに格納されているデータの抽出を行い、映像や音声のエレメンタリストリームやデータ放送のBMLデータや番組関連情報を出力する。
また、TSデコーダーA327は、TSデコーダーA327が入力するTSが有料放送番組などにおいてスクランブルされている場合は、スクランブル処理されたTSからデスクランブル用の鍵を生成するための鍵情報を抽出し、ICカード部349に出力する。ICカード部349は入力した鍵情報を基にデスクランブルする為の鍵を挿入されているICカードから取得し、デスクランブル部350に出力する。ICカードは挿抜可能となっておりICカードの挿抜の状態を後述するマイコン320に出力する事もできる。デスクランブル部350はICカードからの鍵を入力し、TSデコーダーA327から入力するスクランブルされているTSを入力し、鍵を用いてデスクランブルした後にTSデコーダーA327に戻す処理を行う。323は記録信号処理部で、記録する際のスクランブル回路および変調回路やレーザー等を含んでおり、TSデコーダーA327から記録用のTSを入力し、後述するマイコン320の制御でDVDディスク324に記録する。325はサーボコントローラで、サーボ制御とディスク324の回転制御やトラッキング等を後述するマイコン320の制御で行う。DVDディスクは青色レーザー対応のDVDディスクなどが考えられる。352はNVRAMであり、放送事業者別の固有情報が記憶されている。ユーザーがDVDレコーダー/プレーヤー301を用いてデータ放送を受信した際のゲームやクイズ番組などで得たポイントや権利が記憶されている。318はリモコンで、DVDレコーダー/プレーヤー301のユーザーインターフェースである。342は録画キーで、受信部D335が受信中の番組をDVDディスク324に録画(記録)したいときに押すキーである。343は再生キーで、ユーザーがDVDディスク324に記録済の番組を再生したいときに押すキーである。351は停止キーで、ユーザーが番組の記録や再生を停止したいときに押すキーである。図示していないが後述するインデックスやデータ放送を操作するための十字キーやdキーなども備えている。319は受光部で、リモコン318からの赤外線信号を入力し電気信号に変換し後述するマイコン320に出力する。320はマイコンで、DVDレコーダー/プレーヤー301の各要素の制御、DVDディスク324のファイルシステム制御を行う。そして、マイコン320は、TSデコーダーA327または後述するTSデコーダーB340の出力するデータ放送のBMLデータや番組表のデータや番組関連情報を入力し、バッファーメモリ321に蓄積するともにそれらの内容を解釈し、バッファーメモリ321の別の領域を用いてデータ放送の画面を描画することや番組表や番組関連情報を描画することなどを行う。また、マイコン320は、NVRAM352に放送事業者別の固有情報に含まれるユーザーがデータ放送のゲームやクイズ番組などで得たポイントや権利を更新する制御も行う。また、マイコン320は、ユーザーが次回受信時にはNVRAM352に記憶されている放送事業者別の固有情報を読み出してユーザーが使用できるように制御する。これらの制御は、図示していないメモリ上に記憶しているプログラムに応じて実行する。329は番組インデックスメモリで、DVDディスク324に記録する番組とDVDディスク上の記録位置および記録ストリームの解像度情報や音声フォーマットの情報をマイコン320の制御で関連付けて記憶するメモリである。例えば番組の開始位置のトラックやセクタ番号を記憶するなどが考えられる。解像度情報や音声フォーマット情報は記録時にTS内の番組関連情報で記述されているビットレートの情報や音声のチャンネル数やサンプリング周波数情報などを参照して、マイコン320は認識できる。345は再生信号処理部で、DVDディスク324から記録されている番組を読み出すする際のピックアップや復調回路やデスクランブル回路等を含み、DVDディスク324から記録されている信号を入力しマイコン320の制御によりTSに変換して出力する。340はTSデコーダーBで、再生信号処理部345から入力するTSを入力し、マイコン320の制御によりパケットフィルタリングやパケットに格納されているデータの抽出を行い、後述するMPEG−2デコーダー346またはサブピクチャデコーダー330に映像や音声のエレメンタリストリームまたはサブピクチャのデータを出力する。また一方、TSデコーダーB340は、データ放送のBMLデータや番組関連情報を格納したTSパケットを後述するインターフェース装置317に出力するとともに格納されているデータ放送のBMLデータや番組関連情報をマイコン520に出力する。328は番組関連情報メモリで、TSデコーダーB340が抽出した再生する番組に関連する番組関連情報をマイコン320の制御で記憶するメモリである。346はMPEG−2デコーダーで、TSデコーダーB340の出力する映像や音声のエレメンタリストリームを入力し、MPEG−2デコード処理を行い映像信号と音声信号を出力する。データ放送表示時には映像をデータ放送の定義ファイルで指定される縮小率あるいは拡大率でスケーリング処理および効果音の生成と音声との合成処理もする。この出力映像信号はデジタルのYUV信号であり音声信号はデジタルのLR信号が考えられる。330はサブピクチャデコーダーで、マイコン320の制御でサブピクチャのデータをYUV信号に変換して出力する。353はOSDコントローラで、マイコン320の制御でバッファーメモリ321に描画した番組関連情報や番組表やデータ放送の画面やGUI画面のデータをYUV信号に変換するとともに、内部に備える同期生成回路の出力する同期信号に合わせて出力する。この同期信号はMPEG−2デコーダーおよびサブピクチャデコーダーにも出力され、それらの出力YUV信号はこの同期信号により同期がかけられる。これのYUV信号はITU−R BT.656−4で示されているような信号が考えられる。347は映像合成部で、MPEG−2デコーダー346およびサブピクチャデコーダー330およびOSDコントローラ353の出力するYUV信号を入力し、OSDコントローラ353を介したマイコン320の制御で合成してYUV信号を出力する。317はインターフェース装置で、テレビジョン受信機1のインターフェース18に備える物理層に対応するIEEE1394またはIEEE802.3またはUSB規格またはHDMIやDVI、IEEE802.11またはUWBなどに則った物理層を備えている。インターフェース装置317は、DVDレコーダー/プレーヤー301が記録済み番組を再生して表示する場合にバスに接続されている図示していないテレビジョン受信機1に出力する為やテレビジョン受信機1が受信する放送番組を記録する際入力する為のインターフェースである。
309はTSインターフェースで、インターフェース装置317の入力信号および出力信号インターフェースの一つである。TSデコーダーB340が出力するBMLデータや番組関連情報を格納したTSパケットを入力する場合と、記録ストリーム選択部322にTSパケットを出力する場合があり。TSパケットは例えば映像や音声のエレメンタリストリームやデータ放送のBMLデータや番組関連情報を格納したパケットが考えられる。310はYUVインターフェースで、インターフェース装置18の入力信号インターフェースの一つでありITU−R BT.656−4で示されているような非圧縮フォーマットのYUV映像の信号を入力する。311はLRインターフェースで、インターフェース装置18の入力信号インターフェースの一つでありI2Sのような非圧縮フォーマットのLR音声の信号を入力する。この例では2チャンネルとしたがチャンネル数を増やして5.1チャンネル対応する場合も考えられる。312はマイコンインターフェースで、インターフェース装置317の各要素を制御するためマイコン320に接続されるとともにBMLデータや番組関連情報などを後述する非同期パケットで送信するデータをマイコン320の制御で入力する。ここで言う番組関連情報とは再生する番組に関連する情報であり、例えばタイトルや概要や出演者などの情報が考えられる。これらの情報は再生する番組のTSからTSデコーダーB340を用いて番組の番組関連情報をマイコン320が抽出する事で生成できる。305は同期送受信部で、受信するサイクルスタートパケットのタイミングに同期した同期パケットの送受信を行う。帯域を保証する為のチャンネルや連続性を確保する為のデータを含む同期パケット用のヘッダーを、送信データに付加するまたは受信データから同期パケット用のヘッダーを削除するプロトコルを備えている。このプロトコルは、一般的にはアイソクロナスプロトコルと呼ばれる。
306はTS送受信部で、送信時はTSインターフェース309の出力するTSパケットに同期パケット用のヘッダーを付加して同期パケット化して後述するLINK303に出力する。または受信時は後述するLINK303から入力する同期パケット用のヘッダーを削除してTSインターフェース309に出力する。307はYUV送信部で、非圧縮の映像信号をYUVインターフェース310から入力し、適切に分割して同期パケット用のヘッダーを付加し後述するLINK303に出力する。映像信号の分割は送信帯域に応じて決定されるライン数毎に行われる事が考えられる。311はLR送信部で、非圧縮の音声信号をLRインターフェース311から入力し、適切に分割して同期パケット用のヘッダーを付加し後述するLINK303に出力する。音声信号の分割は送信帯域に応じて決定されるサンプル数毎に行われる事が考えられる。同期パケット用のヘッダーの例は図12の同期パケットの構成例で既に示した。304は非同期送受信部で、送信時はマイコン320の制御によりマイコンインターフェース312から入力するデータを格納した非同期パケットを生成し前記サイクルスタートパケットと同期せずに後述するLINK303に出力する、また、受信時には後述するLINK303から非同期パケットを入力しマイコンインターフェース312に出力する。非同期送受信部304は、送信時は送信先ノードや自ノードのアドレスなどを含む非同期パケット用のヘッダーをマイコン320の制御により送信データに付加して送信し、受信時は非同期パケット用のヘッダーを削除して出力するプロトコルを備えている。非同期パケット用のヘッダーなどは後述する。一般的にはアシンクロナスプロトコルと呼ばれる。303はLINKで、送信時は同期送受信部305および非同期送受信部304からの送信パケットを入力し、後述するPHY302に適するデータに変換し出力する。または受信時はPHY302からの入力データを同期送受信部305および非同期送受信部304に適するデータに変換して出力する。302はPHYで、IEEE1394またはIEEE802.3またはUSB規格またはHDMI規格、IEEE802.11またはUWBなどに則った物理層であり外部の図示していないテレビジョン受信機1が接続されているバスに接続される。314はノード識別情報メモリで、バス上に接続されている装置の中でDVDレコーダー/プレーヤー301を識別する為のノード番号およびバス上に接続されている図示しないテレビジョン受信機1のノード番号が記憶されている。バスに接続されている装置のノード番号は、バスのコンフィギュレーション時に非同期送受信部304などから受信可能であり、マイコン320はDVDレコーダー/プレーヤー301自身のノード番号やテレビジョン受信機1などのノード番号を読み取り認識できる。なおバスに接続されているテレビジョン受信機1およびDVDレコーダー/プレーヤー301とノード番号の関連付けは装置の属性を示す情報が各ノードからマイコン320の制御で受信部を介して取得可能であるため可能である。315はチャンネル識別情報メモリで、DVDレコーダー/プレーヤー301と図示しないテレビジョン受信機1間に確保される伝送チャンネルを識別する情報が記憶されている。例えばインターフェース装置317のTS送受信部を用いて同期パケットで映像や音声のデータやBMLデータ/番組関連情報を伝送する場合、アイソクロナスプロトコルではそれぞれの同期パケットの送信時にノード間で論理的なチャンネルを確保する為にチャンネル番号が割り振られるため、マイコン320は図示しないテレビジョン受信機1間に確保されたチャンネル番号を認識できる。354はコマンド書式メモリで、図10または図11を用いて後述する記録番組の映像情報と記録番組の音声情報と伝送チャンネルとの関連付けを示したコマンドの書式を記憶している。
なお、構成において、アナログテレビジョン放送を受信する受信部と復調部とMPEG−2エンコーダを新たに備えアナログテレビジョン放送をTSに変換してDVDディスク324に記録する場合も考えられる。また、受信番組を放送波から受信する場合を示したが、アンテナ337の代わりにインターネットなどのネットワークに接続されるブロードバンドルーターを設置し、受信部D335はネットワーク上アドレスによりネットワーク上から選択して受信する場合も考えられる。
また、TSデコーダーA327とTSデコーダーB340は同一のTSデコーダー内に統合される場合もある。
また、BMLはHTMLやXML等の他の文書様式であっても良い。DVDディスク324は赤色レーザー対応DVDやHDDなどのその他の記録デバイスでも良い。その場合はTSデコーダーB340、サブピクチャデコーダー330、MPEG−2デコーダー346はプログラムストリーム対応も可能とし、TSデコーダーA327はTSをプログラムストリームに変換可能とする。
また、TSインターフェースとYUVインターフェースとLRインターフェースは同一のインターフェース装置317に備える例を示したが、それらのインターフェースや関わる送受信部はテレビジョン受信機1に対応させて別々のLINKや物理層を持つインターフェースに分割する場合もあり得る。例えばTSインターフェース309、TS送受信部306、マイコンインターフェース312、非同期送受信部304、ノード識別情報メモリ314、チャンネル識別情報メモリ315がIEEE1394インターフェースやUSBインターフェースやIEEE802.3インターフェースに備えられ、YUVインターフェース310、LRインターフェース311、YUV受信部307、LR受信部308がHDMIインターフェースやアナログ映像/音声インターフェースに備えられる場合も考えられる。アナログインターフェースの場合はLINK29やアシンクロナスプロトコルは必要としないが、YUVインターフェース310およびLRインターフェース311の前段にDACが配置される。
次に実施の形態1の動作について図面を参照しながら説明する。本発明のテレビジョン受信機1とDVDレコーダー/プレーヤー3間の映像と音声とBMLデータ/番組関連情報の伝送は、単一のインターフェースにより非圧縮フォーマットの映像および音声と圧縮フォーマットのBMLデータ/番組関連情報とに伝送チャンネルを分けて伝送する形態と、非圧縮フォーマットの映像および音声用のインターフェースと圧縮フォーマットのBMLデータ/番組関連情報用のインターフェースとの2つのインターフェースに分けて伝送する形態が可能である。また、BMLデータ/番組関連情報の伝送フォーマットは、伝送するインターフェースあるいはチャネルに応じて圧縮フォーマットあるいは非圧縮のフォーマットあるいは非同期パケットフォーマットが選択可能である。それらの伝送形態ならびに伝送フォーマットは、ユーザーが予めテレビジョン受信機1とDVDレコーダー/プレーヤー3間の接続形態、伝送フォーマットを初期設定しておくことにより、双方のマイコンは認識可能である。双方のマイコンは、接続形態に最適な制御を実行する。以降の説明は、それぞれの接続形態における動作、マイコンの制御方法について示す。
図2と図14と図16を用いてDVDレコーダー/プレーヤー301が再生する番組をテレビジョン受信機1が表示する第一の例を説明する。図2はDVDレコーダー/プレーヤー301が送信する記録番組の映像と音声をテレビジョン受信機1が表示する際、図14および図16はDVDレコーダー/プレーヤー301が記録番組を再生し映像と音声を出力する際の動作例である。この例では、テレビジョン受信機1とDVDレコーダー/プレーヤー301間のインターフェースを単一化して接続する構成であり、BMLデータ/番組関連情報の伝送フォーマットはTSの場合の動作を説明する。図2において、まずユーザーがテレビジョン受信機1のリモコン34の再生キー42を用いてDVDレコーダー/プレーヤー301の再生を指示する操作を行った場合(STEP1)、マイコン16は、光部39からの信号を解釈し再生コマンドを生成して、インターフェース装置18の非同期送受信部30を用いて再生コマンドを格納した非同期パケットをDVDレコーダー/プレーヤー301に送信する(STEP2)。次にマイコン16は、DVDレコーダー/プレーヤー301から返信される再生される番組に関わる映像と音声とBMLデータ/番組関連情報と伝送チャンネルとの関連付けを示したデータを格納したパケットの受信を待つ(STEP3)。図14において、DVDレコーダー/プレーヤー301は、STEP2で送信されたコマンドを非同期送受信部304を用いて受信し、マイコン320は再生コマンドを解釈する。(STEP201)マイコン320は、番組インデックスメモリ329に記憶されているデータを検索し、再生する番組の開始位置を確認し再生の準備を行う。この場合再生する番組は、直前に記録された番組でもSTEP201で受信したコマンド内で指示されている番組でも良い(STEP202)。マイコン320は、番組インデックスメモリ329に記憶されている再生する番組に関わる映像の解像度情報や音声フォーマット情報を読み出し、映像や音声をデコードした後の非圧縮信号の帯域をそれぞれ推定し、デコード後の非圧縮信号の映像や音声をテレビジョン受信機1に送信する為に必要な帯域をそれぞれ確保する送信チャンネルをそれぞれ獲得する(STEP203)。また、マイコン320は、番組関連情報やBMLデータを格納したTSパケットに必要な伝送帯域も解像度情報から推定し、番組関連情報やBMLデータを格納したTSストリームをテレビジョン受信機1に送信する為に必要な帯域を確保する送信チャンネルを獲得する。帯域やチャンネルの確保は、図示しないチャンネルや帯域を管理しているマスターノードから獲得する事がアイソクロナスプロトコルでは考えられる(STEP204)。マイコン320の制御でサーボコントローラ325や再生信号処理部345は、DVDディスク324に記録済みの番組を開始位置から読み出して出力する。マイコン320の制御でTSデコーダーB340は、映像と音声のMPEG−2エレメンタリストリームおよびサブピクチャデータを抽出しMPEG−2デコーダー346およびサブピクチャデコーダー330に出力するとともに、BMLデータと番組関連情報のパケットと格納されているデータを抽出しパケットをインターフェース装置317に出力するとともに、BMLデータと番組関連情報をマイコン320に出力する(STEP205)。
ここでBMLデータと番組関連情報のパケットをインターフェース装置317に出力する際のTSデコーダーB340の動作について図22を用いて説明する。図22ではTSデコーダーB340が入力するTSから再生する番組である番組AのBMLデータと番組関連情報のパケットを抽出する動作を示している。図22の横方向は時間である。番組A(映像)は番組Aの映像のエレメンタリストリームが格納されたTSパケットであり、番組A(音声)は番組Aの音声のエレメンタリストリームが格納されたTSパケットである。番組A(BML)は番組Aに関わるデータ放送のBMLデータが格納されたTSパケットであるSITは、記録番組の番組関連情報が格納されているTSパケットで、DVDレコーダー/プレーヤー301が受信した番組を記録する際にマイコン320の制御でTSデコーダーA327を用いて挿入される場合と、テレビジョン受信機1が受信した番組を記録する際にマイコン16の制御で挿入部25を用いて挿入される場合がある。番組Bは再生番組とは別番組のTSパケットである。TSデコーダーB340はPIDフィルタリングの機能を備えており、マイコン320の制御によりインターフェース装置317に出力するTSパケットのPIDを設定しそのTSパケットのみをインターフェース装置317に出力する。この場合は番組A(BML)のPIDとSITのPIDが設定されておりそれ以外のPIDを持つその他のTSパケットはフィルタリングされる。図22の説明は終了する。
図14において、MPEG−2デコーダー346とサブピクチャデコーダー330は、それぞれ復号してYUV信号とLR信号を生成する(STEP206)。マイコン320は復号され合成されたYUV信号およびLR信号を、インターフェース装置317のYUV送信部307およびLR送信部308を用いて同期パケットに格納して、テレビジョン受信機1にそれぞれ獲得したチャンネルを介して送信するよう制御する(STEP207)。一方、マイコン320は、図16で示すようにマイコン320は並行して再生する番組の映像や音声そして後述するように番組関連情報やBMLデータを送信するために獲得したそれぞれの伝送チャンネルを関連付けるデータを生成し、非同期送受信部304を用いて非同期パケットに格納してテレビジョン受信機1に送信する(STEP221)。
STEP221などで前述したしたそれぞれの伝送チャンネルを関連付けを伝送するための非同期パケットの例を図10と図11を用いて詳細を説明する。図10はアシンクロナスプロトコルにおける非同期パケットの構成を示した図である。横方向は32ビットのデータ行を示しており、縦方向はデータ行の連続を示している。上位3行はパケットにおけるヘッダー領域を示しており、それ以下はデータ領域を示している。送信先IDとは送信先ノード番号が格納されているフィールドであり、パケットタイプ識別情報とはこのパケットが非同期パケットであることを示す情報が格納されているフィールドであり、送信元IDとは送信元ノード番号が格納されているフィールドであり、予約領域とは将来の拡張に備え未使用のフィールドであり、ヘッダーCRCとは上記フィールドのCRCデータが格納されるフィールドである。以上が非同期パケット用のヘッダーである。
以降はデータ領域であるが、映像チャンネルとは映像が送信される論理チャンネルを示すフィールドであり、音声チャンネルとは音声が送信されるバス上の論理チャンネルを示すフィールドであり、BML/関連情報チャンネルとはBMLや番組関連情報が送信されるバス上の論理チャンネルを示すフィールドであり、データ領域とはその他データが格納されるフィールドであり、データCRCとは非同期パケット全体のCRCデータが格納されるフィールドである。ここでDVDレコーダー/プレーヤー301のマイコン320は、再生時に再生する番組に関連する映像と音声とBMLデータと番組関連情報と伝送チャンネルとの関連付けを示す情報をこれらのフィールド格納してテレビジョン受信機1に送信する。格納するデータは、例えば全ての情報が同じインターフェースから同じ伝送フォーマットで受信する場合はそれぞれのチャンネル識別情報のみが格納される。または異なるインターフェースから受信する場合はそれぞれのインターフェースとフォーマットを識別する情報とインターフェースにおけるチャンネル識別情報が格納される場合が考えられる。また送信先IDと送信元IDの情報は、DVDレコーダー/プレーヤー301自身のノード番号とテレビジョン受信機1のノード番号との関連付けに使われる。
図11の場合も図10と同様な非同期パケットの構成を示すものであるが、図11は、図10と異なりBMLデータや番組関連情報の伝送パケットが映像と音声の伝送チャンネルを伝送するパケットを兼ねる場合であり、データ領域に加えてBMLデータや番組関連情報が格納されている。なお、図10と図11の非同期パケットの構成において、それぞれのチャンネルを示すフィールドはデータ領域の先頭である必要は無く例えば最後や中間であっても良く、またデータ領域中のリザーブ領域であっても良い。図10と図11の説明を終了する。
図16において、マイコン320は、STEP205で抽出したBMLデータや番組関連情報のパケットをインターフェース装置317のTS送受信部306を用いて同期パケットに格納し、テレビジョン受信機1にSTEP204で獲得したチャンネルを介して送信するよう制御する(STEP222)。
図23を用いてバス上送信パケットの多重形態を説明する。図23の横軸は時間であり上段図右と下段図左は時間的に繋がっている。バス上では、予め定義される所定の時間間隔の同期タイミングがサイクルスタートパケットにより与えられており、図23ではその2サイクルを示した。Aは非圧縮フォーマットのYUV信号を格納して同期パケット用のヘッダーを付加した同期パケットであり、送信用チャンネルが与えられており、毎サイクルの送信帯域が保証されている。Bは非圧縮フォーマットのLR信号を格納して同期パケット用のヘッダーを付加した同期パケットであり、送信用チャンネルが与えられており、毎サイクルの送信帯域が保証されている。OPはBMLデータOと番組関連情報Pにより構成されるTSを格納して同期パケット用のヘッダーを付加した同期パケットであり、送信用チャンネルが与えられており毎サイクルの送信帯域が保証されている。Cは再生する番組の映像や音声そして番組関連情報やBMLデータを送信するために獲得したそれぞれのチャンネルの関連付けを示するデータを格納し、非同期パケット用ヘッダーを付加した非同期パケットである。非同期パケットであるCは送信チャンネルは与えられておらず必ずしも毎サイクル送信されるものではない。これらのパケットは時間軸上に多重化されて同一のバスに送信される。例えば映像と音声は非圧縮フォーマットで同期パケットに格納し、MPEG−2 TSパケットフォーマット化されたBMLデータや番組関連情報は非同期パケットに格納し共に同一のIEEE1394インターフェースやIEEE802.3インターフェースやUSBインターフェースやIEEE802.11インターフェースやUWBインターフェースより送信する場合が考えられる。図23の説明を終了する。
図2において、その後テレビジョン受信機1は、映像や音声そして番組関連情報やBMLデータを送信するために獲得したそれぞれのチャンネルの関連付けを示すデータを格納した非同期パケットを受信し、マイコン16は再生される番組に関わる映像と音声とBMLデータと関連情報の関連付けと伝送チャンネルを認識する(STEP4)。YUV受信部27やLR受信部28がSTEP207で送信された映像や音声の同期パケットを受信すると(STEP5)、マイコン16は、その伝送チャンネルがSTEP4で認識した映像と音声を伝送するチャンネルと確認し、再生した番組の映像や音声と認識して、映像スイッチ9と音声スイッチ12をインターフェース装置18側に切り替えて(STEP6)、受信する映像や音声を表示するように制御する(STEP7)。なお、マイコン16の制御により映像と音声の関連付けを示す非同期パケットを要求するコマンドをSTEP2でDVDレコーダー/プレーヤー301に送信する場合も考えられる。
以上の説明から分かるようにこの例では、DVDレコーダー/プレーヤー301のマイコン320において、番組関連情報やBMLデータは、デコードされず、圧縮フォーマットで送信されている。
次に図3と図15と図16を用いてDVDレコーダー/プレーヤー301の再生する番組をテレビジョン受信機1が表示する第二の例を説明する。図3はDVDレコーダー/プレーヤー301が出力する映像と音声をテレビジョン受信機1が表示する際、図15および図16はDVDレコーダー/プレーヤー301が映像と音声を再生する際の例である。
この例では、テレビジョン受信機1とDVDレコーダー/プレーヤー301間のインターフェースを2つに分けて接続する構成であり、BMLデータ/番組関連情報の伝送フォーマットはTSの場合の動作を説明する。例えば、テレビジョン受信機1とDVDレコーダー/プレーヤー301におけるTSインターフェース19、309、挿入部25、TS送受信部26、306、マイコンインターフェース22、312、非同期送受信部30、304、番組関連情報メモリ23、ノード識別情報メモリ32、314、チャンネル識別情報メモリ36、315がIEEE1394インターフェース装置あるいはUSBインターフェース装置あるいはIEEE802.3インターフェース装置に備えられ、YUVインターフェース20、310、LRインターフェース21、311、YUV受信部27、307、LR受信部28、308が別のHDMIインターフェース装置に備えられる場合やYUVインターフェース20、310、LRインターフェース21、311がアナログ映像/音声インターフェースに備えられる場合を説明する。図15においてユーザーがDVDレコーダー/プレーヤー301のリモコン318を用いて記録されている番組の再生操作をした場合、マイコン320は、再生操作を解釈する(STEP211)。マイコン320は、番組インデックスメモリ329に記憶されているデータを検索し、番組の読み出し開始位置を確認し、再生の準備を行う(STEP212)。マイコン320は、番組インデックスメモリ329に記憶されている解像度情報や音声フォーマット情報を読み出し、解像度情報を基に番組関連情報やBMLデータを格納したTSパケットの必要な伝送帯域をそれぞれ推定し、番組関連情報やBMLデータを格納したTSをテレビジョン受信機1に送信する為に帯域を確保する伝送チャンネルを獲得する。帯域やチャンネルの確保は、図示しないチャンネルや帯域を管理しているマスターノードから獲得する事が考えられる。TSストリームの帯域の推定は、記録する時のビットレート情報を基にそれ以下に推定可能である(STEP214)。マイコン320の制御によりサーボコントローラ325や再生信号処理部345は、再生番組の開始位置からDVDディスク324に記録済みの番組を読み出して出力する。マイコン320の制御でTSデコーダーB340は、映像と音声のMPEG−2エレメンタリストリームおよびサブピクチャデータを抽出し、MPEG−2デコーダー346およびサブピクチャデコーダー330に出力する。そして、TSデコーダーB340は、BMLデータと番組関連情報を格納したTSパケットそして格納されているBMLデータや番組関連情報を抽出し、TSパケットをインターフェース装置317に出力する。そして、データをマイコン320に出力する(STEP215)。MPEG−2デコーダー346とサブピクチャデコーダー330は、それぞれ復号し、YUV信号とLR信号を生成する(STEP216)。マイコン320は、復号され合成されたYUV信号およびLR信号をHDMIの物理層を備えたインターフェース装置317のYUV送信部307およびLR送信部308、あるいはアナログの映像/音声インターフェースを用い、テレビジョン受信機1に出力するよう制御する(STEP217)。
図3においてテレビジョン受信機1のマイコン16は、非同期送受信部30を用いてDVDレコーダー/プレーヤー301が再生状態に移行したことを認識する(STEP11)。IEEE1394などでは非同期パケットを用いたノードの状態を読み出すコマンドや状態を通知するコマンドが規格化されており、そのコマンドを用いて認識可能である。次にマイコン16は、再生する番組に関わる映像と音声とBMLデータと番組関連情報と伝送チャンネルとの関連付けをDVDレコーダー/プレーヤー301に対し問い合わせるコマンドを生成し、非同期送信部30を用いてDVDレコーダー/プレーヤー301に送信する(STEP12)。マイコンは非同期パケットでの返信を待つ(STEP13)。
図16において、DVDレコーダー/プレーヤー301は、テレビジョン受信機1から送信される映像と音声とBMLデータと番組関連情報の伝送チャンネルを問い合わせるコマンドを格納した非同期パケットを非同期受信部304が受信する。その後、マイコン320はそのコマンドを解釈し、マイコン320は再生する番組の映像や音声そして番組関連情報やBMLデータを送信するために獲得したそれぞれの伝送チャンネルを関連付けるデータを生成し、非同期送受信部304を用いてテレビジョン受信機1に送信する(STEP221)。この例では映像や音声についてはHDMIインターフェースあるいはアナログ映像/音声インターフェースを識別する情報が格納される。この情報は予め決めておくことでテレビジョン受信機1は認識可能である。またマイコン320は、STEP216で抽出したBMLデータや番組関連情報のパケットをインターフェース装置317のTS送受信部306を用いて同期パケットに格納し、テレビジョン受信機1にそれぞれ獲得した伝送チャンネルからIEEE1394インターフェースを介して送信するよう制御する(STEP222)。
図3においてテレビジョン受信機1はSTEP221で送信された非同期パケットを受信後、番組に関わる映像と音声とBMLデータと番組関連情報の伝送チャンネルを認識する(STEP14)。STEP14での認識に則りテレビジョン受信機1は、映像と音声をHDMIインターフェースあるいはアナログインターフェースから非圧縮フォーマットで入力する。BMLデータと番組関連情報はIEEE1394インターフェースよりMPEG−2 TSパケットで受信するように、マイコン16は、映像スイッチ9と音声スイッチ12をHDMIの物理層を備えるインターフェース装置18側あるいはアナログインターフェース側に切り替えるとともに、IEEE1394の物理層を備えるもう一つのインターフェース装置18からのBMLデータや番組関連情報の受信の準備を行う(STEP16)。また、HDMIインターフェース装置18から受信する映像と音声を表示するように制御する(STEP17)。
以上の説明から分かるようにこの例では、DVDレコーダー/プレーヤー301のマイコン320において、番組関連情報やBMLデータは、デコードされず、圧縮フォーマットで送信されている。
次にDVDレコーダー/プレーヤー301が再生する番組のデータ放送画面や番組関連情報をテレビジョン受信機1が表示する第一の例を図4を用いて説明する。テレビジョン受信機1とDVDレコーダー/プレーヤー301間のインターフェースを単一化する構成であり、BMLデータ/番組関連情報の伝送フォーマットはTSの場合の例である。STEP222で送信されるBMLデータと番組関連情報をTS送受信部26で受信した場合の動作を説明する(STEP21)。この場合の伝送チャンネルは図10と図11を用いて前述したSTEP3やSTEP13で受信する非同期パケットにより認識可能である。STEP6あるいはSTEP16の後に、ユーザーがテレビジョン受信機1のリモコン34のdキー47を押してデータ放送表示の指示を行った場合(STEP22)、マイコン16は、その指示を解釈してSTEP21においてインターフェース装置18のTSインターフェース19より受信するBMLデータを、TSデコーダー7を用いて入力し、BML定義ファイルを解釈すると共にその定義に応じたデコードを施し、バッファーメモリ17にデータ放送の先頭画面を描画する制御を行う。
次にマイコン16は、OSDコントローラ46を用いて描画したデータ放送の先頭画面のデータを画素データに変換して表示する制御を行う。また、定義ファイルに映像のスケーリング指示が示されていた場合は、マイコン16は、STEP5やSTEP15において非圧縮フォーマットで受信する映像のデータを、YUVスケーリング部48を用いて定義ファイルの指示に応じたスケーリング処理を行い、STEP7やSYEP17でデータ放送の先頭画面と合成して表示するように制御する。
また定義ファイルに効果音の出力指示が示されていた場合は、マイコン16は、STEP5やSTEP15において非圧縮フォーマットで受信する音声のデータにAVデコーダー8を用いて生成した効果音を、STEP7やSTEP17において音声合成部49を用いて合成して出力するように制御する(STEP23)。その後ユーザーはリモコン34を用いてデータ放送の画面を操作しページ送り等を行うことができるが、リモコン34のdキー47を押してデータ放送画面の表示を止める指示を行った場合(STEP24)、マイコン16は、データ放送画面のデコードおよび表示そして映像のスケーリングそして効果音の生成および合成を終了制御する(STEP28)。一方STEP6あるいはSTEP16の後に、ユーザーがリモコン34の番組情報表示キー43を押して番組関連情報表示の指示を行った場合(STEP25)、マイコン16はその指示を解釈して、STEP21においてインターフェース装置18のTSインターフェース19より受信する番組関連情報をTSデコーダー7を用いて入力し、情報の内容を解釈すると共にバッファーメモリ17に所定の様式で番組関連情報を描画する制御を行う。次にマイコン16は、OSDコントローラを用いて描画データを画素データに変換して表示する制御を行う(STEP26)。その後ユーザーはリモコン34を用いて番組関連情報の表示画面をスクロール等を行うことができるが、リモコン34の戻るキー44を押して番組関連情報の表示を止める指示を行った場合(STEP27)、マイコン16は、番組関連情報の表示を終了制御する(STEP29)。
以上の説明から分かるようにこの例では、テレビジョン受信機1のマイコン16において、番組関連情報やBMLデータは、デコードされている。
次に再生する番組の番組関連情報を表示する第二の例を図5と図17を用いて説明する。テレビジョン受信機1とDVDレコーダー/プレーヤー301間のインターフェースを単一化する構成であり、番組関連情報の伝送フォーマットは非同期パケットの場合の例である。
図5はDVDレコーダー/プレーヤー301が送信する番組関連情報をテレビジョン受信機1が表示する際、図17はDVDレコーダー/プレーヤー301が番組関連情報を送信する際の例である。またテレビジョン受信機1が非圧縮フォーマットで受信する映像と音声のデータと別の伝送チャンネルから番組関連情報を非同期送受信部30で受信する例である。STEP6あるいはSTEP16の後に図5において、ユーザーがDVDレコーダー/プレーヤー301から受信する非圧縮フォーマットの映像/音声に関連した番組関連情報の表示をテレビジョン受信機1のリモコン34の番組情報表示キー43を押して指示すると(STEP31)、マイコン16はその指示を解釈し、現在非圧縮フォーマットで受信している映像/音声に関連する番組関連情報を送信要求するコマンドを生成し、非同期送受信部30を用いて非同期パケット化してDVDレコーダー/プレーヤー301に送信する。図10や図11で示したような映像や音声のチャンネルを指定する情報と共に非同期パケットに格納して送信することにより、所望する番組関連情報と再生番組の関連付けもDVDレコーダー/プレーヤー301に通知することができる(STEP32)。その後返信を待つ(STEP33)。
図17において、DVDレコーダー/プレーヤー301はSTEP32で送信された非同期パケットを非同期送受信部304を用いて受信し、マイコン320は、映像/音声に関連する番組関連情報を送信要求するコマンドであること、そして前記所望する番組関連情報と再生番組の関連付けを解釈する(STEP231)。マイコン320は再生中の番組の番組関連情報を番組関連情報メモリ328より読み出し、映像と音声と伝送チャンネルとを関連付ける情報と番組関連情報を非同期送受信部304を用いて、図10や図11で示したような非同期パケットに格納して、テレビジョン受信機1に返信するように制御する(STEP232)。
図5においてDVDレコーダー/プレーヤー301からSTEP232で返信される非同期パケットを受信すると(STEP33)、マイコン16は、受信している映像/音声との関連付けを確認するが、先にSTEP4あるいはSTEP14で認識した番組関連情報の関連付けを更新する。確認後マイコン16はSTEP33で受信した非同期パケットに格納されている番組関連情報を非同期送受信部30を用いて読み出して内容を認識し、OSDコントローラ46を用いて表示する制御を行う(STEP34)。その後ユーザーはリモコン34を用いて番組関連情報の表示画面をスクロール等を行うことができるが、リモコン34の戻るキー44を押して番組関連情報の表示を止める指示を行った場合(STEP35)、マイコン16は、番組関連情報の表示を終了制御する(STEP36)。
以上の説明から分かるようにこの例では、テレビジョン受信機1のマイコン16において、番組関連情報は、デコードされている。また、DVDレコーダー/プレーヤー301のマイコン320において、番組関連情報は、デコードされていない。
次に再生する番組の番組関連情報を表示する第三の例を図6と図18を用いて説明する。テレビジョン受信機1とDVDレコーダー/プレーヤー301間のインターフェースを単一化する構成であり、BMLデータ/番組関連情報の伝送フォーマットは非圧縮フォーマットの場合の例である。図6はDVDレコーダー/プレーヤー301が送信する番組関連情報をテレビジョン受信機1が表示する際、図18はDVDレコーダー/プレーヤー301が番組関連情報を送信する際の例である。また番組関連情報は非圧縮フォーマットで受信する映像と音声のデータと同一の伝送チャンネルからYUV受信部27で受信する例である。例えば映像と音声をHDMIインターフェースあるいはアナログ映像/音声インターフェースを介して受信する場合も考えられる。
図6においてユーザーがテレビジョン受信機1のリモコン34を用いて非圧縮フォーマットで受信する映像/音声に関連する番組関連情報の表示をリモコン34の番組情報表示キー43を押して指示すると(STEP41)、マイコン16はその指示を解釈し、STEP5あるいはSTEP15において、非圧縮フォーマットで受信している映像/音声に関連する番組関連情報を表示要求するコマンドを生成し、非同期送受信部30を用いて非同期パケット化してDVDレコーダー/プレーヤー301に送信する。図10や図11で示したような映像や音声のチャンネルを指定する非同期パケットを送信することで、所望する番組関連情報と再生番組の関連付けもDVDレコーダー/プレーヤー301に通知できる(STEP42)。
図18においてDVDレコーダー/プレーヤー301は番組関連情報を表示要求するコマンドと関連付けのデータを非同期送受信部304を用いて受信し、マイコン320は、映像/音声に関連する番組関連情報を送信要求するコマンドであること、そして前記所望する番組関連情報と再生番組の関連付けを解釈する(STEP241)。マイコン320は再生中の番組の番組関連情報を番組関連情報メモリ328より読み出し、OSDコントローラ353と映像合成部347を用いて映像に合成して送信するように制御する(STEP242)。その後ユーザーは番組関連情報を見ながらリモコン34を用いて番組関連情報の表示画面のスクロール等を、STEP42と同様にマイコン16の制御で操作コマンドを格納した非同期パケットをDVDレコーダー/プレーヤー301に送信することで行うことができるが、リモコン34の戻るキー44を押して番組関連情報の表示を止める指示を行った場合(STEP44)、マイコン16は、STEP42と同様に番組関連情報の表示を終了するコマンドを格納した非同期パケットを、DVDレコーダー/プレーヤー301に送信する(STEP36)。DVDレコーダー/プレーヤー301は番組関連情報を表示終了要求するコマンドと関連付けのデータを受信し、マイコン320は、再生中である番組の番組関連情報の表示終了要求を認識し(STEP243)、STEP242での番組関連情報の画面の送信を終了制御する(STEP244)。
以上の説明から分かるようにこの例では、テレビジョン受信機1のマイコン16において、番組関連情報は、デコードされていない。また、DVDレコーダー/プレーヤー301のマイコ320において、番組関連情報は、デコードされている。
次に再生する番組に関わるデータ放送の画面を表示する第一の例を図7と図19を用いて説明する。テレビジョン受信機1とDVDレコーダー/プレーヤー301間のインターフェースを2つに分ける構成であり、BMLデータ/番組関連情報の伝送フォーマットは非同期パケットの場合の例である。図7はDVDレコーダー/プレーヤー301が送信するデータ放送のBMLデータをテレビジョン受信機1が表示する際、図19はDVDレコーダー/プレーヤー301がBMLデータを送信する際の例である。またテレビジョン受信機1がBMLデータを非圧縮フォーマットで受信する映像と音声のデータと別の伝送チャンネルから非同期送受信部30で受信する例である。
図7においてユーザーがテレビジョン受信機1のリモコン34を用いて非圧縮フォーマットで受信する映像/音声に関連するデータ放送の表示を、リモコン34のdキー47を押して指示すると(STEP51)、マイコン16は、その指示を解釈し、現在非圧縮フォーマットで受信している映像/音声に関連するデータ放送を構成するBMLデータを送信要求するコマンドを生成し、非同期送受信部30を用いて非同期パケット化してDVDレコーダー/プレーヤー301に送信する。図10や図11で示したような映像や音声のチャンネルを指定する非同期パケットを送信することで、所望するBMLデータと再生番組の関連付けもDVDレコーダー/プレーヤー301に通知できる(STEP52)。その後返信を待つ(STEP53)。
図19においてDVDレコーダー/プレーヤー301は、STEP52で送信された非同期パケットを非同期送受信部304を用いて受信し、マイコン320は、映像/音声に関連するBMLデータを送信要求するコマンドを認識し、前記所望するBMLデータと再生番組の関連付けを解釈する(STEP251)。マイコン320は、STEP205で再生中の番組に関わるBMLデータをTSデコーダーB340より入力し、バッファーメモリ321に蓄積しているので、映像と音声と関連付ける情報と蓄積されているBMLデータを、非同期送受信部304を用いて図10や図11で示したように非同期パケット化してテレビジョン受信機1に返信するように制御する(STEP252)。
図7において、テレビジョン受信機1は、DVDレコーダー/プレーヤー301からSTEP252で返信される非同期パケットを受信すると(STEP53)、マイコン16は、受信している映像/音声との関連付けを確認するが、先にSTEP4あるいはSTEP14で認識した関連付けを更新する。関連付けを確認後、マイコン16は格納されているBMLデータを非同期送受信部30を用いて読み出してBML定義ファイルを解釈すると共に、その定義に応じたデコードを施しバッファーメモリ17にデータ放送の先頭画面を描画する制御を行う(STEP54)。次にマイコン16は、OSDコントローラ46を用いてSTEP54での描画データを画素データに変換して表示する制御を行う。また定義ファイルに映像のスケーリング指示が示されていた場合は、マイコン16は、STEP5あるいはSTEP15において非圧縮フォーマットで受信する映像のデータを、YUVスケーリング部48を用いて定義ファイルの指示に応じたスケーリング処理を行い、データ放送の先頭画面と合成して表示するように制御する。また定義ファイルに効果音の出力指示が示されていた場合は、マイコン16は、STEP5あるいはSTEP15において非圧縮フォーマットで受信する音声のデータにAVデコーダー8を用いて生成した効果音を、音声合成部49を用いて合成して出力するように制御する(STEP55)。その後ユーザーはリモコン34を用いてデータ放送の画面を操作しページ送り等を行うことができるが、リモコン34のdキー47を押してデータ放送画面の表示を止める指示を行った場合(STEP56)、マイコン16は、データ放送画面のデコードおよび表示そして映像のスケーリングそして効果音の生成および合成を終了する(STEP57)。
以上の説明から分かるようにこの例では、テレビジョン受信機1のマイコン16において、BMLデータは、デコードされている。また、DVDレコーダー/プレーヤー301のマイコ320において、BMLデータは、デコードされていない。
次に再生する番組に関わるデータ放送を表示する第二の例を図8と図20を用いて説明する。テレビジョン受信機1とDVDレコーダー/プレーヤー301間のインターフェースを単一化する構成であり、BMLデータ/番組関連情報の伝送フォーマットは非圧縮フォーマットの場合の例である。図8はDVDレコーダー/プレーヤー301が送信するデータ放送の画面をテレビジョン受信機1が表示する際、図20はDVDレコーダー/プレーヤー301がデータ放送画面を送信する際の例である。またテレビジョン受信機1がデータ放送のデコード後の画面を非圧縮フォーマットで受信する映像と音声のデータと同一の伝送チャンネルからYUV受信部27およびLR受信部28で受信する例である。例えばHDMIインターフェースやアナログ映像/音声インターフェースから受信する事も考えられる。
図8においてユーザーが非圧縮フォーマットで受信する映像/音声に関連するデータ放送の表示をテレビジョン受信機のリモコン34のdキー47を押して指示すると(STEP61)、マイコン16はその指示を解釈し、現在非圧縮フォーマットで受信している映像/音声に関連するデータ放送の先頭画面を表示要求するコマンドを生成し、非同期送受信部30を用いて非同期パケット化して、DVDレコーダー/プレーヤー301に送信する。図10や図11で示したような映像や音声のチャンネルを指定する非同期パケットを送信することで所望するデータ放送画面と再生番組の関連付けもDVDレコーダー/プレーヤー301に通知しても良い(STEP62)。マイコン16は、ユーザーが過去にテレビジョン受信機1で受信したデータ放送やその他のクイズ番組や懸賞番組などを受信して獲得したNVRAM52に記憶されている放送事業者別の固有情報に含まれるポイントや権利を読み出し、非同期送受信部30を用いて非同期パケットに格納してDVDレコーダー/プレーヤー301に送信する(STEP63)。
図20においてDVDレコーダー/プレーヤー301はSTEP63で送信されるパケットを、非同期送受信部304を用いて受信する。パケットに格納されているテレビジョン受信機1のNVRAM52の放送事業者別の固有情報のデータを使用する事により、記録された番組を再生する際にも、データ放送デコード時にユーザーが過去にテレビジョン受信機1を用いて受信時に獲得したポイントや権利を適用することができる。
また、DVDレコーダー/プレーヤー301は非同期送受信部304を用いてSTEP62で送信されたデータ放送画面を表示要求するコマンドと関連付けのデータを受信し、STEP205あるいはSTEP215で再生中である番組のデータ放送画面の表示要求と認識する(STEP261)。マイコン320は、再生中の番組に関わるBML定義ファイルやBMLデータをTSデコーダーB340から入力し、定義ファイルを解釈するとともに、その定義に応じたデコードをマイコン320が施し、STEP261で受信するテレビジョン受信機1のNVRAM52のデータ内容を適用させて、再生中の番組の映像にデータ放送の先頭画面をBML定義ファイルで示されている様式でOSDコントローラ353や映像合成部347を制御して合成する。
また、定義ファイルに映像のスケーリング指示が示されていた場合は、マイコン320は、STEP206あるいはSTEP216においてデコードする映像のデータを、MPEG−2デコーダー346を用いて定義ファイルの指示に応じたスケーリング処理を行いデータ放送の先頭画面と合成して表示するように制御する。
また定義ファイルに効果音の出力指示が示されていた場合は、マイコン320は、STEP206あるいはSTEP216においてデコードする音声のデータにMPEG−2デコーダー346を用いて生成した効果音を合成して出力するように制御する(STEP262)。マイコン320は、STEP261で受信したテレビジョン受信機1のNVRAM52の放送事業者別の固有情報のデータをNVRAM352に書き込み更新する(STEP263)。その後ユーザーはリモコン34を用いてデータ放送の画面を操作しページ送り等をSTEP62と同様にマイコン16の制御で操作コマンドを格納した非同期パケットをDVDレコーダー/プレーヤー301に送信することで行うことができるが、リモコン34のdキー47を押してSTEP262で合成されているデータ放送画面の表示を止める指示を行った場合(STEP64)、マイコン16は、STEP62と同様にデータ放送の表示を終了要求するコマンドを格納した非同期パケットをDVDレコーダー/プレーヤー301に送信する(STEP65)。
図20において、DVDレコーダー/プレーヤー301はデータ放送画面を表示終了要求するコマンドと関連付けのデータを、非同期送受信部304を用いて受信し、マイコン320は、解釈し(STEP264)、STEP262でのデータ放送画面のデコードおよび表示そして映像のスケーリングそして効果音の生成および合成を終了する。また、マイコン320は、番組の再生時にユーザーが新たに獲得したポイントや権利をテレビジョン受信機1にも適用させる為、DVDレコーダー/プレーヤー301のNVRAM352のデータをテレビジョン受信機1に非同期パケットで送信する(STEP265)。
図8において、テレビジョン受信機1はDVDレコーダー/プレーヤー301のNVRAMに記録されているポイントや権利のデータを格納した非同期パケットを受信し(STEP66)、マイコン16は、受信したポイントや権利のデータを用いてNVRAM52に記憶されているデータを更新して記憶する(STEP67)。よって、DVDレコーダー/プレーヤー301に記憶されている番組のデータ放送をDVDレコーダー/プレーヤー301でデコードした場合においても、再生時に獲得したポイントや権利をテレビジョン受信機1の放送事業者別の固有情報として合算して記憶することができる。
以上の説明から分かるようにこの例では、テレビジョン受信機1のマイコン16において、BMLデータは、デコードされていない。また、DVDレコーダー/プレーヤー301のマイコ320において、BMLデータは、デコードされている。
図9と図21は再生中の番組の映像と音声を表示終了する際の第一の例である。図9はテレビジョン受信機1が表示終了する際、図21はDVDレコーダー/プレーヤー301が番組の再生を終了する際の例である。
図9においてユーザーがテレビジョン受信機1のリモコン34の停止キー41を用いてDVDレコーダー/プレーヤー301の再生停止を指示する操作を行った場合(STEP71)、マイコン16は、受光部39からの信号を解釈し再生停止コマンドを生成して、インターフェース装置18の非同期送受信部30を用いて再生停止コマンドを格納した非同期パケットをDVDレコーダー/プレーヤー301に送信する(STEP72)。マイコン16は、図10や図11で示したような映像や音声のチャンネルを指定する非同期パケットを送信することで所望する再生停止との関連付けもDVDレコーダー/プレーヤー301に通知できる。
図21において、DVDレコーダー/プレーヤー301は再生停止するコマンドと関連付けのデータを、非同期送受信部304を用いて受信し(STEP271)、マイコン320は番組の再生とパケットの送信を終了する(STEP272)。マイコン16は映像の表示と音声の出力を終了する(STEP73)。
以上のように本発明の表示装置および再生装置およびそれらに用いるインターフェース装置は、テレビジョン受信機などの表示装置のリモコンの操作により、DVDプレーヤーなどの再生装置が再生する番組における番組関連情報またはデータ放送画面のBMLデータを取得するように制御することができ、番組関連情報またはデータ放送画面の復号しての表示や操作を表示装置のリモコンで行なうことができる。
また、テレビジョン受信機などの表示装置のリモコンの操作により、DVDプレーヤーなどの再生装置が再生する番組における番組関連情報またはデータ放送画面の表示や操作の指示を再生装置に送信することができ、再生装置はその指示を受信して対応するデータ放送画面の表示や操作動作を行うことができるため、番組関連情報またはデータ放送画面の表示や操作を表示装置のリモコンで行なうことができる。
また、特に再生装置が再生する番組に関わるデータ放送画面を出力する際には、表示装置に記憶されている放送事業者別の固有情報を、再生装置に送信することができ、再生装置はその放送事業者別の固有情報を受信し、データ放送画面の出力の際に適用することや再生装置の放送事業者別の固有情報を更新することができる。
また、表示装置であるテレビジョン受信機などと再生装置であるDVDレコーダー/プレーヤーとは、単一あるいは2種の通信規格で接続する事が可能であり、無線接続であれば、IEEE802.11やUWB、有線接続であればIEEE1394などのケーブル1種類あるいはそれにHDMIケーブルを加えた2種類のケーブルで済ますことができる。