JP3341647B2 - ディジタル情報記録方法および記録再生方法 - Google Patents

ディジタル情報記録方法および記録再生方法

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JP3341647B2 JP27685397A JP27685397A JP3341647B2 JP 3341647 B2 JP3341647 B2 JP 3341647B2 JP 27685397 A JP27685397 A JP 27685397A JP 27685397 A JP27685397 A JP 27685397A JP 3341647 B2 JP3341647 B2 JP 3341647B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル圧縮情
報およびチャンネル情報が時分割多重されたディジタル
信号をディジタル信号のまま記録するディジタル情報記
録方法に関し、 さらに本発明は、ディジタル圧縮情報およびチャンネル
情報が時分割多重されたディジタル信号をディジタル信
号のまま記録、再生するディジタル情報記録再生方法に
関し、さらに本発明は、複数のディジタル圧縮情報およ
びチャンネル情報が時分割多重されたディジタル信号か
ら所定の信号を選択、生成する信号生成装置に関し、 さらに本発明は、複数のディジタル圧縮情報およびチャ
ンネル情報が時分割多重されたディジタル信号から所定
の信号を選択し、デコードする復号装置に関し、 特にチャンネル情報の変化に対応し、可変速再生も可能
なディジタル情報記録方法、ディジタル情報記録再生方
法、信号生成装置、復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮ディジタル信号を記録して再生する
技術として、ディジタル信号記録装置が特開平8−27
3305号に述べられている。このディジタル信号記録
装置では、通常再生および可変速再生のための信号を記
録することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開平8−27
3305号では、通常再生および可変速再生用のデータ
を記録することは述べられているが、再生した圧縮ディ
ジタル信号の復号処理に関する考慮が足りず、記録時に
生じるディジタル信号の不連続点における復号処理に不
都合があった。
【0004】本発明の目的は、ディジタル放送受信装置
と、ディジタル放送の信号をディジタル信号のまま記
録、再生し、さらに可変速再生可能なディジタル情報記
録再生装置とディジタル圧縮信号の復号装置を、整合性
良く接続できるディジタル情報記録方法、記録再生方
法、信号生成装置、復号装置を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、記録開始時やチャンネル情報が変化する点でチャン
ネル情報の不連続情報パケットを新たに生成し、前記
常再生用データと可変速再生用データの各々に多重し
て、記録媒体上に記録する。再生時は、ディジタル圧縮
信号と前記不連続パケットの情報を用いて復号処理する
ことにより、上記目的を達成できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図を用いて説
明する。
【0007】図1は複数のディジタル圧縮情報が時分割
多重されたディジタル放送信号を受信し、ディジタル信
号のまま記録し、再生するディジタル情報記録再生シス
テムにおける、本発明の一構成例を示したブロック図で
ある。
【0008】図1において、1はディジタル放送信号の
入力端子、10はチューナー、20は選択回路、30は
第1の情報分離回路、35は第2の情報分離回路、40
は制御回路、45は操作端末、50はデコーダ、5はビ
デオ信号の出力端子、120は所定の記録信号を生成す
る記録信号処理回路、130はサーボ回路、140はシ
リンダ、145a、145bは磁気ヘッド、148は記
録媒体、150は再生信号処理回路である。
【0009】図1に示した回路の動作について説明す
る。まず、受信したディジタル放送を見るときの回路動
作について説明する。ディジタル放送信号は、複数チャ
ンネルのパケット形式のデータが時分割多重されて伝送
される。ディジタル放送が衛星放送の場合にはアンテナ
(図示せず)で受信した信号が、またケーブルTVの場
合には各端末に接続したケーブル(図示せず)等から、
ディジタル放送信号の入力端子1に入力される。入力端
子1から入力信号は、チューナー10で復調処理および
伝送時におけるエラーの訂正処理がなされる。受信した
ディジタル放送を見るときは、制御回路40により選択
回路20がチューナー10の出力側を選択し、前記復調
処理およびエラー訂正処理された信号が第1の情報分離
回路30に入力される。第1の情報分離回路30では、
制御回路40の設定に従い、必要なディジタル信号が分
離されてデコーダ50に送られる。 デコーダ50は、
入力されたディジタル圧縮信号を通常の映像信号に復号
し、出力端子5を介して受像機(図示せず)に出力す
る。
【0010】次に記録時の回路動作について説明する。
ディジタル放送信号の入力端子1から入力信号は、チュ
ーナー10で復調処理および伝送時におけるエラーの訂
正処理がなされる。前記復調処理およびエラー訂正処理
された信号が第2の情報分離回路35に入力される。第
2の情報分離回路35では、記録する情報を制御回路4
0の設定にしたがって分離する。また、第2の情報分離
回路35に入力された信号から、記録するパケットデー
タの種類等の情報を検出して制御回路40に送る。制御
回路40は、前記検出されたデータに基づいて記録モー
ドを判断し、記録信号処理回路120およびサーボ回路
130の動作モードを設定する。第2の情報分離回路3
5で分離された信号は、記録信号処理回路120に入力
される。記録信号処理回路120では、可変速再生用の
データを抽出し、可変速再生用のデータおよび第2の情
報分離回路35から入力されたデータに対して所定の記
録信号処理を行い、記録信号を生成する。前記記録信号
処理は、記録モードの設定に応じてID情報、サブコー
ド、誤り訂正符号の付加等の信号処理を行うが、具体的
内容については後で詳述する。前記記録信号処理回路1
20で生成された記録信号は、シリンダ140上に付け
られた磁気ヘッド145a、145bを介して、記録媒
体148上に記録される。図1の実施例では、第1の情
報分離回路30と第2の情報分離回路35を設けること
によって、記録時に記録しているチャンネルと異なるチ
ャンネルを同時にモニタすることが可能である。記録時
は制御回路40により選択回路20がチューナー10の
出力側を選択し、前記復調処理およびエラー訂正処理さ
れた信号が第1の情報分離回路30に入力される。第1
の情報分離回路30と第2の情報分離回路35でそれぞ
れ異なるチャンネルを設定することにより、記録するチ
ャンネルと受像機に出力するチャンネルを別々にでき、
裏番組録画も可能となる。もちろん、第1の情報分離回
路30と第2の情報分離回路35で同じチャンネルを設
定して、モニタしながら記録することも可能である。
【0011】次に再生時の回路動作について説明する。
再生時には、最初任意の再生モードで再生し、磁気ヘッ
ド145a、145bを介して再生信号処理回路150
に入力された再生データから記録時に付加したID情
報、サブコード等を検出し、再生モードを再設定する。
再生信号処理回路150では、前記再生モードの検出の
他に同期検出、エラー訂正処理等の所定の再生信号処理
を行う。なお、通常再生時は通常再生用のデータを、可
変速再生時は可変速再生用のデータをそれぞれ処理す
る。この再生信号処理の具体的内容については、後で詳
述する。再生信号処理回路150で処理した信号は、選
択回路20に入力される。再生時は、制御回路40によ
り選択回路20が再生信号処理回路150の出力側を選
択し、前記再生信号処理された信号が第1の情報分離回
路30に入力される。第1の情報分離回路30では、制
御回路40の設定に従い、必要なディジタル信号を分離
してデコーダ50に送る。デコーダ50は、入力された
ディジタル圧縮信号を通常の映像信号に復号し、出力端
子5を介して受像機(図示せず)に出力する。
【0012】次に、図2を用いてディジタル圧縮につい
て簡単に説明する。一例として、本実施例ではディジタ
ル圧縮方式として、国際標準であるMPEG2(Moving
Picture Experts Group 2)を使って説明する。MPE
G2では、映像信号のフレーム相関を利用した圧縮処理
を行っている。一般に、映像情報は連続性があるためフ
レーム間の情報は相関性が高い。そこでフレーム完結の
情報で圧縮したイントラフレーム圧縮と、前、後、ある
いは前後のフレーム情報からの予測を用いて差分情報の
みを圧縮したインターフレーム圧縮を組み合わせてデー
タ量の圧縮を図っている。イントラフレーム圧縮データ
は、そのフレーム単体のデータから復号できるが、イン
ターフレーム圧縮データは、前、後、あるいは前後のフ
レームデータがないと復号できない。このフレーム単位
の圧縮データをピクチャデータとよぶ。図2(a)は、
ディジタル圧縮映像信号の各フレームの関係を示してお
り、200はイントラフレーム圧縮データ、210はイ
ンターフレーム圧縮データを表す。図2(a)に示すよ
うに所定数のフレーム毎(図2の例では15フレーム
毎)にイントラフレーム圧縮のピクチャデータを配置
し、残りのフレームはインターフレーム圧縮のピクチャ
データとしている。MPEG2方式では、前記所定数の
フレーム(図2の例では15フレーム)の圧縮データ、
すなわち所定数のピクチャデータで1つのシーケンスを
構成する。図2(b)は1シーケンスのディジタル圧縮
信号のデータ構成を示しており、220は各シーケンス
の先頭を示すシーケンスヘッダ、230〜244は各ピ
クチャの先頭を示すピクチャヘッダである。シーケンス
ヘッダ220は同期信号及び伝送レート等の情報で構成
され、ピクチャヘッダ230〜244は同期信号及びイ
ントラフレーム圧縮かインターフレーム圧縮かの識別情
報等により構成される。各ピクチャのデータ量は必ずし
も一定ではない。
【0013】図3はディジタル放送信号について説明す
る図である。上記ディジタル圧縮信号がパケット形式に
分割され、複数チャンネル分のデータとプログラム内容
等を示すチャンネル情報パケットが時分割多重されてデ
ィジタル放送信号を構成する。図3(a)は、パケット
の構成例を示した図で、1パケットは一例として188
バイトで構成されており、1つのパケットは例えば4バ
イトのパケットヘッダ300と184バイトのパケット
データ310から構成されているものとする。パケット
ヘッダ300は、パケットの種類等を示す情報から構成
される。図3(b)にパケットヘッダ300の構成を示
す。320はパケットの先頭を示す同期バイト、321
はパケット内のデータ誤りの有無を示す誤り表示、32
2はユニットの開始を示すユニット開始フラグ、323
はパケットの重要度を示すプライオリティ、324はパ
ケットの種類を示すPID(Packet ID)、325はス
クランブルの有無を示すスクランブル制御、326は追
加情報の有無及びパケット情報の有無を示すアダプテー
ションフィールド制御、327はパケット単位でカウン
トアップされる巡回カウンタである。図3(c)は、上
記パケットが多重されたディジタル放送信号を示したも
ので、Vは映像情報パケット、Aは音声情報パケット、
Pは番組内容、番組表等のチャンネル情報パケットを示
し、添え字1、2、3、4はそれぞれ多重されている第
1、第2、第3、第4チャンネルを表している。図3
(c)では、4チャンネルの情報が時分割多重された例
を示しているが、多重数はこれに限定されるものではな
く、伝送路の容量、各チャンネルの情報量によって変わ
る。また、多重される信号は映像情報に限定されるもの
ではなく、他のディジタルデータであっても何ら問題無
い。図3(d)は、図3(c)に示したディジタル放送
信号から第3チャンネル関係のパケットを選択した様子
を示している。第3チャンネルを見る場合は、このよう
な信号が第1の情報分離回路30から出力され、デコー
ダ50で復号される。
【0014】ここで、図4のフローチャートにより、受
信したディジタル放送信号から希望のチャンネルを選択
し、デコードするまでの一般的な過程を説明する。第1
の情報分離回路30に入力される信号は、図3(c)に
示すパケットが多重された構成である。まずステップ4
01においてユーザが見たい番組の編成チャンネルを操
作端末45から入力する。制御回路40は、上記入力に
応じて第1の情報分離回路30の設定を行う。ここで、
編成チャンネルとは一つの番組を構成する映像、音声等
をまとめた呼び方であり、従来のアナログ放送でいうテ
レビチャンネルに相当する。また、ディジタル放送にお
いては一般的に複数の番組が多重された1つの周波数を
物理チャンネルと呼ぶ。次にステップ402において、
現在受信しているディジタル放送信号に含まれるチャン
ネル情報パケットの1種であるPAT(Program Associ
ation Table)を受信する。なお、PATは国際標準であ
るMPEG2規格で規定されているPSI(Program Sp
ecific Information)のなかのテーブルの1つである。
ステップ403では、ステップ402で受信したPAT
の中から所望の編成チャンネルを検索する。所望の編成
チャンネルがあればステップ407に移る。所望の編成
チャンネルが無い場合は、ステップ404に移行し、P
SIの1つであり、編成チャンネルと物理チャンネルの
関係が記述されているチャンネル情報パケットNIT
(Network Information Table)を受信、所望の編成チ
ャンネルが含まれる物理チャンネルを取得し、次のステ
ップ405でステップ404において取得した物理チャ
ンネルに移行する。物理チャンネルの移行というのは、
実際の回路では図1に示した制御回路40からチューナ
ー10に選局すべき周波数を設定することで行われる。
その後、ステップ406で移行後の物理チャンネルにお
けるディジタル放送信号のPATを受信する。PATを
受信したら、ステップ407において入力された編成チ
ャンネルを構成する映像、音声などのPID(Packet I
D)が記述されているチャンネル情報パケットPMT(Pr
ogram Map Table)のPIDをPATから取得し、前記
PIDを有するPMTを受信する。但し、PMTはPS
Iのテーブルの1つであり、またPIDはパケットのヘ
ッダに含まれるパケット識別子である。PMTには受信
中のディジタル放送信号に含まれる各編成チャンネルを
構成する映像、音声等のPIDが記述されているので、
ステップ408において所望の番組の映像、音声などの
PIDを取得する。その後取得したPIDをステップ4
09において第1の情報分離回路30に設定し、希望の
映像、音声のデータを分離、デコーダ50に入力してデ
コードする。
【0015】次に記録信号処理回路120で生成する記
録信号のフォーマットについて説明する。
【0016】図5(a)は、記録媒体148上の1トラ
ックの記録パターンである。530はプログラム情報等
のサブコードを記録するサブコード記録領域、570は
ディジタル圧縮映像信号を記録するデータ記録領域、5
20及び560はそれぞれの記録領域のプリアンブル、
540及び580はそれぞれの記録領域のポストアンブ
ル、550はそれぞれの記録領域の間のギャップ、51
0及び590はマージン領域である。このように、各記
録領域にポストアンブル、プリアンブル及びギャップを
設けておくことにより、それぞれの領域を独立にアフレ
コを行うことができる。もちろん、データ記録領域57
0にはディジタル圧縮映像信号以外のディジタル信号を
記録してもよい。
【0017】図5(b)は、サブコード記録領域530
のブロック構成である。サブコード記録領域のブロック
では、例えば、同期信号531は2バイト、ID情報5
32は3バイト、サブコードデータ533は19バイ
ト、パリティ534は4バイトで構成されており、1ブ
ロックは28バイトで構成されている。前記パリティ5
34は、サブコードデータ533の19バイトに対して
4バイトのパリティを付加する。誤り訂正符号として
は、例えばリードソロモン符号を用いればよい。サブコ
ード記録領域530は、上記したブロック16個から成
るものとする。このように、比較的短いバイト数でブロ
ックを構成することにより、可変速再生時等におけるサ
ブコードの検出率の向上を図ることができる。また、前
記16個のブロックで、同じ内容を多重記録すること
で、より一層サブコードの検出率の向上を図ることが可
能である。
【0018】図5(c)はデータ記録領域570のブロ
ック構成である。620は同期信号、630はID情
報、640はブロックヘッダ、645はデータ、650
は誤り検出訂正のためのパリティ(C1パリティ)であ
る。例えば、同期信号620は2バイト、ID情報63
0は3バイト、ブロックヘッダ640は3バイト、デー
タ645は96バイト、パリティ650は8バイトで構
成されており、1ブロックは112バイトで構成されて
いる。前記パリティ650は、ブロックヘッダ640と
データ645を合わせた99バイトに対して8バイトの
パリティを付加する。誤り訂正符号としては、例えばリ
ードソロモン符号を用いればよい。データ記録領域57
0は、上記したブロック336個から成るものとする。
【0019】図6(a)は、ID情報630の構成であ
る。631はシーケンスアドレス、632はトラックア
ドレス、633は1トラック内のブロックアドレス、6
35はグループ番号631、トラックアドレス632及
びブロックアドレス633の誤りを検出するためのパリ
ティである。例えばシーケンスアドレス631は4ビッ
ト、トラックアドレス632は3ビット、ブロックアド
レス633は9ビット、パリティ635は8ビットで構
成されている。ブロックアドレス633は、各記録領域
でのブロックの識別を行うためのアドレスである。例え
ば、データ記録領域670では0〜335とする。トラ
ックアドレス632は、トラックの識別を行うためのア
ドレスであり、例えば、2トラック単位で変化させ、0
〜2とすることにより6トラックを識別することができ
る。シーケンスアドレス631は、例えば、トラックア
ドレス632で識別する6トラック単位で変化させ、0
〜15とすることにより、96トラックを識別すること
ができる。
【0020】ブロックヘッダ640は、ブロックに関す
る情報から構成されており、例えば可変速再生用データ
を示す情報や、記録信号の種類、記録時間等に関する情
報が記録される。図6(b)は、ブロックヘッダ640
の構成である。ブロックヘッダ640は、フォーマット
情報641、ブロック情報642及び付加情報643に
より構成される。フォーマット情報641は、記録フォ
ーマットに関する情報であり、例えば6ブロックの3バ
イトで1つの情報を構成している。そして、この情報を
複数回多重記録することにより、再生時の検出能力を向
上させている。ここに可変速再生用データの有無及び種
類を記録しておき、再生時にそれを識別することによ
り、可変速再生への対応を容易にすることができる。ブ
ロック情報642は、データ645に記録されるデータ
の種類を識別するための情報である。ここに可変速再生
用データの有無及び種類を記録しておき、再生時にそれ
を識別することにより、可変速再生への対応を容易にす
ることができる。例えばブロック情報642中の2ビッ
トを用いて、0は通常再生用データ、1はダミーデー
タ、2は可変速再生用データ、3はリザーブをそれぞれ
表すものとすれば、再生時はブロック情報642から再
生データの種類を判別することが可能となる。付加情報
643は、たとえば、6ブロックの6バイトで一つの情
報を構成し、最初の1バイトが情報の種類を表すアイテ
ムコード、残りの5バイトをデータとすることにより、
いろいろな種類のデータを記録することができる。例え
ば、記録時間等の情報や記録信号の種類等を記録してお
く。また、ここに可変速再生データに関する明細な情報
を記録しておいてもよい。
【0021】図7は、188バイトのパケット形式で伝
送されたディジタル圧縮信号をデータ645の領域に記
録する時のブロックの構成例である。この場合には、4
バイトの時間情報660を付加して192バイトとし、
2ブロックに1パケットを記録する。時間情報660
は、パケットの伝送された時間の情報を示す。パケット
が伝送された時間またはパケットの間隔を基準クロック
でカウントし、そのカウント値をパケットデータと共に
記録しておくことにより、再生時はその情報を基にパケ
ット間隔を設定して、伝送された時と同じ形でパケット
を出力することができる。
【0022】図8は、可変速再生用データの配置図を示
すものである。基本的に、トラックの所定の位置に所定
のブロック数記録する。図8(a)は、1トラックのデ
ータ記録領域570の構成を示した図で、801〜81
2が可変速再生用データの記録領域である。図8(a)
の例では、1トラックに4ヶ所の可変速再生用データの
記録領域を設けた例を示したが、4ヶ所に限るものでは
ない。また各記録領域を3ブロックで構成しているが、
3ブロックに限定するものではない。この可変速再生用
データの記録領域に、前記記録信号処理回路120で抽
出した可変速再生用データを順次記録していく。図8
(b)は、記録媒体上の記録パターンを示した図であ
る。図8(b)で、820が図8(a)の801〜81
2で示した可変速再生用データの記録領域である。可変
速再生用のデータに関しては、所定トラックにわたり同
一データを多重記録しておく。これは、可変速再生時に
磁気ヘッドの軌跡が通常再生時と異なり、複数トラック
をまたがって走査する(図8(b)中点線で示す)ため
である。図8(b)では、16トラック単位で同一デー
タを多重記録した例を示したが、多重トラック数はこれ
に限定されることなく、対応する可変速再生速度により
決定する。これにより、可変速再生時に磁気ヘッドがど
のように記録媒体上を走査した場合にも、可変速再生用
のデータを全て読み取ることができる。
【0023】次に記録時の信号処理について詳しく説明
する。まず、ユーザが記録したい番組を操作端末45か
ら入力する。制御回路40は、上記入力に応じて第2の
情報分離回路35を設定し、必要な情報をチューナー1
0から入力されるディジタル放送信号から分離する。な
お、この時の第2の情報分離回路35の動作は、図4で
説明した第1の情報分離回路30の動作と基本的に同じ
である。なお、再生時に都合がいいようにチャンネル情
報パケットの内容を記録信号に合わせて書き換えたり、
新たにチャンネル情報パケットを生成してもよい。第2
の情報分離回路35の出力は、記録信号処理回路120
に送られる。
【0024】図9は、記録信号処理回路120の構成を
示した図である。図9において、900は第2の情報分
離回路35で処理されたデータの入力端子、905は制
御回路40とのデータのやりとりする入出力端子、91
0は時間情報生成回路、915は可変速再生用の情報を
抽出する情報抽出回路、950は通常再生データ用メモ
リ、955は可変速再生データ用メモリ、920はメモ
リ950、955等の制御を行う記録系制御回路、92
5は選択回路、930はID情報、ブロック情報等を付
加する記録情報付加回路、940は誤り訂正符号付加回
路、945は生成した記録信号の出力端子である。第2
の情報分離回路35から入力端子900を経て入力され
たパケットは、時間情報生成回路910に送られ、各パ
ケットが伝送された時間情報660が付加される。時間
情報660が付加されたパケットは、通常再生データ用
メモリ950に記録系制御回路920の制御信号に応じ
て書き込まれるとともに、情報抽出回路915に送られ
る。情報抽出回路915では、可変速再生用の情報が抽
出される。前記したように、ディジタル圧縮信号はイン
トラフレーム圧縮データとインターフレーム圧縮データ
から構成されている。可変速再生用のデータとしては、
単一フレームの圧縮データで復号できる必要性から、前
記イントラフレーム圧縮データを使用する。情報抽出回
路915では、入力された圧縮データから図2で説明し
たシーケンスヘッダ、ピクチャヘッダのデータを用いて
イントラフレーム圧縮データのパケットを判別、抽出す
るとともにチャンネル情報パケットを抽出する。もちろ
ん、イントラフレーム圧縮データのパケットの判別はシ
ーケンスヘッダ、ピクチャヘッダに限らず、判別可能な
データなら何を用いてもかまわない。なお、すべてのイ
ントラフレーム圧縮データを可変速再生用に抽出するわ
けではない。前記した可変速再生用データの記録領域に
ピクチャ完結で多重記録するので、適当な間隔でイント
ラフレーム圧縮データは間引かれる。上記抽出されたパ
ケットは、可変速再生データ用メモリ955の所定の場
所に、記録系制御回路920による制御信号にしたがっ
て書き込まれる。また、記録系制御回路920は、前記
記録フォーマットに従い、所定の順番でメモリ950お
よびメモリ955から通常再生用データおよび可変速再
生用データの読み出し制御を行う。メモリ950および
メモリ955から読み出されたデータは選択回路925
に入力され、前記記録フォーマットに従い必要なデータ
が適宜選択される。選択されたデータは、記録情報付加
回路930でID情報、ブロック情報等が付加される。
【0025】ここで本発明では、チャンネル情報、デー
タ等が不連続であることを示す不連続フラグを、一例と
して記録情報付加回路930で付加する。不連続という
のは、記録開始時、終了時や記録中に番組を切り替えた
時等である。不連続フラグは、一例として付加情報64
3に設定するものとし、所定の期間、複数回多重記録す
る。このように所定の期間、複数回多重記録することに
より、再生時にテープの傷みや磁気ヘッドの目詰まり等
が発生しても、上記不連続フラグの検出を確実なものに
できる。また、上記不連続フラグは通常再生用データお
よび可変速再生用データともに付加しておくことによ
り、通常再生、可変速再生で利用することができる。不
連続フラグは、付加情報643に限ることなく、再生時
に検出できれば記録信号のどこに、どのような形で記録
しても問題無い。例えば、サブコード記録領域に上記不
連続フラグを記録しても何ら問題は無い。この不連続フ
ラグの利用方法については、再生信号処理の説明時に行
う。上記記録情報を付加した信号は、誤り訂正符号付加
回路940で誤り訂正符号を付加して出力端子945か
ら出力され、磁気ヘッドを介して記録媒体上に記録され
る。
【0026】次に再生時の信号処理について詳しく説明
する。再生時には、最初任意の再生モードで再生し、磁
気ヘッド145a、145bにより記録媒体148上か
ら再生された信号が、再生信号処理回路150に入力さ
れる。
【0027】図10は、再生信号処理回路150の構成
を示した図である。図10において、1000は再生信
号の入力端子、1010は誤り訂正回路、1015は記
録時に付加した情報を検出する付加情報検出回路、10
20はパケット選択回路、1025は可変速再生データ
からピクチャの切れ目等を検出する情報検出回路、10
30は再生系制御回路、1035は制御回路40とのデ
ータのやりとりする入出力端子、1040は通常再生デ
ータ用メモリ、1045は可変速再生データ用メモリ、
1050は選択回路、1060は出力制御回路、106
5は再生信号処理した信号の出力端子、1070は不連
続フラグ検出回路、1075は不連続フラグ出力端子で
ある。
【0028】最初に通常再生時の再生信号処理回路15
0の回路動作について説明する。入力端子1000から
入力された再生信号は、まず誤り訂正回路1010で記
録時に付加した誤り訂正符号を用いて誤り訂正を行う。
上記誤り訂正したデータは付加情報検出回路1015に
入力され、記録時に付加したID情報、サブコード等を
検出し、再生モードを再設定する。また、上記誤り訂正
したデータは、再生系制御回路1030の制御信号に従
い、通常再生データ用メモリ1040上の所定の場所に
書き込まれる。選択回路1050は通常再生時、通常再
生データ用メモリ1040の出力を選択する。通常再生
データ用メモリ1040から読み出されたデータは、上
記選択回路1050を経て、出力制御回路1060およ
び不連続フラグ検出回路1070に入力される。出力制
御回路1060は、パケットの出力タイミングを制御し
たり、出力停止等を行う。まず、記録時に付加したブロ
ック情報642から再生データの種類を判別して通常再
生用のデータのみを選択し、同じく記録時に付加した時
間情報660を使って記録時と同じ間隔で出力端子10
65からパケットを出力する。なお、上記誤り訂正回路
1010で誤りを訂正できなかったデータは出力しな
い。一方、不連続フラグ検出回路1070では、記録時
に付加した不連続フラグを検出したら、その情報を不連
続フラグ出力端子1075を介して制御回路40に送
る。不連続フラグの用法は、可変速再生時も同じなので
後でまとめて説明する。再生信号処理回路150で上記
処理されたパケットデータは、選択回路20に入力され
る。再生信号を見る場合には、選択回路20は再生信号
処理回路150の出力を選択する。選択された再生信号
のパケットデータが、第1の情報分離回路30におい
て、設定されたチャンネル情報に基づいて、映像や音声
のパケットに分離される。上記分離された各パケットが
デコーダ50でデコードされ、受像機に出力される。
【0029】次に可変速再生時の再生信号処理回路15
0の回路動作について説明する。入力端子1000から
入力された再生信号は、まず誤り訂正回路1010で記
録時に付加した誤り訂正符号を用いて誤り訂正を行う。
上記誤り訂正したデータは、パケット選択回路1020
に入力され、記録時に付加したブロック情報642から
再生データの種類を判別して可変速再生用のデータのみ
が選択される。選択した可変速再生用データは、再生系
制御回路1030の制御信号に従い、可変速再生データ
用メモリ1040上の所定の場所に書き込まれる。同時
に、情報検出回路1025においては、上記選択された
可変速再生用データ中のシーケンスヘッダ、ピクチャヘ
ッダ等の情報を用いて各ピクチャの切れ目を検出し、再
生系制御回路1030に送る。可変速再生時は、基本的
に1つのピクチャデータが揃った時点で、デコードを開
始する。したがって、上記情報検出回路1025でピク
チャの切れ目を検出したら、それまで可変速データ用メ
モリ1045に記憶していたデータの読み出しを開始す
る。可変速データ用メモリ1045から読み出されたデ
ータは、選択回路1050を経て出力制御回路1060
および不連続フラグ検出回路1070に送られる。選択
回路1050は可変速再生時、可変速再生データ用メモ
リ1045の出力を選択するように切り替わる。出力制
御回路1060では、可変速再生時には元の時間軸と異
なる時間軸でデータが再生されるので、通常再生時とは
異なる出力制御を行う。可変速再生時は、各ピクチャ単
位で時間情報による出力制御を行う。すなわち、各ピク
チャの最初のパケットは上記ピクチャデータが揃った時
点から出力し、その時間情報をピクチャの初期値として
使用、後のパケットは上記初期値に対して時間情報に従
った間隔で出力する。ピクチャとピクチャの間隔は、可
変速再生なので時間情報と異なるのは仕方がない。ある
いは、可変速再生時のパケット出力間隔は、付加した時
間情報と関係なく適当な間隔で出力するようにしてもよ
い。なお、通常再生時と同様、上記誤り訂正回路101
0で誤りを訂正できなかったデータは出力しない。出力
制御回路1060で上記出力制御されたパケットデータ
は、出力端子1065を介して選択回路20に送られ
る。一方、不連続フラグ検出回路1070において、記
録時に付加した不連続フラグを検出したら、その情報を
不連続フラグ出力端子1075を介して制御回路40に
送る。不連続フラグの用法については後で説明する。な
お、本実施例では通常再生データ用と可変速再生データ
用のメモリを別々に設けたが、1つのメモリにして部品
数の低減を図っても良い。
【0030】再生信号処理回路150で上記処理された
パケットデータは、選択回路20に入力される。再生信
号を見る場合には、選択回路20は再生信号処理回路1
50の出力を選択する。選択された再生信号のパケット
データが、第1の情報分離回路30において、設定され
たチャンネル情報に基づいて、映像や音声のパケットに
分離される。上記分離された各パケットがデコーダ50
でデコードされ、受像機に出力される。
【0031】つづいて、上記不連続フラグの用法につい
て説明する。上記不連続フラグ検出回路1070で検出
された不連続フラグは、制御回路40に入力される。不
連続フラグは、基本的に通常再生、可変速再生時とも同
様の使い方をする。前述したように、不連続フラグは記
録開始時、終了時や記録中に番組を切り替えた場合に付
加される。このような場合、上記切替えによりパケット
のパケット識別子PID等が基本的に変わることにな
る。したがって、再生時に上記したような不連続の箇所
において、以降のパケットの識別子PID等が異なるた
めパケットを検出できない状態になってしまう。そこ
で、制御回路40は、不連続フラグを受け取った場合、
第1の情報分離回路30に入力される再生信号のパケッ
トからチャンネル情報パケットを再検索し、必要なパケ
ット識別子等の情報を得て、第1の情報分離回路30を
再設定する。第1の情報分離回路30は、再設定された
チャンネル情報にしたがって必要なパケットを分離す
る。これによって、同じ記録媒体上にいくつかの異なる
番組を記録した場合においても、再生時には不連続点で
自動的に必要なチャンネル情報パケットを再度検索しな
おすので問題は生じない。
【0032】以上説明したような設定を行った、第1の
情報分離回路30で必要な映像や音声のパケットを分離
した後、それぞれデコーダ50でデコードし、受像機に
出力する。
【0033】上記実施例においては、不連続フラグを記
録情報付加回路930より生成して付加情報643に記
録した例を示したが、本発明はこれに限るものではな
い。第2の実施例では、チャンネル情報パケットの1つ
として不連続フラグパケットを第2の情報分離回路35
で新たに生成して記録するものとする。例えば番組を切
り替えた時や記録開始時、記録終了時には、今まで記録
したデータとチャンネル情報が基本的に異なる。そこ
で、第2の情報分離回路35では、制御回路40の設定
に従い記録するデータを分離するとともに、不連続フラ
グパケットを分離したデータに多重して、記録信号処理
回路120に送る。図11で第2の情報分離回路35の
動作を説明する。ディジタル圧縮信号がパケット形式に
分割され、複数チャンネル分のデータとプログラム内容
等を示すチャンネル情報パケットが時分割多重されてデ
ィジタル放送信号を構成する。図11(a)は、パケッ
トが多重されたディジタル放送信号を示したもので、V
は映像情報パケット、Aは音声情報パケット、Pは番組
内容、番組表等のチャンネル情報パケットを示し、添え
字1、2、3、4はそれぞれ多重されている第1、第
2、第3、第4チャンネルを表している。図11(b)
は、図3(a)に示したディジタル放送信号から第3チ
ャンネルを記録する場合の第2の情報分離回路35の出
力を示している。本実施例では、記録する第3チャンネ
ル関係のパケットを選択するとともに、例えば記録開始
時に図11(b)のパケット1300〜1302(P3
f)に示す不連続フラグパケットを多重して出力し、記
録信号処理回路120に送る。ここで、前記不連続フラ
グパケットは、所定の期間、複数多重して記録する。こ
れにより、再生時にテープの傷み、磁気ヘッドの目詰ま
り等が発生しても、不連続フラグパケットの検出を確実
に行うことができる。記録信号処理回路120では、前
述した記録情報、誤り訂正符号の付加等を行って、記録
信号を生成する。もちろん、不連続フラグパケットに加
え、さらに前記付加情報643に不連続フラグを記録し
てフラグの検出率向上を図っても良い。また、前記不連
続フラグ同様、不連続フラグパケットは、通常再生、可
変速再生用データともに記録する。これにより、通常再
生時および可変速再生時に、不連続フラグパケットを利
用できる。不連続フラグパケットを再生信号処理回路1
50の不連続フラグ検出回路1070で検出したら、基
本的にチャンネル情報を再検索する。再検索処理の回路
動作は第1の実施例と同じなので、以下の回路動作説明
は省略する。また、第1の実施例同様、不連続フラグパ
ケット検出を再生信号処理回路150で行っていたが、
本発明はこれに限るものではない。不連続フラグの検出
回路は、どこにあっても、例えば第1の情報分離回路に
上記不連続フラグの検出回路を設けても何ら問題無い。
【0034】さらに、前記2つの不連続情報は、いずれ
も新たに記録信号に付加していたが、本発明はこの方式
に限定されるものではない。すなわち、チャンネル情報
の不連続を検出可能でありさえすれば良い。例えば、前
記ディジタル放送信号に含まれるチャンネル情報パケッ
トを利用してもかまわない。前記第1の情報分離回路3
0で、入力される信号から検出した前記チャンネル情報
パケットの1種であるPAT、PMTと、現在使用中の
PAT、PMTを常に比較していれば、チャンネル情報
の変加点を検出することが可能である。しかるのち、新
しいチャンネル情報に基づいて信号処理を行う。後の信
号処理は第1の実施例と同じなので、以下の回路動作説
明は省略する。
【0035】また、前記不連続情報は、併用してもかま
わない。これにより、より確実にチャンネル情報の不連
続を検出できる。
【0036】ここまでの実施例では、ディジタル情報記
録再生システムとしてディジタル放送受信部分と記録再
生部分が一体となった例について説明してきたが、本発
明はディジタル放送受信装置とディジタル信号記録再生
装置が別々に構成されていても良い。図12はディジタ
ル方送受信装置170とディジタル信号記録再生装置1
75で構成した場合の回路構成の一例を示したブロック
図である。基本的に図1に示した回路と同じものは、回
路動作は同じなので説明は省略する。別々になったた
め、ディジタル信号記録再生装置175の制御回路16
0および操作端末165が新たに追加される。これによ
り、ディジタル信号記録再生装置175の動作、例えば
記録、再生、停止、サーチ、録画予約などを設定でき
る。ここで、ディジタル放送受信装置170とディジタ
ル信号記録再生装置175の接続は、基本的に第2の情
報分離回路35で記録する信号を分離したディジタル信
号(図3(d)、図11(b)に示した信号)、再生デ
ィジタル信号および制御回路40と制御回路160をつ
なぐコントロール信号である。本発明で使用する不連続
フラグの検出信号や可変速再生の再生方向を示す情報等
が、上記コントロール信号として入出力される。また、
各装置の制御回路を接続することにより、ディジタル放
送受信装置170からディジタル信号記録再生装置17
5を操作、例えば予約録画設定等を行ったり、逆にディ
ジタル信号記録再生装置175からディジタル放送受信
装置170の操作を行うことが可能である。なお、本実
施例では記録信号、再生信号をそれぞれ別に接続した
が、入出力信号として1本で接続してもかまわない。信
号処理は基本的に変わらないので、動作説明は省略す
る。
【0037】図13は、ディジタル放送受信装置とディ
ジタル信号記録再生装置が別々に構成されている場合の
別の構成例を示した図である。図13で、180はディ
ジタル放送受信装置、185はディジタル信号記録再生
装置、160はディジタル信号記録再生装置180の制
御回路、165はディジタル信号記録再生装置180の
操作端末である。図13の例では、ディジタル信号記録
再生装置185に第2の情報分離回路35が含まれる形
になっている。したがって、ディジタル放送受信装置1
80からディジタル信号記録再生装置185に入力され
るのは、図3(c)、図11(a)に示した複数チャン
ネルの信号が多重された元のディジタル放送信号であ
る。さらに、再生ディジタル信号および制御回路40と
制御回路160をつなぐコントロール信号を接続する。
本発明で使用する不連続フラグの検出信号や可変速再生
の再生方向を示す情報等が、上記コントロール信号とし
て入出力される。また、各装置の制御回路を接続するこ
とにより、ディジタル放送受信装置180からディジタ
ル信号記録再生装置185を操作、例えば予約録画設定
等を行ったり、逆にディジタル信号記録再生装置185
からディジタル放送受信装置180の操作を行うことが
可能である。なお、本実施例では記録信号、再生信号を
それぞれ別に接続したが、入出力信号として1本で接続
してもかまわない。信号処理は何ら変わらないので説明
は省略する。
【0038】以上述べたように、本発明によればディジ
タル放送を記録再生でき、使い勝手の良い可変速再生可
能なディジタル情報記録再生装置を実現できる。
【0039】なお、本実施例ではディジタル圧縮方式と
してMPEG2を基に説明してきたが、本発明は圧縮方
式としてこれに限定されるものではない。
【0040】また、実施例ではディジタル記録再生の回
路構成しか示さなかったが、従来のアナログ記録再生回
路も搭載することにより、従来のアナログ記録再生装置
と互換性を保った、ディジタル情報記録再生装置も実現
可能である。
【0041】
【発明の効果】可変速再生用のディジタル圧縮信号に加
え、記録開始時やチャンネル情報が変化する点でチャン
ネル情報の不連続を示す情報を付加して、記録媒体上に
所定の記録領域に所定のトラック数多重記録する。通常
再生時および可変速再生時は、前記不連続を示す情報に
より適宜ディジタル放送受信装置でチャンネル情報を再
検索し、その結果に応じてディジタル圧縮信号をデコー
ドする。
【0042】以上により、複数チャンネルのディジタル
圧縮信号が多重されたディジタル放送の受信および受信
した信号をディジタル信号のまま記録し、再生するディ
ジタル情報記録再生システムにおいて、使い勝手の良い
通常再生および可変速再生を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】ディジタル圧縮信号の構成を説明する図であ
る。
【図3】ディジタル放送信号の構成を説明する図であ
る。
【図4】ディジタル放送受信部の信号処理の流れを示す
フローチャートである。
【図5】1トラックの記録フォーマットを説明する図で
ある。
【図6】データ記録領域のブロックの構成要素を説明す
る図である。
【図7】188バイトのパケットを記録する場合のブロ
ック構成を説明する図である。
【図8】可変速再生用データの配置を説明する図であ
る。
【図9】記録信号処理回路120の一構成例である。
【図10】再生信号処理回路150の一構成例である。
【図11】不連続を示すパケットの挿入例を説明する図
である。
【図12】ディジタル情報記録再生システムを構成する
ディジタル放送受信装置とディジタル信号記録再生装置
の一構成例を説明する図である。
【図13】ディジタル情報記録再生システムを構成する
ディジタル放送受信装置とディジタル信号記録再生装置
の別の構成例を説明する図である。
【符号の説明】
1…ディジタル放送入力端子、10…チューナー、20
…選択回路、30、35…情報分離回路、40…制御回
路、45…操作端末、50…デコーダ、120…記録信
号処理回路、150…再生信号処理回路、200…イン
トラフレーム圧縮データ、210…インターフレーム圧
縮データ、300…パケットヘッダ、310…パケット
データ、530…サブコード記録領域、570…データ
記録領域、915…情報抽出回路、920…記録系制御
回路、1010…誤り訂正回路、1020…パケット選
択回路、1030…再生系制御回路、1070…不連続
フラグ検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大河内 丈夫 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会 社日立製作所映像情報メディア事業部内 (56)参考文献 特開 平9−247603(JP,A) 特開 平10−51737(JP,A) 特開 平8−273305(JP,A) 特開 平8−32622(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 7/24 - 7/68 G11B 20/10 - 20/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル圧縮映像信号と、該ディジタル
    圧縮映像信号を識別するための識別情報とが、所定バイ
    トのパケット形式で時分割多重されたディジタル信号
    り、通常再生用データと可変速再生用データを生成して
    記録媒体上に記録するディジタル情報記録方法におい
    て、 前記ディジタル信号の不連続を示す不連続情報パケット
    を新たに生成し、前記通常再生用データと可変速再生用
    データの各々に多重して記録することを特徴とするディ
    ジタル情報記録方法。
  2. 【請求項2】前記不連続情報パケットを、記録開始時ま
    たは記録終了時またはチャンネル切換え時に記録するこ
    とを特徴とする請求項1記載のディジタル情報記録方
    法。
  3. 【請求項3】前記不連続情報パケットを、所定期間に、
    複数パケット記録することを特徴とする請求項1記載の
    ディジタル情報記録方法。
  4. 【請求項4】ディジタル圧縮映像信号と、該ディジタル
    圧縮映像信号を識別するための識別情報とが、所定バイ
    トのパケット形式で時分割多重されたディジタル信号
    り、通常再生用データと可変速再生用データを生成して
    記録媒体上に記録し、該記録媒体から再生するディジタ
    ル情報記録再生方法において、 記録時には、前記ディジタル信号の不連続を示す不連続
    情報パケットを新たに生成し、前記通常再生用データと
    可変速再生用データの各々に多重して記録し、通常再生または可変速再生時に 、再生した前記ディジタ
    ル信号中に前記不連続情報パケットを検出した場合は、
    前記識別情報を再検索して、得られた識別情報に基づき
    前記ディジタル圧縮映像信号を処理することを特徴とす
    るディジタル情報記録再生方法。
  5. 【請求項5】前記不連続情報パケットを、記録開始時ま
    たは記録終了時またはチャンネル切換え時に記録するこ
    とを特徴とする請求項4記載のディジタル情報記録再生
    方法。
  6. 【請求項6】前記不連続情報パケットを、所定期間に、
    複数パケット記録することを特徴とする請求項4記載の
    ディジタル情報記録再生方法。
  7. 【請求項7】通常再生用データと可変速再生用データを
    記録媒体上に記録するディジタル情報記録方法におい
    て、 前記ディジタル信号の不連続を示す不連続情報パケット
    を新たに生成し、記録開始時または記録終了時に前記通
    常再生用データと可変速再生用データの各々に多重して
    記録することを特徴とするディジタル情報記録方法。
  8. 【請求項8】前記不連続情報パケットを、所定期間に、
    複数パケット記録することを特徴とする請求項7記載の
    ディジタル情報記録方法。
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