JPH0335596B2 - - Google Patents

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JPH0335596B2
JPH0335596B2 JP60116329A JP11632985A JPH0335596B2 JP H0335596 B2 JPH0335596 B2 JP H0335596B2 JP 60116329 A JP60116329 A JP 60116329A JP 11632985 A JP11632985 A JP 11632985A JP H0335596 B2 JPH0335596 B2 JP H0335596B2
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JP
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furnace
glass
liner
electrode
batch
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JPS6111588A (ja
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Uiriamu Paamukisuto Ronarudo
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Corning Inc
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Publication of JPH0335596B2 publication Critical patent/JPH0335596B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/42Details of construction of furnace walls, e.g. to prevent corrosion; Use of materials for furnace walls
    • C03B5/425Preventing corrosion or erosion
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/02Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture in electric furnaces, e.g. by dielectric heating
    • C03B5/027Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture in electric furnaces, e.g. by dielectric heating by passing an electric current between electrodes immersed in the glass bath, i.e. by direct resistance heating
    • C03B5/0275Shaft furnaces

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  • Electrochemistry (AREA)
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  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性材料を溶融するための方法に
関する。さらに詳しくは、本発明は、1800℃を越
える温度のガラスの腐蝕効果に耐えるのに特に適
切な容器を炉の囲いとして用いた、ガラスの溶融
に適応した炉を用いた熱可塑性材料溶融方法に関
する。本発明においては、熱効率を高める手段と
運転開始時に炉を保護する手段を用いる。他の詳
細についても後記に説明する。
耐火物で裏打ちした炉は長年ガラス溶融用に用
いられてきた。しかし、標準的耐火物の殆んど
は、ガラスによつて徐々に溶融または腐蝕し、炉
の漏れを生じてしまう傾向がある。温度およびガ
ラスの流動性が増すと、この腐蝕速度は急速に増
す。補修は可能であるが、しかし補修は通常実施
が困難であり、費用を要し、またその寿命も通常
短かい。この腐蝕速度を下げるために耐火物外面
を冷却してもよいが、こうするとエネルギー損失
が増してしまう。
通常は、ガラス浴頂部付近の側壁での腐蝕が最
も大きい。従来の炉では、ガラスの温度は頂部付
近が最も高く、溶融および精製温度は耐火物の能
力の理由から1600℃より低い値に制限される。耐
火物がガラス中に溶解するにつれて、腐蝕生成物
の多くは溶融浴中に放出される。溶解した耐火材
料はガラス組成の一部となり、ガラス品質に悪影
響を及ぼすこともある。重い腐蝕生成物は炉底に
沈んで底壁に対して幾分ゆるい配列の保護層を形
成しがちである。
炉口即ち炉の出口部分もまた高い耐火物腐蝕を
示しがちである。この出口帯域は多くの場合保護
金属で覆われる。米国特許第4029887号では、炉
から前炉チヤンネルまでモリブデン管を用いて耐
蝕性の高い導管を形成している。出口ライナー用
として白金も用いられてきた。実際、炉全体を白
金で裏打ちしてもよいが、しかし極めて高い費用
がかかる。
米国特許第3524206号に開示されるような縦型
電気溶融装置においては、溶融浴の頂部は冷バツ
チブランケツトで覆われている。この種の炉の腐
蝕は、典型的にはいわゆる融解ライン付近の直立
側壁部、および側壁を貫通する電極付近で最もひ
どい。本発明はこのような腐蝕を実質的に減少さ
せるかまたは腐蝕効果を減少させるかまたはその
両方の目的のための手段を提供する。
冷バツチブランケツトを有した従来の縦型電気
溶融装置においては、ガラス中に閉じ込められた
気泡を急速に逃がす自由表面がないから、ガラス
中に種結晶を保持しておく傾向がある。従つて焼
成を充分にするために炉内のガラス滞留時間を調
節しなければならない。新たに溶融したガラスは
精製されずに急速に出口方向に移動しがちである
から、この急速に移動するガラスによつて炉の悪
化をもたらす望ましくない対流が生じる。従つ
て、対流を調節し炉内のガラス滞留時間を長くす
る段階を設けなければならない。この方法の一例
としては、米国特許第4143232号に記されるよう
に、選択された焼成配列で通電される電極を深く
浸漬することによつて対流を調節する方法があ
る。この配列は、生じた熱が壁から離れた部分に
集中し電極開口周囲の腐蝕が減少するという長所
をも有する。本発明においては、中心部での集中
ガラス加熱およびホツトスポツト焼成を与えるよ
うに適応した改良された電極配列を採用する。
従来の耐火物よりも耐摩耗性が高い材料として
はモリブデン、白金、白金合金、そして鋼合金や
鉄もまたある程度認められており、ガラス溶融炉
構造に有用であると考えられている。例えばモリ
ブデンは、高速移動するガラスによつてかなりひ
どい腐蝕が生じる場合における電極材料および撹
拌ウエル用のライニングとして用いられてきた。
前記のように、白金やある場合にはモリブデンで
炉出口を裏打ちすることはしばしば行なわれてい
る。
白金は極めて高価であり、その用途は眼科用ま
たは光学用の特殊ガラスの溶融に限られることが
多い。米国特許第601851号に記載のように鉄を用
いることもできるが、鉄の融点は比較的低く殆ん
どのガラスを着色剤で汚染してしまう。しかし目
的によつては鉄を炉裏打ち材料と用いることがで
きる。
モリブデンは、温度強度が高く比較的安価であ
り多くのガラスとの科学的な混和性を有した金属
として認識されている。しかしこの材料は550℃
より高い温度で酸化する欠点を有する。過去にお
いてはモリブデンは製作が困難であつた。今日で
はモリブデンは平坦なまたは曲線状の板や管に成
形でき構造物に溶接できるから、魅力ある材料で
ある。モリブデンは2600℃で溶融し、約2200℃ま
での高度で使用可能な高い温度強度を有するとい
う極めて優れた長所を有する。例えばこれまで殆
んど専ら高温作業にのみ用いられてきた白金は、
1730℃で溶融し、約1600℃までの温度でしか使用
できない。このように、モリブデンは白金よりも
安価でそれよりはるかに高い融点を有するから、
極めて有用な材料である。
米国特許第3109045号には、モリブデンをガラ
ス溶融炉中の容器材料として用いることを示唆し
ている。この方法によれば、モリブデンるつぼ部
分を熱可塑性材料の外部浴中に浸漬してその外部
を酸化から保護している。るつぼの内部は溶融熱
可塑性材料で満たされ、こうしてモリブデンを周
囲雰囲気から保護してあるから、モリブデンは酸
化されない。さらに、モリブデンるつぼ外部はガ
ラスによつて保護されるが、モリブデンるつぼを
内部に配置する外部浴のための耐火槽または収納
容器はこのるつぼよりも大きく、容器周囲の溶融
ガラスは自由に対流して最後には耐火収納容器を
破壊してしまう。
この米国特許第3109045号に記載の容器は、特
殊な溶融体に適合した大きさと構造を有し、大規
模用には実用的でないと考えられる。また、モリ
ブデン容器の上部を酸化から保護する目的で運転
中にバツチ材料から空気を除去するためのパージ
ガス配列を必要とする。また、殆んどのガラス用
のバツチ材料はCO2、SO2およびH2Oのような酸
化剤を含むから、バツチがモリブデンと接触する
ことは許されない。他方、ガラスのレベルをモリ
ブデンよりも高いレベルに保つと、ガラスはモリ
ブデン頂部にある耐火リングに接触し、耐火物を
急速に腐蝕してしまう。
悪影響を生じることなくモリブデン炉内でバツ
チ材料のガス焼成を実施することは困難である。
何故ならば炎中の熱および酸素はガラス表面、正
確に言えば腐蝕および酸化に対して保護すべき部
分で最も高いからである。従つて、後記のように
本発明の対策を行わないと、モリブデンライナー
は燃焼ガスにさらされるから酸化されてしまう。
この種の炉、特にモリブデン裏打ちした炉内で
ガラスを溶融する方法としては、ジユール加熱が
好ましい。しかし、モリブデンは導電性金属であ
るから、選択した地点に電極を置き、ガラス中の
電流の流れを最適にするために適切な回路を備え
なければならない。ライナーへの短絡を回避する
のが通常望ましいが、電力の消散を均一にするた
めにある程度の電流がライナーに流れるように電
極を設置し回路を設けることが望ましい。さら
に、所望ならばライナーを直接加熱することも可
能である。この目的のためにはバツチ電極が適切
であり、種々の配列が米国特許第2215982号、第
2978526号および第4159392号に記されている。本
発明の好適な配列においては、可動バツチ電極を
用いる。米国特許第2978526号にはこの種の概念
が記されているが、しかしその配列は融通性が限
られており、炉への適切な充填をかなり妨げるも
のである。
本発明は、内側に被酸化性ライナーを有し、熱
可塑性材料を収容した炉を化石燃料と空気との混
合物を用いて加熱する熱可塑性材料溶融方法にお
いて、前記ライナーを酸化から保護するために、
燃焼生成物が過剰の酸素を含まないように前記混
合物に対する空気の量を臨界化学量論的条件に調
節し、燃料が酸化に対して中性状態で燃焼するよ
うにしたことを特徴とするものである。
なお、本発明において、「被酸化性」とは酸化
され得る状態にあることを意味する。
以下に添付図に関連して本発明の好適な具体例
について説明する。
本発明の炉10は、全体的に円筒状、丸型、多
面体、四角形または矩形の直立側壁14と底壁1
6を有した外殻12を備えている。底壁16は、
熱膨脹に適応するための分かれた部分からなつて
もよく、これらの部分は相互に電気的に絶縁され
てもよい。炉10の主要支持構造体を形成する外
殻12は、比較的気密で、絶縁シム13によつて
底壁16から電気的に絶縁されるべきであり、鋼
板でつくられてもよい。シム13は熱膨脹をも可
能とする。炉10はIビーム18によつて底部か
ら支持され、このIビーム18は絶縁シム25に
よつて地面から電気的に絶縁されてもよい。
Carborundum製造のFIBER FRAX のよう
な圧縮可能な断熱材層20Aを外殻12の直ぐ内
側に配して底壁16からその上端22まで伸ばし
てもよい。圧縮可能な断熱材20Aは炉の熱サイ
クル中に構造材料の相対運動を可能とする。圧縮
可能な断熱材層20Aに隣接して環状の堅固な断
熱材20Bを配する。
直立側壁26と耐火底壁28を有した耐火容器
24を、堅固な断熱材20Bから離隔した状態で
外殻12内に配置する。堅固な断熱材20Bと耐
火容器24間につき固めミツクス21を配して、
ガラス密シールを形成する。このつき固めミツク
ス21を以後時折タンプと呼ぶが、これは粒状耐
火材料であり、これを所定位置に充填またはつき
固めて炉の運転開始時に焼成または焼結してもよ
い。容器24は耐ガラス腐蝕性の既知の耐火材料
でつくるのが好ましい。耐火容器24内にはライ
ナー30を同軸状に配し、このライナーを耐蝕性
の高い耐火金属で形成するのが好ましい。
ライナー30としては、タンタル、レニウム、
ニオブおよびタングステンも適切であるが、モリ
ブデンが有用であり好ましい材料であると考えら
れる。ある場合には、特にガラスが高度に酸化さ
れる場合には、貴金属(例えば白金、ロジウム
等)もライナーとして適切である。貴金属は高温
では比較的弱く、従つてライナー30に付加的支
持を与えるためにブレーシングまたは一体的なリ
ブを必要とすることがある。このようにガラスが
高度に酸化される場合には、犠牲陽極と共に陰極
またはDCバイアスをライナーに設けてもよい。
このような配列は貴金属を用いる方法よりも安価
である。また、約1100℃より低い比較的低温でフ
リツト等を溶融する場合には、鋼およびニツケル
合金も有用である。炉10を電気的に加熱するた
めの電極について以後記すが、電極は前記の材料
でつくつてもよいが、モリブデンをも同様に好ま
しく用いることができる。有用と考えられる他の
材料については、特にそれらを用いる理由がない
限り、これらはかなり高価であるから、特にここ
では強調しない。
好ましい具体例においては、ライナー30を、
重め継目に沿つてリベツト固定した成形モリブデ
ン板でつくる。この場合には他の補強材は必要な
いと考えられる。また、相互の間隔を密にするな
らば前記に挙げた材料の板を容器のためのシール
ドとして使用できる。
容器24の直立壁26とライナー30は近くに
接近しており、その間に比較的狭い環状空間32
を形成する。この空間は、実質的な密着から好ま
しくは約1インチ程度の間隔までの範囲であつて
もよい。後記に述べる理由から、空間32には粉
砕した非腐蝕性の高粘度ガラスくず、バツチまた
は他の耐火タンプ層(参照番号23参照)を満たし
てもよい。
ライナー30の機能を理解することが重要であ
る。ライナー30は、炉10内で対流する熱可塑
性材料(ガラス)43による腐蝕から耐火容器2
4を保護する。さらに非常に重要なことである
が、ライナー30は、溶融速度を増しガラスの品
質を改良することを可能にする。溶融速度の増加
は、炉10の運転温度を高くできる結果として達
成される。ガラス品質の改良は、耐火物よりもモ
リブデンはガラス汚染を生じることが少い結果と
して達成される。従来の溶融槽内でのガラスとの
接触にいずれの耐火物を用いても、その耐火物は
ガラスを事実上腐蝕および汚染する。従つて、耐
火ブロツク、特に大型の耐火ブロツクは熱衝撃で
亀裂を生じてしまう。耐火ブロツク間の空隙およ
び亀裂からは空気が耐火物中に入つて耐火物が反
応し、反応体がガラス中に入つてしまうことにな
る。ガラス炉の激しい熱による耐火物のガス発生
によつても、ガラスが汚染する。欠陥および汚染
物(例えば脈理、種結晶、石等)の不在の尺度で
あるガラス品質は、従来の溶融槽内の前記の要因
の全てによつて影響を受ける。従つて、ライナー
30は前記のように腐蝕から耐火容器を保護する
だけでなく、不透質容器に対するガラスの溶融を
可能とし、こうしてガラスへ汚染物が混合するの
を防ぐ。
モリブデンは現在経済的な高温操作に利用可能
な最も耐蝕性の高いライナー材料であると考えら
れるから、モリブデンを選択するのが好ましい。
モリブデンは550℃より高い温度で急速に酸化さ
れるから、酸素から遮断されなければならない。
本発明の好適な具体例においては、ガラスのレベ
ルをライナー30の上線31よりも高く保つこと
によつてライナー30をガラスレベルよりも低く
保ち、こうしてライナー内面を保護する。空間3
2とトラツプ29に密に充填した材料によつて、
ライナー30の外面を酸素汚染から保護する。
炉10の底壁28は主に耐火物で形成してもよ
く、またはライナー30の壁と同じ材料を含めた
種々の材料で裏打ちしてもよい。しかし、説明の
目的のために、ここでは耐火物で形成した底部を
有する炉について記し、他の変形については第7
−10図に関連して説明する。
また、前記の耐火物層24、断熱材20A,2
0Bおよびタンク21−23の代りに、密充填
砂、つき固めミツクスおよび高粘度(即ち硬質)
ガラスくずの混合物を用いることもできる。こう
して、底壁を有したまたは有しないライナー30
を、外殻12とオフセツトブロツク27(後記に
説明する)によつて囲まれた粒状形成物内に配置
してもよい。この場合には、砂、ガラスくずおよ
びタンプは加熱時に高粘度ガラス複合体および溶
融または半溶融材料を形成しこれらがライナー3
0を酸素から遮断するから、断熱効果はさほど大
きくはないがライナー30を保護できる。溶融ま
たは半溶融砂は高粘度であるから、ライナー外部
での対流による伝熱損失は、大幅に減少する。こ
の目的に有用な材料の例としては砂、シリカまた
はジルコニア、つき固めミツクスCorhart#A893
または#251420が挙げられる。
後記に説明する底部または床部電極40を炉に
組込む場合には、1800℃で39.37Ω・cm(100Ω・
インチより高い電気抵抗率を有したCorhart
#1350Zirconのような裏打ちなしの高抵抗率耐火
物で底壁28を形成すべきである。第1図に示し
ていないが、特に高温で硬質ガラスを溶融する用
途の場合には、ライナー30が底壁28を横切つ
て伸びるように備えてもよい。このような配列に
よれば、ライナー30の材質の抵抗率は低いか
ら、底部電極を実際上使用しないで済む。
第1図では図を簡単にするためにただ一つの電
極を示してある。電極は、底壁28の開口42内
に角度をなして配置されてもよく、炉の内部空間
46内へ伸びていてよい。電気接続部は図示して
いないが、各底部電極40はその末端47での接
続部によつて通電されてもよい。加熱は主に先端
44から空間46内の溶融熱可塑性材料43中へ
なされる。底部電極40を可動にして、先端44
を矢印a1の方向に軸方向に調節してもよい。
熱可塑性材料43を溶融するために、複数のバ
ツチ電極50をも用いてよい。これらの電極につ
いても図を簡単にするために、電極一つだけを示
す。これらの電極は各々、炉10の周辺の回りに
配置され種々の配向自由度を有するように適合せ
しめられる。バツチ電極50は、外側金属または
セラミツクスリーブ部51と内側同心状耐火金属
電極棒52を有してもよい。この電極はその末端
53での電気接続部(図示せず)によつて通電さ
れてもよく、その先端54は空間46内に配置さ
れる。電極棒52は軸A1およびA2に沿つて調
節可能であることが好ましい。バツチ電極50
は、スリーブ58内にジヤーナル支持されたアー
ム56によつて水平に支持される。外殻12に取
付けた支持構造体60は、支持体64内にスリー
ブ嵌合したシヤフト62を経てスリーブ58を支
持する。
運転中は、支持構造体60は外殻12に対して
固定されたままであるが、支持体64内にスリー
ブ嵌合したシヤフト62は両方向矢印a2の方向に
軸方向に可動である。水平スリーブ58はシヤフ
ト62の上端66に回転自在に取付けてある(矢
印a3参照)。こうして、スリーブ58内に取付け
た支持アーム56は、矢印a3で示すようにシヤフ
ト62の垂直軸A1を中心にして回転できる。水
平支持アーム56は矢印a4で示すように水平軸A
2を中心にして回転でき、また矢印a5の方向に水
平軸A2に沿つて動かされてもよい。バツチ電極
50は図示のように垂直でなくてもよく、電極5
0をアーム56に支持するブラケツト57を変え
ることによつて電極50を傾斜可能にしてもよ
い。
前記の支持構造体60等によつて支持されるバ
ツチ電極50は、上下に移動でき、また炉10の
中心線Cに対して半径方向に、垂直に対して角度
をもつて、および水平に弓形に移動できる。この
ように、各電極50は自由度を有して、運転中に
空間46内の選択される座標系のいずれに対して
も調節可能なように配向できる。
中心バツチ電極80は炉10の中心線Cに沿つ
て垂直に配置され、電気接続部(図示せず)によ
つて前記と同様にその末端82で通電される。こ
の電極を水平支持体86と結合し、この水平支持
体86を、水平スリーブ88、垂直シヤフト9
0、および外殻12に固定した支持構造体92に
取付ける。中心バツチ電極80は、両方向矢印a6
の方向に垂直に移動してその先端96の位置を調
節できるようにしてある。炉10上の空間を調節
するために、バツチ電極と同じアーム(例えば5
6)からこの中心バツチ電極を支持するように配
置してもよい。例えば第4図および第5図におい
て、中心電極80とバツチ電極50とを軸A1に
沿つて互いに上下に配して同じ支持体60′によ
つて両者を支持するようにしてもよい。このよう
な配列においては、他のバツチ電極50を120度
離れた所に配し、広い頂部面を炉10上に確保し
て充填を容易にすることができる。
本発明の別の具体例では、床部電極を閉止し
て、その代りにバツチ電極50に対して大略前記
と同様にして円周方向に互い違いに付加的バツチ
電極(図示せず)を配する。こうして6本のバツ
チ電極をほぼ60゜離して中心線Cの回りに配置す
ると、対称性の高い電極配置になり、炉10の上
部付近に熱が供給されこの部分で最も効果的な溶
融が行なわれることになる。
電極50および40の先端54および44を炉
の中心線Cとライナー30の壁との間のほぼ中間
に配置すると、溶融工程が促進されることも判明
した。比較的小型の炉10、即ち直径約1.2〜1.8
m(4〜6フイート)の炉については、電極50
を中心線Cからライナー30までの距離のほぼ半
分の位置で中心線Cの回りに対称に配置すべきで
ある。他の配置も可能であり、それらを下記に記
載する。
バツチ電極50と床部電極40は両方共少し異
なつた機能のために非常に有用であると考えられ
る。床部電極40はバツチ電極50を挿入する前
の運転開始に特に適切である。床部電極40はま
たトリミングおよび精密調節用に完全運転中に用
いられてもよい。バツチ電極50は主に全時間高
速溶融用に用いられ、それら単独で用いても有用
である。中心バツチ電極80は主に、溶融困難な
ガラスの精製に有用である。さらに、電極50,
40および80を単独でまたは組合せて用いて、
炉を極めて融通性の高いものとしてもよい。詳し
くは述べないが、冷却水用の外部ジヤケツト等を
備えて電極40,50および80を水冷してもよ
い。こうすると、電極寿命が長くなる。
耐火物底部28の開口102内には、中央貫通
開口101を有した出口管100を配し、この出
口管100はライナー30と同一材料、即ちモリ
ブデンでつくるのが好ましい。電気接続部(図示
せず)を出口管102の末端104または近辺に
接続する。こうして出口管100に通電してその
先端103から溶融熱可塑性材料43を経て中心
電極80の先端96へ点弧させる。管100は電
気的点弧によつて腐蝕することがあるから、交換
の容易な中心電極80を直流電位と電気的にバイ
アスさせて、犠牲電極として用いてもよい。
中心バツチ電極80と出口管100に通電する
と、その間に大電流が流れて熱可塑性材料43の
浴中にホツトスポツト106が生じる。中心電極
80の先端96と出口管100の対応する先端1
03は、高電流を運ぶことのできる大表面積ジス
クであつてもよい。ホツトスポツト106中に消
散したエネルギーによつて、材料43は、出口管
100内の開口101を通して炉10から出る直
前に精製される。高温に高められた精製温度は炉
中心付近に集中するから、炉壁の悪化は減少す
る。
炉壁温度をさらに下げるために、耐火容器24
の直立壁26をライナー30の上縁31付近で段
付にする。壁26を段付にするために、耐火ブロ
ツク27を第1図または第9図に示すように片寄
らせ、または壁自体を第3図のようにくぼみ付に
してもよい。こうして直立耐火壁26の上部に、
ライナー30から離れる方向に半径方向にくぼみ
を付けて、ブロツク27付近の材料の温度を、溶
融熱可塑性材料43(例えばガラス)およびバツ
チ110による腐蝕が大きくない温度まで下げる
ようにする。
ライナー30とくぼみ付のまたは片寄つたブロ
ツク27との間にはチヤネルまたはトラツプ29
を形成する。一つの具体例では、運転開始時に、
溶融して徐々に空間32へ流入する非腐蝕性ガラ
スをトラツプ29に満たしてもよい。ライナー3
0の水平フランジ33が、半径方向に外側に伸び
て耐火壁26の上面35を覆つている。フランジ
33の外縁37はブロツク27付近で最も温度が
低く、この部分のガラスは最も粘度が高いから、
運転開始後にはフランジ33によつて、トラツプ
29内の溶融材料43が半径方向に流れて空間3
2に入るのが防止される。また、ブロツク27は
炉10の中心部の高熱部分から離れているから、
ブロツク27の腐蝕も下がる。
ライナー30の底端36には、耐火容器24の
底壁28とライナー30との間にスロツト39を
形成する。スロツト39には、溶融熱可塑性材料
に耐火物の腐蝕生成物の混合物41′が閉じ込め
られ集められる。スロツト39の底部の溶融材料
は、炉10の他の部分よりも有意的に低温であ
り、従つてスロツト39内に閉じ込められた混合
物41′は、高粘度を有して失透するかまたはそ
のいずれかとなり、こうして室空間46内の溶融
材料43とライナー空間32内の材料との間のシ
ールとして作用する傾向を有する。
同様に、ライナー30と直立耐火壁26との間
の空間32は狭く、従つて炉10内の熱に起因す
る対流はこの空間内で防止されまたは実質的に減
少し、耐火物の対流腐蝕は減少する。空間32は
腐蝕生成物と熱可塑性材料との混合物45のため
のトラツプとして作用する。空間32内に閉じ込
められた腐蝕生成物は連続的に漏出しないから、
耐火物の腐蝕は防止される。
空間32をシールしてその中に保持される材料
の循環を防止するために効果的な冷却がなされる
べきであるが、所望ならば一本またはそれ以上の
冷却管112を備えてライナー30の端部または
縁36および37付近に冷却ガスを運ぶようにし
てもよい。こうして付加的に冷却すれば、ライナ
ー空間32の端部に隣接する部分でガラスが固化
するからシールを充分に確実にすることができ
る。
耐火物の腐食を防止し低温で狭いまたはそのい
ずれかの帯域を確立して炉の傷つきやすい帯域で
の対流を防止する前記の方法および装置は種々変
形できる。一例として、フランジ33をオフセツ
トブロツク27内に伸ばして、ライナー30の底
端36を側壁26等内にフランジ結合してもよ
い。これらは全て、ライナー30と耐火容器24
間の中間部分を、比較的低温で体積の小さいまた
はそのいずれかの部分に配置して、溶融ガラスの
通過を妨げるように設計される。さらに被酸化性
でないライナーを用いた場合には、その上縁30
を熱可塑性材料43の端部上に伸ばして、オフセ
ツトブロツク27を省略できる。
前記に記したように、耐火容器24の底壁28
をモリブデンで裏打ちして保護してもよい。この
特徴を第9図と第10図に関連して説明する。さ
らに、底壁材料としてタンプまたは酸化クロム耐
火物を使用できる。この後者の方法では、タンプ
または酸化クロム耐火物は放出されてガラスと混
合してしまうことがあるから必ずしも好ましくは
ないが、ある種のガラスに対しては可能で有用な
方法である。酸化クロムは導電性であるから、こ
の場合には底部電極を用いるのは実用的でない。
ライナー30にモリブデン底部がなければ、底
部電極を用いた操作の融通性が高くなるから、高
温処理を要する非常に腐蝕性のまたは粘度の高い
ガラスを溶融する時以外は、ライナー30にモリ
ブデン底部がないことが全般に好ましい。この場
合には炉10の建造費用も下がる。さらに、底壁
28の大部分は沈降腐蝕生成物によつて保護され
るから、極めて高温での操作が必要でなければ、
底部ライナーは必要でないであろう。他方、本発
明はライナー30用の底部によつて得られる保護
効果があつてもなくても実用上実施可能であるか
ら、底部裏打ちした炉についてはさらに後記に説
明する。
本発明の方法において、バツチブランケツト1
10を形成するバツチ材料を連続的に炉10の熱
可塑性材料43上に添加してもよい。この場合に
は、バツチブランケツト110と溶融材料43を
分離する融解ライン111が炉10を横切つてラ
イナー30のフランジ33のレベルより高い所に
伸びるように炉を操作することが重要である。溶
融材料層をフランジ33上に常に保つことによつ
て、バツチブランケツト110内に含まれる酸素
とガス状生成物からライナー30を保護する。ラ
イナー30の上縁31をバツチ材料110中に突
出させてもよいが、この場合には上縁31は溶融
材料で覆われないから酸化作用を受けるであろ
う。しかし、上縁31とブロツク27によつて形
成されるトラツプ29は主に運転開始目的のため
に有用であり、運転開始後の上縁31の酸化は悪
影響を生じることはない。
本発明の重要な特徴をさらに説明するには、運
転開始手順を理解する必要がある。酸化されやす
いライナーを有する従来の炉では、運転開始時に
そしてその後の炉の運転中に不活性ガスでパージ
ングする。特殊ガラス用の小規模装置では、真空
下に操作することもある。特に熱効率および経済
性の理由から真空およびパージガス配列が魅力的
でない場合には、このような配列の規模を大きく
することは困難である。
本発明においては、炉10の運転開始は従来の
縦形溶融装置の運転開始と同様である。第3図に
おいて、従来の縦型溶融装置に通常用いられるも
のと同様の種類のカバー11を炉10上に設けて
もよい。カバー11を貫通するバーナー9を配し
て、供給源(図示せず)からの燃料をガスライン
15によりそして燃焼空気を空気ライン17から
供給する。運転開始時には炉10には通常点線B
まで粉砕ガラスまたはガラスくずを部分的に充填
する。この点線Bはガラスくず充填角度(典型的
には45゜)を示す。ライナー30の上縁31を覆
うことが好ましい。材料は、溶融するにつれて沈
降し、開口19を通してより多くのガラスくずが
添加される。可能ならば、バツチが少くとも部分
的に溶融した後に床部電極40に通電する。炉1
0が溶融熱可塑性材料でいつぱいになると(ガラ
スラインG参照)、ライナー30は酸化から保護
される。
運転開始時には、外殻14の底壁16内の開口
65内にシールまたは溶接された入口管63を通
して圧力下に炉10へパージガスPを送入しても
よい。パージガスPは、装置を酸化から保護する
ために外殻14内の空間を満たすのに用いられて
よい。外殻は充分に気密であるから、パージガス
Pは炉10内に適切に閉じ込められて、通常の費
用で炉10を効果的に安全に運転開始できるよう
にする。炉が溶融ガラスで一度満たされた時に
は、パージガスの供給を止めてもよい。
本発明においては、ライナー30をさらに酸化
から保護するために、燃焼生成物が過剰の酸化を
含まず、初期ガラスくずBの溶融が減圧または中
間大気圧条件下に達成されるような工合にバーナ
ー9を操作する。すなわち、化石燃料と空気との
混合物を用いて炉を加熱する際、この混合燃料に
対する空気の量を臨界化学量論的条件に調節し、
燃料が酸化に対して中性状態で燃焼するようにし
ている。また、ある種のガラスについてはライナ
ー30が炭素で汚染されるとガラスの品質に有害
であるから、炎を過度に感じることは望ましいこ
とではないと考えられる。
充分な量の材料が溶融した時には、バーナー9
をとめ、底部電極40に通電して炉の温度を保つ
ようにしてもよい。次いでカバー11を除去し、
バツチ電極50および80を各々の位置に挿入す
る(第1、2、4および5図参照)。次に出口管
100を通して底部から溶融材料43を除去する
につれて、バツチ材料110を連続的に炉10に
添加してもよい。
バツチ110を所望方向、特にトラツプ29の
帯域内に保つために充填制御手段(図示せず)を
備えてもよい。充填およびガラスの静水頭を調節
できる操作方法が好ましい。充填、ヘツド、及び
電極50,80縦方向調節の組合せによつて溶解
ライン111を調節できる。
第2図に本発明の一つの可能な電極配列を示
す。底部電極40を円で示し、バツチ電極50を
十字形で示し、中心バツチ電極80と出口管10
0電極を十字形を中心とした円で示す。底部電極
40を閉鎖デルタ配列で点弧して、各電極40間
の矢印40′にて示すように、各電極がその次の
隣接電極に対して点弧するようにしてもよい。同
様に、バツチ電極50は矢印50′で示すように、
底部電極40と同様にまたはそれらとは逆に、前
記の第一の点弧パターン上に重なつた閉鎖デルタ
配列にて相互に点弧してもよい。電極40および
50をライナー30の壁から離れた所に配置し
て、炉の中心付近に熱を集中することが好まし
い。図示の配列では、重なつたまたは二重のデル
タ状点弧になつているから電気的に対称であり、
また電極40および50は円周方向に互いに違い
になつているから物理的にも対称である。床部電
極40の代りに三本の付加的なバツチ電極を用い
た場合にも同じ点弧パターンおよび対称性が得ら
れるであろう。
前記の対称性は溶融効率および均一性の点で重
要である。さらに、電極40および50を対称に
配置して点弧させることによつて、ライナーは実
質的に中性点または大地電位で操作される。従つ
て、ライナー30から、同様に電池で操作される
外殻40へ破壊電流が流れる危険性が少く、断熱
材20A−Bを通してガラスが外殻へ漏出しても
問題がなくなる。
従来の縦形溶融装置では、耐火容器の外壁は、
容器自体の腐蝕をおさえるために、冷却される。
しかし、本発明においては、炉10内に熱を保つ
ために断熱材20を用い、ライナー30は高温腐
蝕に耐えることができる。炉10のこの断熱構造
によつて、高いエネルギー効率および高温運転が
可能となり、こうして溶融速度は大幅に改善され
る。炉10の耐火物は、ライナー30によつて保
護されるから、断熱材20の使用が可能なより一
層高い操作温度に耐えることができる。壁26中
のガラス接触耐火物が炉の極熱によつて軟化した
場合でも、タンプ21の中間層が断熱材20への
ガラス漏出を遅くする。種々の保護材料層が、炉
10への腐蝕性物質の破壊的衝撃を連続的に抑制
される。さらに対流によつて炉10が悪化しそう
な場合にも、対流は抑制され、または封じ込めら
れる。例えば、室空間46内の材料の全体的な対
流は、耐火容器24の壁26からライナー30に
よつて抑制され、ライナー30と外殻12との間
の空間32での対流は、この空間内の材料の動き
は全て妨げられるから、制限される。空間32内
に高粘度材料を配置する場合には、特にそうであ
る。
前記のように耐火物26、タンプ21および断
熱材20A,20Bの代りに砂、ガラスくず、タ
ンプまたは粉砕耐火物またはこれらの混合物を用
いる場合にも、同じ結果が得られると考えられ
る。熱損失は増すであろうが、大地電位で操作さ
れるライナーは電流源とはならないから、電気的
損失はほぼ同じであろう。
第1図に示すように、上記装置は、外殻12の
側壁14を直接大地電位または中性点電位に接続
して監視できるという長所をも有する。この長所
は安全上有益であり重要である。安全のために接
地ストラツプ49が側壁14を大地Gに接続して
いる。側壁14から大地Gへの電流を電流検出器
48によつて監視する。ストラツプ49に電流が
流れた場合には、側壁が絶縁されなくなつたこと
がわかる。この場合には、操作者接地ストラツプ
49を切断して電流がさらに大地に漏れるのを防
ぎ、人員を守るために炉の回りにケージまたはバ
リヤ(図示せず)を設置すべきである。ライナー
30を大地電位で操作するように電極を操作およ
び配置する特徴は、従来の炉になかつたものであ
る。外殻12の底部16は接地されず、通常はあ
る程度の電圧Vで浮遊している。絶縁シム13に
よつて側壁14から底部16を絶縁し、同様の絶
縁シム25によつてIビームおよび関連支持構造
体を底部16の浮遊電圧から絶縁する。
第6図に示すように、外殻12の底壁16を複
数の部分16A…16n(そのうちの三つだけを
図示する)に分割してもよい。底部電極40を用
いる場合には、それらを開口42を通して底壁1
6にスリーブ接続してもよい。電極40の各々を
非導電性スリーブ59によつて底壁16から絶縁
する。底部16の各部分16A−16nは、絶縁
シム69によつて相互に絶縁する。こうして、底
部16の部分16A内の電極42間に短絡が生じ
た場合には、電流は隣接する電極には伝わらな
い。さらに、一つ以上の電極が各底壁部分16A
−16nに短絡した場合には、一つの電極から他
の電極への危険な短絡が起こることはない。通
常、底壁16への短絡が起こる場合には、短絡は
開口42付近で起こり、この開口42は高温ガラ
スで満たされるようになつていてもよい。このよ
うに、分割底壁16を用いることは賢明な方法で
ある。ガラスが外殻12に浸透した場合でも、炉
の運転を続けることができ、但し熱損失と電気的
損失は増す。種々の外殻部分が分離されているか
ら、破壊的な故障を避けることができる。同様
に、外殻の底壁16と大地間はIビーム18で絶
縁されているから、底壁16にガラスが流れても
大地へ破壊的電流が流れることはない。図には示
してないが、底壁16の分割には、電極を貫通さ
せていない部分をも含めてよい。
本発明の方法において、炉は最大1700乃至2000
℃の温度で操作されるように意図される。全般
に、ガラス炉での溶融速度は、温度が100℃上が
る毎に二倍になる。従つて、本発明の炉は、2乃
至4倍大きな従来の電気加熱装置と同じ能力を有
する。逆に、本発明の炉と同じ大きさの従来の電
気加熱炉は、本発明の炉の約半分のガラス量を生
産できるだけである。例えば、直径約3.66m(12
フイート)の従来の電気炉の代りに、直径約1.8
〜2.7m(6〜9フイート)の本発明の炉を使用
できる。さらに、本発明の炉の高さは典型的な縦
型溶融装置の高さよりもはるかに低い。高さの低
い炉は、建造が容易であり、炉内に閉じ込められ
るガラスのヘツドが低いから構造用材料は少なく
て済むから、好ましい。
さらに、より一層高温で操作できるから、非常
に硬質のガラスをも大量に経済的に溶融できる。
また、全く新しい理論的な組成物だけを得るよう
にすることができる。
ここに記載の炉10の具体例は、直径約1.2m
(4フイート)、深さ約0.9m(3フイート)の比
較的小さな多面体溶融装置である。現在のところ
この炉はコーニング・コード7073硼素酸塩ガラス
を約0.139m2/トン(1.5平方フイート/トン)の
速度で溶融することができている。従来の炉によ
る溶融速度は、ガスだき蓄熱炉では約0.557〜
1.115m2/トン(6乃至12平方フイート/トン)、
縦型電気加熱ガラス溶融装置では約0.278m2/ト
ン(3.0平方フイート/トン)であるから、本発
明の炉は溶融速度の点で非常に優れている。
この装置では、ソーダ石灰ガラスを約0.07m2
トン(0.75平方フイート/トン)および多分約
0.05m2/トン(0.50平方フイート/トン)の溶融
速度で経済的に溶融できるものと考えられる。こ
のような結果により、前記に記載した種類の比較
的大きな能力を有した炉は、いわゆるフロートガ
ラス操作に有用であり、従来の大型のフロート炉
の必要性をなくすることができると考えられる。
本発明の充分に裏打ちした炉は耐火物脈理を生
じることがなく、約5.67×105キロカロリー/ト
ン(2.25×106BTU/トン)程度を必要とするだ
けである。一方、従来のガスだき蓄熱炉は約
1.260〜1.764×106キロカロリー/トン(5乃至7
×106BTU/トン)を要し、脈理を生じて品質の
悪化をもたらす。さらに、従来の炉は使用によつ
て摩耗し、効率がさらに下がる。これに対して、
本発明の装置は優れた耐摩耗特性を有するから実
質的にその全有効寿命期間にわたつてその高い効
率レベルを保つ。炉10と内部ライナー30の形
は、平面図で円形、多面体、四角形または矩形等
種々の形であつてよい。さらに、側壁を傾斜させ
て円錐構造にし、小さな集中ガラス体を含む高温
中央帯域を保ちながら対流を調節しおよび炉の上
縁を中央部から離れた位置に移しまたはそのいず
れかを達成するようにしてもよい。このようにし
ても、ライナーと耐火容器を保護する本発明の特
性は実質的に変わらない。
第7図に示す炉10Aでは、床部28上の直立
出口電極部103(第1図)をなくして円錐ライ
ナー30Aを外部出口管100と直接結合するこ
とができる。バツチ電極50Aを接近させて配置
し深く浸漬することによつてホツトスポツト10
6Aを達成できる。第1図で説明したバツチ電極
50を電極50Aより高い位置に電極50A間に
互い違いに配置できる(第9図をも参照)。また
電極50の浸漬深さを浅くして炉10Aの中心C
からさらに半径方向に遠ざけてもよい。
第9図と第10図に示した本発明の別の具体例
では、炉10Bは外殻12、断熱材層20、耐火
容器24、狭い空間32により容器24から分離
されたライナー30Bを有する。容器24は直立
側壁26と床部28を有する。ライナー30Bは
側壁72、床部74、および前記の上方直立外部
フランジ33を有している。
図示のように耐火容器床部28を出口100に
向かつて下方にわずかに傾斜させ、比較的狭い空
間76によつてライナー床部74から分離しても
よい。空間76を保つために、種々の支持体を備
えてもよい。床部74の外周縁を、側壁72から
突出した内側に伸びたフランジ部84によつて支
持する。床部74は、ライナー30Bの側壁72
に溶接または結合させてもよく、または単に図示
のようにフランジ上にのせるだけでもよい。容器
床部28のくぼみ95には中間支持体またはシム
94を配置する。環状管の形をした中央支持体9
8は半径方向に伸びたフランジ99を有し、この
フランジ99はライナー床部74の内向き部97
を支持している。中央支持体98は床部28の内
向きくぼみ94A内に支えられている。フランジ
84、シム94および中央支持体98は、所望に
応じて耐火やモリブデンや他の適切な材料でつく
ることができる。空間76には通常は熱可塑性材
料を満たしてライナーを保護する。床部74のた
めの種々の支持体によつて空間76を保ち、保護
材料が所定位置からはずれるのを防ぐ。
コネクタ93は、外殻12の底壁16と容器2
4の床部28を貫通して伸び、ライナー床部74
と結合している。コネクタ93の末端は電源と接
続されて、ライナー床部74に通電する。付加的
なコネクタ93(図示せず)によつてライナー3
0Bの他の部分に通電して、電気的対称性を良好
にするようにしてもよい。ライナー30Bと耐火
容器24との間の空間32および76、容器24
の床部28内のスロツト36、および出口100
の回りの環状空間96等を含めた種々の位置に電
気ヒーター104を配置して、運転開始および炉
の制御用に用いてもよい。
アーム87によつて支持された一対のバツチ電
極50を炉10B上に配し、バツチブランケツト
110を通してライン11より下の融解帯域に伸
ばす、好適な具体例においては、複数対のバツチ
電極50Bを炉の回りに30゜または60゜間隔で配置
する(第10図)。図ではバツチ電極50Bを対
をなした配列で示してあるが、単一、三つ組等の
他の配列および組合せにしてもよい。半径方向ラ
インに沿つて組50−50Bとして一つまたはそ
れ以上の電極を配置して、炉を対称的にカバーす
るのが好ましい。第10図では、複数組の電極5
0−50Bにより、電極間隔は比較的近くなる。
この配置によれば、電極50−50Bは相互に点
弧してその間に近距離で接続した電流を生じるこ
とができる。電極間隔を対称にし、電気的加熱の
バランスをとつて炉内に比較的均一な温度を生じ
るようにすれば、生じる対流は比較的に小さくな
る。
第9図においては、半径方向配置の電極の周囲
に対称性が生じる。異なつた半径位置にある電極
に通電して、その各々の半径方向部分に同程度の
温度を保つようにしてある。各電極50の回りの
ガラスは周囲のガラスよりも高温になるから、各
電極50の下方のガラス運動は実質的に上方に向
かつた動きになる(内側および外側対流渦を示す
円状矢印OおよびI参照)。電極50間では下降
ガラス流が生じる。炉10Bの中心からライナー
30Bにわたつて温度をほぼ同一に保てば、大き
なまたは高い対流渦によつて圧倒されることのな
い対流渦が各電極50によつて生じる。多数の小
さな対流渦は、その間の剪断応力が大であるか
ら、大きな対流渦よりも低い速度で動く。従つて
溶融装置内でのガラス滞留時間が長くなる。渦の
浸透深さは溶融温度でのガラス速度の関数として
表わされる。通常は、渦を小さく保ち炉低部では
精製のために静止状態を保つのが望ましい。しか
し、特に中心バツチ電極(第1図)を精製のため
に使用できることからすれば、対流浸透が深くて
もガラスの品質には影響しないと考えられる。
第1、7および9図において、各バツチ電極5
0および50Bは炉融解ライン111の頂部に比
較的近いことに留意すべきである。炉10,10
Aおよび10Bにおいてこの部分に熱を集中する
ことによつて、溶融ガラスは激しく対流しないよ
うになり、そして熱は必要部分、即ちバツチ10
の近くに集中される。このことは、抵抗率が温度
と共に急速に変化するガラス(例えばアルミノシ
リケートガラス)に対して特に有益である。バツ
チブランケツト110の直下部ではより多くのエ
ネルギーを消散することができ、溶融作業は一層
効果的になる。
電極50,50Aおよび50Bは対称に配置す
べきである。このことは、特に大型の炉、例えば
第9図および第10図に示す炉10Bにおいて重
要である。電極50−50Bを30゜または60゜毎に
配置して、交互の組が異なつた点弧パターン、例
えば交互点弧、周辺点弧等を示すようにしてもよ
い。15゜までの互い違い配列までの他の組合せお
よび配列も可能であるが、図示の配列が好まし
い。
バツチブランケツトに接近した電極により対称
的に点弧させると、垂直および水平方向の温度安
定性が得られ、その結果エネルギーをさらに効果
的に使用できガラス品質が向上するという長所が
得られる。通常は、ガラス溶融炉においては、新
たに加熱されたガラスは、温度上昇と共に密度が
下がるから、上昇しがちである。同様に、低温の
ガラスは密度が大であつて下方に動く傾向を有す
る。こうして溶融ガラスの対流渦または回転運動
が生じて溶融体内で維持される。これはガラス密
度差によつてこのような回転運動を生じる駆動力
が生じるからである。本発明においては、熱は炉
内の高い部分(融解ライン111の直下部)にあ
るから、加熱ガラスは炉頂部付近にとどまりがち
となる。無論ある程度の冷却が生じて、ガラスは
下方に流れて対流を生じるであろうが、しかしガ
ラスは炉頂部付近で加熱されるから、その初期運
動は制限され、こうして付近の他のガラスの変位
は減少する。新たに加熱されたガラスは平衡に最
も近い部分であつて急速に変位や冷却を受けない
から、新たに加熱されたガラスが炉頂部付近にと
どまる傾向は増す。
水平方向の温度分布が均一である結果として、
一つの主要対流渦は炉の高温側から低温側に抑圧
される。熱入力を水平方向にバランスされること
によつて、炉のどの部分においても、ガラスが過
度に加熱または冷却されて対流を増す傾向は少な
い。
本発明はまた、第1図と同様な但し第10図の
配列のように半径方向ラインに沿つて対、三つ組
等として配置した床部電極を有し、ライナー底部
のない装置をも包含する。
第1図の比較的小型の配列(直径約1.2m)か
ら第9図の大型装置(直径約3.0〜9.0m)までの
種々の大きさの炉が可能である。これより大型の
装置も可能であるが、この場合には直径の増加と
共に電極数を増すことになる。さらに、前記の電
極組の中間に互い違いの組をなす複数の電極を導
入する必要があろう。
前記の具体例の特徴を各々組入れ互に交換し合
つてもよい。例えば第1図および第3図に示す耐
火物つき固めミツクス21の層を他の具体例に組
込んでもよい。このような重要な交換性のある特
徴はいくつもあるから、前記の具体例は単に説明
のためのものであり本発明を制限するものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法に使用される、ライナ
ーを裏打ちした炉の略部分断面正面図(横断面線
は省略)であり、第2図は、好ましい重なり電極
配列の略図であり、第3図は、運転開始時の裏打
ちした炉の略正面断面図であり、第4,5図は、
電極配列の略側面および平面図であり、第6図
は、底部板と電極の電気絶縁を示した、第3図の
炉の底面図であり、第7図は、本発明の別の具体
例の略側面断面図であり、第8図は、第7図の炉
に適切な電極配列を示す略平面図であり、第9図
は、複数のバツチ電極、裏打ちした底部およびそ
の支持体を有した大型炉の部分説明図であり、第
10図は、第9図の炉の電極配列図である。 10……炉、12……外殻、13……シム、1
4,26……直立側壁、20A,20B……断熱
材、21……つき固めミツクス、24……耐火容
器、28……耐火底壁、29……トラツプ、30
……ライナー、40……底部電極、50……バツ
チ電極、56……アーム、55,88……スリー
ブ、60,92……支持構造体、80……中心バ
ツチ電極、100……出口管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被酸化性のライナーを有する炉を用いる熱可
    塑性材料溶融方法において、前記炉は内部におい
    て熱可塑性材料バツチを溶融して溶融塊とするこ
    とが可能なものであり、前記熱可塑性材料バツチ
    の〓間には有害なガス成分が閉じ込められてお
    り、該方法は前記熱可塑性材料バツチを前記炉内
    に入れ、化石燃料と空気との混合物を用いて前記
    炉を加熱し、該混合物を臨界化学量的条件に調節
    して、該燃料が酸化に対して中性状態で燃焼する
    ようにし、これにより、燃焼する空気と前記ガス
    成分に起因する酸化から前記ライナーを保護する
    ことからなることを特徴とする熱可塑性材料溶融
    方法。
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