JPH03350Y2 - - Google Patents

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JPH03350Y2
JPH03350Y2 JP14593485U JP14593485U JPH03350Y2 JP H03350 Y2 JPH03350 Y2 JP H03350Y2 JP 14593485 U JP14593485 U JP 14593485U JP 14593485 U JP14593485 U JP 14593485U JP H03350 Y2 JPH03350 Y2 JP H03350Y2
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JP
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mold
product
runner
resin
recessed
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JP14593485U
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Landscapes

  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、半導体等を熱硬化性樹脂で封止す
る際に用いられる金型等のランナゲートの改良に
関する。
(ロ) 従来の技術 従来、半導体素子等をエポキシ樹脂等の熱硬化
性樹脂で封止するため、トランスフアモールドす
る場合の金型としては、第6図に示すように、金
型31上に凹設されたランナ部32に沿つて製品
部33,……,33を凹設し、ランナ部32と製
品部33を連通するランナゲート34,……,3
4は、樹脂が流れ込みやすいように樹脂の流れる
方向Fに対してなす角度βが90゜未満となるよう
にしたものが知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかるに、このものでは、樹脂が製品部33に
入る際に、製品部33内の空気が完全に追出され
ずに、気泡として残留したり、製品部33内の充
填が不完全となる不良品が発生する確立が高く、
歩溜りが悪く、結局、製品のコストがその分高く
なるという不都合があつた。
この考案は、上記不都合に鑑みなされたもの
で、気泡の発生及び充填不完全を防止し、歩留り
のよい金型を提供しようとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 上記不都合を解決するための手段として、この
考案の金型は、ランナゲートをランナ部の樹脂流
れ方向に対して90゜以上180゜未満の角度で設けて
なるものである。
(ホ) 作用 ランナ部を樹脂が流れる際に、ランナゲートが
あたかもエゼクタのように働き、製品部(キヤビ
テイ)内の空気が樹脂によつて引出され、負圧と
なる結果、製品部に樹脂が吸込まれるように流入
し、製品部は完全に樹脂により充填され、気泡も
発生しない。
(ヘ) 実施例 この考案の一実施例を、第1図乃至第5図に基
づいて以下に説明する。
この実施例金型は、ダイオード等をエポキシ樹
脂等で封止する際に用いられるもので、下型ユニ
ツト1は取付部材2上に金型保持溝4を設けた断
面コ字状の金型保持部材3を固着している。取付
部材2及び金型保持部材3の両端中央には、固定
用のボルト等を螺入する雌ネジ孔5,6がそれぞ
れ連通するように穿設されている。一方、金型保
持部材3の両端近くには、下型9を位置決めする
ための位置決め部材7,7が挿入できる挿入溝
8,8が金型保持溝4と直交するように設けられ
ている。位置決め部材7,7は、金型保持部材3
又は取付部材2に裏面より図示しないボルト等に
よつて固定される。
下型9は、第4図に示すように、中央部材1
0、製品部凹設部材14,14、側部材17,1
7をサンドイツチ状に合わせたもので、前記金型
保持溝4に挿入され、長手方向に動かないよう
に、両端を前記位置決め部材7,7で位置決めさ
れ、金型保持部材3又は取付部材2に裏面より図
示しないボルト等で固定される。
中央部材10上には、長手方向に断面半円状の
ランナ部11が凹設されている。ランナ部11両
側には、後述の製品部15と連通するランナゲー
ト13,……,13がランナ部11の樹脂流れ方
向Fとるなす角度αが鈍角となるように、各製品
部15に対して2つずつ設けられており、樹脂が
流れ込みやすいようにランナ部11に開放する側
が流路面積が大となるように、テーパ状に構成さ
れている。
製品部凹設部材14,14上には製品部15,
……,15が凹設されており、側部には段部16
を形成し、下半部の幅を厚くし、剛性を増してい
る。
側部材17,17は、内側図に前記製品部凹設
部材14の段部16と係合する段部18を形成す
ると共に、上面内端には突設部19を設け、その
上面には製品部15,……,15と連通する小溝
20,……,20が、各製品部15に対して2つ
ずつ設けられている。この小溝20は、半導体素
子の端子(図示せず)を通すと共に、これを保持
して、半導体素子を製品部15中央に位置させる
働きをなす。なお、突設部19,19上面は中央
部材10及び製品凹設部材14,14の上面は同
じ高さであり、金型保持部材3の上面より突出し
ている。従つて、中央部材10上のランナ部両側
端11a,11aの上部は、開放されていること
になる。
上型ユニツト21も、下型ユニツト1と略同じ
構成であり、取付部材2上に金型保持部材3を固
着し、この金型保持部材3に凹設されて金型保持
溝4中に上型22を挿入し、金型位置決め部材
7,7で位置決めされる。
上型22も、下型9と同様に、中央部材23、
製品部凹設部材25,25及び側部材28,28
からなる。中央部材23は、下型9の中央部材1
0とは異なり、表面は平面であり、中央には第3
図に示すように、上方に広がるテーパ状のスプル
ー24aが穿設されている。なお、取付部材2及
び金型保持部材3にもそれぞれスプルー24c,
24bが穿設され、これら各スプルー24a,2
4b,24cは連通している。
製品部凹設部材25,25は、下型9の製品部
凹設部材15と同様であり、その上面に設けられ
た製品部26,……,26は、上型22と下型9
を合わせた時に製品部15,……,15とキヤビ
テイを形成する。製品部凹設部材25,25の外
側にも段部27,27が設けられている。
側部材28,28も、下型9の側部材17と略
同様であり、内側部には段部27,27と係合す
る段部29,29を設けると共に、上面内側端に
は突設部30,30を設けている。但し、突設部
30には半導体素子の端子を通すための小溝は設
ける必要はない。なお、この突設部30と中央部
材23及び製品部凹設部材25の各下面は、1つ
の平面をなし、金型保持部材3より突出してい
る。また、上型22の各構成部材23,25,3
0は、金型保持部材3又は取付部材2に、裏面よ
り図示しないボルト等によつて固定される。
次に、この金型の使用例を以下に説明する。
先ず、下型9の製品部15,……,15に半導
体素子(図示せず)をセツトする。この時、半導
体素子の端子は下型9の小溝20,……,20を
通して、製品部15,……,15の外方に出す。
次に、下型9と上型22を合わせ、適当な手段
で固定し、加熱すると共に、トランスフア成形機
により、一旦可塑化したエポキシ樹脂等の熱硬化
性樹脂を、スプルー24a,24b,24cを通
してランナ部11中央に圧入する。ランナ部11
内に圧入された樹脂は、第1図に示すF方向へ流
れる。この時、ランナ部11や製品部15,…
…,15,26,……,26内の空気やその空気
のために生じた気泡は、樹脂の流れによつてラン
ナ部11の両側端11a,11aより外方に押出
される。一方、各製品部15,26には、ランナ
ゲート13,……,13を通して樹脂が充填され
る。樹脂は、上型22及び下型9の熱によつて硬
化し、硬化が完了したと判断された時には加熱を
終了し、金型を開き、製品を取出す。
なお、製品部の形状や数はこの実施例のものに
限定されず、適宜変更可能であり、この考案は、
ダイオード、トランジスタ等の半導体の樹脂封入
に限定されず、広く熱硬化性樹脂のトランスフア
成形品の金型に適用できるものである。
(ト) 考案の効果 この考案の金型は、ランナ部を樹脂が流れる方
向と鈍角をなす、ランナ部と製品部を連通するラ
ンナゲートを設けてなるものであるから、製品部
内の空気が充分に取り除かれ、気泡の発生及び樹
脂の不完全充填を有効に防止でき、不良品の発生
を抑え、歩留りを向上させる利点があり、製品の
コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係る金型の下
型ユニツトの平面図、第2図は、同金型の上型ユ
ニツトの下面図、第3図は、同金型の上型ユニツ
トの第2図−線における断面図、第4図は、
同金型の下型ユニツトの第1図−線における
断面図、第5図は、同金型の下型ユニツトの部分
斜視図、第6図は、従来例の説明図である。 9:下型、11:ランナ部、13:ランナゲー
ト、15,26:製品部、22:上型。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スプルーと、このスプルーと連通するランナ部
    と、このランナ部に沿つて製品部を設けた金型に
    おいて、 ランナ部と製品部を連通し、ランナ部を樹脂が
    流れる方向と鈍角をなすランナゲートを設けたこ
    とを特徴とする金型。
JP14593485U 1985-09-24 1985-09-24 Expired JPH03350Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14593485U JPH03350Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14593485U JPH03350Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6253127U JPS6253127U (ja) 1987-04-02
JPH03350Y2 true JPH03350Y2 (ja) 1991-01-09

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ID=31057923

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14593485U Expired JPH03350Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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JPS6253127U (ja) 1987-04-02

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