JPH0335059B2 - - Google Patents
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- JPH0335059B2 JPH0335059B2 JP60143478A JP14347885A JPH0335059B2 JP H0335059 B2 JPH0335059 B2 JP H0335059B2 JP 60143478 A JP60143478 A JP 60143478A JP 14347885 A JP14347885 A JP 14347885A JP H0335059 B2 JPH0335059 B2 JP H0335059B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool holder
- pump
- oil
- annular
- support member
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/0009—Energy-transferring means or control lines for movable machine parts; Control panels or boxes; Control parts
- B23Q1/0018—Energy-transferring means or control lines for movable machine parts; Control panels or boxes; Control parts comprising hydraulic means
- B23Q1/0027—Energy-transferring means or control lines for movable machine parts; Control panels or boxes; Control parts comprising hydraulic means between moving parts between which an uninterrupted energy-transfer connection is maintained
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/10—Arrangements for cooling or lubricating tools or work
- B23Q11/1015—Arrangements for cooling or lubricating tools or work by supplying a cutting liquid through the spindle
- B23Q11/1023—Tool holders, or tools in general specially adapted for receiving the cutting liquid from the spindle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q2220/00—Machine tool components
- B23Q2220/008—Rotatable tool holders coupled in parallel to a non rotating accessory
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、回転切削工具を工作機械側のスピン
ドルに装着するための各種の工具ホルダーの内、
前記スピンドルの中心部に設けられた送油路から
供給される切削油を回転切削工具のオイルホール
に供給する給油装置を備えた工具ホルダーに関す
るものである。
ドルに装着するための各種の工具ホルダーの内、
前記スピンドルの中心部に設けられた送油路から
供給される切削油を回転切削工具のオイルホール
に供給する給油装置を備えた工具ホルダーに関す
るものである。
(従来の技術及びその問題点)
回転切削工具は、工作機械側のスピンドルに取
り付けられて回転する工具ホルダーにセツトされ
るものであるから、オイルホール付き回転切削工
具を使用する場合、当該工具のオイルホールと連
通するように工具ホルダーに設けられた給油路へ
切削油を供給しなければならない。
り付けられて回転する工具ホルダーにセツトされ
るものであるから、オイルホール付き回転切削工
具を使用する場合、当該工具のオイルホールと連
通するように工具ホルダーに設けられた給油路へ
切削油を供給しなければならない。
従来、この工具ホルダーの給油路に対する給油
方法としては、当該工具ホルダーを回転可能に支
持する非回転支持部材の送油路から回転する工具
ホルダーの給油路へ、両者の相対回転界面に形成
された環状油路を通じて給油する方法や、工具ホ
ルダーを取り付ける工作機械側のスピンドルに設
けられた送油路から工具ホルダーの給油路へ直接
給油する方法等が知られている。
方法としては、当該工具ホルダーを回転可能に支
持する非回転支持部材の送油路から回転する工具
ホルダーの給油路へ、両者の相対回転界面に形成
された環状油路を通じて給油する方法や、工具ホ
ルダーを取り付ける工作機械側のスピンドルに設
けられた送油路から工具ホルダーの給油路へ直接
給油する方法等が知られている。
しかし乍ら、何れの方法に於いても給油のため
の送油圧が専ら送油源のポンプによる油圧に依存
しているため、送油経路中での圧損等により、先
端の切削工具に於ける注油量不足や不測の注油停
止を生じる恐れがあり、安定した注油状態を得る
ためには送油圧力の大きなポンプを送油源に使用
しなければならず、不経済であるばかりでなく送
油経路途中での油洩れも生じ易くなる。
の送油圧が専ら送油源のポンプによる油圧に依存
しているため、送油経路中での圧損等により、先
端の切削工具に於ける注油量不足や不測の注油停
止を生じる恐れがあり、安定した注油状態を得る
ためには送油圧力の大きなポンプを送油源に使用
しなければならず、不経済であるばかりでなく送
油経路途中での油洩れも生じ易くなる。
特に前記のように、非回転支持部材から回転す
る工具ホルダーの給油路へ、両者の相対回転界面
に形成した環状油路を通じて給油する方法に依る
ときは、回転中心に向かつて流動する油に逆向き
の遠心力が作用し、油圧が一層低下すると云う欠
点があつた。
る工具ホルダーの給油路へ、両者の相対回転界面
に形成した環状油路を通じて給油する方法に依る
ときは、回転中心に向かつて流動する油に逆向き
の遠心力が作用し、油圧が一層低下すると云う欠
点があつた。
(問題点を解決するための手段)
本発明は上記のような従来の問題点を解決し得
る給油装置付き工具ホルダーユニツトを提案する
ものであつて、その特徴は、工作機械側のスピン
ドルに取り付けられる工具ホルダーと、当該工具
ホルダーを回転可能に支持し且つ工作機械側の固
定部材と係合する非回転支持部材とを備え、前記
工具ホルダーには、前記スピンドルの中心部に設
けられた送油路と連通する給油路が回転中心部に
軸心方向にそつて形成された工具ホルダーユニツ
トに於いて、前記非回転支持部材の内周に第1の
環状流路と還状のポンプ室と第2の環状流路とを
周方向に形成し、非回転支持部材の内周に第1環
状流路と環状ポンプ吸入部を連絡する第1の連通
路と、環状ポンプ吐出部と第2環状流路を連絡す
る第2の連通路とを軸方向に形成し、前記工具ホ
ルダーの外周には前記環状ポンプ室内を回動する
ポンプ用回転部材を装着し、前記軸心にそう給油
路を前記非回転支持部材の第1の環状流路に連通
させる直径方向の流路と、非回転支持部材の第2
の環状流路を前記工具ホルダーの工具取り付け部
に開口する軸中心上にある給油口に連通させる直
径方向の流路とを工具ホルダーに設けた点にあ
る。
る給油装置付き工具ホルダーユニツトを提案する
ものであつて、その特徴は、工作機械側のスピン
ドルに取り付けられる工具ホルダーと、当該工具
ホルダーを回転可能に支持し且つ工作機械側の固
定部材と係合する非回転支持部材とを備え、前記
工具ホルダーには、前記スピンドルの中心部に設
けられた送油路と連通する給油路が回転中心部に
軸心方向にそつて形成された工具ホルダーユニツ
トに於いて、前記非回転支持部材の内周に第1の
環状流路と還状のポンプ室と第2の環状流路とを
周方向に形成し、非回転支持部材の内周に第1環
状流路と環状ポンプ吸入部を連絡する第1の連通
路と、環状ポンプ吐出部と第2環状流路を連絡す
る第2の連通路とを軸方向に形成し、前記工具ホ
ルダーの外周には前記環状ポンプ室内を回動する
ポンプ用回転部材を装着し、前記軸心にそう給油
路を前記非回転支持部材の第1の環状流路に連通
させる直径方向の流路と、非回転支持部材の第2
の環状流路を前記工具ホルダーの工具取り付け部
に開口する軸中心上にある給油口に連通させる直
径方向の流路とを工具ホルダーに設けた点にあ
る。
(作用)
このような本発明の工具ホルダーユニツトに於
いては、工作機械側のスピンドルの軸中心上の送
油路から工具ホルダーの軸中心上の給油路へ供給
される切削油は、非回転支持部材側のポンプ室を
経油して再び工具ホルダー内の給油口に流動し、
この給油口から当該工具ホルダーの工具取り付け
部に取り付けられた切削工具のオイルホールへ導
入されるが、前記工具ホルダーが前記スピンドル
によつて回転せしめられることにより、非回転支
持部材側のポンプ室に対して工具ホルダー側のポ
ンプ用回転部材が回転してポンプ作用を行う結
果、このポンプ室内を経由して流動する切削油が
加圧され、増圧された状態で前記給油口へ供給さ
れることになる。
いては、工作機械側のスピンドルの軸中心上の送
油路から工具ホルダーの軸中心上の給油路へ供給
される切削油は、非回転支持部材側のポンプ室を
経油して再び工具ホルダー内の給油口に流動し、
この給油口から当該工具ホルダーの工具取り付け
部に取り付けられた切削工具のオイルホールへ導
入されるが、前記工具ホルダーが前記スピンドル
によつて回転せしめられることにより、非回転支
持部材側のポンプ室に対して工具ホルダー側のポ
ンプ用回転部材が回転してポンプ作用を行う結
果、このポンプ室内を経由して流動する切削油が
加圧され、増圧された状態で前記給油口へ供給さ
れることになる。
切削油は遠心力により増圧された後第1環状流
路に入り、ポンプ室でさらに増圧される。この後
第2の環状流路ではさらに圧力が高くなる。その
後直径方向の流路を中心に向かつて軸中心の給油
路へ流れる。第2の環状流路でいつたん貯溜され
てから直径方向に流れるので、常に均一に増圧さ
れた一定量の油を供給することができる。
路に入り、ポンプ室でさらに増圧される。この後
第2の環状流路ではさらに圧力が高くなる。その
後直径方向の流路を中心に向かつて軸中心の給油
路へ流れる。第2の環状流路でいつたん貯溜され
てから直径方向に流れるので、常に均一に増圧さ
れた一定量の油を供給することができる。
(実施例)
以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1図乃至第3図に於いて、1は丸軸状の工具
ホルダーであつて、一端側にマニピユレータ用把
持部2と先細り状のシヤンク部3とが同心状に形
成され、他端側にはオイルホール付き回転切削工
具(図示省略)の取り付け部4が同心状に形成さ
れている。
ホルダーであつて、一端側にマニピユレータ用把
持部2と先細り状のシヤンク部3とが同心状に形
成され、他端側にはオイルホール付き回転切削工
具(図示省略)の取り付け部4が同心状に形成さ
れている。
5は非回転支持部材であつて、前記工具ホルダ
ー1を、そのマニピユレータ用把持部2と工具取
り付け部4との中間位置で軸受6を介して回転の
み可能に支持し、その一側部に形成された半径方
向突出部7には、工具ホルダー1と平行な方向で
シヤンク部3のある側に対して出退移動自在に廻
り止め用ピン8が支持されている。この廻り止め
用ピン8は、圧縮コイルスプリング9により突出
方向に付勢された円筒状本体10と、この円筒状
本体10に出退移動自在にねじ嵌合されたピン先
端部材11とから長さ調整可能に構成され、更に
工具ホルダー廻り止め用レバー13の基部が前記
ピン先端部材11に遊嵌された状態で、当該ピン
先端部材11に螺嵌されたロツクナツト12と円
筒状本体10の先端との間で挟持固定されてい
る。前記工具ホルダー廻り止め用レバー13は、
非回転支持部材5に形成されたレバー遊嵌部14
に遊嵌することにより廻り止めされ、その先端部
は、前記廻り止め用ピン8がスプリング9の付勢
力で突出移動することにより、工具ホルダー1に
於けるマニピユレータ用把持部2の周辺適当箇所
に形成された被係合部15と嵌合し、非回転支持
部材5に対する工具ホルダー1の回転を阻止す
る。
ー1を、そのマニピユレータ用把持部2と工具取
り付け部4との中間位置で軸受6を介して回転の
み可能に支持し、その一側部に形成された半径方
向突出部7には、工具ホルダー1と平行な方向で
シヤンク部3のある側に対して出退移動自在に廻
り止め用ピン8が支持されている。この廻り止め
用ピン8は、圧縮コイルスプリング9により突出
方向に付勢された円筒状本体10と、この円筒状
本体10に出退移動自在にねじ嵌合されたピン先
端部材11とから長さ調整可能に構成され、更に
工具ホルダー廻り止め用レバー13の基部が前記
ピン先端部材11に遊嵌された状態で、当該ピン
先端部材11に螺嵌されたロツクナツト12と円
筒状本体10の先端との間で挟持固定されてい
る。前記工具ホルダー廻り止め用レバー13は、
非回転支持部材5に形成されたレバー遊嵌部14
に遊嵌することにより廻り止めされ、その先端部
は、前記廻り止め用ピン8がスプリング9の付勢
力で突出移動することにより、工具ホルダー1に
於けるマニピユレータ用把持部2の周辺適当箇所
に形成された被係合部15と嵌合し、非回転支持
部材5に対する工具ホルダー1の回転を阻止す
る。
16は前記工具ホルダー1に形成された給油路
であつて、シヤンク部3の端面から非回転支持部
材5に支持される中間位置まで、工具ホルダー1
の中心位置に形成されている。17は非回転支持
部材5の内周に形成したベーンポンプ用の偏心環
状ポンプ室であつて、このポンプ室17内を回転
するベーンポンプ用回転部材、即ち一対のベーン
18a,18bが工具ホルダー1に形成された直
径方向の貫通穴19の両端部に出退移動自在に内
装され、両ベーン18a,18b間には、これら
両ベーン18a,18bを突出方向に付勢する圧
縮コイルスプリング20が介装されている。
であつて、シヤンク部3の端面から非回転支持部
材5に支持される中間位置まで、工具ホルダー1
の中心位置に形成されている。17は非回転支持
部材5の内周に形成したベーンポンプ用の偏心環
状ポンプ室であつて、このポンプ室17内を回転
するベーンポンプ用回転部材、即ち一対のベーン
18a,18bが工具ホルダー1に形成された直
径方向の貫通穴19の両端部に出退移動自在に内
装され、両ベーン18a,18b間には、これら
両ベーン18a,18bを突出方向に付勢する圧
縮コイルスプリング20が介装されている。
21はポンプ室17の吸入部であり、このポン
プ室17に隣接するように非回転支持部材5の内
周に形成された第1の環状流路22と第1の連通
路23を介して連通し、前記環状流路22は、工
具ホルダー1に設けられた直径方向の流路24を
介して前記給油路16と連通している。25はポ
ンプ室17の吐出部であつて、前記環状流路22
とは反対側でこのポンプ室17に隣接するように
非回転支持部材5の内周に形成された第2の環状
流路26と第2の連通路27を介して連通し、前
記環状流路26は、工具ホルダー1の工具取り付
け部4内に開口する給油口28に、当該工具ホル
ダー1に設けられた直径方向の流路29を介して
連通している。30,31はオイルシールであ
る。
プ室17に隣接するように非回転支持部材5の内
周に形成された第1の環状流路22と第1の連通
路23を介して連通し、前記環状流路22は、工
具ホルダー1に設けられた直径方向の流路24を
介して前記給油路16と連通している。25はポ
ンプ室17の吐出部であつて、前記環状流路22
とは反対側でこのポンプ室17に隣接するように
非回転支持部材5の内周に形成された第2の環状
流路26と第2の連通路27を介して連通し、前
記環状流路26は、工具ホルダー1の工具取り付
け部4内に開口する給油口28に、当該工具ホル
ダー1に設けられた直径方向の流路29を介して
連通している。30,31はオイルシールであ
る。
上記のように構成された工具ホルダーユニツト
は、第4図に示すように工作機械側のスピンドル
32に取り付けられる。即ち、工具ホルダー1に
於けるシヤンク部3の先端に、前記給油路16と
連通するカツプリング33が予め取り付けられた
工具ホルダーユニツトは、マニピユレータ用把持
部2を介してこの工具ホルダーユニツトを把持す
るマニピユレータにより、工具ホルダー1のシヤ
ンク部3が前記スピンドル32の工具ホルダー取
り付け穴34に嵌合し且つ廻り止め用ピン8の先
端が工作機械側の固定部材(主軸)35に取り付
けられた位置決め部材36の先端嵌合部37に嵌
合するように、セツトされる。この結果、非回転
支持部材5が工具ホルダー1の軸心の周りで回転
することは廻り止め用ピン8と位置決め部材36
の先端嵌合部37との嵌合により阻止される。そ
して前記廻り止め用ピン8がスプリング9の付勢
力に抗して後退移動せしめられることにより、こ
のピン8と一体に移動する工具ホルダー廻り止め
用レバー13が工具ホルダー1側の被係合部15
から離脱して、非回転支持部材5に対し工具ホル
ダー1が回転可能な状態に切り換えられる。
は、第4図に示すように工作機械側のスピンドル
32に取り付けられる。即ち、工具ホルダー1に
於けるシヤンク部3の先端に、前記給油路16と
連通するカツプリング33が予め取り付けられた
工具ホルダーユニツトは、マニピユレータ用把持
部2を介してこの工具ホルダーユニツトを把持す
るマニピユレータにより、工具ホルダー1のシヤ
ンク部3が前記スピンドル32の工具ホルダー取
り付け穴34に嵌合し且つ廻り止め用ピン8の先
端が工作機械側の固定部材(主軸)35に取り付
けられた位置決め部材36の先端嵌合部37に嵌
合するように、セツトされる。この結果、非回転
支持部材5が工具ホルダー1の軸心の周りで回転
することは廻り止め用ピン8と位置決め部材36
の先端嵌合部37との嵌合により阻止される。そ
して前記廻り止め用ピン8がスプリング9の付勢
力に抗して後退移動せしめられることにより、こ
のピン8と一体に移動する工具ホルダー廻り止め
用レバー13が工具ホルダー1側の被係合部15
から離脱して、非回転支持部材5に対し工具ホル
ダー1が回転可能な状態に切り換えられる。
一方、工具ホルダー1側のカツプリング32
は、スピンドル32内に配設された工具ホルダー
固定手段38と係合すると同時に、当該工具ホル
ダー固定手段38に内装された送油路39と連通
する結果、スピンドル32側の送油路39と工具
ホルダー1内の給油路16とが互いに連通せしめ
られる。又、工具ホルダー1の取り付け部4には
予めオイルホール付き回転切削工具が取り付けら
れているが、この回転切削工具のオイルホールは
前記工具取り付け部4内に開口する給油口28と
連通している。
は、スピンドル32内に配設された工具ホルダー
固定手段38と係合すると同時に、当該工具ホル
ダー固定手段38に内装された送油路39と連通
する結果、スピンドル32側の送油路39と工具
ホルダー1内の給油路16とが互いに連通せしめ
られる。又、工具ホルダー1の取り付け部4には
予めオイルホール付き回転切削工具が取り付けら
れているが、この回転切削工具のオイルホールは
前記工具取り付け部4内に開口する給油口28と
連通している。
オイルホール付き回転切削工具を取り付けた工
具ホルダーユニツトが上記のように工作機械側の
スピンドル32にセツトされたならば、スピンド
ル32を駆動して工具ホルダー1を回転させるこ
とにより、当該工具ホルダー1に取り付けられた
回転切削工具による切削作業が行えるのである
が、この切削作業時にスピンドル32内の送油路
39に送油ポンプにより切削油を供給すれば、切
削油は、スピンドル32内の送油路39から工具
ホルダー1内の給油路16、直径方向の流路2
4、非回転支持部材5側の第1の環状流路22、
第1の連通路23、ポンプ室17、第2の連通路
27、第2の環状流路26、及び工具ホルダー1
内の直径方向の流路29を経由して給油口28へ
と流動し、当該給油口28より回転切削工具のオ
イルホールへ導入される。
具ホルダーユニツトが上記のように工作機械側の
スピンドル32にセツトされたならば、スピンド
ル32を駆動して工具ホルダー1を回転させるこ
とにより、当該工具ホルダー1に取り付けられた
回転切削工具による切削作業が行えるのである
が、この切削作業時にスピンドル32内の送油路
39に送油ポンプにより切削油を供給すれば、切
削油は、スピンドル32内の送油路39から工具
ホルダー1内の給油路16、直径方向の流路2
4、非回転支持部材5側の第1の環状流路22、
第1の連通路23、ポンプ室17、第2の連通路
27、第2の環状流路26、及び工具ホルダー1
内の直径方向の流路29を経由して給油口28へ
と流動し、当該給油口28より回転切削工具のオ
イルホールへ導入される。
一方、非回転支持部材5に対して工具ホルダー
1が回転する結果、この工具ホルダー1側の一対
のベーン18a,18bが非回転支持部材5側の
ベーンポンプ用環状偏心ポンプ室17内を回動す
ることになる。従つて、ポンプ室17ではベーン
ポンプ作用が行われ、前記のように連通路23か
らポンプ室17内に吸入部21を通じて送り込ま
れる切削油は前記ベーンポンプ作用により強制的
に吸引され、そして当該ベーンポンプ作用により
加圧されて吐出部25から連通路27へ押し出さ
れる。即ち、工具ホルダー1内に供給された切削
油は、ポンプ室17と一対のベーン18a,18
b及びスプリング20から構成され且つ工具ホル
ダー1の回動により稼動するベーンポンプによつ
て増圧された状態で給油口28に圧送される。
1が回転する結果、この工具ホルダー1側の一対
のベーン18a,18bが非回転支持部材5側の
ベーンポンプ用環状偏心ポンプ室17内を回動す
ることになる。従つて、ポンプ室17ではベーン
ポンプ作用が行われ、前記のように連通路23か
らポンプ室17内に吸入部21を通じて送り込ま
れる切削油は前記ベーンポンプ作用により強制的
に吸引され、そして当該ベーンポンプ作用により
加圧されて吐出部25から連通路27へ押し出さ
れる。即ち、工具ホルダー1内に供給された切削
油は、ポンプ室17と一対のベーン18a,18
b及びスプリング20から構成され且つ工具ホル
ダー1の回動により稼動するベーンポンプによつ
て増圧された状態で給油口28に圧送される。
第1の環状流路22に油がいつたん貯溜されて
からポンプによつて賦勢される。またポンプを通
つた後第2の環状流路26でいつたん貯溜され
る。ポンプの前後に流体の溜まりがあるのでポン
プの作用は一定し、油は常に均一に圧力流量で流
れる。また遠心力のため圧力の高い状態になり軸
方向流になつてからポンプの作用を受けるので効
率がよい。
からポンプによつて賦勢される。またポンプを通
つた後第2の環状流路26でいつたん貯溜され
る。ポンプの前後に流体の溜まりがあるのでポン
プの作用は一定し、油は常に均一に圧力流量で流
れる。また遠心力のため圧力の高い状態になり軸
方向流になつてからポンプの作用を受けるので効
率がよい。
供給される油を増圧するポンプ機構としてベー
ンポンプ機構を示したが、これに限定されない。
以下に本発明実施例に採用した幾つかの代表的な
ポンプ機構について説明する。
ンポンプ機構を示したが、これに限定されない。
以下に本発明実施例に採用した幾つかの代表的な
ポンプ機構について説明する。
第5図及び第6図に示す実施例は、渦巻ポンプ
機構を利用した例を示している。即ち、非回転支
持部材5の内周には渦巻ポンプ用の環状渦巻形ポ
ンプ室40が形成され、このポンプ室40内を回
動するポンプ用回転部材として渦巻ポンプ用羽根
車41が工具ホルダー1の外周に固着されてい
る。そして前記羽根車41の基部一側で全周に及
ぶ環状の吸入部42を形成する環状流路43が前
記ポンプ室40に隣接して非回転支持部材5の内
周に形成され、この環状流路43に前記給油路1
6が直径方向の流路24を介して連通している。
又、前記環状流路43とは反対側で前記ポンプ室
40に隔壁板45を隔てて隣接するように非回転
支持部材5の内周に形成された環状流路46は、
前記隔壁板45に形成された連通路47を介して
前記ポンプ室40の吐出部48と連通し、この環
状流路46が前記給油口28と直径方向の流路2
9を介して連通している。44は、前記隔壁板4
5と共に前記環状流路46を形成するために非回
転支持部材5の内周に嵌合固定されたインサート
部材である。
機構を利用した例を示している。即ち、非回転支
持部材5の内周には渦巻ポンプ用の環状渦巻形ポ
ンプ室40が形成され、このポンプ室40内を回
動するポンプ用回転部材として渦巻ポンプ用羽根
車41が工具ホルダー1の外周に固着されてい
る。そして前記羽根車41の基部一側で全周に及
ぶ環状の吸入部42を形成する環状流路43が前
記ポンプ室40に隣接して非回転支持部材5の内
周に形成され、この環状流路43に前記給油路1
6が直径方向の流路24を介して連通している。
又、前記環状流路43とは反対側で前記ポンプ室
40に隔壁板45を隔てて隣接するように非回転
支持部材5の内周に形成された環状流路46は、
前記隔壁板45に形成された連通路47を介して
前記ポンプ室40の吐出部48と連通し、この環
状流路46が前記給油口28と直径方向の流路2
9を介して連通している。44は、前記隔壁板4
5と共に前記環状流路46を形成するために非回
転支持部材5の内周に嵌合固定されたインサート
部材である。
この渦巻ポンプ機構を利用した構成に於いて
は、非回転支持部材5に対して工具ホルダー1が
回転することにより、非回転支持部材5側のポン
プ室40内で工具ホルダー1側の渦巻ポンプ用羽
根車41が回転し、前記ポンプ室40内に於いて
渦巻ポンプ作用が生じる。従つて環状の吸入部4
2には環状流路43内に供給される切削油をポン
プ室40内に引き込む吸引力が作用し、ポンプ室
40内に吸引された切削油は加圧されて吐出部4
8より連通路47を経由して環状流路46内に送
り出される。
は、非回転支持部材5に対して工具ホルダー1が
回転することにより、非回転支持部材5側のポン
プ室40内で工具ホルダー1側の渦巻ポンプ用羽
根車41が回転し、前記ポンプ室40内に於いて
渦巻ポンプ作用が生じる。従つて環状の吸入部4
2には環状流路43内に供給される切削油をポン
プ室40内に引き込む吸引力が作用し、ポンプ室
40内に吸引された切削油は加圧されて吐出部4
8より連通路47を経由して環状流路46内に送
り出される。
尚、第7図及び第8図は前記渦巻ポンプ機構の
変形例を示し、環状渦巻形の一般的な渦巻ポンプ
用ポンプ室40に代えて、渦巻ポンプ用羽根車4
1と同心円形のポンプ室50を設け、このポンプ
室50と環状流路46との間の隔壁板45には、
ポンプ室50の外周部全周に及ぶ吐出部51に連
通する連通路52を周方向等間隔置きに多数設け
ている。このようなポンプ機構に於いても前記と
同様のポンプ作用がポンプ室50内に生じるの
で、環状の吸入部42には環状流路43内に供給
される切削油をポンプ室50内に引き込む吸引力
が作用し、ポンプ室50内に吸引された切削油は
加圧されて外周部全周に及ぶ吐出部51より多数
の連通路52を経由して環状流路46内に送り出
される。
変形例を示し、環状渦巻形の一般的な渦巻ポンプ
用ポンプ室40に代えて、渦巻ポンプ用羽根車4
1と同心円形のポンプ室50を設け、このポンプ
室50と環状流路46との間の隔壁板45には、
ポンプ室50の外周部全周に及ぶ吐出部51に連
通する連通路52を周方向等間隔置きに多数設け
ている。このようなポンプ機構に於いても前記と
同様のポンプ作用がポンプ室50内に生じるの
で、環状の吸入部42には環状流路43内に供給
される切削油をポンプ室50内に引き込む吸引力
が作用し、ポンプ室50内に吸引された切削油は
加圧されて外周部全周に及ぶ吐出部51より多数
の連通路52を経由して環状流路46内に送り出
される。
第9図は軸流ポンプ機構を利用した実施例を示
しいる。即ち、非回転支持部材5の内周には同心
環状の軸流ポンプ用ポンプ室53が形成され、工
具ホルダー1の外周には、前記ポンプ室53内で
回動する軸流ポンプ用羽根車54が固着される。
そしてこの羽根車54の軸方向一側部に位置する
前記ポンプ室53の一端吸入部55が前記工具ホ
ルダー1側の給油路16に直径方向流路24を介
して連通し、羽根車54の反対側に位置する前記
ポンプ室53の他端吐出部56が前記工具ホルダ
ー1側の直径方向流路29を介して給油口28に
連通している。57は前記吐出部56を形成する
ためのインサート部材であつて、非回転支持部材
5の内周に嵌合固定されている。
しいる。即ち、非回転支持部材5の内周には同心
環状の軸流ポンプ用ポンプ室53が形成され、工
具ホルダー1の外周には、前記ポンプ室53内で
回動する軸流ポンプ用羽根車54が固着される。
そしてこの羽根車54の軸方向一側部に位置する
前記ポンプ室53の一端吸入部55が前記工具ホ
ルダー1側の給油路16に直径方向流路24を介
して連通し、羽根車54の反対側に位置する前記
ポンプ室53の他端吐出部56が前記工具ホルダ
ー1側の直径方向流路29を介して給油口28に
連通している。57は前記吐出部56を形成する
ためのインサート部材であつて、非回転支持部材
5の内周に嵌合固定されている。
この軸流ポンプ機構によれば、非回転支持部材
5に対して工具ホルダー1が回転することによ
り、非回転支持部材5側のポンプ室53内で工具
ホルダー1側の軸流ポンプ用羽根車54が回転
し、前記ポンプ室53内に於いて軸流ポンプ作用
が生じる。従つてポンプ室一端の環状吸入部55
には給油路16から供給される切削油をポンプ室
53内に引き込む吸引力が作用し、ポンプ室53
内に吸引された切削油は加圧されてポンプ室他端
の環状吐出部56より直径方向流路28を経由し
て給油口28に送り出される。
5に対して工具ホルダー1が回転することによ
り、非回転支持部材5側のポンプ室53内で工具
ホルダー1側の軸流ポンプ用羽根車54が回転
し、前記ポンプ室53内に於いて軸流ポンプ作用
が生じる。従つてポンプ室一端の環状吸入部55
には給油路16から供給される切削油をポンプ室
53内に引き込む吸引力が作用し、ポンプ室53
内に吸引された切削油は加圧されてポンプ室他端
の環状吐出部56より直径方向流路28を経由し
て給油口28に送り出される。
尚、第10図に示すように多段軸流ポンプ機構
として実施することも出来る。即ち、ポンプ室5
3を軸方向に長くして、工具ホルダー1の外周に
は軸流ポンプ用羽根車54を軸方向適当間隔置き
に複数個固着し、この羽根車54の中間位置には
非回転支持部材5側に固着された整流用固定羽根
車54aが配設される。このような多段軸流ポン
プ機構とすれば、切削油の増圧効果を一層高める
ことが出来る。
として実施することも出来る。即ち、ポンプ室5
3を軸方向に長くして、工具ホルダー1の外周に
は軸流ポンプ用羽根車54を軸方向適当間隔置き
に複数個固着し、この羽根車54の中間位置には
非回転支持部材5側に固着された整流用固定羽根
車54aが配設される。このような多段軸流ポン
プ機構とすれば、切削油の増圧効果を一層高める
ことが出来る。
第11図及び第12図に示す実施例は再生ポン
プ機構を利用したものである。即ち、非回転支持
部材5の内周には固定隔壁板58と吐出側環状流
路59を形成する固定インサート部材60との間
で再生ポンプ用ポンプ室61が形成され、工具ホ
ルダー1の外周には前記ポンプ室61内で回動す
る再生ポンプ用羽根車62が固着される。そして
固定隔壁板58に隣接して非回転支持部材5に形
成された環状流路63は、前記ポンプ室61の外
周一箇所に設定された吸入部64と連通路65を
介して連通すると共に、工具ホルダー1側の給油
路16と直径方向流路24を介して連通する。
又、前記吐出側の環状流路59は、前記ポンプ室
61の吸入部64に対して工具ホルダー1の回転
方向とは逆方向に隣接する箇所に設定された吐出
部66と連通路67を介して連通すると共に、工
具ホルダー1側の給油口28と直径方向流路29
を介して連通する。68は固定隔壁板58と固定
インサート部材60との間の間隔を規制するスぺ
ーサーリングであつて、これには前記連通路6
5,67のポンプ室61側端部となる開口が設け
られている。
プ機構を利用したものである。即ち、非回転支持
部材5の内周には固定隔壁板58と吐出側環状流
路59を形成する固定インサート部材60との間
で再生ポンプ用ポンプ室61が形成され、工具ホ
ルダー1の外周には前記ポンプ室61内で回動す
る再生ポンプ用羽根車62が固着される。そして
固定隔壁板58に隣接して非回転支持部材5に形
成された環状流路63は、前記ポンプ室61の外
周一箇所に設定された吸入部64と連通路65を
介して連通すると共に、工具ホルダー1側の給油
路16と直径方向流路24を介して連通する。
又、前記吐出側の環状流路59は、前記ポンプ室
61の吸入部64に対して工具ホルダー1の回転
方向とは逆方向に隣接する箇所に設定された吐出
部66と連通路67を介して連通すると共に、工
具ホルダー1側の給油口28と直径方向流路29
を介して連通する。68は固定隔壁板58と固定
インサート部材60との間の間隔を規制するスぺ
ーサーリングであつて、これには前記連通路6
5,67のポンプ室61側端部となる開口が設け
られている。
この再生ポンプ機構を利用した実施例に於いて
も、他のポンプ機構と同様に、非回転支持部材5
に対して工具ホルダー1が回転することにより、
非回転支持部材5側のポンプ室61内で工具ホル
ダー1側の再生ポンプ用羽根車62が回転し、前
記ポンプ室61内に於いて再生ポンプ作用が生じ
る。従つてポンプ室61の吸入部64には給油路
16から供給される切削油を環状流路63及び連
通路65を介してポンプ室61内に引き込む吸引
力が作用し、ポンプ室61内に吸引された切削油
は加圧されて吐出部66より連通路67、環状流
路59、及び直径方向流路28を経由して給油口
28に送り出される。
も、他のポンプ機構と同様に、非回転支持部材5
に対して工具ホルダー1が回転することにより、
非回転支持部材5側のポンプ室61内で工具ホル
ダー1側の再生ポンプ用羽根車62が回転し、前
記ポンプ室61内に於いて再生ポンプ作用が生じ
る。従つてポンプ室61の吸入部64には給油路
16から供給される切削油を環状流路63及び連
通路65を介してポンプ室61内に引き込む吸引
力が作用し、ポンプ室61内に吸引された切削油
は加圧されて吐出部66より連通路67、環状流
路59、及び直径方向流路28を経由して給油口
28に送り出される。
第13図はギヤーポンプ機構を利用した例を示
す。即ち、非回転支持部材5の内周にはギヤーポ
ンプ用ポンプ室69a,69bが形成され、この
ポンプ室69a,69b内で互いに咬合した状態
で回転する一対のギヤーポンプ用ギヤー70a,
70bの内、一方のギヤー70aは工具ホルダー
1の外周に固着され、他方のギヤー70bは非回
転支持部材5内で支軸71により回転可能に軸支
される。そして工具ホルダー1側の給油路16と
直径方向流路24を介して連通する非回転支持部
材5側の環状流路72は、両ギヤー70a,70
b間の咬合部一側方の吸入部と連通路73を介し
て連通し、工具ホルダー1側の給油口28と直径
方向流路29を介して連通する非回転支持部材5
側の環状流路74は、前記両ギヤー70a,70
b間の咬合部他側方の吐出部と連通路75を介し
て連通する。
す。即ち、非回転支持部材5の内周にはギヤーポ
ンプ用ポンプ室69a,69bが形成され、この
ポンプ室69a,69b内で互いに咬合した状態
で回転する一対のギヤーポンプ用ギヤー70a,
70bの内、一方のギヤー70aは工具ホルダー
1の外周に固着され、他方のギヤー70bは非回
転支持部材5内で支軸71により回転可能に軸支
される。そして工具ホルダー1側の給油路16と
直径方向流路24を介して連通する非回転支持部
材5側の環状流路72は、両ギヤー70a,70
b間の咬合部一側方の吸入部と連通路73を介し
て連通し、工具ホルダー1側の給油口28と直径
方向流路29を介して連通する非回転支持部材5
側の環状流路74は、前記両ギヤー70a,70
b間の咬合部他側方の吐出部と連通路75を介し
て連通する。
このようなギヤーポンプ機構に於いても、非回
転支持部材5に対して工具ホルダー1が回転する
ことにより、非回転支持部材5側のポンプ室69
a内で工具ホルダー1側のギヤー70aが回転
し、これに伴つて非回転支持部材5側のギヤー7
0bも連動回転し、前記ポンプ室69a,69b
内に於いてギヤーポンプ作用が生じる。従つてポ
ンプ室69a,69b間のの吸入部には給油路1
6から供給される切削油を環状流路72及び連通
路73を介してポンプ室69a,69b内に引き
込む吸引力が作用し、ポンプ室69a,69b内
に吸引された切削油は加圧されて吐出部より連通
路75、環状流路74、及び直径方向流路28を
経由して給油口28に送り出される。
転支持部材5に対して工具ホルダー1が回転する
ことにより、非回転支持部材5側のポンプ室69
a内で工具ホルダー1側のギヤー70aが回転
し、これに伴つて非回転支持部材5側のギヤー7
0bも連動回転し、前記ポンプ室69a,69b
内に於いてギヤーポンプ作用が生じる。従つてポ
ンプ室69a,69b間のの吸入部には給油路1
6から供給される切削油を環状流路72及び連通
路73を介してポンプ室69a,69b内に引き
込む吸引力が作用し、ポンプ室69a,69b内
に吸引された切削油は加圧されて吐出部より連通
路75、環状流路74、及び直径方向流路28を
経由して給油口28に送り出される。
本発明に於いて利用し得るポンプ機構が以上の
ものに限定されないことは勿論である。
ものに限定されないことは勿論である。
(発明の効果)
以上のように本発明の給油装置付き工具ホルダ
ーユニツトによれば、工具ホルダー内まで供給さ
れた切削ユニツトの圧力が内蔵するポンプ機構の
働きで自動的に加圧されるので、送油源のポンプ
圧力が多少低くとも確実円滑に工具先端へ所定圧
力で注出させ、所期の目的を確実良好に達成し得
る。しかも内蔵するポンプ機構のポンプ室は、工
具ホルダーユニツトに必要な部品である非回転支
持部材の一部によつて形成され、ポンプ用回転部
材(各種羽根車等)は回転する工具ホルダーと一
体に回転するものであつて、特別な駆動手段や駆
動開始及び停止のための制御機構も全く必要とし
ないので、全体として極めて少ない部品点数をも
つて極めてシンプルに構成することが出来、非常
に経済的に実施し得る。
ーユニツトによれば、工具ホルダー内まで供給さ
れた切削ユニツトの圧力が内蔵するポンプ機構の
働きで自動的に加圧されるので、送油源のポンプ
圧力が多少低くとも確実円滑に工具先端へ所定圧
力で注出させ、所期の目的を確実良好に達成し得
る。しかも内蔵するポンプ機構のポンプ室は、工
具ホルダーユニツトに必要な部品である非回転支
持部材の一部によつて形成され、ポンプ用回転部
材(各種羽根車等)は回転する工具ホルダーと一
体に回転するものであつて、特別な駆動手段や駆
動開始及び停止のための制御機構も全く必要とし
ないので、全体として極めて少ない部品点数をも
つて極めてシンプルに構成することが出来、非常
に経済的に実施し得る。
特に本発明の構成によれば、工作機械側のスピ
ンドル中心部から工具ホルダーの中心部へ給油す
る、所謂センタースルー方式を採用しているの
で、この給油系に於いて供給される油が工具ホル
ダーの回転に伴う遠心力を受けない。即ち遠心力
による圧力低下の恐れがないので、内蔵するポン
プ機構による増圧効果を顕著に発揮させ得る。従
つて、送油源のメインポンプの送油圧力を十分低
く設定することが出来るので、当該メインポンプ
として安価な低圧ポンプを利用し得ると共に、使
用する切削油のフイルテイングに細かい神経を使
わなくて済む。又、重要なスピンドル側でのオイ
ルシーリングが簡単となり、スピンドルの設計が
容易となる。そして万一のオイル洩れに対する保
証も可能となり、工作機械側の主軸へのダメージ
も少なくなる。
ンドル中心部から工具ホルダーの中心部へ給油す
る、所謂センタースルー方式を採用しているの
で、この給油系に於いて供給される油が工具ホル
ダーの回転に伴う遠心力を受けない。即ち遠心力
による圧力低下の恐れがないので、内蔵するポン
プ機構による増圧効果を顕著に発揮させ得る。従
つて、送油源のメインポンプの送油圧力を十分低
く設定することが出来るので、当該メインポンプ
として安価な低圧ポンプを利用し得ると共に、使
用する切削油のフイルテイングに細かい神経を使
わなくて済む。又、重要なスピンドル側でのオイ
ルシーリングが簡単となり、スピンドルの設計が
容易となる。そして万一のオイル洩れに対する保
証も可能となり、工作機械側の主軸へのダメージ
も少なくなる。
ポンプの前後に流体溜めである環状流路がある
のでポンプの作用が一定し油は常に均一の圧力流
量で流れる。また遠心力のため圧力の高い状態に
なり軸方向流になつてからポンプの作用を受ける
ので効率がよい。
のでポンプの作用が一定し油は常に均一の圧力流
量で流れる。また遠心力のため圧力の高い状態に
なり軸方向流になつてからポンプの作用を受ける
ので効率がよい。
第1図は縦断側面図、第2図は第1図のA−A
線断面図、第3図は第1図のB−B線断面図、第
4図は使用状態を示す一部縦断側面図、第5図は
渦巻ポンプ機構を使用した実施例の要部縦断側面
図、第6図は同C−C線断面図、第7図はその変
形例を示す要部の縦断側面図、第8図は同D−D
線断面図、第9図は軸流ポンプ機構を使用した実
施例の要部縦断側面図、第10図はその変形例を
示す縦断側面図、第11図は再生ポンプ機構を使
用した実施例の要部縦断側面図、第12図は第1
1図のE−E線及びF−F線断面図、第13図は
ギヤーポンプ機構を使用した実施例の要部縦断側
面図である。 1…工具ホルダー、4…工具取り付け部、5…
非回転支持部材、8…廻り止め用ピン、13…工
具ホルダー廻り止め用レバー、16…給油路、1
7…ベーンポンプ用ポンプ室、18a,18b…
ベーン、21,42,55,64…吸入部、2
2,26,43,46,59,63,72,74
…環状流路、23,27,47,52,65,6
7,73,75…連通路、24,29…直径方向
流路、25,48,51,56,66…吐出部、
28…給油口、32…スピンドル、33…カツプ
リング、39…送油路、40,50…渦巻ポンプ
用ポンプ室、41…渦巻ポンプ用羽根車、53…
軸流ポンプ用ポンプ室、54…軸流ポンプ用羽根
車、57…整流用固定羽根車、61…再生ポンプ
用ポンプ室、62…再生ポンプ用羽根車、69
a,69b…ギヤーポンプ用ポンプ室、70a,
70b…ギヤーポンプ用ギヤー。
線断面図、第3図は第1図のB−B線断面図、第
4図は使用状態を示す一部縦断側面図、第5図は
渦巻ポンプ機構を使用した実施例の要部縦断側面
図、第6図は同C−C線断面図、第7図はその変
形例を示す要部の縦断側面図、第8図は同D−D
線断面図、第9図は軸流ポンプ機構を使用した実
施例の要部縦断側面図、第10図はその変形例を
示す縦断側面図、第11図は再生ポンプ機構を使
用した実施例の要部縦断側面図、第12図は第1
1図のE−E線及びF−F線断面図、第13図は
ギヤーポンプ機構を使用した実施例の要部縦断側
面図である。 1…工具ホルダー、4…工具取り付け部、5…
非回転支持部材、8…廻り止め用ピン、13…工
具ホルダー廻り止め用レバー、16…給油路、1
7…ベーンポンプ用ポンプ室、18a,18b…
ベーン、21,42,55,64…吸入部、2
2,26,43,46,59,63,72,74
…環状流路、23,27,47,52,65,6
7,73,75…連通路、24,29…直径方向
流路、25,48,51,56,66…吐出部、
28…給油口、32…スピンドル、33…カツプ
リング、39…送油路、40,50…渦巻ポンプ
用ポンプ室、41…渦巻ポンプ用羽根車、53…
軸流ポンプ用ポンプ室、54…軸流ポンプ用羽根
車、57…整流用固定羽根車、61…再生ポンプ
用ポンプ室、62…再生ポンプ用羽根車、69
a,69b…ギヤーポンプ用ポンプ室、70a,
70b…ギヤーポンプ用ギヤー。
Claims (1)
- 1 工作機械側のスピンドルに取り付けられる工
具ホルダーと、当該工具ホルダーを回転可能に支
持し且つ工作機械側の固定部材と係合する非回転
支持部材とを備え、前記工具ホルダーには、前記
スピンドルの中心部に設けられた送油路と連通す
る給油路が回転中心部に軸心方向にそつて形成さ
れた工具ホルダーユニツトに於いて、前記非回転
支持部材の内周に第1の環状流路と還状のポンプ
室と第2の環状流路とを周方向に形成し、非回転
支持部材の内周に第1環状流路と環状ポンプ吸入
部を連絡する第1の連通路と、環状ポンプ吐出部
と第2環状流路を連絡する第2の連通路とを軸方
向に形成し、前記工具ホルダーの外周には前記環
状ポンプ室内を回動するポンプ用回転部材を装着
し、前記軸心にそう給油路を前記非回転支持部材
の第1の環状流路に連通させる直径方向の流路
と、非回転支持部材の第2の環状流路を前記工具
ホルダーの工具取り付け部に開口する軸中心上に
ある給油口に連通させる直径方向の流路とを工具
ホルダーに設けて成ることを特徴とする給油装置
付き工具ホルダーユニツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60143478A JPS624550A (ja) | 1985-06-29 | 1985-06-29 | 給油装置付き工具ホルダ−ユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60143478A JPS624550A (ja) | 1985-06-29 | 1985-06-29 | 給油装置付き工具ホルダ−ユニツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS624550A JPS624550A (ja) | 1987-01-10 |
JPH0335059B2 true JPH0335059B2 (ja) | 1991-05-24 |
Family
ID=15339630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60143478A Granted JPS624550A (ja) | 1985-06-29 | 1985-06-29 | 給油装置付き工具ホルダ−ユニツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS624550A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01222842A (ja) * | 1988-03-03 | 1989-09-06 | Kyoritsu Seiki Kk | 工具ホルダー |
CN103769926A (zh) * | 2014-01-10 | 2014-05-07 | 宁波市荣科迈特数控刀具有限公司 | 一种加工中心油路刀柄 |
JP6370752B2 (ja) * | 2015-08-20 | 2018-08-08 | ファナック株式会社 | 加工機における主軸の放熱構造 |
JP6968354B2 (ja) * | 2020-05-12 | 2021-11-17 | エヌティーツール株式会社 | 冷却媒体噴射装置 |
JP2023026983A (ja) | 2021-08-16 | 2023-03-01 | エヌティーツール株式会社 | 冷却媒体噴射装置 |
JP2023026982A (ja) | 2021-08-16 | 2023-03-01 | エヌティーツール株式会社 | 冷却媒体噴射装置 |
JP2023032047A (ja) | 2021-08-26 | 2023-03-09 | エヌティーツール株式会社 | 工具ホルダおよびタレット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59171050U (ja) * | 1983-04-28 | 1984-11-15 | 株式会社 溝口鉄工所 | オイルホ−ル付ホルダ− |
-
1985
- 1985-06-29 JP JP60143478A patent/JPS624550A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS624550A (ja) | 1987-01-10 |
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