JPH0141998Y2 - - Google Patents

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JPH0141998Y2
JPH0141998Y2 JP13102888U JP13102888U JPH0141998Y2 JP H0141998 Y2 JPH0141998 Y2 JP H0141998Y2 JP 13102888 U JP13102888 U JP 13102888U JP 13102888 U JP13102888 U JP 13102888U JP H0141998 Y2 JPH0141998 Y2 JP H0141998Y2
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nozzle piece
nozzle
hole
lubricated
pipe
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、潤滑油を微量かつ定量ずつ供給する
微定油量潤滑装置、特に潤滑油供給経路の構成要
素が正しく位置決めされる潤滑装置に関するもの
である。
(従来技術) 近年における工作機械の主軸スピンドルの回転
速度の高速化には著しいものがある。この程度を
軸受の所謂dm・n値(dm:軸受の平均直径、
n:回転数)で表わすと、従来は30〜40万だつた
ものが、現在では80万をこえるものが必要となつ
ている。しかしながら、dm・n値が80万をこえ
ると、温度上昇、トルク増大の問題を生ずるの
で、劣化の早い欠点のあるグリースを用いる従来
のグリース潤滑は採用できない。この他にも強制
潤滑やミスト潤滑も知られているが、dm・n値
が80万程度になると、種々の問題がある。
かかる事情を背景にして近年では、上記潤滑方
式に代わつて所謂微定油量潤滑が採用されるよう
になつてきている。その一例を第1図をもとに説
明すると、10はソレノイドバルブ、12はタイ
マ、14はポンプ、16はフロートスイツチ付き
のタンク、18は圧力スイツチ、20は定量ピス
トンであり、これらによつて微定油量供給ユニツ
ト22が構成される。ユニツト22はエヤーがエ
ヤーフイルタ24を介して送られる。またユニツ
トから軸受28までの配管にはビニールパイプ2
6などが使用されている。
そして、ソレノイドバルブ10とタイマ12に
よりポンプ14を間欠的に働かせ、タンク16か
ら取り出した潤滑油を定量ピストン20に送り込
み、定量ピストン20の作用によつて微量かつ定
量ずつ油を空気流の中に供給する。この空気流に
供給された油はパイプ26の管壁を伝わつて流
れ、ノズル30から軸受28に供給するのであ
る。
上記微定油量潤滑は、0.01〜0.03c.c./30分程度
の極微量の潤滑油をコンタントに軸受28に供給
するものであるため、微定油量供給ユニツト22
から軸受28に至る経路中で油もれ及び油の滞留
がないことが必要とされ、上記経路の一部を形成
する潤滑油供給用のパイプがハウジングに対して
しつかり位置決めされ、さらにノズルコマのノズ
ルが軸受等の所定の潤滑部位に正確に向かつてい
なければならない。
上記要求に答えるべく、本出願人は先に実願昭
58−139635号において、微定油量供給ユニツトよ
り供給される微量かつ定量の潤滑油を、軸受等の
潤滑対象物の空間部に、潤滑対象物を保持するハ
ウジングに外方から挿通されたパイプ内を流れる
空気流に乗せて噴射する微定油量潤滑装置におい
て、 前記ハウジングは前記潤滑対象物に向かつて半
径方向に延びるノズルコマの取付穴を有し、該ノ
ズルコマ取付穴を貫通してノズルコマが位置調整
可能に取り付けられ、ノズルコマは先端側に小径
のノズル孔を、末端側に該ノズル孔に連通しノズ
ル孔よりも大径のパイプ挿入孔を有して、前記ハ
ウジング及び潤滑対象物にわたつて延び、前記ノ
ズルコマの先端は前記潤滑対象物に形成されたノ
ズルコマの受入れ穴を貫通して前記潤滑対象物の
空間に突出し、前記ノズル孔が前記潤滑対象物の
潤滑部位に向かつて開口し、前記パイプはその先
端部が前記パイプ挿入孔に挿入され、パイプ固定
手段により前記ノズルコマ内に入り込んだ状態で
固定されていることを特徴とするものを出願し
た。
しかし、この考案も上記要求のすべてを良好に
充足出来るとはいい難く、この点で改良の余地が
あつた。本考案は、この改良を目的としてなされ
たものである。
(問題点を解決するための手段・作用) 上記目的を達成するために、本考案において
は、微定油量供給ユニツトより供給される微量か
つ定量の潤滑油を、環状の潤滑対象物の空間部
に、該潤滑対象物を保持するハウジングに外方か
ら挿通されたパイプ内を流れる空気流で運んでノ
ズルコマから噴射する微定油量潤滑装置におい
て、前記ハウジングは、前記潤滑対象物の軸線と
平行に延びるパイプ用挿通穴及びこれに連続して
前記潤滑対象物の半径方向に延びるノズルコマ用
取付け穴を有し、前記パイプは該パイプ用挿通穴
内に挿通され、固定手段によつて所定位置に固定
され、前記ノズルコマは、先端側に小径のノズル
孔を、末端側には該ノズル孔に連通しこれよりも
大径で前記パイプに連通される連通路を有し、前
記潤滑対象物は内輪及び外輪と、これに隣接配置
された内輪間座及び外輪間座とから成り、該外輪
間座には前記ハウジングのノズルコマ用取付け穴
と整合してノズルコマ受入穴が形成され、前記ノ
ズルコマ用取付け穴及びノズルコマ受入穴を貫通
して前記ノズルコマが延び、前記ノズル孔は前記
内輪間座と外輪間座との間の空間に延びて前記軸
受に向かつて開口し、第1の位置決め手段により
その軸方向において所定位置に位置決めされると
ともに、第2の位置決め手段によつて円周方向に
おいて所定位置に位置決めされ、前記第1の位置
決め手段は、前記ノズルコマの軸方向中間部に形
成された環状段部と、前記ノズルコマ受入れ穴の
周縁部から成り、 前記第2の位置決め手段は、前記ノズルコマの
外周面に形成された第1凹所と、前記取付け穴の
内周面に形成された第2凹所との間に介装される
位置決め部材から成る様にしたのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明
する。第2図に示す第1実施例において、軸受け
28と外輪間座40及び内輪間座48とがハウジ
ング50の内側に取り付けられている。ハウジン
グ50に軸方向(第2図中左右方向)に形成され
たパイプ挿入穴52にはパイプ26が挿入され、
このパイプ26は、挿入穴52の入口部に形成さ
れたねじ穴54に螺合されたジヨイント56及び
このジヨイント56に螺合されたプラグ58によ
つてハウジング50に位置決め、固定されてい
る。
ハウジング50にはまた、上記パイプ挿入穴5
2と直角をなす方向にコマ挿入穴60が形成され
ており、この挿入穴60内にはノズルコマ70が
挿入されている。ノズルコマ70は外方寄り(第
2図中上方寄り)の大径部72と、内方寄りの小
径部74とから成り、両者間に段部77が形成さ
れている。前記外輪間座40の外周面には軸方向
中間部に円形の浅い凹所42が半径方向に形成さ
れ、さらにその中央部には円形の貫通孔44が半
径方向に形成されている。ノズルコマ70の小径
部74が貫通孔44を貫通しており、前記段部7
7が凹所42と貫通孔44との間の段部46に着
座している。
またノズルコマ70の中央部には長手方向に延
びる油穴76、油穴76の上端部から分岐した横
穴78及び油穴76の先端部に連続するノズル3
0が形成されている。横穴78は前記パイプ26
に連通しており、ノズル30は軸受28の保持器
29の側方に位置している。ノズルコマ70の大
径部72に形成された切欠き80と、ハウジング
50のこれに対向する部分に形成された切欠き8
2との間にはキー84が介装されて、ノズルコマ
70の回り止めになつている。またノズルコマ7
0の外側には円板状のゴムパツキン86が載置さ
れ、その突出部88がノズルコマ70の油穴76
の開口部をふさいでいる。ハウジング50のコマ
挿入穴60の開口部に形成されたねじ穴90には
プラグ92が螺合されて、ノズルコマ70を半径
方向内方に押圧しており、これによつて段部77
が段部46に当接されている。
本実施例においては、前記微定油量供給ユニツ
ト22からパイプ26を通して供給される潤滑油
は、横穴78から油穴76内に入り、ノズル30
から軸受28に噴射される。この場合、供給ユニ
ツト22からノズル30に至る潤滑油の供給路は
パイプ26及びノズルコマ70によつて形成され
ており、その途中には実質的に継ぎ目や段差がな
いので、供給ユニツト22から供給される潤滑油
が油もれや滞留を生じることはなく、確実に軸受
28に噴射されることゝなる。
また、ノズルコマ70はその段部77を外輪間
座40の段部46に当接された状態でゴムパツキ
ン86を介してプラグ92により押圧されるとと
もに、ハウジング50との間にはキー84が介装
されている。そのため、ノズル30の位置が外輪
間座40及び軸受28の半径方向においても、ノ
ズルコマ70の円周方向においても正確に決定さ
れ、潤滑油を軸受28の所望の部位に噴射できる
のである。
また、従来はノズルコマをハウジングに取り付
けるためにハウジングの挿入穴及びノズルコマに
ねじ加工をしていたが、これが不要となるので、
製造コストが低減される。さらに、パイプの挿入
時には従来はノズルコマに盲栓をしていたが、こ
こではゴムパツキン86を用いたことから、これ
もまた製造コストの低減につながる。また、従来
ノズルコマにまいていたシール部材が不要となる
ことにより、そのための作業が省略できるととも
に、シール材が潤滑油中に混入する必配もなくな
る。
(考案の効果) 以上述べてきたように本考案によれば、パイプ
がハウジングに対して固定手段によつて所定状態
に固定され、ノズルコマが第1及び第2の位置決
め手段によつて軸受の半径方向及びノズルコマ自
身の円周方向において所定位置に位置決めされ
る。従つて、パイプとノズルコマとが所定の連通
関係に維持され、またノズルコマのノズル孔が軸
受の潤滑部位に正確に向けられ、特に周辺の機器
との関係でハウジングに対して横方向から潤滑油
を供給する場合に好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は微定油量潤滑装置の一例を示す系統
図、第2図は本考案の実施例を示す断面図であ
る。 主要部分の符号の説明、22……微定油量供給
ユニツト、26……管路、28……被潤滑物、3
0……ノズル、50……保持部材、60……油
穴、70……ノズルコマ、46,77……位置決
め手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 微定油量供給ユニツトより供給される微量かつ
    定量の潤滑油を、環状の潤滑対象物の空間部に、
    該潤滑対象物を保持するハウジングに外方から挿
    通されたパイプ内を流れる空気流で運んでノズル
    コマから噴射する微定油量潤滑装置において、 前記ハウジングは、前記潤滑対象物の軸線と平
    行に延びるパイプ用挿通穴及びこれに連続して前
    記潤滑対象物の半径方向に延びるノズルコマ用取
    付け穴を有し、 前記パイプは該パイプ用挿通穴内に挿通され、
    固定手段によつて所定位置に固定され、 前記ノズルコマは、先端側に小径のノズル孔
    を、末端側には該ノズル孔に連通しこれよりも大
    径で前記パイプに連通される連通路を有し、 前記潤滑対象物は内輪及び外輪と、これに隣接
    配置された内輪間座及び外輪間座とから成り、該
    外輪間座には前記ハウジングのノズルコマ用取付
    け穴と整合してノズルコマ受入穴が形成され、 前記ノズルコマ用取付け穴及び前記ノズルコマ
    受入穴を貫通して前記ノズルコマが延び、前記ノ
    ズル孔は前記内輪間座と外輪間座との間の空間に
    延びて前記軸受に向かつて開口し、第1の位置決
    め手段によりその軸方向において所定位置に位置
    決めされるとともに、第2の位置決め手段によつ
    て円周方向において所定位置に位置決めされ、 前記第1の位置決め手段は、前記ノズルコマの
    軸方向中間部に形成された環状段部と、前記ノズ
    ルコマ受入れ穴の周縁部から成り、 前記第2の位置決め手段は、前記ノズルコマの
    外周面に形成された第1凹所と、前記取付け穴の
    内周面に形成された第2凹所との間に介装される
    位置決め部材から成ることを特徴とする微定油量
    潤滑装置。
JP13102888U 1988-10-07 1988-10-07 Expired JPH0141998Y2 (ja)

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JP4586319B2 (ja) * 2000-10-13 2010-11-24 日本精工株式会社 主軸装置
JP4438419B2 (ja) * 2004-01-14 2010-03-24 日本精工株式会社 主軸装置

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