JPH0140782Y2 - - Google Patents

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JPH0140782Y2
JPH0140782Y2 JP12786682U JP12786682U JPH0140782Y2 JP H0140782 Y2 JPH0140782 Y2 JP H0140782Y2 JP 12786682 U JP12786682 U JP 12786682U JP 12786682 U JP12786682 U JP 12786682U JP H0140782 Y2 JPH0140782 Y2 JP H0140782Y2
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JP
Japan
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reservoir tank
power steering
hydraulic
oil
hydraulic pump
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JP12786682U
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JPS5931565U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパワーステアリングの油圧供給装置に
係り、特に、リザーバタンク内の油量が許容レベ
ル以下となつたとき警報を発するようにしたパワ
ーステアリングの油圧供給装置に関する。
パワーステアリングは、舵取り装置の途中に油
圧を動力源とする動力装置を設けて、ハンドル操
作力を軽減するようにしたものである。そして、
このパワーステアリングは、油圧を発生、供給す
る油圧ポンプ、油圧を制御するコントロールバル
ブ、油圧を導くパワーシリンダ、操舵力を伝達す
るステアリングギヤ、油を貯蔵するリザーバタン
ク、ホースなどの配管部品等から構成されてい
る。このパワーステアリングによれば、エンジン
により駆動される油圧ポンプにより、リザーバタ
ンク内に貯蔵された油が吸入されて油圧が発生さ
れ、パワーステアリングの油圧回路に油圧が供給
され、パワーシリンダ等を循環した後リザーバタ
ンク内に戻される。
しかし、かかる従来のパワーステアリングにお
いては、油圧回路から油漏れが発生する等によつ
て油量が許容レベル以下となつた場合には、パワ
ーステアリングの機能が失なわれるまで、運転者
が確認することができない、という問題があつ
た。この問題を解決するために、電気的なレベル
警報装置を取付けることも考えられるが、コスト
高になる、という問題が発生する。
本考案は、上記問題を解消すべく成されたもの
で、油量が許容レベル以下となつたときに警報を
発して運転者に知らせるようにしたパワーステア
リングの油圧供給装置を提供することを目的とす
る。
上記目的を達成するために本考案の構成は、パ
ワーステアリングの油圧回路に循環される油を貯
蔵するためのリザーバタンクと、油圧を発生させ
て前記パワーステアリングの油圧回路に油圧を供
給する油圧ポンプと、一端部が前記リザーバタン
クの底面を貫通して該一端部の端面が該リザーバ
タンク内に想定された油量許容レベルの位置まで
突出され、かつ、他端部が前記油圧ポンプの吸込
口に連結された吸入管とを含むパワーステアリン
グの油圧供給装置において、前記吸入管の前記リ
ザーバタンク内に突出された側壁に貫通孔を穿設
したものである。この結果、油量が許容レベル以
下となつたとき、貫通孔から油が吸入されてパワ
ーステアリングの機能が失なわれることがなく、
吸入管を介して油圧ポンプ内に空気が吸入される
ため油圧ポンプが異音を発生し、運転者に対して
警報が発せられる。
以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説
明する。
図に示すように、油圧ポンプ2の軸2aには、
エンジンによりベルト駆動されるプーリ4が固定
されている。油圧ポンプ2には、吸入口2bおよ
び吐出口(図示せず)が設けられており、吐出口
はコントロールバルブに連結されている。また、
油圧ポンプ2の吸入口2bには、吸入管8の一端
部が挿入され、Oリングにより密接されている。
吸入管8の他端部は、油圧ポンプ2の上方に配置
されたリザーバタンク10の底面10aの略中央
部を貫通し、他端部の端面8aが、リザーバタン
ク10に想定された油量の最低許容レベル10b
と同一高さになるように、突出されている。
リザーバタンク10内部に突出した吸入管8の
側壁には、貫通孔12が、吸入管8の半径方向に
穿設されている。この貫通孔12の径は、パワー
ステアリングの油圧回路に循環される油の流量よ
り少ない流量のみの通過を許容する大きさに設定
されている。
次に、本実施例の動作を説明する。リザーバタ
ンク10内の油量が最低許容レベル以上の正常の
状態では、リザーバタンク10内に貯蔵された油
が、吸入管8の上方開口部および貫通孔12から
油圧ポンプ内に吸込まれ、パワーステアリングが
正常に動作する。パワーステアリングの油圧回路
等に異常が発生して油量が最低許容レベル以下に
なつた場合、すなわちリザーバタンク10内の油
面が吸入管8の端面8aより下側に位置する場合
には、リザーバタンク10内の油が貫通孔12の
みから油圧ポンプ2内に吸込まれるようになる。
ところが、貫通孔12の径が小さいため絞り効果
によりパワーステアリングが必要とする油の全量
を供給することができなくなり、不足する油量分
に代えて吸入管8の上端開口から空気を吸込む。
この結果、油圧ポンプ2内で異音が発生し、運転
者はこの異音を聞いて油量が最低許容レベル以下
になつたことを知ることができる。また、貫通孔
12から油が吸込まれるため、貫通孔の径を最適
値に設定することにより、パワーステアリングの
機能を維持することができる。
以上説明したように本考案によれば、パワース
テアリングの機能を失なわせることなく、油量が
最低許容レベル以下となつたとき運転者に警報を
発することができる、という優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の一実施例を示す部分断面図であ
る。 2……油圧ポンプ、8……吸入管、8a……端
面、10……リザーバタンク、12……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パワーステアリングの油圧回路に循環される油
    を貯蔵するためのリザーバタンクと、油圧を発生
    させて前記パワーステアリングの油圧回路に油圧
    を供給する油圧ポンプと、一端部が前記リザーバ
    タンクの底面を貫通して該一端部の端面が該リザ
    ーバタンク内に想定された油量許容レベルの位置
    まで突出され、かつ、他端部が前記油圧ポンプの
    吸入口に連結された吸入管と、前記吸入管の前記
    リザーバタンク内に突出された側壁に穿設された
    貫通孔とを含むパワーステアリングの油圧供給装
    置。
JP12786682U 1982-08-24 1982-08-24 パワ−ステアリングの油圧供給装置 Granted JPS5931565U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12786682U JPS5931565U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 パワ−ステアリングの油圧供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12786682U JPS5931565U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 パワ−ステアリングの油圧供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5931565U JPS5931565U (ja) 1984-02-27
JPH0140782Y2 true JPH0140782Y2 (ja) 1989-12-05

Family

ID=30290267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12786682U Granted JPS5931565U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 パワ−ステアリングの油圧供給装置

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS5931565U (ja) 1984-02-27

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