JPS6324061Y2 - - Google Patents

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JPS6324061Y2
JPS6324061Y2 JP12861480U JP12861480U JPS6324061Y2 JP S6324061 Y2 JPS6324061 Y2 JP S6324061Y2 JP 12861480 U JP12861480 U JP 12861480U JP 12861480 U JP12861480 U JP 12861480U JP S6324061 Y2 JPS6324061 Y2 JP S6324061Y2
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pump
gearbox
oil
discharge port
flow path
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジン停止中におけるステアリング
ホイール操作時のオイルリザーバからの油溢れ防
止機能を有する動力操舵装置用ポンプ装置に関す
る。
油圧式の動力操舵装置は一般に、エンジンによ
つて駆動されるポンプ装置で作動油をオイルリザ
ーバからギヤボツクスに強制循環させるようにな
つている。高速走行時の走行安定化のためギヤボ
ツクスへの作動油送給量の増加を抑制するフロー
コントロールバルブは、エンジン停止等によつて
ポンプ装置からの作動油の送給が停止した場合は
殆どギヤボツクス側への吐出ポートを閉じるよう
になつている。
従来の動力操舵装置によると、このようなエン
ジン停止中にステアリングホイールを操作した場
合、ギヤボツクス内に残溜した作動油はオイルリ
ザーバに戻されるが、ポンプ非駆動によりフロー
コントロールバルブが閉じているためオイルリザ
ーバ側からの作動油の吐出が行なわれず、このた
めオイルリザーバから作動油が溢れ出る不都合を
生じることがあつた。
ところで、従来、動力操舵装置用ポンプ装置と
してエンジンによつて駆動される作動ポンプ及び
この作動ポンプの吐出部に設けられたフローコン
トロールバルブを一体に備え作動油の循環路中に
容易に組込めるようにしたタイプのものが知られ
ている。
本考案の目的はこのようなタイプにおける特徴
を生かしながら、前述したエンジン停止中のステ
アリングホイール操作時のオイルリザーバからの
油溢れを確実に防止できる動力操舵装置用ポンプ
装置を提供することにある。
このような目的を達成するため、本考案は、エ
ンジンによつて駆動される作動ポンプのギヤボツ
クス側吐出部に設けられたフローコントロールバ
ルブから、ギヤボツクスへの吐出ポートに亘る部
位に、該吐出ポートとオイルリザーバ側とを連通
する補助流路を設け、この補助流路に該吐出ポー
ト側の負圧を感知して流路開放しポンプ非駆動時
におけるギヤボツクス側への作動油流入を許容す
るチエツクバルブを取付けたものである。
これによつて、エンジン停止中のステアリング
ホイールの操作でギヤボツクス内の残留作動油が
オイルリザーバ側に戻されて、作動ポンプからギ
ヤボツクスへの吐出ポートが負圧状態になつた際
その負圧によつてチエツクバルブを開放させオイ
ルリザーバ側からギヤボツクス側へ作動油を流入
する循環流を生じさせ、オイルリザーバの油溢れ
を防止できるようにしたものである。
以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図を参
照して説明する。
ポンプケーシング1の略中央にエンジンによつ
て駆動される作動ポンプとしてのベーンポンプ2
を設け、このベーンポンプ2の吸込部3Aにポン
プケーシング1上に載置したオイルリザーバ4を
連結すると共に、このベーンポンプ2の吐出部3
B側にフローコントロールバルブ5を一体に組込
んでいる。そして、フローコントロールバルブ5
から吐出ポート6を介して図示しないギヤボツク
スに作動油を送給するようにすると共にそのギヤ
ボツクスから戻り管7を介してオイルリザーバ4
に作動油を戻すようにしている。
フローコントロールバルブ5は、ポンプケーシ
ング1内に設けたシリンダ部8内に進退自在に摺
嵌したピストン状弁体9の先端を、吐出ポート6
に臨むオリフイス10側にスプリング11で付勢
したもので、エンジン駆動時におけるポンプ吐出
圧に応じてオリフイス10部を開放し、ギヤボツ
クス側へ作動油を送給すると共に余剰分をバイパ
ス通路12を介してオイルリザーバ4に戻すよう
にしている。そしてエンジン停止時はポンプ非駆
動状態下の吐出圧低下によりスプリング11の付
勢力でオリフイス10部を閉塞するようにしてい
る。
このフローコントロールバルブ5の弁体9を通
して、吐出ポート6とオイルリザーバ4側とを連
通する補助流路13を設けている。即ち、この補
助流路13は弁体9のオリフイス10に臨む先端
面部から内部を通して外周面部へ通じる透孔から
なり、弁体9の先端側でオリフイス10に、また
弁体9の外周面側でバイパス通路12にそれぞれ
連通している。そして、この補助流路13内に吐
出ポート6側の負圧を感知して流路開放し、ポン
プ非駆動時におけるギヤボツクス側へのオイル流
入を許容するチエツクバルブ14を取付けてい
る。このチエツクバルブ14は補助流路13内の
シート部15に吐出ポート6側から接離して流路
開閉作用を行なう弁体16と、この弁体16を反
吐出ポート側つまり閉塞方向に付勢するスプリン
グ17とからなり、吐出ポート6側の負圧により
スプリング17の弾性力に抗して吐出ポート6側
に吸引されてシート部15から離間し流路開放す
るものである。
このような構成によれば、エンジン駆動による
ポンプ作動中は、フローコントロールバルブ5が
所定の開度で開放すると共に、吐出圧によつてチ
エツクバルブ14が閉塞し、通常の作動油循環に
よる増力作用が行なわれる。つまり、作動油がオ
イルリザーバ4からベーンポンプ2に吸込まれ、
この吸込まれた作動油がフローコントロールバル
ブ5を介して吐出ポート6からギヤボツクスに供
給され、余分な作動油はバイパス通路12を介し
てオイルリザーバ4へ戻され流量制御がなされ
る。
一方、エンジン停止によりベーンポンプ2を非
駆動状態にした場合は、ポンプ吐出圧が殆ど生じ
ないことにより、フローコントロールバルブ5が
スプリング11によつてオリフイス10側に押付
けられ殆ど隙間がなくなる、つまり吐出ポート6
側が閉塞される。この状態でステアリングホイー
ルを回転させ、ギヤボツクスの主軸を回転させる
と、ギヤボツクス内に残留する作動油がオイルリ
ザーバ4に吐出され、このオイルリザーバ4の油
量は増加する。しかし、ギヤボツクス内の作動油
がオイルリザーバ4側に戻されることによつて、
吐出ポート6側が負圧になるため、オリフイス1
0を介して吐出ポート6に臨むチエツクバルブ1
4が開き、補助流路13を介してオイルリザーバ
4から吐出ポート6側つまりギヤボツクス側に作
動油が供給される。従つて、オイルリザーバ4内
の油量はギヤボツクス側の負圧に応じた供給分だ
け減少し、溢れは防止されるものである。
なお、以上に述べた実施例では、補助流路13
及びチエツクバルブ14をフローコントロールバ
ルブ5内に設けたが、本考案はそのようなものに
限らず、例えば第4図に示すように、ポンプケー
シング1内に設けることも可能である。即ち、補
助流路13をオリフイス10部の側壁とバイパス
通路12とに連通させて設け、チエツクバルブ1
4を補助流路13内に設けた弁ボール18及びス
プリング19によつて構成してもよい。
このような構成によつても、前記実施例と同様
の作用効果が奏せるのは勿論である。
本考案は以上の実施例で説明したように、エン
ジンによつて駆動される作動ポンプのギヤボツク
ス側吐出部に設けられたフローコントロールバル
ブからギヤボツクスへの吐出ポートに亘る部位
に、該吐出ポートとオイルリザーバ側とを連通す
る補助流路を設け、この補助流路に該吐出ポート
側の負圧を感知して流路開放しポンプ非駆動時に
おけるギヤボツクス側への作動油流入を許容する
チエツクバルブを取付けることによつて、エンジ
ン停止中のステアリングホイールの操作でギヤボ
ツクス内の残留作動油がオイルリザーバ側に戻さ
れても、作動ポンプからギヤボツクスへの吐出ポ
ートが負圧状態になることを利用して、チエツク
バルブを開放させオイルリザーバ側からギヤボツ
クス側への作動油循環流を生じさせ、オイルリザ
ーバの油溢れを防止できるものである。しかも、
このようなエンジン非駆動下のオイルリザーバか
らの油溢れ防止効果が、循環路中に容易に組込め
るポンプ装置自体の構成によつて実現できるの
で、他の油路系は全く改造の必要もなく、従つて
コンパクトな構成で安全性が確保できるという実
用上の多大な利点を有するものになる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図はポンプ装置全体を概略的に示す断面
図、第2図は要部を抽出して示す断面図、第3図
は動作を示す第2図に対応する図、第4図は本考
案の他の実施例を示す第2図に対応する図であ
る。 2……作動ポンプ(ベーンポンプ)、4……オ
イルリザーバ、5……フローコントロールバル
ブ、6……吐出ポート、13……補助流路、14
……チエツクバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンによつて駆動される作動ポンプ及びこ
    の作動ポンプの吐出部に設けられたフローコント
    ロールバルブを備え、作動油をオイルリザーバか
    ら増力用ギヤボツクスへ循環させる動力操舵装置
    用ポンプ装置において、該フローコントロールバ
    ルブから該ギヤボツクスへの吐出ポートと該オイ
    ルリザーバ側とを連通する補助流路を設け、この
    補助流路に該吐出ポート側の負圧を感知して流路
    開放しポンプ非駆動時におけるギヤボツクス側へ
    のオイル流入を許容するチエツクバルブを取付け
    たことを特徴とする動力操舵装置用ポンプ装置。
JP12861480U 1980-09-10 1980-09-10 Expired JPS6324061Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12861480U JPS6324061Y2 (ja) 1980-09-10 1980-09-10

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JP12861480U JPS6324061Y2 (ja) 1980-09-10 1980-09-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5752369U JPS5752369U (ja) 1982-03-26
JPS6324061Y2 true JPS6324061Y2 (ja) 1988-07-01

Family

ID=29488989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12861480U Expired JPS6324061Y2 (ja) 1980-09-10 1980-09-10

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