JPH0334906A - 抗菌剤 - Google Patents

抗菌剤

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Publication number
JPH0334906A
JPH0334906A JP16674089A JP16674089A JPH0334906A JP H0334906 A JPH0334906 A JP H0334906A JP 16674089 A JP16674089 A JP 16674089A JP 16674089 A JP16674089 A JP 16674089A JP H0334906 A JPH0334906 A JP H0334906A
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JP
Japan
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pangi
growth
seeds
essence
added
Prior art date
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Pending
Application number
JP16674089A
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English (en)
Inventor
Atsuro Nishina
淳良 仁科
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0334906A publication Critical patent/JPH0334906A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、広範囲の微生物に対して生育阻害作用を示し
、特に食品添加に適した天然抗菌剤に関する。
〈従来の技術〉 従来から、食品の保存性を高めるために、各種抗菌剤が
用いられてきた。合成抗菌剤については、ソルビン酸塩
や安息香酸などの使用が認められており、目的に応じて
利用されている。
最近になって、合成抗菌剤は、効果は優れるものの安全
性に疑問が残るため、安全性の高い天然抗菌剤の要求が
高まってきた。そして、現在、天然抗菌剤としてリゾチ
ーム、プロタミン、香辛料抽出物などの製剤が上布され
ているが、抗菌効果が弱く、満足の行くものではなかっ
た。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、安全性に優れ、食品等に添加可能であ
り、広範囲の微生物に対して生育阻害作用を有する天然
抗菌剤を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 本発明によれば、パンギ種子のエキスを有効成分として
含有する抗菌剤が提供される。
以下本発明をさらに詳細に説明する。
本発明に於て、パンギ(PANGI)は北ポルネオ、サ
バ州のジャングルで広く産する豆科の植物である。そし
て、その種子は、古くから現地のカタザン(KATAZ
AN)族の食料となっており安全性に関しては全く問題
がない。
本発明において、原料として用いるパンギ種子のエキス
は、圧搾や溶媒抽出によって抽出されるエキスである。
圧搾エキスは、市販のデカンタ−などを用いて製造する
ことができる。抽出エキスは、例えばパンギ種子をホモ
ジナイザー、ボールミル等により粉砕後、乾燥し、適当
な溶媒と共に、ソックスレー抽出器等を用いて加熱還流
する方法、または、パンギ拙子の粉砕物を直接溶媒と混
合、攪拌した後、残置を濾別する方法等により製造する
ことができる。溶媒としては、例えばエタノール、アセ
トン、■−ヘキサン及び水等からなる群より選択される
↓種または2種以上を用いることができる。
圧搾または抽出したのち、水分や溶媒を蒸発させて取り
除くことにより濃縮エキスを得ることができる。また、
乳糖、デキストリンなどのバインダーを添加したのち噴
霧・乾燥などを行い、エキスの粉末を製造することも可
能である。
本発明の抗菌剤は他の抗菌剤、例えばアルコール、香辛
料、有機酸等を、得られたエキス100重量部に対して
、0.工〜1000重量部の範囲で併用することもでき
る。
本発明に於て、パンギ種子のエキスを含む抗菌剤を使用
するには、例えば食品等に直接添加すること等により、
バシルス サブティリス(Bacユ] ]us 5ub
tilis IFO−13719) 、スタフィロコッ
カスアウレウス(Staphyl、ococcus a
ureus TFO−13276)などのダラム陽性菌
、エセリシア コリ (Escherichia co
li IFO−3301) 、サルモネラ タイフィム
リウム(Salmonel、la typhimuri
um IFO−13245)などのダラム陰性菌、サツ
カロマイセス セレヴイシエ(Saccharomyc
es cerevisiae IFO−0209)、ア
スペルギルス ニイジャー (Aspergillus
 niger IFO−4414)などの真菌等、広範
囲の微生物の生育を阻害することができる。この際、パ
ンギ種子のエキスの添加量は、添加される材料に対して
乾燥物としてlppm以上であり、とくに10〜200
0ppmであることが好ましい。添加量がlppm未満
では、生育阻害効果が得られず、また2000ppmを
超えると、添加される食品等の味を損ねるので好ましく
ない。
〈発明の効果〉 本発明の抗菌剤は、食物由来であるため安全性が高く、
しかも広範囲の微生物に対して生育阻害3 作用を有する。そして、食品等に添加することにより強
力な抗菌活性が期待できる。
〈実施例〉 以下、製造例、実施例及び比較例により本発明をさらに
詳しく説明する。
製造例1 パンギの種子IKgを良く乾燥後ボールミルで粉砕し、
濾布で包み、油圧プレスで約1tの加圧を行い、圧搾液
を200g得た。この圧搾液から真空凍結乾燥により1
8gのエキス乾燥物を得た。
製造例2 パンギの種子IKgを良く乾燥後ボールミルで粉砕し、
ソックスレー抽出器にエタノール5000mlとともに
仕込み20時間加熱還流した。
得られた濃縮液から減圧濃縮乾固により、エキス乾燥物
を約50g得た。
実施例上 細菌用培地としてトリプトソイ寒天培地(栄研化学株式
会社製)および真菌用培地としてサブロー寒天培地(栄
研化学株式会社製)にそれぞれ製造例1のパンギ種子エ
キスを工〜200ppm添加しのち滅菌した。
ついで、無菌シャーレに、前記の調製した培地を10m
1ずつ流し込み、放冷して固化したのち、別に普通ブイ
ヨン(栄研化学株式会社製)中で24時間培養した菌懸
濁液5μmを寒天培地上に接種した。 使用した菌は、
表1に示した細菌4坤と真菌2種で、細菌は24時間3
7℃で、真菌は48時間30℃でそれぞれ培養後、菌の
生育を阻害するために必要な最少のパンギの種子エキス
量を測定し最少発育阻止濃度(PPM)とした。
結果を表1に示した。
実施例2 実施例1と同様の方法を用いて、製造例2で得たパンギ
の種子エキスの乾燥物について、菌の生育を阻害するた
めに必要な添加量を測定した。結果は表土に示した。
実施例3 実施例1と同様の方法を用いて、製造例上で得られたパ
ンギの種子エキス乾燥物50重量%、無水エタノール1
0重量%、酢酸5重量%および水35重量%を混合して
得られた抗菌剤について、菌の生育を阻害するために必
要な添加量を測定した。結果は表1に示した。
比較例1 実施例1と同様の方法を用いて、無水エタノールLO重
量%、酢酸5重量%および水85重量%を混合して得ら
れた抗菌剤について、菌の生育を阻害するために必要な
添加量を測定した。結果は表2に示した。
比較例2 実施例1と同様の方法を用いて、ソルビン酸カリウムに
ついて、菌の生育を阻害するために必要な添加量を測定
した。結果は表2に示した。
比較例3 実施例1と同様の方法を用いて、安息香酸について、菌
の生育を阻害するために必要な添加量を測定した。結果
は表2に示した。
表1、表2より、本発明の抗菌剤が合成抗菌剤より格段
に優れた抗菌活性を有することがわかる。
−7=

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. パンギ(PANGI)種子のエキスを有効成分として含
    有する抗菌剤。
JP16674089A 1989-06-30 1989-06-30 抗菌剤 Pending JPH0334906A (ja)

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JP16674089A JPH0334906A (ja) 1989-06-30 1989-06-30 抗菌剤

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