JPH0334347Y2 - - Google Patents

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JPH0334347Y2
JPH0334347Y2 JP2541483U JP2541483U JPH0334347Y2 JP H0334347 Y2 JPH0334347 Y2 JP H0334347Y2 JP 2541483 U JP2541483 U JP 2541483U JP 2541483 U JP2541483 U JP 2541483U JP H0334347 Y2 JPH0334347 Y2 JP H0334347Y2
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JP
Japan
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hood
instrument
instrument panel
tachograph
molding
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JP2541483U
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JPS59131322U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車両のインストルメントパネルの改
良に関する。
インストルメントパネルは、例えば第1図のよ
うに形成される(特願昭56−169639号)。
この場合、計器装置1の収納ボツクス2と別に
インストルメントパネル本体Aの化粧板3は成型
加工により形成され、ビス4で収納ボツクス2に
取りつけられる。
そして、化粧板3の取りつけ開口部5に計器装
置1を挿入し、図外のアタツチメントプレートを
介し固定される。
6は計器装置1の表示盤を保護すると共に、直
射日光等を遮つて計器類の認識性を高めるフード
部分で、フード部分6は先端に計器装置1の係止
部16が形成される。
ところで、計器装置1、例えばタコグラフ1a
は表面蓋7がヒンジ8を介し開閉し、記録紙の交
換が行なえるようになつている。
このため、フード部分6はタコグラフ1aの表
面蓋7のヒンジ8を中心にする最大軌跡半径nの
外側に形成しなければならず、これに伴つてイン
ストルメントパネル本体Aの上端が第2図のよう
に迫り出してしまう。
これにより、運転席の居住性の関係上、インス
トルメントパネル本体Aの下端位置が限定される
こともあつて迫出し部の9が運転席の下方視野を
狭める結果となる。
この場合、フード部分6の奥部をタコグラフ1
aの表面蓋7の最大軌跡半径nに沿つて第1図の
1点鎖線のようにひつこめて形成すれば、迫り出
し部9を高くせずにすむ。
しかし、このようにするとインストルメントパ
ネル本体Aの化粧板3を合成樹脂により一体成型
するにあたり、その型抜きの関係から成型が難し
くなる。つまり、成型時の型抜き方向としてはフ
ード部分6の中心線方向になるが、抜き勾配が所
謂アンダカツトの状態となるため、通常の型構造
では型抜き不能となる。
したがつて、上記の型抜き方向と直交する方向
に抜けるような、さらに分割した型構造が必要と
なるため型製作コストが高くつくうえ、特にイン
ストルメントパネルを車種に応じ多種少量生産す
る場合にはこのような型をいくつも作るのは生産
コストの上からも極めて不利である。
この考案はこのような問題点に着目し、計器装
置のフード部分の奥部にタコグラフの表面蓋等の
開閉を許容する凹部空間を確保するにあたり、簡
単な型構造で成型可能としたインストルメントパ
ネルの提供を目的とする。
上記目的を達成するためにこの考案では、計器
装置を収納する開口部の上方に、パネル上面部を
折り返して計器装置の取付係止部へと下面部を延
設した断面形状のフード部を一体成形した合成樹
脂製のインストルメントパネルにおいて、前記フ
ード下面部の途中に該下面部を横断する方向に溝
状のヒンジ部を形成し、フード下面部を前記ヒン
ジ部を中心としてフード上面部側に折り曲げた状
態で計器装置との間に所要の間隙をなす凹部を設
けるようにした。
上記構成に基づき、凹部が成形時の型抜き方向
に対してアンダカツトとならないので成形加工と
型構造が簡潔化する。また、成形後にフード部分
を折り曲げて凹部を所定位置に移動した状態とす
ることによりインストルメントパネルの上方への
迫り出し量が減少して運転視野が拡大する。
以下、この考案を第3図の実施例にしたがつて
説明する。尚、第1図、第2図と同一部位は同一
符号を用いる。
図面はインストルメントパネル本体Aの取りつ
け開口部5の一部分の縦断面図で、この場合イン
ストルメントパネル本体Aは収納ボツクス2と化
粧板3が一体に合成樹脂成型される。
そして、フード部分6aは、例えばタコグラフ
1aの表面蓋7のヒンジ8を中心にする最大軌跡
半径nの内側に寄せて形成すると共に、その奥部
に表面蓋7の最大軌跡半径nに沿つて外側に窪む
凹部10が形成される。
この場合、フード部分6aはインストルメント
パネル本体Aの成型加工時に、図中2点鎖線で示
したようにタコグラフ1aの係止部16を含め凹
部10が上、下型の型抜き方向Bに対しアンダカ
ツトにならない状態で成型され、成型後に溝状の
薄肉ヒンジ部12を介し中間から折り曲げられ、
凹部10を所定位置(タコグラフ1aの表面蓋7
の回動を干渉しない位置)に位置づけてネジ13
で固定される。14はネジ13のネジ穴ボス部
で、インストルメントパネル本体Aの成型後に取
りつけ穴15に嵌めつけられる。
このような構成によれば、タコグラフ1aの表
面蓋7のヒンジ8を中心とする回動軌跡半径nの
内側に寄せて取りつけ開口部5のフード部分6a
を形成し、このフード部分6aに表面蓋7の回動
軌跡半径nに沿つてその外側に窪む凹部10を形
成したので、凹部10によりタコグラフ1aの表
面蓋7の開閉を許容しつつ、フード部分6aを表
面蓋7の回動軌跡半径nの内側に寄せて形成した
分、図中1点鎖線で示した従来の場合に較べてイ
ンストルメントパネル本体A上端の迫り出しを減
少させることができ、したがつて運転席の下方視
野が大きくとれるという効果が得られる。
しかも、取りつけ開口部5のフード部分6aは
インストルメントパネル本体Aの成型加工時に凹
部10が上、下型の型抜き方向Bに対しアンダカ
ツトにならないような形状にして一体成型し、成
型後の折り曲げにより所定位置に凹部10を位置
づけ固定してあるので、凹部10の形成にも拘ら
ずインストルメントパネル本体Aの成型加工時に
凹部10が上下型の型抜きを妨げることはなく、
したがつて、成型加工の容易化と成型装置の簡略
化、つまり凹部10の形成に必要とされる別型が
不要で、基本の上下型だけで成型可能となり、型
製作を含めインストルメントパネルの生産コスト
は低く抑えられる。
尚、上記の実施例ではタコグラフ1aの取りつ
け開口部5に適用した場合について述べたが、タ
コグラフ1aと同じくヒンジを介し表面蓋が開閉
可能なほかの計器装置の取りつけ開口部にも適用
できることは勿論ある。
以上の通りこの考案によれば、各種計器装置の
取りつけ開口部のフード部分に、計器装置の表示
盤のヒンジを中心にする回動軌跡半径の外側に窪
む凹部を形成するにあたり、凹部が成型時の型抜
き方向に対しアンダカツトにならないような状態
で一体成型し、成型後にフード部分を折り曲げて
凹部を所定位置に配設したので、インストルメン
トパネル上端の迫り出しが減少し運転席の下方視
野の拡大が図れる一方で、凹部の形成にも拘らず
型加工と型構造の複雑化が避けられ、生産産コス
トが低く抑えられるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインストルメントパネルの縦断
面図、第2図は同じくインストルメントパネルの
一部正面図、第3図はその考案のインストルメン
トパネルの要部拡大断面図である。 1a……タコグラフ、A……インストルメント
パネル本体、5……取りつけ開口部、6a……フ
ード部分、7……表面蓋、8……ヒンジ、10…
…凹部、12……薄肉ヒンジ部、13……ネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 計器装置を収納する開口部の上方に、パネル上
    面部を折り返して計器装置の取付係止部へと下面
    部を延設した断面形状のフード部を一体成形した
    合成樹脂製のインストルメントパネルにおいて、
    前記フード下面部の途中に該下面部を横断する方
    向に溝状のヒンジ部を形成し、フード下面部を前
    記ヒンジ部を中心としてフード上面部側に折り曲
    げた状態で計器装置との間に所要の間隙をなす凹
    部を設けるようにしたことを特徴とする車両のイ
    ンストルメントパネル。
JP2541483U 1983-02-23 1983-02-23 車両のインストルメントパネル Granted JPS59131322U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2541483U JPS59131322U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 車両のインストルメントパネル

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JP2541483U JPS59131322U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 車両のインストルメントパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59131322U JPS59131322U (ja) 1984-09-03
JPH0334347Y2 true JPH0334347Y2 (ja) 1991-07-22

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ID=30156401

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JP2541483U Granted JPS59131322U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 車両のインストルメントパネル

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JPS59131322U (ja) 1984-09-03

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