JPH0333885Y2 - - Google Patents

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JPH0333885Y2
JPH0333885Y2 JP16433485U JP16433485U JPH0333885Y2 JP H0333885 Y2 JPH0333885 Y2 JP H0333885Y2 JP 16433485 U JP16433485 U JP 16433485U JP 16433485 U JP16433485 U JP 16433485U JP H0333885 Y2 JPH0333885 Y2 JP H0333885Y2
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corner cover
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corner
flap
cover
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JP16433485U
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Description

【考案の詳細な説明】 【技術分野】
本考案は、壁材を鎧張りに張られた鎧張りの壁
のコーナ部において壁材間の隙間を納めるための
構造に関する。
【背景技術】
鎧張りの壁用の従来のコーナカバー2′は、第
6図に示すように、略90度の角度をなす2枚の重
なり部3′からなつており、下端には略コ字形に
折り返された係止部8が形成されていた。そし
て、第4図に示すように、重なり部3′をコーナ
部の両側の壁材1の側端部に重ね、係止部8を壁
材1の下面に引掛け、コーナカバー2′の上端部
を壁材1に釘9で固定していた。このため、コー
ナカバー2′を取り付けられたコーナ部は直角に
突出しており、しかもコーナカバー2′の裏面は
空間であるために、コーナカバー2′の角に物が
当たると、コーナカバー2′がへこんだり、変形
したりし易いという欠点があつた。また、重なり
部3′内に挿入されている壁材1の側端部では、
第5図に示すように、上段の壁材1の裏面と下段
の壁材1の表面の間に上段のコーナカバー2′の
係止部8と下段のコーナカバー2′の上端部とが
介在しており、この近傍のコーナカバー2′から
外れた位置では上段の壁材1の下端部裏面と下段
の壁材1の上端部表面との間にコーナカバー2′
の介在により浮かせられている分だけ隙間が発生
し、ここから雨水が浸入するという問題があつ
た。また、コーナカバー2′は上端が平らであつ
たので、釘打ち時にこの部分に変形を生じるとい
う欠点があつた。
【考案の目的】
本考案は叙上のような技術的背景に鑑みて為さ
れたものであり、その目的とするところはコーナ
カバーの釘打ち時の変形を防止すると共にコーナ
カバーの角が物の衝突などでへこんだり、変形し
たりしにくくし、更にコーナカバーのために壁材
間に隙間を発生しないようにすることにある。
【考案の開示】
本考案鎧張りの壁のコーナ部の構造は、コーナ
部の両側に鎧張りに張られた壁材1の側端間にコ
ーナカバー2を配設し、コーナカバー2の両側端
に形成された略90度の角度をなす重なり部3を前
記壁材1の側端部表面に被せ、コーナカバー2の
重なり部3間の中央に重なり部3と鈍角をなすよ
うに面取り部4を形成し、コーナカバー2の上端
に表面側へ折り返された上はぜ部5を設けると共
に下端に壁材1の下面を通つて裏面に沿うように
下はぜ部6を設け、壁材1の表面上部に水平に凹
設された凹溝7内においてコーナカバー2の上は
ぜ部5を上段のコーナカバー2の下はぜ部6と連
結して成ることを特徴とするものである。しかし
て、コーナカバー2の上端には上はぜ部5を形成
されているので、コーナカバー2の上端の強度が
増し、釘打ち時に変形しにくいものである。ま
た、コーナカバー2の重なり部3間には面取り部
4を形成してあるので、コーナカバー2が直角に
突出せず、コーナカバー2にものが衝突してもへ
こんだり、変形しにくい構造となつている。更
に、上下のコーナカバー2の上はぜ部5と下はぜ
部6とは壁材1表面の凹溝7内で連結されている
ので、上段の壁材1の裏面と下段の壁材1の表面
とを密着させることができ、上下の壁材1間に隙
間が発生せず、雨水などが浸入するおそれが無い
ものである。 以下本考案の実施例を添付図に基いて詳述す
る。壁材1は、スレート系あるいは木質系のもの
であり、上部表面には毛細管現象などにより雨水
が浸入するのを防止するための凹溝7が全幅に亘
つて水平に凹設されている。この壁材1は第1図
に示すように、壁下地10の表面に鎧張りに張ら
れている。コーナカバー2は、コーナ部におい
て、壁材1の側端間に配設されて壁材1間の隙間
を隠すものであり、各種防錆した鋼板により第2
図に示すような形状に形成されている。即ち、コ
ーナカバー2は、両側端に略90度の角度をなす重
なり部3が形成されており、重なり部3間の中央
には重なり部3と鈍角をなすように面取り部4が
形成されている。更に、コーナカバー2の上端に
は、表面側へ折り返された上はぜ部5が設けら
れ、下端には壁材1の下面を通つて裏面に沿つて
上方へ折り返されるように下はぜ部6が設けられ
ているが、上はぜ部5は若干背面側へ後退するよ
うに設けられている。釘孔11は上はぜ部5のす
ぐ下に設けられている。 しかして、コーナカバー2はコーナ部の両側の
壁材1間に配設され、重なり部3は壁材1の両側
端部表面に重ねられ、下はぜ部6は壁材1の下面
に嵌合され、釘孔11から壁下地10に釘9を打
つて固定する。第3図に示すように、上下の壁材
1は下段の壁材1の凹溝7の位置に上段の壁材1
の下端が位置するように重ねられており、下段の
コーナカバー2の上はぜ部5は下段の壁材1の凹
溝7内に納められ、この凹溝7内で上段のコーナ
カバー2の下はぜ部6と係合させられている。従
つて、上はぜ部5と下はぜ部6とは凹溝7内に納
まり、上段の壁材1の下端部裏面と下段の壁材1
の上端部表面との間には隙間が生じないようにな
るのである。
【考案の効果】
本考案は、叙述のごとくコーナ部の両側に鎧張
りに張られた壁材の側端間にコーナカバーを配設
し、コーナカバーの両側端に形成された略90度の
角度をなす重なり部を前記壁材の側端部表面に被
せ、コーナカバーの重なり部間の中央に重なり部
と鈍角をなすように面取り部を形成してあるか
ら、コーナカバーが直角に突出せず、コーナカバ
ーにものが衝突してもへこんだり、変形しにくい
構造となつている。また、コーナカバーの上端に
表面側へ折り返された上はぜ部を設けると共に下
端に壁材の下面を通つて裏面に沿うように下はぜ
部を設け、壁材の表面上部に水平に凹設された凹
溝内においてコーナカバーの上はぜ部を上段のコ
ーナカバーの下はぜ部と連結してあるから、上段
の壁材の裏面と下段の壁材の表面とを密着させる
ことができ、上下の壁材間に隙間が発生せず、雨
水などが浸入するおそれが無いという利点があ
る。更に、コーナカバーの上端には上はぜ部を形
成されているので、コーナカバーの上端の強度が
増し、釘打ち時に変形しにくいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は同上のコーナカバーを示す斜視図、第3図は
同上の上はぜ部と下はぜ部との接続部分を示す断
面図、第4図は従来例の斜視図、第5図は同上の
断面図、第6図は同上のコーナカバーの斜視図で
あり、1は壁材、2はコーナカバー、3は重なり
部、4は面取り部、5は上はぜ部、6は下はぜ
部、7は凹溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コーナ部の両側に鎧張りに張られた壁材の側端
    間にコーナカバーを配設し、コーナカバーの両側
    端に形成された略90度の角度をなす重なり部を前
    記壁材の側端部表面に被せ、コーナカバーの重な
    り部間の中央に重なり部と鈍角をなすように面取
    り部を形成し、コーナカバーの上端に表面側へ折
    り返された上はぜ部を設けると共に下端に壁材の
    下面を通つて裏面に沿うように下はぜ部を設け、
    壁材の表面上部に水平に凹設された凹溝内におい
    てコーナカバーの上はぜ部を上段のコーナカバー
    の下はぜ部と連結して成る鎧張りの壁のコーナ部
    の構造。
JP16433485U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH0333885Y2 (ja)

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JP16433485U JPH0333885Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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JP16433485U JPH0333885Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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Publication Number Publication Date
JPS6271232U JPS6271232U (ja) 1987-05-07
JPH0333885Y2 true JPH0333885Y2 (ja) 1991-07-18

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JP16433485U Expired JPH0333885Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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JP7067958B2 (ja) * 2017-06-09 2022-05-16 ケイミュー株式会社 出隅構造及びこれに用いられる出隅部材

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JPS6271232U (ja) 1987-05-07

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